JP5088945B2 - 光学用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

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Description

本発明は、光学用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物に関する。更に詳しくは、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等のレンズ類に特に適する樹脂組成物及び硬化物に関するものである。
従来、上記のレンズはプレス法、キャスト法(注型形成法)等の方法により成形されていた。前者のプレス法は、加熱、加圧、冷却サイクルで製造するため生産性が悪かった。又、後者のキャスト法は、金型にモノマーを流し込んで重合するため製作時間が長くかかるとともに、金型が多数個必要なため製造コストが上がるという問題があった。このような問題を解決するために、紫外線硬化性樹脂組成物を使用することについて種々の提案がなされている(特許文献1、特許文献2)。
これら紫外線硬化型樹脂組成物を使用する透過型スクリーン等に用いる光学レンズシートを製造する方法は知られている。しかしながら、これら従来の樹脂組成物の硬化物は基板との密着性、型からの離型性が悪い。密着性が悪いと、使用可能な基板の種類が限られ、意図する光学物性が得づらい。離型性が悪いと、離型時に型に樹脂が残り、型が使用できなくなる。又、密着性の良い硬化物を与える樹脂組成物は型への密着も良くなるため離型性が悪くなり易く、一方、離型性の良い樹脂組成物は密着性が悪くなり易いという傾向もある。そのため、基板との密着性と型からの離型性の両性能を満足できる樹脂組成物の提供が望まれており、特許文献3が提案されている。
これら光学レンズシート等は近年の画像の高精細化等に伴い、より微細な形状に加工されたり、より薄く加工されたりするために、フィルム状の基材を用いてロール状のシートやフィルムに連続加工をすることが多くなっており、巻き取った際の形状のつぶれ等を防止するため、又、光学シートを実際の製品で使用した際の高温環境下でも物性の変化が少ないように、なるべくガラス転移点温度(Tg)の高いものが求められる傾向がある。又、これらの光学レンズシートは、通常は別に拡散シート等と組み合わせて使用することが多いが、できるだけ少ない構成でレンズ機能と拡散性能を持つものが望まれている。即ち、高い屈折率、高いTg点、離型性、密着性を維持しながら、光拡散性を兼ね備えるものが望まれている。
特許文献4には平均粒子系10μmのビーズ状架橋アクリル樹脂を含有する光拡散性プリズムシートが記載されている。
特開昭63−167301号公報 特開昭63−199302号公報 特許第3209554号 特開平9−304606号公報
本発明の目的は、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ、シートレンズ等の光学レンズシートを製造するのに適した保存安定性良好な樹脂組成物や、離型性、型再現性、密着性に優れ、高屈折率で光拡散性がある該樹脂組成物の硬化物を提供するものである。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意研究の結果、特定の組成を有する紫外線硬化性樹脂組成物及びその硬化物が前記課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は
(1)フェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)、平均粒子径が0.1μmから2μmの無機微粒子(B)及び/又は平均粒子径が0.1μmから5μmの有機微粒子(B’)、並びに光重合開始剤(C)を含む光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物;
(2)フェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)がo−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレートである上記(1)に記載の樹脂組成物;
(3)無機微粒子(B)が表面を疎水化処理した無機微粒子である上記(1)又は(2)に記載の樹脂組成物;
(4)更に、分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)を含む上記(1)ないし(3)のいずれか一項に記載の樹脂組成物;
(5)更に、フェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)及び分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)以外の(メタ)アクリレート化合物(E)を含む上記(1)ないし(4)のいずれか一項に記載の樹脂組成物;
(6)上記(1)ないし(5)のいずれか一項に記載の樹脂組成物を硬化して得られる25℃での屈折率が1.55以上である硬化物;
(7)上記(1)ないし(5)のいずれか一項に記載の樹脂組成物を、基材フィルム上に成型することによってレンズ形状を付与した硬化物;
(8)上記(6)又は(7)に記載の硬化物を用いる光学レンズシート;
に関する。
本発明の樹脂組成物は保存安定性が良好で、その硬化物は離型性、型再現性、基板との密着性に優れ、高屈折率で光拡散性がある。そのため特にフレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等の光学レンズシートとしての使用に適している。
