JP5089372B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に関し、特に、光学ズーム動作に伴って電子ズーム動作を行う機能を有する撮像装置に関する。
ビデオカメラ等の撮像装置には、光学系内の変倍レンズを移動させて変倍を行う光学ズーム機能と光学系により形成された被写体像を光電変換して生成された画像(原画像)を用いて電子的な変倍を行う電子ズーム(デジタルズーム)機能とを備えたものがある。これら光学ズーム機能と電子ズーム機能とを組み合わせて使用することで、きわめて高いズーム倍率が得られる。
さらに、このような撮像装置には、光学ズーム倍率の変化に伴って(連動して)電子ズーム倍率を変化させるズーム機能(ここでは、光学/電子合成ズーム機能という)を有するものがある(特許文献1参照)。
図6は、従来の光学/電子合成ズーム機能における光学ズーム倍率の変化に対する、原画像から切り出す画素ライン数としてのメモリ切り出しライン数の変化を示している。実線は、電子ズーム倍率に対応するメモリ切り出しライン数を示す。メモリ切り出しライン数が多くなるほど、電子ズーム倍率が高くなる。また、点線は光学ズーム倍率を示す。
倍率A(ワイド端)から倍率Bまでの間のワイド側のズーム領域では、メモリ切り出しライン数(つまりは電子ズーム倍率)を一定値に固定して光学ズーム動作のみを行わせる。一方、倍率Bから倍率C(テレ端)までの間のテレ側のズーム領域では、光学ズーム動作に伴って(連動して)電子ズーム動作を行わせる。具体的には、倍率Bから倍率Cに向けてリニアに電子ズーム倍率を増加させることにより、光学ズームのみを用いる場合に比べて高い拡大率の画像を得ることが可能となる。
さらに、テレ側のズーム領域では、テレ端に近づくほど光学ズーム倍率の変化率が減少するように光学ズーム動作を行わせる。これは、光学ズーム動作に伴う像面変動を補正するためのフォーカスレンズの移動をズーム動作に追従させる(間に合わせる)ように制御可能とするためである。
特開2002−314868号公報
しかしながら、ビデオカメラ(特に、光学系を収容した鏡筒部)の温度が上昇すると、鏡筒部が変形(伸長)して光学系を構成するレンズ位置が変化し、光学系の焦点距離が長くなる場合が生じ得る。この場合、図6に示すように、テレ側のズーム領域で倍率Bから倍率Cに向けてリニアに電子ズーム倍率を増加させると電子ズーム動作による画角の変化が目立つ問題が生じる。
本発明は、光学/電子合成ズーム機能を有する撮像装置であって、温度上昇が生じた場合でも電子ズーム動作による画角の変化が目立たないようにした撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、光学的な変倍を行う光学ズーム手段と、電子的な変倍を行う電子ズーム手段と、該撮像装置の温度を検出する温度検出手段と、光学ズーム手段の動作に伴って電子ズーム手段を動作させ、かつ温度検出手段により検出された温度に応じて光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる制御手段とを有する。そして、制御手段は、光学ズーム手段によるテレ端をワイド側に移動させる制御に伴い、第1のズーム領域における電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも該第1のズーム領域に隣接するテレ端側の第2のズーム領域における電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を小さくすることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての撮像装置は、光学的な変倍を行う光学ズーム手段と、及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段と、該撮像装置の温度を検出する温度検出手段と、第1のズーム領域における光学ズーム手段の動作に伴って電子ズーム手段を動作させ、かつ第1のズーム領域内の第2のズーム領域において温度検出手段により検出された温度に応じて光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる制御手段とを有する。そして、制御手段は、第2のズーム領域での光学ズーム手段の動作に伴って動作する第の温度での電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を、第の温度よりい第の温度での電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも小さくすることを特徴とする。
