JP5085201B2 - 頁捲り装置 - Google Patents

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本発明は、例えば複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置に関する。
複数の頁を有する例えば通帳等の冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置において、捲り方向と交差する方向に沿って複数の捲り機構、例えばローラ等、を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、これら複数のローラは1つの軸部材に取り付けられ、ローラの外周面が冊子に接触した状態で軸部材が回転されることにより、外周面と捲対象頁との摩擦で捲対象頁が捲られる。このような頁捲り装置では、回転軸方向に並列して配置された複数のローラは、通常、例えば捲り動作時、捲り量、及び捲り動作の際に捲対象頁を押圧する押圧力等で決定される捲り動作が等しくなるように設定されている。
特開平4−22691号公報
しかしながら、上記構成の頁捲り装置では、冊子やローラの状態によって、例えば通帳が新しく複数頁同士が吸着している場合や捲対象頁の表面とローラとの摩擦が小さい場合等に、複数枚を一度に捲ってしまう多重捲りが発生する場合がある。
そこで本発明では、多重捲りを防止することができる頁捲り装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、前記冊子に対向して所定の第1方向に延びる回転可能な軸部材と、前記第1方向に並列し、かつ、離間して前記軸部材に設けられ、前記軸部材の回転に伴って回転可能であり、その外周面に、周方向に沿って、高摩擦部と低摩擦部とが形成された複数のローラと、を備え、複数の前記ローラのうち少なくとも2つは、前記高摩擦部の設けられている角度範囲が互いに異なることを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、前記冊子に対向して第1方向に延びる軸を中心として回転可能であって、その外周面に、周方向に沿って高摩擦部と低摩擦部とが形成されたローラを、複数備え、複数の前記ローラは、前記第1方向に並列して配置され、複数の頁を有する冊子の捲対象頁に前記捲り部が接触した状態で回転することにより前記対象頁の当該接触部分を他の頁に対して前記第1方向と交差する第2方向に移動させて前記対象頁を捲る捲り動作を行うとともに、前記複数のローラにそれぞれ設けられた前記高摩擦部の周方向における位置は互いに異なることを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、前記第1方向の一端側の前記ローラの前記高摩擦部と他端側の前記ローラの前記高摩擦部とは、交互に前記対象頁に接触して前記対象頁を捲る捲り動作を行うことを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、前記第1方向の1端側の前記高摩擦部は他端側の前記高摩擦部よりも前記回転方向における前方に位置し、前前記対象頁を捲る捲り動作時が記第1方向の一端側から他端側に向かって移行することを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、前記ローラを3つ以上備え、前記第1方向の中央部分の前記ローラの前記高摩擦部が両端側の前記ローラの前記高摩擦部よりも前記回転方向における前方に位置し、前記冊子を捲る捲り動作が前記第1方向における中央部分から両端側に向かって移行することを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る捲り機構を備え、前記捲り機構の捲り動作は、捲り動作の際に前記捲対象頁が他の頁に対して相対的に移動する方向と交差する第1方向において、捲り動作タイミングと捲り量が不均一であることを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、前記第1方向の一端側と、他端側とにより交互に前記捲り動作が行われることを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、前記捲り機構の捲り動作時が、前記第1方向の一端側から他端側に向かって移行することを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り装置は、前記第1方向の両端側の前記捲り動作と、中央部分の前記捲り動作とが異なることを特徴とする。
本発明の一形態にかかる頁捲り方法は、複数の頁を有する冊子の捲対象頁を、他の頁に対して相対的に移動させることにより他の頁と離間させて捲る頁捲り方法であって、前記捲り動作は、捲り動作の際に前記捲対象頁が他の頁に対して相対的に移動する方向と交差する第1方向において、捲り動作タイミングと捲り量が不均一であることを特徴とする。
本発明によれば、例えば通帳が新しく複数頁同士が吸着している場合や捲対象頁の表面とローラとの摩擦が小さい場合等であっても、多重捲りを防止することが可能となる。
