JP2009258817A - タッチパネル型操作装置及び表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の制御キーを表示する表示部と、制御キーに対する接触を検出する検出部と、検出部により検出されるそれぞれの制御キーの接触回数を、時間帯ごとに記憶する記憶部と、記憶部により記憶されている、現在時刻を含む時間帯におけるそれぞれの制御キーの接触回数に基づいて、表示部におけるそれぞれの制御キーの表示態様を切り換える制御部と、を備えることにより、制御キーごとの時間帯ごとの操作頻度に基づいて制御キーの大きさを自由に切り替えることができる。
【選択図】図9
Description
液晶タッチパネルリモコンに表示された制御キーを手指やタッチペン等で押下することで、当該制御キーに対応する制御信号を送出し、目的機器の遠隔制御を行うことができる。つまり、制御キーのそれぞれには、目的機器を遠隔制御するための機能が割り当てられている。
液晶タッチパネルリモコンを用いることにより、制御キーの種類や大きさ、配置等を自由に変更することができるので、制御キーのパターンを複数用意し、適宜切り替えることができる。
また、ユーザや制御対象によってタッチ位置が偏り、特にタッチ検出領域が小さい場合には、高頻度な使用位置に対しパネルの劣化(例えば、パネルコーティング剥げや傷等)や汚れが集中しがちである。
また、キー操作回数に応じて自動的にキー表示の変更を行うものがあるが、時間帯によってユーザが頻繁に使用するキーは異なる可能性があり、必ずしも最適なキー表示が行われているとはいえない。
これにより、時間帯ごとに操作頻度の高い制御キーの操作目標(タッチ位置目標)の範囲面積が広がり、実際の押下ポイントを分散させることができるので、タッチ位置の偏りを解消し、パネルの劣化や汚れの集中を防止することができる。
図1に示すように、液晶タッチパネルリモコン100は、表示部1を備える。表示部1上には、例えば、電源キー(POWERキー)、音量キー(VOL.キー)、チャンネルキー(「1」キー、「2」キー、・・・)等の制御キー、現在時刻等が表示される。本実施形態では、詳しくは後述するが、表示部1に表示される文字や図形、及びタッチ位置目標(枠)の表示は、ドットマトリクス式で行われる(図5参照)。
また、図2に示すように、表示部1は、AR0、AR1、といったタッチ検出領域を備える。タッチ検出領域とは、ユーザによる操作(接触)に伴い検出された位置に基づいて、操作された制御キーを特定することが可能な範囲のことである。なお、タッチ検出領域は、各制御キーのタッチ位置目標に一致するように設定されるのが望ましい。
図3に示すように、液晶タッチパネルリモコン100は、表示部1と、表示処理部2と、制御部3と、発信部4と、メモリ5と、を備えて構成される。
ユーザによる制御キーの操作が検出されると、検出位置情報(タッチ座標情報)が制御部3に入力され、当該検出位置情報に対応した制御キーに割り当てられている制御信号が発信部4に送信されることとなる。
発信部4は、制御部3から送信された制御信号(リモコン信号)を発信する。本実施形態では、赤外線信号をリモコン信号としている。
図4は、各制御キーの時間帯ごとの累積押下回数及び表示モードについて示した制御キーテーブルである。表示モードとは、表示部1における制御キーの表示態様を示すものである。液晶タッチパネルリモコン100は、例えば、通常表示モード、制御キーを通常表示モードよりも大きく表示する拡大表示モード、制御キーを通常表示モードよりも小さく表示する縮小表示モードを備えている。
本実施形態では、0:44を開始時刻として、1時間間隔で1日を24の時間帯に分割している。そして、ユーザによって操作された制御キーの押下回数を時間帯ごとに計数するようにしている。
RAMは、CPUにより実行された処理プログラム等を、RAM内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
ROMは、例えば、半導体メモリ等で構成され、処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。ROMには、例えば、制御キーごとの累積押下回数に応じて表示モードの切り替えを行う頻度判定プログラム等が記憶されている。
