JP2013186246A - 液晶表示装置、その制御プログラム、および、その制御方法 - Google Patents

液晶表示装置、その制御プログラム、および、その制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液晶表示装置を含むタッチセンサにおいて操作位置が移動する場合に、表示内容に支障をきたすことなく消費電力の低減を図る。
【解決手段】携帯電話機はタッチパネルを含む。タッチパネルは、タッチ操作の位置を検出するタッチセンサ113と、液晶表示装置の照明装置として機能するLEDバックライト112とを含む。タッチセンサ113において、タッチパネル上でのスクロール操作が検出されると、当該スクロール操作の方向に応じて、LEDバックライト112上の輝度の分布が制御される。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶表示装置、その制御プログラム、および、その制御方法に関し、特に、複数のセルを含む液晶表示装置、その制御プログラム、および、その制御方法に関する。
従来から、液晶表示装置において、バックライトを領域ごとに制御する技術について種々の提案がなされてきた。
たとえば、特許文献1(特開2007−219234号公報)には、バックライト装置内部のLED(Light Emitting Diode)が中央部、周囲部に分割された液晶表示装置を用いた制御が開示されている。具体的には、それぞれのLEDに対して個別の輝度制御信号を用いることによって各部の輝度を任意に制御し、これにより、液晶表示装置の中央部の輝度を一定に保ちながら周囲の輝度を低く調整する。このような制御によって、LEDの消費電力を抑えた省電力モードが提供される。
また、特許文献2(特開2011−59334号公報)や特許文献3(特開2011−95913号公報)にも、LEDの消費電力を抑えるために、液晶表示装置のLEDの輝度を部分ごとに分割して制御する技術が開示されている。
特開2007−219234号公報 特開2011−59334号公報 特開2011−95913号公報
上記した従来の技術によれば、表示内容やユーザの操作などに応じて、静的な制御しか考慮されていなかった。具体的には、特許文献1では、タッチ位置を中心としてバックライトの輝度が制御され、特許文献2では、各表示領域の表示内容に応じて当該輝度が制御され、また、特許文献3では、コピーの対象となった領域などの操作対象となった位置に応じて当該輝度が制御される。
しかしながら、従来の技術では、液晶表示装置に対するユーザのタッチ操作の位置が移動する際の制御については、考慮がなされていなかった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、液晶表示装置を含むタッチセンサにおいて操作位置が移動する場合に、表示内容に支障をきたすことなく消費電力の低減を図ることができる液晶表示装置、その制御プログラムおよびその制御方法を提供することである。
本発明に従った液晶表示装置は、タッチセンサとともにタッチパネルを構成する液晶表示装置であって、液晶パネルと、液晶パネルに対する光源となるバックライトと、液晶パネルおよびバックパネルの動作を制御する制御手段と、タッチセンサにおける操作位置を検出するための検出手段とを備え、制御手段は、バックライトの輝度を部分ごとに分割して制御し、検出手段によって検出された操作位置に基づいてタッチパネル上での操作位置の移動方向を特定し、特定した移動方向に沿って、バックライトの輝度が段階的に変化するように制御する。
好ましくは、制御手段は、移動方向において、移動の始点から終点に向けて輝度が低くなるように、バックライトの輝度を制御する。
好ましくは、制御手段は、移動方向において、端部から中央部に向けて輝度が高くなるように、バックライトの輝度を制御する。
好ましくは、制御手段は、検出手段が、タッチパネルにおいて同時に複数位置が操作されたことを検出した場合に、バックパネルにおいて、当該複数位置を含む予め定められた図形の枠体に向けてバックライトの輝度が段階的に変化するように制御する。
好ましくは、制御手段は、検出手段によって検出された操作位置の移動があった場合に、バックライトの輝度を一時的に低下させた後、バックライトの輝度が段階的に変化するように制御する。
本発明に従った液晶表示装置の制御プログラムは、タッチセンサとともにタッチパネルを構成する液晶表示装置のコンピュータを制御するための制御プログラムであって、液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルに対する光源となるバックライトとを含み、コンピュータは、バックライトの輝度を部分ごとに分割して制御し、制御プログラムは、コンピュータに、タッチセンサにおける操作位置を検出するステップと、検出された操作位置に基づいてタッチパネル上での操作位置の移動方向を特定するステップと、バックライトの輝度を、特定した移動方向に沿って段階的に変化するように制御するステップとを実行させる。
