JP5094028B2 - 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 - Google Patents
一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5094028B2 JP5094028B2 JP2006077601A JP2006077601A JP5094028B2 JP 5094028 B2 JP5094028 B2 JP 5094028B2 JP 2006077601 A JP2006077601 A JP 2006077601A JP 2006077601 A JP2006077601 A JP 2006077601A JP 5094028 B2 JP5094028 B2 JP 5094028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- methanation
- metal
- carbon monoxide
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Industrial Gases (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Description
燃料電池には、燃料や電解質の種類あるいは作動温度等によって種々のタイプのものが知られているが、中でも水素を還元剤(活物質)とし、酸素あるいは空気等を酸化剤とする水素−酸素燃料電池(低温作動型の燃料電池)の開発が最も進んでいる。
したがって、こうした白金系電極触媒を用いる燃料電池の燃料としては純粋な水素が好ましいが、実用的な点からは安価で貯蔵性等に優れたあるいは既に公共的な供給システムが完備されている各種の燃料、例えば、メタン、天然ガス(LNG )、プロパン、ブタ
ン等の石油ガス(LPG )、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油等の各種の炭化水素系燃料
あるいはメタノール等のアルコール系燃料、あるいは都市ガス、その他の水素製造用燃料等の水蒸気改質等によって得られる水素含有ガスを用いることが一般的になっており、このような改質設備を組み込んだ燃料電池発電システムの普及が進められている。しかしながら、こうした改質ガス中には、一般に、水素の他にかなりの濃度のCOが含まれているので、このCOを白金系電極触媒に無害なものに転化し、燃料中のCO濃度を減少させる技術の開発が強く望まれている。例えば、固体高分子型燃料電池ではCO濃度を、通常100容量ppm以下、好ましくは50容量ppm以下、更に好ましくは10容量ppm以下という低濃度にまで低減することが望ましいとされている。
CO + H2O = CO2 + H2 (1)
しかしながら、このシフト反応のみによる反応では、化学平衡上の制約からCO濃度の低減には限界があり、一般に、CO濃度を1%以下にするのは困難である。
がら、この場合改質ガス中には水素が多量存在しているため、COを酸化しようとすると水素も酸化されてしまい、水素がロスするとともにCOの除去が不充分となることがあっ
た。
副反応である二酸化炭素のメタン化反応も起こり、それだけ水素が消費され望ましくないことがあった。このため、主反応であるCOのメタン化反応の活性が高く、選択率の高い(二酸化炭素のメタン化反応の少ない)触媒の開発が望まれている。
すなわち、反応温度が低い場合であっても、主反応である一酸化炭素のメタネーション反応の選択率および活性が高く、水素含有ガス中の一酸化炭素を効率的に除去できる触媒および除去方法を提供することが望まれていた。
[1]RuとRu以外の金属が金属酸化物担体に担持されてなり、
RuとRu以外の金属の担持量が触媒中に0.5〜15重量%の範囲にあることを特徴とする一酸化炭素メタネーション用触媒。
[2]前記Ru以外の金属が4B族、6A族、7A族および8族から選ばれる1種以上の金属であることを特徴とする[1]の一酸化炭素メタネーション用触媒。
[3]前記Ru以外の金属が、Sn、Mo、W、Re、Pt、Pd、Rh、NiおよびCoからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする[1]または[2]の一酸化炭素
メタネーション用触媒。
[4]前記RuとRu以外の金属の合計を100重量%としたときに、Ruの割合が20〜90重量%の範囲にある[1]〜[3]の一酸化炭素メタネーション用触媒。
[5]前記金属酸化物担体がNiO、CoO(Co3O4を含む)、CeO2、ZrO2、Al2O3、TiO2、SiO2から選ばれる1種以上の酸化物、またはこれらの複合酸化物であ
る[1]〜[4]の一酸化炭素メタネーション用触媒。
[6]CO吸着量が3〜20cm3/g-Catの範囲にある[1]〜[5]の一酸化炭素メタネーショ
ン用触媒。
[7]CO吸着から求めた前記RuとRu以外の金属の平均粒子径が0.5〜5nmの範囲に
ある[1]〜[6]の一酸化炭素メタネーション用触媒。
[8][1]〜[5]のメタネーション用触媒と一酸化炭素ガス含有水素ガスと接触させることを
特徴とする一酸化炭素のメタネーション方法。
[9]前記、接触させる際の温度(反応温度)が120〜200℃の範囲にある[8]の一酸化炭素のメタネーション方法。
本発明に係る一酸化炭素メタネーション用触媒は、RuとRu以外の金属が金属酸化物担体に担持されている。Ru以外の金属としては4B族、6A族、7A族および8族から選
ばれる1種または2種以上の金属であることが好ましい。
