JP5300442B2 - 表示装置および印刷装置 - Google Patents

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本発明は表示装置および印刷装置に係り、特に、複数行または複数列の文字列を表示可能な表示装置および該表示装置を備えた印刷装置に関する。
従来、ラベルやテープ状印刷媒体(以下、媒体という。)に印刷するラベルプリンタが知られている。この種のラベルプリンタは、一般に、印刷対象となる文字列のデータを入力するための入力部と、入力部で入力されたデータによる文字列を表示するLCD等の小型の表示部を備えている。また、旧来のラベルプリンタによる媒体への印刷は1行ないし2行程度が普通であったが、近年は媒体の種類も豊富になり、媒体に対して複数行ないし複数列の印刷が可能なラベルプリンタも市場に投入されている。
ところで、ラベルプリンタでは、機体のスペースやコスト上の問題から表示部が依然として小型のままであるため、複数行または複数列の文字列を構成するデータを入力しても、表示部には入力された一部の文字列しか表示されず、編集が困難である、という問題があった。
この問題を解決するため、表示される文字列の全体を圧縮して表示部に表示する技術(例えば、特許文献1参照)や、表示部をスクロール可能に構成する技術(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
特開平07−125374号公報 特開平10−289089号公報
しかしながら、文字列の全体を圧縮して表示部に表示しようとすると、もともとラベルプリンタの表示部は小さいので、見えにくくなってしまう。また、スクロールして文字列を表示しようとすると、1行1行は見えやすいが、文字列の上下関係(全体の関係)を直ちに把握できず、いちいちスクロールしなければならない、という問題がある。
本発明は上記事案に鑑み、小さな表示部であっても文字列の上下関係を把握しやすい表示装置および該表示装置を備えた印刷装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、複数行または複数列の文字列を表示可能な表示装置において、前記文字列のデータを入力するための入力手段と、前記入力手段で入力されたデータによる文字列と、前記入力手段によるデータの入力位置を表すカーソルとを表示する表示手段と、前記入力手段で入力されるデータによる文字列の行数または列数を予め設定するための設定手段と、前記表示手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記表示手段における前記文字列の表示可能領域中で所定の大きさの文字が何行または何列表示可能かを算出するかまたは算出結果を予め記憶しておき、前記設定手段で設定された行数または列数が該算出または記憶しておいた行数または列数を越えるか否かを判断し、越えないと判断した場合には、前記設定手段で設定された行数または列数が1のときは前記カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列が前記表示可能領域中の縦方向または横方向の中央部に表示されるように前記表示手段を制御し、前記設定手段で設定された行数または列数が2以上のときは前記カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列が前記中央部とは異なる位置に表示されるように前記表示手段を制御し、越えると判断した場合には、前記複数行または複数列のうち、前記カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列に対し、他の行または列に位置する文字列が縦方向および横方向のいずれか一方向にのみ圧縮して表示されるように前記表示手段を制御する、ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の態様は、印刷装置であって、前記印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に所定の印刷を行う印刷手段とを備えた印刷装置において、第1の態様の表示装置をさらに備えたことを特徴とする。このとき、印刷手段は、入力手段で入力されたデータによる文字列を印刷するようにしてもよい。