さらに、本発明の他の一側面としての撮像装置の制御方法は、光学的な変倍を行う光学ズーム手段及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段とを有する撮像装置に適用される。該ズーム制御方法は、該撮像装置の温度を検出する第1のステップと、光学ズーム手段の動作に伴って電子ズーム手段を動作させ、かつ温度検出手段により検出された温度に応じて光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる第2のステップとを有する。そして、第2のステップにおいて、光学ズーム手段によるテレ端をワイド側に移動させる制御に伴い、第1のズーム領域における電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも該第1のズーム領域に隣接するテレ端側の第2のズーム領域における電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を小さくすることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての撮像装置の制御方法は、光学的な変倍を行う光学ズーム手段及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段とを有する撮像装置に適用される。該ズーム制御方法は、該撮像装置の温度を検出する第1のステップと、第1のズーム領域における光学ズーム手段の動作に伴って電子ズーム手段を動作させ、かつ第1のズーム領域内の第2のズーム領域において温度検出手段により検出された温度に応じて光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる第2のステップとを有する。そして、第2のステップにおいて、第2のズーム領域での光学ズーム手段の動作に伴って動作する第の温度での電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を、第の温度よりい第の温度での電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも小さくすることを特徴とする。
本発明によれば、温度上昇などに起因してレンズ鏡筒部が変形(伸長)しても、該電子ズーム動作によるズーム倍率の変化を小さくすることができるため、画角の変化が目立つことを回避することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置としてのビデオカメラ100の構成を示す。同図において、101は変倍レンズ101a、フォーカスレンズ101b等の複数のレンズや変倍レンズ101a及びフォーカスレンズ101bを移動させて光学的な変倍及び焦点調節を行わせるアクチュエータ101c,101dを含む光学系である。変倍レンズ101a及びこれを移動させるアクチュエータ101cによって光学ズーム手段が構成される。以下、変倍レンズ101aの移動によって行われる変倍を光学ズーム(動作)という。また、光学ズームにより得られる光学系101のズーム倍率を光学ズーム倍率という。
102はビデオカメラ100の温度、より具体的には、光学系101を収容するレンズ鏡筒部120の温度を検出するための温度センサ(温度検出手段)である。
光学系101を通過した被写体からの光は、絞り103によってその光量が調節され、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子104の撮像面上に被写体像を形成する。被写体像は、撮像素子104の光電変換作用によって電気信号に変換される。光電変換された信号は、基準クロック信号に基づいて撮像素子104から読み出され、カメラプリプロセス回路105でサンプル/ホールドされるとともに、システムコントローラ108によって適切なゲインを持つようにコントロールされた後、A/D変換される。
カメラ信号処理回路106は、デジタル信号に変換された信号に対して様々な処理を行うことにより、画像データ(原画像)としての映像信号を生成する。フレームメモリ107は、カメラ信号処理回路106で使用するための画像データを一時的に保持するために使用される。
図2には、カメラ信号処理回路106の構成を示す。カメラプリプロセス回路105から入力された映像信号は、信号処理回路106aで処理された後、電子ズーム手段としてのデジタルズーム回路106bに入力され、ここで電気的に拡大縮小処理を受ける。具体的には、デジタルズーム回路106bは、フレームメモリ107から原画像(映像信号)を読み出す。次に、システムコントローラ108によって指定された電子ズーム倍率に応じた画素ライン数(以下、メモリ切り出しライン数という)の領域を原画像から切り出し、該切り出した画像を記録又は表示用の所定画素数の画像に拡大又は縮小する。これにより、原画像に対する電子的な変倍である電子ズーム(動作)が行われる。
