JP5092416B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は非水電解質二次電池に関するもので、特に、非水電解質二次電池の非水電解質の改良に関するものである。
近年、非水電解質二次電池は、携帯電話、PHS(簡易携帯電話)、小型コンピューター等の携帯機器類用電源、電力貯蔵用電源、電気自動車用電源として注目されている。
非水電解質二次電池は、一般に、正極活物質を主要構成成分とする正極と、負極活物質を主要構成成分とする負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とから構成される。
非水電解質二次電池を構成する正極活物質としては、リチウム含有遷移金属酸化物が、負極活物質としては、グラファイトに代表される炭素質材料が、非水電解質としては、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)等の電解質がエチレンカーボネートを主構成成分とする非水溶媒に溶解されたものが広く知られている。これらの非水溶媒は一般に揮発しやすく、引火性を有するため、可燃性物質に分類されるものである。
そこで、特に電力貯蔵用電源や電気自動車用電源等の比較的大型の非水電解質二次電池の用途には、引火の恐れないような非水電解質の使用が望まれており、難燃性もしくは自己消火性を有する非水電解質を用いる技術が近年注目されている。
難燃性もしくは自己消火性を有する非水電解質を実現するため、含フッ素有機溶媒を用いる技術が検討されており、例えば特許文献1にはフッ素化アルカンを溶媒に0.5〜30重量%までの範囲で混合して難燃化することが開示されている。
しかしながら、この例におけるフッ素化アルカンの混合量では、電池が高温に曝されたりした場合に沸点の低いフッ素化有機溶媒が可燃性溶媒より先に気化する可能性が高いことから、電解液を難燃化したとは言いがたい。
特許文献2には、他の電解液との相溶性に優れ、酸化分解に対する安定性が高く、不燃性の電解液として、構造式R−O−Rで表され、沸点が88℃以上の有機フッ素化エーテル化合物の少なくとも1種以上を含有するリチウム二次電池用非水電解液が開示されている。
特許文献3には、非水電解液二次電池の電解液が、末端に少なくとも−CFH基または−CFH基を少なくともを一つ有するフッ素化率55%以上の非環状フッ素化エーテルと、比誘電率10以上の有機溶媒とを含有し、非環状フッ素化エーテルをHCFCFCHOCFCFHなど、比誘電率10以上の有機溶媒をビニレンカーボネートなどとする技術が開示されている。しかし、電解液にスルトンを含むことおよびその効果についての記載はなかった。
特許文献4には、非水系電気化学デバイスの非水混合溶媒として、沸点が80℃以上の少なくとも1種のフッ素化エーテルを用いる技術が開示されているが、非水混合溶媒中にビニレンカーボネートやスルトンを混合して用いることは検討されていない。
特開平09−293533号公報 特開2004−087136号公報 特開2000−294281号公報 特開2006−049037号公報
このように、非水電解液を難燃化するために、非水電解液にフッ素化アルカン、有機フッ素化エーテル化合物、フッ素化エーテルなどのフッ素化有機溶媒を用いることが提案されているが、これらの既に提案されている非水電解液が充分な難燃性を発揮するためには、フッ素化有機溶媒を多量に添加する必要がある。
しかし、フッ素化有機溶媒は非水電解質を構成するリチウム塩やその他の有機溶媒との溶解性が低く、多量に添加できないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、電解液が優れた難燃性を有し、且つ、高いエネルギー密度と良好な高率放電特性を有する非水電解質二次電池を提供することにある。
請求項1記載の発明は、リチウムイオンを吸蔵および放出する正極と、リチウムイオンを吸蔵および放出する負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とを備えた非水電解質二次電池において、前記非水電解質が、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物と、スルトンとを含有していることを特徴とする。
本発明の作用効果は以下の通りであるが、作用機構については推定を含んでおり、その正否は本発明を制限するものではない。
請求項1記載の発明によれば、非水電解質中に末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルを含有することにより、非水電解質の引火点が上昇もしくは消滅し、非水電解質が難燃性もしくは自己消火性を示すようになる。また、非水電解質を構成するリチウム塩やその他の有機溶媒との溶解性が高く維持できるため、安全性に優れた非水電解質二次電池を得るために非環状フッ素化エーテルを多量に添加することが可能であり、かつ、多量に添加した場合でも良好な電池特性を維持することができ、安全性に優れた非水電解質二次電池とすることができる。
さらに、非水電解液中に、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルを含み、同時に、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物と、スルトンとを共に含有することにより、これら3種類の化合物の相乗効果により、初充電時に、負極表面にリチウムイオン透過性の保護被膜が形成されるため、非水電解液を構成するフッ素化エーテルを始めとするその他の有機溶媒の分解を確実に抑制できるので、2サイクル目以降の充放電を充分に行うことができ、充放電効率を向上させ、高いエネルギー密度と優れた高率放電特性を有する非水電解質二次電池を得ることができる。
以下に、本発明の実施の形態を例示するが、本発明は、これらの記述に限定されるものではない。また、本発明の技術的構成およびその作用効果は以下の通りであるが、作用機構については推定を含んでおり、その正否は、本発明を制限するものではない。
