JPH07261720A - 情報表示装置および情報表示制御方法 - Google Patents

情報表示装置および情報表示制御方法

Info

Publication number
JPH07261720A
JPH07261720A JP6047560A JP4756094A JPH07261720A JP H07261720 A JPH07261720 A JP H07261720A JP 6047560 A JP6047560 A JP 6047560A JP 4756094 A JP4756094 A JP 4756094A JP H07261720 A JPH07261720 A JP H07261720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
information
display device
display
information display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6047560A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Sekido
哲 関戸
Takahide Ito
高英 伊藤
Shinpei Nagatani
真平 永谷
Toshiaki Suzuki
俊明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6047560A priority Critical patent/JPH07261720A/ja
Publication of JPH07261720A publication Critical patent/JPH07261720A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動を受ける環境で情報表示装置を使用する
場合にも、表示画面が認識し易く、且つ、視聴者に疲労
感を与えない情報表示装置および情報表示制御方法を提
供する。 【構成】 振動感知手段2により、情報表示装置の受け
る振動を感知して振動情報を求め、この振動情報に基づ
き、振動を受けない物体と情報表示装置の表示画像との
相対的位置が変化しないように表示画面制御手段3によ
り表示画像を制御するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動環境下で使用する情
報表示装置および情報表示制御方法に関し、特に、移動
物体に載置される情報表示装置等において、振動環境下
で当該情報表示装置を使用する場合にも、表示画面が認
識し易く、且つ視聴者に疲労感を与えない、快適な使用
環境を実現できる情報表示装置および情報表示制御方法
に関する。
【0002】近年、電子機器の小型軽量化に伴い、ディ
スプレイの分野でも可搬性に優れた表示装置が開発さ
れ、携帯用のノートパソコンや車載テレビ等に応用され
ている。
【0003】しかし、移動中での情報表示装置の使用
は、使用する人間の振動や、自動車、電車等の移動手段
の振動等が伴うため、表示内容が認識し難かったり、認
識できたとしても視聴者に極度の疲労をもたらすことが
多い。
【0004】このため、振動を受ける環境下においても
無理なく表示を認識し、且つ視聴者の疲労が少ない情報
表示装置の開発が要求されている。
【0005】
【従来の技術】従来の情報表示装置は、振動環境下での
使用は考慮されておらず、現在のような可搬性に優れた
表示装置が開発された状況でも、振動に対する対策は採
られていないのが実情である。振動に対する表示画像の
対策としては、近年に見られる手振れ防止機能の付いた
ハンディタイプのビデオカメラに多く見られる。
【0006】これらは、例えば撮像装置にフレームメモ
リを備え持ち、瞬間の画像と1つ前の画像を比較してそ
のずれを補正するものである。その補正方法としては、
レンズの向きを調整したり、記録する画像の切り出し枠
を振動に合わせて変える等の手法がある。
【0007】ところが、これらの対策は振動を受けた画
像を装置が認識するための対策であるため、装置を使う
人間に対しての振動対策とはならず、情報表示装置とし
ての振動対策は依然有効な対策が提唱されていないとい
う状況である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、振動を受ける
環境で従来の情報表示装置を使用する場合には、装置の
振動と共に表示画面が振動するために、装置を見る人間
には表示画面の認識ができなかったり、或いは、振動画
面を長時間見つめることで疲労を受けるといった問題が
生じていた。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、振動を受ける環境で当該情報表示装置を使
用する場合にも、表示画面が認識し易く、且つ、視聴者
に疲労感を与えない情報表示装置および情報表示制御方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴の情報表示装置は、図1に示す