拡大縮小処理された映像信号は、表示ブロックに転送され、LCDパネルやEVF(電子ビューファインダ)に表示される。また、該映像信号は、図1に示す記録再生部109にも転送され、半導体メモリ、光ディスク、磁気テープ等の記録媒体に記録される。記録再生部109は、記録媒体に記録された映像信号を読み出して、表示ブロックに表示させる機能も有する。
フレームメモリ107は、カメラ信号処理回路106で使用するための画像データを一時的に保持するために使用される。
システムコントローラ108は、制御手段として、ビデオカメラの動作全体を制御する。ズームスイッチ110は、使用者によって操作され、ズーム動作(光学ズーム動作及び電子ズーム動作)を指示する信号を出力する。システムコントローラ108は、ズームスイッチ110からの信号に応じて、光学ズーム倍率(又は変倍レンズ101aの位置)やデジタルズーム回路106bに対して指定する電子ズーム倍率(又はメモリ切り出しライン数)を決定する。そして、これらの情報を、光学系101(変倍レンズ101a及びアクチュエータ101c)やデジタルズーム回路106bに送信し、光学ズーム動作及び電子ズーム動作を制御する。
図3には、システムコントローラ108によってズーム制御が行われる場合の光学ズーム倍率とメモリ切り出しライン数との関係を示している。図中の実線及び左側の縦軸はメモリ切り出しライン数を、点線及び右側の縦軸は光学ズーム倍率を示している。メモリ切り出しライン数が少ないほど、電子ズーム倍率は高くなる。横軸は、変倍レンズ101aの位置であり、図には光学ズーム位置と記す。
実際のズーム制御では、システムコントローラ108は、図4に示す光学ズーム位置とメモリ切り出しライン数との関係を示したテーブルデータを参照し、不図示のレンズ位置検出器によって検出した光学ズーム位置に対応するメモリ切り出しライン数を決定する。ただし、テーブルデータを用いずに、光学ズーム位置をパラメータとした演算式を用いてメモリ切り出しライン数を算出してもよい。
図3において、ワイド端Wから光学ズーム位置Dまでの間のズーム領域(以下、ワイド側ズーム領域)では、メモリ切り出しライン数(つまりは電子ズーム倍率)は一定値に固定された状態で、光学ズーム動作による変倍が行われる。すなわち、このワイド側ズーム領域では、電子ズーム動作は行われず、光学ズーム動作のみが行われる。
光学ズーム位置Dから、Eを超えて隣接する制御上のテレ端Tまで(テレ端側)の間のズーム領域(第1のズーム領域:以下、テレ側ズーム領域という)では、光学ズーム動作に伴って電子ズーム動作が行われる。すなわち、変倍レンズ101aが移動して光学ズーム倍率が増加することに応じて、メモリ切り出しライン数を徐々に減らして電子ズーム倍率を増加させる。すなわち、光学ズーム動作に伴って電子ズーム動作を行う光学/電子合成ズーム制御が行われる。
ただし、光学ズーム位置Eから制御上のテレ端Tまでの間のズーム領域(第1のズーム領域内の第2のズーム領域:以下、テレ端近傍ズーム領域という)では、以下のようにメモリ切り出しライン数を制御する。
テレ端近傍ズーム領域では、光学ズーム倍率の増加に応じたメモリ切り出しライン数の減少率を、テレ側ズーム領域内でのテレ端近傍ズーム領域以外のズーム領域(以下、ズーム領域D−Eという)でのメモリ切り出しライン数の減少率よりも小さくする。言い換えれば、テレ端近傍ズーム領域では、光学ズーム動作に伴う電子ズーム動作での電子ズーム倍率の変化率を、ズーム領域D−Eでの電子ズーム倍率の変化率よりも小さくする。さらに言えば、テレ端近傍ズーム領域では、電子ズーム倍率がほとんど変化しないように設定する。ズーム領域D−Eは、第1のズーム領域内の第2のズーム領域以外のズーム領域に相当する。
システムコントローラ108は、温度センサ102を通じて検出したレンズ鏡筒部120の温度が所定値よりも高く、変倍レンズ101aがテレ端に位置する場合には、テレ端近傍ズーム領域内で変倍レンズ101aをワイド側に移動させる。すなわち、レンズ鏡筒部120の温度が第1の温度(所定値)よりも高い第2の温度である場合は、変倍レンズ101aをテレ端からワイド側に移動させる。
これは、温度上昇によってレンズ鏡筒部120が光軸方向に伸び、光学系101の制御上のテレ端での実質の焦点距離が長くなる現象を考慮したものである。したがって、制御上は同じテレ端への制御であっても、焦点距離としては長くなってしまう。このように焦点距離が長くなることに起因してフォーカス制御が追いつかない。そうした事態を防ぐために、温度上昇に伴って制御上のテレ端をワイド側に移動させること(温度に応じた温度ズーム補正動作)で、ピントがずれることを防止するための動作である。