本発明に従った液晶表示装置の制御方法は、タッチセンサとともにタッチパネルを構成し、液晶パネルと液晶パネルに対する光源となるバックライトとを含む液晶表示装置の制御方法であって、バックライトの輝度は、部分ごとに分割して制御可能であり、タッチセンサにおける操作位置を検出するステップと、検出された操作位置に基づいてタッチパネル上での操作位置の移動方向を特定するステップと、バックライトの輝度を、特定した移動方向に沿って段階的に変化するように制御するステップとを備える。
本発明によれば、バックライトの輝度は、タッチパネル上での操作位置の移動方向に沿って段階的に変化するように制御される。
これにより、バックライトの輝度が、タッチパネル上での操作位置の移動方向に沿って変化することにより、表示内容に支障をきたすことのない表示がなされ、また、段階的に変化するように制御されることにより、部分的に輝度を落とすことができ、消費電力の低減を図ることができる。
本発明の液晶表示装置の一実施の形態である携帯電話機の外観を示す図である。 図1の携帯電話機のハードウェアブロック図である。 図2のLEDバックライトの構成を模式的に示す図である。 図1の携帯電話機におけるタッチセンサとLEDバックライトの配置の関係を模式的に示す図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、バックライト制御部がLEDバックライトの輝度を制御するための処理のフローチャートである。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図1の携帯電話機において、タッチセンサにおけるスクロール操作が検出されたときのLEDバックライトにおける輝度の制御態様を説明するための図である。 図9に示されたフローチャートの変形例を示す図である。 第3の変形例を説明するための図である。 第3の変形例における制御を実現するためのフローチャートである。
以下、本発明の液晶表示装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能および作用を有する要素については、同じ各図を通して同じ符号を付し、重複する説明を繰返さない。
<装置の外観>
図1は、本発明の液晶表示装置の一実施の形態である携帯電話機1の外観を示す図である。
図1を参照して、携帯電話機1は、その一側面にタッチパネル110を備えている。タッチパネル110は、後述するタッチセンサ113と、液晶パネルモジュールとを含む。液晶パネルモジュールは、後述するLEDパネル111とLEDバックライト112とを含む。
また、携帯電話機1は、キー操作部120を含む。キー操作部120は、カーソルキー121と、ボタンキー122〜125とを含む。
<ハードウェア構成>
図2は、携帯電話機1のハードウェアブロック図である。
図2を参照して、携帯電話機1は、制御部100、LEDパネル111、LEDバックライト112、通信装置150、タッチセンサ113、キー操作部120、6軸センサ130、および、記憶部140を含む。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含む。当該プロセッサが記憶部140に格納されたプログラムを実行することにより、制御部100は、少なくとも、LEDパネル111の表示内容を制御する表示制御部101、および、LEDバックライト112の輝度を制御するバックライト制御部102として機能する。
記憶部140には、上記のプログラム、および、設定内容等の各種のデータが格納される。記憶部140は、携帯電話機1本体から着脱可能な記憶媒体によって実現されても良い。上記CPUは、当該記憶媒体との間で所定のドライバを介して情報の読込および書き込みを行なう。このような記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disk - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disk)、MD(Mini Disk)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発的にプログラムやデータを格納する媒体が挙げられる。
携帯電話機1では、LEDバックライト112がLEDパネル111の光源として機能することにより、タッチパネル110において種々の映像が表示される。
6軸センサ130は、携帯電話機1本体の姿勢を検知する。6軸センサ130は、加速度センサと地磁気センサとを組合せたものに限られず、単独で6軸センサとなり得る素子であっても良いが、携帯性向上の観点から小型の素子で構成することが好ましい。6軸センサ130は、制御部100と接続されており、ユーザから表示画面をスクロールさせたり、あるエリアを選択し拡大縮小したりするような入力をさせることができる。
通信装置150は、他の機器との通信を行なうための装置であり、LAN(Local Area Network)カードやモデム等によって実現される。
