JP5087959B2 - 表示制御装置、電子腕時計及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、電子腕時計及び表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示領域に数字情報を表示するための表示制御装置、電子腕時計及び表示制御プログラムに関する。
従来より、腕時計等の小型の表示領域を備えた表示装置の視認性を向上させる技術としては、下記の特許文献1に記載された電子腕時計が知られている。
この電子腕時計は、表示前面から背後に向かって、時字フィルム、第1のEL素子、液晶表示素子、EL素子、反射板が配置されている。この電子腕時計は、第1のEL素子が発光することにより時字フィルムの表示内容を視認可能な状態とし、第2のEL素子が発光することにより液晶表示素子の表示内容を視認可能な状態としている。このような電子腕時計は、別個のEL素子によって、時字フィルムと液晶表示素子との表示部分のそれぞれを明るく照らして、双方の表示を視認しやすくしている。
また、従来より、電池の消耗を最小限とするといった目的で、電子腕時計に傾斜スイッチを内蔵し、腕に装着していないときのように傾斜していない又は傾斜が一定である場合には、表示装置の電源をオフとする技術が知られている。この技術によれば、傾斜スイッチによって電子腕時計の傾斜の変化を検知した場合には、電源をオンに切り換えて表示装置のライトを点灯させる。
特開平9−54322号公報
上述したように、表示面の視認性を高めるために複数の光源を配置することや、傾斜スイッチによって電子腕時計の傾斜の変化を検知した場合にライトをオンとする技術のように、電子腕時計の視認性を高める要望がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、振動を検出した場合における数字の視認性を向上させることができる表示制御装置、電子腕時計及び表示制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、通常表示領域とその縦方向端部に設けた非表示領域とがマトリクス状のドットで構成された表示画面に、所定の記憶手段に前記ドットごとに格納された前記通常表示領域の表示データを表示する表示制御装置において、所定の振動検出手段により振動が検出されない場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、他方、振動が検出された場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、且つ前記通常表示領域の端部に位置するドットに対応した表示データの一部を前記非表示領域に表示させる表示制御手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明において、前記表示制御手段は、前記振動検出手段により振動が検出された場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、且つ前記通常表示領域の上端部ラインに位置するドットに対応した表示データの一部を前記通常表示領域の上端部に設けた前記非表示領域に表示させ、且つ前記通常表示領域の下端部ラインに位置するドットに対応した表示データの一部を前記通常表示領域の下端部に設けた前記非表示領域に表示させることを特徴とする。
本発明は、通常表示領域とその縦方向端部に設けた非表示領域とがマトリクス状のドットで構成された表示画面と、前記通常表示領域の表示データを前記ドットごとに格納する記憶領域を有する記憶手段と、振動を検出する振動検出手段と、計時手段とを備え、前記計時手段により計時した時刻情報に基づき前記表示データを前記表示画面に表示することを特徴とする。
本発明は、通常表示領域とその縦方向端部に設けた非表示領域とがマトリクス状のドットで構成された表示画面に、所定の記憶手段に前記ドットごとに格納された前記通常表示領域の表示データを表示する表示制御装置のコンピュータに記憶される表示制御プログラムであって、所定の振動検出手段により振動が検出されない場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、他方、振動が検出された場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、且つ前記通常表示領域の端部に位置するドットに対応した表示データの一部を前記非表示領域に表示させる表示制御機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明に係る表示制御装置及び表示制御プログラムによれば、振動検出手段により振動が検出されない際は、表示画面のうちの端部を非表示領域とし、当該表示画面のうちの端部を除く通常表示領域に数字情報を表示させ、他方、振動検出手段により振動が検出された際は、通常表示領域に表示されている数字情報を当該通常表示領域のほかに非表示領域にまで数字情報を展開して拡大表示させるように数字情報の表示形態を確実かつ容易に制御することができる。