このように、テレ端近傍ズーム領域は、光学/電子合成ズーム制御が行われるズーム領域であるとともに、温度ズーム補正のために変倍レンズ101aが移動する領域でもある。
そして、テレ端近傍ズーム領域での電子ズーム倍率の変化率を小さくすることで、温度ズーム補正のために変倍レンズ101aがテレ端からワイド側に移動しても電子ズーム倍率は大きく変化せず、画角の変化を目立たなくすることができる。ここにいう画角とは、記録再生部109にて記録媒体に記録される画像や、表示ブロックにて表示される画像の画角を意味する。
なお、変倍レンズ101aがワイド側に移動したことによる画角の変化は、レンズ鏡筒部120自体が伸びて画角がテレ側に変化することで相殺される。このため、電子ズーム倍率の変化を抑えることで、画角の変化を小さくすることができる。
図4には、システムコントローラ108のズーム制御のフローチャートを示している。この制御は、システムコントローラ108内に格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。
ステップ(図では、Sと略記する)300から制御が始まると、システムコントローラ108は、ステップ301において光学ズーム位置(変倍レンズ101aの位置)がテレ端か否かを判別する。光学ズーム位置がテレ端である場合はステップ302に進み、テレ端でなければステップ305に進む。
ステップ302では、システムコントローラ108は、温度センサ102を通じて検出したレンズ鏡筒部120の温度(以下、鏡筒温度という)が第1の温度である所定値よりも高いか(第2の温度か)否かを判別する。鏡筒温度が所定値よりも高ければステップ303に進み、全域フォーカスが可能なワイド側の光学ズーム位置まで変倍レンズ101aを移動させる。このとき、電子ズームもワイド側に動作するが、図3に示したテレ端近傍ズーム領域において設定された電子ズーム倍率(メモリ切り出しライン数)の変化率は小さいので、画角の変化は目立たない。そして、ステップ304に進む。
ステップ304では、システムコントローラ108は、オートフォーカス(AF)によって光学系101内のフォーカスレンズ101bを移動させてピント補正を行う。これにより、テレ端での温度ズーム補正が完了する。そして、ステップ307に進む。また、鏡筒温度が所定値よりも低ければ、ステップ303,304をスキップしてステップ307に進む。
一方、ステップ305では、システムコントローラ108は、温度センサ102を通じて検出した鏡筒温度が所定値よりも高いか否かを判別する。鏡筒温度が所定値よりも高ければステップ306に進み、AFによって光学系101内のフォーカスレンズ101bを移動させてピント補正を行う。これにより、テレ端以外での温度ズーム補正が完了する。そして、ステップ307に進む。また、鏡筒温度が所定値よりも低ければ、ステップ306をスキップしてステップ307に進む。
ステップ307では、システムコントローラ108は、現在の光学ズーム位置が図3に示した光学ズーム位置Dよりもテレ側であるか否か、つまりはテレ側ズーム領域内にあるか否かを確認する。テレ側ズーム領域内にある場合はステップ308に進み、テレ側ズーム領域内にない場合(ワイド側ズーム領域内にある場合)はステップ309に進む。
ステップ308では、システムコントローラ108は、前述したテーブルデータから現在の光学ズーム位置に対応したメモリ切り出しライン数を読み出す。この後、光学ズーム動作が行われるのに伴って、読み出したメモリ切り出しライン数に応じた電子ズーム動作を行う。そしてステップ309に進み、処理を終了する。
ステップ309では、システムコントローラ108は、光学ズーム位置にかかわらずメモリ切り出しライン数を所定値(図3に示す960本)に固定する。この後、光学ズーム動作が行われても、電子ズーム動作は行わない(電子ズーム倍率を固定したままとする)。その後、ステップ309に進み、処理を終了する。
図5A及び図5Bには、本実施例のビデオカメラにて行われる温度ズーム補正時のズーム動作を説明する図である。これらの図において、「890パルス」とは、ワイド端又は所定の基準位置から図3に示す光学ズーム位置Eまで変倍レンズ101aを駆動するためにアクチュエータ(ステッピングモータ)101cに入力される駆動信号のパルス数を示す。テレ端は「900パルス」に相当する位置である。また、「480」〜「484」の制御値は、電子ズーム動作におけるメモリ切り出しライン数に相当する。
温度センサ102により検出された鏡筒温度が所定値より高い高温である場合、温度ズーム補正のために、それまでテレ端に位置していた変倍レンズ101aを10パルス分ワイド側に移動させる。このとき、図5Aに示す制御の場合では、メモリ切り出しライン数が「480」から「483」へと増加し、これに対応して電子ズーム倍率が減少する。したがって、画角の変化が目立つ。