本発明によれば、制御手段が、設定手段で設定された行数または列数が算出または記憶しておいた行数または列数を越えるかを判断し、越えないと判断した場合には、設定手段で設定された行数または列数が1のときはカーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列が表示可能領域中の縦方向または横方向の中央部に表示されるように表示手段を制御し、設定手段で設定された行数または列数が2以上のときはカーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列が中央部とは異なる位置に表示されるように表示手段を制御し、越えると判断した場合には、複数行または複数列のうち、カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列に対し、他の行または列に位置する文字列が縦方向および横方向のいずれか一方向にのみ圧縮して表示されるように表示手段を制御するので、オペレータは、入力ないし編集している行が一目で分かるとともに、文字列の上下関係を把握しやすい、という効果を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明を、ラベル等の印刷媒体に任意の文字等をプリント可能なラベルプリンタに適用した実施の形態について説明する。
(構成)
図1に示すように、本実施形態のラベルプリンタ1は、ノートタイプコンピュータと同様に持ち運び可能に構成されており、大別して、キーボードや入力制御部を有する入力部13、LCDや表示制御部を有する表示部14、サーマルヘッド6を構成しマトリクス状に配設された多数の発熱素子を選択的に発熱させることで印刷媒体に印刷する印刷部20およびこれら各部を制御する制御部15(図3参照)を備えている。
入力部13は、ノートタイプコンピュータとほぼ同様に、ファンクションキー、文字・数字・記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー、リターンキー等を有しており、オペレータはこれらのキーを操作することで、印刷媒体の種類、サイズ、設定条件等を入力することができる。
図4に示すように、表示部14のLCDは、入力モード等を表示する各種情報表示エリア14A、入力部13から入力された文字、数字、記号(以下、文字と略称する。)を表示する文字情報表示エリア14B、文字サイズ等を表示するパラメータ表示エリア14Cの3つの表示エリアに分割されており、各種情報表示エリア14Aおよびパラメータ表示エリア14Cはそれぞれ文字情報表示エリア14Bの上下に配置されている。LCDは全体で縦64ドット、横160ドットの表示が可能であり、各種情報表示エリア14Aは縦16ドット、横160ドット、文字情報表示エリア14Bは縦32ドット、横160ドット、パラメータ表示エリア14Cは縦16ドット、横160ドットの表示が可能である。
なお、各種情報表示エリア14Aには、入力部13から英数、ローマ字、ひらがなのいずれかで入力するかを表示(選択)する入力モード表示、入力部13から挿入または上書のいずれかで入力するかを表示する挿入/上書モード表示(編集モード表示)、チューブへの印字速度を標準または高速のいずれかで行うかを表示するチューブ印字速度表示、複数ページの印字を一回の印刷操作で行うときにページ間のカットをどのように行うかを表示する半切りモード表示、電源が投入されていることを表示する電源表示、後述するチューブアタッチメント(図2(B)参照)が装着されたことを表示するチューブフィーダ表示、チューブ1本分(ラベル1枚分)の長さを示す「カット長」、文字の位置がセンタリングか左寄せかを示す「文字配置」およびチューブの左端から先頭の文字までを示す「余白」を表示するカット長/文字配置/余白表示、現在表示されているページの前に別のページがある場合に表示される前ページ表示、および、現在表示されているページの後に別のページがある場合に表示される次ページ表示、等が表示される。
また、パラメータ表示エリア14Cには、現在何ページ目が表示されているかを数字で表示するページ表示、印刷の向きを「横向き/横書き」、「縦向き/縦書き」、「縦向き/横書き」のいずれかで行うかを表示する印刷の向き表示、文字に枠を付ける場合に選択した枠囲みの形を表示する枠囲み表示、選択した文字サイズを表示する文字サイズ表示、印刷する行数(本例では1〜3行のいずれか)を表示する行数表示、選択した文字間隔を表示する文字間隔表示、現在表示されている文字が何頁に印刷されるかを表示する連続印刷表示、等が表示される。
一方、文字情報表示エリア14Bには、入力部13から入力された文字(厳密には、入力された文字データが所定の変換を経て表示された文字)の文字列が表示されるが、その詳細については後述する。なお、文字情報表示エリア14Bには、オペレータが入力しようとする箇所にカーソルが表示される(図1参照)。
図1に示すように、印刷部20は、印刷媒体を搬送するための搬送ローラ2a、2bと、搬送ローラ2a、2bの下流側でサーマルヘッド6に対向配置されたプラテンローラ3と、プラテンローラ3の下流側にプラテンローラ3と対向するように配置されたピンチローラ4と有している。