なかでも、4B族の金属としてはSn、6A族の金属としてはMo、W、7A族の金属としてはRe、8族の金属としてはPt、Pd、Rh、NiおよびCoからなる群から選ばれる1種以上の金属が好適に用いられる。
Mo、Wの場合、H2の解離吸着による活性水素が生成して水素化を促進することによ
り活性を向上させていることが考えられる。Reの場合、Ruへの炭素種の吸着および脱離を促進することにより活性を向上させていることが考えられる。Pt、Pd、RhおよびNi、Coの場合、COおよびH2を解離吸着することにより活性を向上させているこ
とが考えられる。
このような、RuとRu以外の金属の担持量は、合計量が、触媒重量中に0.5〜15重量%、さらには1.0〜10重量%の範囲にあることが好ましい。
となる。
、さらには25〜60重量%の範囲にあることが好ましい。
RuとRu以外の金属中のRuの割合が前記範囲にあれば炭素種の吸着および脱離、H2
の解離吸着、COの解離吸着が調和を持って促進され、反応温度が低くても高い活性を有し、副反応を抑制することができるために高い選択性を有する触媒が得られる。
ト反応が併起しており、このことによっても高いCO除去効果が得られる。
)、CeO2、ZrO2、Al2O3から選ばれる1種または2種以上の酸化物、特に複合酸化物であることが好ましい。
具体的にはZrO2-CoO、ZrO2-NiO、ZrO2-CeO2、ZrO2-CoO-NiO、NiO-CoO、CoO-CeO2、NiO-CoO-CeO2、ZrO2-NiO-CoO-CeO2、Al2O3−Co3O4、Al2O3−CeO2−CoO、Al2O3−NiO、
TiO2−CoO、TiO2−NiO、TiO2−SiO2−Co3O 4 等が挙げられる。
抑制することができる。なかでも、CoO-NiO−ZrO2−CeO2、CoO-NiO−CeO2、ZrO2−CeO2−NiO、TiO2−CeO2−CoO、ZrO2−CeO2−
CoO等のCeO2を含む複合酸化物は、選択性を向上させ発熱を伴う暴走反応を抑制す
る効果が顕著である。
CO吸着量が前記範囲の下限未満の場合は、COの吸着と活性化が不充分となるため充分な活性を得ることができない。CO吸着量が前記上限を越えて大きいものは、吸着することは困難であり、吸着したとしても活性が高すぎて発熱を伴う暴走反応を伴うことがある。
触媒の比表面積が前記範囲の下限未満の場合は、活性が不充分となり、高いSV(空塔
速度)での運転か困難となる。触媒の比表面積が前記範囲の上限を越えて大きくても、長時間運転した場合に活性、選択性の低下が大きくなる傾向にある。
触媒の細孔容積が前記範囲の下限未満の場合は、充分な活性が得られないことがある。
なお、細孔容積は、酸化物担体の比表面積に依存し、金属塩を中和してゲルを生成させるがこのときのゲルの大きさ、熟成条件などを制御することによって調整される。
混合塩水溶液の濃度が合計の酸化物として7.5重量%を超えると得られる触媒の比表面積が小さく、十分な活性が得られないことがある。
塩基性化合物としてはNaOH、KOH、Na2CO3等のアルカリ金属水溶液、アンモニア、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド等を用いることができる。
ついで、ヒドロゲルを濾過し、洗浄する。洗浄方法は副生する塩化ナトリウム等の塩を除去できれば特に制限はなく従来公知の方法を採用することができる。例えば、温水を充分掛ける方法、アンモニア水を掛ける方法、限外濾過膜法等は好適に採用することができる。
つは洗浄したゲルを乾燥し、焼成し、得られた混合酸化物粉体は必要に応じて粉砕し、錠剤成型器等で成型する方法である。
担持する方法としては、所定量のルテニウム成分とルテニウム以外の成分とを担持することができれば特に制限はないが、通常、担体の細孔容積に相当する容積のルテニウム塩水溶液とルテニウム以外の塩の水溶液との混合水溶液を調製し、担体に含浸させ、ついで乾燥する。
還元する際の温度が100℃未満の場合は、活性金属の還元が不充分となり、充分な活性が得られないことがある。
還元する際の時間は温度によっても異なるが、通常0.5〜12時間である。
本発明に係る一酸化炭素のメタネーション方法は、メタネーション用触媒と一酸化炭素ガス含有水素ガスと接触させることを特徴としている。メタネーション用触媒としては前記した触媒を用いる。
本発明に用いる燃料ガス中の水素ガスの濃度は71〜89vol%、一酸化炭素ガス濃度は0.3〜1.0vol%、二酸化炭素ガス濃度は10〜25vol%、メタンガス濃度0〜3.0vol%(ガス組成)である。さらにその燃料中のガスに対して水蒸気を20vol%〜70vol%の割合で含んでいる。
反応温度が250℃を超えると、COシフト反応(CO+H2O→CO2+H2)の温度
域となり、COシフト反応により転化することのできる一酸化炭素をメタネーション反応により、メタン化するため、燃料ガス中に含まれる、水素濃度が著しく低下してしまう。
[実施例]
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
[実施例1]
メタネーション用触媒(1)の調製
硝酸ジルコニル溶液(ZrO2濃度:25.0%)168.00g、硝酸セリウム・6
水和物50.20g、硝酸コバルト・6水和物100.89gおよび硝酸ニッケル・6水和物46.71gを水2800gに溶解させ、混合水溶液(1)を得た。
熟成したヒドロゲルを濾過し、充分な温水を掛けて洗浄し、120℃で1昼夜乾燥し、ついで、550℃で1時間、大気中にて焼成を行い、複合酸化物粉体(1)を得た。
塩化ルテニウムおよび塩化パラジウムを金属重量比でRu:Pd=1:0.8となり、金属濃度が10重量%となるように溶解し、含浸溶液(1)を調製した。含浸溶液(1)23.56gをメタネーション触媒用担体(1)50gに吸収させ、充分撹拌し、1時間静