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態にかかる処理装置としての通帳処理装置1について、図1乃至図16を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大、縮小、省略して概略的に示している。各図中の矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を示している。
通帳処理装置1は、図1乃至図3に示すように例えばATM(自動預金支払機)に搭載され、冊子としての通帳10を搬送する搬送機構20と、通帳10の捲対象頁13を捲る頁捲り装置30とを備えている。また、この通帳処理装置1の搬送経路23に沿って、通帳10に印字処理する印字処理機構(不図示)、通帳に設けられた磁気ストライプ11に対して読み書き処理を行う磁気処理機構(不図示)等が設けられている。
通帳10は、複数枚の頁12を有するとともにその表紙の外装面に磁気ストライプ11を備えて構成されている。ここでは、例えば、図1に示すように通帳10がX方向に開いた見開状態での最上部であってX方向の一端側に位置する頁が捲対象頁13となる。
搬送機構20は、通帳10が載置される搬送ベルト21と、この搬送ベルト21を、印字処理機構、磁気処理機構、及び頁捲り装置30等を通る所定の搬送経路23に沿って、図中矢印Xに沿う搬送方向Aに移動させるベルト駆動部22を備えている。この搬送ベルト21の移動に伴って、通帳10が、搬送経路23に沿って移動する。また、搬送機構20には、捲り動作中に通帳10の捲対象頁13と反対側の頁に弾性的に当接、P方向に押圧することにより通帳10を固定する保持手段としての押圧ローラ24(図2にのみ示す)を備えている。
頁捲り装置30は、搬送経路23中に設けられ、搬送方向と直交する第1方向としてのY方向に延びる軸部材34と、この軸部材34に取り付けられた複数の第1ローラ31a、第2ローラ31b、及び第3ローラ31cと、軸部材34を駆動する軸駆動部34aとを備えて構成されている。また、軸駆動部34aは、ローラ31a〜31cの回動を検知して、第1捲り動作のローラ回転開始位置に始点を制御する機能を有している。
頁捲り装置30は、ローラ31a〜31cの回転により、捲対象頁13を捲る機能を有する。
本実施形態における軸部材34は丸棒材から成り、軸駆動部34aに駆動され、軸心Cを中心に回転する。
複数のローラ31a〜31cはY方向に沿って並列するとともに、その下端部がそれぞれ捲対象頁13に当接して配置されている。これら各ローラ31a〜31cは図3に示すように、軸部材34のY方向に延びる軸心方向を中心とする円形状を成し、軸部材34に固定されている。このため、ローラ31a〜31cは軸部材34の回転に伴って軸心Cを中心に回転する。この回転によりローラ31a〜31cの下端部は搬送方向Aと反対方向の第2方向として矢印Bで示す捲り方向に移動する。
図3及び図4に示すように、ローラ31a〜31cの外周面には、矢印Rで示す回転方向と同方向の周方向に沿って、高摩擦係数部材からなる高摩擦力部(以後、高摩擦部と表記)と低摩擦係数部材からなる低摩擦力部(以後、低摩擦部と表記)とがそれぞれ形成されている。ローラ31a〜31cの外周面の一部がEPDMからなり、捲り部としての高摩擦部32a〜32cを構成している。高摩擦部32a〜32cの摩擦係数μは1.0〜1.5程度である。また、外周面のうち他の部分はPOMからなり、低摩擦部33a〜33cを構成している。低摩擦部33a〜33cの摩擦係数μは0.3程度に構成されている。これにより、ローラ外周の各部位により冊子の頁捲り量が異なる。つまり、低摩擦部では冊子の捲対象頁表面でスリップ(空転)が生じるため、捲れ量は、高摩擦部>低摩擦部となる。また、ローラ31a〜31cの外径及び高摩擦部の外周長さは、B方向の所定送り長(捲り量)を考慮して、例えば、ローラ31a〜31cが略4/5回転で、捲り量を送りきるように所定の寸法に設定されている。
図4乃至図7に、3つのローラ31a〜31cと捲対象頁13との位置関係を模式的に示す。図4に示すように、複数の高摩擦部32a〜32cは、その角度範囲が互いに異なり、その位置が周方向に互いにずれるように設定されている。
次に本実施形態にかかる頁捲り装置30の動作について図4乃至図16を参照して説明する。まず、図4及び図9に示す第1状態では、搬送機構20は停止し、3つのローラ31a〜31cが通帳10の捲対象頁13の上に配置され、捲対象頁13の上面に接している。この第1状態では、ローラ32a〜32cが通帳10の捲対象頁13と当接するローラのニップ位置で、第1ローラ31aの高摩擦部32a、と第2ローラ31bの高摩擦部32bが下端に位置して捲対象頁13に当接する。また、第3ローラ31cの低摩擦部33cが下端に位置して捲対象頁13に当接する。
この状態でローラ31bから34が矢印R方向に回転する第1捲り動作では、図10及び図11に示すように、第1及び第2ローラ31a,31bの高摩擦部32a、32bと捲対象頁13との摩擦により、Y方向の一端側が大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して捲り方向Bに向かって相対移動する。この第1捲り動作では、第3ローラ31cの高摩擦部32cは捲対象頁13に接触していないため、Y方向の一端側が他端側よりも大きく送られる不均一な動作となる。
