JP5088805B2 - ロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物に関するもので、特に無機化合物を充填した場合にも優れた高速加工性を有し、その結果成形体の生産性を向上させることが可能なオレフィン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エチレン−ビニルエステルのようなエチレン系重合体は、種々の物性、例えば靱性、耐衝撃性、低い脆性温度、柔軟性、加工性、耐薬品性、水に対する低透過性、安定性、電気的特性に優れていることから、種々の用途に広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エチレン−ビニルエステル共重合体は、エチレン系重合体の中ではロール加工性及びカレンダー加工性に優れたものであっても、塩化ビニル樹脂等に比較すると、加工適合温度範囲が未だ狭く、その加工適合温度範囲の一層の拡大が求められている。
【0004】
また、樹脂成形品には、樹脂を増量してその価格を低減させるためにも、また成形品の機械的強度や耐久性、耐熱性、耐磨耗性、電気絶縁性等を向上させる目的で、無機化合物を配合することが広く行われているが、これらの無機化合物をエチレン−ビニルエステル共重合体に配合すると、成形体の加工性が低下し、その生産性が低下する傾向が認められる。
【0005】
したがって、本発明の目的は、成形体への加工適合範囲が拡大され、その結果、ロール加工性及びカレンダー加工性に優れ、成形体の生産性が向上したエチレン−ビニルエステル系樹脂組成物を提供するにある。
本発明の他の目的は、無機化合物が配合された状態においても、優れたロール加工性及びカレンダー加工性が確保されるエチレン−ビニルエステル系樹脂組成物を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ベース樹脂組成物を100重量%としたとき、エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)40乃至95重量%、及びエチレン、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)60乃至5重量%を含有するベース樹脂組成物100重量部当たり、無機化合物(D)20乃至180重量部及び混合リン酸エステル(E)0.1乃至3重量部を含有して成ることを特徴とするロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物が提供される。
本発明によれば更に、ベース樹脂組成物を100重量%としたとき、エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)5乃至95重量%、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステルから成る共重合体(B1)95乃至5重量%、及びエチレン、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)25乃至2重量%を含有するベース樹脂組成物100重量部当たり、無機化合物(D)20乃至180重量部及び混合リン酸エステル(E)0.1乃至3重量部を含有して成ることを特徴とするロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物が提供される。
本発明の上記樹脂組成物においては、
共重合体(A)がエチレンを50〜98重量%及び酢酸ビニルを50〜2重量%含有する共重合体であること、
共重合体(B1)がエチレンを50〜98重量%及び不飽和カルボン酸アルキルエステルを50〜2重量%含有する共重合体であること、
共重合体(B2)がエチレンを49〜98重量%、不飽和カルボン酸アルキルエステルを50〜1重量%及び他の極性基含有モノマーを30〜1重量%含有する共重合体であること、
が好ましい。
共重合体(B2)における他の極性基含有モノマーが、不飽和カルボン酸、或いは一酸化炭素である。
無機化合物(D)としては、アルミナ、アタパルガイド、カオリン、カーボンブラック、グラファイト、微粉ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイソウ土、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、スレート粉、セリサイト、フリント、炭酸カルシウム、タルク、長石粉、二硫化モリブデン、バライト、ひる石、ホワイティング、二酸化チタン、マイカ、ろう石クレイ、石こう、炭化ケイ素、ジルコン、ガラスビーズ、シラスバルーン、アスベスト、ガラス繊維、カーボン繊維、ロックウール、スラグウール、ボロンウスイカ、ステンレススチール繊維、またはこれらの表面を脂肪酸アミド、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、チタンカップリング剤もしくはシランカップリング剤で処理したものの少なくとも1種を用いることができる。
更にまた、混合リン酸エステル(E)が少なくともモノエステルとジエステルとを含む混合エステルであること、混合リン酸エステル(E)がポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルであること、が好ましい。
【0007】
【発明の実施形態】
