JPH07261727A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JPH07261727A
JPH07261727A JP5564694A JP5564694A JPH07261727A JP H07261727 A JPH07261727 A JP H07261727A JP 5564694 A JP5564694 A JP 5564694A JP 5564694 A JP5564694 A JP 5564694A JP H07261727 A JPH07261727 A JP H07261727A
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margin
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JP5564694A
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Kazuhide Nishiyama
一秀 西山
Shigeto Osuji
成人 大條
Masayuki Inoue
雅之 井上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報表示装置が振動しても、情報表示装置側
(ビデオカメラに対応させると撮影対象に相当する)の
情報を操作して、情報を静止させるか、さらには、情報
表示装置と、使用者の両方が振動しても、使用者に対し
て表示を静止させ、目の疲れない情報表示装置を実現す
ること。 【構成】筐体に、LCD119、筐体振動を検出するセ
ンサ部101、マイコン103を含む。マイコン103
は、センサ部101の検出する振動情報から、LCD1
19の表示情報の位置変化を計算し、上下、左右のずら
し量104、105を出力する。LCDC106、水平
タイミング調整装置117は、表示をずらす。この時、
マイコン103は、筐体の振動方向とは逆方向に表示を
ずらすように計算する。使用者も振動する場合は、使用
者用の振動検出手段をセンサ部101に追加し、マイコ
ン103は、相対的な振動情報を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯性を重視した情報表
示装置に係り、特に表示内容をあらかじめメモリに蓄え
ている情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型のパソコンが普及している。電
池駆動時間も次第に長くなりつつあり、列車等で移動中
に、使用することが可能となってきた。CD−ROM、
MD(ミニディスク)などの交換可能な大容量記憶媒体
とその駆動装置も、普及し始め、電子ブックのような、
携帯型情報表示装置(以下、情報表示装置と称する)の
開発も進んでいる。ところが、これらの装置を乗り物の
中で使用する場合、手振れ、振動によって、表示が見に
くくなることがある。
【0003】手振れ、振動の影響を除いているものとし
て、ビデオカメラの手振れ防止機能がある。第一の例と
して、特開平3−16470号公報がある。これは、静
止した対象物を撮影する場合に、テープに録画する映像
や、ビデオカメラ内の表示手段の映像を静止させるもの
である。この技術は次のようなものである。ビデオカメ
ラで撮影した映像の信号は、フレーム単位で一旦画像メ
モリに蓄えられる。ビデオカメラが手振れで動くと、撮
影された、或るフレームと前のフレームの映像に動きが
生じる。この動き(手振れ)ベクトルを検出回路で検出
する。このベクトルによって、メモリに蓄えられた画像
の読みだしを制御して、表示位置を変え、静止させる。
【0004】また、第二の例として、圧電振動ジャイロ
を振動センサとして用い、振動の影響を除いているもの
がある。たとえば、日経エレクトロニクス1991.1
1.25、P217〜P226「カメラ一体型VTRの
手ブレ補正機能、圧電振動ジャイロを使って誤動作を減
らす」の記事が挙げられる。
【0005】さらにまた、第三の例として、振動の影響
を除くことを目的とするものであるが、特開平1−29
3239号公報が挙げられる。これは、自動車など乗り
物の窓ガラスに、画像表示器からの情報画像を投影する
ヘッドアップディスプレイに関する。乗り物の振動を加
速度計を用いて検出し、情報画像の表示位置を補正し、
操縦者の視線の移動を減らし、情報の視認性を向上させ
るというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本発明の情報
表示装置では、表示する内容がメモリに蓄えられている
ものなので、振動しても表示内容に動きが生じない。つ
まり、動きベクトルを持たないため、第一の例の技術は
使うことができない。さらに、第一、第二の例の技術は
次の理由で使うことができない。まず、ビデオカメラの
場合、ビデオカメラが右下に動くと、撮影対象は相対的
に左上に動くため、ビデオカメラ内の表示手段に映って
いる対象物も左上に動く。撮影対象を静止させるために
は、メモリに蓄えられている映像情報を操作して、対象
物を右下に動かす必要がある。
【0007】しかし、上記情報表示装置では、図2
(a)、図2(b)に示すように表示画面201が右下
に動くと、表示文字“a”202も右下に動く。しか
し、図2(c)に示すように、上記ビデオカメラと同様
に修正すると、さらにずれがひどくなる。この原因は、