如く、当該情報表示装置の受ける振動を感知して振動情
報を出力する振動感知手段2と、前記振動情報に基づ
き、前記振動を受けない物体(例えば、観視者)と当該
情報表示装置の表示画像との相対的位置が変化しないよ
うに表示画像を制御する表示画面制御手段3とを有して
構成する。
【0011】また、本発明の第2の特徴の情報表示装置
は、請求項1に記載の情報表示装置において、前記表示
画面制御手段3は、前記振動情報が一定値を超える場合
には表示画像を変化させない。
【0012】また、本発明の第3の特徴の情報表示装置
は、当該情報表示装置の受ける振動を感知して振動情報
を出力する振動感知手段2と、前記振動情報に基づき、
振動環境下では当該情報表示装置の表示画像において、
隣接する画素間で混色制御する表示画面制御手段3とを
有して構成する。
【0013】また、本発明の第4の特徴の情報表示装置
は、当該情報表示装置の受ける振動を感知して振動情報
を出力する振動感知手段2と、前記振動情報に基づき、
振動環境下では当該情報表示装置の表示画像における所
定の区域を拡大表示する表示画面制御手段3とを有して
構成する。
【0014】また、本発明の第5の特徴の情報表示装置
は、当該情報表示装置の受ける振動を感知して振動情報
を出力する振動感知手段2と、前記振動情報に基づき、
振動環境下では当該情報表示装置の表示画像における情
報量を減らして表示を簡略化する表示画面制御手段3と
を有して構成する。
【0015】更に、本発明の第6の特徴の情報表示装置
は、フロントガラス等に情報を表示させる移動物体に載
置される情報表示装置において、当該情報表示装置の受
ける振動を感知して振動情報を出力する振動感知手段2
と、前記振動情報に基づき、振動環境下では当該情報表
示装置の表示画面が背景と共に動くように表示位置を制
御する表示画面制御手段3とを有して構成する。
【0016】尚、本発明の第1、第2、第3、第4、第
5、または第6の特徴の情報表示装置を、相互に任意に
組合せて構成してもよい。また、請求項7記載の発明
は、情報表示装置の受ける振動を感知して振動情報を求
め、この振動情報に基づき、振動を受けない物体と情報
表示装置の表示画像との相対的位置が変化しないように
表示画像を制御するように構成する。
【0017】
【作用】本発明の第1及び第2の特徴の情報表示装置で
は、図1に示す如く、振動感知手段2により当該情報表
示装置の受ける振動を感知し、振動感知手段2が出力す
る振動情報に基づいて、表示画面制御手段3では、振動
を受けない物体と当該情報表示装置の表示画像との相対
的位置が変化しないように、また、前記振動情報が一定
値を超える場合には表示画像を変化させないように表示
画像を制御することとしている。
【0018】このように、情報表示装置が振動を受けて
も振動を受けない物体(観視者等)と表示画面との相対
的位置が変化せず、また、振動情報が一定値を超える比
較的大きい振動の場合には表示画像をそのまま変化させ
ないようにするので、視聴者は振動環境下で変化する表
示画面を追いかけるために表示画像を注意を凝らして見
る必要がなく、振動環境下でも表示画像が認識し易く、
且つ、視聴者に疲労感を与えることがなくなり、快適な
使用環境を提供するものとなる。
【0019】また、本発明の第3の特徴の情報表示装置
では、振動感知手段2により当該情報表示装置の受ける
振動を感知し、振動感知手段2が出力する振動情報に基
づいて、表示画面制御手段3により、振動環境下では当
該情報表示装置の表示画像の隣接する画素間で混色制御
するようにしている。
【0020】このように、振動環境下では表示画像を意
識的にぼやけさせるので、振動の際の揺れが認識されに
くくなり、視聴者に疲労感を与えることがなくなり、快
適な使用環境を提供することができる。
【0021】また、本発明の第4の特徴の情報表示装置
では、振動感知手段2により当該情報表示装置の受ける
振動を感知し、振動感知手段2が出力する振動情報に基
づいて、表示画面制御手段3により、振動環境下では当
該情報表示装置の表示画像における所定の区域を拡大表
示するようにしている。
【0022】このように、振動環境下では、必要とされ
るような所定の表示範囲を拡大表示するので、振動環境
下でも必要な情報を無理なく得ることができ、視聴者の
疲労を抑制でき、快適な使用環境を実現できる。
【0023】また、本発明の第5の特徴の情報表示装置
では、振動感知手段2により当該情報表示装置の受ける
振動を感知し、振動感知手段2が出力する振動情報に基
づいて、表示画面制御手段3により、振動環境下では当
該情報表示装置の表示画像における情報量を減らして表
示を簡略化するようにしている。
【0024】このように、振動環境下では必要としない
表示画像部分は表示されず、必要とされる情報のみの簡
略化された表示画像を表示するので、振動環境下でも必
要な情報を無理なく得ることができ、視聴者の疲労を抑
制でき、快適な使用環境を実現できる。
【0025】また、本発明の第6の特徴の情報表示装置