第1状態から、ローラ31a〜31cがそれぞれ矢印Rで示す回転方向に所定角度回転した第2状態では、図5及び図12に示すように、ローラのニップ位置で、第2及び第3ローラ31b,31cの高摩擦部32b、32cが捲対象頁13に当接及び押圧するとともに、第1ローラ31aはその低摩擦部33aが下端に位置し、捲対象頁13に当接及び押圧する。
この状態でローラ31a〜31cを矢印R方向に回転する第2捲り動作では、図13及び図14に示すように、第2及び第3ローラ31b,31cの高摩擦部32b,32cと捲対象頁13との摩擦により、前記第1捲り動作において送られなかった他端側が、大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して捲り方向Bに相対移動する。この第2捲り動作では、ローラのニップ位置で、第1ローラ31aの高摩擦部32aは捲対象頁13に接触していないため、Y方向の他端側が一端側よりも大きく送られる不均一な動作となる。
さらにローラ31a〜31cが回転した第3状態においては、図6に示すように、ローラのニップ位置で、中央のローラ31bのみ、高摩擦部32bが捲対象頁13に接する。この状態において、第1ローラ31aの低摩擦部33aは、回転に伴いローラのニップ位置で、捲対象頁13の終端から捲対象の次頁表面に当接するようにしてもよい。
また、その後の第4状態においては、図7に示すように、ローラのニップ位置で、全てのローラ31a〜31cの低摩擦部33が捲対象頁13の次頁と接触し、高摩擦部32a〜32cとの接触が一斉に解除された状態にして、ローラ31a〜31bの回転を停止する。
ローラ31a〜31cが、捲対象頁13の捲り方向Bの長さによって決定される所定角度回転すると、図15に示すように、第3〜第4捲り動作のタイミングで、通帳10の捲対象頁13がローラ31a〜31cの上に乗り上げる。
なお、第3〜第4捲り動作のタイミングで、搬送ベルト21を駆動して通帳10をA或いはB方向に適宜量搬送させて、ローラ31a〜31cへの乗り上げを補助する捲り補助動作を行ってもよい。
図8に、各状態において、高摩擦部32a〜32cがローラのニップ位置で捲対象頁13に接触している場合をHで示し、低摩擦部33a〜33cが接触している場合をLで示す。図8に示すように、高摩擦部32a〜32cは一方側と他方側とで交互に捲対象頁13に当接し、交互に捲り動作が行われる。
この第4の捲り動作の状態で図16に示すように、図15の状態から搬送ベルト21を駆動させて搬送方向Aに移動させると、通帳10が、ローラ31a〜31c及び軸部材34に対して搬送方向Aに相対移動するとともに、捲対象頁13が、見開状態の通帳10の他端側に移動することで頁捲り動作が完了する。すなわち、ローラ31a〜31cの外径及び高摩擦部の外周長さは、B方向の所定送り長(捲り量)を考慮して、ローラ31a〜31cが略4/5回転で、、捲り量を送りきるための所定の寸法に設定されているので、ローラ31a〜31cが一回転することで捲対象頁13が捲られる。
本実施形態にかかる通帳処理装置1及び頁捲り装置30は以下に掲げる効果を奏する。 すなわち、捲り方向Bに直交する第1方向に並列された複数のローラ31a〜31cの捲り動作時間と捲り開始の動作タイミングと捲り量を不均一とし、一方側と他方側で交互に捲り動作が行われることにより、全体にわたって一斉(同タイミング)かつ均一に捲り動作をする場合と比べて、捲対象頁13が撓み変形しやすく、捲対象頁13と他の頁12の間に空間を形成することが容易となり、頁同士の分離精度を向上することができる。したがって、多重捲りを防止することができ、安定した頁捲り動作が可能となる。
また、高摩擦部32の位置を周方向にずらすこと、あるいは高摩擦部32の外周長の角度範囲を変えることにより、捲り動作開始や捲り動作時間の捲り動作タイミングと、ローラ回転角度による捲り量に差異が生じる。したがって、複雑な装置や処理を用いることなく、単純な構成で容易に捲り動作タイミングと捲り量を不均一とすることができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態にかかる通帳処理装置2について図17乃至図24を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大・縮小・省略して概略的に示している。なお、図17乃至図24において、図1乃至図16と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態の通帳処理装置2は、複数のローラ35a,35b,35cにおける高摩擦部36a,36b,36c及び低摩擦部37a,37b,37cの位置関係以外については上記第1実施形態の通帳処理装置1と同様に構成されている。
図17乃至図23に、本実施形態の3つのローラ35a〜35cと捲対象頁13との位置関係を模式的に示す。3つのローラ35a〜35cの高摩擦部36a〜36cは、その角度範囲が異なって設置されている。すなわち、軸部材34の一端側に配置された第1ローラ35a、中央の第2ローラ35b、及び他端側の第3ローラ35cは、高摩擦部36a,36b,36cの回転方向前方の端部である始点がずれているとともに、その回転方向後側の端部である終点は揃っている。軸部材34の回転にともなって第1ローラ35aの高摩擦部36aが最も先に捲対象頁13に接触し、ついで、第2ローラ35bの高摩擦部36b、第3ローラ35cの高摩擦部36cの順で接触するように構成されている。また、高摩擦部36a,36b,36cの終点は揃っているため、軸部材34の回転によって捲対象頁13と3つのローラ35a〜35cの高摩擦部36a,36b,36cとの接触は一斉に解除される。