情報表示装置とその使用者を、ビデオカメラで撮影する
場合に対応させて考えるとわかる。情報表示装置に対応
するのが、撮影対象で、使用者に対応するのがビデオカ
メラである。従来のビデオカメラの場合は、使用者に相
当するビデオカメラ側で対処して、映像を静止させてい
た。しかし、情報表示装置では、撮影対象に相当する情
報表示装置側で対処する必要がある。ビデオカメラと同
様に処理しても表示を静止させることができない。
【0008】また、第三の例は、動きベクトルを持たな
い情報を表示する際に使えるという点では良い。しか
し、振動情報を用いて、どのように表示位置を補正する
かに関して開示されていない。また、操縦者は振動しな
いという前提に立ったものである。上記情報表示装置で
は、情報表示装置そのものと、使用者の目の両方が独立
して振動する可能性があり、このままでは使うことがで
きない。
【0009】以上述べたように、従来の情報表示装置の
表示は、手振れ、乗り物の振動を受け、表示が見にくく
なり、情報の見間違いや、目の疲れを招くことがあっ
た。さらに、情報表示装置と使用者の関係がビデオカメ
ラの手振れと異なり、従来技術では振動の影響を除くこ
とができなかった。さらに、上記従来技術では、観察
者、及び、操縦者自身も振動していることについて配慮
されておらず、情報を静止させることができないという
問題もあった。
【0010】したがって、本発明の目的は、上記従来の
問題点を解消することにあり、たとえば、振動する乗り
物の中でも、安定して情報を読みとることができて、目
の疲れることのない情報表示装置を実現することにあ
る。そして、さらに具体的な第一の目的は、上記情報表
示装置において、情報表示装置側の情報を操作して、情
報を静止させることのできる改良された情報表示装置を
提供することにあり、第二の目的は、情報表示装置と、
使用者の両方が振動する可能性のある情報表示装置にお
いて、使用者に対して、情報の表示を静止させることの
できる情報表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、本発明の情報表示装置では、以下の手段を設
けた。すなわち、表示手段と、表示手段を少なくとも含
む筐体と、前記筐体に内蔵される本体振動検出手段と、
本体振動検出手段の検出する振動情報から、表示手段に
表示する情報の、表示位置の変化を計算し、表示位置変
化情報を出力する計算手段と、表示位置変化情報に従っ
て、表示手段に表示する情報の表示位置を変化させる表
示位置制御手段とを備えたものであり、前記計算手段
は、振動情報が示す振動方向とは逆方向に表示位置が変
化するように、計算するものである。
【0012】上記表示位置変化情報は、たとえば、上下
ずらし量、および左右ずらし量の少なくとも一方のずら
し量を含む。表示位置制御手段はこれらのずらし量に従
って、表示を変化させ、情報の表示位置を変える。
【0013】さらに、上記表示手段は、たとえば、液晶
表示装置の如き、表示面を有する表示装置で構成される
とともに、表示する情報の周囲に余白を付加する余白生
成手段を備え、表示位置制御手段は、余白の量を制御し
て、情報の表示位置を変えるものである。この余白生成
手段としては、たとえば、上下余白生成手段と、左右余
白生成手段とを設ける。あらかじめ決められた余白量に
従って、上記上下余白生成手段と、左右余白生成手段と
は余白を付加する。表示画面上全面に表示可能な液晶の
ような表示デバイスでは、余白を空白の表示データとし
て、表示情報の周りに額縁のように付けて表示すること
ができる。
【0014】さらに、上記第二の目的を達成するため
に、本発明では、以下の手段を設けた。すなわち、表示
手段と、表示手段を少なくとも含む筐体と、前記筐体に
内蔵される本体振動検出手段と、前記筐体の外部に設け
る外部振動検出手段と、少なくとも、前記二つの振動検
出手段の検出する振動情報から、外部振動検出手段に対
する、本体振動検出手段の相対的な振動情報を計算し、
相対的な振動情報から表示手段に表示する情報の表示位
置変化情報を計算する計算手段と、表示位置変化情報に
従って、表示手段に表示する情報の表示位置を変化させ
る表示位置制御手段とを備えたものである。
【0015】上記計算手段は、たとえば、相対的な振動
情報が示す振動方向とは逆方向に、表示位置が変化する
ように、計算するものである。また、上記外部振動検出
手段は、たとえば、使用者の目の近傍に備え、使用者の
目の振動情報を検出するものである。具体的には、眼鏡
のレンズ付近や、つるに設置したり、或いは補聴器のよ
うに、耳のつけ根に掛けたり、イヤホンのように、外耳
道に設置する。
【0016】また、本体振動検出手段、外部振動検出手
段として、たとえば、上記従来技術と同じく、圧電振動
ジャイロ(以下、ジャイロと記す)を使うことができ
る。このジャイロは原理的に角速度を検出するものであ
る。情報表示装置の直線的な動きを検出する必要がある
場合には、ジャイロを弾性体で保持し、弾性体の反対側
を情報表示装置の筐体に固定すればよい。直線的な動き
が、弾性体の固定点を中心としたジャイロの回転運動に
変換され、動きを検出できる。また、ジャイロの代わり
に、加速度計を用いることも勿論可能である。
【0017】
【作用】上記第一の目的を達成する発明の作用を説明す
る。まず、表示手段に用いる液晶表示デバイス(以下、
LCDと記す)の表示動作を図3を用いて説明する。図
