JP4972915B2 - 非水電解質電池 - Google Patents

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Description

本発明は非水電解質電池に関し、特に、非水電解質がリン酸エステル化合物を含有している非水電解質電池に関する。
近年、非水電解質電池、特にリチウム二次電池は、携帯電話、PHS(簡易携帯電話)、小型コンピューター等の携帯機器類用電源、電力貯蔵用電源、電気自動車用電源として注目されている。リチウム二次電池は、一般に、正極活物質を主要構成成分とする正極と、負極活物質を主要構成成分とする負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とから構成される。リチウム二次電池を構成する正極活物質としては、リチウム含有遷移金属酸化物が、負極活物質としては、グラファイトに代表される炭素質材料が、非水電解質としては、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)等の電解質がエチレンカーボネートを主構成成分とする非水溶媒に溶解されたものが広く知られている。これらの非水溶媒は一般に揮発しやすく、引火性を有するため、可燃性物質に分類されるものである。
近年、特に電力貯蔵用電源や電気自動車用電源等の比較的大型のリチウム二次電池の用途において、難燃性もしくは自己消火性を有する非水電解質を用いる技術が求められている。
難燃性もしくは自己消火性を有する非水電解質を実現するため、樹脂材料の難燃化剤として知られている高引火点溶媒であるリン酸エステル化合物を添加する技術が検討され、提案されている(例えば特許文献1〜4など)。
しかしながら、これら既に提案されている非水電解質が充分な難燃性を発揮するためには、リン酸エステル化合物を多量に(例えば特許文献4によれば20〜40体積%)添加する必要があるため、高率放電特性を始めとした電池特性が損なわれるという問題点があった。また、リン酸エステル化合物の種類によっては、非水電解質を構成するリチウム塩やその他の有機溶媒との溶解性が低く、多量に添加できないため、非水電解質が充分な難燃性を発揮できないという問題点があった。
特開平7−114940号公報 特開平8−88023号公報 特開平11−40193号公報 特開2001−307768号公報
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電解質が優れた難燃性を有し、且つ、良好な高率放電特性を有する非水電解質電池を容易に提供することである。
上記課題を解決するため、本発明者らは、鋭意検討の結果、特定の構造を有するリン酸エステル化合物を用いることにより、驚くべきことに、リチウム塩やその他の有機溶媒との溶解性に優れ、非水電解質中に多量に添加することができ、もって、非水電解質が優れた難燃性を有し、且つ、高いエネルギー密度と良好な高率放電特性を有する非水電解質電池を提供できることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明の技術的構成及びその作用効果は以下の通りである。ただし、作用機構については推定を含んでおり、その正否は、本発明を制限するものではない。
(1)正極と、負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とを備えた非水電解質電池であって、前記非水電解質は、分子鎖末端基の構造がCF 2 H−であるリン酸エステル化合物を3〜75重量%含有し、さらに、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート、及び、S=O結合を有する環状有機化合物を添加した非水電解質を用いて製造された非水電解質電池。
ここで、前記リン酸エステル化合物は、次の(化学式1)で示される。
(2)前記リン酸エステル化合物は、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)、リン酸トリ(2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチル)、リン酸トリ(1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル)、リン酸トリ(1H,1H,7H−ドデカフルオロへプチル)、リン酸トリ(1H,1H,3H,7H−パーフルオロへプチル)及びリン酸トリ(1H,1H,9H−ヘキサデカフルオロノニル)からなる群から選択される1種又は2種以上である(1)項記載の非水電解質電池。
(3)前記リン酸エステル化合物は、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)及びリン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)からなる群から選択される1種又は2種であ(1)項記載の非水電解質電池。
前記炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートは、ビニレンカーボネート、スチレンカーボネート、カテコールカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、1−フェニルビニレンカーボネート及び1,2−ジフェニルビニレンカーボネートからなる群から選択される1種又は2種以上である(1)項〜(3)項のいずれかに記載の非水電解質電池。
前記S=O結合を有する環状有機化合物は、エチレンサルファイト、プロピレンサルファイト、スルフォラン、スルフォレン、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上である(1)項〜()項のいずれかに記載の非水電解質電池。
発明は、非水電解質中がリン酸エステル化合物を含有することにより、非水電解質の引火点が上昇もしくは消滅し、非水電解質が難燃性もしくは自己消火性を示すようになり、安全性に優れた非水電解質電池とすることができるが、ここで、化学式1に示すリン酸エステルの分子鎖末端基の構造がCF 2 H−であるリン酸エステル化合物を選択することにより、実に驚くべきことに、非水電解質を構成するリチウム塩やその他の有機溶媒との溶解性が高く維持でき、安全性に優れた非水電解質電池を得るためにリン酸エステル化合物を多量に添加することが可能であり、かつ、多量に添加した場合でも良好な電池特性を維持することができる
本発明によれば、優れた電解質の難燃性を有し、且つ、良好な高率放電特性を有する非水電解質電池を容易に提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を例示するが、本発明は、これらの記述に限定されるものではない。
(化学式1)で示されるリン酸エステル化合物としては、例えば、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)、リン酸トリ(2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチル)、リン酸トリ(1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル)、リン酸トリ(1H,1H,7H−ドデカフルオロへプチル)、リン酸トリ(1H,1H,3H,7H−パーフルオロへプチル)、リン酸トリ(1H,1H,9H−ヘキサデカフルオロノニル)等の単独又はそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。なかでもリン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)から選択することにより、これらの化合物が比較的低い粘度を有しているという特徴のため、優れた電解質の難燃性と優れた高率放電特性とを確実に兼ね備えた非水電解質電池を確実に提供することができるため、特に好ましい。