また、本発明に係る表示制御装置及び表示制御プログラムによれば、振動を検出する振動センサで検出されたセンサ信号に基づいて、表示モードを、予め定められている時間だけ、通常表示モードから拡大表示モードに切り換えることができる。
このため、振動を検出した場合の数字の視認性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明を適用した表示制御装置及び表示制御プログラムは、図1に示すような電子腕時計に内蔵されて構成される。この電子腕時計は、表示本体部1の上下端部にバンド取付部2を介してバンド(図示せず)が取り付けられてユーザの腕に装着可能となる。表示本体部1の側面には、ユーザが各種操作をするための複数の操作スイッチ3が設けられている。この操作スイッチ3の操作により、電子腕時計は、時刻の調整、表示輝度の調整などを行う。
表示本体部1の前面には、表示装置の表示画面4が設けられている。この表示画面4は、時刻表示部4aと設定表示部4bと日・秒表示部4cとに区分されている。時刻表示部4aは、ドット形式の表示機構で構成されている。この表示機構が駆動されることにより、時刻表示部4aは、時間、分の時刻情報が表示される。設定表示部4bには、アラーム設定状態のオン・オフ等の現在の設定状態を示すアイコンが表示される。日・秒表示部4cには、現在の日付・曜日がセグメント表示される。
このセグメント表示形式は、7個のセグメントのそれぞれを表示又は非表示にすることにより、数字又はアルファベットの1つの文字を表示する表示形式である。一方、ドット表示形式は、表示領域を複数のマトリクスに分割して各ドットを表示又は非表示とすることにより、数字又はアルファベット、各種情報を表示する表示形式である。
電子腕時計の表示装置は、ドット表示形式で時刻情報を表示する時刻表示部4a、アイコンを表示する設定表示部4b、セグメント表示形式で日付・曜日・秒を表示する日・秒表示部4cからなる表示画面と、当該表示画面の表示内容を制御する表示制御装置からなる。この表示制御装置は、主として、図示しない水晶振動子からの信号に基づいて、時刻表示部4aに現在の時刻情報を表示する。表示制御装置は、後述するプログラム用のROMを備える。このROMに記録される表示制御プログラムは、表示制御装置であるコンピュータに各種の機能を実現させるプログラムデータである。
このような電子腕時計の表示制御装置は、図7に示すように、時刻情報を切り換えて表示する。図7(a)に示すように、時刻表示部4aに時刻情報を表示している場合に振動を検出した時には、図7(b)に示すように時刻表示部4aに表示する数字である時刻情報を拡大(ズーム)する。図7(b)に示すように時刻情報を拡大する時間は、予め設定されている所定時間であり、本例では2秒である。図7(b)に示す拡大した時刻情報を表示して2秒経過した後、時刻表示部4aの時刻情報は、図7(c)に示すように、図7(a)と同様の大きさで表示される。以下、図7(a)、(c)に示すような表示モードを「通常表示モード」と呼び、図7(b)に示すような表示モードを「拡大表示モード」と呼ぶ。
時刻表示部4aは、図3に示すように、縦方向にY0〜Y6の7個のドットを有し、横方向にX0〜X18の19個のドットを有しているマトリクス状となっている。ドットY1〜Y5が左端の横方向のラインからなる領域は、通常表示領域11として時刻情報が表示される。ドットY6,Y0が左端の横方向のラインからなる領域は、通常表示領域11以外の非表示領域12A,12Bである。通常表示モードにおいては、通常表示領域11に含まれるドット(通常表示ドット13)のみで時刻情報を表示し、非表示領域12A,12Bは時刻情報の表示に使用しない。なお、以下の説明では、例えば「ドット(X0,Y5)」が左端で横方向に並ぶ複数のドットを「ドットY5ライン」と呼ぶ。
拡大表示モードにおいては、図4に示すように、通常表示領域11における下端部に位置するドットY1ラインの通常表示ドット13を、時刻表示部4aにおける下端部に位置するドットY0ラインである非表示領域12Bに複製する。また、拡大表示モードにおいては、通常表示領域11における上端部に位置するドットY5ラインの通常表示ドット13を、時刻表示部4aにおける上端部に位置するドットY6ラインである非表示領域12Aに複製する。これにより、時刻表示部4aの上端部及び下端部には、拡大時表示ドット14が表示される。
図7及び図3を参照して説明した通常表示モードと拡大表示モードとの間で表示モードを切り換える表示装置は、図2に示すように構成される。
この表示装置は、表示制御手段に相当するCPU(Central Processing Unit)21に、ドット表示部22と、作業用のRAM(Random Access Memory)(記憶手段)23と、ROM(Read Only Memory)24と、傾斜スイッチ(振動センサ)25と、キー入力部26と、計時部27とが接続されている。