本発明では、エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)と、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステルから成る共重合体(B1)及びエチレン、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)とを特定の量比で組み合わせるか或いはエチレン、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)とを、特定の量比で組み合わせたことが特徴であり、これにより樹脂組成物の加工適合温度範囲を広げ、優れたロール加工性及びカレンダー加工性を達成することができる。
【0008】
熱可塑性樹脂の成形加工には、押出成形、射出成形、圧縮成形、カレンダー成形等の各種成形法が知られているが、開放形のロール成形であるカレンダー成形では、加工適合温度範囲の狭い樹脂や、成形温度域での溶融強度のない材料、結晶性の樹脂などには不向きな成形法といわれている。
ところが、本発明の樹脂組成物を用いると、後述する実施例に示すとおり、優れたロール加工性及びカレンダー加工性が得られると共に、高速での加工性も達成され、しかもこの加工性は、無機化合物を含有する樹脂組成物においても、維持されるのであって、これは本発明による予想外の効果である。
【0009】
本発明の樹脂組成物では、酢酸ビニルを共重合成分とするエチレン系重合体成分(A)と、不飽和カルボン酸アルキルエステルを共重合成分とするエチレン系重合体成分(B2或いはB1とB2)とを含有する。
このような共重合成分は、ポリエチレンの結晶構造にうまく入り込めないので、重合体の融点、結晶化度、したがって密度を低下させる。また、エチレン及び前記共重合成分の高圧重合で導入される枝分かれ構造は、共重合体の分子量分布を広げる。
しかも、本発明の樹脂組成物では、エチレン系重合体成分(A)と、エチレン系重合体成分(B2或いはB1とB2)とが複合されていることにより、加工適合温度範囲が広げられ、成形温度域での溶融強度(粘度)が向上し、結晶化度が低下しているため、加工性が顕著に向上しているものと信じられる。
【0010】
本発明の樹脂組成物では、無機化合物(D)を配合しても加工性が実質上損なわれないという利点がある。
すなわち、何れか一方のエチレン系重合体成分に無機化合物を配合した樹脂組成物では、加工性が低下する傾向がみられるが、本発明ではエチレン系重合体成分(A)と、エチレン系重合体成分(B2或いはB1とB2)との組合せに無機化合物を配合することにより、加工性の低下を抑制することができる。
また、無機化合物を配合することにより、樹脂を増量してその価格を低減させ、また成形品の機械的強度や耐久性、耐熱性、耐磨耗性、電気絶縁性等を向上させることができる。
【0011】
更に、本発明では、混合リン酸エステル(E)を配合することにより、ロール加工性やカレンダー加工性を一層向上させることができる。
【0012】
[エチレン/酢酸ビニル系共重合体(A)]
本発明の樹脂組成物は、一方の樹脂成分として、エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)を含有する。このエチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)では、エチレン成分が50ないし98重量%、好ましくは60乃至95重量%の量で存在し、酢酸ビニル成分が50乃至2重量%、好ましくは40乃至5重量%の量で存在する。
【0013】
エチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)の190℃、2160g荷重におけるメルトフローレート(MFR)は、0.1乃至100g/10分、好ましくは0.2乃至50g/10分である。
【0014】
エチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)は、エチレン及び酢酸ビニルを、高温、高圧下でラジカル共重合させることによって得ることができる。
【0015】
[エチレン/不飽和カルボン酸アルキルエステル系共重合体(B1)]
本発明の樹脂組成物は、他方の樹脂成分として、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステルから成る共重合体(B1)を含有することができる。
共重合体(B1)を構成する不飽和カルボン酸アルキルエステルとしては(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸の炭素数1〜12、とくに炭素数1〜8程度のアルキルエステルを使用するのが好ましい。尚、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸或いはメタアクリル酸を意味する。より具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸nブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチルなどを例示することができる。
【0016】
共重合体(B1)の好適な例は、エチレンを50〜98重量%、好ましくは60〜95重量%、不飽和カルボン酸アルキルエステルを50〜2重量%、好ましくは40〜5重量%含有するものが好ましい。
【0017】
共重合体(B1)の190℃、2160g荷重におけるメルトフローレート(MFR)は、0.1乃至100g/10分、好ましくは0.2乃至50g/10分である。
