JP5090764B2 - 熱収縮性フィルム - Google Patents

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この発明は、PETボトルに装着される筒状のシュリンクラベル等に使用される、ミシン目が形成された熱収縮性フィルムに関する。
例えば、PETボトルに装着される筒状のシュリンクラベルには、図14に示すように、PETボトルを廃棄する際、シュリンクラベル50を破断してPETボトルから簡単に外すことができるように、その上端から下端に至る破断用のミシン目51が形成されており、こういったミシン目51は、図15に示すような針状の切断刃Cを有するミシン目形成刃によって形成されるのが一般的である。
こういった針状の切断刃Cを有するミシン目形成刃によってミシン目51が形成されたシュリンクラベル50をPETボトルに装着するために、シュリンクラベル50をPETボトルに被嵌した状態で加熱収縮させると、図16に示すように、ミシン目51を構成している孔51aが略真円形状に広がることになる。
実公昭50−29011号公報 特開平07−125765号公報
ところで、こういったミシン目が形成されたシュリンクラベルの破断性を向上させるためには、ミシン目のピッチを小さくすることが考えられるが、ミシン目のピッチを小さくすると、逆に、PETボトルが落下したときの衝撃等によって、容易に破断してしまうといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、衝撃等が加わっただけで容易に破断することはないが、積極的に破断しようとする場合は良好な破断性能を発揮するミシン目が形成された熱収縮性フィルムを提供するものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ミシン目が形成された熱収縮性フィルムにおいて、加熱収縮させた状態では、前記ミシン目を構成している小孔が、短径方向が前記ミシン目の形成方向を向くと共に、長径:短径が1.10:1〜1.50:1の範囲に含まれるような楕円形状を有していることを特徴とする熱収縮性フィルムを提供するものである。
以上のように、請求項1に係る発明の熱収縮性フィルムは、形成されたミシン目を構成している小孔が、短径方向がミシン目の形成方向を向くと共に、長径:短径が1.10:1〜1.50:1の範囲に含まれるような楕円形状を有しているので、ミシン目のピッチを小さくしなくても、良好な破断性能を確保することができる。従って、衝撃等が加わったことに伴って発生する不測の破断を防止しつつ、積極的に破断しようとする場合に良好な破断性能を確保することが可能になる。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、PETボトルの胴部に装着される筒状のシュリンクラベル1を示している。このシュリンクラベル1は、実質的に横一軸延伸(例えば、横方向(筒状にしたときの周方向)に2〜6倍程度、縦方向に1〜1.5倍程度に延伸)され、90℃の温水に10秒間浸漬したとき、横方向の熱収縮率が30〜80%、縦方向の熱収縮率が−5〜15%のもので、代表的には、スチレンブタジエン共重合体等のポリスチレン系、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体等のポリエステル系、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、環状ポリオレフィン系等の樹脂からなる単層や複層の厚さ20〜60μm程度の熱収縮性フィルムによって形成されており、PETボトルを廃棄する際、シュリンクラベル1を破断してPETボトルから簡単に外すことができるように、その上端から下端に至る破断用のミシン目10が形成されている。
前記ミシン目10は、図2及び図3(a)、(b)に示すように、0.8〜1.4mm程度の厚みを有する円盤状の基部21の周縁に、その径方向外側に張り出すように、多数の楔状の切断刃22が等間隔で連設されたミシン目形成刃20によって形成されており、切目の長さが0.3〜1.0mm程度、切目の形成ピッチが0.3〜4.0mm程度に設定されている。
こういったミシン目形成刃20を用いて熱収縮性フィルムFにミシン目10を形成する場合は、図4に示すように、周溝31が形成された受けローラ30に帯状の熱収縮性フィルムFを掛け渡して同図に矢印で示す方向に送出しながら、その受けローラ30の周溝31に切断刃22を挿入するようにして、ミシン目形成刃20が装着されたカッタローラと受けローラ30とによって熱収縮性フィルムFを挟み込んだ状態で、カッタローラ及び受けローラ30を同図に矢印で示す方向に回転させることにより熱収縮性フィルムFに切目を形成することになるので、熱収縮性フィルムFに形成される切目11は、図5に示す模式図のように、熱収縮性フィルムFの搬送方向の下流側が二又になった略Y字状に形成されることになる。なお、図6が延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる熱収縮性フィルムに実際に形成された切目部分を拡大した顕微鏡写真、図7が延伸ポリスチレンフィルムからなる熱収縮性フィルムに実際に形成された切目部分を拡大した顕微鏡写真であり、図6及び図7に示す顕微鏡写真は、それぞれの左側が熱収縮性フィルムFの送出方向の下流側である。
以上のようなミシン目形成刃20によってミシン目10が形成されたシュリンクラベル1を、図8に示すように、PETボトルBの胴部に被嵌して加熱収縮させると、Y字状の各切目11部分が外側に引っ張られて、図9に示す模式図のように、短径方向がミシン目10の形成方向を向くような略楕円形状(50個の孔の寸法を測定して平均すると、長径:短径=1.14:1)の小孔12となる。ここで、図6に示す切目部分の熱収縮後の顕微鏡写真を図10に、図7に示す切目部分の熱収縮後の顕微鏡写真を図11にそれぞれ示しておく。なお、図10及び図11に示す顕微鏡写真における左右方向がミシン目10の形成方向(左側が熱収縮性フィルムFの送出方向の下流側)であり、本発明にいう「略楕円形状」には、図11に示す顕微鏡写真のようなハート型も含むものとする。