本発明の光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物は、フェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)、平均粒子径が0.1μmから2μmの無機微粒子(B)及び/又は平均粒子径が0.1μmから5μmの有機微粒子(B’)、並びに光重合開始剤(C)を含む。
本発明の樹脂組成物に含まれるフェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)としては、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルポリエトキシ(メタ)アクリレート、p−クミルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、o−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート等が挙げられ、中でもo−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレートが好ましい。
o−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレートとしては、エトキシ構造部分の繰り返し数が平均で1〜3の正数である化合物が好ましく、o−フェニルフェノールとエチレンオキサイドとの反応物に(メタ)アクリル酸を反応させることにより得ることができる。
o−フェニルフェノールとエチレンオキサイドとの反応物は公知の方法により得ることができ、市販品を使用することもできる。次いで、p−トルエンスルホン酸又は硫酸等のエステル化触媒、ハイドロキノン、フェノチアジン等の重合禁止剤の存在下に、好ましくは溶剤類(例えば、トルエン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン等)の存在下、好ましくは70〜150℃の温度で(メタ)アクリル酸と反応させることによりo−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレートが得られる。(メタ)アクリル酸の使用割合は、p−フェニルフェノールとエチレンオキサイドとの反応物1モルに対して、1〜5モル、好ましくは1.05〜2モルである。エステル化触媒は使用する(メタ)アクリル酸に対して0.1〜15モル%、好ましくは1〜6モル%である。
本発明の樹脂組成物には平均粒子径が0.1μmから2μmの無機微粒子(B)及び/又は平均粒子径が0.1μmから5μmの有機微粒子(B’)を含有する。微粒子の平均粒子径は、光学レンズシートに求められる光拡散性能により異なるが、その粒径はコールターカウンター法により求められる。
本発明では、光拡散性をもちながら、本来のレンズとしての集光機能が大きく損なわれないことが重要であるため、透明性が著しく低下しないように、又、光学シートレンズを成型する際に外観の不具合がないように微粒子の平均粒子径を選択することが重要である。光拡散性、レンズとしての集光機能、樹脂組成物の保存安定性を兼ね備えるためには、無機微粒子の場合、平均粒子径としては0.1μmから2μmが好ましく、有機微粒子の場合は平均粒子径0.1μmから5μmが好ましい。無機微粒子の場合は粉砕や分級によって微粒子化したものが特に好ましい。
該無機微粒子(B)としては、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸化チタン、タルク、クレイ、カオリン、コロイダルシリカ、金属粉末等の無機粉末やこれらの無機粉末を表面処理した微粒子等が挙げられ、ジメチルポリシロキサンやジメチルジクロロシラン等で表面を疎水化処理した二酸化珪素等の無機微粒子が特に好ましい。
又、有機微粒子(B’)としては、例えば、ポリスチレン樹脂ビーズ、アクリル系樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹脂ビーズ、ベンゾグアナミン−ホルマリン縮合物の樹脂粉末、ベンゾグアナミン−メラミン−ホルマリン縮合物の樹脂粉末、尿素−ホルマリン縮合物の樹脂粉末、アスパラギン酸エステル誘導体の粉末、ステアリン酸亜鉛の粉末、ステアリン酸アミドの粉末、エポキシ樹脂パウダー、ポリエチレンパウダー等が挙げられる。架橋ポリメチルメタクリレート樹脂ビーズや架橋ポリメチルメタクリレート・スチレン樹脂ビーズ等が特に好ましい。これらは市販品として容易に入手することができ、又、公知文献を参考に調製することもできる。本発明の樹脂組成物において、無機微粒子(B)や有機微粒子(B’)は単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
更に、微粒子の分散剤として、ポリカルボン酸系の分散剤やシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、変性シリコーンオイル等のシリコーン系分散剤や有機共重合体系の分散剤等を併用することも可能である。これらの配合割合としては、本発明の樹脂組成物の全重量に対して0〜10%程度、好ましくは0.05〜5%程度である。
本発明の樹脂組成物に含有される光重合開始剤(C)としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン類;アセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルフェニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン等のアセトフェノン類;2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、2−クロロアントラキノン、2−アミルアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のチオキサントン類;アセトフエノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルスルフィド、4,4’−ビスメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド等のホスフィンオキシド類等が挙げられる。好ましくは、アセトフェノン類であり、更に好ましくは2−ヒドロキシ−2−メチルフェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンが挙げられる。なお、本発明の樹脂組成物においては、光重合開始剤(C)は単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