置した後、120℃にて8時間乾燥し、ついで、pHを10〜11に調製した炭酸水素ナトリウム溶液2L中に攪拌し、その後、十分な温水を掛けて洗浄し、120℃にて5時間乾燥させ400℃にて1.5時間水素気流中にて還元処理を行い、メタネーション用触媒(1)を調製した。活性成分、各担体成分の含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
メタネーション用触媒(1)4.2mlを、内径12mmのステンレス製反応管に充填し
、触媒層温度400℃で水素−窒素混合ガス(H2濃度10VOl%)の流通下で再び1時
間還元処理し、ついで、触媒層温度を120℃の反応温度にした後、反応用混合ガス(一酸化炭素0.6Vol%、二酸化炭素20.0Vol%、メタン2.0Vol%、水素51.37Vol%、水蒸気33.3Vol%)をSV=2,500h-1となるように流通させ、約1時間後の定常状態での生成ガスをガスクロマトグラフィーおよび赤外分光型ガス濃度計で分析し、反応管出口CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を測定した結果を表に示した。
示し、CO2の増減の少ない場合が選択性に優れるとして評価した。
同様にして、反応温度を140℃、160℃についても実施し、結果を表に示した。
[実施例2]
メタネーション用触媒(2)の調製
実施例1において、塩化ルテニウムおよび塩化パラジウムを金属重量比でRu:Pd=1:0.4となり、金属濃度が10重量%となるように溶解し、含浸溶液(2)を調製し、含浸溶液(2)18.13gを吸収させた以外は同様にしてメタネーション触媒(2)を調製した。活性成分、各担体成分の含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例3]
メタネーション用触媒(3)の調製
実施例1において、塩化ルテニウムおよび塩化パラジウムを金属重量比でRu:Pd=1:1.6となり、金属濃度が10重量%となるように溶解し、含浸溶液(3)を調製し、含浸溶液(3)34.76gを吸収させた以外は同様にしてメタネーション触媒(3)を調製した。活性成分、各担体成分の含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例4]
メタネーション用触媒(4)の調製
実施例1において、塩化ルテニウム、塩化パラジウム、塩化白金酸を金属重量比でRu:Pd:Pt=1:0.6:0.4となり、金属濃度が10重量%となるように溶解し、含浸溶液(4)を調製し、含浸溶液(4)26.32gを吸収させた以外は同様にしてメタネーション触媒(4)を調製した。活性成分、各担体成分の含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例5]
メタネーション用触媒(5)の調製
硝酸アルミニウム・9水和物154.47g、硝酸セリウム・6水和物50.20g、硝酸コバルト・6水和物100.89gおよび硝酸ニッケル・6水和物46.71gを水2780gに溶解させ、混合水溶液(2)を得た。
水酸化ナトリウム242.01gを水3220gに溶解し、攪拌しながらこれに混合水溶液(2)を添加してヒドロゲルスラリーを調製し、ついで80℃にて2時間熟成した。
ついで、550℃で1時間、大気中にて焼成を行い、複合酸化物粉体(2)を得た。ついで、複合酸化物粉体(2)を 錠剤成型器に充填し、50Kg/cm2で加圧成型し、ついで粉
砕し、粒度を20〜42メッシュに調整してメタネーション触媒用担体(2)を調製した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例6]
メタネーション用触媒(6)の調製
四塩化チタン(TiO2:28.1%)溶液149.47g、塩化セリウム・7水和物21.66g、塩化コバルト・6水和物152.28gを水2840gに溶解させ、混合水溶液(3)を得た。
熟成したヒドロゲルを濾過し、充分な温水を掛けて洗浄し、120℃で1昼夜乾燥し、ついで、550℃で1時間、大気中にて焼成を行い、複合酸化物粉体(3)を得た。ついで、複合酸化物粉体(3)を 錠剤成型器に充填し、50Kg/cm2で加圧成型し、ついで粉
砕し、粒度を20〜42メッシュに調整してメタネーション触媒用担体(3)を調製した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例7]
メタネーション用触媒(7)の調製
四塩化チタン(TiO2:28.1%)溶液149.47g、塩化セリウム・7水和物21.66g、塩化コバルト・6水和物101.52gおよび塩化にける・6水和物50.91gを水2852gに溶解させ、混合水溶液(4)を得た。
熟成したヒドロゲルを濾過し、充分な温水を掛けて洗浄し、120℃で1昼夜乾燥し、ついで、550℃で1時間、大気中にて焼成を行い、複合酸化物粉体(4)を得た。ついで、複合酸化物粉体(4)を 錠剤成型器に充填し、50Kg/cm2で加圧成型し、ついで粉
砕し、粒度を20〜42メッシュに調整してメタネーション触媒用担体(4)を調製した。
容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例8]
メタネーション用触媒(8)の調製
硝酸ジルコニル溶液(ZrO2濃度:25.0%)124.00g、硝酸セリウム・6
水和物25.10g、硝酸コバルト・6水和物147.46gを水2640gに溶解させ、混合水溶液(5)を得た。