本発明は、リチウムイオンを吸蔵および放出する正極と、リチウムイオンを吸蔵および放出する負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とを備えた非水電解質二次電池において、前記非水電解質が、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物と、スルトンとを含有していることを特徴とする。
本発明に用いる末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルとしては、例えば、HCFCFCHOCFCFH、HCFCFOCHCF、CFCFCHOCFCFH、HCFCFCHOCHF、CFCFCHOCFH、(CFCHCFOCFH、CFCHFCFCHOCHF等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
こられの中でも、HCFCFCHOCFCFH、HCFCFOCHCF、CFCFCHOCFCFH、HCFCFCHOCHFから選択される少なくとも1種であることが特に好ましい。
その理由は、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルが比較的低い粘度を有しているため、他の有機溶媒とよく混ざり、混合割合を大きくすることができ、また、電解質塩を溶解する性質に優れている。したがって、非水電解質二次電池の電解質中に、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルを大量に混合した場合に、優れた電解質の難燃性と優れた高率放電特性とを確実に兼ね備えた非水電解液二次電池とすることができる。
なお、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有しない、例えば末端基が−CHのような非環状フッ素化エーテルでは、他の有機溶媒とよく混ざり、且つ電解質塩を溶解する性質に優れているという性質は得られない。
なお、本発明における電解液溶媒に占める末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルの割合は20質量%以上であることが好ましく、特に優れた電解質の難燃性と高率放電特性とを得るためには、20質量%以上50質量%以下であることがより好ましい。電解液溶媒に占めるフッ素化エーテル化合物の割合を20質量%以上とすることによって、電解液の難燃性を確実にすることができる。なお、電解液溶媒に占めるフッ素化エーテル化合物の割合が50質量%を越えると、リチウム塩の溶解性が低下し、電池性能が低下する恐れがある。
本発明で用いる炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物としては、ビニレンカーボネート、スチレンカーボネート、カテコールカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、1−フェニルビニレンカーボネート、1,2−ジフェニルビニレンカーボネートから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
また、本発明で用いるスルトンが、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン、1,3−プロペンスルトン、2,4−ブタンスルトン、1,8−ナフタレンスルトンおよびこれらの誘導体から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
非水電解液中に、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物と、スルトン(S=O結合を有する環状有機化合物)との3種類の化合物を同時に含有することで、これらの化合物の相乗効果により、初充電時に負極表面に形成されるリチウムイオン透過性の保護被膜が、緻密で、且つ、リチウムイオン透過性に優れたものとなるため、非水電解質を構成するその他の有機溶媒の分解をより効果的に抑制でき、2サイクル目以降の充放電を充分に行うことができ、充放電効率を向上させ、高いエネルギー密度と優れた高率放電特性を有する非水電解質二次電池とすることができる。
本発明において、電解液溶媒に占める炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物とスルトンの合計の割合は1質量%以上20質量%以下とすることが好ましい。このことによって、初充電時における非水電解液を構成するその他の有機溶媒の分解をほぼ完全に抑制し、2サイクル目以降の充電をより確実に行うことができる。また、20質量%以下であることによって、過剰に含有された炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物やスルトンが正極上で分解することによる電池性能の劣化がほとんど発生せず、高いエネルギー密度と優れた高率放電特性を有する非水電解液電池を得ることができる。
なお、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物とスルトンの含有量の比率は、任意に選択することができるが、質量比で1:1前後であることが好ましい。
本発明の非水電解液を構成する有機溶媒は、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物と、スルトン以外にも、一般に非水電解液二次電池用非水電解液に使用される有機溶媒が使用できる。
例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート等の環状カーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、プロピオラクトン等の環状エステル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等の鎖状カーボネート、酢酸メチル、酪酸メチル等の鎖状エステル、テトラヒドロフランまたはその誘導体、1,3−ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、メトキシエトキシエタン、メチルジグライム等のエーテル類、アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ジオキサランまたはその誘導体等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