では、フロントガラス等に情報を表示させる移動物体に
載置される情報表示装置において、振動感知手段2によ
り当該情報表示装置の受ける振動を感知し、振動感知手
段2が出力する振動情報に基づいて、表示画面制御手段
3により、振動環境下では当該情報表示装置の表示画面
が背景と共に動くように表示位置を制御するようにして
いる。
【0026】これにより、外の風景に対する表示画面の
位置が常に一定であるので、表示画像が認識し易くな
り、視聴者に疲労感を与えることもなく、快適な使用環
境を提供できる。
【0027】更に、本発明の第1、第2、第3、第4、
第5、または第6の特徴の情報表示装置を相互に任意に
組合せて構成することにより、それぞれの効果を合わせ
て享受することができる。
【0028】C? また、請求項7記載の発明によれば、情報表示装置が振
動を受けても振動を受けない物体(観視者等)と表示画
面との相対的位置が変化せず、また、振動情報が一定値
を超える比較的大きい振動の場合には表示画像をそのま
ま変化させないようにするので、視聴者は振動環境下で
変化する表示画面を追いかけるために表示画像を注意を
凝らして見る必要がなく、振動環境下でも表示画像が認
識し易く、且つ、視聴者に疲労感を与えることがなくな
り、快適な使用環境を提供するものとなる。
【0029】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、以下で説明する本発明の第1、第
2、第3、及び第4実施例に係る情報表示装置および情
報表示制御方法の基本的構成図である。
【0030】同図において、情報表示装置は、当該情報
表示装置の受ける振動を感知して振動情報を出力する振
動情報作成部2と、前記振動情報に基づき、表示画像を
制御する表示画面制御部3と、表示部1とから構成され
ている。
【0031】表示部1は、CRT、液晶表示パネル、ま
たはプラズマディスプレイパネル等何れの表示手段でも
よいが、図1に示した例では、液晶表示パネル11を使
用している。また表示部1は、液晶表示パネル11のデ
ータ線を駆動制御するデータドライバ13と、液晶表示
パネル11のゲート線を駆動制御するゲートドライバ1
5とを具備している。
【0032】振動情報作成部2は、当該情報表示装置の
受ける振動を変位として捕らえる振動検出センサ等の振
動感知機能回路21と、検出した変位情報Xdif を画像
情報に関するドット・ラインの変位情報DLdif に変換
する振動情報変換回路23とを具備している。
【0033】更に、表示画面制御部3は、ドット・ライ
ン変位情報DLdif に基づいてデータの位置及びデータ
の種類を、ドット単位またはライン単位で制御して、振
動の影響を補正するものである。
【0034】また表示画面制御部3は、液晶表示パネル
11に表示すべき画像データDataを、ドット・ライ
ン変位情報Ddif に基づいて補正してデータドライバ1
3に供給するデータ制御回路31と、図示しない水平同
期信号、垂直同期信号、及びクロック信号等の制御信号
群とドット・ライン変位情報DLdif に基づき、データ
ドライバ13及びゲートドライバ15を制御する制御信
号を生成する制御信号作成回路33とを具備している。第1実施例 図2に本発明の第1実施例に係る表示制御の説明図を示
す。図2は振動を受ける場合の表示パネル11上の表示
画面の遷移を示し、図2(a)は振動を感知していない
時の表示画面、図2(b)は当該情報表示装置が振動を
受けた場合の表示画面、図2(c)は振動が治まった後
の表示画面である。
【0035】尚、図2に示す説明図では、情報表示装置
の振動による変位方向が上方向である場合の例を示して
いるが、変位方向は垂直方向のみならず、水平方向ある
いはその組合わせである斜め方向についても本発明は適
用される。図中、41は表示パネル11の外枠を示し、
201は表示画像の一例である。
【0036】本実施例の表示画面制御部3においては、
振動情報変換回路23が出力するドット・ライン変位情
報DLdif に基づいて、視聴者等の振動を受けない物体
と当該情報表示装置の表示画像との相対的位置が変化し
ないように表示画像を制御する。なお、ここでいう相対
位置とは、例えば、振動発生前の目線位置と振動発生時
の表示画像の目線に対する振動方向における変位のこと
である。
【0037】図2(b)に示すように、本実施例の情報
表示装置に振動が加わると、表示パネルの外枠41は当
該装置と一緒に変位するが、表示画像201については
その所定の位置が変わらないように表示パネル11上で
の表示位置を変える。
【0038】つまり、振動情報作成部2において、振動
情報変換回路23が、振動感知機能回路21からの変位
情報Xdif に基づき、ドット・ラインの変位情報DL
dif に変換し、更に、表示画面制御部3において、ドッ
ト・ライン変位情報DLdif に基づいて、視聴者と表示
画像との相対的位置が変化しないように、変位分だけ表
示画像201変位方向と逆方向にずらして表示すること
により、上記表示画像の補正制御が実現される。