【0018】
エチレン・不飽和カルボン酸アルキルエステル系共重合体(B1)も、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステルを、高温、高圧下でラジカル共重合させることによって得ることができる。
【0019】
[エチレン/不飽和カルボン酸アルキルエステル/他の極性基含有モノマー系共重合体(B2)]
本発明の樹脂組成物は、他方の樹脂成分として、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステル及び他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)を含有することができる。
上記共重合体(B2)を構成する不飽和カルボン酸アルキルエステルとしては(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸の炭素数1〜12、とくに炭素数1〜8程度のアルキルエステルを使用するのが好ましい。より具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸nブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチルなどを例示することができる。
【0020】
この共重合体(B2)における極性モノマー成分としては、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び酢酸ビニル以外のモノマーであって、好適な極性基含有モノマーとしては、不飽和カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸などが挙げられる。その他、極性基含有モノマー成分としては、一酸化炭素などを例示することができる。
【0021】
共重合体(B2)の好適な例は、エチレンを49〜98重量%、好ましくは50〜95重量%、不飽和カルボン酸アルキルエステルを50〜1重量%、好ましくは35〜5重量%及び他の極性基含有モノマーを30〜1重量%、好ましくは25〜5重量%含有するものである。
【0022】
共重合体(B2)の190℃、2160g荷重におけるメルトフローレート(MFR)は、0.1乃至100g/10分、好ましくは0.2乃至50g/10分である。
【0023】
エチレン・不飽和カルボン酸アルキルエステル・他の極性基含有モノマー系共重合体(B2)も、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステル及び他の極性モノマーを、高温、高圧下でラジカル共重合させることによって得ることができる。
【0024】
[ベース樹脂組成物] 本発明に用いるベース樹脂組成物の一例は、樹脂基準(ベース樹脂を100重量%)で、エチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)を40乃至95重量%、及びエチレン・不飽和カルボン酸アルキルエステル・他の極性モノマー系共重合体(B2)を60乃至5重量%で含有するものである。
本発明に用いるベース樹脂組成物の他の例は、樹脂基準(ベース樹脂を100重量%)で、エチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)を5乃至95重量%、エチレン・不飽和カルボン酸アルキルエステル系共重合体(B1)を95乃至5重量%、及びエチレン・不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーからなる共重合体(B2)を25乃至2重量%で含有するものである。
【0025】
エチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)や不飽和カルボン酸アルキルエステル系共重合体(B1、B2)の混合比が上記範囲外となると、上記範囲内にある場合に比して、ロール加工性及びカレンダー加工性が損なわれるので好ましくない。
【0026】
[無機化合物]
本発明においては、無機化合物としては、従来充填剤や補強剤して使用されている無機化合物は全て使用でき、例えばアルミナ、アタパルガイド、カオリン、カーボンブラック、グラファイト、微粉ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイソウ土、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、スレート粉、セリサイト、フリント、炭酸カルシウム、タルク、長石粉、二硫化モリブデン、バライト、ひる石、ホワイティング、二酸化チタン、マイカ、ろう石クレイ、石こう、炭化ケイ素、ジルコン、ガラスビーズ、シラスバルーン、アスベスト、ガラス繊維、カーボン繊維、ロックウール、スラグウール、ボロンウスイカ、ステンレススチール繊維等が用いられる。
【0027】
上記無機化合物の混和性、樹脂組成物から得られる成形物外観などを考慮すると、無機化合物として、平均粒径が0.05〜20μm、とくに0.1〜10μm程度のものを使用するのが望ましい。また同様の理由で、無機化合物の表面が、脂肪酸、脂肪酸アミド、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、シリコーンオイル、リン酸エステル等で表面処理されたものを使用するのが好ましい。
【0028】
[混合リン酸エステル]
