JP2001110236A - ノンハロゲン難燃性樹脂組成物および難燃性電線・ケーブル - Google Patents

ノンハロゲン難燃性樹脂組成物および難燃性電線・ケーブル

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JP2001110236A
JP2001110236A JP2000057826A JP2000057826A JP2001110236A JP 2001110236 A JP2001110236 A JP 2001110236A JP 2000057826 A JP2000057826 A JP 2000057826A JP 2000057826 A JP2000057826 A JP 2000057826A JP 2001110236 A JP2001110236 A JP 2001110236A
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JP2000057826A
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Koichi Iinuma
浩一 飯沼
Takashi Edo
崇司 江戸
Hirotaka Sawada
広隆 沢田
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Hiroshi Matsui
浩志 松井
Masakazu Fukazawa
正和 深澤
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PVCと同程度の難燃性を有し、焼却処理時
に有害なガスを発生せず、環境的にも好ましい樹脂組成
物を提供することを目的とする。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
して、モリブデン処理金属水和物1重量部以上50重量
部以下、それ以外の金属水和物50重量部以上300重
量部以下、およびシリコーン化合物0.1重量部以上4
0重量部以下を、前記モリブデン処理金属水和物と前記
それ以外の金属水和物の合計が50重量部以上となるよ
うに添加してなることを特徴とするノンハロゲン難燃性
樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ塩化ビニル
(PVC)組成物と同等の難燃性を有し、ハロゲンを含
まないので焼却処分が可能な難燃性樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】PVC組成物は電気絶縁性が良く、自消
性の難燃性を有していることから、電線被覆、チュー
ブ、テープ、包装材、建材等に広く使用されている。と
ころでPVC組成物はハロゲンである塩素(Cl)を含
んでいるため、燃焼時にHCl等の腐食性ガスやダイオ
キシン等の有毒ガスを発生する可能性がある。このため
各種のPVC製品が廃棄物となった場合に、これらの焼
却処分が難しい。そこで現状では埋立処分がなされてい
るが、PVC組成物には添加剤としてPb系の安定剤が
用いられていることが多いので、これが土壌等に溶出す
る問題もあり、産業廃棄物として処理が困難になってき
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、PVC
に代わる樹脂組成物として、ハロゲンを含まないポリエ
チレン(PE)やポリプロピレン(PP)を用いれば、
燃焼時に有害ガスが発生しないので焼却処分が可能であ
るが、これらのハロゲンを含まない樹脂組成物はPVC
に比べて難燃性が劣る欠点があった。例えば、樹脂組成
物の難燃性の評価尺度の1つである酸素指数(OI)を
比較すると、PVCのOIが23〜40であるのに対し
て、PEおよびPPのOIは17〜19程度と劣ってい
ることがわかる。そこで、PEやPPといったハロゲン
を含まない樹脂組成物に難燃性を付与するために、通
常、これらにMg(OH)2、Al(OH)3などの金属
水和物を添加することが行われている。しかしながら、
金属水和物だけでは所望の高難燃性が得られなかった
り、所望の高難燃性を得るために多量の金属水和物を添
加すると機械特性等の特性が著しく劣化する場合があ
る。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、PVCと同程度の難燃性を有し、焼却処理時に有害
なガスを発生せず、環境的にも好ましい樹脂組成物を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物は、ポリオ
レフィン系樹脂100重量部に対して、モリブデン処理
