JP5903286B2 - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池において、金属リチウム基準で4.5V以上の高い電位を発現する正極活物質を用いた高電圧非水電解液二次電池に関する。
非水電解液二次電池、特にリチウム二次電池は、高出力密度、高エネルギー密度を有し、携帯電話、ノートパソコン、タブレット型コンピューター等の電源として汎用されている。これら携帯型電子機器にはリチウムコバルト酸化物を活物質とした正極が多用されている。また、これらの非水電解液二次電池は、二酸化炭素排出量の少ないクリーンなエネルギーとして、電力貯蔵用電源、電気自動車用電源など、大型の蓄電用途への適用が盛んに研究されている。
近年、非水電解液二次電池の高性能化、大型化に伴い、非水電解液二次電池の更なる高エネルギー密度化が要求されている。これらの要望に対して、従来のリチウムコバルト酸化物よりもより高電圧化が可能な正極活物質を用いた非水電解液二次電池が提案されている。
例えば、リチウムニッケルマンガン複合酸化物を活物質として用いた非水電解液二次電池は金属リチウム基準で、5V以上の高電圧化が可能であることが知られている。従って電池の高エネルギー密度化が可能であり、電池サイズの小型化、さらには電気自動車の航続距離の延長が可能となる。
しかしながら、現行の電池構成においては、このような高電圧条件で充放電を行うと、電解液が正極上で酸化分解され、分解生成物の堆積により電気抵抗を増大させ、充放電サイクル性能が低下するため、実用化には至っていない(非特許文献1、2)。
これらの課題に対して、電極上での電解液の電気化学的分解を抑制する方法として、様々な添加剤が提案されている(非特許文献3、特許文献1〜4)。
非特許文献3、特許文献1には電解液中にビニレンカーボネートを少量添加することで保護性被膜(SEI)を形成することが開示されている。特許文献2には満充電状態の正極電位が金属リチウムを基準として4.35V以上である正極と電解液中にフルオロエチレンカーボネートを共存させることで、高温での充放電サイクルに伴う容量低下および高温保存時のガス発生を抑制することが開示されている。
特許文献3には1,3‐プロパンスルトンのような表面改質剤を存在させておき、充放電時に電極上にリチウム透過性の被膜を形成させる方法が知られている。
特許文献4にも同様に特定のホウ素アルコキシドを少量添加することで、リチウム透過性の被膜を形成する方法が開示されている。
一方、非水系電解液の難燃性、自己消火性を向上する方法として、リン酸エステル化合物を添加する方法が開示されている。非水電解液にリン酸エステル化合物を添加する方法は充放電効率の低下や充放電繰返し後の電池エネルギー密度の低下を生じることがなく、自己消火性を向上できると記載されている(特許文献5〜7)。
特開2005−149985号公報 特開2007−250415号公報 特開2011−96672号公報 特開2011−192618号公報 特開平08−88023号公報 特開平11−260401号公報 特開2010−44883号公報
「次世代自動車用リチウムイオン電池の材料開発」株式会社シーエムシー出版(2008)p.86〜89 「自動車用リチウムイオン電池」日刊工業新聞社(2010)p.20〜25、p.130〜131 「電子とイオンの機能化学シリーズ vol.3 次世代型リチウム二次電池」株式会社エヌ・ティー・エス(2003)p.134〜137
特許文献1に開示される方法は、主に負極上での安定な被膜を形成させるものであり、少量の添加により、正極上に特異的に被膜を形成させることは困難である。
特許文献2、3に開示されているフルオロエチレンカーボネートや環状スルホン酸エステルは4.35V以上の高電位の正極材料で提案されているものの、特許文献1に開示された方法と同様、還元を受けやすく、負極上でも分解することが知られている。
さらに、特許文献4に開示されているホウ素アルコキシドは添加しない場合に比べて4.5V以上で酸化電流が急激に増加することが示されており、分解に使用された分だけ電位量が制限されるため、電池そのものの容量が低下する可能性がある。
従って、非特許文献1、2で指摘するように、5V級などの高電位の正極材料は、高いエネルギー密度に対する利点はあるものの、電解液の分解の問題は解決しておらず、高電圧下で充放電を行った際には良好な充放電サイクル特性を得られにくい課題が存在する。
一方で、特許文献5には難燃性、自己消火性を向上させる目的でリン酸エステルを電解液に添加する方法が提案されている。特にフッ素を含有したリン酸エステル(以下含フッ素リン酸エステル)はそれ自身が不燃性であり、含フッ素リン酸エステルを添加した電解液は難燃性であって安全性を向上すると記載されている。しかし、電池充放電効率やエネルギー密度、電池寿命の点で改善の必要があり、例えば、特許文献6、7ではビニレンカーボネート等の被膜形成剤を共存させることで、リン酸エステル化合物を添加する際に生じる電池の充放電効率及び負荷特性の低下を改善する効果が示されている。