非水電解液を構成するリチウム塩としては、一般に非水電解液二次電池に使用される広電位領域において安定であるリチウム塩が使用できる。例えば、LiBF、LiPF、LiClO、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiC(CFSO、LiC(CSOなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。
非水電解液における電解質塩の濃度としては、優れた高率放電特性を有する非水電解液電池を確実に得るために、0.1mol/l〜5mol/lが好ましく、さらに好ましくは、1mol/l〜2.5mol/lである。
本発明の非水電解液二次電池に用いる正極材料としては、リチウムを吸蔵・放出可能なマンガン酸リチウム(LiMn)、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)などのリチウムを吸蔵放出可能なリチウム複合酸化物や、性能改善のために上記の各種複合酸化物の遷移金属部分を他の遷移金属や軽金属などで部分的に置換したリチウム複合酸化物、などが挙げられる。
また、負極材料としては、リチウムを吸蔵・放出可能な天然グラファイト、人造グラファイト、コークス類、難黒鉛化性炭素、低温焼成易黒鉛化性炭素、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、活性炭などの炭素材料が挙げられる。
本発明の非水電解液二次電池に用いるセパレータとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂を主成分とする微多孔膜が用いられ、材料、重量平均分子量や空孔率の異なる複数の微多孔膜が積層してなるものや、これらの微多孔膜に各種の可塑剤、酸化防止剤、難燃剤などの添加剤を適量含有しているものであってもよい。
その他の電池の構成要素として、集電体、端子、絶縁板、電池ケース等があるが、これらの部品についても従来用いられてきたものをそのまま用いて差し支えない。
以下、本発明のさらなる詳細を実施例により説明するが、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
[実施例1〜8および比較例1〜4]
[実施例1]
正極は次のようにして作製した。まず、活物質であるコバルト酸リチウム(LiCoO)と、導電剤であるアセチレンブラックを混合し、さらに結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液を混合し、この混合物をアルミニウム箔からなる正極集電体の片面に塗布した後、乾燥し、正極合剤の厚みが0.09mmとなるようにプレスした。なお、正極合剤の組成は、コバルト酸リチウム94質量%、アセチレンブラック2質量%、PVdF4質量%とした。
負極は次のようにして作製した。まず、活物質であるグラファイトと、結着剤であるカルボキシメチルセルロース(CMC)とスチレンブタジエンゴム(SBR)の水溶液を混合し、この混合物を銅箔からなる負極集電体の片面に塗布した後、乾燥し、負極合剤厚みが0.08mmとなるようにプレスした。なお、負極合剤の組成は、グラファイト97.3質量%、CMC1.2質量%、SBR1.5質量%とした。
一方、セパレータにはポリエチレン製微多孔膜(厚さ25μm、開孔率50%)を用いた。そして、極群は、正極合剤と負極合剤とを対向させ、その間にセパレータを配し、正極、セパレータ、負極の順に積層することにより構成した。
非水電解液はつぎのようにして作製した。まず、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)を体積比1:1で混合した混合溶媒を作製した。つぎに、このECとDECの混合溶媒66質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、ビニレンカーボネート(VC)2質量%と、1,3−プロパンスルトン(PS)2質量%とを混合した。得られたEC、DEC、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル、VCおよびPSを含む混合溶媒に、LiPFを1mol/Lとなるように溶解した。これを非水電解液aとする。
本発明の非水電解質二次電池の断面を図1に示す。図1において、記号1は正極、2は正極合剤、3正極集電体、4は負極、5は負極合剤、6負極集電体、7は正極端子、8は負極端子、9はセパレータ、10は金属樹脂複合フィルムである。
本発明の非水電解液二次電池は、正極1、負極4、およびセパレータ9からな極群と、非水電解液(図示せず)と、金属樹脂複合フィルム10から構成されている。正極1は、正極合剤2が正極集電体3上に塗布されたものである。また、負極4は、負極合剤5が負極集電体6上に塗布されたものである。また、非水電解液a中に極群を浸漬させ、極群に非水電解液を含浸させ、さらに、金属樹脂複合フィルム10で極群を覆い、その四方を熱溶着により封止した。このようにして作製した設計容量30mAhの電池を実施例1の非水電解質二次電池Aとする。
[実施例2]
非水電解液に用いた1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)に代えて1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,2−トリフルオロエチルエーテル(HCFCFOCHCF)を用いて実施例1と同様にして非水電解液bを作製し、この非水電解液bを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の非水電解質二次電池Bを作製した。
[実施例3]