金属水和物1重量部以上50重量部以下、それ以外の金
属水和物50重量部以上300重量部以下、およびシリ
コーン化合物0.1重量部以上40重量部以下を、前記
モリブデン処理金属水和物と前記それ以外の金属水和物
の合計が50重量部以上となるように添加してなること
を特徴とする。前記シリコーン化合物の重量減少開始温
度が250〜370℃であることが好ましい。
【0006】前記ポリオレフィン系樹脂が、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エチ
レン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−プロピ
レンゴム、アクリルゴム、および酸変性ゴムからなる群
から選ばれる1種または2種以上であることが好まし
い。前記ポリオレフィン系樹脂がエチレン−プロピレン
ゴム及び/又はアクリルゴムを40重量%以上90重量
%以下含み、残りが他のポリオレフィン系樹脂からなる
樹脂混合物であり、該樹脂混合物100重量部に対し
て、前記モリブデン処理金属水和物の添加量が10重量
部以上50重量部以下であり、前記それ以外の金属水和
物の添加量が40重量部以上250重量部以下であり、
前記シリコーン化合物の添加量が5重量部以上30重量
部以下であることが好ましい。このノンハロゲン難燃性
樹脂組成物を用いて絶縁層を形成することにより、25
℃における絶縁抵抗が300MΩ・km以上の難燃性電線
・ケーブルが得られる。本発明のノンハロゲン難燃性樹
脂組成物は、電線、ケーブルまたはその類似品の被覆材
料として用いたときに、電気用品取締法、UL規格、I
EEE規格383、およびIEC規格332−1にそれ
ぞれ制定されている燃焼試験のうちの少なくとも1つの
試験に合格することができるものである。また少なくと
もポリオレフィン系樹脂を含む樹脂材料にシリコーン化
合物を添加してノンハロゲン樹脂組成物を構成する場
合、前記シリコーン化合物として、重量減少開温度が前
記樹脂材料の重量減少開始温度より低く、かつ250℃
以上のものを用いることが効果的である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明で用いられるポリオレフィン系樹脂としては、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−ブチ
ルアクリレート共重合体(EBA)、エチレン−メチル
アクリレート共重合体(EMA)等のエチレン−αオレ
フィン共重合体が好ましく用いられる。また、これらの
ポリオレフィン樹脂の重合時または重合後に、無水マレ
イン酸やアクリル酸等の不飽和カルボン酸、あるいはこ
れらの誘導体を反応させて、変性させた酸変性ポリオレ
フィンも使用可能である。これらの樹脂はそれぞれ1種
単独で用いてもよく、あるいは2種以上を混合して用い
てもよい。またハロゲンを含まないエラストマーも使用
可能であり、エチレン−プロピレンゴム(EPR)、ア
クリルゴム、酸変性ゴム等も使用可能である。上記に挙
げたポリオレフィン系樹脂の中でも、特にEEAおよび
EVAは酸素指数が比較的高いので高難燃性を達成する
うえで好ましい。またEPRやアクリルゴムは、可撓性
が良好であり、電気絶縁性も良い。
【0008】またポリオレフィン系樹脂として、ポリマ
ー中に酸素原子を含むポリオレフィン系樹脂を用いる
と、燃焼時にポリマーが熱分解されることによりCOお
よび/またはCO2といった不燃性のガスが発生するこ
とにより、燃焼時に自己消火性が発現するので好まし
い。具体的には、EVA、EEA、EBA、EMA、ア
クリルゴム、酸変性ゴム等である。特にアクリルゴム、
酸変性ゴムは酸素原子の含有割合が高いうえ、難燃剤等
の添加剤との親和性が高いので添加剤の添加量の増大に
伴う樹脂組成物の機械特性の劣化を抑えることができ
る。
【0009】ポリオレフィン系樹脂に難燃性を付与する
ための添加剤としては、金属水和物、シリコーン化合
物、リン系化合物、モリブデン化合物、亜鉛化合物、炭
酸カルシウム等が好ましく用いられる。これらはいずれ
か1種でもよく複数種を併用してもよい。
【0010】金属水和物は、燃焼時に酸化物と水蒸気に
分解されて難燃性を発現するもので、水酸化マグネシウ
ムや水酸化アルミニウムが好適に用いられる。例えばポ
リオレフィン系樹脂に水酸化マグネシウム(Mg(OH)
2)を添加すると、燃焼時に水酸化マグネシウムが酸化
物と水蒸気に分解することによって温度を下げるととも
に、発生する水蒸気によって燃焼している部分への酸素
の供給を抑える。また燃焼した部分に酸化物が付着する
ことによって新たな樹脂面へ炎が広がらないようにする
ことができる。金属水和物のなかでも特に水酸化マグネ