0gに溶解し、攪拌しながらこれに混合水溶液(5)を添加してヒドロゲルスラリーを調製し、ついで80℃にて2時間熟成した。
砕し、粒度を20〜42メッシュに調整してメタネーション触媒用担体(5)を調製した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[実施例9]
メタネーション用触媒(8)の調製
硝酸ジルコニル溶液(ZrO2濃度:25.0%)80.00g、硝酸セリウム・6水
和物25.10g、硝酸コバルト・6水和物124.17gおよび硝酸ニッケル・6水和物62.28gを水2640gに溶解させ、混合水溶液(6)を得た。
0gに溶解し、攪拌しながらこれに混合水溶液(6)を添加してヒドロゲルスラリーを調製し、ついで80℃にて2時間熟成した。
砕し、粒度を20〜42メッシュに調整してメタネーション触媒用担体(6)を調製した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[比較例1]
メタネーション用触媒(R1)の調製
実施例1においてメタネーション触媒用担体(1)を金属を担持することなく用いた。活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[比較例2]
メタネーション用触媒(R2)の調製
実施例1において、Ruとしての濃度1.0重量%の塩化ルテニウム水溶液26.32gを吸収させた以外は同様にしてメタネーション用触媒(R2)を調製した。活性成分、各
担体成分の含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[比較例3]
メタネーション用触媒(R3)の調製
実施例1において、塩化ルテニウムおよび塩化パラジウムを金属重量比でRu:Pd=1:0.66となり、金属濃度が10重量%となるように溶解し、含浸溶液(R3)を調製し、含浸溶液(R3)166.67gを吸収させた後乾燥する工程を4回繰り返して行った以外は同様にしてメタネーション用触媒(R3)を調製した。活性成分、各担体成分の
含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
[比較例4]
メタネーション用触媒(R4)の調製
実施例1において、塩化ルテニウムおよび塩化パラジウムを金属重量比でRu:Pd=1:0.80となり、金属濃度が1.0重量%となるように溶解し、含浸溶液(R4)を調製し、含浸溶液(R4)22.60gを吸収させた後乾燥する工程を4回繰り返して行った以外は同様にしてメタネーション用触媒(R4)を調製した。活性成分、各担体成分の含有量、比表面積および細孔容積を測定し、結果を表に示した。
活性試験
実施例1と同様にして活性試験を行い、CO濃度、CO2濃度およびCH4濃度を表に示した。
Claims (6)
- RuとRu以外の金属が金属酸化物担体に担持されてなり、前記Ru以外の金属が4B族、6A族、7A族および8族から選ばれる1種以上の金属であり、
RuとRu以外の金属の担持量が触媒中に0.5〜15重量%の範囲にあり、
RuとRu以外の金属の合計を100重量%としたときのRuの割合が20-90重量%の範囲にあり、
金属酸化物担体が、NiO、CeO2、CoO(Co3O4を含む)、ZrO2、Al2O3、TiO2、SiO2から選ばれる2種以上の金属酸化物または複合酸化物であり、かつCeO2を3重量%以上、Ni、Coの酸化物の少なくともいずれかが10重量%以上含まれていることを特徴とする一酸化炭素メタネーション用触媒。 - 前記Ru以外の金属が、Sn、Mo、W、Re、Pt、Pd、Rh、NiおよびCoからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の一酸化炭素メタネーション用触媒。
- CO吸着量が8〜20cm3/g-Catの範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載の一酸化炭素メタネーション用触媒。
- CO吸着から求めた前記RuとRu以外の金属の平均粒子径が0.5〜5nmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の一酸化炭素メタネーション用触媒。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のメタネーション用触媒と一酸化炭素ガス含有水素ガスと接触させることを特徴とする一酸化炭素のメタネーション方法。
- 前記、接触させる際の温度(反応温度)が120〜200℃の範囲にあることを特徴とする請求項5に記載の一酸化炭素のメタネーション方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077601A JP5094028B2 (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077601A JP5094028B2 (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007252988A JP2007252988A (ja) | 2007-10-04 |
JP5094028B2 true JP5094028B2 (ja) | 2012-12-12 |
Family
