JP2002341243A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及び撮像装置

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JP2002341243A
JP2002341243A JP2001141882A JP2001141882A JP2002341243A JP 2002341243 A JP2002341243 A JP 2002341243A JP 2001141882 A JP2001141882 A JP 2001141882A JP 2001141882 A JP2001141882 A JP 2001141882A JP 2002341243 A JP2002341243 A JP 2002341243A
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lens
lens group
plastic
convex
group
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JP2001141882A
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English (en)
Inventor
Yusuke Nanjo
雄介 南條
Mayumi Muramatsu
繭美 村松
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高変倍比ズームレンズを大幅にコストダウン
を図り、プラスチックレンズ使用による問題点を解決す
る。 【解決手段】 ズームレンズ1、2で、全てのプラスチ
ックレンズが少なくとも1面の非球面を有するように
し、第1レンズ群GR1のガラス製の第1レンズL1に
370nmの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部
透過率が45%以下となるよう着色を施し、且つ、厚み
を1.3mm以上とした。又、撮像装置10では、第2
レンズ群GR2及び第4レンズ群GR4の移動及び位置
検出を行う駆動装置及び位置検出器と、記憶装置と、演
算装置と、温度検出器とを備え、温度検出器からの出力
信号に基づく温度情報を演算装置に入力し、演算装置は
記憶装置の位置修正情報と温度検出器からの温度情報と
に基づき、第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置関
係を、常温の時とは異なる相対位置関係になるように駆
動装置の動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】主として、民生用ビデオカメ
ラにおいて、プラスチック製のレンズを多用してズーム
レンズの製造コストを低減すると共に、紫外線や温度等
の影響によるプラスチックレンズの欠点を緩和するため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ビデオカメラ用のズームレン
ズで、レンズの材質をガラスからプラスチックに変更す
ることは、コストダウンの面からも有効な方法である。
【0003】コストダウンの目的で、接合レンズ以外の
レンズをプラスチック製にしたズームレンズとしては、
例えば、本出願人に関わる、特開平6−331889公
報に記載されたものがある。
【0004】また、プラスチック製のレンズ(以下、
「プラスチックレンズ」と略記)を多用した高倍率のズ
ームレンズとしては、特開平8−271787号等に記
載されているものがある。
【0005】ところで、プラスチックレンズは、紫外線
による経年劣化で着色されてしまって黄変しやすいとい
う欠点と、レンズ材質の温度特性によってピントがずれ
やすいという欠点がある。
【0006】レンズ構成を全てプラスチック製とした低
倍率のズームレンズで、紫外線の影響による黄変を解消
するために紫外線をカットするフィルタを物体側に配置
した例が、特開平6−331889号公報等に記載され
ている。
【0007】また、プラスチックレンズの温度特性によ
りピントがずれるのを防止する手段は、特開平8−17
9187号公報に等に記載されている。
【0008】プラスチックレンズ使用に関し、従来で
は、コストダウンを目的としたレンズのプラスチック化
においては、従来、9枚構成のレンズのうちの3枚分に
適用しただけでは効果が不十分であった。例えば、高倍
率のズームレンズでは、第4レンズ群がガラス製のレン
ズであれば2枚で構成可能なところが、プラスチックレ
ンズを多用した場合では、第4レンズ群が3枚構成とな
ってしまうので、コストダウンの効果が十分に生かされ
ているとはいえなかった。
【0009】また、紫外線の影響による黄変に関して
も、その対策は十分ではなく、例えば、構成レンズを全
て非球面プラスチックレンズとした場合、紫外線対策の
ために、紫外線カットフィルタが必要となるが、レンズ
以外の部品が増えてコストダウン効果が後退することと
なってしまうため、その使用がプラスチックレンズの使
用によるコストダウン効果との兼ね合いとなってしまう
からである。
【0010】更に、レンズ材質の温度特性によるピント
移動の補正は、従来では、ガラス製のレンズを使用した
高変倍比のズームレンズと、プラスチックレンズを使用
した低変倍比のズームレンズに適用した例があるが、プ
ラスチックレンズを多用した高変倍比のズームレンズで
は補正効果が十分ではなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、高変倍比を有するズームレンズにおいては、プ
ラスチック製のレンズを多用することによって大幅なコ
ストダウンを図り、ズームレンズを使用する撮像装置に
おいては、コストダウンを図ると共にプラスチック製の
レンズの使用による問題点も解決することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明ズームレンズは、プラスチック製のレンズが
それぞれ少なくとも1面の非球面を有するようにし、第
1レンズ群のガラス製の第1レンズに、材質が370n
mの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部透過率が