<バックライトの構成>
図3は、図2のLEDバックライト112の構成を模式的に示す図である。
図3を参照して、LEDバックライト112は、縦横にマトリクス状に配列された複数のセル112Aを含む。これらのLEDセル112Aは、LEDパネル111の光源となるように、少なくともLEDパネル111による表示領域に対応する領域をカバーしている。
各セル112Aの点灯のON/OFFおよびその輝度は、バックライト制御部102によって制御される。
<バックライトの輝度制御の概要>
(タッチセンサとLEDバックライトの相関)
図4は、タッチセンサ113とLEDバックライト112の配置の関係を模式的に示す図である。なお、図4ではタッチセンサ113とLEDバックライト112は左右に並べられて記載されているが、携帯電話機1では、これらは、それらの主面が重なるように重ねられて、配置されている。
LEDバックライト112は、図3を参照して説明したように、複数のLEDセル112AがLEDパネル111に対応する領域をカバーするように配列されることによって構成される。なお、タッチパネル110では、LEDパネル111には、その表示領域の少なくとも一部に対応するように、タッチセンサ113が配置されている。そして、タッチパネル110では、タッチセンサ113が、液晶パネルモジュールに重ねられて設けられている。つまり、タッチパネル110では、タッチセンサ113は、LEDバックライト112と重ねられて設けられている。
図4には、タッチセンサ113とLEDバックライト112との対応関係が示されている。なお、タッチパネル110では、タッチセンサ113とLEDバックライト112は、第1の方向(図4の上下方向)と第2の方向(図4の左右方向)について、同じ寸法を有する。そして、図5以降を参照して説明するように、タッチセンサ113において検出されたタッチ操作の内容に応じて、LEDバックライト112の各セルの輝度が制御される。なお、図4等に示されたタッチパネル110における、タッチセンサ113とLEDバックライト112の寸法は一例であり、これらの第1および第2の方向の寸法は同じである必要がない。これらは、少なくとも一部が重なり合うように構成されていればよい。
(下から上へのスクロール操作に対応する輝度分布)
図5は、タッチセンサ113において、下から上にスクロールするように操作されるとき、つまり、タッチ位置が下から上に連続して(タッチセンサ113がタッチ操作を検出する状態を継続させながら)移動する操作が検出されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様を説明するための図である。
図5では、左側にタッチセンサ113が示され、さらに、タッチセンサ113におけるスクロール操作の方向が示されている(矢印11)。そして、図5の右側には、LEDバックライト112における輝度の分布が示されている。図5のLEDバックライト112では、下から上に向けてリニアに輝度が変化している。具体的には、輝度は、下から上に向けて徐々に低下するように変化している。
表示制御部101は、タッチセンサ113においてこのようなスクロール操作が検出されると、LEDパネル111の表示内容を下から上にスクロールするように変化させる。つまり、このようなスクロール操作がなされた場合、スクロール表示によってLEDパネル111の表示領域に新たに入り込んでくる内容は、LEDパネル111の下端の領域から、LEDパネル111内で表示され始めることになる。
図5に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布によれば、LEDパネル111に新たに入り込んでくる内容が表示される部分が、他の部分よりも、輝度が高くなる。つまり、図5に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布は、LEDパネル111において注目すべき部分に対応するLEDバックライト112内の部分では高く、それ以外のLEDバックライト112内の部分では低くなるように、設定されている、と言うことができる。
なお、LEDバックライト112全体として徐々に輝度が変化するように見せるために個々のセルの輝度をどのように設定すれば良いかについては、公知の技術を採用することができると考えられるため、ここでは詳細な説明は繰り返さない。
(上から下へのスクロール操作に対応する輝度分布)
図6は、タッチセンサ113において、上から下にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様を説明するための図である。
図6では、左側のタッチセンサ113におけるスクロール操作の方向が、矢印12で示されている。そして、図6の右側には、LEDバックライト112における輝度の分布が示されている。図6のLEDバックライト112では、上から下に向けてリニアに輝度が変化している。具体的には、輝度は、上から下に向けて徐々に低下するように変化している。