ID=38627756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006077601A Expired - Fee Related JP5094028B2 (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5094028B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101487386B1 (ko) | 2013-10-24 | 2015-01-29 | 한국에너지기술연구원 | 습식 담지 시 pH를 조절하는 금속 카바이드계 합성가스 직접 메탄화 촉매의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 합성가스 직접 메탄화 촉매 |
US9975099B2 (en) | 2016-03-16 | 2018-05-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel synthesis catalyst and fuel synthesis system |
US10005078B2 (en) | 2016-03-16 | 2018-06-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel synthesis catalyst and fuel synthesis system |
CN110560094A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-13 | 福州大学 | 一种3d多孔钴锡钼三金属催化剂的制备方法 |
CN108097237B (zh) * | 2017-12-06 | 2020-06-16 | 东南大学 | 改性锰砂、其作为载体的变换甲烷化催化剂及制备方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7687049B2 (en) | 2008-07-22 | 2010-03-30 | Uop Llc | Apparatus and process for removal of carbon monoxide |
JP5411664B2 (ja) * | 2008-11-18 | 2014-02-12 | 大阪瓦斯株式会社 | 高カロリーガス製造用触媒およびその製造方法および高カロリーガス製造用触媒を用いた高カロリーガス製造方法 |
WO2010109817A1 (ja) | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 液体燃料の製造方法及び液体燃料の製造システム |
JP5691098B2 (ja) | 2009-04-24 | 2015-04-01 | 国立大学法人山梨大学 | 一酸化炭素の選択的メタン化触媒、その製造方法及びそれを用いた装置 |
KR20140080661A (ko) * | 2012-12-13 | 2014-07-01 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 고발열량의 합성천연가스 제조장치 및 그 제조방법 |
EP3072589A1 (de) * | 2015-03-26 | 2016-09-28 | Basf Se | Katalysator und Verfahren zur selektiven Methanisierung von Kohlenmonoxid |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54119385A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-17 | Satoyuki Inui | Novel carried catalyst and method of methanizing carbon dioxide or monoxide using it |
JPS6135851A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-20 | Hitachi Ltd | 高温で安定な触媒用担体およびその調製方法 |
JP3365660B2 (ja) * | 1993-10-27 | 2003-01-14 | 出光興産株式会社 | ルテニウム触媒製造用含浸液及びルテニウム触媒の製造方法 |
JPH11179204A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-07-06 | Cosmo Sogo Kenkyusho Kk | 一酸化炭素及び二酸化炭素を含有するガスのメタン化触媒及びその製造方法 |
JP4488178B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2010-06-23 | 戸田工業株式会社 | メタン化触媒及びその製造方法、並びに該メタン化触媒を用いた一酸化炭素をメタン化する方法 |
CN100402150C (zh) * | 2004-04-01 | 2008-07-16 | 丰田自动车株式会社 | 一氧化碳去除催化剂和生产该催化剂的方法以及去除一氧化碳的装置 |
JP4689508B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-05-25 | 日揮触媒化成株式会社 | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 |
JP2007252989A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 |
JP4864688B2 (ja) * | 2006-12-25 | 2012-02-01 | 日揮触媒化成株式会社 | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 |