45パーセント以下となるような着色を施し、且つ、厚
みが1.3mm以上としたものである。
【0013】また、本発明撮像装置は、ズームレンズの
第2レンズ群及び第4レンズ群それぞれの移動及び位置
検出を独立して行う駆動装置及び位置検出器と、複数の
撮影距離に対してピント移動が生じないようにするため
の上記第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置関係情
報及び各レンズ群の温度情報に対応するピントの移動を
補正するための位置修正情報を記憶する記憶装置と、任
意の撮影距離において、上記相対位置関係情報に基づい
て駆動装置を個別に制御して第2レンズ群と第4レンズ
群との相対位置関係の補間を行う演算装置と、レンズ鏡
筒内の絞りの光軸方向における物体側と像側にそれぞれ
少なくとも1つずつ配置された温度検出器とを備え、絞
りの物体側の温度検出器からの出力信号に基づく第1レ
ンズ群と第2レンズ群の温度情報と、絞りの像側の温度
検出器の出力信号に基づく第3レンズ群及び第4レンズ
群の温度情報とを演算装置に入力し、演算装置は、記憶
装置の位置修正情報と温度検出器からの温度情報とに基
づいて、第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置関係
を、常温の時とは異なる相対位置関係になるように駆動
装置の動作を制御するようにしたものである。
【0014】従って、紫外線による影響の回避、プラス
チックレンズの使用による大幅なコストダウン及びレン
ズの温度変化による影響の補正等を効果的に行うことが
可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明ズームレンズ及び撮
像装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明
する。
【0016】最初に本発明の概要について述べる。
【0017】本発明の目的は大幅なコストダウンであ
り、これは可能な限りガラス製のレンズ(以下、単に
「ガラスレンズ」と略記)をプラスチック製のレンズ
(以下、「プラスチックレンズ」と略記)に置き換える
ことによって達成される。
【0018】その際、プラスチックレンズは、ガラス製
に比べて屈折率が低く、アッベ数の選択の自由度が低い
ことによって収差補正が困難になるという傾向がある。
しかし、これらは、適切な屈折力配置とプラスチックレ
ンズを全て非球面化することによって解決するようにし
た。
【0019】また、プラスチック材料としては、紫外線
による経年劣化によって黄変が避けられない材質を使わ
ざるを得ないので、最も物体側に紫外線を吸収するガラ
スレンズを配置して黄変を防止するようにした。
【0020】更に、プラスチックレンズは、環境温度の
変化でピント移動が生じる欠点があるが、これを2つ以
上の温度検出器を使用して、第1レンズ群及び第2レン
ズ群から生じるピント移動と第3レンズ群及び第4レン
ズ群から生じるピント移動を独立して検出し、その検出
結果に基づいて第2レンズ群及び第4レンズ群の位置を
補正する制御を行うことによって解決するようにした。
【0021】本発明ズームレンズ1及び2は、図1及び
図5に示すように、物体側より順に、正の屈折力を有す
る第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レン
ズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3
と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とによって
構成される。
【0022】上記第1レンズ群GR1と第3レンズ群G
R3とは位置が常時固定とされ、上記第2レンズ群GR
2は光軸上を移動することにより主に変倍を行うようさ
れると共に第4レンズ群GR4は光軸上を移動してズー
ミングに伴う像位置の変動の補正とフォーカシングを行
うようにされている。
【0023】上記第1レンズ群GR1は、物体側より順
に、像側に凹面を向けたガラス製凹メニスカスレンズの
第1レンズL1と、プラスチック製凸レンズの第2レン
ズL2及び物体側に凸面を向けたプラスチック製の凸メ
ニスカスレンズである第3レンズL3から成る。
【0024】上記第2レンズ群GR2は、物体側より順
に、像側に強い凹面を向けたプラスチック製凹レンズの
第4レンズL4と、プラスチック製両凹レンズの第5レ
ンズL5及び像側に強い凸面を向けたプラスチック製凸
レンズの第6レンズL6から成る。
【0025】上記第3レンズ群GR3は、プラスチック
製凸レンズの第7レンズL7より成る。
【0026】上記第4レンズ群GR4は、プラスチック
製両凹レンズの第8レンズL8及びプラスチック製両凸
レンズの第9レンズL9より成る。
【0027】また、上記プラスチックレンズL2乃至L
9はそれぞれ、少なくとも1面が非球面によって構成さ
れる。
【0028】更に、上記第1レンズ群GR1のガラス製
の第1レンズL1は、構成する材質(硝材)が370n
mの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部透過率が
45パーセント以下となるような着色が施され、且つ、
1.3mm以上の厚みを有するものとされている。これ
は、第1レンズL1を除く他のレンズを構成する材質で
あるプラスチックには、長時間紫外線に晒されると黄変
する性質があるため、従来では紫外線カットフィルタを
レンズ系の最も物体側に配置して黄変を予防していた
が、上記のように本発明ズームレンズにおいては、第1
レンズL1に紫外線を吸収する性質を有する着色ガラス
を採用することで、プラスチックレンズL2乃至L9へ
の紫外線の照射量を軽減して黄変を解決するようにし
た。具体的な硝材としては、HOYA社製のFD60、
FD110、FD140、FDS30、FDS90(以
上商品名)等や、これらの相当品が適当である。
【0029】上記硝材を1.3mm以上の厚みで使用す
ることにより、十分な紫外線カット効果が得られ、プラ
スチックレンズの黄変を防止することが可能になる。
【0030】尚、従来では、上記のようなガラスレンズ
の代わりに、ポリカーボネートを用いて全てのレンズを
プラスチック製とした例もあるが、上記第1レンズL1
に使用される硝材は、ポリカーボネートよりも屈折率が