3は、従来の液晶における、1画面の表示タイミング図
を示したものである。なお、以下の説明は、説明を単純
化するために、モノクロの液晶表示装置の場合を想定し
ておこなう。LCDは横1ライン(1ラインは1ドット
が横に並んだもの)ずつの表示を、画面の1ライン目か
ら順に、縦のライン数分繰り返す。最下位ライン(ここ
ではnライン)を表示し終わると、再び1ライン目に戻
り、同じ事を繰り返す。現在の横1ラインを表示中に次
の1ライン分のデータを順に読み込み、LCD内部に蓄
える(画面の最下位ラインのデータを表示中は、次の1
ライン目の表示データを読み込む)。1回の1ライン目
から最下位のnラインまでの表示をフレームという。フ
レームの表示を繰り返すことで目に残像が残り表示がと
ぎれることなく続く。
【0018】LCDを制御する表示タイミング生成手段
(以下、LCDCと記す)が、1ライン目の表示を指示
するファーストラインマーカ(以下、FLMと称す)3
01と、表示ラインの切り替えを指示するラインクロッ
ク(以下、LCKと称す)302と、表示データが格納
されている表示メモリ(以下、VRAMと称す)に与え
る情報の読み出しアドレス(以下、RADRと称す)3
03と、VRAMから読み出された情報(以下、読み出
しデータと称す)304をLCDに入力指示する読み込
みクロック(以下、RCKと称す)305とを出力す
る。
【0019】実際には、1ラインは複数の単位表示デー
タ(これをワードと呼ぶ。ここでは1ワードは16ドッ
トから成るものとする。)からなり、RADR303
と、読み出しデータ304も、同様に複数からなる。L
CDはFLM301によって、1ライン目の表示である
ことを認識する。LCK302がロウレベルの間に順
次、ワード単位で出力される1ライン分のRADR30
3に従って、VRAMは1ライン分の読み出しデータ3
04を順次、ワード単位で出力する。LCDは読み出し
データ304をRCK305に従って順次読み込む。デ
ータが揃った後、LCDはLCK302によって、縦方
向のライン選択を2ライン目に切り替え、1ライン目に
読み込んだ読み出しデータ304を2ライン目の表示デ
ータ306として表示する。2ライン目を表示中に3ラ
イン目の表示データを読み込む。以下、これを繰り返し
て、表示が行われる。
【0020】次に、余白生成手段について説明する。余
白を付加する場合、VRAM内に余白のデータを持つ必
要はなく、なんらかの表示データを読みだした後に、余
白化即ち、マスクすればよい。そのために、LCDCは
余白部分の表示データ読みだしにあわせて、上下と左右
のマスク信号を出力する。上下余白生成手段、左右余白
生成手段はこれらのマスク信号に従って、VRAMから
読み出された表示データに対して、余白生成を行う。計
算手段には、マイコンを使うことができる。振動検出手
段から得られる振動情報に従って、表示位置変化情報で
ある上下、左右のずらし量を計算し、出力する。
【0021】このときの、計算方法は次のように行う。
振動情報である角速度または、加速度が、表示装置が右
に動いたことを示すとする。表示位置変化情報として、
表示位置を左に動かすように、表示位置変化情報を作成
する。
【0022】LCDCの出力する上下マスク信号とRA
DRのFLMに対する相対位置は、マイコンの入力した
上下のずらし量にしたがって、同じ量だけ変化する。こ
の結果、上下の余白量が変化して、表示が上下に移動す
る。左右の余白に対しては、読みだした表示データに左
右余白生成手段が余白を付加し、水平タイミング調整手
段が左右ずらし量にしたがって、左右方向の余白量を調
整する。この結果、表示が左右に移動する。一般的にL
CDは、約70回/秒の割合で画面を再表示するので、
同じ割合で表示をずらせる可能性がある。従って、マイ
コンが、これ以上の割合で、振動検出手段から得られた
振動情報に基づいて表示位置変化情報を計算すると、振
動に最大限追従することになる。勿論、振動検出手段
は、さらにこれ以上の割合で、振動情報を出力するもの
とする。この結果、画面が振動しているにもかかわら
ず、使用者は表示された画面があたかも静止しているも
のと認識する。
【0023】つぎに、上記第二の目的を達成する発明、
すなわち、情報表示装置と使用者の双方が振動している
場合の作用について説明する。このばあいは、振動検出
手段として、本体振動検出手段と、外部振動検出手段の
二つを用いる。計算手段は、二つの振動検出手段の出力
する振動情報から、外部振動検出手段に対する、本体振
動検出手段の相対的な振動状態を計算する。あとは、第
一の目的を達成する発明の場合と同じである。この結
果、画面、使用者の双方が振動しているにもかかわら
ず、使用者は表示された画面があたかも静止しているも
のと認識する。
【0024】また、本体振動検出手段、外部振動検出手
段として、たとえば、上記従来技術と同じく、ジャイロ
を使う。このジャイロは原理的に角速度を検出するもの
である。情報表示装置の直線的な動きを検出する必要が
ある場合には、ジャイロを弾性体で保持し、弾性体の反
対側を情報表示装置の筐体に固定すればよい。直線的な
動きが、弾性体の固定点を中心としたジャイロの回転運
動に変換され、動きを検出できる。また、ジャイロの代
わりに、加速度計を用いることも勿論可能である。
【0025】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。 <実施例1> (1)装置構成の説明 実施例1として、第一の目的を達成する発明について説