シウムが好ましい。また樹脂との親和性向上、樹脂組成
物の機械特性の低下防止、耐水性、耐酸性の向上等のた
めに、金属水和物をシランカップリング剤、ステアリン
酸などの高級脂肪酸、シュウ酸アニオン等によって表面
処理したものを用いてもよく、これらは2種以上を併用
してもよい。金属水和物は、その添加量が多いほど樹脂
の難燃性は高くなるが、多すぎると樹脂組成物の機械的
特性等の低下や絶縁抵抗の低下が著しくなる。
【0011】金属水和物として、モリブデン処理した金
属水和物と、それ以外の金属水和物すなわちモリブデン
処理しない金属水和物とを併用してもよい。特に、水酸
化マグネシウムと、モリブデン処理した金属水和物を組
み合わせて用いることが好ましい。金属水和物とモリブ
デン処理金属水和物とを併用すれば、燃焼時に金属水和
物による難燃効果に加えてモリブデンがチャー(殻)生
成を促進させる触媒として働く。このチャーは燃焼時に
断熱層として作用するのでより高い難燃性が得られる。
モリブデン処理金属水和物はモリブデン化合物と金属水
和物との複合化物であり、特にモリブデン化合物で金属
水和物をコーティングしたものは燃焼時に分解しにくい
ので好ましい。金属水和物のモリブデン処理に用いられ
るモリブデン化合物としては、例えば三酸化モリブデン
等の酸化物、二硫化モリブデン等の硫化物、ジモリブデ
ン酸アンモニウム、モリブデン酸カルシウム、モリブデ
ン酸亜鉛、モリブデン酸カリウム、モリブデン酸ナトリ
ウムなどのモリブデン酸塩などが挙げられ、特にモリブ
デン酸アンモニウム((NH4)4Mo826)が好まし
い。モリブデン処理金属水和物としては、例えばモリブ
デン処理水酸化アルミニウムやモリブデン処理炭酸カル
シウムが好適に用いられ、特にモリブデン酸アンモニウ
ムで水酸化アルミニウムをコーティングしたものなどの
複合化物が好ましく用いられる。モリブデン処理金属水
和物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。モリブデン処理金属水和物は、その添加量が多
いほど樹脂の難燃性は高くなるが、多すぎると機械特性
の低下が著しくなる。
【0012】シリコーン化合物は、燃焼時にシリコーン
がシリカ(SiO2)へ変化するとともに燃焼物の表面を
覆って固い殻(チャー)を生成し、酸素を遮断すること
により、燃焼拡大が抑えられ、また自己消化性を発現し
て難燃化に寄与するものである。シリコーン化合物は、
具体的にはジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコ
ーン、メチルビニルシリコーン等が挙げられ、形態とし
てはシリコーンパウダー、ガム状シリコーンオイル、ガ
ム状シリコーンオイル以外の他のシリコーンオイル、シ
リコーン変性樹脂等がある。ここで、ガム状シリコーン
オイルとはシリコーンオイルの中でも特に平均分子量が
30万〜100万程度と大きくて、常温での粘度が比較
的高いものをいう。また、炭酸カルシウムやシリカ等の
無機系化合物をシリコーンパウダー、ガム状シリコーン
オイル、または他のシリコーンオイルで表面処理したも
のも使用可能である。これらのシリコーン化合物は1種
を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。シリコー
ン化合物の添加量は0.1重量部以上40重量部以下の
範囲内とされ、より好ましくは2重量部以上15重量部
以下の範囲内とされる。シリコーン化合物の添加量がこ
れより少ないと難燃性に対する添加効果が得られず、こ
れより多くても原料費が増大するだけで難燃性の向上は
あまり望めない。
【0013】樹脂材料にシリコーン化合物を添加して難
燃化を図る場合、シリコーン化合物の加熱時の重量減少
開始温度が、樹脂材料の加熱時の重量減少開始温度より
も低いものを選択して用いると効果的である。ここでの
重量減少開始温度は、JISK 7120に規定された
熱重量測定方法により得られるもので、例えば図1に示
すような測定結果が得られた場合、温度T1が重量減少
開始温度となる。重量減少開始温度(T1)は、組成物
が熱分解を開始する温度を示しており、シリコーン化合
物の場合はシリコーン化合物が熱により分解してシリカ
となり殻(チャー)を生成し始める温度を示す。したが
って、樹脂材料が分解する温度よりも低い温度で殻(チ
ャー)を形成するシリコーン化合物を添加することによ
り、樹脂の熱分解を防止あるいは抑制することができる
ので、可燃ガスの発生を防止あるいは抑制することがで
き、したがって樹脂材料の難燃化を効果的に達成するこ
とができる。また樹脂材料の重量減少開始温度として
は、得ようとするノンハロゲン樹脂組成物の構成材料の
うちシリコーン化合物を除く他の材料からなる樹脂組成