本発明の樹脂組成物には、得られる樹脂組成物の硬化物の硬さやガラス転移点温度(Tg)を考慮して、更に、分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)を用いることができる。
分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)としては、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリエトキシトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物には、得られる樹脂組成物の粘度、屈折率、密着性等を考慮して、更に、先に挙げたフェニルエーテル基を有するアクリレートモノマー(A)及び分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)以外の(メタ)アクリレート化合物(E)を単独あるいは二種類以上を混合して使用してもよい。該(メタ)アクリレート化合物(E)としては、成分(A)及び成分(D)以外の単官能(メタ)アクリレートモノマー、2官能(メタ)アクリレートモノマー、(メタ)アクリレートオリゴマーが挙げられる。
該単官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、例えば、アクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキサン−1,4−ジメタノールモノ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
該2官能(メタ)アクリレートモノマーとしては、例えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリエトキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリプロポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFポリエトキシジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラクトン付加物のジ(メタ)アクリレート(例えば、日本化薬(株)製、KAYARAD HX−220、HX−620等)等が挙げられる。
該(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、ジオール化合物(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールAポリエトキシジオール、ビスフェノールAポリプロポキシジオール等)又はこれらジオール化合物と二塩基酸(例えば、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸)若しくはその無水物との反応物であるポリエステルジオールと、有機ポリイソシアネート(例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の鎖状飽和炭化水素イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、水添トルエンジイソシアネート等の環状飽和炭化水素イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジフェニレンジイソシアネート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート)を反応させ、次いで2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリレートを付加した反応物等が挙げられる。
エポキシ(メタ)アクリレートとしては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのプロピレンオキシド付加物の末端グリシジルエーテル、フルオレンエポキシ樹脂等のエポキシ樹脂類と(メタ)アクリル酸との反応物等が挙げられる。
ポリエステル(メタ)アクリレートとしては、例えば、上記のジオール化合物と上記の二塩基酸又はその無水物との反応物であるポリエステルジオールと、(メタ)アクリル酸との反応物等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物に含まれる各成分の割合は、所望の屈折率やガラス転移温度や粘度や密着性、光拡散性等を考慮して決められるが、成分(A)+成分(D)+成分(E)の総量を100重量部とした場合に、成分(A)の含有量は3〜100重量部であり、特に好ましくは5〜100重量部である。成分(D)の含有量は0〜50重量部であり、特に好ましくは0〜40重量部である。成分(E)の含有量は0〜45重量部である。
成分(C)は成分(A)+成分(D)+成分(E)の総量を100重量部として、0.1〜10重量部使用することが好ましく、特に好ましくは0.3〜5重量部である。
成分(B)及び/又は成分(B’)の添加量は求められる光拡散性能によるが、成分(A)+成分(D)+成分(E)の総量100重量部に対して、0.1〜10重量部使用することが好ましく、特に好ましくは0.3〜7重量部である。