【0039】これにより、表示パネル11上には変位分
の非データ表示領域が現れることになるが、表示画面制
御部3では、該領域に対してダミー・データ(例えば、
非表示領域色データ)を表示データに加え、図2(b)
中のダミー・データ202の表示を行う。
【0040】本実施例における表示画像の補正制御は、
視聴者である人間の目の残像現象を利用するものであ
り、情報表示装置本体が揺れても視聴者と表示画面との
相対的位置が変化しないので、振動環境下でも表示画面
が認識し易く、且つ、視聴者に疲労感を与えることはな
い。第2実施例 図3に本発明の第2実施例に係る表示制御の説明図を示
す。図3(a)は表示画像の補正制御を行わない小振動
の場合の表示画面の遷移を示し、図3(a−イ)は振動
を感知していない時の表示画面、図3(a−ロ)は振動
を受けた場合の表示画面、図3(a−ハ)は振動が治ま
った後の表示画面である。また、図3(b)は表示画像
の補正制御を行う大振動の場合の表示画面の遷移を示
し、図3(b−イ)は振動を感知していない時の表示画
面、図3(b−ロ)は振動を受けた場合の表示画面、図
3(b−ハ)は振動が治まった後の表示画面である。
【0041】尚、図3に示す説明図では、情報表示装置
の振動による変位方向が上方向である場合の例を示して
いる。図中、41は表示パネル11の外枠を示し、30
1〜303は表示画像の一例である。
【0042】本実施例の表示画面制御部3においては、
振動情報変換回路23が出力するドット・ライン変位情
報DLdif に基づいて、ドット・ライン変位情報DL
dif が一定値を超える場合には表示画像を変化させない
ように表示画像を制御する。
【0043】図3(a−ロ)及び(b−ロ)に示すよう
に、情報表示装置が振動を受けると、表示パネルの外枠
41は当該装置と一緒に上方向に変位する。この時、表
示画像については、比較的小さい振動の場合には特に表
示補正の制御をすることなく、表示画像301から30
2に表示画像を変化させるが、比較的大きい振動の場合
には表示補正制御を行って、表示画像301をそのまま
変化させない。
【0044】つまり、表示画面制御部3において、振動
情報変換回路23から供給されるドット・ライン変位情
報DLdif が一定値(例えば、表示画面の高さの1/
n)を超える場合には、表示画像の書換えを行わないよ
うに制御信号作成回路33から出力される制御信号の発
振を止めることにより、上記表示画像の補正制御が実現
される。
【0045】本実施例の情報表示装置における表示画像
の補正制御は、比較的大きい振動の場合には表示画像を
そのまま変化させないようにするので、視聴者は振動環
境下で変化する表示画面を追いかけるために表示画像を
注意を凝らして見る必要がなく、表示画面が認識し易
く、且つ、視聴者に疲労感を与えることはない。特に、
高速で表示内容が変化する場合等には、その効果は大き
い。第3実施例 図4に本発明の第3実施例に係る表示制御の説明図を示
す。図4は振動を受ける場合の表示パネル11上の画素
単位での表示の遷移を示し、図4(a)は振動を感知し
ていない時の画素の表示、図4(b)は振動を受けた場
合の画素の表示である。
【0046】尚、図4に示す説明図では、情報表示装置
の振動による変位方向が上方向である場合の例を示して
いる。また図中、401はデータ表示中の点灯画素、4
02は消灯画素、403はより輝度の低い点灯画素、4
04は更に輝度の低い点灯画素である。
【0047】本実施例の表示画面制御部3は、振動情報
変換回路23が出力するドット・ライン変位情報DL
dif に基づき、振動環境下では、表示パネル11上の表
示画像において隣接する画素間で混色制御して表示画像
の補正を行う。
【0048】図4(a)のように、連続した点灯画素4
01により表示画像上で線等を構成している場合に振動
が加わると、図4(b)に示すように、点灯画素401
に隣接する画素をより輝度の低い点灯画素403に、ま
た近傍の画素を更に輝度の低い点灯画素404にして、
隣接または近傍する画素間で混色した形で画素を点灯
し、見た目には点灯画素によって表示画像上で構成され
る線等がぼやけたように見える。
【0049】つまり、振動情報作成部2において、振動
情報変換回路23が、振動感知機能回路21からの変位
情報Xdif に基づき、ドット・ラインの変位情報DL
dif に変換し、更に、表示画面制御部3において、ドッ
ト・ライン変位情報DLdif に基づいて、ドット・ライ
ン毎に隣接するデータを混色することにより、上記表示
画像の補正制御が実現される。
【0050】また、上記表示画像の補正制御は、予め振
動環境下での使用を想定して「振動モード」に設定し、
該補正を振動モードが設定されている間、行うようにし
てもよい。
【0051】本実施例の情報表示装置における表示画像
の補正制御は、振動を受けた場合または振動モード設定
下では、表示画像を意識的にぼやけさせるので、振動の
際の揺れが認識されにくくなり、視聴者に疲労感を与え
ることはない。第4実施例 図5に本発明の第4実施例に係る表示制御の説明図を示