明する。図4は本発明を適用する情報表示装置の一部透
視外観斜視図を示したものである。401は本発明を適
用する情報表示装置の本体、402は情報表示装置の動
作制御を行う操作つまみ、403は情報が表示される表
示画面、404は本体内に備えられ、本体の振動を検出
する本体振動検出手段、405は、表示画面403に表
示する情報や、装置を動作させるプログラムを格納する
外部記憶装置で、ICカードやフロッピディスクなど交
換可能な記憶媒体406を使用する。
【0026】図5は図4の情報表示装置の概略ブロック
図である。501は本発明の情報表示装置の全体を制御
するCPU、502はCPU501の動作を決定するプ
ログラム、データを格納するメモリ、503は情報表示
装置を使用者が操作するための入力装置で、図4の操作
つまみ402に相当する。504は図4の405に相当
する外部記憶装置、505は本発明を適用する表示部、
506は上記各ブロックを結び、各種信号が流れるシス
テムバスである。
【0027】図1は図5の表示部505の内部ブロック
図である。101は図4の本体振動検出手段404から
なるセンサ部、102はセンサ部101の出力で、セン
サ出力、103はセンサ出力102をもとに、振動量を
計算し、表示画面を静止させるために必要な上下、左右
方向のずらし量(表示位置変化情報に相当する)を計算
するマイコン、104はマイコン103が計算した上下
ずらし量、105は同じく左右ずらし量。106は表示
タイミング生成装置(以下、LCDCと記す)で、液晶
等の表示デバイスの動作を制御する各種制御信号を生
成、出力する。
【0028】107はLCDC106が出力する表示制
御信号で、図3と同様のFLM301、LCK302、
RCK305、ラッチ制御信号1406からなる。10
8はRADR303と同じRADR、109は上下の余
白を生成するための上下マスク信号、110は左右の余
白を生成するための左右マスク信号、111は表示情報
を記憶する表示メモリ(以下、VRAMと称す)で、モ
ノクロ表示を想定する。
【0029】112はVRAM111から読み出された
データ(以下、読み出しデータと称す)、113は上下
マスク信号109と読み出しデータ112の論理積をと
り、上下の余白を生成する上下余白生成装置、114は
上下余白が生成された、上下余白付加データ、115は
左右マスク信号110と読み出しデータ112の論理積
をとり、左右の余白を生成する左右余白生成装置、11
6は上下、左右の余白を付加した余白付加データ、11
7は表示画面の左右方向の表示位置を調整する水平タイ
ミング調整装置、118は左右方向の表示位置を調整し
たLCD入力データ、119は表示デバイスで、液晶を
想定してLCDと称す。
【0030】図6は図1に示した振動検出手段に相当す
るセンサ部101の詳細ブロック図である。図4に示し
た本体振動検出手段404からなる。本体振動検出手段
は、上下方向角速度センサと、左右方向角速度センサを
持ち、それぞれ、アンプで振動を増幅し、フィルタを用
いて雑音を除去する。計2つの角速度センサ出力は、セ
ンサ部出力102(振動情報に相当する)としてマイコ
ン103に送られる。
【0031】(2)動作説明 (2.1)上下に余白を含んだ表示方法 以下、縦方向の余白を含んだ表示を行う過程を図を用い
て説明する。ここでは説明の簡単化のため、上下、1ラ
インずつ余白を持った表示を行うものとし、左右の余白
は考えない。さらにライン単位で説明する。
【0032】図7は図1の表示部505の垂直表示タイ
ミング図である。この図の表示データ701は、現在L
CD119に表示されているデータの内容を示す。上下
マスク信号109は、ロウレベルの時、読み出しデータ
112をクリア、つまり余白にする信号である。マイコ
ン103はセンサ部出力102を基に表示の上下ずらし
量104を計算して、フレーム周期より短い間隔でLC
DC106に書き込む。上下マスク信号109はマイコ
ン103がLCDC106に書き込んだ上下ずらし量1
04に従って、ロウレベルになるタイミングが変化す
る。LCDC106は1画面の表示を行う直前に上下ず
らし量104を取り込む。上余白0、下余白2ラインの
場合にも対応するため、FLM301を出力する3ライ
ン前に、LCDC106は上下ずらし量104の最新値
を内部で取り込む。
【0033】LCDC106はnライン目のRADR1
08を出力した後は、再び1ライン目のRADR108
から出力を始める。VRAM111はこれに応じて1ラ
イン目、2ライン目の読み出しデータ112を出力す
る。このとき、LCDC106は、図7に示すように上
下マスク信号109をロウレベルにする。上下余白生成
装置113はこれらの論理積をとり、1ライン目、2ラ
イン目を余白として、上下余白付加データ114を生成
する。ここでは左右余白は考えないので、このデータは
そのままLCD入力データ118となる。
【0034】LCDC106は2ライン目の表示アドレ
スを出力した後に、FLM301を出力すると同時に、
再び1ライン目のRADR108から出力を始める。上
下マスク信号109もハイレベルにするので、VRAM
111が出力する読み出しデータ112は余白となら
ず、そのままLCD入力データと118になる。
【0035】作用の項で述べたように、LCD入力デー
