JP5091429B2 - 人体用エアゾール製品 - Google Patents
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Description
(1)エアゾール組成物を塗布部内で一時貯留するため、液化ガスを多く含有しても飛散することなく、薬液を塗布することができる。
(2)また、塗布部内で液化ガスは一気に全量気化せず、一部が気化して自己冷却するため、塗布される薬液は液化ガスを含有しており優れた冷却感が得られる。また塗布部内も冷却されるため、液化ガスは徐々に気化し冷却効果が持続する。
(3)塗布部を患部に押し付けると患部の形状に応じて変形するため、患部との接触面積が大きく、塗布効率が高い。
(4)塗布部が、軟質な発泡体の下面に硬質な発泡体を備えているため、塗布部を患部に強く押し付けても硬質な発泡体によりバルブと患部との距離を保つことができ、過冷却を防止することができる。
図1aに示す人体用エアゾール製品100は、耐圧容器4の開口部にエアゾールバルブ3を固着したエアゾール容器と、エアゾール容器内に充填されるエアゾール組成物6と、エアゾール容器に装着される塗布部材1とからなる。
図2に示す人体用エアゾール製品110は、ステム30が傾動するとステム孔が開放されるティルト式バルブであること以外は図1aのエアゾール容器と同じものである。また塗布部材1は円筒状の本体2と、本体2の上面に貼付されるドーム状の塗布部10とからなる。
図3に示す人体用エアゾール製品120は、ハウジング33の下部に耐圧容器4の底部で開口するディップチューブを設けていること以外は図1のエアゾール容器と同じものである。また塗布部材の本体2は本体通路2bがL字状であり、本体通路2bの先端から貯留空間2aが横方向に開口するように設けられており、塗布部10も貯留空間2aの開口部を塞ぐように横方向(耐圧容器4の軸線方向に対して垂直方向)に設けられている。該貯留空間2aも、図1の塗布部材と同様に簡易的な定量室として作用する。
図4に示す人体用エアゾール製品130は、ビード部のない小径の耐圧容器4にエアゾールバルブ3を固着したエアゾール容器を用いており、塗布部材1も耐圧容器4の大きさに応じて小さくしたものである。
図5に示す人体用エアゾール製品140は、塗布部材が、エアゾール容器に装着する装着部21と、端部が装着部にヒンジ連結されている本体2と、本体2の上部に設けられる塗布部10とからなる。本体2は、上方でヒンジ連結側に傾斜しており、ヒンジ連結とは反対側の本体後方に噴射操作するためのレバー22が設けられている。塗布部10は軟質発泡体11を用いて上面が凸状となるように成型されており、下面が本体2の傾斜した上面に貼り付けられている。
図6a〜図6cに示す人体用エアゾール製品150は、塗布部10が本体2のノズル23に対して摺動可能に設けられており、塗布部10の位置により噴霧と塗布を切り替えることができる。本体2は図3と同様に本体通路2bがL字状であり、エアゾール容器の軸線方向に対して垂直方向(図6a、紙面左右方向)に円筒状のノズル23が設けられており、その先端には噴射孔2dが設けられている。塗布部10は合成樹脂などから円筒状に成型された基部13に、同軸円筒状に成型された軟質発泡体11を貼り付けた積層体であり、塗布部10の内周面にノズル23を内挿し、ノズル23に沿って摺動できるように取り付けられている。また、ノズル23の外周には横溝23aと環状溝23bとが設けられており、塗布部10の基部13の内周面に設けられた突起(図示せず)と係合する(図6c)。
図7aおよび図7bに示す人体用エアゾール製品160は、図6に示す人体用エアゾール製品150と同様に、塗布部10の位置により噴霧と塗布を切り替えることができるものである。この参考形態では、塗布部材1が、ステムに装着される本体2と、エアゾール容器に装着される肩カバー5と、本体2に被せられるカバー6と、カバー6に装着される塗布部10とからなる。
図9aおよび図9bに示す人体用エアゾール製品170は、図6に示す人体用エアゾール製品150と同様に、塗布部10の位置により噴霧と塗布を切り替えることができるものである。この参考形態では、塗布部材1が、ステムに装着される本体2と、エアゾール容器に装着される肩カバー5と、肩カバー5の環状平面から垂直上方(図9a、紙面上下方向)に向かって伸びる2つの側壁51と、2つの側壁51に回動自在に装着される支持体14と、支持体14の上部に設けられる塗布部10とからなる。
(1)エアゾール組成物を塗布部内で一時貯留するため、液化ガスを多く含有しても飛散することなく、薬液を塗布することができる。