す。本実施例の情報表示装置は、近年製品化されている
車載等のナビゲーション・システムに使用されるもので
ある。
【0052】図5(a)は振動を受けた場合に表示画像
の補正制御として拡大表示を行う場合の表示画面の遷移
を示し、図5(a−イ)は振動を感知していない時の表
示画面、図5(a−ロ)は振動を受けた場合の表示画面
である。
【0053】尚、図5(a)に示す説明図では、情報表
示装置の振動による変位方向が上方向である場合の例を
示している。また図中、501は現在の位置を示す表示
シンボル、502は所定の表示範囲を表す。
【0054】本実施例の表示画面制御部3は、振動情報
変換回路23が出力するドット・ライン変位情報DL
dif に基づき、振動環境下では、表示パネル11上の表
示画像において所定の区域502を拡大表示する。
【0055】また、図5(b)は本実施例の情報表示装
置の変形例における表示制御の説明図であり、振動を受
けた場合に表示画像の補正制御として簡略表示を行う場
合の表示画面の遷移を示し、図5(b−イ)は振動を感
知していない時の表示画面、図5(b−ロ)は振動を受
けた場合の表示画面である。
【0056】尚、図5(b)に示す説明図では、情報表
示装置の振動による変位方向が上方向である場合の例を
示している。また図中、503は進行方向を表す表示シ
ンボルである。
【0057】本変形例の表示画面制御部3は、振動情報
変換回路23が出力するドット・ライン変位情報DL
dif に基づき、振動環境下では、表示パネル11上の表
示画像における情報量を減らして表示を簡略化する。
【0058】また、上記表示画像の補正制御は、予め振
動環境下での使用を想定して「振動モード」に設定し、
該補正を振動モードが設定されている間、行うようにし
てもよい。
【0059】本実施例の情報表示装置における表示画像
の補正制御は、振動を受けた場合または振動モード設定
下では、必要とされる表示範囲を拡大表示したり、或い
は必要としない表示画像部分(進路に関係ない地図)は
表示されず、必要とされる情報のみの簡略化された表示
画像を表示するので、振動環境下でも必要な情報を無理
なく得られることとなり視聴者の疲労が抑えられる。
【0060】また、本実施例のナビゲーション・システ
ムでは、運転席等のフロントガラスにナビゲーション用
の情報を投影表示させるような変形も可能である。この
場合、運転者は外の風景を見つめているため、振動に対
しても外の風景とのずれとして捕らえることから、表示
画像を認識し辛く、視聴者に疲労感を与えてしまう。
【0061】そこで、この第2変形例では、振動情報作
成部2の振動感知機能回路21において出力される変位
情報Xdif を、投影位置の補正に使い、外の風景に対す
る表示画面の位置が常に一定であるようにする。
【0062】これにより、表示画像を認識し易くするこ
とができ、視聴者に疲労感を与えることもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動感知手段により当該情報表示装置の受ける振動を感
知し、振動感知手段が出力する振動情報に基づいて、表
示画面制御手段では、振動を受けない物体と当該情報表
示装置の表示画像との相対的位置が変化しないように、
また、前記振動情報が一定値を超える場合には表示画像
を変化させないように表示画像を制御することとしたの
で、振動環境下でも振動を受けない物体(視聴者等)と
表示画面との相対的位置が変化せず、また、振動情報が
一定値を超える比較的大きい振動の場合には表示画像を
そのまま変化しないので、表示画像が認識し易く、且
つ、視聴者に疲労感を与えることがなくなり、快適な使
用環境を実現し得る情報表示装置を提供することができ
る。
【0064】また、本発明によれば、振動感知手段によ
り当該情報表示装置の受ける振動を感知し、振動感知手
段が出力する振動情報に基づいて、表示画面制御手段に
より、振動環境下では当該情報表示装置の表示画像の隣
接する画素間で混色制御して、表示画像を意識的にぼや
けさせることとしたので、振動の際の揺れが認識されに
くくなり、視聴者に疲労感を与えることがなくなり、快
適な使用環境を実現し得る情報表示装置を提供すること
ができる。
【0065】また、本発明によれば、振動感知手段によ
り当該情報表示装置の受ける振動を感知し、振動感知手
段が出力する振動情報に基づいて、表示画面制御手段に
より、振動環境下では当該情報表示装置の表示画像にお
ける所定の区域を拡大表示することとしたので、振動環
境下でも必要な情報を無理なく得ることができ、視聴者
の疲労を抑制でき、快適な使用環境を実現し得る情報表
示装置を提供することができる。
【0066】また、本発明によれば、振動感知手段によ
り当該情報表示装置の受ける振動を感知し、振動感知手
段が出力する振動情報に基づいて、表示画面制御手段に
より、振動環境下では当該情報表示装置の表示画像にお
ける情報量を減らして表示を簡略化することとしたの
で、振動環境下でも必要な情報を無理なく得ることがで