表示制御部101は、タッチセンサ113においてこのようなスクロール操作が検出されると、LEDパネル111の表示内容を上から下にスクロールするように変化させる。つまり、このようなスクロール操作がなされた場合、スクロール表示によってLEDパネル111の表示領域に新たに入り込んでくる内容は、LEDパネル111の上端の領域から、LEDパネル111内で表示され始めることになる。
図6に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布によれば、LEDパネル111に新たに入り込んでくる内容が表示される部分が、他の部分よりも、輝度が高くなる。つまり、図6に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布は、LEDパネル111において注目すべき部分に対応するLEDバックライト112内の部分では高く、それ以外のLEDバックライト112内の部分では低くなるように、設定されている、と言うことができる。
(左から右へのスクロール操作に対応する輝度分布)
図7は、タッチセンサ113において、左から右にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様を説明するための図である。
図7では、左側のタッチセンサ113におけるスクロール操作の方向が、矢印13で示されている。そして、図7の右側には、LEDバックライト112における輝度の分布が示されている。図7のLEDバックライト112では、左から右に向けてリニアに輝度が変化している。具体的には、輝度は、左から右に向けて徐々に低下するように変化している。
表示制御部101は、タッチセンサ113においてこのようなスクロール操作が検出されると、LEDパネル111の表示内容を左から右にスクロールするように変化させる。つまり、このようなスクロール操作がなされた場合、スクロール表示によってLEDパネル111の表示領域に新たに入り込んでくる内容は、LEDパネル111の左端の領域から、LEDパネル111内で表示され始めることになる。
図7に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布によれば、LEDパネル111に新たに入り込んでくる内容が表示される部分が、他の部分よりも、輝度が高くなる。つまり、図7に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布は、LEDパネル111において注目すべき部分に対応するLEDバックライト112内の部分では高く、それ以外のLEDバックライト112内の部分では低くなるように、設定されている、と言うことができる。
(右から左へのスクロール操作に対応する輝度分布)
図8は、タッチセンサ113において、右から左にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様を説明するための図である。
図8では、左側のタッチセンサ113におけるスクロール操作の方向が、矢印14で示されている。そして、図8の右側には、LEDバックライト112における輝度の分布が示されている。図8のLEDバックライト112では、右から左に向けてリニアに輝度が変化している。具体的には、輝度は、右から左に向けて徐々に低下するように変化している。
表示制御部101は、タッチセンサ113においてこのようなスクロール操作が検出されると、LEDパネル111の表示内容を右から左にスクロールするように変化させる。つまり、このようなスクロール操作がなされた場合、スクロール表示によってLEDパネル111の表示領域に新たに入り込んでくる内容は、LEDパネル111の右端の領域から、LEDパネル111内で表示され始めることになる。
図8に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布によれば、LEDパネル111に新たに入り込んでくる内容が表示される部分が、他の部分よりも、輝度が高くなる。つまり、図8に示されたようなLEDバックライト112における輝度の分布は、LEDパネル111において注目すべき部分に対応するLEDバックライト112内の部分では高く、それ以外のLEDバックライト112内の部分では低くなるように、設定されている、と言うことができる。
<制御フロー>
図9は、バックライト制御部102がLEDバックライト112の各セルの輝度の制御のための処理のフローチャートである。
図9を参照して、バックライト制御部102は、まずステップS100で、携帯電話機1の制御モードが省エネモードに設定されているかどうか確認する。
携帯電話機1は、図4〜図8を参照して説明したようにLEDバックライト112の輝度を調整することによってLEDバックライト112の消費電力を抑えるための省エネモードと、そのようなLEDバックライト112の輝度の調整を行なわない通常モードとの間で、モードを切り替えて、制御される。このような設定は、たとえば、ユーザがタッチセンサ113やキー操作部120を操作することによって、入力することができる。