物の重量減少開始温度を用いることが好ましいが、添加
量が比較的微量な成分は除いて、ポリオレフィン系樹脂
と難燃性を付与するための添加剤からなる樹脂材料の重
量減少開始温度を用いてもよい。例えば、ポリオレフィ
ン系樹脂に対して、難燃性を付与する添加剤として金属
水和物とシリコーン化合物とを併用する場合、ポリオレ
フィン系樹脂と金属水和物とからなる樹脂材料の重量減
少開始温度は、概ね400〜420℃程度であるので、
重量減少開始温度が好ましくは370℃以下、より好ま
しくは350℃以下であるシリコーン化合物を添加する
ことが好ましい。またリン系化合物、モリブデン化合
物、亜鉛化合物、および/または炭酸カルシウム等の添
加剤とシリコーン化合物とを併用する場合も、同様にポ
リオレフィン系樹脂とこれらの添加剤とからなる樹脂材
料の重量減少開始温度よりも低い重量減少開始温度を有
するシリコーン化合物を用いることが好ましい。また、
いずれの場合でも、樹脂材料の重量減少開始温度より
も、シリコーン化合物の重量減少開始温度の方が50〜
150℃程度低いことがより好ましい。一方、シリコー
ン化合物の重量減少開始温度が低すぎると混練時の発熱
により分解が生じてしまうので、これを避けるためには
シリコーン化合物の重量減少開始温度は250℃以上で
あることが好ましい。またシリコーン化合物の重量減少
開始温度は、シリコーン化合物の分子量が小さいほど低
くなるが、燃焼時にドリップが生じる易くなるので、こ
れを避けるためには、シリコーン化合物の数平均分子量
が30万より大きいことが好ましく、これを満たすには
重量減少開始温度が280℃以上であることが好まし
い。
【0014】さらに、シリコーン化合物の、図1中W
(=100−w1)で表される重量減少率(単位:%)
が小さすぎると、シリコーン化合物の添加量に対して殻
(チャー)の生成効率が悪いので、同じ難燃効果を得る
ために添加量を多くしなければならず機械的特性の低下
が懸念される。したがって、シリコーン化合物の重量減
少率は30%以上95%以下の範囲内であることが好ま
しく、より好ましくは40%以上90%以下の範囲内で
ある。例えば、炭酸カルシウムやシリカ等の無機系化合
物との複合化した形態のシリコーン化合物は重量減少率
が小さくなりがちであるので、複合化しない形態のシリ
コーン化合物を用いることがより好ましい。
【0015】リン系化合物としては、例えば赤リン等が
用いられる。リン系化合物を添加する場合、その添加量
が多すぎると機械特性の劣化が大きいので、好ましくは
ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して0.1〜1
0重量部の範囲内とされる。モリブデン化合物として
は、例えば三酸化モリブデン等の酸化物、二硫化モリブ
デン等の硫化物、ジモリブデン酸アンモニウム、モリブ
デン酸カルシウム、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カ
リウム、モリブデン酸ナトリウムなどのモリブデン酸塩
などが挙げられ、特にモリブデン酸アンモニウム((N
4)4Mo826)が好ましい。モリブデン化合物を添加
する場合、その添加量が多すぎると機械特性の劣化が大
きくなるので、好ましくはポリオレフィン系樹脂100
重量部に対して1〜50重量部の範囲内とされる。亜鉛
化合物としては、例えばスズ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸
亜鉛、ホウ酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛等が用いられる。
亜鉛化合物を添加する場合、その添加量が多すぎると機
械特性の劣化が大きくなるので、好ましくはポリオレフ
ィン系樹脂100重量部に対して0.5〜40重量部の
範囲内とされる。
【0016】また、上記の配合剤の他に老化防止剤を添
加することが好ましく、これにより熱劣化が抑えられ
る。老化防止剤としては特に限定されないが、例えばフ
ェノール系やアミン系のもの等を好ましく用いることが
できる。老化防止剤の添加量は少なすぎると添加効果が
得られず、多すぎるとブルーミングやブリード・アウト
が生じることがあるので、ポリオレフィン系樹脂100
重量部に対して0.1重量部以上5.0重量部以下の範
囲内で、使用するポリオレフィン系樹脂との相溶性を考
慮して設定される。さらに、紫外線吸収剤、架橋剤、銅
害防止剤、顔料、染料その他の着色剤、少量のタルクな
どの無機物微粉末など、用途に応じて適宜の添加剤を配
合することができる。添加剤はハロゲンおよび、特に鉛
(Pb)を含まないものが選択される。また、カドミウ
ム(Cd)などの有害な重金属をできるだけ含まないも