以上のように構成されたシュリンクラベル1のミシン目10の性能について、針状の切断刃を有するミシン目形成刃によってミシン目が形成されている従来のシュリンクラベルと比較するために、PETボトルに装着されたシュリンクラベルのミシン目を実際に人間が破断することによってミシン目の破断性を評価する破断性の官能試験と、シュリンクラベルが装着されたPETボトルを所定の高さ位置から落下させてミシン目が破断するか否かによって落下強度を評価する落下試験とを行った。各試験結果を表1及び表2に示す。
なお、実施例1及び従来例1は延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムによって形成されたシュリンクラベル、実施例2及び従来例2は延伸ポリスチレンフィルムによって形成されたシュリンクラベルであり、実施例1及び実施例2と従来例1及び従来例2とは、それぞれ同一ピッチでミシン目が形成されている。
表1から分かるように、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムによって形成されたシュリンクラベルについては、ミシン目を構成している小孔が、短径方向がミシン目の形成方向を向くような楕円形状である実施例1が、ミシン目を構成している小孔が略真円形状である従来例1に比べて、破断性が顕著に向上しており、延伸ポリスチレンフィルムによって形成されたシュリンクラベルについては、ミシン目を構成している小孔が、短径方向がミシン目の形成方向を向くような楕円形状である実施例2が、ミシン目を構成している小孔が略真円形状である従来例2に比べて、破断性が僅かに向上している。
また、表2から分かるように、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムによって形成されたシュリンクラベルについては、ミシン目を構成している小孔が、短径方向がミシン目の形成方向を向くような楕円形状である実施例1は、80cm上方からの落下の衝撃に耐えられるが、ミシン目を構成している小孔が略真円形状である従来例1は、80cm上方からの落下の衝撃には耐えられず、落下強度についても実施例1が従来例1に比べて向上している。なお、延伸ポリスチレンフィルムによって形成されたシュリンクラベルについても、同様の結果が得られている。
また、ミシン目10を構成している切目11の熱収縮前の形状がY字状である実施例1、2については、図12における網掛け表示部分が、弁のように開くことによって略三角形状の孔が形成されやすいので、こういったY字状の切目11からなるミシン目10が形成された筒状のシュリンクラベル1が連続的に繋がった、シート状に折り畳まれたラベル形成用帯状体をロール状に巻回する際、Y字状の切目11部分が開いて、空気を逃がすことができるので、綺麗なロール状に巻回することができるという効果も得られる。
なお、上述した実施形態では、熱収縮後の各切目11部分が長径:短径=1.14:1の略楕円形状の小孔12になっているが、これに限定されるものではなく、長径:短径が1.10:1〜1.50:1の範囲に含まれるような略楕円形状であるのが望ましい。
また、上述した実施形態では、上端から下端に至る1本の破断用のミシン目10が形成された、PETボトル用のシュリンクラベル1について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、図13に示すシュリンクラベル1aのように、2本のミシン目10が形成されたものであってもよいことは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、PETボトルBの胴部に装着される筒状のシュリンクラベルについて説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の熱収縮性フィルムは、キャップシール等、種々の包材やラベル等に使用することができる。
この発明に係る熱収縮性フィルムの一実施形態によって形成されたシュリンクラベルを示す斜視図である。 同上の熱収縮性フィルムにミシン目を形成するミシン目形成刃を示す平面図である。 (a)は図2のX−X線に沿った断面図、(b)は図2のY−Y線に沿った断面図である。 同上のミシン目の形成方法を説明するための説明図である。 同上の熱収縮性フィルムに形成されたミシン目を構成している切目を示す模式図である。 延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる熱収縮性フィルムに実際に形成された切目部分を示す図面代用写真である。(実施例1) 延伸ポリスチレンフィルムからなる熱収縮性フィルムに実際に形成された切目部分を示す図面代用写真である。(実施例2) 同上のシュリンクラベルをPETボトルに装着した状態を示す正面図である。 同上の熱収縮性フィルムに形成されたミシン目を構成している切目の熱収縮後の形状を示す模式図である。 図6に示す切目部分の熱収縮後の状態を示す図面代用写真である。(実施例1) 図7に示す切目部分の熱収縮後の状態を示す図面代用写真である。(実施例2) 同上の切目の効果を説明するための説明図である。 他の実施形態であるシュリンクラベルをPETボトルに装着した状態を示す正面図である。 PETボトルに装着される一般的な筒状のシュリンクラベルを示す斜視図である。 従来のミシン目形成刃における切断刃を示す斜視図である。 同上のミシン目形成刃によってミシン目が形成されたシュリンクラベルをPETボトルに被嵌して加熱収縮させたときの切目の形状を示す図である。
符号の説明
1、1a シュリンクラベル
10 ミシン目
11 切目
12 小孔
20 ミシン目形成刃
21 基部
22 切断刃
30 受けローラ
31 周溝
B PETボトル
F 熱収縮性フィルム

Claims (1)

  1. ミシン目が形成された熱収縮性フィルムにおいて、
    加熱収縮させた状態では、前記ミシン目を構成している小孔が、短径方向が前記ミシン目の形成方向を向くと共に、長径:短径が1.10:1〜1.50:1の範囲に含まれるような楕円形状を有していることを特徴とする熱収縮性フィルム。
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