CPUは、ROMに格納された処理プログラム等を読み出して、RAMに展開して実行することにより、液晶タッチパネルリモコン100全体の制御を行う。
なお、表示部1に表示する制御キー画像の拡大/縮小に伴い、これに対応するタッチ検出領域は拡大/縮小されるものとする。
液晶タッチパネルリモコン100は、上記構成を備えることにより、制御キーごとの操作頻度に基づいて制御キーの大きさを自由に切り替えることができる。
以下、液晶タッチパネルリモコン100における制御キーの大きさの切り替え方法について、第1実施形態から第4実施形態を例に用いて説明する。
第1実施形態では、液晶タッチパネルリモコン100において、時間帯ごとに操作頻度の高い制御キーを拡大表示させる場合について説明する。
図5は、第1実施形態で用いる制御キーの表示用データの一例について示した説明図である。図5には、液晶タッチパネルリモコン100と、POWERキーを含む範囲Pの拡大図が示されている。この表示用データは、メモリ5に記憶されている。
本実施形態では、図5に示すように、制御キーのタッチ位置目標(枠)とその機能を示す文字についてそれぞれ通常のものと大きいものが用意されている。
具体的には、当該切り替えは、累積押下回数に基づいて表示モードの変更を行う頻度判定処理(後述する図9)、及び当該頻度判定処理の結果設定された表示モードに基づいて各制御キーの大きさを切り替える表示制御処理(後述する図10)により行われる。
なお、本実施形態では、n=100とする。つまり、現在時刻を含む時間帯における累積押下回数が100回以上となっている制御キーについては、拡大表示モードによる表示が行われる。
図6に示すように、「1」キー、「8」キーは100回以上押下されているので、「6:44〜」の時間帯に拡大表示されるよう表示モードが「拡大」に設定されている。つまり、当該時間帯になると、「1」キー、「8」キーは自動的に拡大表示されることとなる。
図7は、図6で示された制御キーテーブルに従う制御キーの表示例について示した説明図である。また、図8は、図7に示した液晶タッチパネルリモコン100のタッチ検出領域について示した説明図である。
図7に示すように、AM7:00の時点(6:44〜の時間帯)では「1」キー、「8」キーの表示モードが「拡大」に設定され、その他の制御キーの表示モードは「通常」に設定されている。したがって、図7に示すように、「1」キー、「8」キーだけが拡大表示され、その他の制御キーは通常表示とされている。また、図8では、それに合わせて上記制御キーのタッチ検出領域が拡大設定されている。例えば、「7」キーが表示されているタッチ検出領域AR11は通常の大きさであるが、「1」キーが表示されているタッチ検出領域AR01は拡大されていることがわかる。
図9に示すように、ステップS11では、ユーザにより押下された制御キー及び押下時刻が判別される。ユーザにより制御キーが押下された場合、当該制御キーに該当する部分のタッチ検出領域がタッチを検出し、当該検出位置情報を制御部3に送信する。制御部3は、当該検出位置情報に対応した制御信号を発信部4に入力し、当該制御信号は各制御機器に向けて発信されることとなる。
また、押下時刻は制御部3のタイマ(図示せず)により取得され、取得された時刻(検出位置情報を受信した時刻)に応じて次のステップ以降で参照されるカウンタ(累積押下カウンタ)が選択される。
ステップS13では、ステップS11で判別された制御キーの押下時間帯の累積押下回数カウンタの値がn以上であるか否かが判定される。nの値は、ユーザの好みで自由に設定することができる。カウンタの値がn以上であった場合は、次のステップS14へと移行し、カウンタの値がn未満であった場合は、当該頻度判定処理を終了する。
ステップS14では、ステップS11で判別された制御キーの当該時間帯の表示モード設定が「拡大」に変更される。そして、後述する表示制御処理において、当該制御キーの表示・検出領域が「拡大表示モード」に切り替えられることとなる。なお、ステップS14の処理が行われる前に、既に表示モードが「拡大」に設定されていた場合は、そのまま「拡大表示モード」が維持される。