高くアッベ数も小さいので、第1レンズ群GR1を色消
しレンズとするために必要な凹レンズの屈折力に対して
比較的レンズ面の曲率を緩くすることが可能となるの
で、ペッツバール和がマイナス側に増大するのを防いで
像面湾曲を良好に補正するのに都合が良くなる。
【0031】上記第2レンズ群GR2は、「f2」を第
2レンズ群GR2の焦点距離、「Z」をズーム比、
「D」を撮像画面の対角線長とすると、 0.8<|f2/(0.05Z+1.7)D|<1.2
5 の条件を満足するように構成されたものである。また、
第2レンズ群GR2の凸レンズL6を、像側に凸面を向
けた凸メニスカスレンズとした。
【0032】一般的に、ガラスレンズに比べてプラスチ
ックレンズは、屈折率が低いため曲率が強くなり、これ
が種々の収差を発生させる原因となっている。更に、第
2レンズ群GR2は、ズーミングによる収差変動の支配
的要因となるので、第2レンズ群GR2を構成する各レ
ンズ面の曲率が緩くなるようにしなければならない。
尚、曲率は、屈折力配置に依存するので、第2レンズ群
GR2の屈折力は、上記条件を満足させるようにするこ
とが適当である。
【0033】即ち、第2レンズ群GR2の焦点距離の絶
対値は、画面寸法が大きい程大きく、また、ズーム比が
大きい程大きい値に設定するのが収差補正上必要なこと
であり、ガラスレンズでは上記条件式の下限値を超える
のが一般的である。しかし、本発明ズームレンズ1及び
2の構成では、|f2/(0.05Z+1.7)D|
が、上記条件式の下限値を超えてしまうと、第2レンズ
群GR2の屈折力が強く成り過ぎて、球面収差をはじめ
とする諸収差のズーミングによる変動を抑制することが
困難となってしまうと共に、ペッツバール和がマイナス
側に絶対値が大きくなって、像面湾曲のオーバー側への
曲がりを補正できなくなってしまう。
【0034】また、|f2/(0.05Z+1.7)D
|が上限値を超えると、収差補正には有利となるが、レ
ンズ系全体が大型化して実用的でなくなる。レンズ系全
体が大型化することで、各プラスチックレンズの体積が
増大して、射出成形で精度良く整形することが困難とな
ってしまう。
【0035】第2レンズ群GR2の構成は、ガラスレン
ズの場合には図12の(a)に示すように、凹レンズa
及び凹レンズbと凸レンズcとの接合レンズによる3枚
構成が一般的であるが、これをプラスチック製とする
と、接合レンズの凸レンズcにはポリカーボネートを使
用し、凹レンズa、bにはポリメタクリル酸メチル(P
MMA)又はポリオレフィン系樹脂を使用することにな
る。
【0036】しかし、種類の違うプラスチック材料を接
合レンズとして使用すると、線膨張係数の違いにより温
度変化によって鏡面の面精度に歪みが生じやすい。本発
明ではこれを回避するために、第2レンズ群GR2を3
枚分離タイプとしたが、従来の接合面を単純に分離した
構成にすると、例えば、図12の(b)に示すように、
分離した空気間隔を挟む両面はどちらも物体側に凸な面
となり、この2面間での収差の打ち消し合い、特に、望
遠端での球面収差、コマ収差、像面湾曲の打ち消し合い
が激しくて、製造誤差に対する敏感度が高くなって、量
産に向かない構成となってしまう。
【0037】これに対し、本発明では、前述のように、
凸レンズである第6レンズL6の物体側の面を物体側に
対して凹面とすることで、凹レンズである第5レンズL
5の像側の面と異符号となし、収差の打ち消し合いを緩
和するようにした。
【0038】ガラスレンズで第2レンズ群GR2を構成
するとき、凹レンズL4の屈折率を高くして曲率を緩く
することが、収差補正に対して有効であることは従来の
設計例で明らかであるが、これを、プラスチック製とし
て屈折率を下げるときには、特に、凹レンズである第4
レンズL4は両面を非球面によって構成することが、屈
折率の低下を補うのに大変効果的である。
【0039】次に、温度変化がピント移動に与える影響
を緩和する手段を有する本発明撮像装置の概略について
説明する。
【0040】撮像装置10は、図9に示すように、物体
側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1
と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈
折力を有する第3レンズGR3群と、正の屈折力を有す
る第4レンズ群GR4とによって構成され、上記第2レ
ンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間に絞りIRが
配置され、上記第1レンズ群GR1と第3レンズ群GR
3とは位置が常時固定とされ、上記第2レンズ群GR2
は光軸上を移動することにより主に変倍を行うようにさ
れると共に上記第4レンズ群GR4は光軸上を移動して
ズーミングに伴う像位置の変動の補正とフォーカシング
を行うようにされたズームレンズ1又は2を有する。
【0041】また、撮像装置10は、上記ズームレンズ
1又は2の第2レンズ群GR2及び第4レンズ群GR4
それぞれの移動及び位置検出を独立して行う駆動装置1
1a、11b及び位置検出器12a、12aと、複数の
撮影距離に対してピント移動が生じないようにするため
の上記第2レンズ群GR2と第4レンズ群GR4との相
対位置関係情報及び各レンズ群の温度情報に対応するピ
ントの移動を補正するための位置修正情報を記憶する記
憶装置13と、任意の撮影距離において、上記相対位置
関係情報に基づいて上記駆動装置11a、11bを個別
に制御して第2レンズ群GR2と第4レンズ群GR4と
の相対位置関係の補間を行う演算装置14と、レンズ鏡
筒15内の絞りIRの光軸方向における物体側と像側に
それぞれ少なくとも1つずつ配置された温度検出器16
a、16bとを備える。
【0042】そして、上記絞りIRの物体側の温度検出
器16aからの出力信号に基づく第1レンズ群GR1と
第2レンズ群GR2の温度情報と、絞りIRの像側の温
度検出器16bの出力信号に基づく第3レンズ群GR3
及び第4レンズ群GR4の温度情報とは演算装置14に
入力される。
【0043】また、上記演算装置14は、記憶装置13
の位置修正情報と温度検出器16a、16bからの温度
情報とに基づいて、第2レンズ群GR2と第4レンズ群
GR4との相対位置関係を、常温の時とは異なる相対位
置関係になるように駆動装置11a、11bの動作を制
御する。