タ118はLCK302が入力されると1ライン遅れで
表示データ701となる。したがって、FLM301の
前後2ライン、すなわちあるフレームの最終ラインと次
フレームの1ラインが余白となる。この表示を繰り返す
と画面の上下1ラインずつが余白となる。
【0036】(2.2)上下に表示をずらす方法 次に振動情報に従って、表示をずらす動作を説明する。
マイコン103が計算した結果、表示を上に1ラインず
らす必要があるとする。 まず、図8を用いて、現在上
下1ラインずつ余白がある状態から表示を上に1ライン
ずらして、上部の余白なしの状態に変化する場合を説明
する。もちろん、ここでも、表示部の詳細ブロックを示
した図1を引用しながら説明する。LCDC106の出
力するFLM301、LCK302の出力タイミングは
変わらず、上下マスク信号109の出力タイミングとR
ADR108の内容が変化する。マイコン103が書き
込んだ上下ずらし量の最新値を、LCDC106はFL
M301を出力する3ライン前に読み込む。読み込んだ
値に従って、次のように動く。
【0037】まず、上下マスク信号109を1ライン分
だけロウレベルにしたあと、ハイレベルに戻す。RAD
R108はnライン目のアドレスを出力した後、1ライ
ン目のアドレスを出力する。その後、2ライン目のアド
レスを出力せず、再び、1ライン目のアドレスから出力
を始める。この結果、LCD入力データ118は、1ラ
イン分だけ余白となり、後は1ライン目からの表示デー
タとなる。このLCD入力データ118は1ライン遅れ
で表示データ701となるので、画面上部の余白がなく
なり、1ライン目から表示を始める。このフレームの最
後の表示タイミングを示したのが図9である。LCDC
106は上下マスク信号109、RADR108を図8
と同じように出力するが、FLM301に対して1ライ
ン分早くなる点が異なる。後は今までの説明と同様で、
この結果、画面の下2ラインが余白になる。
【0038】次に、マイコン103の計算結果が表示を
下に4ラインずらす必要を示したとする。図9の状態か
ら、余白が上部の2ラインに移動する場合を図10を用
いて説明する。LCDC106は図10に示すように、
フレームの最後において、さらに2ライン分長く上下マ
スク信号109をロウレベルにする。同時にRADR1
08を4ライン目まで出力した後に再び、1ライン目か
ら出力を始める。後は同様に表示を行い、表示開始位置
が現在より4ライン、通常の表示より2ライン下にずれ
る。このフレームの最後の表示タイミングを示したのが
図11である。LCDC106は図11のように上下マ
スク信号109、RADR108を出力するので、同様
の過程を経て、上2ラインが余白になる。このように、
上下方向の余白の量を変えることで表示位置を上下にず
らすことが可能になる。
【0039】上記の説明では余白を1ラインずつとした
が、これ以上増えても、同じ考え方で実現できる。たと
えば、上下余白を16ライン分ずつ取るとすれば、余白
は0〜32ラインまで自由に変化することになる。
【0040】(2.3)左右に余白を付加する方法 次に左右の余白が1ワード分ずつ付加される過程を図を
用いて説明する。図12は、図7〜図11を拡大した水
平表示タイミング図である。この図を用いて、水平表示
動作を説明する。LCDC106はLCK302をロウ
レベルにして、nラインの1文字目から順にRADR1
08を出力する。mワード目まで出力すると、n+1ラ
インの1ワード目、2ワード目のRADR108を出力
する。VRAM111はこれに応じてnラインの1ワー
ド目からn+1ラインの1ワード目、2ワード目の読み
出しデータ112を出力して、上述の上下余白生成装置
113に入力する。上下余白生成装置113は上下余白
付加データ114を左右余白生成装置115に入力す
る。
【0041】同時に、LCDC106が左右マスク信号
110を左右余白生成装置115に入力する。左右マス
ク信号110は、ロウレベルの時、上下余白付加データ
114をクリアして、左右余白を生成することを意味す
る。mワード目まではハイレベルで、その後ロウレベル
にする。左右余白生成装置115はこれらの信号から、
読みだしデータの最後のm+1ワード目とm+2ワード
目の2ワード分、言い替えれば、n+1ラインの1ワー
ド目、2ワード目の読みだしデータをクリアして余白付
加データ116を作る。この余白付加データ116は水
平タイミング調整装置117を経由して、RCK305
によって、LCDに取り込まれる。
【0042】ここでLCDC106はRADR108の
出力を止め、LCK302を出力する。LCD119が
ライン表示を切り替えた後、LCDC106は再び、n
+1ラインの1ワード目のRADR108から出力を始
める。左右マスク信号110はハイレベルにする。以
下、nラインの場合と同様に繰り返す。このように左右
余白付加装置115は左右の余白を付加して余白付加デ
ータ116を生成し、水平タイミング調整装置117に
送る。
【0043】(2.4)左右に表示をずらす方法 次に、左右の余白を調整する過程を図を用いて説明す
る。図13は図1の水平タイミング調整装置117のブ
ロック図である。左右余白付加装置115が出力した余
白付加データ114はセレクタ1301に直接入力され
る。同時に、RCK305に従って、1段目ラッチ13
02、2段目ラッチ1303に次々にラッチされる。つ
まり、2つ前までの余白付加データ114の計3つ、す