しかしながら、特許文献5ではリン酸エステル化合物は主に難燃性を向上させる目的で用いられており、高電位で動作可能な正極と組み合わせた例は見られず、さらには高電位正極と組み合わせた場合に良好な充放電サイクル特性を発揮することは知られていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明はリチウム遷移金属複合酸化物を正極とする非水電解液二次電池において、4.5V以上の高電圧で充放電を行った際に、正極表面における電解液の分解を抑制し、充放電サイクル特性を向上させた非水電解液二次電池を提供することにある。
本発明者らは、先の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、リチウム遷移金属複合酸化物を正極とする非水電解液二次電池の電解液に、特定の含フッ素リン酸エステルを存在させることにより、正極界面抵抗の増大が抑制され、充放電サイクル特性が向上することを見出し、本発明を完成させたものである。
即ち、本発明は下記の要旨に係るものである。
金属リチウム基準で4.5V以上の電位を発現する正極活物質を有する正極と、負極と、電解質を非水溶媒に溶解した非水電解液とを有する非水電解液二次電池であって、前記非水電解液に、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、または、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2−ジフルオロエチルを添加している。
(5)
前記非水電解液二次電池に用いられる電解液は、例えば環状カーボネート及び鎖状カーボネートを含む。
また本発明の非水電解液二次電池は、正極が活物質としてリチウムニッケルマンガン複合酸化物を含む。

本発明によれば、金属リチウム基準で4.5V以上の高い電位を発現する正極活物質を用いた非水電解液二次電池において、正極上に皮膜を形成し、この皮膜により正極界面抵抗の増大が抑制されて充放電サイクル寿命が著しく向上する。
実施例1〜7および比較例1〜5に用いたコインセルの電池を示す図である。 実施例8および比較例6に用いたラミネートセルの電池を示す図である。 実施例8で測定した交流インピーダンスの結果を示す図である。 比較例6で測定した交流インピーダンスの結果を示す図である。
本発明の実施形態は金属リチウム基準で4.5V以上の電位を発現する正極活物質を有する正極と、負極と、電解質を非水溶媒に溶解した非水電解液とを有するものである。
特に前記非水電解液に特定の含フッ素リン酸エステルを溶解した電解液を用いたものである。
本発明の非水電解液二次電池において、電池の放電容量と電極の界面抵抗の間には密接な関係がある。即ち、抵抗の増加に従って、電極の電圧が増加し、電池の容量は低下する。そのため、電極界面のインピーダンスを測定することにより電極表面の状態を知ることができる。
また、本発明の非水電解液二次電池において、サイクル特性が向上する機構は定かではないが、例えば含フッ素リン酸エステルが正極表面で酸化され、リチウムイオンのみを選択的に透過し、溶媒の分解を抑制する重合性の被膜を形成する、あるいは含フッ素リン酸エステルが正極表面へ特異的に吸着することによって、リチウムイオンと非水系溶媒の脱溶媒和を促進し、結果として正極と電解液界面の抵抗増加を抑制することができると考えられる。
本発明の非水電解液二次電池において、一般式(1)中の、nは0または1の整数を表し、R、R及びRは、それぞれ独立して、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基または炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐の含フッ素アルキル基を表し、且つR〜Rの少なくとも1つは含フッ素アルキル基である。
炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、およびn−ヘキシル基等が挙げられ、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐の含フッ素アルキル基としては、トリフルオロメチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、ヘキサフルオロイソプロピル基、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル基、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル基及び3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基等を挙げることができる。