のが好ましく、本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物
における有害な重金属の含有量を0.1重量%未満に抑
えるのが好ましい。特に、ベース樹脂であるポリオレフ
ィン系樹脂としてEVAを使用する場合は、亜鉛系難燃
剤のうちメタクリル酸亜鉛を0.5〜10重量部添加す
ることが好ましい。メタクリル酸亜鉛の添加によりEV
Aの酸素指数が向上し、燃焼時における樹脂組成物のド
リップが抑制され、またチャー生成も促進されるので、
さらに難燃性が向上する。また本発明のノンハロゲン難
燃性樹脂は、架橋されたものであってもよく、非架橋の
ものでもよい。架橋により樹脂の耐熱温度が向上するの
で、樹脂の用途等、必要に応じて架橋させればよい。架
橋方法は架橋剤、電子線照射、シラン架橋など周知の手
法により行うことができる。また、本発明のノンハロゲ
ン難燃性樹脂組成物は、発泡度が10%未満の範囲で発
泡していてもよい。
【0017】本発明において特に好ましい組成として
は、上記のポリオレフィン系樹脂100重量部に対し
て、モリブデン処理金属水和物を1重量部以上50重量
部以下の範囲内で添加するとともに、それ以外の上記の
金属水和物を30重量部以上300重量部以下の範囲内
で添加して、モリブデン処理金属水和物とそれ以外の金
属水和物の合計を50重量部以上、好ましくは50重量
部以上280重量部以下とするとともに、シリコーン化
合物を0.1〜40重量部の範囲内で添加する。この組
成によれば、樹脂組成物の好ましい高難燃性が達成さ
れ、電線、ケーブルまたはその類似品の被覆材料として
用いたときに、電気用品取締法、UL規格、IEEE規
格383、およびIEC規格332−1にそれぞれ制定
されている燃焼試験のうちの少なくとも1つの試験に合
格するノンハロゲン難燃性樹脂組成物を得ることができ
る。また本実施形態によれば、より好ましくは電気用品
取締法およびUL規格の両方の試験、さらに好ましくは
全部の燃焼試験に合格する高難燃性のノンハロゲン難燃
性樹脂組成物を得ることができる。また、この組成にお
いてシリコーン化合物としては、重量減少開始温度が2
50〜370℃、好ましくは280〜370℃、より好
ましくは300〜370℃、さらに好ましくは330〜
360℃のものを用いると効果的に難燃化できる。
【0018】またより好ましい配合は、ポリオレフィン
系樹脂として、EPR及び/又はアクリルゴムと他のポ
リオレフィン系樹脂との混合物を使用し、この樹脂混合
物100重量部に対して、上記のモリブデン処理金属水
和物を10重量部以上50重量部以下、それ以外の上記
の金属水和物を40重量部以上250重量部以下、上記
のシリコーン化合物を5重量部以上30重量部以下添加
したものである。またEPR及び/又はアクリルゴムと
混合する他のポリオレフィン系樹脂としては、前記に挙
げたいずれの樹脂も使用可能であるが、比較的難燃性が
高いものが好ましく、具体的には、EVA、EEA、E
MA、EBAなどがより好ましく、これらは1種でもよ
く2種以上を併用してもよい。EVA、EEA、EM
A、およびEBAは、特にエチレンとの共重合に用いら
れる共単量体(VA、EA、MA、BA)の含有量が1
5〜45mol%のものが好適である。共単量体の含有量
がこれより少ないと難燃性が不足し、これより多いとベ
タつきによりペレットどうしがくっつき、押出時の作業
性が悪くなるので好ましくない。ポリオレフィン系樹脂
混合物中のEPR及び/又はアクリルゴムの含有比率は
40重量%以上90重量%以下とされ、より好ましくは
45重量%以上65重量%以下である。EPR及び/又
はアクリルゴムの含有比率が大きいと、他のポリオレフ
ィン系樹脂と混合することによる難燃性向上効果等が小
さくなり、反対に、EPRの含有比率が小さくて他のポ
リオレフィン系樹脂の含有割合が大きいと、難燃性は高
くなるが電気絶縁性の劣化が大きくなる。またEPR及
び/又はアクリルゴムに代えてノンハロゲンのエラスト
マーをも用いることもでき、特に酸変性ゴム等のポリマ
ー中に酸素を含むものは好ましい。
【0019】このような配合の難燃性樹脂組成物によれ
ば、樹脂組成物の好ましい高難燃性が達成され、電線、
ケーブルまたはその類似品の被覆材料として用いたとき
に、電気用品取締法、UL規格、IEEE規格383、
およびIEC規格332−1にそれぞれ制定されている
燃焼試験のうちの1以上の試験に合格するノンハロゲン
難燃性樹脂組成物、より好ましくは電気用品取締法およ
びUL規格の両方の試験に合格する高難燃性のノンハロ
ゲン難燃性樹脂組成物を得ることができる。また、特に
EPR及び/又はアクリルゴムを40重量%以上含む樹
脂混合物を用い、これに上記の難燃剤を適宜の配合割合