なわち16ドット×3=48ドットが同時に入力され
る。セレクタ1301は、左右ずらし量105に従っ
て、この48ドットの中から連続する16ドットを選択
する。なお、図13において、セレクタ1301に入力
される信号と、出力されるLCD入力データ118は、
1本の線で16ドットを表現している。
【0044】マイコン103は、上下ずらし量104と
同様に、左右ずらし量105の最新値をずらし量1段目
ラッチに書き込む。このデータはFLM301の出る3
ライン前に、LCDC106が出力するラッチ制御信号
1306により、ずらし量2段目ラッチに書き込まれ、
1画面の表示周期中保持される。このセレクタ1301
へ入力される余白付加データ114の最上位ドットをD
(15)最下位ドットをD(0)、1段目ラッチ出力の
最上位ドットをD(31)最下位ドットをD(16)、
2段目ラッチ出力の最上位ドットをD(47)最下位ド
ットをD(32)と表す。
【0045】セレクタ1301は、左右ずらし量105
が16のとき、1段目ラッチ1302の出力すなわち、
D(31)〜D(16)を選択し、左右ずらし量105
がnのとき、D(n+15)からD(n)を選択し、左
右ずらし量105が0のときD(15)〜D(0)を選
択するものとする。図14は余白付加データ114が、
セレクタ1301の中でRCK305に従って、1ワー
ド単位で順にシフトされていく様子を示す。この図では
説明のために、1ワード16ドットで1文字を表して、
nラインの1ワード目「A」、2ワード目「B」、mワ
ード目「Z」と表現している。
【0046】左右余白が1ワードすなわち16ドットず
つの時、マイコン103は水平タイミング調整装置11
7に、左右ずらし量105「16」を設定する。セレク
タ1301は、図14で破線で囲んだ部分つまり、16
ドット分ずれたデータをLCD入力データ118として
出力する。この図で分かるように、余白付加データ11
4のnライン1ワード目「A」は2ワード目になる。ク
リアされたm+1、m+2ワード目の2ワード分の余白
は、このラインの最後のワードと、次のラインの1ワー
ド目となる。この結果、左右余白を1ワードずつに調整
した、LCD入力データ118が生成され、表示され
る。
【0047】つぎに、マイコン103が、表示を左に1
3ドットずらす必要があると計算したとする。つまり、
左余白が現在の16ドットから13ドット減って、3ド
ットになる。上述の説明から分かるように、左右ずらし
量は「16」から「3」になる。セレクタ1301は、
マイコン103が設定した左右ずらし量105「3」に
従って、破線で囲んだ部分のD(18)からD(3)を
出力する。
【0048】図15から分かるように、1ワード目のL
CD入力データ118は余白3ドットと、1ワード目
「A」の左側13ドットになる。2ワード目のLCD入
力データ118は、「A」の右側3ドットと2ワード目
の読み出しデータ112「B」の左側13ドットとな
る。これを繰り返し、m+1ワード目の余白の右3ドッ
トと、m+2ワード目の余白の左13ドット、つまり余
白16ドットがm+2ワード目のLCD入力データ11
8となる。ここまで入力して、nライン目の表示を行
う。m+2ワード目の余白の残り3ドットは次のライン
の左余白となる。
【0049】次に右余白がなくなる場合を図16を用い
て説明する。次に、マイコン103は、表示を右に29
ドットずらす必要があると計算したものとする。これ
は、表示を右余白が無くなるまで、右に動かすことにな
るから、左右ずらし量105は32になる。そこで、マ
イコン103が書き込んだ左右ずらし量105「32」
に従って、セレクタ1301はD(47)からD(3
2)を出力する。
【0050】図から分かるように、1ワード目、2ワー
ド目のLCD入力データ118は余白16ドットにな
る。3ワード目のLCD入力データ118は、1ワード
目の余白付加データ114「A」の16ドットとなる。
これを繰り返し、mワード目の余白付加データ114
「Z」の16ドットがm+2ワード目のLCD入力デー
タ118となる。この結果、右の余白がなくなる。m+
1ワード目と、m+2ワード目の余白付加データ114
の余白は次のラインの最初の2ワードのLCD入力デー
タ118となり、左余白が2ワード32ドットになる。
このように、左右方向も余白の量を変えることで、左右
の表示位置を変えることが可能になる。
【0051】なお、マイコン103が書き込んだ上下ず
らし量104、左右ずらし量105が、一つ前に書き込
んだ値と同じであれば、余白の量が変化しないのは言う
までもない。また、作用の項で述べたように、マイコン
103は、フレーム周期より短い間隔で、上下ずらし
量、左右ずらし量を設定するものとして考えた。しか
し、設定周期がフレーム周期より長くても、表示の静止
に影響なければ問題ない。書き込まれた上下ずらし量、
左右ずらし量は、新たに書き込まれなければそのまま残
っているので、その値を使用することができる。以上述
べた方法により、振動センサの検出したセンサ出力によ
って、表示を使用者の目に対して静止させることができ
る。
【0052】<実施例2> (1)装置構成の説明 実施例2として、第2の目的を達成する発明について説
明する。図17は図4の情報表示装置に、外部振動検出
手段1701を加えたものである。401から406は
図4と同じものである。外部振動検出手段1701はケ
ーブル1702によって、本体401と接続されてい