そして、バックライト制御部102は、携帯電話機1の制御モードが省エネモードに設定されている場合にはステップS110へ処理を進める。一方、通常モードに設定されている場合には、そのまま処理を終了させる。
ステップS110では、バックライト制御部102は、画面をスクロールさせる入力がされたかどうかを判定する。当該判定の具体的な方法としては、たとえば、タッチセンサ113に対する入力の態様、(キー操作部120の一部である)カーソルキーに対する入力の態様、および/または、6軸センサ130における検出態様に基づくものがあるが、これに限られない。なお、6軸センサ130における検出態様に基づいてスクロール操作の有無が判断される場合があるのは、携帯電話機1の筐体の傾きを検出することによって、タッチパネル110(タッチセンサ113)に対するスクロール操作があったか否かが判断される場合があるからである。
そして、バックライト制御部102は、スクロールさせる入力があったと判断すると、ステップS120へ処理を進める。
ステップS120では、バックライト制御部102は、ステップS110で検出されたスクロールの方向に応じた、LEDバックライト112の各セルへの電流制御を行なって、ステップS130へ処理を進める。具体的には、バックライト制御部102は、ステップS120では、ステップS110で、スクロールの方向を検出し、当該検出された方向に応じて、図5〜図8のいずれかのパターンでLEDバックライト112の各セルの輝度が変化するように、各セルに対して供給する電流量を制御する。
なお、LEDバックライト112の輝度を図5〜図8に示したように制御する際には、画面が急に暗くなることによって、表示が見えづらくなることを防止するために、一定の時間をかけて、各セルに供給する電流量を低下させるように制御することが好ましい。
ステップS130では、バックライト制御部102は、ステップS110において検出されはじめたスクロールのための操作が、まだ継続されているか否かを判断する。そして、バックライト制御部102は、当該操作が終了したと判断すると、ステップS140へ処理を進める。
ステップS140では、バックライト制御部102は、図5〜図8に示したように輝度を調整する制御を終了させる。具体的には、バックライト制御部102は、ステップS120において低下させた輝度を、このように輝度が低下させられる前の輝度に戻すように、各セルに供給する電流値を一定時間をかけて線形的に上げる。これにより、LEDバックライト112の輝度は、タッチパネル110に表示されるコンテンツ等の表示内容に従ったものとされる。そして、バックライト制御部102は、図9に示されたフローを終了させる。
以上説明した本実施の形態において、携帯電話機1はタッチパネル110を含む。タッチパネル110は、タッチ操作の位置を検出するタッチセンサ113と、液晶表示装置の照明装置として機能するLEDバックライト112とを含む。そして、タッチセンサ113において、タッチパネル110上でのスクロール操作が検出されると、当該スクロール操作の方向に応じて、LEDバックライト112上の輝度が制御される。
<変形例(1)>
図10〜図13は、LEDバックライト112における輝度の調整態様の変形例を示す図である。
携帯電話機1では、タッチセンサ113が検出したスクロール方向に応じて、図5〜図8に示された態様の他に、図10〜図13に示されたような態様で、LEDバックライト112の輝度が調整されても良い。
(上下方向のスクロール操作に対応する輝度分布)
図10には、タッチセンサ113において、矢印21で示されるように、下から上にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様が示されている。また、図11には、タッチセンサ113において、矢印22で示されるように、上から下にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様が示されている。
図10および図11では、LEDバックライト112は、スクロール方向である上下方向の両端(上端と下端)は輝度が低く、そして、LEDバックライト112の中央に向けて輝度が徐々に上昇するように、制御される。
これにより、LEDバックライト112において、上端および下端では輝度が低下するが、中央部分では、スクロール操作の方向と交わる方向(左右方向)の全域に渡って、輝度が比較的高いまま維持される。
(左右方向のスクロール操作に対応する輝度分布)
図12には、タッチセンサ113において、矢印23で示されるように、左から右にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様が示されている。また、図13には、タッチセンサ113において、矢印24で示されるように、右から左にスクロールするように操作されるときの、LEDバックライト112における各セルの輝度の制御態様が示されている。
