JP4755442B2 - 粉末含有エアゾール製品 - Google Patents
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Description
耐圧容器にエアゾールバルブを固着したエアゾール容器と
からなる粉末含有エアゾール製品であって、
前記エアゾールバルブが、前記エアゾール容器の気相部に開口する気相導入孔を有し、かつ、前記エアゾール容器の底部側に延びるチューブを有し、該チューブの下端部に前記エアゾール容器の軸線方向に開口する下端導入孔を有すると共に、前記下端導入孔は、前記エアゾール容器の底部に沈降している粉末層中にあり、さらに、前記チューブが前記エアゾール組成物の液相中において前記エアゾール容器の軸線に対して交差する方向に開口している導入孔を有する
ことを特徴としている。
前記油性成分は、粉末がエアゾール組成物中で分散しやすくする分散剤として、また粉末を皮膚などの噴射対処面に付着しやすくする付着剤として用いられる。
アルミニウム製耐圧容器(満注量100ml)と、表1に示すエアゾールバルブ1とからなるエアゾール容器に、粉末としてタルクを1.4g(3.5重量%)、油性成分としてオクタメチルシクロテトラシロキサン(商品名:SH344、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製、比重0.95)を1.4g(3.5重量%)、液化ガスとして液化石油ガス(ノルマルブタンとイソブタンの混合物、20℃での比重が0.57)を37.2g(93重量%)を充填し、粉末含有エアゾール製品を製造した。なお、エアゾール組成物の液相の比重は0.58、粉末(タルク)の比重は2.7であり、両者の比重差は2.12である。
導入孔がφ2.0(断面積3.14m2)である以外はエアゾールバルブ1と同じエアゾールバルブ2を用いて、実施例1と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
導入孔を設けず、下端導入孔が粉末層よりも上部に開口するように底部からエアゾール容器の15%の位置で開口するチューブである以外はエアゾールバルブ1と同じエアゾールバルブ3を用いて、実施例1と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
タルクを2.8g(7重量%)、油性成分としてオクタメチルシクロテトラシロキサンを2.8g(7重量%)、液化ガスとして液化石油ガス(ノルマルブタンとイソブタンの混合物、20℃での比重が0.57)を34.4g(86重量%)とした以外は実施例1と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。なお、エアゾール組成物の液相の比重は0.59、粉末(タルク)との比重差は2.11である。
エアゾールバルブ2を用いた以外は実施例3と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
エアゾールバルブ3を用いた以外は実施例3と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
導入孔を設けず、下端導入孔が粉末層中に開口するように底部からエアゾール容器の3%の位置で開口するチューブである以外はエアゾールバルブ1と同じエアゾールバルブ4を用いて、実施例3と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
タルクを2.8g(7重量%)、補助溶剤としてエタノールを13.2g(33重量%)、液化ガスとして液化石油ガス(ノルマルブタンとイソブタンの混合物、20℃での比重が0.57)を24g(60重量%)とした以外は実施例1と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。なお、エアゾール組成物の液相の比重は0.63であり、粉末(タルク)との比重差は2.07である。
エアゾールバルブ2を用いた以外は実施例5と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
エアゾールバルブ3を用いた以外は実施例5と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
エアゾールバルブ4を用いた以外は実施例5と同様にして粉末含有エアゾール製品を製造した。
1.噴射残量
得られたエアゾール製品を25℃に調整した恒温水槽中に1時間保持した後、噴射できなくなるまで1秒間ずつ繰り返し噴射し、エアゾール容器内部に残っている残量を測定した。なお、試験に用いた製品は各5本であり、平均値を算出した。
得られたエアゾール製品を、5℃に調整した恒温室内で1日間保存し1秒間噴射→重量測定(m1)→45℃に調整した恒温室内で5日間保存→重量測定(m2)、を1サイクルとして、漏洩量(m1−m2)を測定した。試験に用いた製品は各10本であり、突発的に漏洩量が多くなった(平均値の1.5倍以上)試験品の有無を確認した。
<評価基準>
○:突発的に漏洩量が多くなった試験品は認められなかった。
△:突発的に漏洩量が多くなった試験品は1〜2本。
×:突発的に漏洩量が多くなった試験品が3〜5本。
××:突発的に漏洩量が多くなった試験品が6本以上。
漏洩試験において噴射したときの噴射状態を評価した。
<評価基準>
○:全て異常なく噴射できた。
△:噴射量の減少が認められる試験品があった。
×:最初噴射しないが、10回噴射操作するまでに噴射する試験品があった。
××:10回噴射操作しても噴射しない試験品があった。
漏洩試験と同じ条件で保存した試験品を用い、エアゾール製品を固定して、黒色の紙を噴射孔までの距離が15cmで維持されるように一定速度で移動させながら噴射し、紙に付着した粉末の幅を評価した。
<評価基準>
○:幅の両端はほぼ直線状で平行である(図3参照)。
△:幅の両端は一部曲線状になっている部分もあるが他の部分は平行である(図4参照)。
×:幅の両端は曲線状であり、平行な部分が少ない(図5参照)。
1a 肩部
1b ビード部
2 開口部
3 エアゾールバルブ
3a マウンティングカップ
3b ハウジング
3c スプリング
3d ステムラバー
3e ステム
3f ガスケット
3g 気相導入孔
3h 連通孔
3i ステム孔
3s 弁シール
4 噴射部材
4a ステム装着部
4b 噴射通路
4c 噴射孔
4d チップ
5 チューブ
5a 導入孔
5b 下端導入孔
5c 通路
6 流入部材
6a 導入孔
6b 導入孔
7 カバーキャップ
10 エアゾール組成物
11 粉末層
12 液相
13 気相
A 攪拌部材
AX 軸線
F フランジ部
P 噴射パターン
R 貯留部
Claims (6)
- 粉末および液化ガスを含有するエアゾール組成物と、
耐圧容器にエアゾールバルブを固着したエアゾール容器と
からなる粉末含有エアゾール製品であって、
前記エアゾールバルブが、前記エアゾール容器の気相部に開口する気相導入孔を有し、かつ、前記エアゾール容器の底部側に延びるチューブを有し、該チューブの下端部に前記エアゾール容器の軸線方向に開口する下端導入孔を有すると共に、前記下端導入孔は、前記エアゾール容器の底部に沈降している粉末層中にあり、さらに、前記チューブが前記エアゾール組成物の液相中において前記エアゾール容器の軸線に対して交差する方向に開口している導入孔を有する
ことを特徴とするエアゾール製品。 - 前記導入孔がエアゾール容器の軸線と垂直に交差する方向に開口している請求項1記載のエアゾール製品。
- 前記導入孔の断面積が0.05〜5mm2であり、前記下端導入孔の断面積が0.1〜10mm2である請求項1または2記載のエアゾール製品。
- 前記導入孔/前記下端導入孔の断面積比が0.01〜2である請求項3記載のエアゾール製品。
- 前記エアゾール組成物中に粉末を0.5〜20重量%、液化ガスを40〜97重量%含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアゾール製品。
- 前記エアゾール組成物の液相と粉末との比重差が0.5以上である請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアゾール製品。
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