次に本実施形態にかかる通帳処理装置2の動作について図17乃至図24を参照して説明する。まず、図18に示す第1状態では、搬送機構20は停止し、3つのローラ35a〜35cが通帳10の捲対象頁13の上に配置され、捲対象頁13の上面に当接している。この第1状態では、ローラのニップ位置で、第1ローラ35aの高摩擦部36aが下端に位置して捲対象頁13に当接するとともに、第2及び第3ローラ35b,35cの低摩擦部37b,37cが下端に位置して捲対象頁13に当接する。
この状態でローラ35a〜35cがR方向に回転する第1捲り動作では、図17に示すように、第1ローラ35aの高摩擦部36aと捲対象頁13との摩擦により、Y方向の一端側が大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して捲り方向Bに向かって相対移動する。この第1捲り動作では、第2及び第3ローラ35b,35cの高摩擦部36b、36cは捲対象頁に接触していないため、Y方向の一端側が他端側よりも大きく送られる不均一な動作となる。
第1状態から、ローラ35a〜35cがそれぞれ矢印Rで示す回転方向に所定角度回転した第2状態では、図19に示すように、ローラのニップ位置で、第1及び第2ローラ35a,35bの高摩擦部36a、36bが捲対象頁13に当接するとともに、第3ローラ35cはその低摩擦部37cが下端に位置し、捲対象頁13に当接する。
この状態でローラ35a〜35cが矢印R方向に回転する第2捲り動作では、高摩擦部36a、36bと捲対象頁13との摩擦により、一端側に加え、中央部分が、大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して第2方向に相対移動する。この第2捲り動作では、第3ローラ35cの高摩擦部32は捲対象頁に接触していないため、Y方向の一端側及び中央側が他端側よりも大きく送られる不均一な動作となる。
第2状態から、ローラ35a〜35cがそれぞれ矢印Rで示す回転方向に所定角度回転した第3状態では、図20に示すように、ローラのニップ位置で、第1、第2及び第3ローラ35a,35b、35cの高摩擦部36a〜36cが全て捲対象頁13に当接する。
この状態でローラ35a〜35cが矢印R方向に回転する第3捲り動作では、高摩擦部36a〜36cと捲対象頁13との摩擦により、一端側、中央部分に加え、他端側が、大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して、捲り方向Bに向かって相対移動する。
また、さらにローラ35a〜35cが回転した後の第4状態においては、図21に示すように、全てのローラ35a〜35cの低摩擦部37a〜37cが捲対象頁13の次頁と接触し、ローラのニップ位置で、高摩擦部36a〜36cとの接触が一斉に解除された状態となる。この第4捲り動作で回転を停止させ、捲り動作を終了する。
図24aに第1、第2、第3及び第4状態において、ローラのニップ位置で、高摩擦部36a〜36cが捲対象頁13に接触している場合をHで示し、低摩擦部37a〜37cに接触している場合をLで示す。図24aに示されるように、上記捲り動作は、一方側のローラ35aから、中央側のローラ35b、他方側のローラ35cの順番に行われ、捲対象頁13が、そのY方向の一方側から他方側に向かって斜めに捲られる。
上記捲り動作により、上記第1実施形態と同様に、図23に示すように、通帳10の捲対象頁13がローラ35a〜35cの上に乗り上げる。さらに第1実施形態と同様に、通帳10が搬送機構20によりローラ35a〜35cに対して搬送方向Aに移動することにより、捲対象頁13が、見開き状態の通帳10の他端側に移動することで頁捲り動作が完了する。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、捲り方向Bに直交する第1方向に並列された複数のローラ35a〜35cの捲り動作を不均一とし、一方側から他方側へ捲り動作開始タイミングが移行し、捲対象頁13が斜めに捲られる構成としたことにより、全体にわたって一斉(同タイミング)かつ均一に捲り動作をする場合と比べて、捲対象頁13が撓み変形しやすく、捲対象頁13と他の頁12の間に空間を形成することが容易となり、頁同士の分離精度を向上することができる。したがって、多重捲りを防止することができ、安定した頁捲り動作が可能となる。
また、高摩擦部36の位置を周方向にずらすこと、および高摩擦部36の外周長の角度範囲を変えることにより、複雑な装置や処理を用いることなく、単純な構成で容易に捲り動作タイミングと捲り量を不均一とすることができる。
さらに、図24bに示すように、第3捲り動作において、ローラのニップ位置で、第1ローラ35aの低摩擦部37aが捲対象頁13と接触するように高摩擦部36の周長を短く形成してもよい(不図示)。