-
2006
- 2006-03-20 JP JP2006077601A patent/JP5094028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101487386B1 (ko) | 2013-10-24 | 2015-01-29 | 한국에너지기술연구원 | 습식 담지 시 pH를 조절하는 금속 카바이드계 합성가스 직접 메탄화 촉매의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 합성가스 직접 메탄화 촉매 |
US9975099B2 (en) | 2016-03-16 | 2018-05-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel synthesis catalyst and fuel synthesis system |
US10005078B2 (en) | 2016-03-16 | 2018-06-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel synthesis catalyst and fuel synthesis system |
CN108097237B (zh) * | 2017-12-06 | 2020-06-16 | 东南大学 | 改性锰砂、其作为载体的变换甲烷化催化剂及制备方法 |
CN110560094A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-13 | 福州大学 | 一种3d多孔钴锡钼三金属催化剂的制备方法 |
CN110560094B (zh) * | 2019-09-30 | 2020-09-01 | 福州大学 | 一种3d多孔钴锡钼三金属催化剂的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007252988A (ja) | 2007-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5094028B2 (ja) | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP5096712B2 (ja) | 一酸化炭素のメタネーション方法 | |
US7906098B2 (en) | Method for making hydrogen using a gold containing water-gas shift catalyst | |
JP4864688B2 (ja) | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP2007252989A (ja) | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP2004522672A (ja) | 水性ガス転換反応触媒によるメタン化活性の抑制 | |
CA2680431A1 (en) | Metal-doped nickel oxides as catalysts for the methanation of carbon monoxide | |
JP4689508B2 (ja) | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP4890194B2 (ja) | 一酸化炭素除去用触媒の製造方法 | |
JP4772659B2 (ja) | 一酸化炭素除去用触媒およびその製造方法 | |
JP5126762B2 (ja) | 一酸化炭素メタネーション用ハニカム触媒および該触媒の製造方法、該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP4994686B2 (ja) | 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP4912706B2 (ja) | 一酸化炭素のメタネーション方法 | |
JP4172139B2 (ja) | Co除去用触媒及びこれを使用したco除去方法 | |
JP4857137B2 (ja) | 一酸化炭素除去用触媒の製造方法 | |
JP4088193B2 (ja) | 炭化水素部分酸化用触媒及び該触媒の製造方法、並びに該触媒を用いた水素含有ガスの製造方法 | |
Rynkowski et al. | Ceria-zirconia supported gold catalysts | |
EP2452915B1 (en) | Catalyst composition comprising gold on a sulfated zirconia and a method of making the catalyst | |
JP2006043608A (ja) | シフト触媒およびその製造方法 | |
JP2014061481A (ja) | 一酸化炭素の選択的メタン化触媒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120326 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120731 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5094028 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |