JP2006159935A - ラッシングレールの取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 荷台に取り付けるラッシングレールを効率的な作業によって取付け可能にする。
【解決手段】 荷台の側壁1の内面に、該側壁の内面に沿い、かつ該側壁内面と間隙を有する舌片4、5が上向きまたは下向きに一端を開放して設けられ、前記側壁内面に取り付けられるラッシングレール6には、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片6a、6bを上下端に有している。側壁は、側壁本体と該側壁上端に連結された側壁上連結材とによって構成したり、上下に分割された側壁本体と、該側壁本体間で上下の側壁本体に連結された側壁間連結材とによって構成でき、前記舌片は、これらの側壁構成部材に設けることができる。上記によれば、ラッシングレールを側壁に強固に固定でき、取付作業を簡略に行うことができる。その結果、製造コストを低減できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 荷台の側壁1の内面に、該側壁の内面に沿い、かつ該側壁内面と間隙を有する舌片4、5が上向きまたは下向きに一端を開放して設けられ、前記側壁内面に取り付けられるラッシングレール6には、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片6a、6bを上下端に有している。側壁は、側壁本体と該側壁上端に連結された側壁上連結材とによって構成したり、上下に分割された側壁本体と、該側壁本体間で上下の側壁本体に連結された側壁間連結材とによって構成でき、前記舌片は、これらの側壁構成部材に設けることができる。上記によれば、ラッシングレールを側壁に強固に固定でき、取付作業を簡略に行うことができる。その結果、製造コストを低減できる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、車両などの移動荷台の側壁に設けられてラッシングロープなどの固定に用いられるラッシングレールの取付け構造に関するものである。
車両などに設けられた荷台では、移動中に積み荷が崩れたり、ずれたりして積み荷が損傷を受けるのを防止するために、しばしばラッシングロープなどの繋索材を用いて積み荷を固定する方法が採られている。ラッシングロープなどの繋索材は、その端部を荷台の側壁に設けたラッシングレールに係止している。ラッシングレールは、前後方向に長尺な形状からなり、通常は取付孔を前後方向に多数並列させて任意の位置で前記ラッシングロープなどの係止が可能になっている。
図6は、従来のラッシングレールの取付け構造を示すものである(例えば特許文献1)。荷台の側壁20の内面側に前後方向に沿って所定幅の凹部21を設け、該凹部21に収まる形状のラッシングレール22を前記凹部22に配置し、ラッシングレール22の上下辺をリベット23…23などによって側壁20に固定している。
特開平8−67275
図6は、従来のラッシングレールの取付け構造を示すものである(例えば特許文献1)。荷台の側壁20の内面側に前後方向に沿って所定幅の凹部21を設け、該凹部21に収まる形状のラッシングレール22を前記凹部22に配置し、ラッシングレール22の上下辺をリベット23…23などによって側壁20に固定している。
ところで、ラッシングレールは、ラッシングレールに係止された繋索材によって積み荷を安定して支持できるように、側壁に強固に固定されている必要がある。しかも、ラッシングレールは前記したように前後に長尺な形状を有しており、側壁に固定する際には、多数のリベットなどを用いた取り付け作業が必要になる。このため、ラッシングレールの固定作業には多大な手間がかかり、荷台の製造コストを増大させる原因になっている。例えば、リベットの穴のピッチを50mm、側壁長さ10mとし、固定箇所が上下2箇所にあるとすると、片側の側壁で400個、両側の側壁で800箇所の穴明け工程、リベット打ち込み工程が必要になる。さらに穴明けの切粉を除去する工程も必要であり、作業工数が多く、材料費もかかる。
また、ラッシングを取り替える際には、リベットをドリルでもんで全て取外して取替えることになるが、側壁の穴が大きくなったりして強度上使用できなくなる場合もあり、側壁ごと取替えることも少なくなく、この際は車両から側壁を外さなければならず工数がさらに増えるという問題がある。
また、ラッシングを取り替える際には、リベットをドリルでもんで全て取外して取替えることになるが、側壁の穴が大きくなったりして強度上使用できなくなる場合もあり、側壁ごと取替えることも少なくなく、この際は車両から側壁を外さなければならず工数がさらに増えるという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、ラッシングレールを荷台側壁に強固に固定できるとともに固定作業に手間がかからずに製造コストの低減が可能なラッシングレールの取付け構造を提供することを目的とする。