本発明の樹脂組成物には、前記成分以外に取り扱い時の利便性等を改善するために、離型剤、消泡剤、レベリング剤、光安定剤、酸化防止剤、重合禁止剤、帯電防止剤等を状況に応じて併用して含有することができる。更に、必要に応じて、アクリルポリマー、ポリエステルエラストマー、ウレタンポリマーあるいはニトリルゴム等のポリマー類も添加することができる。溶剤を加えることもできるが、溶剤を添加しないものが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、各成分を常法に従い混合溶解及び分散することにより調製することができる。例えば、撹拌装置、温度計のついた丸底フラスコに各成分を仕込み、40〜80℃にて0.5〜6時間撹拌することにより得ることができる。又、必要に応じてボールミル、ロールミル、サンドミル、ディゾルバー等の公知の分散機により無機微粒子(B)及び/又は有機微粒子(B’)の分散を行い、本発明の樹脂組成物を調製してもよい。
本発明の樹脂組成物の粘度は、光学レンズシート類を製造する際の形状の転写性や加工時の作業性の点で、E型粘度計(TV−200:東機産業社製)を用いて測定した粘度が25℃で50mPa・sから4000mPa・sの範囲である組成物が好ましい。
常法に従い、本発明の樹脂組成物に紫外線等のエネルギー線を照射することにより硬化して得ることができる硬化物も本発明に含まれる。例えば、該硬化物は本発明の樹脂組成物を、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ等の形状を有するスタンパー上に塗布して該樹脂組成物の層を設け、その層の上に硬質透明基板であるバックシート(例えば、ポリメタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、又はこれらポリマーのブレンド品等からなる基板あるいはフィルム)を接着させ、次いで該硬質透明基板側から高圧水銀灯等により紫外線を照射して該樹脂組成物を硬化させた後、該スタンパーから硬化物を剥離して得ることができる。又、これらの応用として連続式での加工により行うこともできる。
この様にして屈折率(25℃)が1.55以上で離型性、型再現性、密着性、耐光性に優れたフレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等の光学レンズ部分を形成した光学レンズシートを得ることができ、これらも本発明に含まれる。なお、屈折率はアッベ屈折率計(型番:DR−M2、(株)アタゴ製)で測定することができる。
本発明の樹脂組成物は、光学レンズシート用、例えば、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等として有用である。又、光学レンズシート用以外の用途としては、各種コーティング剤、接着剤等が挙げられる。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
以下の実施例に示すような組成(数値は重量部を示す)にて本発明の紫外線硬化性樹脂組成物及びその硬化膜を得た。その評価方法及び評価基準は以下の通り行った。
(1)離型性:硬化した樹脂を金型より離型させるときの難易度を表す。
○・・・・金型からの離型が良好である
△・・・・離型がやや困難あるいは離型時に剥離音がある
×・・・・離型が困難あるいは型残りがある
(2)型再現性:硬化した紫外線硬化性樹脂層の表面形状と金型の表面形状を観察した。
○・・・・再現性良好である
×・・・・再現性が不良である
(3)保存安定性:樹脂組成物を室温で1ヶ月間静置した際の液の状態を目視で評価した。
○・・・・分離や沈降等がなく安定である
×・・・・分離や沈降が確認される
(4)密着性:基材上に樹脂組成物を膜厚約40μmに塗布し、次いで高圧水銀灯(80W/cm、オゾンレス)で1000mJ/cmの照射を行い硬化させたテストピースを作製し、JIS K5600−5−6に準じて密着性評価を行った。
評価結果は0〜2を○とし、3〜5を×とした。
(5)屈折率(25℃):硬化した紫外線硬化性樹脂層の屈折率(25℃)をアッベ屈折率計(DR−M2:(株)アタゴ製)で測定した。
(6)ガラス転移点温度(Tg):硬化した紫外線硬化性樹脂層のガラス転移点温度を粘弾性測定システム(DMS−6000:セイコー電子工業(株)製)にて、引っ張りモード、周波数1Hzで測定した。
(7)透過率、ヘイズ測定:密着性の評価で作製した、基材上に樹脂組成物を膜厚約40μmに塗布したサンプルの透過率とヘイズをヘイズメーターTC−HIIIDPK(東京電色製)で測定した。
ウレタン(メタ)アクリレートの合成
合成例1
乾燥容器中に、o−フェニルフェノールモノエトキシアクリレート94.7部、2,4−トリレンジイソシアネート139.3部を仕込み、ビスフェノールAポリ(n=2)プロポキシジオール(水酸基価312mgKOH/g)143.9部を、発熱を確認しながら3分割で仕込み、80℃で攪拌し、約10時間反応を行った。標準法に準拠した測定によるNCO価(ウレタン価といい、残存するイソシアネート基を反応生成物全体に対する重量%で表したもの)が11.9重量%になったところで2−ヒドロキシエチルアクリレート95.7部とp−メトキシフェノール0.2部とジラウリン酸ジ−n−ブチルスズ0.06部を仕込み、80℃で約12時間反応を行い、NCO価が0.1重量%以下になったところで反応を終了した。
実施例1
成分(A)としてo−フェニルフェノールモノエトキシアクリレート51部、フェニルオキシエチルアクリレート5部、成分(D)としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート25部、成分(E)として合成例1で得られたウレタンアクリレート19部、成分(C)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン3部を60℃に加温、混合、溶解した。更に成分(B)としてコールターカウンターでの平均粒子径1.2μmの疎水性シリカ2部を攪拌しながら混合・分散し、本発明の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.576であり、ガラス転移点温度(Tg)は70℃、透過率は91%、ヘイズ値は11%だった。