非水電解液に用いた1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)に代えて2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−1,1,2,2−テトラフルオロエチルエーテル(CFCFCHOCFCFH)を用いて実施例1と同様にして非水電解液cを作製し、この非水電解液cを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例3の非水電解質二次電池Cを作製した。
[実施例4]
非水電解液に用いた1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)に代えて2,2,3,3−テトラフルオロプロピルジフルオロメチルエーテル(HCFCFCHOCHF)を用いて実施例1と同様にして非水電解液dを作製し、この非水電解液dを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例4の非水電解質二次電池Dを作製した。
[実施例5]
非水電解液に用いたVCに代えてスチレンカーボネート(SC)を用いて実施例1と同様にして非水電解液eを作製し、この非水電解液eを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例5の非水電解質二次電池Eを作製した。
[実施例6]
非水電解液に用いたVCに代えてカテコールカーボネート(CC)を用いて実施例1と同様にして非水電解液fを作製し、この非水電解液fを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例6の非水電解質二次電池Fを作製した。
[実施例7]
非水電解液に用いたPSに代えて1,4−ブタンスルトン(BS)を用いて実施例1と同様にして非水電解液gを作製し、この非水電解液gを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例7の非水電解質二次電池Gを作製した。
[実施例8]
非水電解液に用いたPSに代えて1,3−プロペンスルトン(PES)を用いて実施例1と同様にして非水電解液hを作製し、この非水電解液hを用いたこと以外は実施例1と同様にして、実施例8の非水電解質二次電池Hを作製した。
[比較例1]
非水電解液として、ECとDECの体積比1:1混合溶媒にLiPFを1mol/Lとなるように溶解して非水電解液iを作製し、この非水電解液iを用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の非水電解質二次電池Iを作製した。
[比較例2]
非水電解液として、ECとDECの体積比1:1混合溶媒70質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%との混合溶媒に、LiPFを1mol/Lとなるように溶解して非水電解液jを作製し、この非水電解液jを用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例2の非水電解質二次電池Jを作製した。
[比較例3]
非水電解液として、ECとDECの体積比1:1混合溶媒68質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC2質量%との混合溶媒に、LiPFを1mol/Lとなるように溶解して非水電解液kを作製し、この非水電解液kを用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例3の非水電解質二次電池Kを作製した。
[比較例4]
非水電解液として、ECとDECの体積比1:1混合溶媒68質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、PS2質量%との混合溶媒に、LiPFを1mol/Lとなるように溶解して非水電解液lを作製し、この非水電解液lを用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例4の非水電解質二次電池Lを作製した。
実施例1〜8および比較例1〜4の非水電解質二次電池A〜Lの、電解液溶媒の構成を表1にまとめた。
Figure 0005092416
[特性測定]
実施例1〜8および比較例1〜4の非水電解質二次電池(A〜L)を、25℃において、30mA(1CmA)の定電流で4.2Vまで充電し、続いて4.2Vの定電圧で3時間充電した後、6mA(0.2CmA)の定電流で3.0Vまで放電して1サイクル目の放電容量を測定し、これを「低率放電容量(mAh)」とした。
つぎに、同じ充電条件で充電した後、25℃において、150mA(5CmA)の定電流で3.0Vまで放電して2サイクル目の放電容量を測定し、これを「高率放電容量(mAh)」とした。そして「低率放電容量」に対する「高率放電容量」の割合を「高率/低率放電容量比(%)」とした。
[電解液燃焼性試験]
まず、実施例1〜8の非水電解質二次電池A〜Hおよび比較例1〜4の非水電解質二次電池I〜Lに用いた非水電解液a〜lについて、電解液燃焼性試験をおこなった。電解液燃焼性試験は、2cm×6.5cmのガラスフィルターに電解液を0.5ml染み込ませ、大気中にて10秒間試験炎にさらした後、試験炎を遠ざけ、引火の様子を目視により観察した。
この試験において、10秒後に試験炎を遠ざけた時に、電解液に引火していた炎がすぐに消える場合は「難燃性を示す」ものと判断し、試験炎を遠ざけて3秒後に引火していた炎が消えた場合は「難燃性が不十分」と判断し、試験炎を遠ざけて5秒後においても炎が消えなかった場合は「燃焼性を有する」と判断した。
電解液燃焼性試験および電池性能試験の結果を表2にまとめた。なお、表2において、「難燃性」欄における、○印は難燃性を示下もの、△印は難燃性が不十分なもの、×印は燃焼性を有するものであることを示す。なお、後述の表3および表4においても、「難燃性」欄における○印、△印、×印の意味は同じものとする。
Figure 0005092416