なお、第1実施形態と同様に第3〜第4捲り動作のタイミングで、搬送ベルト23を駆動して通帳10をA或いはB方向に適宜量搬送させて捲り補助動作を行ってもよい。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態にかかる通帳処理装置3について図25乃至図30を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大・縮小・省略して概略的に示している。なお、図25乃至図30において、図1乃至図24と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態の通帳処理装置3は、複数のローラ38a,38bの構成及び配置以外については上記第1実施形態の通帳処理装置1または第2実施形態の通帳処理装置2と同様に構成されている。
図25に示すように、本実施形態の複数のローラ38a,38bは、その高摩擦部39a、39bの角度範囲が異なって設置されている。
次に本実施形態にかかる通帳処理装置2の動作について図25乃至図30を参照して説明する。まず、図26に示す第1状態では、搬送機構20は停止し、2つのローラ38a,38bが通帳10の捲対象頁13の上に配置され、捲対象頁13の上面に接している。この第1状態では、ローラ38a,38bのニップ位置において、第1ローラ38aの高摩擦部39aが下端に位置して捲対象頁13に当接するとともに、第2ローラ38bの低摩擦部40bが下端に位置して捲対象頁13に当接している。
この状態でローラ38a,38bがR方向に回転する第1捲り動作では、図25に示すように、第1ローラ38aの高摩擦部39aと捲対象頁13との摩擦により、Y方向の一端側が大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して捲り方向Bに向かって移動する。この第1捲り動作では、第2ローラ38bの高摩擦部39bは捲対象頁13に接触していないため、捲り動作がほとんど起らないので、Y方向の一端側が他端側よりも大きく送られる不均一な動作となる。
第1状態から、ローラ38a,38bがそれぞれ矢印Rで示す回転方向に所定角度回転した第2状態では、図27に示すように、第2ローラ38bの高摩擦部39bが捲対象頁13に当接するとともに、第1ローラ38aはその低摩擦部40aが下端に位置し、捲対象頁13に当接する。
この状態でローラ38a,38bが矢印R方向に回転する第2捲り動作では、図29に示すように、高摩擦部39bと捲対象頁13との摩擦により、捲対象頁13の他端側が大きく撓み変形しながら、他の頁12に対して捲り方向Bに移動する。この第2捲り動作では、第1ローラ38aの高摩擦部39aはローラのニップ位置で、捲対象頁13に接触していないため、摩擦力が作用せず捲り動作がほとんど起らないので、Y方向の他端側が一端側よりも大きく送られる不均一な動作となる。
以後、複数のローラ38a,38bが回転し続けられ、図28に示す第3状態では低摩擦部40a、40bが捲対象頁13の次頁表面に当接する状態となる。この状態で回転を停止する。
図30に、ローラのニップ位置で、高摩擦部39a,39bが捲対象頁13に接触している場合をHで示し、低摩擦部40a,40bが捲対象頁13に接触している場合をLで示す。図30に示されるように、上記回転を続けると、一方側のローラ38aと他方側のローラ38bとにより頁捲り動作が交互に行われ、捲対象頁13のY方向における一方側と他方側とが交互に相対移動される。
第1乃至第3の捲り動作により、上記第1実施形態と同様に、通帳10の捲対象頁13がローラ38a,38bの上に乗り上げる。さらに第1実施形態と同様に、通帳10が搬送機構20によりローラ38a,38bに対して相対移動することにより、捲対象頁13が、通帳10の見開き状態の他端側に移動することで頁捲り動作が完了する。
なお、第1実施形態と同様に第2〜第3捲り動作のタイミングで、捲り補助動作を実施してもよい。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、捲り方向Bに直交する第1方向に並列された複数のローラ38a、38bの捲り動作タイミングと捲り量を不均一とし、一方側と他方側で交互に捲り動作が行われることにより、全体にわたって一斉かつ均一に捲り動作をする場合と比べて、捲対象頁13が撓み変形しやすく、捲対象頁13と他の頁12の間に空間を形成することが容易となり、頁同士の分離精度を向上することができる。したがって、多重捲りを防止することができ、安定した頁捲り動作が可能となる。
また、高摩擦部39a、39bの位置を周方向にずらすこと、および高摩擦部39の外周長の角度範囲を変えることにより、複雑な装置や処理を用いることなく、単純な構成で容易に捲り動作の開始および捲り動作時間の動作タイミングと捲り量を不均一とすることができる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態にかかる通帳処理装置4について図31乃至図37を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大・縮小・省略して概略的に示している。なお、図31乃至図37において、図1乃至図30と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態の通帳処理装置4は、複数のローラ41a,41b,41cにおける高摩擦部42a〜42cと低摩擦部43a〜43cとの位置関係以外については上記通帳処理装置1、2又は3と同様に構成されている。