【0044】以下に、上記各レンズ群を構成するプラス
チックレンズの温度特性によるピントの移動を補正する
ための制御動作について説明する。
【0045】図10に示すように、一般的には、プラス
チックレンズでは、温度変化によりピントの移動が生じ
ることが問題となっている。即ち、プラスチックレンズ
では、その曲率半径と厚さは線膨張係数に依存して変化
し、屈折率の温度に伴う変化も大きい。また、レンズ鏡
筒の長さも線膨張係数に依存して変化し、該レンズ鏡筒
に取り付けられた可動レンズの位置検出器も撮像素子の
位置に対してずれを生じる。これらの変化は複雑に影響
し合い、単純な模擬実験では実際の使用状態と一致しな
いことがあるが、ピント移動には屈折率の変化が支配的
に作用する。レンズの各部分の温度分布も一様ではな
く、撮像装置内の発熱部品の近くが早く高温になり、外
気に触れる第1レンズ群は環境の影響を受け易い。
【0046】第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2
と第3レンズ群GR3、第4レンズ群GR4とではピン
ト移動の現象の現れ方に違いがあり、第1レンズ群GR
1及び第2レンズ群GR2に温度変化があると、広角側
より望遠側でピントのずれが顕著になり、第1レンズ群
GR1と第2レンズ群GR2それぞれのピントのずれは
互いに打ち消し合う方向に働くため、打ち消し合った残
りの影響が強い分が現象として現れることになる。
【0047】また、第3レンズ群GR3及び第4レンズ
群GR4に温度変化があると、その影響は広角から望遠
まで略一様な現象として現れ、第3レンズ群GR3と第
4レンズ群GR4とで打ち消し合うことは殆どない。
【0048】この様に、第1レンズ群及び第2レンズ群
は外気の影響を受けやすく、その影響による現象として
は、主にズーム域全体のピントのずれとして現れる。
【0049】従って、本発明撮像装置10においては、
ズームレンズ1及び2の温度変化によるピント移動を2
つの現象の重ね合わせととらえて、光軸方向における絞
りIRより前側(光軸方向における物体側)と後側(光
軸方向における像側)にそれぞれ温度検出器16aおよ
び16bを配置して、物体側の温度検出器16aで第1
レンズ群GR1及び第2レンズ群GR2の温度を代表し
て測定し、像側の温度検出器16bで第3レンズ群GR
3及び第4レンズ群GR4の温度を代表して測定し、こ
の測定データを演算装置14によって演算させ、それぞ
れの駆動装置11a、11bの動作を制御して、常温時
の第2レンズ群GR2と第4レンズ群GR4との相対位
置関係に対して、物体側の温度検出器16aの測定デー
タに基づいてズーミング中のピント移動を補正し、像側
の温度検出器16bの測定データに基づいてズーム域全
体のピントのずれを補正するようにしたものである。
【0050】これによって、ガラスレンズより遙かに温
度変化による影響が大きいプラスチックレンズでも、実
用上十分な範囲にピント移動を押さえることが可能にな
る。
【0051】図10に、ズーミングに伴うピント移動を
補正し、ある一定の距離の被写体に対して合焦状態を保
つために必要な第2レンズ群GR2と第4レンズ群GR
4の位置を、実線A、破線B、一点鎖線Cで示す。Aは
絞りの物体側及び像側が共に温度変化がない時、Bは物
体側に温度変化が発生した時、Cは像側に温度変化が発
生した時、をそれぞれ示すものである。即ち、絞りIR
の物体側の温度変化は、ズーム位置によって異なるピン
ト移動量を発生させるため、曲線Aと曲線Bの上下間隔
が一定とは成らないが、絞りIRの像側の温度変化によ
って発生するピント移動量は、ズーム位置に限らず一定
であるため、曲線Aと曲線Cとの上下の間隔は一定とな
る。
【0052】また、温度変化によるピント移動の補正を
より正確に行うためには、周囲温度ではなくプラスチッ
クレンズの温度を直接測定することが必要である。以下
に、図11に基づいて、温度検出器の固定方法について
説明する。尚、図中において、20はプラスチックレン
ズであり、21はプラスチックレンズ20の有効径外の
周縁部である。
【0053】温度検出器22は、上記周縁部21には凹
部23が設けられており、該凹部に温度検出器22が接
着剤24によって固定されている。温度検出器22は、
フレキシブルプリント基板等の配線22aを用いて外部
の検出回路と接続される。尚、上記配線22aは補強部
材22bを介して温度検出器22に接続される。
【0054】上記したように、プラスチックレンズ20
の周縁部21に直接、温度検出器22を配設することに
より、プラスチックレンズ20の光線有効部に最も近い
部分で温度を検出することが可能になり、プラスチック
レンズと温度検出器とを間隔を置いて配置した場合に比
べて、より正確にプラスチックレンズの温度を測定する
ことが可能になる。
【0055】以下に、本発明ズームレンズの第1及び第
2の数値実施例のレンズ構成及び収差特性等の詳細につ
いて説明する。
【0056】尚、以下の説明において、「ri」は物体
側から数えてi番目のレンズ面及びその曲率半径、「d
i」は上記i番目のレンズ面riとi+1番目のレンズ面
ri+1との間の面間隔、「ni」は第iレンズLiを
構成する材質のd線における屈折率、「νi」は第iレ
ンズを構成する材質のアッベ数である。尚、同様に、
「nFL」及び「νFL」はそれぞれフィルタFLを構
成する材質の屈折率及びアッベ数である。
【0057】また、非球面の定義は、「xi」を非球面
の深さ、「H」を光軸からの高さとすると、 xi=H2/ri{1+(1−H2/ri21/2}+ΣA
jHj で表されるものとする。
【0058】表1に、図1に示す第1の数値実施例であ
るズームレンズ1の各数値を示す。
【0059】
【表1】
【0060】また、表2に広角端、中間焦点位置及び望
遠端の各焦点位置における焦点距離、Fナンバー、画角
(2ω)及びズーミング及びフォーカシングに伴って面
間隔が変化するd6、d12、d15及びd19の値を
示す。
【0061】
【表2】
【0062】表3に非球面によって構成されたレンズ面
r4、r6、r7、r8、r9、r12、r15、r1
6及びr19の4次、6次及び8次非球面係数A4、A
6及びA8を示す。尚、表中の「e」は、10を底とす
る指数表現を意味するものとする(後記する表7におい
ても同様)。
【0063】
【表3】
【0064】表4に、ズームレンズ1の前述した条件式