この頻度判定処理によって設定された累積押下回数及び表示モードは、メモリ5に記憶されている制御キーテーブル(図4、図6参照)に格納される。
図10に示すように、ステップS101では、現在時刻を含む時間帯の制御キーテーブルが参照される。例えば、AM7:00の時点では、図6のような制御キーテーブルが参照されることとなる。
ステップS102では、ステップS101で参照された制御キーテーブルの表示モード欄に変更があるか否かが判定される。当該判定は、制御キーごとに、現在表示されている画面の表示モードと、制御キーテーブルの表示モード欄とを比較することにより行われる。例えば、図9のステップS14により表示モードが変更される場合と、時間帯が変化したことにより表示モードが変更される場合がある。そして、表示モードに変更があった場合は、次のステップS103へと移行し、表示モードに変更がなかった場合は、ステップS101へと移行し、当該表示制御処理が繰り返されることとなる。
ステップS103では、ステップS101で参照された制御キーテーブルの表示モード(変更後の表示モード)に基づいて、該当する制御キーの表示態様が変更される。
すなわち、制御部3は、現在時刻を含む時間帯における接触回数が第1接触回数(例えば、100回)以上である制御キー(図6に示す制御キーテーブルでは「1」、「8」キー)については第1表示態様(拡大表示モード)で表示部1に表示させる。一方、接触回数が第1接触回数未満である制御キーについては第1表示態様よりも表示領域の小さい第2表示態様(通常表示モード)で表示部1に表示させる。
これにより、制御キーごとの時間帯ごとの操作頻度に基づいて制御キーの大きさを切り替えることができるので、ユーザにとって最適なキー表示を行うと同時に、パネルの劣化や汚れを防ぐことができる。
第1実施形態では、時間帯ごとに操作頻度の高い制御キーを拡大表示するようにしているが、時間帯ごとに操作頻度の低い制御キーを縮小表示させることで、誤操作を防止するよう設定することも可能である。
第2実施形態では、液晶タッチパネルリモコン100において、第1実施形態と同様に、時間帯ごとに操作頻度の高い制御キーを拡大表示させるとともに、時間帯ごとに操作頻度の低い制御キーについては縮小表示させる場合について説明する。
第2実施形態では、図11に示すように、制御キーのタッチ位置目標(枠)とその機能を示す文字について通常で用意されるものの他に、大きいものと小さいものが用意されている。第1実施形態で用いられる表示用データ(図5参照)に加えて、縮小表示モードにおいて使用されるPOWERキーの表示用データ(図11(C))が用意されている。
図11(B)は図11(A)に比べ、枠と文字(POWER)が大きくなっており、図11(C)は図11(A)に比べ、枠と文字(POWER)が小さくなっている。
なお、第2実施形態では、n=100、m=20とする。つまり、現在時刻を含む時間帯における累積押下回数が100回以上となっている制御キーについては拡大表示モードによる表示が行われ、累積押下回数が20回未満となっている制御キーについては、縮小表示モードによる表示が行われる。
図12に示すように、「1」キー、「8」キーは100回以上押下されているので、「6:44〜」の時間帯に拡大表示されるよう表示モードが「拡大」に設定されている。また、「2」キー、「5」キー、「11」キーは20回未満しか押下されていないので、当該時間帯に縮小表示されるよう表示モードが「縮小」に設定されている。つまり、当該時間帯になると、「1」キー、「8」キーは自動的に拡大表示され、「2」キー、「5」キー、「11」キーは自動的に縮小表示されることとなる。
図13は、図12で示された制御キーテーブルに従う制御キーの表示例について示した説明図である。また、図14は、図13に示した液晶タッチパネルリモコン100のタッチ検出領域について示した説明図である。
図13に示すように、AM7:00の時点(6:44〜の時間帯)では「1」キー、「8」キーが拡大表示され、「2」キー、「5」キー、「11」キーが縮小表示されている。また、図14では、それに合わせて上記制御キーのタッチ検出領域が拡大及び縮小設定されている。