き、視聴者の疲労を抑制でき、快適な使用環境を実現し
得る情報表示装置を提供することができる。
【0067】また、本発明によれば、フロントガラス等
に情報を表示させる移動物体に載置される情報表示装置
において、振動感知手段により当該情報表示装置の受け
る振動を感知し、振動感知手段が出力する振動情報に基
づいて、表示画面制御手段3により、振動環境下では当
該情報表示装置の表示画面が背景と共に動くように表示
位置を制御することとしたので、外の風景に対する表示
画面の位置が常に一定となり、表示画像が認識し易くな
り、視聴者に疲労感を与えることもなく、快適な使用環
境を実現し得る情報表示装置を提供することができる。
【0068】更に、上記効果を総括すれば、本発明によ
れば、振動環境下においても表示画像を認知し易く、且
つ、視聴者に疲労を感じさせなくなる効果を奏し、情報
表示装置の使用環境範囲を広げることができ、係る情報
表示装置の用途向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2、第3、及び第4実施例に
係る情報表示装置の基本的構成図である。
【図2】第1実施例の情報表示装置における表示制御の
説明図であり、図2(a)は振動を感知していない時の
表示画面、図2(b)は当該情報表示装置が振動を受け
た場合の表示画面、図2(c)は振動が治まった後の表
示画面である。
【図3】第2実施例の情報表示装置における表示制御の
説明図であり、図3(a)は表示画像の補正制御を行わ
ない小振動の場合の表示画面の遷移を示し、図3(a−
イ)は振動を感知していない時の表示画面、図3(a−
ロ)は振動を受けた場合の表示画面、図3(a−ハ)は
振動が治まった後の表示画面であり、また、図3(b)
は表示画像の補正制御を行う大振動の場合の表示画面の
遷移を示し、図3(b−イ)は振動を感知していない時
の表示画面、図3(b−ロ)は振動を受けた場合の表示
画面、図3(b−ハ)は振動が治まった後の表示画面で
ある。
【図4】第3実施例の情報表示装置における表示制御の
説明図であり、図4(a)は振動を感知していない時の
画素の表示、図4(b)は振動を受けた場合の画素の表
示である。
【図5】第4実施例に係る情報表示装置における表示制
御の説明図であり、図5(a)は表示画像の補正制御と
して拡大表示する場合の説明図、図5(a−イ)は振動
を感知していない時の表示画面、図5(a−ロ)は振動
を受けた場合の表示画面であり、また、図5(b)は本
実施例の情報表示装置の変形例において表示画像の補正
制御として簡略表示する場合の説明図であり、図5(b
−イ)は振動を感知していない時の表示画面、図5(b
−ロ)は振動を受けた場合の表示画面である。
【符号の説明】
1…表示部 2…振動情報作成部(振動感知手段) 3…表示画面制御部(表示画面制御手段) 11…(液晶)表示パネル 13…データドライバ 15…ゲートドライバ 21…振動感知機能回路 23…振動情報変換回路 31…データ制御回路 33…制御信号作成回路 41…表示パネル11の外枠 201…表示画像 301〜303…表示画像 401…データ表示中の点灯画素 402…消灯画素 403…より輝度の低い点灯画素 404…更に輝度の低い点灯画素 501…現在の位置を示す表示シンボル 502…所定の表示範囲 503…進行方向を表す表示シンボル Xdif …変位情報 DLdif …ドット・ライン変位情報 Data…画像データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該情報表示装置の受ける振動を感知し
    て振動情報を出力する振動感知手段(2)と、 前記振動情報に基づき、前記振動を受けない物体と当該
    情報表示装置の表示画像との相対的位置が変化しないよ
    うに表示画像を制御する表示画面制御手段(3)とを有
    することを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示画面制御手段(3)は、前記振
    動情報が一定値を超える場合には表示画像を変化させな
    いことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 【請求項3】 当該情報表示装置の受ける振動を感知し
    て振動情報を出力する振動感知手段(2)と、 前記振動情報に基づき、振動環境下では当該情報表示装
    置の表示画像において、隣接する画素間で混色制御する
    表示画面制御手段(3)とを有することを特徴とする情
    報表示装置。
  4. 【請求項4】 当該情報表示装置の受ける振動を感知し
    て振動情報を出力する振動感知手段(2)と、 前記振動情報に基づき、振動環境下では当該情報表示装
    置の表示画像における所定の区域を拡大表示する表示画
    面制御手段(3)とを有することを特徴とする情報表示
    装置。
  5. 【請求項5】 当該情報表示装置の受ける振動を感知し