に関わる各値を示す。
【0065】
【表4】
【0066】図2乃至図4に上記ズームレンズ1の各焦
点位置における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示
す。尚、球面収差図において、実線はd線、破線はg
線、一点鎖線はC線における値を示し、非点収差図にお
いて、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面
における値を示すものである(後述する図6乃至図8に
おいても同様)。
【0067】表5に、図5に示す第2の数値実施例であ
るズームレンズ2の各数値を示す。
【0068】
【表5】
【0069】また、表6に広角端、中間焦点位置及び望
遠端の各焦点位置における焦点距離、Fナンバー、画角
(2ω)及びズーミング及びフォーカシングに伴って面
間隔が変化するd6、d12、d15及びd19の値を
示す。
【0070】
【表6】
【0071】表7に非球面によって構成されたレンズ面
r4、r6、r7、r8、r9、r12、r15、r1
6及びr19の4次、6次及び8次非球面係数A4、A
6及びA8を示す。
【0072】
【表7】
【0073】表8に、ズームレンズ2の前述した条件式
に関わる各値を示す。
【0074】
【表8】
【0075】図6乃至図8に上記ズームレンズ1の各焦
点位置における球面収差、非点収差及び歪曲収差を示
す。
【0076】以上のように、本発明ズームレンズは、4
群9枚のレンズによって構成されるものであって、この
うちの8枚のレンズを非球面を含むプラスチックレンズ
とすると共に、残りの1枚を球面ガラスレンズとしたの
で、ズームレンズ全体の低コスト化を計ることが可能に
なり、併せて、高性能化を図ることも可能になる。
【0077】また、最も物体側に位置するガラスレンズ
に、短波長での吸収の大きい硝材を選択採用すること
で、内部のプラスチックレンズを紫外線の影響による黄
変から保護することも可能となる。
【0078】更に、従来、プラスチックレンズを多用し
たズームレンズでは、十分な温度補正無しではズーミン
グ中のピント移動が大きすぎるため、3倍程度のズーム
比を有するものしか実現できなかったのに対して、本発
明では、温度検出器によって検出されたデータに基づい
て第2レンズ群及び第4レンズ群の位置を再調整するた
め、ズーミング中のピント移動が十分に補正でき、10
倍以上の高ズーム比を有するズームレンズをプラスチッ
クレンズを多用した構成で実現可能となる。
【0079】更にまた、各レンズの温度変化を測定する
温度検出器をレンズの周縁部に配設するようにしたた
め、外気温やレンズ鏡筒内部の雰囲気温度ではなく、プ
ラスチックレンズ自体の温度変化を的確に測定でき、外
気温やレンズ鏡筒内部の温度が急激に変化した場合で
も、熱容量を持ったプラスチックレンズの実際の温度が
測定できるため、より正確なフォーカシング動作を実現
することが可能である。
【0080】尚、前記実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当
たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0081】
【発明の効果】以上に説明したように本発明ズームレン
ズは、物体側より順に、正負正正の屈折力をそれぞれ有
する第1乃至第4レンズ群とによって構成され、第1レ
ンズ群と第3レンズ群とは位置が常時固定とされ、第2
レンズ群は光軸上を移動することにより主に変倍を行う
ようされると共に第4レンズ群は光軸上を移動してズー
ミングに伴う像位置の変動の補正とフォーカシングを行
うようにされたズームレンズにおいて、第1レンズ群
を、物体側より順に、像側に凹面を向けたガラス製凹メ
ニスカスレンズの第1レンズと、プラスチック製凸レン
ズの第2レンズ及び物体側に凸面を向けたプラスチック
製の凸メニスカスレンズである第3レンズとによって構
成し、第2レンズ群を、物体側より順に、像側に強い凹
面を向けたプラスチック製凹レンズの第4レンズと、プ
ラスチック製両凹レンズの第5レンズ及び像側に強い凸
面を向けたプラスチック製凸レンズの第6レンズとによ
って構成し、第3レンズ群を、プラスチック製凸レンズ
の第7レンズによって構成し、第4レンズ群を、プラス
チック製両凹レンズの第8レンズ及びプラスチック製両
凸レンズの第9レンズとによって構成し、プラスチック
製のレンズがそれぞれ少なくとも1面の非球面を有する
ようにし、第1レンズ群のガラス製の第1レンズに、材
質が370nmの波長の光に対して、厚さ5mmの時に
内部透過率が45パーセント以下となるような着色を施
し、且つ、厚みが1.3mm以上としたので、高変倍比
を有するズームレンズにおいて、低コスト化及び高性能
化を図ることができると共に、紫外線の影響によるプラ
スチックレンズの黄変を防止することができる。
【0082】また、本発明撮像装置は、物体側より順
に、正負正正の屈折力をそれぞれ有する第1乃至第4レ
ンズ群とによって構成され、第2レンズ群と第3レンズ
群との間に絞りが配置され、第1レンズ群と第3レンズ
群とは位置が常時固定とされ、第2レンズ群は光軸上を
移動することにより主に変倍を行うようにされると共に
第4レンズ群は光軸上を移動してズーミングに伴う像位
置の変動の補正とフォーカシングを行うようにされたズ
ームレンズを有する撮像装置であって、ズームレンズの
第2レンズ群及び第4レンズ群それぞれの移動及び位置
検出を独立して行う駆動装置及び位置検出器と、複数の
撮影距離に対してピント移動が生じないようにするため
の上記第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置関係情
報及び各レンズ群の温度情報に対応するピントの移動を
補正するための位置修正情報を記憶する記憶装置と、任
意の撮影距離において、上記相対位置関係情報に基づい
て駆動装置を個別に制御して第2レンズ群と第4レンズ
群との相対位置関係の補間を行う演算装置と、レンズ鏡
筒内の絞りの光軸方向における物体側と像側にそれぞれ
少なくとも1つずつ配置された温度検出器とを備え、絞
りの物体側の温度検出器からの出力信号に基づく第1レ
ンズ群と第2レンズ群の温度情報と、絞りの像側の温度
検出器の出力信号に基づく第3レンズ群及び第4レンズ
群の温度情報とを演算装置に入力し、演算装置は、記憶