表1および表2から、つぎのことが明らかとなった。比較例1の電池Iは、電解液中に末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルが含まれていないため、放電容量は大きい。ただし、表2に示すように、比較例1の電池Iの電解液iには末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルが含まれていないため、電解液iは燃焼し、難燃性の電池は得られなかった。なお、電解液I以外のフッ素化エーテルが含まれている電解液は難燃性を示した。
また、電解液中に、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルのみを含む比較例2の電池J、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルとビニレンカーボネートとを含む比較例3の電池K、および末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルとプロパンスルトンとを含む比較例4の電池Lでは、低率放電容量、高率放電容量および高率/低率放電容量比のいずれもが、これらの化合物を含まない比較例1の電池Iに比べて、劣っていた。
しかし、電解液中に、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと環状カーボネートとスルトン類とを同時に含む、本発明の実施例1〜8の電池A〜Hでは、低率放電容量、高率放電容量および高率/低率放電容量比のすべてが、比較例1の電池Iと同程度となった。そして、実施例1〜8の電池A〜Hでは、高率/低率放電容量比がすべて96.7%以上となり、優れた高率放電特性を示した。
この理由として、電解液中に、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと環状カーボネートとスルトン類を同時に含むことによって、難燃性の電池が得られ、同時に、電池初期充電時に負極表面に形成されるリチウムイオン透過性の被膜が、より緻密で、且つ、リチウムイオン透過性に優れたものとなるためであると考えられる。
[実施例9〜13]
[実施例9]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒86質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)10質量%と、ビニレンカーボネート(VC)2質量%と、1,3−プロパンスルトン(PS)2質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例9の非水電解質二次電池Mを作製した。
[実施例10]
実施例9で用いた電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒76質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)20質量%と、VC2質量%と、PS2質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例9と同様にして、実施例10の非水電解質二次電池Nを作製した。
[実施例11]
実施例9で用いた電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒56質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)40質量%と、VC2質量%と、PS2質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例9と同様にして、実施例11の非水電解質二次電池Oを作製した。
[実施例12]
実施例9で用いた電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒46質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)50質量%と、VC2質量%と、PS2質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例9と同様にして、実施例12の非水電解質二次電池Pを作製した。
[実施例13]
実施例9で用いた電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒36質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)60質量%と、VC2質量%と、PS2質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例9と同様にして、実施例13の非水電解質二次電池Qを作製した。
[特性測定]
実施例9〜13の非水電解質二次電池(M〜Q)について、実施例1と同じ条件で、低率放電容量と高率放電容量とを測定し、「低率放電容量」に対する「高率放電容量」の割合(=高率/低率放電容量比、%)を求めた。これらの試験結果を表3にまとめた。なお、表3には、比較のため、実施例1の結果も示した。
Figure 0005092416
表3から、実施例1および9〜12の非水電解質二次電池A、M〜Pでは、高率/低率放電容量比がすべて95.8%以上となり、優れた高率放電特性を示したのに対し、実施例13の非水電解質二次電池Qでは、高率/低率放電容量比は93.2%とやや小さくなった。しかし、実施例9の電池Mの電解液は難燃性が不十分であった。
この結果から、電解液を難燃性とし、優れた高率放電特性を示す非水電解質二次電池を得るためには、電解液溶媒に占める、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルの割合は、20質量%以上50質量%以下であることが好ましいことがわかった。
[実施例14〜20]
[実施例14]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒69.4質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC0.3質量%と、PS0.3質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例14の非水電解質二次電池Rを作製した。