化学式1に示されるリン酸エステル化合物の含有量は、非水電解質の全重量に対して5重量%以上であることが好ましく、特に優れた電解質の難燃性を得るためには、10重量%以上であることがより好ましい。化学式1に示されるリン酸エステル化合物は、非水電解質を構成するリチウム塩やその他の有機溶媒との溶解性が高く維持できるため、安全性に優れた非水電解質電池を得るためにリン酸エステル化合物を多量に添加することが可能であり、かつ、多量に添加した場合でも良好な電池特性を維持することができる。なお、高率放電特性に優れた非水電解質電池とするため、前記含有量は50重量%以下とすることが好ましい。
非水電解液を構成する有機溶媒としては、一般に非水電解質電池用非水電解質に使用される有機溶媒が使用できる。例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート等の環状カーボネート;γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、プロピオラクトン等の環状エステル;ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等の鎖状カーボネート;酢酸メチル、酪酸メチル等の鎖状エステル;テトラヒドロフラン又はその誘導体、1,3−ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、メトキシエトキシエタン、メチルジグライム等のエーテル類;アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類;ジオキサラン又はその誘導体等の単独又はそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
非水電解質を構成するリチウム塩としては、一般に非水電解質電池に使用される広電位領域において安定であるリチウム塩が使用できる。例えば、LiBF4、LiPF6、LiClO4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、LiN(CF3SO2)(C49SO2)、LiC(CF3SO23、LiC(C25SO23などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。
非水電解質における電解質塩の濃度としては、優れた高率放電特性を有する非水電解質電池を確実に得るために、0.1mol/l〜5mol/lが好ましく、さらに好ましくは、1mol/l〜2.5mol/lである。
本発明を適用した電池を製造する際には、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート及びS=O結合を有する環状有機化合物を用いることが強く推奨される。炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート及びS=O結合を有する環状有機化合物は、非水電解液に添加することにより、用いることが可能である。炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート及びS=O結合を有する環状有機化合物は両者を同時に用いることが好ましく、非水電解質に添加して用いる場合、添加量は非水電解質の重量に対して0.1重量%以上20重量%以下が好ましい。
前記炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートは、ビニレンカーボネート、スチレンカーボネート、カテコールカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、1−フェニルビニレンカーボネート及び1,2−ジフェニルビニレンカーボネートからなる群から選択される1種又は2種以上とすることが好ましい。前記炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートをこのように選択することにより、初充電時に負極表面に形成されるリチウムイオン透過性の保護被膜が、より緻密で、且つ、リチウムイオン透過性に優れたものとなるため、非水電解質を構成するその他の有機溶媒の分解をより効果的に抑制でき、2サイクル目以降の充放電を充分に行うことができ、充放電効率を向上させ、高いエネルギー密度と優れた高率放電特性を有する非水電解質電池とすることができる。
前記S=O結合を有する環状有機化合物は、エチレンサルファイト、プロピレンサルファイト、スルフォラン、スルフォレン、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上とすることが好ましい。前記S=O結合を有する環状有機化合物をこのように選択することにより、初充電時に負極表面に形成されるリチウムイオン透過性の保護被膜が、さらに緻密で、且つ、リチウムイオン透過性に優れたものとなるため、非水電解質を構成するその他の有機溶媒の分解をさらに効果的に抑制でき、2サイクル目以降の充放電を充分に行うことができ、充放電効率を向上させ、高いエネルギー密度と優れた高率放電特性を有する非水電解質電池とすることができる。
また、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート及びS=O結合を有する環状有機化合物の含有量が、合計して非水電解質の全重量に対して0.1重量%以上であることによって、初充電時における非水電解質を構成するその他の有機溶媒の分解をほぼ完全に抑制し、2サイクル目以降の充電をより確実に行うことができる。また、20重量%以下であることによって、過剰に含有された炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートやS=O結合を有する環状有機化合物が正極上で分解することによる電池性能の劣化がほとんど発生せず、高いエネルギー密度と優れた高率放電特性を有する非水電解質電池とすることができる。炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートとS=O結合を有する環状有機化合物の含有比は、任意に選択することができるが、重量比1:1前後であることが好ましい。
なお、前記炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート及びS=O結合を有する環状有機化合物は、過度に添加しない限り、非水電解質電池の製造工程中、組み立て後に行う初期充放電(初期化成)の工程で相当量が消費されるので、初期充放電工程を経て完成された非水電解質電池においては、検出されない場合もある。
以下、本発明のさらなる詳細を実施例により説明するが、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
(本発明電池)
本発明電池における非水電解質電池の断面図を図1に示す。
本発明におけるリチウム電池は、正極1、負極2、及びセパレータ3からなる極群4と、非水電解質と、金属樹脂複合フィルム5から構成されている。正極1は、正極合剤11が正極集電体12上に塗布されてなる。また、負極2は、負極合剤21が負極集電体22上に塗布されてなる。非水電解質は極群4に含浸されている。金属樹脂複合フィルム5は、極群4を覆い、その四方を熱溶着により封止されている。