    て振動情報を出力する振動感知手段(2)と、 前記振動情報に基づき、振動環境下では当該情報表示装
    置の表示画像における情報量を減らして表示を簡略化す
    る表示画面制御手段(3)とを有することを特徴とする
    情報表示装置。
  6. 【請求項6】 フロントガラス等に情報を表示させる移
    動物体に載置される情報表示装置において、 当該情報表示装置の受ける振動を感知して振動情報を出
    力する振動感知手段(2)と、 前記振動情報に基づき、振動環境下では当該情報表示装
    置の表示画面が背景と共に動くように表示位置を制御す
    る表示画面制御手段(3)とを有することを特徴とする
    情報表示装置。
  7. 【請求項7】 情報表示装置の受ける振動を感知して振
    動情報を求め、この振動情報に基づき、振動を受けない
    物体と情報表示装置の表示画像との相対的位置が変化し
    ないように表示画像を制御することを特徴とする情報表
    示制御方法。
JP6047560A 1994-03-17 1994-03-17 情報表示装置および情報表示制御方法 Withdrawn JPH07261720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6047560A JPH07261720A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 情報表示装置および情報表示制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6047560A JPH07261720A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 情報表示装置および情報表示制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07261720A true JPH07261720A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12778596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6047560A Withdrawn JPH07261720A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 情報表示装置および情報表示制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07261720A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6317114B1 (en) 1999-01-29 2001-11-13 International Business Machines Corporation Method and apparatus for image stabilization in display device
JP2005306268A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車載情報提供装置および車載情報提供装置の制御方法
JP2008048035A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sharp Corp 携帯型映像表示装置
JP2008226239A (ja) * 1996-05-22 2008-09-25 Geovector Corp 感知された状況に応じて電気デバイスを制御する方法及び装置
JP2008225378A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置及び表示制御プログラム
WO2009118835A1 (ja) * 2008-03-26 2009-10-01 富士通株式会社 画像表示処理装置、画像表示処理方法および画像表示処理プログラム
JP2013072891A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Canon Inc 画像表示装置およびその制御方法
US9009505B2 (en) 1996-05-22 2015-04-14 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for controlling the operational mode of electronic devices in response to sensed conditions

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008226239A (ja) * 1996-05-22 2008-09-25 Geovector Corp 感知された状況に応じて電気デバイスを制御する方法及び装置