る。図17に示す情報表示装置の概略ブロック図は、図
5と同じになり、表示部505の内部ブロック図は図1
と同じになる。図18は実施例2のセンサ部101の詳
細ブロック図である。実施例1で示した図6にさらに、
外部振動検出手段1801を加えた形になっている。動
作は図6のものと同様で、計4つの角速度センサ出力
は、センサ部出力102として、マイコン103に送ら
れる。
【0053】(2)動作説明 実施例2の動作は実施例1の動作と同じように考えて良
い。異なるのは、マイコン103の計算内容である。セ
ンサ部出力102として、2つの振動検出手段から振動
情報が入ってくる。マイコン103は、まず、外部振動
検出手段1701に対する、本体振動検出手段の相対的
な振動情報を計算する。後は実施例1と同様に、表示を
ずらす方向と、量を計算する。以降は実施例1と同じで
ある。この結果、外部振動検出手段に対して、表示画面
403に表示する情報を静止させることができる。課題
を解決するための手段の項で述べたように、外部振動検
出手段は、使用者の目の付近に設ける。従って、情報表
示装置と使用者の両方が振動しても、使用者の目に対し
て情報の表示を静止させることができる。
【0054】<その他の実施例>上記実施例では、表示
画面をずらす方法として、VRAM111から読み出し
たデータをLCDなどの表示手段に送る際にタイミング
を制御する方法を用いた。しかし、CPUの能力に余裕
がある場合は、VRAM111内の表示データを、VR
AM111内でリアルタイムで移動する方法も考えられ
る。つまり、表示を右に動かす必要が出てきた場合は、
VRAM内の表示情報そのものを移動してしまうのであ
る。この場合はBitBlt機能(近年普及しているマ
ルチウィンドウソフトにおいてウィンドウの移動によく
使われる)を用いて実現できる。このばあいは、VRA
Mから読みだした表示データの処理は、不要になる。
【0055】上記実施例では、表示画面の縦軸、横軸を
中心とした回転運動から、表示画面の上下、左右の振動
を検出した。しかし、その他に、表示画面に垂直な軸を
中心とした回転運動を生じることもある。この回転運動
に対応するため、この軸まわりの回転を検出する振動セ
ンサを設けて、表示画面の回転を検出し、これに合わせ
て表示を回転させても良い。使用者の目の動きについて
も同じことが言える。表示を回転させるには、よく知ら
れているアフィン変換を用いて、表示画面の各ドットを
座標変換することで可能になる。
【0056】図19はこの例について示したものであ
る。最大角度回転させた後の表示情報(回転表示情報1
903)が、画面からはみ出さないように、余白190
2の量を設定すればよい。上記実施例では、モノクロの
表示画面を想定したが、4色以上のカラーになっても同
様に可能である。その場合は、VRAM111、上下余
白生成装置113、左右余白生成手段115、水平タイ
ミング調整手段117が複数になる。しかし、これらは
同期したデータなので、いずれの手段においても同じ処
理を行えば良い。
【0057】また、LCDに限らず、他の表示デバイス
でも本発明は適用可能である。また、実施例2におい
て、表示を静止させるために必要な表示位置変化情報
は、個人差を生じる場合が考えられる。このときは、計
算手段としてのマイコンがずらし量を計算する際に、パ
ラメータを変えることで調整可能である。パラメータの
変更は、情報表示装置のつまみ402を操作すればCP
Uがマイコンに書き込むように、メモリに格納するプロ
グラムに設定すれば良い。
【0058】また、上記実施例で使用した、外部振動検
出手段は、使用者の目の動きを検出するものなので、目
の付近に設ける必要がある。そこで、課題を解決するた
めの手段の項で述べたように、使用者の眼鏡のつるに装
着したり、耳たぶに付ける補聴器のように耳のつけ根に
掛けたり、イヤホンのように耳の穴に設置したりといっ
た方法が考えられる。
【0059】また、ジャイロの直線的な動きを検出する
必要がある場合は、作用の項で述べたように、ジャイロ
を弾性体で保持して、回転運動に変換されたジャイロの
動きを検出すればよい。また、本発明では振動センサの
例として、圧電振動ジャイロを用いたが、これ以外のも
のでも、振動の方向と量を検出できるものであれば使用
可能である。
【0060】また、上記実施例は、図に示したように、
手に持って使用する装置を想定したが、適用範囲をこれ
に限るものではない。乗り物での座席で使用する装置に
おいて、前座席の背もたれに、埋め込んだ形態の装置が
ある。この場合でも、背もたれに本体振動検出手段を付
ければ、同様な効果が得られる。情報表示装置と等しい
振動が加わる部分に振動検出手段を付ければ良い。ある
いは、振動検出手段と、表示手段に加わる振動に差が合
っても、その差を計算手段であるマイコンで補正するこ
とも可能である。
【0061】また、上記実施例では、表示情報の回りの
余白の量を調節することで、情報の表示位置を変化させ
た。しかし、CRTなどの表示デバイスでは、同期信号
のタイミングを調節することで、表示位置を変化させる
ことができる。この表示位置の調整方法そのものは、す
でに、CRTの微調整機能として、実用化されているの
で、計算手段の情報を用いて、同期信号を変化させ、表
示位置を変化させることも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、情