本発明に用いる混合リン酸エステルは、少なくともリン酸モノエステルとリン酸ジエステルとを含有するものであり、リン酸トリエステルは含有されていなくても、或いは微量乃至少量含有されていてもよい。
このリン酸エステルは、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルであることが好ましい。
【0029】
このリン酸エステルは、下記一般式(1)
式中、Rは炭素数8乃至30のアルキル基であり、
nは酸化エチレンの平均付加モル数であり、
mは1乃至3の数である、
で表される化学的構造を有しており、外観は一般に液状乃至ワックスに似た固体状である。
【0030】
混合リン酸エステルにおけるモノエステルとジエステルとのモル比は、一般に0.9:0.1乃至0.1:0.9であり、これらのモノエステルとジエステルとの合計量当たり10モル%以下、特に5モル%以下のトリエステルが含有されていてもよい。
【0031】
リン酸エステル混合物の好適なものとして、例えば、東邦化学工業(株)より製造販売され、化粧品の乳化剤等として使用されている商品名フォスファノールRL−210がある。このフォスファノールRL−210は、同社の製品安全データシートの記載内容を引用すると、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸混合エステル約80%とポリオキシエチレンアルキルエーテル約20%からなるものである。
尚、このポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸混合エステルは、上述した通りモノ,ジ−混合エステルであり、その比率はおよそ0.52:0.48である。
【0032】
[樹脂組成物]
無機化合物(D)の配合量は、エチレン・酢酸ビニル系共重合体(A)及び不飽和カルボン酸アルキルエステル系共重合体(B1、B2)を含んでなるベース樹脂組成物の合計量100重量部に対し、20〜180重量部、一層好ましくは50〜150重量部の範囲である。無機化合物の配合量が過大となると、ロール加工性及びカレンダー加工性に優れた組成物を得ることが難しくなる。成形体の物性改善の点では20重量部以上の無機配合物を配合することが好ましい。
【0033】
混合リン酸エステル(E)の配合量は、ベース樹脂組成物の合計量100重量部に対し、0.1〜3重量部、好ましくは0.2〜2.5重量部の範囲である。混合リン酸エステルの配合量が過大になると、活性過多となる傾向があるので好ましくないが、樹脂組成物の高速加工性の点では、0.1重量部以上の量で用いることが推奨される。
【0034】
本発明の樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲において他の重合体を配合することができる。
すなわち、共重合体(A)、共重合体(B1)及び共重合体(B2)以外の熱可塑性樹脂、特に上記以外のエチレン系重合体を、本発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。このようなエチレン系重合体としては、不飽和カルボン酸変性エチレン系重合体、直鎖状エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体または芳香族基含有エチレン系重合体等が例示される。
また必要に応じ各種添加剤を配合することができる。このような添加剤の例として、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、滑剤、ブロッキング防止剤、発泡剤、発泡助剤、架橋剤、架橋助剤などを例示することができる。
【0035】
本発明の樹脂組成物は、ヒンダードフェノール系抗酸化剤を含有することが、二次加工等を可能にする熱安定性を付与し、且つ持続滑性機能を向上させる上で好ましい。
【0036】
ヒンダードフェノール系抗酸化剤としては様々のものが挙げられ、例えばオクタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート;ペンタエリスチリル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕;1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン;1,3,5−トリス−〔エチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕−s−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリオン;1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェノ−ルブタン;4,4’−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール);ヘキサメチレングリコール−ビス〔β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート〕6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−2,4−ビス−オクチル−チオ−1,3,5−トリアゾール;2,2’−チオ〔ジエチル−ビス−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネート〕;2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ノニルフェノール)などを挙げることができ、これらを単独で若しくは混合して用いることができる。