ドット表示部22は、上述した時刻表示部4aに時刻情報を表示する液晶表示素子等の表示機構からなる。このドット表示部22は、上述した構成と同様に、縦7ドット×横19ドットからなるマトリクス型となっている。
RAM23は、ドット表示部22に時刻情報を表示させるための表示データを記憶している。このRAM23は、図5に示すように、全記憶領域を、ドット表示部22の各ドットに対応した記憶領域に区分されて構成されている。各ドットに対応した各記憶領域には、各ドットに表示される表示データが格納される。この表示データは、例えば、各ドットを白又は黒の2色表示させる場合には、白又は黒を示す属性値である。
図5に示すように、RAM23は、記憶領域(work area:WK)が16進数形式で管理されている。すなわち、RAM23は、縦16エリア×横16エリアの記憶領域に区分されている。
RAM23には、通常表示領域11の上端部であるドットY5ラインであるの表示データが格納される記憶領域31(以下、通常時上端表示用記憶領域31と呼ぶ。)と、通常表示領域11の下端部であるドットY1ラインの表示データが格納される記憶領域32(以下、通常時下端表示用記憶領域32と呼ぶ。)とが設定されている。なお、図5においては、通常表示領域11に含まれるドットY4〜Y2ラインに対応した記憶領域の図示は省略している。また、RAM23には、非表示領域12AのドットY6ラインの表示データが格納される記憶領域33(以下、拡大時上端表示用記憶領域33と呼ぶ。)と、非表示領域12BのドットY0ラインの表示データが格納される記憶領域34(以下、拡大時下端表示用記憶領域34と呼ぶ。)とが設定されている。
ROM24には、CPU21(コンピュータ)が処理を行うための表示制御プログラムが記憶されている。この表示制御プログラムは、CPU21が上述したように表示モードを通常表示モード又は拡大表示モードにする処理手順を規定している。
傾斜スイッチ25は、ドット表示部22を含む表示装置の傾斜を検出するものである。表示装置の傾きが予め定められている角度以上に変化した場合、傾斜スイッチ25は、その変化を示すセンサ信号をCPU21に供給する。これにより、傾斜スイッチ25は、電子腕時計に振動が発生したことを検知する。CPU21は、傾斜スイッチ25との接続点に入力インターフェースを有する。この入力インターフェースは、センサ信号入力手段として機能する。
また、傾斜スイッチ25は、常に電子腕時計の傾きの変化をセンサ信号としてCPU21に出力するものとし、CPU21は、電子腕時計のセンサ信号を監視して電子腕時計が振動したことを検出する。
傾斜スイッチ25によってセンサ信号をCPU21に供給する傾斜角度は、例えばユーザが電子腕時計を腕に装着した時に、当該電子腕時計の表示画面4を見るための仕草によって電子腕時計が振動した状態が検知できる角度に設定されている。CPU21によって表示装置の振動を判断する場合、所定角度は、電子腕時計の設計時の実験等によって予めCPU21の内部メモリやROM24に格納されている。
キー入力部26は、操作スイッチ3の操作を検知する。操作スイッチ3が押圧操作されたことを検知した場合、キー入力部26は、CPU21に操作スイッチ3の操作信号を供給する。操作スイッチ3の操作信号を入力した場合、CPU21は、操作信号に基づいて設定変更、時刻修正等の動作を行う。
計時部27は、水晶振動子等からなり、所定時間ごとに計時信号をCPU21に供給する。CPU21は、計時信号に基づいて、ドット表示部22に表示させる時刻情報,日・秒表示部4cに表示する秒表示を更新する。
CPU21は、ROM24に記憶されている表示制御プログラムに従って、RAM23に記憶されている表示データを更新することにより、ドット表示部22に表示させる内容を制御する。CPU21は、傾斜スイッチ25からのセンサ信号に基づいて、ドット表示部22の表示モードを通常表示モードと拡大表示モードとの間で切り換えることにより、時刻情報の視認性を高める処理を行う。
CPU21は、カウンタ部21aを備える。カウンタ部21aは、上述したように、傾斜スイッチ25からのセンサ信号に基づく表示装置の振動によって時刻情報の表示モードが通常表示モードから拡大表示モードに切り換えられた時に、カウント動作を開始する。このカウント動作は、計時部27からの計時信号に従ってカウンタ値をインクリメントしていく。このカウンタ値は、CPU21によって監視される。CPU21は、カウンタ値が所定時間となった場合に、時刻情報の表示モードを拡大表示モードから通常表示モードに戻す制御を行う。
つぎに、上述したように構成された表示装置の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、この表示装置の動作は、表示制御手段であるCPU21がROM24に格納された表示制御プログラムを実行することによって実現されるものである。