で添加することにより、機械特性の劣化を防止しつつ高
難燃性および優れた電気絶縁性を有するノンハロゲン難
燃性樹脂組成物を得ることができる。このように難燃
性、電気絶縁性、および機械特性に優れた本実施形態の
樹脂組成物は、特に電線・ケーブルの絶縁層を形成する
材料として好適であり、絶縁抵抗が300MΩ・km以上
(25℃)と良好で、かつ機械特性および難燃性に優れ
た難燃性電線・ケーブルを実現することができる。ここ
で、本発明における絶縁抵抗の値は、JIS C300
5に準処する方法により25℃の条件下で測定した値で
ある。
【0020】本発明によれば、酸素指数(OI)が24
以上でPVCと同等の自消性の難燃性を達成することが
でき、火災時に燃え難く、発煙量も少ない難燃性樹脂組
成物が得られる。またハロゲンを含んでおらず、燃焼時
にハロゲンガス等の有毒ガスを発生しないので、焼却処
分することができ、火災時にも有毒ガスを発生しない。
また鉛の溶出がないので埋立処分も可能である。またシ
リコーン化合物を添加することにより、樹脂の耐候性を
向上させることができる。従来より樹脂の耐候性を向上
させるためにカーボンブラックを添加することが広く知
られているが、カーボンブラックを添加すると樹脂組成
物が黒く着色されてしまうので、他の色調に着色するこ
とが難しくなる。これに対してシリコーン化合物を添加
すれば、耐候性を向上できるとともに、樹脂が濃色にな
ることがないので着色性が良好な樹脂組成物が得られ
る。
【0021】本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物
は、例えば絶縁電線、電子機器配線用電線、自動車用電
線、機器用電線、電源コード、屋外配電用絶縁電線、電
力用ケーブル、制御用ケーブル、通信用ケーブル、計装
用ケーブル、信号用ケーブル、移動用ケーブル、および
船用ケーブルなどの各種電線・ケーブルの絶縁材、シー
ス材、テープ類、および介在物、ならびにケース、プラ
グ、およびテープなどの電線・ケーブル用付属部品(具
体的には収縮チューブ、ゴムストレスリリーフコーン
等)、電線管、配線ダクト、およびバスダクトなどの電
材製品などの他、農業用シート、水道用ホース、ガス管
被覆材、建築内装材、およびフロア材などに好適であ
る。特に、ポリオレフィン系樹脂としてEVAまたはE
PRを用いてなるノンハロゲン難燃性樹脂組成物は電線
や電源コードに好適であり、可撓性に優れるとともに、
プラグ屈曲特性が良好で、プラグ部の耐トラッキング特
性が優れた製品が得られる。
【0022】
【実施例】以下、具体的な実施例を示して本発明の効果
を明らかにする。 (実施例A1〜A10、比較例B1〜B8)下記表1,
2に示す配合割合(単位:重量部)で各種成分を配合
し、混練機で混練して樹脂組成物を得た。燃焼試験を行
うために、2mm2の導体上に混練後の樹脂組成物を押
出機にて0.8mmの厚さで被覆して電線を製造した。
燃焼試験はこの電線を用いて、電気取締法燃焼試験に制
定される60゜傾斜燃焼試験、UL規格VW−1に制定
される垂直燃焼試験、IEC規格332−1およびIE
EE規格383に制定される垂直トレイ燃焼試験にそれ
ぞれ準じて行った。その合否を表に示す。表において○
は合格を示し、×は不合格を示す。またJIS K67
60に記載されている方法に準処する引張強度および伸
びを測定した。その結果を表に示す。引張強度の評価は
10MPa以 上を○、10MPa未満を×として示し
た。伸びについては250 %以上を○、150〜25
0%を△、150%未満を×として示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】(実施例C1〜7、比較例D1〜6)下記
表3,4に示す配合割合(単位:重量部)で各種成分を
配合し、混練機で混練して樹脂組成物を得た。燃焼試験
を行うために、押出機にて2mm2の導体上に混練後の
樹脂組成物を押出被覆して絶縁層を形成し、外径5mm
の電線を製造した。上記実施例1と同様にして燃焼試
験、引張破断強度および引張伸びの測定を行い、その結
果を表に示す。またJIS C3005に記載されてい
る測定方法による絶縁抵抗値(25℃)を測定した。絶
縁抵抗値の評価は300kΩ・km以上を○、それ以外を
×として表に示した。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】尚、表1〜4において各樹脂および配合剤
はそれぞれ次の通りである。 EVA:メルトフローレート(MFR)2.5、酢酸ビ
ニル含有量45mol%のエチレン−酢酸ビニル共重合体 EEA:MFR=0.5、エチルアクリレート含有量1
5mol%のエチレン−エチルアクリレート共重合体 EPR:ムーニー粘度ML1+4(100℃)=40、エ