装置の位置修正情報と温度検出器からの温度情報とに基
づいて、第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置関係
を、常温の時とは異なる相対位置関係になるように駆動
装置の動作を制御するようにしたので、プラスチックレ
ンズの温度変化によるピント移動の影響を十分に補正で
き、プラスチックレンズを用いた10倍以上の高変倍比
を有するズームレンズを使用することもできる。
【0083】請求項6に記載した発明にあっては、演算
装置が、絞りの物体側の温度検出器の出力信号に基づい
て、記憶装置に記憶された常温での第2レンズ群と第4
レンズ群との相対位置関係に対して広角側より望遠側で
補正量が大きくなるように位置関係を補正すると共に、
絞りの像側の温度検出器の出力信号に基づいて、相対位
置関係の軌跡のカーブをほとんど変化させずにズーム全
域において第4レンズ群の位置を物体側又は像側にずら
すように位置関係を補正することによって、ズーミング
時の温度によるフォーカスのずれを補正するようにした
ので、プラスチックレンズの温度変化によるピント移動
の影響を効果的に補正できるようになる。
【0084】請求項7に記載した発明にあっては、温度
検出器は、第1レンズ群及び第3レンズ群を構成するプ
ラスチック製のレンズの有効径外の周縁部分に配設さ
れ、周囲の温度ではなくレンズ自体の温度を測定するよ
うにしたので、より正確なピント移動の影響の補正がで
きるようになる。
【0085】請求項8乃至請求項10に記載した発明に
あっては、第1レンズ群を、物体側より順に、像側に凹
面を向けたガラス製凹メニスカスレンズの第1レンズ
と、プラスチック製凸レンズの第2レンズ及び物体側に
凸面を向けたプラスチック製の凸メニスカスレンズであ
る第3レンズとによって構成し、第2レンズ群を、物体
側より順に、像側に強い凹面を向けたプラスチック製凹
レンズの第4レンズと、プラスチック製両凹レンズの第
5レンズ及び像側に強い凸面を向けたプラスチック製凸
レンズの第6レンズとによって構成し、第3レンズ群
を、プラスチック製凸レンズの第7レンズによって構成
し、第4レンズ群を、プラスチック製両凹レンズの第8
レンズ及びプラスチック製両凸レンズの第9レンズとに
よって構成し、プラスチック製のレンズがそれぞれ少な
くとも1面の非球面を有するようにし、第1レンズ群の
ガラス製の第1レンズに、材質が370nmの波長の光
に対して、厚さ5mmの時に内部透過率が45パーセン
ト以下となるような着色を施し、且つ、厚みが1.3m
m以上としたので、高変倍比を有するズームレンズを使
用した撮像装置において、低コスト化及び高性能化を図
ることができると共に、紫外線の影響によるプラスチッ
クレンズの黄変を防止することができる。
【0086】請求項2、請求項11乃至請求項13に記
載した発明にあっては、f2を第2レンズ群の焦点距
離、Zをズーム比、Dを撮像画面の対角線長としたと
き、0.8<|f2/(0.05Z+1.7)D|<
1.25の条件を満足するようにしたので、プラスチッ
ク連巣によって構成される第2レンズ群の各レンズ面の
曲率を緩くして、種々の収差の発生を抑制することがで
きる。
【0087】請求項3、請求項4、請求項14乃至請求
項19に記載した発明にあっては、第2レンズ群の凸レ
ンズである第6レンズを像側に凸面を向けた凸メニスカ
スレンズとしたので、第2レンズ群における収差の打ち
消し合いを緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に本発明ズームレンズの実施
の形態における数値実施例1を示すものであり、本図は
レンズ構成を概略的に示す図である。
【図2】広角端における諸収差を示す図である。
【図3】中間焦点位置における諸収差を示す図である。
【図4】望遠端における諸収差を示す図である。
【図5】図6乃至図8と共に本発明ズームレンズの実施
の形態における数値実施例2を示すものであり、本図は
レンズ構成を概略的に示す図である。
【図6】広角端における諸収差を示す図である。
【図7】中間焦点位置における諸収差を示す図である。
【図8】望遠端における諸収差を示す図である。
【図9】図10及び図11と共に本発明撮像装置の実施
の形態を示すものであり、本図は撮像装置の構成を概略
的に示す図である。
【図10】温度変化と、第2レンズ群と第4レンズ群と
の相対位置関係を示す図である。
【図11】温度検出器のレンズへの装着方法を示す図で
ある。
【図12】本発明ズームレンズとの比較のために、従来
のガラス製レンズによる第2レンズ群の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、10…撮像装
置、11a…駆動装置、11b…駆動装置、12a…位
置検出器、12b…位置検出器、13…記憶装置、14
…演算装置、15…レンズ鏡筒、16a…温度検出器、
16b…温度検出器、GR1…第1レンズ群、GR2…
第2レンズ群、GR3…第3レンズ群、GR4…第4レ
ンズ群、L1…第1レンズ、L2…第2レンズ、L3…
第3レンズ、L4…第4レンズ、L5…第5レンズ、L
6…第6レンズ、L7…第7レンズ、L8…第8レン
ズ、L9…第9レンズ、IR…絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/08 G02B 7/08 C 7/10 7/10 Z 7/28 13/18 13/18 7/11 N G03B 13/36 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 BB04 CA01 CA19 CA21 2H044 AG01 AH01 AH14 AH18 DA01 DA02 DB02 DC02 DC04 DC10 DE06 EF04 2H048 CA06 CA13 CA20 CA24 2H051 AA08 CD13 CD21 CD30 EB04 EB13 FA52 FA61 FA76 2H087 KA03 MA15 NA00 NA08 PA09 PA17 PB09 QA02 QA07 QA17 QA21 QA25 QA34 QA42 QA45 RA05 RA12 RA13 RA32 RA42 SA23 SA27 SA29 SA32 SA63 SA65 SA72 SA74 SB04 SB14 SB22 SB33 UA00 UA01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正の屈折力を有する第