(2)また、塗布部内で液化ガスは一気に全量気化せず、一部が気化して自己冷却するため、塗布される薬液は液化ガスを含有しており優れた冷却感が得られる。また塗布部内も冷却されるため、液化ガスは徐々に気化し冷却効果が持続する。
(3)塗布部を患部に押し付けると塗布部が患部の形状に応じて変形するため、患部との接触面積が大きく、塗布効率が高い。
(4)塗布部が、軟質な発泡体の下面に硬質な発泡体を備えているため、塗布部を患部に強く押し付けても硬質な発泡体によりバルブと患部との距離を保つことができ、過冷却を防止することができる。
下記のエアゾール組成物を図1に示す塗布部材1を備えたエアゾール容器に充填し、害虫忌避用エアゾール製品を製造した。なお塗布部10の発泡体は、下層が見かけ密度0.07(g/cm3)、圧縮硬度が8.8(N/cm2)であるポリエチレンフォーム(硬質発泡体)、上層が見かけ密度0.031(g/cm3)、圧縮硬度が0.98(N/cm2)であるポリウレタンフォーム(軟質発泡体)である積層体を用い、両発泡体の中心軸を貫通する中心通路を備えている。
N,N−ジエチル−m−トルアミド 0.25
シクロメチコン 0.20
セバシン酸ジエチル 0.20
エタノール 4.35
ノルマルブタン(20℃での蒸気圧:0.12MPa) 95.00
合計 100.00(重量%)
下記のエアゾール組成物を図2に示す塗布部材1を備えたエアゾール容器に充填し、抗真菌剤用エアゾール製品を製造した。なお、塗布部10の発泡体はエアゾール製品例1と同じ材質のポリエチレンフォーム(硬質発泡体)とポリウレタンフォーム(軟質発泡体)を用いた。
塩酸ブテナフィン 0.5
クロタミトン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 2.0
エタノール 14.5
液化石油ガス(20℃での蒸気圧:0.2MPa) 80.0
合計 100.0(重量%)
下記のエアゾール組成物を図7に示す塗布部材1を備えたエアゾール容器に充填し、消炎鎮痛用エアゾール製品を製造した。なお、塗布部10の発泡体はエアゾール製品例1と同じ材質のポリウレタンフォーム(軟質発泡体)を用いた。
サリチル酸メチル 1.0
l−メントール 1.0
ユーカリ油 0.5
1,3−ブチレングリコール 0.5
エタノール 17.0
液化石油ガス(20℃での蒸気圧:0.2MPa) 80.0
合計 100.0(重量%)
2 本体
2a 貯留空間
2b 本体通路
2c ステム装着部
3 バルブ
4 耐圧容器
4a ビード部
4b 開口部
4c 凹部
5 肩カバー
6 エアゾール組成物
10 塗布部
11 軟質発泡体
11a、12a 中心通路
12 硬質発泡体
30 ステム
31 ステムラバー
32 スプリング
33 ハウジング
34 マウンティングカップ
35 カバーキャップ
100、101、110、120、130、140、150、160、170 エアゾール製品
Claims (6)
- 有効成分を含み、液化ガスを40〜99重量%含有するエアゾール組成物が充填されるエアゾール容器と、
エアゾール容器に装着される塗布部材とからなる人体用エアゾール製品であって、
前記塗布部材が、エアゾール容器から放出されるエアゾール組成物を一時貯留する貯留空間を備えると共に、
患部に押し付けると患部の形状に応じて変形し塗布することができる軟質な発泡体および硬質な発泡体で構成され、軟質な発泡体の下面または内面に硬質な発泡体を備えてなる塗布部を備えてなる人体用エアゾール製品。 - 前記塗布部が、エアゾール組成物の流出通路と同軸方向に伸びる中心通路を備えてなる請求項1記載の人体用エアゾール製品。
- 前記軟質な発泡体の見かけ密度が0.005〜0.1(g/cm3)であり、25%圧縮するのに要する力が0.098〜5.9(N/cm2)である請求項1記載の人体用エアゾール製品。
- 前記硬質な発泡体の見かけ密度が0.05〜0.3(g/cm3)であり、25%圧縮するのに要する力が6.9〜49(N/cm2)である請求項3記載の人体用エアゾール製品。
- 前記液化ガスの20℃における蒸気圧が0.05〜0.3(MPa)である請求項1記載の人体用エアゾール製品。
- 前記塗布部材が噴射孔を有する本体と塗布部とを備えており、
塗布部が噴射孔に対して移動自在であり、
塗布部の位置により、エアゾール組成物を含浸させて患部に塗布する第1状態と、
エアゾール組成物を患部に噴霧する第2状態とを切り替えることができる請求項1記載の人体用エアゾール製品。
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