図31に示すように、通帳処理装置4は、捲り機構として、軸部材34と3つのローラ41a,41b,41cとを備えている。軸部材34の一端側に配置された第1ローラ41a、中央の第2ローラ41b、及び他端側の第3ローラ41cは、高摩擦部42a,42b,42c及び低摩擦部43a、43b、43cをそれぞれ備えている。
高摩擦部42a,42cと、高摩擦部42bとは、その角度範囲が異なって配置されている。高摩擦部42a,42cは、同位置に配され、高摩擦部42bは高摩擦部42a,42cと、その始点及び終点がずらされた状態で配置されている。軸部材34の矢印R方向の回転にともなって、ローラ41a,41b,41cのニップ位置で、高摩擦部42aと高摩擦部42cが先に捲対象頁13に接触し、ついで、高摩擦部42bの順で接触するように構成されている。
次に本実施形態にかかる通帳処理装置4の動作について図31乃至図37を参照して説明する。まず、図32に示す第1状態では、搬送機構20は停止し、3つのローラ41a〜41cが通帳10の捲対象頁13の上に配置され、捲対象頁13の上面に当接している。この第1状態では、ローラのニップ位置で、第1ローラ41a及び第3ローラ41cの高摩擦部42a、42cが下端に位置して捲対象頁13に当接するとともに、第2ローラ41bの低摩擦部43bが下端に位置して捲対象頁13に当接している。
この状態でローラ41a,41b,41cがR方向に回転する第1捲り動作では、図31に示すように、第1ローラ41と第3ローラ41cの高摩擦部42a,42cと捲対象頁13との摩擦により、Y方向における一端側及び他端側の両端が大きく撓み変形しながら、他の頁12に対し捲り方向Bに移動する。この第1捲り動作では、第2ローラ41bの高摩擦部42bは捲対象頁に接触していないため、Y方向の両端側が中央部分よりも大きく送られる不均一な動作となる。
この後の第2状態では、図33に示すように、ローラのニップ位置で、ローラ41a,41b,41cの高摩擦部42a,42b,42cが捲対象頁13に当接する状態となる。
この第2状態からローラ41a,41b,41cが回転する第2捲り動作では、図36に示すように高摩擦部42a,42b、42cと捲対象頁13との摩擦により、捲対象頁13の両端側と中央部分とが第2方向に相対移動する。
さらに、ローラ41a,41b,41cがそれぞれ矢印Rで示す回転方向に所定角度回転した第3状態では、図34に示すように、ローラのニップ位置で、第2ローラ41bの高摩擦部42bが捲対象頁13に接触するとともに、第1及び第4ローラ41a、41cはその低摩擦部43b、43cが下端に位置し、継続してR方向への回転に伴い捲対象頁13の終端或いは捲対象の次頁表面に接触する。
この状態でローラ41a,41b,41cが矢印R方向に回転する第3捲り動作では、図36に示すように、高摩擦部42bと捲対象頁13との摩擦により、捲対象頁13の中央部分が撓み変形しながら、他の頁12に対して第2方向に相対移動する。この第3捲り動作では、ローラのニップ位置で、第1及び第3ローラ41a、41cの高摩擦部42a,42cは捲対象頁13に接触していないため、Y方向の中央部分が送られる不均一な動作となる。
以後、第4状態では図35に示すようにローラのニップ位置で、低摩擦部43a〜43cが捲対象頁13の次頁表面に当接する。この状態で回転を停止する。
図37に、ローラ38a〜38cが通帳10の捲対象頁13と当接するローラのニップ位置で、高摩擦部42a〜42cが捲対象頁13に接触している場合をHで示し、低摩擦部43a〜43cが捲対象頁13に接触している場合をLで示す。図37に示されるように、上記回転を続けると、両端のローラ41a,41cと、中央部分のローラ41bとにより、Y方向の両側と中央部分とで捲り動作タイミングと捲り量が異なる。
第1至第4の捲り動作により、上記第1、第2及び第3実施形態と同様に、通帳10の捲対象頁13がローラ41a〜41cの上に乗り上げる。さらに、通帳10が搬送機構20によりローラ41a〜41cに対して搬送方向Aに移動することにより、捲対象頁13が、見開き状態の通帳10の他端側に移動することで頁捲り動作が完了する。
なお、第1実施形態と同様に第3〜第4捲り動作のタイミングで捲り補助動作を実施してもよい。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、捲り方向Bに直交する第1方向に並列された複数のローラ41a〜41cの捲り動作を不均一とし、両端側を中央部分よりも先に捲る動作となるため、全体にわたって一斉かつ均一に捲り動作をする場合と比べて、捲対象頁13が撓み変形しやすく、捲対象頁13と他の頁12の間に空間を形成することが容易となり、頁同士の分離精度を向上することができる。したがって、多重捲りを防止することができ、安定した頁捲り動作が可能となる。
また、高摩擦部42a〜42cの位置を周方向にずらすこと、および高摩擦部42の外周長の角度範囲を変えることにより、複雑な装置や処理を用いることなく、単純な構成で容易に捲り動作の開始および動作時間の捲り動作タイミングと捲り量を不均一とすることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば上述した例では、高摩擦部の当接のタイミングをずらすことにより捲り動作を不均一としたが、他に、捲る際の押圧力や捲り時間を違えて捲り動作を不均一としてもよい。また、上記実施形態では摩擦係数が異なる複数種類の材質を用いることにより捲りローラの外周面の一部に捲り部を構成したが、これに限るものではなく、例えばローラの外周面のうち一部分を径方向外側に向かって突出させて捲り部を構成してもよい。また捲り機構としてのローラが4つ以上であってもよい。