    1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正
    の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する
    第4レンズ群とによって構成され、上記第1レンズ群と
    第3レンズ群とは位置が常時固定とされ、上記第2レン
    ズ群は光軸上を移動することにより主に変倍を行うよう
    されると共に第4レンズ群は光軸上を移動してズーミン
    グに伴う像位置の変動の補正とフォーカシングを行うよ
    うにされたズームレンズにおいて、 上記第1レンズ群は、物体側より順に、像側に凹面を向
    けたガラス製凹メニスカスレンズの第1レンズと、プラ
    スチック製凸レンズの第2レンズ及び物体側に凸面を向
    けたプラスチック製の凸メニスカスレンズである第3レ
    ンズから成り、上記第2レンズ群は、物体側より順に、
    像側に強い凹面を向けたプラスチック製凹レンズの第4
    レンズと、プラスチック製両凹レンズの第5レンズ及び
    像側に強い凸面を向けたプラスチック製凸レンズの第6
    レンズから成り、 上記第3レンズ群は、プラスチック製凸レンズの第7レ
    ンズより成り、 上記第4レンズ群は、プラスチック製両凹レンズの第8
    レンズ及びプラスチック製両凸レンズの第9レンズより
    成り、 上記プラスチック製のレンズはそれぞれ、少なくとも1
    面の非球面を有し、 上記第1レンズ群のガラス製の第1レンズは、材質が3
    70nmの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部透
    過率が45パーセント以下となるような着色が施され、
    且つ、厚みが1.3mm以上であることを特徴とするズ
    ームレンズ。
  2. 【請求項2】 以下の条件を満足するようにされたこと
    を特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 0.8<|f2/(0.05Z+1.7)D|<1.2
    5 但し、 f2:第2レンズ群の焦点距離、 Z:ズーム比、 D:撮像画面の対角線長、 とする。
  3. 【請求項3】 第2レンズ群の凸レンズである第6レン
    ズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】 第2レンズ群の凸レンズである第6レン
    ズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のズームレンズ
  5. 【請求項5】 物体側より順に、正の屈折力を有する第
    1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正
    の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する
    第4レンズ群とによって構成され、上記第2レンズ群と
    第3レンズ群との間に絞りが配置され、上記第1レンズ
    群と第3レンズ群とは位置が常時固定とされ、上記第2
    レンズ群は光軸上を移動することにより主に変倍を行う
    ようにされると共に上記第4レンズ群は光軸上を移動し
    てズーミングに伴う像位置の変動の補正とフォーカシン
    グを行うようにされたズームレンズを有する撮像装置で
    あって、 上記ズームレンズの第2レンズ群及び第4レンズ群それ
    ぞれの移動及び位置検出を独立して行う駆動装置及び位
    置検出器と、 複数の撮影距離に対してピント移動が生じないようにす
    るための上記第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置
    関係情報及び各レンズ群の温度情報に対応するピントの
    移動を補正するための位置修正情報を記憶する記憶装置
    と、 任意の撮影距離において、上記相対位置関係情報に基づ
    いて駆動装置を個別に制御して第2レンズ群と第4レン
    ズ群との相対位置関係の補間を行う演算装置と、 レンズ鏡筒内の絞りの光軸方向における物体側と像側に
    それぞれ少なくとも1つずつ配置された温度検出器とを
    備え、 上記絞りの物体側の温度検出器からの出力信号に基づく
    第1レンズ群と第2レンズ群の温度情報と、絞りの像側
    の温度検出器の出力信号に基づく第3レンズ群及び第4
    レンズ群の温度情報とを上記演算装置に入力し、 上記演算装置は、記憶装置の位置修正情報と温度検出器
    からの温度情報とに基づいて、第2レンズ群と第4レン
    ズ群との相対位置関係を、常温の時とは異なる相対位置
    関係になるように駆動装置の動作を制御するようにした
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 演算装置が、絞りの物体側の温度検出器
    の出力信号に基づいて、記憶装置に記憶された常温での
    第2レンズ群と第4レンズ群との相対位置関係に対して
    広角側より望遠側で補正量が大きくなるように位置関係
    を補正すると共に、絞りの像側の温度検出器の出力信号
    に基づいて、相対位置関係の軌跡のカーブをほとんど変
    化させずにズーム全域において第4レンズ群の位置を物
    体側又は像側にずらすように位置関係を補正することに
    よって、ズーミング時の温度によるフォーカスのずれを
    補正するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 温度検出器は、第1レンズ群及び第3レ
    ンズ群を構成するプラスチック製のレンズの有効径外の
    周縁部分に配設され、周囲の温度ではなくレンズ自体の
    温度を測定するようにしたことを特徴とする請求項5に
    記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 第1レンズ群は、物体側より順に、像側
    に凹面を向けたガラス製凹メニスカスレンズの第1レン