US9009505B2 (en) 1996-05-22 2015-04-14 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for controlling the operational mode of electronic devices in response to sensed conditions
US6317114B1 (en) 1999-01-29 2001-11-13 International Business Machines Corporation Method and apparatus for image stabilization in display device
JP2005306268A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Nissan Motor Co Ltd 車載情報提供装置および車載情報提供装置の制御方法
JP4501518B2 (ja) * 2004-04-23 2010-07-14 日産自動車株式会社 車載情報提供装置および車載情報提供装置の制御方法
JP2008048035A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sharp Corp 携帯型映像表示装置
JP4673810B2 (ja) * 2006-08-11 2011-04-20 シャープ株式会社 携帯型映像表示装置
JP2008225378A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置及び表示制御プログラム
US8279246B2 (en) 2007-03-15 2012-10-02 Casio Computer Co., Ltd. Display control apparatus for enhancing the visibility of displayed information
WO2009118835A1 (ja) * 2008-03-26 2009-10-01 富士通株式会社 画像表示処理装置、画像表示処理方法および画像表示処理プログラム
JP2013072891A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Canon Inc 画像表示装置およびその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6317114B1 (en) Method and apparatus for image stabilization in display device
US10534428B2 (en) Image processing device and image processing method, display device and display method, and image display system
EP2054761B1 (en) Spatially masked update for electronic paper displays
TWI354264B (en) Video display device and method for video display
CN101421775B (zh) 显示设备和显示方法
US7982768B2 (en) Driver-assisting apparatus
JP2012520606A5 (ja)
WO2006095573A1 (ja) 携帯端末装置
KR20190022099A (ko) 영상 생성 방법과 이를 이용한 표시장치
JPH07261720A (ja) 情報表示装置および情報表示制御方法
JP2004128712A (ja) 携帯端末装置
JP2003050574A (ja) 画像処理システム、画像表示装置、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JP2006349989A (ja) 画像表示装置およびプロジェクタ
JP3727961B2 (ja) 頭部装着型表示装置
JP2002123242A (ja) 画像表示装置
JP2008158102A (ja) 表示装置
JPH07261727A (ja) 情報表示装置
JP2638444B2 (ja) 頭部搭載型画像表示装置
JP4696825B2 (ja) 車両用死角映像表示装置
JP4153361B2 (ja) 画像表示装置
JPH0736421A (ja) 画像表示装置
JP2020160124A (ja) ディスプレイシステムおよび自動車
JPH11202257A (ja) ディスプレイ装置および映像体感装置
KR102569715B1 (ko) 헤드 마운티드 디스플레이에서의 vr 멀미 저감 방법 및 장치와 그를 이용한 헤드 마운티드 디스플레이
CN113986165B (zh) 显示控制方法、电子装置及可读存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605