図12および図13では、LEDバックライト112は、スクロール方向である左右方向の両端(左端と右端)は輝度が低く、そして、LEDバックライト112の中央に向けて輝度が徐々に上昇するように、制御される。
これにより、LEDバックライト112において、左端および右端では輝度が低下するが、中央部分では、スクロール操作の方向と交わる方向(上下方向)の全域に渡って、輝度が比較的高いまま維持される。
(まとめ)
図10〜図13に示されるように、本変形例では、LEDバックライト112において、端部の輝度が低下するものの、その中央では、少なくともスクロール方向に交わる方向の全域に渡って、高く維持される。これにより、LEDバックライト112の一部の輝度を低下させながらも、ユーザが注目すると考えられる部分については輝度を低下させず、ユーザにおいて不都合が生ずることを回避している。
なお、携帯電話機1は、省エネモードにおいて、図5〜図8に示されたような態様の制御と、図10〜図13に示されたような態様の制御のいずれを採用するかを選択できるように構成されていても良い。
<変形例(2)>
図14は、図9に示されたフローチャートの変形例を示す図である。
図14を参照して、本変形例では、ステップS110においてタッチセンサ113におけるスクロール操作が検出された後、バックライト制御部102は、ステップS120において図5〜図8(または、図10〜図13)に示したような輝度の制御の前に、ステップS111の処理を実行する。
ステップS111では、バックライト制御部102は、LEDバックライト112の輝度を全体的に、予め定められた値だけ低下させる。
本変形例では、ステップS111の処理が実行されることにより、LEDバックライト112の輝度が、図5〜図8(または、図10〜図13)に示したように部分的に低下する前に、全体的に低下する。つまり、LEDバックライト112において、全体的に輝度が低下した後図5〜図8(または、図10〜図13)のように制御されることにより、一部では、さらに輝度が低下し、一部では、輝度が上昇する。このようにまず全体的に輝度が低下することにより、部分的に輝度が低下することによってユーザに与える視覚的な影響を極力抑えることができる。
<変形例(3)>
図15および図16は、第3の変形例について説明する図である。本変形例では、タッチセンサ113上の2点でタッチ操作が検出され、その後、ドラッグ操作がされた場合の輝度制御について説明する。
図15を参照して、タッチセンサ113において、まず、点91と点92の2点でのタッチ操作が検出され、その後、点92側がドラッグされて点93まで移動した場合を考える。
このような操作位置の移動が検出された場合、LEDバックライト112の輝度は、図15の右側に示されるように制御される。つまり、まず、最初の操作が検出された2点(点91と点92)を対角とする矩形領域(領域190)の輝度を高く、その他の領域についてはLEDバックライト112の端縁部に向かって徐々に輝度が低下するように、制御される。そして、その後ドラッグ操作が検出されると、領域190のように輝度が高く制御される領域が、ドラッグ操作による移動後の操作位置に応じて、変更される。
図15において、領域195は、点91と点93を対角とする矩形である。
図16は、本変形例における制御を実現するためのフローチャートである。
図16を参照して、バックライト制御部102は、まずステップS200において、携帯電話機1が省エネモードに設定されているか否かを判断し、設定されていないと判断するとそのまま処理を終了し、設定されていると判断するとステップS210へ処理を進める。
ステップS210では、バックライト制御部102は、タッチセンサ113において2点のタッチが検出されたか否かを判断する。そして、検出されたと判断すると、ステップS220へ処理を進める。
ステップS220では、バックライト制御部102は、図15に示されたようなLEDバックライト112の輝度の制御を開始する。なお、2点が検出された当初の制御態様としては、領域190の部分が最も輝度が高く、そして、端縁部に向けて輝度が徐々に低下するような、制御である。
次に、ステップS230で、バックライト制御部102は、タッチセンサ113において2点をタッチされる状態が継続しているか否かを判断する。継続していると判断すれば、図15に示されたようなLEDバックライト112の輝度の制御を継続する。なお、タッチ位置が移動(ドラッグ)されていれば、最も輝度を高く制御する領域を当該移動に合わせて変更する。たとえば、2点のタッチ位置のうち一点が、図15に示されるように点92から点93に移動した場合には、最も輝度を高く制御する領域が領域190から領域195へと変更される。
そして、2点をタッチされる状態が終了したと判断すると、バックライト制御部102は、ステップS240へ処理を進める。