報表示装置(従来のビデオカメラでは撮影対象に相当す
る)が振動しても、情報表示装置側で処理をして、表示
を静止させることができる。さらに、この技術は、表示
装置自体が振動するいろいろな場合について、応用でき
る。また、情報表示装置の表示を使用者の目に対して静
止させることができる。情報表示装置と、使用者の双方
が振動する可能性のある場合にも、表示情報を安定して
読みとることができ、疲れの少ない情報表示装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる表示部の基本構成を示
す詳細ブロック図。
【図2】目に対して表示を静止させる原理の説明図。
【図3】従来の液晶における1画面の表示タイミング
図。
【図4】実施例1における情報表示装置の外観図。
【図5】情報表示装置の概略ブロック図。
【図6】実施例1における、センサ部の詳細ブロック
図。
【図7】図1に示す表示部の垂直表示タイミング図。
【図8】図7の垂直表示タイミングが変化した図。
【図9】図7の垂直表示タイミングが変化した図。
【図10】図7の垂直表示タイミングが変化した図。
【図11】図7の垂直表示タイミングが変化した図。
【図12】図1に示す表示部の水平表示タイミング図。
【図13】図1の水平表示タイミング調整装置のブロッ
ク図。
【図14】図13の水平表示タイミング調整装置の動作
を示す図。
【図15】図13の水平表示タイミング調整装置の動作
を示す図。
【図16】図13の水平表示タイミング調整装置の動作
を示す図。
【図17】実施例2における情報表示装置の外観図。
【図18】実施例2における、センサ部の詳細ブロック
図。
【図19】その他の実施例における、表示情報を回転さ
せた様子を示す図。
【符号の説明】
101…センサ部、 102…センサ部出力、103
…マイコン、104…上下ずらし量、105…左右ずら
し量、106…LCDC、107…表示制御信号、10
8…RADR、 109…上下マスク信号、110…
左右マスク信号、 111…VRA
M、112…読み出しデータ、 1
13…上下余白生成装置、114…上下余白付加デー
タ、 115…左右余白生成装置、11
6…余白付加データ、117…水平タイミング調整装
置、 118…LCD入力データ、119…
LCD、 301…FLM、 302…LC
K、303…RADR、 304…読み出しデータ、
305…RCK、 306…表示データ、 401
…情報表示装置の本体、402…操作つまみ、 403
…表示画面、 404…本体振動検出手段、405…
外部記憶装置、406…記憶媒体、 501…CP
U、502…メモリ、 503…入力装置、 5
04…外部記憶装置、505…表示部、 506…
システムバス、1301…セレクタ 1701…外部振動検出手段、 190
1…表示情報、1902…余白、 1903…回転
表示情報。
フロントページの続き (72)発明者 井上 雅之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示手段と、表示手段を少なくとも含
    む筐体と、前記筐体に内蔵され、表示手段の振動を検
    出する本体振動検出手段と、本体振動検出手段の検出
    する振動情報から、表示手段に表示する情報の、表示位
    置の変化を計算し、表示位置変化情報を出力する計算手
    段と、表示位置変化情報に従って、表示手段に表示す
    る情報の表示位置を変化させる表示位置制御手段と、を
    備えて成り、前記の計算手段は、振動情報と同じ振動
    量で逆方向に、表示位置が変化するよう計算する手段で
    構成して成る情報表示装置。
  2. 【請求項2】表示手段と、表示手段を少なくとも含
    む筐体と、前記筐体に内蔵される本体振動検出手段
    と、前記筐体の外部に設ける外部振動検出手段と、
    少なくとも前記二つの振動検出手段の検出する振動情報
    から、外部振動検出手段に対する、本体振動検出手段の
    相対的な振動情報を計算し、相対的な振動情報から表示
    手段に表示する情報の、表示位置変化を計算し、表示位
    置変化情報を出力する計算手段と、表示位置変化情報
    に従って、表示手段に表示する情報の表示位置を変化さ
    せる表示位置制御手段と、を備えて成る情報表示装置。
  3. 【請求項3】上記の計算手段は、相対的な振動情報と
    同じ振動量で逆方向に、表示位置が変化するよう計算す
    る手段で構成して成る請求項2に記載の情報表示装置。
  4. 【請求項4】上記の表示手段は、表示する情報の周囲
    に余白を付加する余白生成手段を備え、上記の表示位
    置制御手段は、余白の量を制御して、情報の表示位置を
    変える手段で構成して成る請求項1ないし3のいずれか
    に記載の情報表示装置。
  5. 【請求項5】上記の外部振動検出手段は、使用者の目
    の近傍に備え、使用者の目の振動情報を検出する構成と
    して成る請求項2ないし4のいずれかに記載の情報表示
    装置。
  6. 【請求項6】上記の本体振動検出手段は、上記表示手
    段の表示画面に垂直な軸を中心とした回転運動を検出す
    る構成として成る、請求項1ないし5のいずれかに記載
    の情報表示装置。
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