CPU21は、傾斜スイッチ25からのセンサ信号に基づいて表示装置の振動を検知していない場合には、図7(a)及び図3に示すように、通常表示モードで通常表示領域11に時刻情報を表示する。このとき、CPU21は、ステップS1において計時部27からの計時信号を入力して現在の時刻を認識する計時処理を行い、ステップS2において、計時処理によって認識している現在の時刻情報に従ってRAM23内の通常時上端表示用記憶領域31、通常時下端表示用記憶領域32を含む記憶領域に格納される表示データを更新する。
そして、通常表示モードで通常表示領域11に時刻情報を表示させている時に、CPU21は、所定時間ごとに傾斜スイッチ25からのセンサ信号によって表示装置が振動したか否かを判定する。本例においては、傾斜スイッチ25によって表示装置の所定角度に亘る傾斜角度の変化を検出してセンサ信号をオンにした時、CPU21は、センサ信号がオンとなったことを検知して、ステップS4に処理を進める。
ステップS4においては、CPU21によって、拡大表示モード(ズームモード)で時刻情報を表示する所定時間として2秒を設定し、カウンタ部21aによるカウントを開始させる。
ステップS5においては、CPU21によって、時刻情報の表示モードを通常表示モードから拡大表示モードに切り換えるために、RAM23の表示データを更新する。すなわち、CPU21は、通常時上端表示用記憶領域31に格納させている表示データを、拡大時上端表示用記憶領域33に複製としてのコピーを行うと共に、通常時下端表示用記憶領域32に格納させている表示データを、拡大時下端表示用記憶領域34に複製する。
ステップS6においては、CPU21によって、ステップS5において複製した拡大時上端表示用記憶領域33の表示データ、拡大時下端表示用記憶領域34の表示データ、通常表示領域11に対応した記憶領域に格納された表示データを読み出して、ドット表示部22に出力する。これにより、ドット表示部22の表示形態は、図7(a)及び図3に示す通常表示領域11のみで時刻情報を表示する表示形態から、通常表示領域11、非表示領域12A及び非表示領域12Bからなる表示領域で時刻情報を表示する表示形態に切り替わる。これによって、図7(b)及び図4に示すように、時刻情報の表示モードを拡大表示モードとする。
ステップS7においては、CPU21によって、ステップS4でカウントを開始したカウンタ部21aのカウンタ値が2秒に相当するカウンタ値となっているか否かを判定する。カウンタ値が2秒に相当するカウンタ値とはなっていない場合には、拡大表示モードで時刻情報を表示している状態を継続する。一方、カウンタ値が2秒に相当するカウンタ値となった場合には、ステップS7に処理を進める。
ステップS8においては、CPU21によって、RAM23の拡大時上端表示用記憶領域33及び拡大時下端表示用記憶領域34に格納されている表示データをクリアする。次に、CPU21は、通常時上端表示用記憶領域31及び通常時下端表示用記憶領域32を含む通常表示領域11に対応するドットの記憶領域から表示データを読み出して、ドット表示部22に表示する。これにより、ドット表示部22の表示形態は、図7(b)及び図4に示す拡大表示モードの表示形態から、図7(c)及び図3に示す通常表示モードの表示形態に切り換えられる。
以上詳細に説明したように、本発明を適用した電子腕時計によれば、時刻情報を表示する領域のうちの端部を非表示領域12A,12Bとし、当該時刻情報を表示する領域のうちの端部を除く通常表示領域11に時刻情報を表示させる通常表示モードと、通常表示領域11に表示された時刻情報を拡大して当該通常表示領域11及び非表示領域12A,12Bに時刻情報を表示させる拡大表示モードとの間で表示モードを切り換える。この切り換えトリガは、傾斜スイッチ25からのセンサ信号に基づいて振動が発生した場合である。この場合、CPU21は、表示モードを、所定時間だけ通常表示モードから拡大表示モードに切り換えることにより、例えばユーザが時刻表示部4aを見るための仕草をした時に、拡大した数字である時刻情報を表示することができる。従って、この電子腕時計によれば、ユーザが時刻を確認する仕草をした時やユーザが運動している時など、動いた時の時刻表示部4aの視認性を向上させることができる。
なお、表示装置の振動を検知した時に、表示している情報を拡大する動作は、現在の動作モードを確認して、時刻表示部4aに各種設定を行うための表示をしている時以外であって、現在の時刻情報を表示している時のみに行うことが望ましい。
更に、CPU21は、表示装置の振動を検出した時に、通常表示領域11の端部に位置するドットに対応した記憶領域に格納された表示データを非表示領域12A,12Bを構成するドットに対応した記憶領域に複製するだけで、当該複製した表示データを読み出して非表示領域12A,12Bに時刻情報を表示させることができる。これにより、通常表示用のフォントに加えて、拡大表示用のフォントを記憶することなく、拡大表示を実現でき、予め記憶しておくフォント数を増やす必要がない。