一般式(1)で表される含フッ素リン酸エステルとして、例えば、リン酸トリス(トリフルオロメチル)、リン酸トリス(2,2−ジフルオロエチル)、リン酸トリス(2,2,2−トリフルオロエチル)、リン酸トリス(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)、リン酸トリス(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)、リン酸トリス(ヘキサフルオロイソプロピル)、リン酸トリス(2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル)、リン酸トリス(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)、リン酸トリス(3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル)、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)メチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)エチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2−ジフルオロエチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、リン酸ビス(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)2,2,2−トリフルオロエチル及びリン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)メチル等を挙げることができる。
本発明の非水電解液二次電池において、一般式(2)中の、Rは炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐の含フッ素アルキル基を表し、−(C)−は直鎖状もしくは分岐状のアルキレン基、又は直鎖状もしくは分岐状の含フッ素アルキレン基を表す。
一般式(2)で表される含フッ素リン酸エステルを具体的に例示すると、トリフルオロメチルエチレンホスフェート、トリフルオロメチルトリメチレンホスフェート、トリフルオロメチルテトラフルオロエチレンホスフェート、ジフルオロメチルエチレンホスフェート、ジフルオロメチルトリメチレンホスフェート、ジフルオロメチルテトラフルオロエチレンホスフェート、2,2,2−トリフルオロエチルエチレンホスフェート、2,2,2−トリフルオロエチルトリメチレンホスフェート、2,2,2−トリフルオロエチルテトラフルオロエチレンホスフェート、2,2−ジフルオロエチルエチレンホスフェート、2,2−ジフルオロエチルトリメチレンホスフェート、2,2−ジフルオロエチルテトラフルオロエチレンホスフェート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエチレンホスフェート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルトリメチレンホスフェート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルテトラエチレンホスフェート等を挙げることができる。
一般式(1)で表される含フッ素リン酸エステルの内、2,2,2−トリフルオロエチル基を有し、全ての置換基が同一でないものが好ましい。一般式(1)の中でも特に好適な含フッ素リン酸エステルを例示すると、一般式(3)になり、具体的には、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)メチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)エチル、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2−ジフルオロエチル、リン酸ビス(2,2−ジフルオロエチル)2,2,2−トリフルオロエチル、リン酸ビス(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)2,2,2−トリフルオロエチル、リン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)メチル、リン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)エチル、リン酸(2,2,2−トリフルオロエチル)(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)2,2−ジフルオロエチルを挙げることができる。
一般式(1)および一般式(2)で表される含フッ素リン酸エステルは単独で使用しても良いし、混合して使用することも出来る。
本発明の非水電解液二次電池において、含フッ素リン酸エステルはそれ自体が電解質の良溶媒であることから、使用量について特に制限されるものではないが、非水系電解液全体に対して0.5〜90体積%であることが好ましい。含フッ素リン酸エステルの添加量が0.5%未満の場合、添加した効果は低く、90%を超える場合は、粘度の上昇、電気伝導度の低下など、十分な充放電特性を得られない場合がある。