次に、上記構成の電池の製造方法を説明する。
正極1は次のようにして得た。まず、LiCoOと、導電剤であるアセチレンブラックを混合し、さらに結着剤としてポリフッ化ビニリデンのN−メチル−2−ピロリドン溶液を混合し、この混合物をアルミニウム箔からなる正極集電体12の片面に塗布した後、乾燥し、正極合剤11の厚みが0.1mmとなるようにプレスした。以上の工程により正極1を得た。
また、負極2は、次のようにして得た。まず、負極活物質であるグラファイトと、結着剤であるポリフッ化ビニリデンのN−メチル−2−ピロリドン溶液を混合し、この混合物を銅箔からなる負極集電体22の片面に塗布した後、乾燥し、負極合剤21厚みが0.1mmとなるようにプレスした。以上の工程により負極2を得た。
一方、セパレータ3にはポリエチレン製微多孔膜(厚さ25μm、開孔率50%)を用いた。
極群4は、正極合剤11と負極合剤21とを対向させ、その間にセパレータ3を配し、正極1、セパレータ3、負極2の順に積層することにより、構成した。
非水電解質は、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を3重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPF6を溶解させることにより得た。これを電解質a1とする。
次に、非水電解質中に極群4を浸漬させることにより、極群4に非水電解質を含浸させ、た。さらに、金属樹脂複合フィルム5で極群4を覆い、その四方を熱溶着により封止した。
以上の製法により得られた非水電解質電池を本発明電池A1とする。なお、本発明電池A1の設計容量は、10mAhである。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を5重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a2)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A2とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を10重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a3)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A3とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を25重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a4)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A4とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を50重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a5)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A5とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を75重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a6)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A6とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を25重量%、ビニレンカーボネートを0.05重量%及び1,3−プロパンスルトンを0.05重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a7)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A7とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を25重量%、ビニレンカーボネートを10重量%及び1,3−プロパンスルトンを10重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質a8)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池A8とした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)を25重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質b)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池Bとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)を25重量%、スチレンカーボネートを2重量%及びスルフォランを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質c)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池Cとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル)を25重量%、ビニルエチレンカーボネートを2重量%及びエチレンサルファイトを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質d)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、本発明電池Dとした。
(比較電池)
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を25重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質e)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、比較電池eとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を25重量%及びビニレンカーボネートを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質f)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、比較電池Fとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)を25重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質g)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、比較電池Gとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリエチルを25重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質h)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、比較電池Hとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、リン酸トリ(2,2,2−トリフルオロエチル)を25重量%、ビニレンカーボネートを2重量%及び1,3−プロパンスルトンを2重量%混合し、さらに1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質i)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、比較電池Iとした。