チレン含有量70mol%、プロピレン含有量30mol%の
エチレン−プロピレンゴム 水酸化マグネシウム1:ステアリン酸で表面処理した水
酸化マグネシウム 水酸化マグネシウム2:シランカップリング剤で表面処
理した水酸化マグネシウム モリブデン処理金属水和物:モリブデン酸アンモニウム
でコーティングした水酸化アルミニウム シリコーンパウダー:シリカをシランカップリング剤で
処理した後、メタクリル基を含有するメチルシリコーン
オイルで表面処理したもの 酸化劣化防止剤(老化防止剤):フェノール系老化防止
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
VCと同等の難燃性を有し、かつハロゲンを含まないの
で焼却処分が可能なノンハロゲン難燃性樹脂組成物が得
られる。また本発明のノンハロゲン難燃性樹脂組成物は
耐候性に優れるとともに、着色性も良好である。本発明
によれば、電線、ケーブルまたはその類似品の被覆材料
として用いたときに、電気用品取締法、UL規格、IE
EE規格383、およびIEC規格332−1にそれぞ
れ制定されている燃焼試験のうちの1以上の試験に合格
することができ、したがって実用性が高いノンハロゲン
難燃性樹脂組成物を得ることができる。特にエチレン−
プロピレンゴム及び/又はアクリルゴムを40重量%以
上含むポリオレフィン系樹脂混合物を用い、これに金属
水和物、モリブデン処理金属水和物、およびシリコーン
化合物を適量添加することにより、ハロゲンを含まず、
難燃性に優れるとともに、機械特性および電気絶縁性が
良好な難燃性樹脂組成物が得られる。このようなノンハ
ロゲン難燃性樹脂組成物は、電線・ケーブル等の絶縁材
料として好適であり、この樹脂組成物を用いて電線・ケ
ーブルの絶縁層を形成することにより、絶縁抵抗値が3
00MΩ・km以上(25℃)と電気絶縁性が良好であ
り、実用性が高い難燃性電線・ケーブルが得られる。ま
たポリオレフィン系樹脂を含む樹脂材料にシリコーン化
合物を添加して難燃化を図る際には、シリコーン化合物
として、重量減少開温度が前記樹脂材料の重量減少開始
温度より低く、かつ250℃以上のものを用いることに
よって、混練時の熱分解を防止しつつ難燃性を効果的に
付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 重量減少開始温度を説明するためのグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/00 C08L 23/04 23/04 23/08 23/08 23/16 23/16 H01B 3/44 F H01B 3/44 M P 17/56 A 7/295 (C08L 23/00 17/56 83:04) //(C08L 23/00 C08K 5/54 83:04) H01B 7/34 B (72)発明者 沢田 広隆 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 鈴木 淳 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 松井 浩志 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 深澤 正和 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 4J002 BB061 BB062 BB071 BB072 BB151 BB201 BB202 BB211 BB212 BG041 BN031 CP032 CP033 CP143 DE076 DE077 DE146 DE147 FB076 FD136 FD137 GQ01 5G303 AA06 AA08 AB20 BA02 BA12 CA09 CA11 CD02 5G305 AA02 AB25 AB35 BA12 BA13 BA15 CA01 CA04 CA07 CA47 CA51 CA55 CB26 CC03 CD13 5G315 CA03 CB02 CC08 CD01 CD02 CD04 CD06 CD14 5G333 AA03 AB14 AB22 CB13 DA05 DA14 DA21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
    して、モリブデン処理金属水和物1重量部以上50重量
    部以下、それ以外の金属水和物30重量部以上300重
    量部以下、およびシリコーン化合物0.1重量部以上4
    0重量部以下を、前記モリブデン処理金属水和物と前記
    それ以外の金属水和物の合計が50重量部以上となるよ