本発明の非水電解液二次電池において、さらに電池性能を向上させるために非水電解液にその他の溶媒を加えても良い。非水電解液の溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、フルオロエチレンカーボネート等の環状カーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジフェニルカーボネート、ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)カーボネート等の鎖状カーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、プロピオラクトン等の環状エステル、酢酸メチル、酪酸メチル、トリフルオロ酢酸エチル等の鎖状エステル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、メトキシエトキシエタン等のエーテル類及びアセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類等の単独又はそれら2種以上の混合物を挙げることができる。これらのうち、特に環状カーボネートと鎖状カーボネートの混合物を使用することがイオン伝導度、電池のサイクル性能の点で好ましい。
非水電解液を構成する電解質塩としては、広電位領域において安定であるリチウム塩やマグネシウム塩等が使用できる。このような電解質塩として、例えば、LiBF、LiPF、LiClO、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiC(CFSO、Mg(ClO、Mg(CFSO、Mg(N(CFSO等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。なお、電池の高率充放電特性を良好なものとするため、非水電解液における電解質塩の濃度は0.2〜2.5mol/Lの範囲とすることが望ましい。
本発明の非水電解液二次電池は、少なくとも正極、負極及びセパレータから成る。正極材料としては、金属リチウム基準で4.5V以上の電位を発現する正極活物質を有する。
この様な正極活物質には一般式LiMn2-yで表されるスピネル型酸化物や、一般式LiMPO4(M=Ni、Co)で表されるオリビン型酸化物等がある。
中でも一般式LiMn2−yNi(0≦x≦1、0.45≦y≦0.6)からなる活物質を含む正極が金属リチウム基準で4.5V以上の電位を安定して発現するため好ましく、さらには、LiMn1.5Ni0.5の組成の活物質を含む正極が好ましい。
負極材料としては、金属リチウム、リチウム合金あるいはリチウムイオンをドープ・脱ドープ可能な炭素材料等が用いられる。
セパレータとしては、微多孔性膜等が用いられ、材料として、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂あるいはポリフッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂等が用いられる。
非水電解液二次電池の形状、形態としては、通常、円筒型、角型、コイン型、カード型およびラミネート型等が選択される。
本発明の非水電解液二次電池において、金属リチウム基準で下限電圧を+1.0〜3.5V、上限電圧を+4.3V〜5.5V、好ましくは+4.5V〜5.3Vの範囲で充放電することが好ましい。下限電圧が+1.0V未満では還元分解が顕著になり、負極の抵抗が増加するなど、電池性能低下の原因となる。一方、上限電圧5.5Vを超える場合には電解液だけでなく、電極自身が酸化により分解されるなど、電池性能低下の原因となる。
また、本発明の非水電解液二次電池において、金属リチウム基準で下限電圧を+1.0〜3.5V、上限電圧を+4.3V〜5.5Vの範囲で充放電する際に、充電レートを0.1C以下とすることが好ましい。0.1Cを超える充電レートで充電すると例えば、含フッ素リン酸エステルの分解が均一に起こらず、皮膜としての効果が低くなるだけでなく、部分的に抵抗が増加し、電池性能を低下する場合がある。
(実施例)
以下、本発明を実施例にて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
作成例1.コインセル型リチウム二次電池の作成
正極活物質としてリチウムニッケルマンガン複合酸化物(LiNi0.5Mn1.5)を用い、これに導電助剤としてアセチレンブラック、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)をLiNi0.5Mn1.5:アセチレンブラック:PVDF=86:7:7となるように配合し、1−メチル−2−ピロリドンを用いてスラリー化したものをアルミ製集電体上に一定の膜厚で塗布し、乾燥させて正極を得た。
負極活物質としては天然球状グラファイトを用い、バインダーとしてPVDFをグラファイト:PVDF=9:1となるように配合し、1−メチル−2−ピロリドンを用いてスラリー化したものを銅製集電体上に一定の膜厚で塗布し、乾燥させて負極を得た。
セパレータは無機フィラー含有ポリオレフィン多孔質膜を用いた。