この他、本発明を実施するにあたり、各構成部材の具体的な形状など、本発明の構成要素を発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、前記冊子に対向して所定の第1方向に延びる回転可能な軸部材と、前記第1方向に並列し、かつ、離間して前記軸部材に設けられ、前記軸部材の回転に伴って回転可能であり、その外周面に、周方向に沿って、高摩擦部と低摩擦部とが形成された複数のローラと、を備え、複数の前記ローラのうち少なくとも2つは、前記高摩擦部の設けられている角度範囲が互いに異なることを特徴とする頁捲り装置。
(2)複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、前記冊子に対向して第1方向に延びる軸を中心として回転可能であって、その外周面に、周方向に沿って高摩擦部と低摩擦部とが形成されたローラを、複数備え、複数の前記ローラは、前記第1方向に並列して配置され、複数の頁を有する冊子の捲対象頁に前記捲り部が接触した状態で回転することにより前記対象頁の当該接触部分を他の頁に対して前記第1方向と交差する第2方向に移動させて前記対象頁を捲る捲り動作を行うとともに、前記複数のローラにそれぞれ設けられた前記高摩擦部の周方向における位置は互いに異なることを特徴とする頁捲り装置。
(3)前記第1方向の一端側の前記ローラの前記高摩擦部と他端側の前記ローラの前記高摩擦部とは、交互に前記対象頁に接触して前記対象頁を捲る捲り動作を行うことを特徴とする(1)又は(2)に記載の頁捲り装置。
(4)前記第1方向の1端側の前記高摩擦部は他端側の前記高摩擦部よりも前記回転方向における前方に位置し、前前記対象頁を捲る捲り動作時が記第1方向の一端側から他端側に向かって移行することを特徴とする(1)又は(2)に記載の頁捲り装置。
(5)前記ローラを3つ以上備え、前記第1方向の中央部分の前記ローラの前記高摩擦部が両端側の前記ローラの前記高摩擦部よりも前記回転方向における前方に位置し、前記冊子を捲る捲り動作が前記第1方向における中央部分から両端側に向かって移行することを特徴とする(1)又は(2)に記載の頁捲り装置。
(6)複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、前記冊子の前記捲対象頁を、他の頁に対して相対的に移動させることにより他の頁と離間させて捲る捲り機構を備え、前記捲り機構の捲り動作は、捲り動作の際に前記捲対象頁が他の頁に対して相対的に移動する方向と交差する第1方向において、捲り動作タイミングと捲り量が不均一であることを特徴とする頁捲り装置。
(7)前記第1方向の一端側と、他端側とにより交互に前記捲り動作が行われることを特徴とする(6)記載の頁捲り装置。
(8)前記捲り機構の捲り動作時が、前記第1方向の一端側から他端側に向かって移行することを特徴とする(6)に記載の頁捲り装置。
(9)前記第1方向の両端側の前記捲り動作と、中央部分の前記捲り動作とが異なることを特徴とする(6)に記載の頁捲り装置。
(10)複数の頁を有する冊子の捲対象頁を、他の頁に対して相対的に移動させることにより他の頁と離間させて捲る頁捲り方法であって、前記捲り機構の捲り動作は、捲り動作の際に前記捲対象頁が他の頁に対して相対的に移動する方向と交差する第1方向において、捲り動作タイミングと捲り量が不均一であることを特徴とする頁捲り方法。
(11)前記第1方向の一端側と、他端側とにより交互に前記捲り動作が行われることを特徴とする(10)記載の頁捲り方法。
(12)
前記捲り機構の捲り動作時が、前記第1方向の一端側から他端側に向かって移行することを特徴とする(10)に記載の頁捲り方法。
(13)
前記第1方向の両端側の前記捲り動作と、中央部分の前記捲り動作とが異なることを特徴とする(10)に記載の頁捲り方法。
(14)
前記捲り機構の前記第1方向において、捲り動作開始と捲り動作時間と頁捲り量とが異なることを特徴とする(10)乃至(13)のいずれかに記載の頁捲り方法。
本発明の第1実施形態に係る通帳処理装置の要部の構成を示す斜視図。 同通帳処理装置の要部の構成を示す側面図。 同通帳処理装置のローラの構成を示す斜視図。 同通帳処理装置の第1状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同通帳処理装置の第2状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同通帳処理装置の第3状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同通帳処理装置の第4状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の捲り動作におけるローラと捲対象頁の状態を示す説明図。 同通帳処理装置の第1状態を示す側面図。 同通帳処理装置の第1捲り動作を示す側面図。 同通帳処理装置の第1捲り動作を示す斜視図。 