    うに添加してなることを特徴とするノンハロゲン難燃性
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記シリコーン化合物の重量減少開始温
    度が250〜370℃であることを特徴とする請求項1
    記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリオレフィン系樹脂が、エチレン
    −酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート
    共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エ
    チレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−プロ
    ピレンゴム、アクリルゴム、および酸変性ゴムからなる
    群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴と
    する請求項1又は2のいずれかに記載のノンハロゲン難
    燃性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリオレフィン系樹脂がエチレン−
    プロピレンゴム及び/又はアクリルゴムを40重量%以
    上90重量%以下含み、残りが他のポリオレフィン系樹
    脂からなる樹脂混合物であり、該樹脂混合物100重量
    部に対して、前記モリブデン処理金属水和物の添加量が
    10重量部以上50重量部以下であり、前記それ以外の
    金属水和物の添加量が40重量部以上250重量部以下
    であり、前記シリコーン化合物の添加量が5重量部以上
    30重量部以下であることを特徴とする請求項1又は2
    のいずれかに記載の難燃性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 電線、ケーブルまたはその類似品の被覆
    材料として用いたときに、電気用品取締法、UL規格、
    IEEE規格383、およびIEC規格332−1にそ
    れぞれ制定されている燃焼試験のうちの少なくとも1つ
    の試験に合格することを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載のノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 少なくともポリオレフィン系樹脂を含む
    樹脂材料にシリコーン化合物を添加してなるノンハロゲ
    ン樹脂組成物であって、前記シリコーン化合物として、
    重量減少開始温度が前記樹脂材料の重量減少開始温度よ
    り低く、かつ250℃以上のものを用いてなることを特
    徴とするノンハロゲン難燃性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のノンハロゲン難燃性樹脂
    組成物からなる絶縁層を有し、25℃における絶縁抵抗
    が300MΩ・km以上である難燃性電線・ケーブル。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002363354A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd ロール加工性及びカレンダー加工性に優れた樹脂組成物
JP2003026936A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 難燃性樹脂組成物
WO2004101675A1 (en) * 2003-05-16 2004-11-25 Lg Chem. Ltd. The flame retardant interior sheet with low smoke emission
JP2008528753A (ja) * 2005-01-28 2008-07-31 エルエス ケーブル リミテッド ナノ技術を用いた非ハロゲン系難燃性絶縁材製造用組成物
US7488893B2 (en) 2006-08-31 2009-02-10 Hitachi Cable, Ltd. Flexible non-halogen electric wires
JP2014065815A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Fujikura Ltd 難燃性樹脂組成物の製造方法、難燃性樹脂組成物及びこれを用いたケーブル

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