この樹脂組成物をプリズムレンズ金型の上に膜厚が50μmになるように塗布し、その上に基材として易接着処理ポリエステルフィルム(100μm厚)を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、プリズムレンズシートを得た。
評価結果
離型性:○、型再現性:○、保存安定性:○、密着性:○であった。
実施例2
実施例1において、微粒子としての平均粒子径1.2μmの疎水性シリカ2部の代わりにコールターカウンターで平均粒子径2.2μmの架橋ポリメチルメタクリレート微粒子2部を用いる以外は実施例1と同様にして本発明の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.577であり、ガラス転移点温度(Tg)は70℃、透過率は94%、ヘイズ値は37%だった。
この樹脂組成物をプリズムレンズ金型の上に膜厚が50μmになるように塗布し、その上に基材として易接着処理ポリエステルフィルム(100μm厚)を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、プリズムレンズシートを得た。
評価結果
離型性:○、型再現性:○、保存安定性:○、密着性:○であった。
比較例1
実施例1において、微粒子としての平均粒子径1.2μmの疎水性シリカ2部の代わりにコールターカウンターでの平均粒子径3μmの疎水性シリカ2部を用いる以外は実施例1と同様にして本発明の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.576であり、ガラス転移点温度(Tg)は70℃、透過率は89%、ヘイズ値は13%だった。
この樹脂組成物をプリズムレンズ金型の上に膜厚が50μmになるように塗布し、その上に基材として易接着処理ポリエステルフィルム(100μm厚)を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、プリズムレンズシートを得た。
評価結果
離型性:○、型再現性:○、保存安定性:×、密着性:○であった。
比較例2
実施例1において、微粒子としての平均粒子径1.2μmの疎水性シリカ2部の代わりにコールターカウンターでの平均粒子径6μmの架橋アクリルビーズ(ポリメチルメタクリレート/スチレン)2部を用いる以外は実施例1と同様にして比較用の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物をプリズムレンズ金型の上に膜厚が50μmになるように塗布し、その上に基材として易接着処理ポリエステルフィルム(100μm厚)を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、プリズムレンズシートを得た。得られたシートは外観が不均一であり、光の透過の状態も不均一でレンズシートとしては不適切であった。離型性は○だったが、保存安定性が×であった。
実施例1、2、比較例1、2の評価結果から明らかなように、本発明の樹脂組成物は保存安定性が良好で、離型性、型再現性、基材への密着性に優れ、その硬化物は高屈折率でガラス転移点温度(Tg)が50℃以上であった。そのため微細構造を有する光学レンズシート、例えば、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等に適している。屈折率、透過率を維持したまま光拡散性の指標となるヘイズを任意に調整できるため、レンズ成型面で所望の集光機能と光拡散機能を同時に付与することが可能である。

Claims (7)

  1. フェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)であるo−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート、平均粒子径が0.1μmから2μmの無機微粒子(B)及び/又は平均粒子径が0.1μmから5μmの有機微粒子(B’)、並びに光重合開始剤(C)を含む光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  2. 無機微粒子(B)が表面を疎水化処理した無機微粒子である請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 更に、分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)を含む請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 更に、フェニルエーテル基を有するモノアクリレートモノマー(A)及び分子内に3個以上の(メタ)アクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートモノマー(D)以外の(メタ)アクリレート化合物(E)を含む請求項1ないしのいずれか一項に記載の樹脂組成物。
  5. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の樹脂組成物を硬化して得られる25℃での屈折率が1.55以上である硬化物。
  6. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の樹脂組成物を、基材フィルム上に成型することによってレンズ形状を付与した硬化物。
  7. 請求項又はに記載の硬化物を用いる光学レンズシート。
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