プラテンローラ3とサーマルヘッド6との間にはインクリボンRが介在している。インクリボンRは、インクリボンカセット8のリボン供給リールから供給され、リボン巻取リールに巻き取られる。
ピンチローラ4の下流側には、印刷媒体を切断するためのカッタ7が配置されている。カッタ7は、カッタ刃7aとカッタ刃受け台7bとを有している。カッタ刃受け台7bは、平坦面で構成される全切り面と、両端に突条を有する半切り面とを備え、全切り面および半切り面をカッタ刃7aに対して略垂直にセットすることにより、印刷媒体の全切り処理および半切り処理をそれぞれ行うことができる。ここで、半切りとは、印刷媒体を部分的に切断することをいい、その切断の割合を問わない。また、印刷媒体の種類によって半切り方法を変えてもよく、例えば、印刷媒体が剥離紙付ラベルの場合には剥離紙をカットせずにラベルのみカットしてもよく、ロール紙やリボンテープの場合にはミシン目を入れるようにしてもよい。
搬送ローラ2a、2bの上流側には、図示しないギアを介して搬送ローラ2a、プラテンローラ3およびインクリボンカセット8のリボン巻取リールのスプールを回転駆動させるステッピングモータ5が配置されており、リボンカセット8の一側(図1の左側)かつカッタ7の一側(図1の下側)には、図示しないギアを介して、サーマルヘッド6およびカッタ刃7aをそれぞれ退避位置から印刷位置ないし切断位置へ進出させるステッピングモータ9が配置されている。
図1には、長尺状の印刷媒体M(以下、長尺媒体Mという。)が装着された状態が示されている。この例に則して説明すると、印刷時には、インクリボンカセット8のインクリボンRを挟んでサーマルヘッド6を長尺媒体Mに圧接するとともに、サーマルヘッド6を構成する発熱素子を選択的に発熱させることでインクリボンRのインクを溶融して長尺媒体Mに文字列を1ライン(行)または数ラインずつ印刷する。また、サーマルヘッド6による印刷が完了し所定長さ下流側に搬送した時点でカッタ7を作動(退避位置から進出位置に移動)させることで、オペレータが所望する長さの長尺媒体Mを得る。なお、ラベルプリンタ1は、所定時間経過後、未印刷の長尺媒体Mを搬送ローラ2a、2b側へ自動的に巻き戻すように設定されている。
ラベルプリンタ1は、アタッチメント部10に装着するアタッチメントを変更することにより、各種長尺媒体に対して印刷および切断処理が可能に構成されている。図2は、ラベルカセットとチューブ用アタッチメントの構成の一例を示している。例えば、図2(A)に示すラベルカセット11をアタッチメント部10に装着した場合、カセット内部から剥離紙付ラベルが引き出され、当該ラベルに対して印刷および切断処理を行うことができる。また、図2(B)に示すチューブアタッチメント12をアタッチメント部10に装着した場合、チューブ挿入口12aからチューブを挿入することにより、当該チューブに対して印刷および切断処理を行うことができる。
図3に示すように、制御部15は、中央処理装置として高速で機能するCPU、ラベルプリンタ1の基本制御プログラムおよびプログラムデータを格納したROM、CPUのワークエリアとして機能するRAM等を有しており、これらCPU、ROM、RAMは内部バスで接続されている。
制御部15には外部バスが接続されている。外部バスには、入力部13の入力制御部、表示部14の表示制御部、印刷部20のサーマルヘッド6、ステッピングモータ5、9の動作を制御するドライバ18、各種センサからの情報を制御するセンサ制御部19が接続されている。ドライバ18には上述したステッピングモータ5、9が接続されており、センサ制御部19には各種センサが接続されている。また、制御部15は図示しないバッファやインターフェースを有しており、外部バスを介して、例えば、パーソナルコンピュータ等の上位機器に接続可能である。このため、オペレータは入力部13からの入力に代えて、パーソナルコンピュータからの入力も可能であり、さらに、RAMカード等の外部記憶装置を装着することで外部記憶装置に格納されたデータの利用も可能である。
(動作)
次に、フローチャートを参照して、本実施形態のラベルプリンタ1の動作を、表示部14の動作を中心にCPUを主体として説明する。以下では、説明を簡単にするために、3行以内の入力がなされるものとして説明する。なお、ラベルプリンタ1に電源が投入されると、ROMに格納されたプログラムおよびプログラムデータをRAMに展開するとともに、各種センサを介して上述した各部が所定のホーム位置にあるかを確認し、ホーム位置にない場合にはホーム位置に移動させる復帰処理を含む初期設定処理を行った後、表示部14に入力部13から入力された文字列を表示するための入力表示ルーチンを実行する。