これに対し、図5Bに示す本実施例のビデオカメラでは、メモリ切り出しライン数が「480」から変化しない。この場合は、電子ズーム動作が行われないことと等価である。より高温の鏡筒温度が検出されて変倍レンズ101aが15パルス分ワイド側に移動したとしても、メモリ切り出しライン数は「480」から「481」に増加するに過ぎない。このように、本実施例では、温度ズーム補正のために変倍レンズ101aがワイド側に移動しても、電子ズーム倍率は変化しないか、わずかに変化するに過ぎない。したがって、画角の変化は目立たない。
以上説明したように、本実施例によれば、光学/電子合成ズーム機能を有するビデオカメラにおいて、温度ズーム補正のために変倍レンズ101aをワイド側に移動させても電子ズーム倍率がほとんど変化しない。このため、温度ズーム補正時に画角が大きく変化して目立つことを回避することができる。
実施例1では、温度ズーム補正を行うか否かにかかわらす、テレ端近傍ズーム領域での電子ズーム倍率(メモリ切り出しライン数)の変化率を、テレ側ズーム領域内のテレ端近傍ズーム領域以外のズーム領域D−Eでの電子ズーム倍率の変化率よりも小さくした。しかし、テレ端近傍ズーム領域での電子ズーム倍率の変化率を、温度ズーム補正を行うか否かによって切り換えてもよい。
これについて、図7を用いて説明する。図7には、図3と同様に、システムコントローラ108によってズーム制御が行われる場合の光学ズーム倍率とメモリ切り出しライン数との関係を示している。
温度ズーム補正を行わない場合には、テレ端近傍ズーム領域での変倍レンズ101aの移動に伴うメモリ切り出しライン数の変化率を、図に一点鎖線で示すように、ズーム領域D−Eでのメモリ切り出しライン数の変化率と同じに設定する。一方、温度ズーム補正を行う場合には、テレ端近傍ズーム領域での変倍レンズ101aの移動に伴うメモリ切り出しライン数の変化率を、図に線で示すように、ズーム領域D−Eでのメモリ切り出しライン数の変化率よりも小さくする。
つまり、テレ端近傍ズーム領域での変倍レンズ101aの移動に伴う電子ズーム倍率の変化率を、温度ズーム補正を行わない場合はズーム領域D−Eでの電子ズーム倍率の変化率と同じとし、温度ズーム補正を行う場合はそれよりも小さくなるように切り換える。
このような電子ズーム倍率の変化率の切り換えを行う場合でも、光学/電子合成ズーム機能を有するビデオカメラにおいて、温度ズーム補正のために変倍レンズ101aをワイド側に移動させても電子ズーム倍率がほとんど変化しない。このため、温度ズーム補正時に画角が大きく変化して目立つことを回避することができる。
本実施例でのシステムコントローラ108の動作の流れは、実施例1(図4)で示したものと基本的に同じであるので、ここでの説明は省略する。
以上説明した実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、該実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、温度ズーム補正を行うか否かといった二者択一的なものとして説明した。この点、温度上昇に伴い、電子ズーム倍率を徐々に減少するようにしてもよい。温度上昇に伴う鏡筒の変形(伸長)は、線形的な変形であり、その線形性に合わせたものである。この場合、温度検出手段により検出された温度に応じて光学ズーム手段におけるテレ端をワイド側に移動させ、第の温度での電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を、それよりい第の温度でのズーム倍率の変化率よりも小さくすることになる。
なお、上記各実施例では、ビデオカメラについて説明したが、本発明は、デジタルスチルカメラ等の他の撮像装置にも適用することができる。
本発明の実施例1であるビデオカメラの構成を示すブロック図。 実施例1のビデオカメラにおけるカメラ信号処理回路の構成を示すブロック図。 実施例1のビデオカメラにおける光学ズーム倍率と電子ズーム倍率(メモリ切り出しライン数)との関係を示す図。 実施例1のビデオカメラの動作を示すフローチャート。 実施例にビデオカメラにおける温度ズーム補正時の変倍レンズの移動と電子ズーム制御値との関係を示す図。 実施例1のビデオカメラにおける温度ズーム補正時の変倍レンズの移動と電子ズーム制御値との関係を示す図。 従来のビデオカメラにおける光学ズーム倍率と電子ズーム倍率(メモリ切り出しライン数)との関係を示す図。 本発明の実施例2であるビデオカメラにおける光学ズーム倍率と電子ズーム倍率(メモリ切り出しライン数)との関係を示す図。
符号の説明
101 光学系
101a 変倍レンズ