すなわち、本発明のラッシングレールの取付け構造のうち、請求項1記載の発明は、荷台の側壁の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が上向きまたは下向きに一端を開放して設けられており、前記側壁内側面に取り付けられるラッシングレールには、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片を上端または下端に有していることを特徴とする。
請求項2記載のラッシングレールの取付け構造の発明は、荷台の側壁の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が下向きに一端を開放して設けられ、前記荷台の側壁の下方の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が上向きに一端を開放して設けられており、前記側壁内側面に取り付けられるラッシングレールには、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片を上端および下端に有していることを特徴とする。
請求項3記載のラッシングレールの取付け構造は、請求項1または2に記載の発明において、前記側壁は側壁本体と該側壁上端に連結された側壁上連結材とを有しており、該側壁連結材に前記舌片が設けられていることを特徴とする。
請求項4記載のラッシングレールの取付け構造は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記側壁が、上下に分割された側壁本体と、該側壁本体間で上下の側壁本体に連結された側壁間連結材とを有しており、該側壁間連結材に前記舌片が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載のラッシングレールの取付構造は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記側壁本体と側壁間連結材または側壁上連結材とは、その対向面に嵌合凹部と嵌合凸部とが対になって設けられて互いに嵌合連結されるものであることを特徴とする。
請求項6記載のラッシングレールの取付構造は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記側壁本体と側壁間連結材または側壁上連結材とは、その対向面に挿入突片と該突片が挿入される挿入溝とが対になって設けられていることを特徴とする。
すなわち、本発明のラッシングレールによれば、ラッシングレールの上端または下端の挿入片を荷台側壁に設けた舌片と側壁の内側面との間隙に開放側から挿入することでラッシングレールの一端側が固定される。ラッシングレールの他端側は、同様に荷台側壁に設けた他の舌片と側壁内側面との間隙に挿入して固定することもでき、また、一端側のみをリベットなどを用いて固定することもできる。上記取付によって少なくともラッシングレールの一端側では取付作業を簡略にすることができ、取付強度も十分なものとすることができる。
なお、上記舌片は、側壁の前後方向に沿って間隔をおいて複数設けるものでもよく、また、前後方向に沿って長尺な形状からなるものであってもよい。また、舌片は板状でも良く、また、肉厚を有するブロック状のものでもよく、また内部を中空とした型材からなるものであってもよい。要は、荷台側壁の内側面との間に間隙を有し、該内側面とによってラッシングレールの挿入片を狭持する面または部位を有するものであればよい。
なお、上記舌片は、側壁の前後方向に沿って間隔をおいて複数設けるものでもよく、また、前後方向に沿って長尺な形状からなるものであってもよい。また、舌片は板状でも良く、また、肉厚を有するブロック状のものでもよく、また内部を中空とした型材からなるものであってもよい。要は、荷台側壁の内側面との間に間隙を有し、該内側面とによってラッシングレールの挿入片を狭持する面または部位を有するものであればよい。
また、前記側壁は、側壁本体と該側壁本体に連結された側壁上連結材とを有するものとしてもよい。さらに、前記側壁は、上下に分割された側壁本体と、該側壁本体間に配置されて上下の側壁本体と連結される側壁間連結材とを有するものであってもよい。さらに、側壁は、側壁本体と上記側壁上連結材と、側壁間連結材を有するものであってもよい。
前記舌片は、上記した側壁本体や側壁連結材、側壁間連結材のいずれにも設けることができる。ただし、舌片を上下に二つ設ける場合、少なくとも一方を側壁上連結材と、側壁間連結材の一方に設けるのが望ましい。これにより側壁を構築する際に、ラッシングレールの取付も並行して行うことで取付作業を容易に行うことが可能になる。