図5に示すように、入力表示ルーチンでは、まず、ステップ102において、入力部13のキーから入力がなされるまで待機する。入力部13のキーから入力がなされると、次のステップ104において、行数入力か否かを判断し、肯定判断のときは、ステップ106(後述)に進み、否定判断のときは、次のステップ108において、(入力の)終了命令が入力されたか否かを判断する。ステップ108で肯定判断のときは、入力表示ルーチンを終了し、否定判断のときは、次のステップ110において、リターンキーにより改行命令が入力されたか否かを判断する。
ステップ110での判断が肯定のときは、次のステップ114において、改行命令による改行が3行目に該当するか否かを判断し、否定判断のときおよびステップ110での判断が否定のときはステップ112に進み、肯定判断のときは、ステップ116に進む。
ここで、図6〜図9を参照して、ステップ112、116での処理の詳細について例示する。図6(A)は、オペレータが入力部13を介して1行目のデータを入力する際の文字列が表示部14に表示された状態を模式的に表している。表示部14には、オペレータが特に文字サイズを変更しない限り、入力したデータが変換された後、縦16ドット×横16ドットの文字(以下、標準サイズ文字という。)で表示される。図6(A)では、「あ」、「い」、「う」、「え」の文字を入力し、次の文字を入力する前の状態を示している。すなわち、カーソルは「え」の文字の後に表示される。1行目の入力では、文字情報表示エリア14Bのうち、縦方向で中央の16ドットが使用され、上下の8ドットは未使用領域となる(図4も参照)。
標準サイズ文字が使用される場合、文字情報表示エリア14Bには、10文字の文字列が表示可能であるが、うち1文字はカーソルを表示するため、入力する際、実質的には、カーソルを含む9文字が表示される(図6(B)参照)。図6(C)は、10文字目の文字「こ」を入力した際のスクロール状態を模式的に示したものであり、文字情報表示エリア14Bには「あ」がオーバーフローした状態が示されている。同様に、連続して(同じ1行目で)、文字の入力が可能であるが、図6(D)は、オペレータが、14文字目の文字「せ」を入力した後、15文字目で改行命令を入力した状態を示している。
図7(A)は、CPUが改行命令を把握し、カーソルの位置を2行目に移動させた状態を示している。入力された「さ」、「し」、「す」、「そ」はスクロールされた結果、文字情報表示エリア14Bからオーバーフローした状態が示されている。オペレータは1行目と同様に続いて2行目に文字の入力が可能である(図7(B)参照)。図7(C)はこのようにして順に平仮名を入力していったときの状態を示しており、図7(D)は改行命令を入力が入力された状態を示している。
従って、ステップ112では、入力部13から入力されたデータを取り込み、表示部14に文字を表示するとともに、カーソルを次の入力位置に移動させる処理が行われる。なお、上述した標準サイズ文字が使用される場合には、表示部14に、1行目、2行目とも縦16ドット、横16ドットの文字を表示する。
図8(A)は、CPUが改行命令を把握し、カーソルの位置を3行目に移動させた状態を示している。ここで着目すべき点は、カーソルが位置する3行目は圧縮されず(縦16ドット、横16ドットの標準サイズ文字で表示され)、1行目、2行目の文字がそれぞれ縦8ドット、横16ドットで表示され、縦方向に圧縮されている点である。図8(B)はこの点をより分かりやすく表している。換言すれば、CPUは、カーソルが位置する行の文字列が他の行に位置する文字列に対して相対的に大きく表示されるように表示部14を制御する。従って、上述したステップ116では、ステップ112での処理に加えこのような圧縮処理が行われる。すなわち、CPUは、ステップ116において、表示部14の文字情報表示エリア14B内で標準サイズ文字が何行(本例では2行)表示可能かを算出しておき(算出済のテーブルやプログラムデータを参照するようにしてもよく、このような態様も「算出しておき」に含まれる。)、入力部13から入力された文字列の行数が、算出しておいた行数を越えると判断したときに、カーソルが位置する文字列の行以外の行を圧縮表示するように表示部14を制御する。
以上の説明は入力モードによる入力の場合であるが、オペレータは入力部13の所定キーを押下することにより、既に入力された文字(列)や配置を編集(修正)するために、挿入/上書モード(編集モード)を選択することができる。図9は、オペレータが、編集モードを選択した後、カーソルを2行目に移動させた状態を示している。カーソルが位置する2行目の文字列は圧縮されず(縦16ドット、横16ドットの標準サイズ文字で表示され)、1行目、3行目の文字がそれぞれ縦8ドット、横16ドットで表示され、縦方向に圧縮される。なお、カーソルが1行目または3行目に移動したときも同じである。