図15に示すように、ステップS21では、ユーザにより押下された制御キー及び押下時刻が判別される。ユーザにより制御キーが押下された場合、当該制御キーに該当する部分のタッチ検出領域がタッチを検出し、当該検出位置情報を制御部3に送信する。制御部3は、当該検出位置情報に対応した制御信号を発信部4に入力し、当該制御信号は各制御機器に向けて発信されることとなる。
また、押下時刻は制御部3のタイマ(図示せず)により取得され、取得された時刻(検出位置情報を受信した時刻)に応じて次のステップ以降で参照されるカウンタ(累積押下カウンタ)が選択される。
ステップS23では、ステップS21で判別された制御キーの押下時間帯の累積押下回数カウンタの値がn以上であるか否かが判定される。nの値は、ユーザの好みで自由に設定することができる。カウンタの値がn以上であった場合は、次のステップS24へと移行し、カウンタの値がn未満であった場合は、ステップS25へと移行する。
ステップS24では、ステップS21で判別された制御キーの当該時間帯の表示モード設定が「拡大」に変更される。そして、当該制御キーの表示・検出領域が「拡大表示モード」に切り替えられることとなる。なお、ステップS24の処理が行われる前に、既に表示モードが「拡大」に設定されていた場合は、そのまま「拡大表示モード」が維持される。
ステップS26では、ステップS21で判別された制御キーの当該時間帯の表示モード設定が「縮小」に変更される。そして、当該制御キーの表示・検出領域が「縮小表示モード」に切り替えられる。なお、ステップS26の処理が行われる前に、既に表示モードが「縮小」に設定されていた場合は、そのまま「縮小表示モード」が維持される。
ステップS27では、ステップS21で判別された制御キーの当該時間帯の表示モード設定が「通常」のまま維持される。なお、ステップS27の処理が行われる前に、表示モードが「縮小」に設定されていた場合は、「通常」に切り替えられる。
この頻度判定処理によって設定された累積押下回数及び表示モードは、メモリ5に記憶されている制御キーテーブル(図4、図12参照)に格納される。
すなわち、制御部3は、現在時刻を含む時間帯における接触回数が第1接触回数(例えば、100回)より少ない第2接触回数(例えば、20回)未満である制御キーについては第2表示態様(通常表示モード)よりも表示領域が小さい第3表示態様(縮小表示モード)で表示部1に表示させる。
これにより、制御キーごとの時間帯ごとの操作頻度に基づいて制御キーの大きさを切り替えることができるので、ユーザにとって最適なキー表示を行うと同時に、パネルの劣化や汚れを防ぐことができる。
第3実施形態では、液晶タッチパネルリモコン100において、時間帯ごとに操作頻度が最も高い制御キーを特定の領域に拡大表示させる場合について説明する。
なお、第3実施形態では、数字キーのみを特定の領域(特定領域S)に拡大表示させるものとし、リモコン操作時に必ず使用するPOWERキーやVOL.キー等の数字以外のキーは、必然的に操作頻度が高くなるので、特定領域Sに拡大表示させないものとする。また、各制御キーの表示用データとしては、第1実施形態又は第2実施形態と同様の表示用データ(図5,図11参照)を利用できる。
図16では、当該時間帯において「8」キーの累積押下回数が最大であることを示している。この場合、「6:44〜」の時間帯では、「8」キーが、表示部1の特定領域Sに表示されることとなる。
図17に示すように、AM7:00の時点(6:44〜の時間帯)では「1」キー、「8」キーが拡大表示され、特定領域Sには、当該時間帯の累積押下回数が最大の「8」キーが拡大表示されている。また、図18に示すように、「1」キー、「8」キーの拡大表示に合わせて対応するタッチ検出領域が拡大設定されるとともに、特定領域Sにもタッチ検出領域が設定される。
図19に示すように、ステップS31では、ユーザにより押下された制御キー及び押下時刻が判別される。ユーザにより制御キーが押下された場合、当該制御キーに該当する部分のタッチ検出領域がタッチを検出し、当該検出位置情報を制御部3に送信する。制御部3は、当該検出位置情報に対応した制御信号を発信部4に入力し、当該制御信号は各制御機器に向けて発信されることとなる。
また、押下時刻は制御部3のタイマ(図示せず)により取得され、取得された時刻(検出位置情報を受信した時刻)に応じて次のステップ以降で参照されるカウンタ(累積押下カウンタ)が選択される。