以上の構成要素を用いて、図1に示した構造のコイン型セルを用いたリチウム二次電池を作成した。リチウム二次電池はセパレータ6を挟んで正極1、負極4を対向配置し、負極ステンレス製キャップ3にステンレス製板バネ5を設置し、負極4、セパレータ6および正極1からなる積層体をコイン型セル内に収納した。この積層体に本発明の電解液を注入した後、ガスケット7を配置後、正極ステンレス製キャップ2をかぶせ、コイン型セルケースを加締めることで作成した。
試験例2.コインセル型リチウム二次電池の充放電試験
リチウムニッケルマンガン複合酸化物(LiNi0.5Mn1.5)正極と炭素負極によって作成したコインセル型リチウム二次電池を25℃の恒温条件下、0.1Cの充電電流で上限電圧を4.8Vとして充電し、続いて0.1Cの放電電流で3.0Vとなるまで放電した。この操作を3回行った後に25℃の恒温条件下、1Cの充電電流で4.8Vの定電流‐低電圧充電を行い、1Cの放電電流で終止電圧3.0Vまで定電流放電を行った。このときの放電容量を初期放電容量とし、この操作を50回繰り返した際の放電容量を測定し、50サイクル後の放電容量/初期放電容量比をサイクル維持率として比較を行った。
作成例3. ラミネート型リチウム二次電池の作成
正極については、前記作成例1のコインセル型リチウム二次電池の作成で使用したリチウムニッケルマンガン複合酸化物(LiNi0.5Mn1.5)を活物質とする正極を用いた。
負極活物質としてはリチウム金属箔を用い、ニッケル集電体に圧着して負極を得た。
セパレータには無機フィラー含有ポリオレフィンを用いた。
以上の構成要素を用いて、図1に示した構造のラミネートパッケージを用いたリチウム二次電池を作成した。リチウム二次電池はセパレータ11を挟んで正極10および負極12を対向配置し、これら正極10、セパレータ11および負極12からなる積層体をラミネートパケージ13内に収納し、充電・放電はラミネートパケージ13に設けた正極リード8および負極リード9を介して行った。
試験例4.ラミネート型リチウム二次電池の充放電試験
この様に作成したラミネート型リチウム二次電池を25℃の恒温条件下、0.1Cの充電電流で上限電圧を5.3Vとして充電し、続いて0.1Cの放電電流で3.0Vとなるまで放電した。この操作を3回行った後に25℃の恒温条件下、1Cの充電電流で5.3Vの定電流充電を行い、1Cの放電電流で終止電圧3.0Vまで定電流放電を行った。このときの放電容量を初期放電容量とし、この操作を50回繰り返した際の放電容量を測定し、50サイクル後の放電容量/初期放電容量比をサイクル維持率として比較を行った。また、交流インピーダンス法により初回充電後の正極と電解液の界面抵抗値を測定し、50サイクル後に測定した正極‐電解液界面抵抗と初期の正極‐電解液界面抵抗の比を抵抗増加率として比較した。
[実施例1]
電解液溶媒としてエチレンカーボネート(以下ECと略す)、ジメチルカーボネート(以下DMCと略す)を体積比1:1の割合で混合した溶媒を用い、これにリン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(以下E2PPと略す)を15体積%となるように混合した。この混合溶媒に電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1.0mol/L溶解させたものを電解液として用いた。
この電解液を用いて前記作成例1のコインセル型リチウム二次電池を作成し、前記試験例2に従って50サイクルの充放電試験を実施した結果を表1に示す。
Figure 0005903286
[実施例2]
含フッ素リン酸エステルをリン酸ビス(2、2,2−トリフルオロエチル)2,2−ジフルオロエチル(以下E2DPと略す)に変更した以外は実施例1と同様に電解液を調製した。この電解液を用いて実施例1と同様のコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[実施例3]
含フッ素リン酸エステルをリン酸トリス(2,2、2−トリフルオロエチル)(以下TFEPと略す)に変更した以外は実施例1と同様に電解液を調製した。この電解液を用いて実施例1と同様のコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[実施例4]
含フッ素リン酸エステルをリン酸トリス(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)(以下TFPPと略す)に変更した以外は実施例1と同様に電解液を調製した。この電解液を用いて実施例1と同様のコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[実施例5]
含フッ素リン酸エステルを2,2,2−トリフルオロエチルエチレンホスフェート(以下TFDMPと略す)に変更した以外は実施例1と同様に電解液を調製した。この電解液を用いて実施例1と同様のリチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[実施例6]