同通帳処理装置の第2状態を示す側面図。 同通帳処理装置の第2捲り動作を示す側面図。 同通帳処理装置の第2捲り動作を示す斜視図。 同実施形態の通帳処理装置の捲り動作を示す側面図。 同実施形態の捲り動作におけるローラと捲対象頁の状態を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係る通帳処理装置の第1捲り動作を示す斜視図。 同実施形態の第1状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第2状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第3状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第4状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の通帳処理装置の第2捲り動作を示す側面図。 同実施形態の通帳処理装置の捲り動作を示す側面図。 同実施形態の捲り動作におけるローラと捲対象頁の状態を示す説明図。 本発明の第3実施形態に係る通帳処理装置の第1捲り動作を示す斜視図。 同実施形態の第1状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第2状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第3状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の通帳処理装置の第2捲り動作を示す斜視図。 同実施形態の捲り動作におけるローラと捲対象頁の状態を示す説明図。 本発明の第4実施形態に係る通帳処理装置の第1捲り動作を示す斜視図。 同実施形態の第1状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第2状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第3状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の第4状態におけるローラと捲対象頁との関係を示す説明図。 同実施形態の通帳処理装置の第2捲り動作を示す斜視図。 同実施形態の捲り動作におけるローラと捲対象頁の状態を示す説明図。
符号の説明
1,2,3,4…通帳処理装置、10…通帳、12…用紙、13…捲対象頁、
20…搬送機構、21…搬送ベルト、22…ベルト駆動部、23…搬送経路、
30…頁捲り装置、34…軸部材、31a、35a,38a、41a…第1ローラ、
31b、35b,38b、41b…第2ローラ、31c、35c,41c…第3ローラ、
32a、32b、32c、36a、36b、36c、39a、39b、42a、42b、42c…高摩擦部、33a、33b、33c、37a、37b、37c、40a、40b、43a、43b、43c…低摩擦部。

Claims (5)

  1. 複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、
    前記冊子に対向して所定の第1方向に延びる回転可能な軸部材と、
    前記第1方向に並列し、かつ、離間して前記軸部材に設けられ、前記軸部材の回転に伴って回転可能であり、その外周面に、周方向に沿って、高摩擦部と低摩擦部とが形成された複数のローラと、を備え、
    複数の前記ローラのうち少なくとも2つは、前記高摩擦部の設けられている角度範囲が互いに異なることを特徴とする頁捲り装置。
  2. 複数の頁を有する冊子の捲対象頁を捲る頁捲り装置であって、
    前記冊子に対向して第1方向に延びる軸を中心として回転可能であって、その外周面に、周方向に沿って高摩擦部と低摩擦部とが形成されたローラを、複数備え、
    複数の前記ローラは、前記第1方向に並列して配置され、複数の頁を有する冊子の捲対象頁に前記捲り部が接触した状態で回転することにより前記対象頁の当該接触部分を他の頁に対して前記第1方向と交差する第2方向に移動させて前記対象頁を捲る捲り動作を行うとともに、
    前記複数のローラにそれぞれ設けられた前記高摩擦部の周方向における位置は互いに異なることを特徴とする頁捲り装置。
  3. 前記第1方向の一端側の前記ローラの前記高摩擦部と他端側の前記ローラの前記高摩擦部とは、交互に前記対象頁に接触して前記対象頁を捲る捲り動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の頁捲り装置。
  4. 前記第1方向の一端側の前記高摩擦部は他端側の前記高摩擦部よりも前記回転方向における前方に位置し、前記対象頁を捲る捲り動作時が前記第1方向の一端側から他端側に向かって移行することを特徴とする請求項1又は2に記載の頁捲り装置。
  5. 前記ローラを3つ以上備え、前記第1方向の中央部分の前記ローラの前記高摩擦部が両端側の前記ローラの前記高摩擦部よりも前記回転方向における前方に位置し、前記冊子を捲る捲り動作が前記第1方向における中央部分から両端側に向かって移行することを特徴とする請求項1又は2に記載の頁捲り装置。
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