ステップS33では、ステップS31で判別された制御キーの押下時間帯の累積押下回数カウンタの値がn以上であるか否かが判定される。nの値は、ユーザの好みで自由に設定することができる。カウンタの値がn以上であった場合は、次のステップS34へと移行し、カウンタの値がn未満であった場合は、S35へと移行する。
ステップS34では、ステップS31で判別された制御キーの当該時間帯の表示モード設定が「拡大」に変更される。そして、当該制御キーの表示・検出領域が「拡大表示モード」に切り替えられる。なお、ステップS34の処理が行われる前に、既に表示モードが「拡大」に設定されていた場合は、そのまま「拡大表示モード」が維持される。
ステップS36では、当該キーの当該時間帯の表示モード設定が「拡大(最大)」に変更される。そして、当該押下時間帯に当該キーが特定領域Sに拡大表示されることとなる。なお、ステップS36の処理が行われる前に、既に表示モードが「拡大(最大)」に設定されていた場合は、そのまま維持される。
この頻度判定処理によって設定された累積押下回数及び表示モードは、メモリ5に記憶されている制御キーテーブル(図4、図16参照)に格納される。
すなわち、制御部3は、現在時刻を含む時間帯において、最も接触回数が多い制御キーを、表示部1の所定の領域Sに表示させる。
このように特定領域に新たに最高頻度の制御キーを設けることで、最高頻度のキーが2つ表示されることになり、ユーザによる押下を分散することができる。
第4実施形態では、液晶タッチパネルリモコン100において、全時間帯で最も操作頻度の高い制御キーを特定の領域に拡大表示させる場合について説明する。
なお、第4実施形態では、数字キーのみを特定の領域に拡大表示させるものとし、必ず使用するPOWERキーやVOL.キー等の数字以外のキーは特定の領域に拡大表示させないものとする。また、各制御キーの表示用データとしては、第1実施形態又は第2実施形態と同様の表示用データ(図5,図11参照)を利用できる。
図20に示すように、「1」キーは100回以上押下されているので、「6:44〜」の時間帯に拡大表示されるよう表示モードが「拡大」に設定されている。つまり、当該時間帯になると、「1」キーは自動的に拡大表示されることとなる。
また、「8」キーは100回以上押下されており、全時間帯累積押下回数が最大となっているので、「6:44〜」の時間帯に拡大表示されるとともに、特定領域Sに表示されるように表示モードが「拡大(最大)」に設定されている。つまり、当該時間帯になると、「8」キーは自動的に拡大表示され、特定領域Sに「8」キーが表示されることとなる。
なお、全時間帯累積押下回数が最大であっても、時間帯ごとの累積押下回数が100回未満である場合は、表示モードは「通常(最大)」とされる。この場合、制御キーは通常表示モードにより表示されるが、特定領域Sにも表示されることとなる。
図21に示すように、AM7:00の時点(6:44〜の時間帯)では「1」キー、「8」キーが拡大表示され、特定領域Sには、全時間帯の累積押下回数が最大の「8」キーが拡大表示されている。また、図21に示すように、「1」キー、「8」キーの拡大表示にあわせて対応するタッチ検出領域が拡大設定されるとともに、特定領域Sにもタッチ検出領域が設定される。
図23に示すように、ステップS41では、ユーザにより押下された制御キー及び押下時刻が判別される。ユーザにより制御キーが押下された場合、当該制御キーに該当する部分のタッチ検出領域がタッチを検出し、当該検出位置情報を制御部3に送信する。制御部3は、当該検出位置情報に対応した制御信号を発信部4に入力し、当該制御信号は各制御機器に向けて発信されることとなる。
また、押下時刻は制御部3のタイマ(図示せず)により取得され、取得された時刻(検出位置情報を受信した時刻)に応じて次のステップ以降で参照されるカウンタ(累積押下カウンタ)が選択される。
ステップS43では、ステップS41で判別された制御キーの押下時間帯の累積押下回数カウンタの値がn以上であるか否かが判定される。nの値は、ユーザの好みで自由に設定することができる。カウンタの値がn以上であった場合は、次のステップS44へと移行し、カウンタの値がn未満であった場合は、S45へと移行する。