電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合し、これにE2PPを10体積%となるように混合した以外は実施例1と同様に電解液を調製した。
この電解液を用いて実施例1と同様のコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[実施例7]
電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合し、これにE2PPを5体積%となるように混合した以外は実施例1と同様に電解液を調製した。
この電解液を用いて実施例1と同様のコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[比較例1]
非水電解液に含フッ素リン酸エステルを加えていない点を除いて、実施例1と同様にしてコインセル型リチウム二次電池を作成し充放電試験を行った結果を表1に示す。
[比較例2]
電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合した溶媒を用い、これにリン酸トリメチル(以下TMPと略す)を15体積%となるように混合した。この混合溶媒に電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1.0mol/L溶解させたものを電解液として用いた。
この電解液を用いて実施例1と同様にコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[比較例3]
電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合した溶媒を用い、これにビニレンカーボネート(以下VCと略す)を1体積%となるように混合した。この混合溶媒に電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1.0mol/L溶解させたものを電解液として用いた。
この電解液を用いて実施例1と同様のコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[比較例4]
電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合した溶媒を用い、これにフルオロエチレンカーボネート(以下FECと略す)を15体積%となるように混合した。この混合溶媒に電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1.0mol/L溶解させたものを電解液として用いた。
この電解液を用いて実施例1と同様にコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[比較例5]
電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合した溶媒を用い、これに1,3‐プロパンスルトン(PSと略す)を15体積%となるように混合した。この混合溶媒に電解質として六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1.0mol/L溶解させたものを電解液として用いた。
この電解液を用いて実施例1と同様にコインセル型リチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表1に示す。
[実施例6]
実施例1と同様の電解液を用いて前記作成例3のリチウムニッケルマンガン複合酸化物(LiNi0.5Mn1.5)正極とリチウム金属負極を用いたラミネート型リチウム二次電池を作成し、50サイクルの充放電試験を実施した。その結果を表2に示す。
また、サイクルごとに交流インピーダンス法によって測定した電気抵抗の結果を図3に示す。
Figure 0005903286
図3の交流インピーダンス測定結果から、各電極界面抵抗に関する情報を分離して求めることができる。即ち、正極にリチウム遷移金属複合酸化物、負極にリチウム金属を用いた本電池の場合、時定数から判断して、高周波数側の円弧から負極‐電解液界面の抵抗値が求められ、低周波数側の円弧から正極‐電解液界面の抵抗値が求められる。
驚くべきことに本発明の皮膜形成材を混合した電解液では、サイクルごとの低周波数側の円弧の大きさ、即ち正極‐電解液界面抵抗の増加が抑制され、50サイクル後の抵抗増加率は108%であった。
[比較例6]
含フッ素リン酸エステルを加えず、電解液溶媒としてEC、DMCを体積比1:1の割合で混合した溶媒を用い、電解質としてLiPFを1.0mol/L溶解させたものを電解液として用いた。
この電解液を用いて、上記1のリチウム二次電池を作成し、充放電試験を行った結果を表2に示す。
また、実施例6と同様にサイクルごとの交流インピーダンス測定を行った結果を図4に示す。図4から明らかなように含フッ素リン酸エステルを加えていない電解液ではサイクルごとの正極‐電解液界面インピーダンスが顕著に増加し、50サイクル後の抵抗増加率は300%であった。