特に、通常表示領域11の上端部に表示を行うための表示データを非表示領域12Aに複製すると共に、通常表示領域11の下端部に表示を行うための表示データを非表示領域12Bに複製するだけで、拡大表示ができる。これにより、時刻情報といった数字のみならず、アルファベットで各種情報を表示している場合であっても、簡単な処理で拡大表示を実現できる。
更に、この電子腕時計によれば、振動を検知した時に拡大表示をすることによって、表示内容を楽しむという効果をも発揮できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
すなわち、上述した実施の形態は、電子腕時計に本発明に係る表示制御装置、表示制御プログラムを適用した場合について説明した。しかし、これに限らず、その他の電子機器、例えば電子手帳、携帯電話等の表示装置にも広く適用できる。
本発明を適用した表示制御装置を内蔵した電子腕時計の外観構成を示す正面図である。 本発明を適用した表示制御装置を含む表示装置の構成を機能的に示すブロック図である。 本発明を適用した表示制御装置により表示された通常表示モード時の時刻情報の正面図である。 本発明を適用した表示制御装置により表示された拡大表示モード時の時刻情報の正面図である。 本発明を適用した表示制御装置によって書き換えられるRAMの構成を示す図である。 本発明を適用した表示制御装置によって振動の検知に基づいて時刻情報を通常表示モードと拡大表示モードとの間で切り換える処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した表示制御装置により切り換えられる時刻情報の遷移を説明する図であり、(a)は通常表示モード、(b)は拡大表示モード、(c)は通常表示モードである。
符号の説明
1 表示本体部
2 バンド取付部
3 操作スイッチ
4 表示画面
4a 時刻表示部
4b 設定表示部
4c 日・秒表示部
11 通常表示領域
12A,12B 非表示領域
13 通常表示ドット
14 拡大時表示ドット
21 CPU
21a カウンタ部
22 ドット表示部
23 RAM
24 ROM
25 傾斜スイッチ
26 キー入力部
27 計時部
31 通常時上端表示用記憶領域
32 通常時下端表示用記憶領域
33 拡大時上端表示用記憶領域
34 拡大時下端表示用記憶領域

Claims (4)

  1. 通常表示領域とその縦方向端部に設けた非表示領域とがマトリクス状のドットで構成された表示画面に、所定の記憶手段に前記ドットごとに格納された前記通常表示領域の表示データを表示する表示制御装置において、
    所定の振動検出手段により振動が検出されない場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、他方、
    振動が検出された場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、且つ前記通常表示領域の端部に位置するドットに対応した表示データの一部を前記非表示領域に表示させる表示制御手段と、
    を備えていることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、
    前記振動検出手段により振動が検出された場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、且つ前記通常表示領域の上端部ラインに位置するドットに対応した表示データの一部を前記通常表示領域の上端部に設けた前記非表示領域に表示させ、且つ前記通常表示領域の下端部ラインに位置するドットに対応した表示データの一部を前記通常表示領域の下端部に設けた前記非表示領域に表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の表示制御装置と、
    通常表示領域とその縦方向端部に設けた非表示領域とがマトリクス状のドットで構成された表示画面と、
    前記通常表示領域の表示データを前記ドットごとに格納する記憶領域を有する記憶手段と、
    振動を検出する振動検出手段と、
    計時手段とを備え、
    前記計時手段により計時した時刻情報に基づき前記表示データを前記表示画面に表示することを特徴とする電子腕時計。
  4. 通常表示領域とその縦方向端部に設けた非表示領域とがマトリクス状のドットで構成された表示画面に、所定の記憶手段に前記ドットごとに格納された前記通常表示領域の表示データを表示する表示制御装置のコンピュータに記憶される表示制御プログラムであって、
    所定の振動検出手段により振動が検出されない場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、他方、
    振動が検出された場合には、前記通常表示領域に前記表示データを表示させ、且つ前記通常表示領域の端部に位置するドットに対応した表示データの一部を前記非表示領域に表示させる表示制御機能と、
    をコンピュータに実現させることを特徴とする表示制御プログラム。
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