ステップS44では、ステップS41で判別された制御キーの当該時間帯の表示モード設定が「拡大」に変更される。そして、当該制御キーの表示・検出領域が「拡大表示モード」に切り替えられる。なお、ステップS44の処理が行われる前に、既に表示モードが「拡大」に設定されていた場合は、そのまま「拡大表示モード」が維持される。
ステップS46では、当該キーの全時間帯の表示モード設定が「拡大(最大)」又は「通常(最大)」に変更される。そして、当該キーが特定領域Sに拡大表示されることとなる。なお、ステップS46の処理が行われる前に、既に当該キーが特定領域Sに拡大表示されていた場合は、そのまま維持される。
この頻度判定処理によって設定された累積押下回数及び表示モードは、メモリ5に記憶されている制御テーブル(図20参照)に格納される。
すなわち、制御部3は、全時間帯で最も前記接触回数が多い制御キーを、表示部1の所定の領域Sに表示させる。
このように特定領域に新たに最高頻度の制御キーを設けることで、最高頻度のキーが2つ表示されることになり、ユーザによる押下を分散することができる。
図24は、表示部1の表示方式をセグメント式とした場合に用いられる表示用データの一例について示した説明図である。
図24には、液晶タッチパネルリモコン100と、POWERキーを含む範囲Pの拡大図が示されている。図24(A)は、通常表示モードにおいて使用されるPOWERキーの表示用データである。また、図24(B)は、拡大表示モードにおいて使用されるPOWERキーの表示用データである。図24(B)は(A)に比べ、枠と文字(POWER)が大きくなっている。
セグメント式の場合、パターンを用意できる限りにおいて拡大表示又は縮小表示を行うことが可能である。例えば、表示内容を数字に限定し、かつ数字の大きさに変更を加えないならば、従来の電卓や時計の7セグ表示のように数字を変化させて表示することが可能である。
1 表示部
11 タッチパネル
12 液晶パネル
2 表示処理部
3 制御部
4 発信部
5 メモリ
Claims (6)
- 複数の制御キーを表示する表示部と、
前記制御キーに対する接触を検出する検出部と、
前記検出部により検出されるそれぞれの制御キーの接触回数を、時間帯ごとに記憶する記憶部と、
前記記憶部により記憶されている、現在時刻を含む時間帯におけるそれぞれの制御キーの接触回数に基づいて、前記表示部におけるそれぞれの制御キーの表示態様を切り換える制御部と、を備えることを特徴とするタッチパネル型操作装置。 - 前記制御部は、現在時刻を含む時間帯における前記接触回数が第1接触回数以上である制御キーについては第1表示態様で前記表示部に表示させる一方、前記接触回数が前記第1接触回数未満である制御キーについては前記第1表示態様よりも表示領域の小さい第2表示態様で前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル型操作装置。
- 前記制御部は、現在時刻を含む時間帯における前記接触回数が前記第1接触回数より少ない第2接触回数未満である制御キーについては前記第2表示態様よりも表示領域が小さい第3表示態様で前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル型操作装置。
- 前記制御部は、現在時刻を含む時間帯において、最も前記接触回数が多い前記制御キーを、前記表示部の所定の領域に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル型操作装置。
- 前記制御部は、全時間帯で最も前記接触回数が多い前記制御キーを、前記表示部の所定の領域に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のタッチパネル型操作装置。
- 表示部に複数の制御キーを表示する操作装置における表示制御方法であって、
前記制御キーの接触を検出し、
検出した制御キーの接触回数を時間帯ごとに計数し、
現在時刻を含む時間帯における前記接触回数に基づいてそれぞれの制御キーの表示態様を決定し、前記表示部に表示することを特徴とする表示制御方法。
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