[実施例15]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒69質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC0.5質量%と、PS0.5質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例15の非水電解質二次電池Sを作製した。
[実施例16]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒60質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC5質量%と、PS5質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例16の非水電解質二次電池Tを作製した。
[実施例17]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒55質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC5質量%と、PS10質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例17の非水電解質二次電池Uを作製した。
[実施例18]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒55質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC10質量%と、PS5質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例18の非水電解質二次電池Vを作製した。
[実施例19]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒50質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC10質量%と、PS10質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例19の非水電解質二次電池Wを作製した。
[実施例20]
実施例1で用いた非水電解液aにおいて、電解液溶媒の組成を、ECとDECの混合溶媒40質量%と、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−1,2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HCFCFCHOCFCFH)30質量%と、VC15質量%と、PS15質量%との混合溶媒に代えたこと以外は実施例1と同様にして、実施例20の非水電解質二次電池Xを作製した。
[特性測定]
実施例14〜20の非水電解質二次電池(R〜X)について、実施例1と同じ条件で、低率放電容量と高率放電容量とを測定し、「低率放電容量」に対する「高率放電容量」割合(=高率/低率放電容量比、%)を求めた。これらの試験結果を表4にまとめた。なお、表4には、比較のため、実施例1の結果も示した。
Figure 0005092416
表4から、実施例1および15〜19の非水電解質二次電池A、S〜Wでは、高率/低率放電容量比がすべて96.6%以上となり、優れた高率放電特性を示したのに対し、実施例14の非水電解質二次電池Rおよび実施例20の非水電解質二次電池Xでは、高率/低率放電容量比は94.5〜95.3%とやや小さくなった。
この結果から、電解液を難燃性とし、優れた高率放電特性を示す非水電解質二次電池を得るためには、電解液溶媒に占める、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物とスルトンの合計の割合は1質量%以上20質量%以下とすることが好ましいことがわかった。
本発明の非水電解液二次電池の断面を示す図。
符号の説明
1 正極
2 正極合剤
3 正極集電体
4 負極
5 負極合剤
6 負極集電体
7 正極端子
8 負極端子
9 セパレータ
10 金属樹脂複合フィルム

Claims (4)

  1. リチウムイオンを吸蔵および放出する正極と、リチウムイオンを吸蔵および放出する負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とを備えた非水電解質二次電池において、前記非水電解質が、末端に少なくとも−CFH基を一つ含有する非環状フッ素化エーテルと、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物と、スルトンとを含有していることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 前記非環状フッ素化エーテルは、HCF CF CH OCF CF H、HCF CF OCH CF 、CF CF CH OCF CF H、HCF CF CH OCHF 、CF CF CH OCF H、(CF CHCF OCF H、CF CHFCF CH OCHF からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート化合物は、ビニレンカーボネート、スチレンカーボネート、カテコールカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、1−フェニルビニレンカーボネート、1,2−ジフェニルビニレンカーボネートからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記スルトンは、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン、1,3−プロペンスルトン、2,4−ブタンスルトン、1,8−ナフタレンスルトンおよびこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
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