なお、本発明は、荷台の側壁に取り付けられるラッシングレールの取付構造に関するものであり、荷台は移動を前提とするトラック用のものに好適である。但し、本発明はこれに限定されず、鉄道用の荷台、船舶用の荷台、コンテナなどにも適用が可能である。
なお、本発明は、荷台の側壁に取り付けられるラッシングレールの取付構造に関するものであり、荷台は移動を前提とするトラック用のものに好適である。但し、本発明はこれに限定されず、鉄道用の荷台、船舶用の荷台、コンテナなどにも適用が可能である。
以上説明したように、本発明のラッシングレールの取付け構造によれば、荷台の側壁の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が上向きまたは下向きに一端を開放して設けられており、前記側壁内面に取り付けられるラッシングレールには、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片を上端または下端に有しているので、ラッシングレールを側壁に強固に固定できるとともに、取付作業を簡略に行うことができる。したがって、荷台の製造コストを低減することができる。
また、前記側壁を側壁本体と該側壁上端に連結された側壁上連結材とで構成して、該側壁連結材に前記舌片を設けるものとすれば、側壁の構築に並行してラッシングレールの取付作業を容易に行うことができる。
また、前記側壁を側壁本体と該側壁上端に連結された側壁上連結材とで構成して、該側壁連結材に前記舌片を設けるものとすれば、側壁の構築に並行してラッシングレールの取付作業を容易に行うことができる。
また、前記側壁を上下に分割された側壁本体と、該側壁本体間で上下の側壁本体に連結された側壁間連結材とで構成して、該側壁間連結材に前記舌片を設けるものとしても、側壁の構築に並行してラッシングレールの取付作業を容易に行うことができる。
なお、前記側壁本体と側壁間連結材または側壁上連結材とは、その対向面に嵌合凹部と嵌合凸部とが対になって設けられて互いに嵌合連結されるものとしたり、前記側壁本体と側壁間連結材または側壁上連結材とを、その対向面に挿入突片と該突片が挿入される挿入溝とが対になって設けられているものとすれば、側壁本体と連結材との連結を容易に行うことができるとともに、連結材の位置決めが正確になされ、よって連結材に設けられた舌片と側壁本体の内面との間隙量を正確に確保することができる。
(実施形態1)
以下に、本発明の一実施形態を図1、2に基づいて説明する。
荷台の側壁1は、上下方向に複数に分割された側壁本体110、120…を上方から順に有しており、上部側の側壁本体110の上端部に側壁上連結材100が連結されている。
各側壁本体は、対向面に形成された嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合によって連結され、さらに上下に通しボルト2が貫通している。側壁本体110と側壁本体120との連結構造について詳細に説明すると、側壁本体120の上端面には、嵌合凹部121が形成されており、嵌合凹部121の底面には挿入溝122が形成されている。また、嵌合凹部121の側壁上端には、挿入突片123が形成されている。一方、側壁本体110の下端面には、前記嵌合凹部121に内挿されて嵌合される嵌合凸部111が形成されている。また、嵌合凸部111の両側は、下方に伸張して、前記挿入溝122に挿入される挿入突片112を構成しており、また、嵌合突部111の両外側には、前記挿入突片123が挿入される挿入溝113が形成されている。
以下に、本発明の一実施形態を図1、2に基づいて説明する。
荷台の側壁1は、上下方向に複数に分割された側壁本体110、120…を上方から順に有しており、上部側の側壁本体110の上端部に側壁上連結材100が連結されている。
各側壁本体は、対向面に形成された嵌合凹部と嵌合凸部との嵌合によって連結され、さらに上下に通しボルト2が貫通している。側壁本体110と側壁本体120との連結構造について詳細に説明すると、側壁本体120の上端面には、嵌合凹部121が形成されており、嵌合凹部121の底面には挿入溝122が形成されている。また、嵌合凹部121の側壁上端には、挿入突片123が形成されている。一方、側壁本体110の下端面には、前記嵌合凹部121に内挿されて嵌合される嵌合凸部111が形成されている。また、嵌合凸部111の両側は、下方に伸張して、前記挿入溝122に挿入される挿入突片112を構成しており、また、嵌合突部111の両外側には、前記挿入突片123が挿入される挿入溝113が形成されている。
側壁本体110、120は、上記した嵌合凹凸部の嵌合と挿入突片、挿入溝の挿入係止によって連結されており、これらの連結を繰り返すことで側壁本体をさらに上下に連結することができ、本発明としてはその連結数は特に限定されない。
また、側壁本体110は、下方部110aを除いた上方側では内側面110bが外側寄りに位置しており、前記下方部110aの内方側上端から上方に伸張する舌片5は、上記内側面110bと所定の間隙を有している。また、舌片5の先端には、内側面110b側に突きだした押圧部5aが設けられている。
また、側壁本体110の上端面には、嵌合凸部115が設けられており、該嵌合凹部115の両側は、上方に伸びる挿入突片116が形成され、両方の挿入突片116の間は嵌合凹部117を構成している。また、嵌合凸部115の外方側には、挿入溝118が形成されている。
また、側壁本体110は、下方部110aを除いた上方側では内側面110bが外側寄りに位置しており、前記下方部110aの内方側上端から上方に伸張する舌片5は、上記内側面110bと所定の間隙を有している。また、舌片5の先端には、内側面110b側に突きだした押圧部5aが設けられている。
また、側壁本体110の上端面には、嵌合凸部115が設けられており、該嵌合凹部115の両側は、上方に伸びる挿入突片116が形成され、両方の挿入突片116の間は嵌合凹部117を構成している。また、嵌合凸部115の外方側には、挿入溝118が形成されている。
側壁上連結材100は、上記嵌合凸部115が内挿されて嵌合される嵌合凹部105を有しており、該嵌合凹部105の外側壁は、先端が前記挿入溝118に挿入される挿入突片108を構成している。また、前記嵌合凹部105の天井面には、前記嵌合凹部117に内挿される嵌合凸部107が形成されている。
また、側壁上連結材100の側壁内方側には、下方に伸張する舌片4が設けられており、該舌片4は、側壁上連結材100を側壁本体110に連結した際に、側壁本体110の内側面110bと所定の間隙を有している。
また、側壁上連結材100の側壁内方側には、下方に伸張する舌片4が設けられており、該舌片4は、側壁上連結材100を側壁本体110に連結した際に、側壁本体110の内側面110bと所定の間隙を有している。
上記側壁上連結材100には、前記通しボルト2に螺合されるフランジナット3が上方から挿入される。該フランジナット3を通しボルト2に螺合させ締付けることで側壁上連結材100と側壁本体110、120…が固定される。
なお、ラッシングレール6は、上下端部が前記内面110bに沿う平坦形状の挿入片6a、6bを有し、該挿入片6a、6b間は、側壁内方側に膨出してその側壁内方側面が前記側壁上連結材100の内側面および側壁本体110の下方部110aの内側面にほぼ沿う形状を有している。
なお、ラッシングレール6は、上下端部が前記内面110bに沿う平坦形状の挿入片6a、6bを有し、該挿入片6a、6b間は、側壁内方側に膨出してその側壁内方側面が前記側壁上連結材100の内側面および側壁本体110の下方部110aの内側面にほぼ沿う形状を有している。
該ラッシングレールは、挿入片6bを前記した舌片5と内面110bとの間の間隙に挿入し、挿入片6aは、側壁上連結材100を側壁本体110に連結して固定する際に、舌片4と内面110bとの間に挿入して固定する。
図2は、上記のようにして構築された側壁1と該側壁1に取り付けられたラッシングレール6とを示す図である。上記工程においては、側壁の構築に合わせてラッシングレール6を容易に側壁に取り付けて固定することができる。また、取り付けられたラッシングレールは、前記舌片4、5によって強固に固定されている。
図2は、上記のようにして構築された側壁1と該側壁1に取り付けられたラッシングレール6とを示す図である。上記工程においては、側壁の構築に合わせてラッシングレール6を容易に側壁に取り付けて固定することができる。また、取り付けられたラッシングレールは、前記舌片4、5によって強固に固定されている。
(実施形態2)
次に、他の実施形態を図3に基づいて説明する。
なお、この実施形態において、前記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
なお、この実施形態では、側壁本体110の下方部110aには、舌片5および押圧部5aは設けられていない。この実施形態2に用いられるラッシングレール6は、前記実施形態1と同様の形状を有している。
ラッシングレール6の挿入片6aは、前記実施形態1と同様に、側壁上連結材100に設けられた舌片4と側壁本体110の内面110bとの間の間隙に挿入される。一方、ラッシングレール6の挿入片6bは、側壁本体110の内面110bに当ててリベット23によって側壁本体110に固定される。
この実施形態においてもラッシングレールの上限端の一方では、舌片を用いた方法によって容易に取り付けられており、従来に比べて取付作業が簡易になるという効果を有している。
次に、他の実施形態を図3に基づいて説明する。
なお、この実施形態において、前記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
なお、この実施形態では、側壁本体110の下方部110aには、舌片5および押圧部5aは設けられていない。この実施形態2に用いられるラッシングレール6は、前記実施形態1と同様の形状を有している。
ラッシングレール6の挿入片6aは、前記実施形態1と同様に、側壁上連結材100に設けられた舌片4と側壁本体110の内面110bとの間の間隙に挿入される。一方、ラッシングレール6の挿入片6bは、側壁本体110の内面110bに当ててリベット23によって側壁本体110に固定される。
この実施形態においてもラッシングレールの上限端の一方では、舌片を用いた方法によって容易に取り付けられており、従来に比べて取付作業が簡易になるという効果を有している。
(実施形態3)
次に、他の実施形態を図4に基づいて説明する。
なお、この実施形態においても、前記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
この実施形態3では、ラッシングレールを多段に取り付けることを可能にしており、舌片5を有する側壁本体130を複数用いており、該側壁本体130、130間に、側壁間連結材140が連結されている。
側壁本体130は、下端面の構造が異なる以外は、側壁本体110と同様の構造を有しており、下端面の構造について説明する。すなわち、側壁本体130の下端面には、嵌合凹部131が形成されており、嵌合凹部131の底面には挿入溝132が形成されている。また、嵌合凹部131の側壁上端には、挿入突片133が形成されている。また、側壁本体130の下方部130aには舌片5と押圧部5aとが設けられ、その上方の内側面130bは外側寄りに位置している。
次に、他の実施形態を図4に基づいて説明する。
なお、この実施形態においても、前記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
この実施形態3では、ラッシングレールを多段に取り付けることを可能にしており、舌片5を有する側壁本体130を複数用いており、該側壁本体130、130間に、側壁間連結材140が連結されている。
側壁本体130は、下端面の構造が異なる以外は、側壁本体110と同様の構造を有しており、下端面の構造について説明する。すなわち、側壁本体130の下端面には、嵌合凹部131が形成されており、嵌合凹部131の底面には挿入溝132が形成されている。また、嵌合凹部131の側壁上端には、挿入突片133が形成されている。また、側壁本体130の下方部130aには舌片5と押圧部5aとが設けられ、その上方の内側面130bは外側寄りに位置している。
一方、側壁間連結材140の上端面には、前記嵌合凹部131に内挿されて嵌合される嵌合凸部141が形成されている。また、嵌合凸部141の両側は、上方に伸張して、前記挿入溝132に挿入される挿入突片142を構成しており、また、嵌合突部131の両外側には、前記挿入突片133が挿入される挿入溝143が形成されている。
また、側壁間連結材140の下端面には、嵌合凹部145が形成されており、嵌合凹部145の天井面には挿入溝146が形成されている。また、嵌合凹部145の外側の側壁下端には、挿入突片148が形成されている。
さらに側壁上連結材100の側壁内側面には、下方に伸張する舌片7が設けられている。
また、側壁間連結材140の下端面には、嵌合凹部145が形成されており、嵌合凹部145の天井面には挿入溝146が形成されている。また、嵌合凹部145の外側の側壁下端には、挿入突片148が形成されている。
さらに側壁上連結材100の側壁内側面には、下方に伸張する舌片7が設けられている。
この実施形態3では、側壁上連結材100の舌片4と上方の側壁本体130の舌片5とによって上段のラッシングレール6が固定され、側壁間連結材140の舌片7と、下方の側壁本体130の舌片5とによって下段のラッシングレール6が固定されている。なお、本発明としては、ラッシングレールの取付け段数は特に限定されるものではなく、3段以上を取り付けることも可能である。
(実施形態4)
上記各実施形態は、フランジナット3を側壁上連結材100の上方から挿通させて通しボルトに螺合させるものとしたが、図5に示すように側壁上連結材100aの下方部に通しボルトの回り止め部8を収容する凹部を形成し、側壁上連結材の下方部の側壁本体等を通しボルト2で螺合した後、側壁上連結材を連結するものであってもよい。
上記各実施形態は、フランジナット3を側壁上連結材100の上方から挿通させて通しボルトに螺合させるものとしたが、図5に示すように側壁上連結材100aの下方部に通しボルトの回り止め部8を収容する凹部を形成し、側壁上連結材の下方部の側壁本体等を通しボルト2で螺合した後、側壁上連結材を連結するものであってもよい。