101b フォーカスレンズ
102 温度センサ
104 撮像素子
105 カメラプリプロセス回路
106 カメラ信号処理回路
107 フレームメモリ
108 システムコントローラ
109 記録再生部
110 ズームスイッチ

Claims (5)

  1. 光学的な変倍を行う光学ズーム手段、及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段とを有する撮像装置であって、
    該撮像装置の温度を検出する温度検出手段と、
    前記光学ズーム手段の動作に伴って前記電子ズーム手段を動作させ、かつ前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記光学ズーム手段によるテレ端をワイド側に移動させる制御に伴い、第1のズーム領域における前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも該第1のズーム領域に隣接するテレ端側の第2のズーム領域における前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を小さくすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記ズーム倍率の変化率を、テレ端に近いほど減少させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 光学的な変倍を行う光学ズーム手段、及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段を有する撮像装置であって、
    該撮像装置の温度を検出する温度検出手段と、
    第1のズーム領域における前記光学ズーム手段の動作に伴って前記電子ズーム手段を動作させ、かつ前記第1のズーム領域内の第2のズーム領域において前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第2のズーム領域での前記光学ズーム手段の動作に伴って動作する第の温度での前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を、前記第の温度よりい第の温度での前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも小さくすることを特徴とする撮像装置。
  4. 光学的な変倍を行う光学ズーム手段、及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    該撮像装置の温度を検出する第1のステップと、
    前記光学ズーム手段の動作に伴って前記電子ズーム手段を動作させ、かつ前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる第2のステップとを有し、
    前記第2のステップにおいて、前記光学ズーム手段によるテレ端をワイド側に移動させる制御に伴い、第1のズーム領域における前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも該第1のズーム領域に隣接するテレ端側の第2のズーム領域における前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を小さくすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 光学的な変倍を行う光学ズーム手段、及び電子的な変倍を行う電子ズーム手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    該撮像装置の温度を検出する第1のステップと、
    第1のズーム領域における前記光学ズーム手段の動作に伴って前記電子ズーム手段を動作させ、かつ前記第1のズーム領域内の第2のズーム領域において前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記光学ズーム手段における制御上のテレ端をワイド側に移動させる第2のステップとを有し、
    前記第2のステップにおいて、前記第2のズーム領域での前記光学ズーム手段の動作に伴って動作する第の温度での前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率を、前記第の温度よりい第の温度での前記電子ズーム手段のズーム倍率の変化率よりも小さくすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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