    ズと、プラスチック製凸レンズの第2レンズ及び物体側
    に凸面を向けたプラスチック製の凸メニスカスレンズで
    ある第3レンズから成り、 第2レンズ群は、物体側より順に、像側に強い凹面を向
    けたプラスチック製凹レンズの第4レンズと、プラスチ
    ック製両凹レンズの第5レンズ及び像側に強い凸面を向
    けたプラスチック製凸レンズの第6レンズから成り、 第3レンズ群は、プラスチック製凸レンズの第7レンズ
    より成り、 第4レンズ群は、プラスチック製両凹レンズの第8レン
    ズ及びプラスチック製両凸レンズの第9レンズより成
    り、 プラスチック製のレンズはそれぞれ、少なくとも1面の
    非球面を有し、 上記第1レンズ群のガラス製の第1レンズは、材質が3
    70nmの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部透
    過率が45パーセント以下となるよいうな着色が施さ
    れ、且つ、厚みが1.3mm以上であることを特徴とす
    る請求項5に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 第1レンズ群は、物体側より順に、像側
    に凹面を向けたガラス製凹メニスカスレンズの第1レン
    ズと、プラスチック製凸レンズの第2レンズ及び物体側
    に凸面を向けたプラスチック製の凸メニスカスレンズで
    ある第3レンズから成り、 第2レンズ群は、物体側より順に、像側に強い凹面を向
    けたプラスチック製凹レンズの第4レンズと、プラスチ
    ック製両凹レンズの第5レンズ及び像側に強い凸面を向
    けたプラスチック製凸レンズの第6レンズから成り、 第3レンズ群は、プラスチック製凸レンズの第7レンズ
    より成り、 第4レンズ群は、プラスチック製両凹レンズの第8レン
    ズ及びプラスチック製両凸レンズの第9レンズより成
    り、 プラスチック製のレンズはそれぞれ、少なくとも1面の
    非球面を有し、 上記第1レンズ群のガラス製の第1レンズは、材質が3
    70nmの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部透
    過率が45パーセント以下となる着色が施され、且つ、
    厚みが1.3mm以上であることを特徴とする請求項6
    に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 第1レンズ群は、物体側より順に、像
    側に凹面を向けたガラス製凹メニスカスレンズの第1レ
    ンズと、プラスチック製凸レンズの第2レンズ及び物体
    側に凸面を向けたプラスチック製の凸メニスカスレンズ
    である第3レンズから成り、 第2レンズ群は、物体側より順に、像側に強い凹面を向
    けたプラスチック製凹レンズの第4レンズと、プラスチ
    ック製両凹レンズの第5レンズ及び像側に強い凸面を向
    けたプラスチック製凸レンズの第6レンズから成り、 第3レンズ群は、プラスチック製凸レンズの第7レンズ
    より成り、 第4レンズ群は、プラスチック製両凹レンズの第8レン
    ズ及びプラスチック製両凸レンズの第9レンズより成
    り、 プラスチック製のレンズはそれぞれ、少なくとも1面の
    非球面を有し、 上記第1レンズ群のガラス製の第1レンズは、材質が3
    70nmの波長の光に対して、厚さ5mmの時に内部透
    過率が45パーセント以下となるような着色が施され、
    且つ、厚みが1.3mm以上であることを特徴とする請
    求項7に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 以下の条件を満足するようにされたこ
    とを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 0.8<|f2/(0.05Z+1.7)D|<1.2
    5 但し、 f2:第2レンズ群の焦点距離、 Z:ズーム比、 D:撮像画面の対角線長、 とする。
  12. 【請求項12】 以下の条件を満足するようにされたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。 0.8<|f2/(0.05Z+1.7)D|<1.2
    5 但し、 f2:第2レンズ群の焦点距離、 Z:ズーム比、 D:撮像画面の対角線長、 とする。
  13. 【請求項13】 以下の条件を満足するようにされたこ
    とを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 0.8<|f2/(0.05Z+1.7)D|<1.2
    5 但し、 f2:第2レンズ群の焦点距離、 Z:ズーム比、 D:撮像画面の対角線長、 とする。
  14. 【請求項14】 第2レンズ群の凸レンズである第6レ
    ンズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 第2レンズ群の凸レンズである第6レ
    ンズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  16. 【請求項16】 第2レンズ群の凸レンズである第6レ
    ンズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】 第2レンズ群の凸レンズである第6レ
    ンズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】 第2レンズ群の凸レンズである第6レ
    ンズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  19. 【請求項19】 第2レンズ群の凸レンズである第6レ
    ンズが、像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズである
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
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