一方、ステップ106では上記とは別の処理が実行される。例えば、入力部13から「1行」が入力された場合は、表示部14には、図6(A)〜(C)に示したように表示され、「2行」が入力された場合は、図7(A)〜(C)に示したように表示される。図10は、入力部13から「3行」が入力された場合を示しており、図10(A)はオペレータが1行目を入力中の状態、図10(B)は2行目を入力中の状態、図10(C)は3行目を入力中の状態をそれぞれ模式的に示している。これらを比較して分かるように、CPUは、カーソルが位置する行の文字列を圧縮せず、カーソルが位置しない他の行の文字列を圧縮する処理を行っている。なお、文字列を入力した後に再び行数を入力するようにしてもよい。
ステップ112、116での処理がそれぞれ終了すると、入力表示ルーチンはステップ102へ戻る。これにより、入力表示ルーチンでは、入力部13から入力された文字が文字列を構成するように1文字ずつ表示部14に表示される。なお、入力表示ルーチンが終了すると、CPUは印刷媒体に入力部13から入力(編集)された文字列を印刷する印刷ルーチンを実行した後、カッタ7による印刷媒体の切断、並びに、プラテンローラ3および搬送ローラ2を逆転させて印刷媒体を巻き戻す切断/巻き戻しルーチンを実行するが、これらの詳細については本発明とは直接は関連しないので、その詳細説明を省略する。
(作用等)
次に、本実施形態のラベルプリンタ1の作用、効果等について説明する。
本実施形態のラベルプリンタ1では、制御部15が、カーソルで表示された入力位置の行に位置する文字列が他の行または列に位置する文字列に対して相対的に大きく表示されるように表示部14を制御する。このため、ラベルプリンタ1によれば、オペレータは、入力ないし編集している行が一目で分かるとともに、文字列の上下関係を容易に把握することができる。
また、本実施形態のラベルプリンタ1では、制御部15が、表示部14の文字情報表示エリア14B内で標準サイズ文字が何行表示可能かを算出しておき、入力部13から入力された文字列の行数が、算出しておいた行数を越えると判断したときに、カーソルが位置する文字列の行以外の行を圧縮表示するように表示部14を制御する(ステップ116)。従って、ラベルプリンタ1によれば、表示部14のLCDの表示面積が小さくとも、入力ないし編集している行が一目で分かるとともに、文字列の上下関係を容易に把握することができる。
さらに、本実施形態のラベルプリンタ1では、圧縮する際に、縦方向の一方向のみ文字列を圧縮して表示する。このため、オペレータは、縦方向および横方向の双方を圧縮する従来技術に比べ、表示部14に表示された文字を把握しやすい。
なお、本実施形態では、カーソルが位置する行以外の行の文字列を圧縮表示するように表示部14を制御する例を示したが、カーソルが位置する行以外の行の文字列を圧縮表示せずそのままとし、カーソルが位置する行の文字列を拡大表示するようにしてもよい。その際、縦方向および横方向の双方拡大でも、一方拡大でもよい。さらに、本実施形態では、横長の表示部14および行方向での改行を例示したが、本発明はこれに限らず、縦長の表示部を用い列方向での改行を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップ104、106の処理において、図10に示したように、予め行数を設定しておき、設定された行数に従って文字列を表示部14に表示する例を示したが、本発明はこれに制約されず、図6〜8に示す場合と同様に、CPUは、表示部14における文字列の表示可能領域の中で標準サイズ文字が何行表示可能かを算出し、設定された行数または列数が該算出した行数または列数を越えるかを判断しておき、越えると判断し、かつ、設定された文字列の行数が算出した行数を越えたときに、カーソルで表示された入力位置の行に位置する文字列が他の行または列に位置する文字列に対して相対的に大きく表示されるように表示部14を制御するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、説明を簡単にするために、表示部14の最大表示行を3行目とした例を示したが、本発明はこれに制約されるものではなく、最大表示行を4行以上としてもよい。例えば、最大表示行を4行とした場合に、上記例に則して説明すれば、カーソルが位置する行の文字列の縦方向を16ドットとし、カーソルが位置しない行の文字列の縦方向をInt[(32ドット−16ドット)÷(4行−1行)]=5ドットに圧縮するようにしてもよい。このとき、縦方向で文字列が表示される領域は、16ドット+5ドット×3行=31ドットとなり、1ドット分未使用領域となるが、その未使用領域は文字情報表示エリア14Bの上下のいずれかに位置付けるようにしもよい。