[試験結果]
以下に、実施例、比較例の試験結果について考察する。
[実施例1〜5と比較例1の比較]
実施例1〜5は本発明の含フッ素リン酸エステルを電解液に共存させた非水電解液二次電池である。これらのものは比較例1の未添加の場合に比べて、サイクル特性に優れていることが判る。
[実施例1〜5と比較例2との違い]
比較例2は非フッ素のリン酸エステルを添加したものである。この結果から、本発明の非水電解液二次電池のサイクル特性向上には、フッ素原子が影響しており、フッ素原子を構造中に有していないTMPはサイクル特性が向上していないことが判る。
[実施例1〜5と比較例3〜5の比較]
比較例3〜5では従来より提案されている正極に被膜を形成するVC、FEC、PSとの比較を行った。これらの材料は比較例1の未添加の場合と比べて、サイクル特性は向上しているが、本発明の含フッ素リン酸エステルに比べてその効果に劣っている。これは、比較例3〜5の化合物が正極表面だけでなく、負極でも分解したためと考えられる。
また、比較例4のFECは分子構造中にフッ素原子を有しており、本発明の含フッ素リン酸エステルと類似の効果が期待された。しかし、比較例4に記載したように、FEC単独では、正極に特異的に作用する効果が得られず、フッ素とリンの2つの原子が非水電解液二次電池のサイクル特性向上には必須であることが判った。これは驚くべき効果であり、当業者が容易に類推することは難しいと考えられる。
[実施例1〜5の比較]
実施例1、2は分子内に異なる置換基を有する含フッ素リン酸エステル(半対称形)を共存させた例であり、実施例3、4は同一の置換基を有する含フッ素リン酸エステル(対称形)を共存させた例である。この結果から半対称形の含フッ素リン酸エステルに特に顕著なサイクル向上効果が確認された。この機構については明らかではないが、置換基構造の違いによって酸化反応速度が異なり、段階的に酸化されることで被膜の均一性を高めるなどの効果があるのではないかと考えられる。
一方で、実施例5は含フッ素リン酸エステルの中でも効果が低い結果となった。これは分子中のフッ素含有量がその他の含フッ素リン酸エステルに比べて低いことが原因と考えられる。
[実施例1、6、7の比較について]
実施例1と実施例6、7ではE2PPの添加量を変更して試験を実施した。この結果から、E2PPは少量でも効果があることが判る。さらには添加量によってサイクル維持率に差が見られないことから、被膜形成等に必要な含フッ素リン酸エステルのみが消費され、残存する含フッ素リン酸エステルは電池性能に影響を及ぼさず、新たな膜形成が起こる際に供給されるものと考えられる。
[実施例6と比較例6の違いについて]
本発明の含フッ素リン酸エステルが主に正極に作用していることを検証するためにリチウム金属を負極に用いて充放電を行った。実施例6に記載したように、交流インピーダンス測定の結果から低周波数側の抵抗成分は正極‐電解液間の界面抵抗に帰属され、本発明の含フッ素リン酸エステルが正極の界面抵抗の増加を抑制することでサイクル特性を向上していることが示唆されている。
以上のように、本発明の非水電解液二次電池における、含フッ素リン酸エステルの効果は当業者が容易に類推することが困難な驚くべき効果である。
本発明の表面改質材およびこの表面改質材を用いた電極の安定化方法によれば、リチウムニッケルマンガン複合酸化物を正極とした非水電解液二次電池を高電圧で充放電した場合に電解液の分解が抑制され、充放電サイクル寿命を著しく向上することができる。
1 正極
2 正極ステンレス製キャップ
3 負極ステンレス製キャップ
4 負極
5 ステンレス製板バネ
6 無機フィラー含有ポリオレフィン多孔質セパレータ
7 ガスケット
8 正極リード
9 負極リード
10 正極
11 無機フィラー含有ポリオレフィン多孔質セパレータ
12 負極
13 ラミネートパッケージ

Claims (3)

  1. 金属リチウム基準で4.5V以上の電位を発現する正極活物質を有する正極と、負極と、電解質を非水溶媒に溶解した非水電解液とを有する非水電解液二次電池であって、前記非水電解液に、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、または、リン酸ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)2,2−ジフルオロエチルを添加したことを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 非水電解液二次電池に用いられる電解液が環状カーボネート及び鎖状カーボネートの混合溶媒を含む請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  3. 前記正極が活物質としてリチウムニッケルマンガン複合酸化物を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非水電解液二次電池。
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