ステップS240では、バックライト制御部102は、図15に示したように輝度を調整する制御を終了させる。具体的には、バックライト制御部102は、ステップS220において部分的に低下させた輝度を、その低下前の輝度に戻すように、各セルに供給する電流値を一定時間をかけて線形的に上げる。これにより、LEDバックライト112の輝度は、タッチパネル110に表示されるコンテンツ等の表示内容に従ったものとされる。そして、バックライト制御部102は、図16に示されたフローを終了させる。
<その他の変形例等>
以上説明した本実施の形態では、LEDバックライトを複数のLEDセルによって構成し、各LEDセルの輝度を制御することによって、LEDバックライト全体の輝度を段階的に変化するような制御が実現された。なお、LEDバックライト全体の輝度を特定の方向に段階的に変化させる制御の実現態様は、このような態様に限定されない。たとえばLEDバックライトが1枚のLEDセルによって構成される場合であっても、当該セル内で輝度を段階的に変化されれば良い。また、LEDバックライトが複数のLEDセルによって構成される場合であっても、それらの配列は、図3に記載されたようなマトリクス状のものに限定されない。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯電話機、100 制御部、101 表示制御部、102 バックライト制御部、110 タッチパネル、111 タッチパネル、112 バックライト、112A セル、113 タッチセンサ、120 キー操作部、121 カーソルキー、122〜125 ボタンキー、130 軸センサ、140 記憶部、150 通信装置。

Claims (7)

  1. タッチセンサとともにタッチパネルを構成する液晶表示装置であって、
    液晶パネルと、
    前記液晶パネルに対する光源となるバックライトと、
    前記液晶パネルおよび前記バックパネルの動作を制御する制御手段と、
    前記タッチセンサにおける操作位置を検出するための検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記バックライトの輝度を部分ごとに分割して制御し、
    前記検出手段によって検出された操作位置に基づいて前記タッチパネル上での操作位置の移動方向を特定し、
    前記特定した移動方向に沿って、前記バックライトの輝度が段階的に変化するように制御する、液晶表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記移動方向において、移動の始点から終点に向けて輝度が低くなるように、前記バックライトの輝度を制御する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記移動方向において、端部から中央部に向けて輝度が高くなるように、前記バックライトの輝度を制御する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記検出手段が、前記タッチパネルにおいて同時に複数位置が操作されたことを検出した場合に、前記バックパネルにおいて、当該複数位置を含む予め定められた図形の枠体に向けて前記バックライトの輝度が段階的に変化するように制御する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された操作位置の移動があった場合に、前記バックライトの輝度を一時的に低下させた後、前記バックライトの輝度が段階的に変化するように制御する、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. タッチセンサとともにタッチパネルを構成する液晶表示装置のコンピュータを制御するための制御プログラムであって、
    前記液晶表示装置は、液晶パネルと、前記液晶パネルに対する光源となるバックライトとを含み、
    前記コンピュータは、前記バックライトの輝度を部分ごとに分割して制御し、
    前記制御プログラムは、前記コンピュータに、
    前記タッチセンサにおける操作位置を検出するステップと、
    検出された前記操作位置に基づいて前記タッチパネル上での操作位置の移動方向を特定するステップと、
    前記バックライトの輝度を、前記特定した移動方向に沿って段階的に変化するように制御するステップとを実行させる、液晶表示装置の制御プログラム。
  7. タッチセンサとともにタッチパネルを構成し、液晶パネルと前記液晶パネルに対する光源となるバックライトとを含む液晶表示装置の制御方法であって、
    前記バックライトの輝度は、部分ごとに分割して制御可能であり、
    前記タッチセンサにおける操作位置を検出するステップと、
    検出された前記操作位置に基づいて前記タッチパネル上での操作位置の移動方向を特定するステップと、
    前記バックライトの輝度を、前記特定した移動方向に沿って段階的に変化するように制御するステップとを備える、液晶表示装置の制御方法。
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