本発明は小さな表示部であっても文字列の上下関係を把握しやすい表示装置および該表示装置を備えた印刷装置を提供するものであるため、表示装置および印刷装置の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
本発明が適用可能な実施形態のラベルプリンタの外観図である。 実施形態のラベルプリンタのアタッチメント部に装着可能なアタッチメントを示し、(A)はラベルカセット、(B)はチューブ用アタッチメントの平面図を示す。 実施形態のラベルプリンタの制御部および接続系統を示すブロック図である。 本実施形態のラベルプリンタの表示部のLCDにおける各表示エリアを示す説明図である。 本実施形態のラベルプリンタの制御部のCPUが実行する入力表示ルーチンのフローチャートである。 文字情報表示エリアに1行の文字列が表示される場合の説明図であり、(A)はカーソルが中央にあるとき、(B)はカーソルが10文字目にあるとき、(C)は文字列が表示可能領域を越えたときのオーバーフロー状態およびカーソル位置、(D)は改行命令が入力される状態を示す。 文字情報表示エリアに2行の文字列が表示される場合の説明図であり、(A)はカーソルが2行目の1文字目にあるとき、(B)はカーソルが中央にあるとき、(C)はは文字列が表示可能領域を越えたときのオーバーフロー状態およびカーソル位置、(D)は改行命令が入力される状態を示す。 文字情報表示エリアに3行の文字列が表示される場合の説明図であり、(A)はカーソルが3行目に移動したとき、(B)は3行目を入力中の状態を示す。 文字情報表示エリアに編集モードで3行の文字列が表示され、カーソルが2行目に位置する状態の説明図である。 文字情報表示エリアに3行の文字列の入力が設定された場合の説明図であり、(A)はカーソルが1行目にあるとき、(B)はカーソルが2行目にあるとき、(C)はカーソルが3行目にあるときを示す。
符号の説明
1 ラベルプリンタ(印刷装置)
2a、2b 搬送ローラ(搬送手段の一部)
3 プラテンローラ(印刷手段の一部、搬送手段の一部)
4 ピンチローラ(搬送手段の一部)
6 サーマルヘッド(印刷手段の一部)
11 ラベルカセット(印刷媒体)
13 入力部(入力手段、設定手段
14 表示部(表示手段)
15 制御部(制御手段)
20 印刷部(印刷手段)
M 長尺媒体(印刷媒体の一部)

Claims (3)

  1. 複数行または複数列の文字列を表示可能な表示装置において、
    前記文字列のデータを入力するための入力手段と、
    前記入力手段で入力されたデータによる文字列と、前記入力手段によるデータの入力位置を表すカーソルとを表示する表示手段と、
    前記入力手段で入力されるデータによる文字列の行数または列数を予め設定するための設定手段と、
    前記表示手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記表示手段における前記文字列の表示可能領域中で所定の大きさの文字が何行または何列表示可能かを算出するかまたは算出結果を予め記憶しておき、前記設定手段で設定された行数または列数が該算出または記憶しておいた行数または列数を越えるか否かを判断し、
    越えないと判断した場合には、前記設定手段で設定された行数または列数が1のときは前記カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列が前記表示可能領域中の縦方向または横方向の中央部に表示されるように前記表示手段を制御し、前記設定手段で設定された行数または列数が2以上のときは前記カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列が前記中央部とは異なる位置に表示されるように前記表示手段を制御し、
    越えると判断した場合には、前記複数行または複数列のうち、前記カーソルで表示された入力位置の行または列に位置する文字列に対し、他の行または列に位置する文字列が縦方向および横方向のいずれか一方向にのみ圧縮して表示されるように前記表示手段を制御する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記印刷媒体に所定の印刷を行う印刷手段とを備えた印刷装置において、請求項1に記載の表示装置をさらに備えたことを特徴とする印刷装置。
  3. 前記印刷手段は、前記入力手段で入力されたデータによる文字列を印刷することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
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