【0037】
ヒンダードフェノール系抗酸化剤は樹脂100重量部に対して0.01乃至1重量部、特に0.1乃至0.3重量部の量で用いるのがよい。
【0038】
本発明の樹脂組成物は、上記各成分をバンバリーミキサー、加圧ニーダー、単軸押出機、二軸押出機、ロール等の自体公知の混練機で溶融混練し、必要に応じてペレット化するなどの工程を径て、ロール成形、カレンダー成形などの目的物に応じた成形加工手段で、高速で樹脂成形品に加工でき、生産性に優れているという利点がある。樹脂の成形温度は、ベース樹脂組成物の組成や成形法によっても相違するが、一般的にいって100乃至200℃の温度範囲から成形法にあった温度を選択するのがよい。また、本発明の樹脂組成物からなる成形品は電子線照射による架橋も可能である。
【0039】
本発明の樹脂組成物は、カレンダー成形に容易に適用でき、寸法精度の高いフィルムやシートを高生産性をもって製造できるという利点がある。カレンダー成形では、ロールの回転とロールからの加熱によって、ロールの谷間に滞留した半溶融状態の塊(バンクと呼ぶ)を強制的に回転させて、材料の混合、混練、脱気を行った後、回転するロール間隙から流出させて製膜を行う。
カレンダーロールの配列形式としては、任意のロール配列のもの、例えば直立形、水平形、あるいは傾斜形の2本ロール形式、2本ロールのタンデムカレンダー方式、直立形、傾斜形、あるいは傾斜付の3本ロール形式、3本ロールのタンデムカレンダー方式、直立形、逆L形、L形、Z形、あるいはS形の4本ロール形式、直立形、L形、あるいはM形の5本ロール形式、6本ロール形式のものを用いることができる。
【0040】
【実施例】
本発明を、次の実施例を挙げて更に説明するが、以下の実施例に制限されるものではない。
以下の実施例で使用した材料及び試験方法は次の通りである。
【0041】
1.使用材料
1)共重合体1
エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)
組成(重量%) エチレン/酢酸ビニル=72/28
MFR 1.0(g/10分)
2)共重合体2
エチレン・アクリル酸エチル共重合体
組成(重量%) エチレン/アクリル酸エチル=75/25
MFR 0.5(g/10分)
3)共重合体3
EnBACO共重合体
組成(重量%) エチレン/nブチルアクリレート/一酸化炭素=60/30/10
MFR 8(g/10分)
4)無機化合物
水酸化マグネシウム 商品名 キスマ5A 協和化学工業(株)
5)加工助剤
混合リン酸エステル 商品名 フォスファノールRL−210(東邦化学工業株式会社製)
6)酸化防止剤 商品名 イルガノックス1010(Ir1010)(チバスペシャリティ・ケミカルズ株式会社製)
【0042】
2.ロール加工及びカレンダー加工
1)用いた装置
ロール加工及びカレンダー加工は、図1に示す装置を用いて行った。
すなわち、バンバリーミキサー1に、樹脂組成物を70kgの量仕込み、160℃の温度で混練し、135℃の温度に維持されたミキシングロール2上に排出し、ロール巻付性、離ロール性を後に示す基準で評価した。排出されるシート状物を140℃の温度に維持されたウォーミングロール3上に供給し、同様にロール巻付性、離ロール性を後に示す基準で評価した。
ウォーミングロール3から排出されるシート状物を、各ロール#1、#2、#3及び#4が以下に示す温度に保持された逆L字型カレンダーロール4に供給し、#3及び#4ロール間のバンク状態及び離ロール性を後に示す基準で評価した。
カレンダーロール4から引き出されたシート状物をエンボスロール5に供給してエンボス加工を行い、テンパーリングクーリングロール6に供給して、シート状物の温度を徐々に冷却し、巻き取りロール7に巻き取った。
【0043】
2)ロール加工性及びカレンダー加工性の評価
ロール加工のロール巻付性、ロール加工の離ロール性、カレンダー加工のバンク状態、及びカレンダー加工の離ロール性は、目視により次の4段階で評価した。
◎ 良好
○ 可能
△ 困難
× 不可
3)生産性の評価
カレンダー加工の最高加工速度(引き取り速度)で評価した。
【0044】
[実施例1]
下記処方
共重合体1 90重量部
共重合体3 10重量部
無機化合物 70重量部
混合リン酸エステル 1重量部
酸化防止剤 0.2重量部
の原料を用い、図1の装置でロール加工及びカレンダー加工を行った。
カレンダーロールの各ロール#1、#2、#3及び#4は145℃の温度に保持した。
3000m/hの引き取り速度で、カレンダー加工が可能であった。
得られた結果を表1に示す。
【0045】
[実施例2]
下記処方
共重合体1 72重量部
共重合体2 20重量部
共重合体3 8重量部
無機化合物 130重量部
混合リン酸エステル 1重量部
酸化防止剤 0.2重量部
の原料を用い、図1の装置でロール加工及びカレンダー加工を行った。
カレンダーロールの各ロール#1、#2、#3及び#4は145℃の温度に保持した。
2500m/hの引き取り速度で、カレンダー加工が可能であった。
得られた結果を表1に示す。
【0046】
[比較例1]
下記処方
共重合体1 100重量部
無機化合物 130重量部
混合リン酸エステル 1重量部
酸化防止剤 0.2重量部
の原料を用い、図1の装置でロール加工及びカレンダー加工を行った。
カレンダーロールの各ロール#1、#2、#3及び#4は150℃の温度に保持した。