1 側壁
2 通しボルト
3 フランジナット
4 舌片
5 舌片
6 ラッシングレール
7 舌片
8 通しボルトの回り止め部
100 側壁上連結材
110 側壁本体
120 側壁本体
130 側壁本体
140 側壁間連結材
2 通しボルト
3 フランジナット
4 舌片
5 舌片
6 ラッシングレール
7 舌片
8 通しボルトの回り止め部
100 側壁上連結材
110 側壁本体
120 側壁本体
130 側壁本体
140 側壁間連結材
Claims (6)
- 荷台の側壁の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が上向きまたは下向きに一端を開放して設けられており、前記側壁内側面に取り付けられるラッシングレールには、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片を上端または下端に有していることを特徴とするラッシングレールの取付け構造。
- 荷台の側壁の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が下向きに一端を開放して設けられ、前記荷台の側壁の下方の内側面に、該側壁の内側面に沿い、かつ該側壁内側面と間隙を有する舌片が上向きに一端を開放して設けられており、前記側壁内側面に取り付けられるラッシングレールには、上記間隙の開放側から挿入されて固定される挿入片を上端および下端に有していることを特徴とするラッシングレールの取付け構造。
- 前記側壁は側壁本体と該側壁上端に連結された側壁上連結材とを有しており、該側壁連結材に前記舌片が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のラッシングレールの取付け構造。
- 前記側壁は、上下に分割された側壁本体と、該側壁本体間で上下の側壁本体に連結された側壁間連結材とを有しており、該側壁間連結材に前記舌片が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラッシングレールの取付け構造。
- 前記側壁本体と側壁間連結材または側壁上連結材とは、その対向面に嵌合凹部と嵌合凸部とが対になって設けられて互いに嵌合連結されるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のラッシングレールの取付け構造。
- 前記側壁本体と側壁間連結材または側壁上連結材とは、その対向面に挿入突片と該突片が挿入される挿入溝とが対になって設けられているいることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のラッシングレールの取付け構造。
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JP2004349914A Pending JP2006159935A (ja) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | ラッシングレールの取付け構造 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006159935A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6332079U (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-01 | ||
JPH0532255U (ja) * | 1991-10-04 | 1993-04-27 | 日野車体工業株式会社 | 貨物自動車用煽り |
JPH11115622A (ja) * | 1997-10-17 | 1999-04-27 | Nippon Light Metal Co Ltd | ラッシングレール取付け構造 |
JPH11321724A (ja) * | 1998-05-08 | 1999-11-24 | Showa Alum Corp | 貨物自動車用ラッシングレールの取付装置 |
JP2004144470A (ja) * | 2003-12-16 | 2004-05-20 | Ashimori Ind Co Ltd | 冷凍庫又は冷蔵庫用の中仕切り壁 |
-
2004
- 2004-12-02 JP JP2004349914A patent/JP2006159935A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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