非水電解質として、エチレンカーボネート及びジエチルカーボネートを体積比1:1の割合で混合した混合溶媒1リットルに、1モルのLiPFを溶解させたもの(電解質j)を用いた以外は、本発明電池Aと同一の原料及び製法により、容量10mAhの非水電解質電池を作製し、比較電池Jとした。
(電解質燃焼性試験)
上記した非水電解質(電解質a1〜a8、b〜j)について、電解質燃焼性試験を行った。時計皿に各電解質を5ml取り、アルコールランプの火を10秒間近づけて着火・燃焼の有無を確認した。
(電池性能試験)
これらの本発明電池A1〜A8、B、C、D及び比較電池E、F、G、H、I、Jについて、初期放電容量、高率放電容量の測定を行った。初期放電容量は、20℃において、電流10mA、終止電圧4.2Vの定電流定電圧充電した後、20℃において、電流2mA、終止電圧2.7Vの定電流放電を行い、初期放電容量とした。また、高率放電容量は、20℃において、電流10mA、終止電圧4.2Vの定電流定電圧充電した後、20℃において、電流30mA、終止電圧2.7Vの定電流放電を行い、高率放電容量とした。以上の試験結果をまとめて表1に示す。なお、表1においては次の通りの略称記号を用いている。
TFPP:リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)
DFEP:リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)
OFPP:リン酸トリ(1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル)
TEP:リン酸トリエチル
TFEP:リン酸トリ(2,2,2−トリフルオロエチル)
VC:ビニレンカーボネート
SC:スチレンカーボネート
VEC:ビニルエチレンカーボネート
PS:1,3−プロパンスルトン
SF:スルフォラン
ES:エチレンサルファイト
表1に示すように、リン酸エステル類を添加していない電解質jを用いた比較電池Jは、初期放電容量及び高率放電容量は良好であったが、これに用いた非水電解質は燃焼性を有した。分子鎖末端基の構造がCH3−であるリン酸エステルを含有している電解質hや、分子鎖末端基の構造がCF3−であるリン酸エステルを含有している電解質iは、自己消火性又は難燃性を示したが、これを用いた比較電池H、Iは、初期放電容量は設計容量に対してやや低く、さらに高率放電容量に劣ることがわかった。また、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートやS=O結合を有する環状有機化合物のいずれか一方又は両方を添加していない非水電解質を用いた比較電池E、F、Gにおいても、初期放電容量は設計容量に対してやや低く、さらに高率放電容量に劣ることがわかった。
これに対し、本発明電池A1〜8、B、C、Dは、比較電池E、F、G、H、I、Jと比較して、初期放電容量及び高率放電容量がともに優れているだけでなく、これに用いた非水電解質の燃焼性試験結果も良好であり、優れた電解質の難燃性と高率放電特性とを兼ね備える非水電解質電池であることが確認された。
また、優れた電解質の難燃性と高率放電特性とを兼ね備える非水電解質電池とするためには、本発明電池A1〜A6間の比較により、リン酸エステル化合物の含有量は5重量%以上が好ましく、より好ましくは10重量%以上50重量%以下であることが確認された。
前記本発明電池A1〜A8、B、C、D及び比較電池E、F、G、H、I、Jのそれぞれ各複数個について、初期放電容量及び高率放電容量の測定後、非水電解質の組成分析に供した。外装体である金属樹脂複合フィルムの一部を切り欠き、遠心分離器を用いて電池内の非水電解質を採取し、非水溶媒成分を分析した。その結果、ほぼ全数の非水電解質について、環状カーボネート及びS=O結合を有する環状有機化合物の検出量はいずれも製造時の添加量よりも減少しており、検出されないものもあった。特に、環状カーボネートについては、ほとんどの非水電解質について検出されなかった。これは、非水電解質電池の製造工程中、組み立て後に行う初期充放電(初期化成)の工程で相当量が消費されたためと考えられる。
以上、説明したように、本発明によれば、優れた電解質の難燃性と高率放電特性とを兼ね備えた非水電解質電池を容易に提供することができ、その工業的価値は大である。
本発明の非水電解質電池の断面図である。
符号の説明
1 正極
11 正極合剤
12 正極集電体
2 負極合剤
21 負極合剤
22 負極集電体
3 セパレータ
4 極群
5 金属樹脂複合フィルム

Claims (5)

  1. 正極と、負極と、リチウム塩を含有する非水電解質とを備えた非水電解質電池であって、前記非水電解質は、分子鎖末端基の構造がCF 2 H−であるリン酸エステル化合物を3〜75重量%含有し、さらに、炭素−炭素π結合を有する環状カーボネート、及び、S=O結合を有する環状有機化合物を添加した非水電解質を用いて製造された非水電解質電池。
  2. 前記リン酸エステル化合物は、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)、リン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)、リン酸トリ(2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチル)、リン酸トリ(1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル)、リン酸トリ(1H,1H,7H−ドデカフルオロへプチル)、リン酸トリ(1H,1H,3H,7H−パーフルオロへプチル)及びリン酸トリ(1H,1H,9H−ヘキサデカフルオロノニル)からなる群から選択される1種又は2種以上である請求項1記載の非水電解質電池。
  3. 前記リン酸エステル化合物は、リン酸トリ(2,2−ジフルオロエチル)及びリン酸トリ(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)からなる群から選択される1種又は2種であ請求項1記載の非水電解質電池。
  4. 前記炭素−炭素π結合を有する環状カーボネートは、ビニレンカーボネート、スチレンカーボネート、カテコールカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、1−フェニルビニレンカーボネート及び1,2−ジフェニルビニレンカーボネートからなる群から選択される1種又は2種以上である請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質電池。
  5. 前記S=O結合を有する環状有機化合物は、エチレンサルファイト、プロピレンサルファイト、スルフォラン、スルフォレン、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜4のいずれかに記載の非水電解質電池。
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