800m/hの引き取り速度で、カレンダー加工が可能であった。
得られた結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】
本発明では、エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)と、エチレン及び不飽和カルボン酸エステルから成る共重合体(B1)及び/またはエチレン、不飽和カルボン酸エステル及び他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)とを、特定の量比で組み合わせたことが特徴であり、これにより樹脂組成物の加工適合温度範囲を広げ、優れたロール加工性及びカレンダー加工性を達成することができる。
この樹脂組成物は、加工性、特にロール加工性やカレンダー加工性に優れているため、無機化合物を配合した状態においても、高生産性をもってフィルム乃至シート状の成形品を製造することができる。
このような成形品の例としては、例えば、人工芝、マット、止水シート、トンネルシート、ルーフィング等の土木分野、ホース、チューブ等のパイプ用途、パッキング、制振シート等の家電用品、カーペットの裏打ち材、ドアパネル防水シート、泥よけ、モール等の自動車用途、壁紙、家具、床材、発泡シート等の建材用途等の分野で用いられるものが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いたロール加工及びカレンダー加工装置の配置図である。
Claims (8)
- エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)、及びエチレン、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)を含有し、(A)および(B2)の合計を100重量%としたとき、(A)の含有量が40乃至95重量%であり、(B2)の含有量が60乃至5重量%であるベース樹脂組成物100重量部当たり、無機化合物(D)20乃至180重量部及び混合リン酸エステル(E)0.1乃至3重量部を含有して成ることを特徴とするロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物。
- エチレン及び酢酸ビニルから成る共重合体(A)、エチレン及び不飽和カルボン酸アルキルエステルから成る共重合体(B1)、及びエチレン、不飽和カルボン酸アルキルエステル及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーから成る共重合体(B2)を含有し、(A)の含有量が5乃至95重量%であり、(B1)の含有量が95乃至5重量%であり、(B2)の含有量が25乃至2重量%である(ただし、各成分の合計は100重量%とする。)ベース樹脂組成物100重量部当たり、無機化合物(D)20乃至180重量部及び混合リン酸エステル(E)0.1乃至3重量部を含有して成ることを特徴とするロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物。
- 共重合体(A)がエチレンを50〜98重量%及び酢酸ビニルを2〜50重量%含有する共重合体であることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の樹脂組成物。
- 共重合体(B1)がエチレンを50〜98重量%及び不飽和カルボン酸アルキルエステルを50〜2重量%含有する共重合体であることを特徴とする請求項2に記載の樹脂組成物。
- 共重合体(B2)がエチレンを49〜98重量%、不飽和カルボン酸アルキルエステルを1〜50重量%及び不飽和カルボン酸或いは一酸化炭素である他の極性基含有モノマーを1〜30重量%含有する共重合体であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 無機化合物(D)がアルミナ、アタパルガイド、カオリン、カーボンブラック、グラファイト、微粉ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイソウ土、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、スレート粉、セリサイト、フリント、炭酸カルシウム、タルク、長石粉、二硫化モリブデン、バライト、ひる石、ホワイティング、二酸化チタン、マイカ、ろう石クレイ、石こう、炭化ケイ素、ジルコン、ガラスビーズ、シラスバルーン、アスベスト、ガラス繊維、カーボン繊維、ロックウール、スラグウール、ボロンウスイカ、ステンレススチール繊維またはこれらの表面を脂肪酸アミド、脂肪酸塩、脂肪酸エステル、チタンカップリング剤もしくはシランカップリング剤で処理したものの少なくとも1種であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の樹脂組成物。
- 混合リン酸エステル(E)が少なくともモノエステルとジエステルとを含む混合エステルであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の樹脂組成物。
- 混合リン酸エステル(E)がポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の樹脂組成物。
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