JP2017013366A - 頁めくり装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通帳にカールがある場合であっても、多重めくりや、めくりミスをしない頁めくり装置を提供する。
【解決手段】少なくともめくり領域の前方からめくり領域の後方まで通帳搬送面の下側を延在する搬送ガイドと、めくり領域においてその搬送ガイドよりも上側に設けられ、回転してめくり領域に存在する通帳にめくり力を与えるめくりローラとを有する頁めくり装置において、搬送ガイドに、めくりローラの下方において搬送方向に直交する方向に延びる凹溝を形成するとともに、その凹溝のめくりローラからめくりローラの軸方向に離れた位置に通帳搬送方向に延びるリブを設けて、めくりローラから通帳に押圧力が加わった時にその通帳が通帳搬送方向に直交する方向に波打つようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、金融機関の窓口機やATM等の冊子からなる媒体(以下、通帳という。)に対して記帳処理を行う通帳処理機に組み込まれる頁めくり装置に関する。
通帳処理機で印字される通帳に頁めくりの必要が生じたときは、通帳を印字部から頁めくり装置に搬送する。そして、頁めくり装置は、印字部から搬送されてきた通帳を送りローラと押えローラで挟持した状態でめくりローラを回転させて、通帳の挟持されていない部分をめくり上げてその通帳を搬送することにより、頁めくりを行うように構成されている。
この場合、めくりローラの回転により通帳の最上位の頁のみがめくられることが必要である。しかし、従来の頁めくり装置においては、空振り(頁めくりミス)や一度に2枚以上をめくる多重めくりをして、最上位の頁のみをめくることは容易でなかった。
当初の頁めくり装置においては、通帳搬送ガイド(以下、搬送ガイドという。)のめくりローラの下側における上面が、めくりローラの前後における搬送ガイドの上面と同じ平面上に存在し、かつ、平坦であった。そのため、回転するめくりローラが頁めくり領域に存在する通帳の上面に接触しても、通帳の最上位の頁を湾曲させる契機となる一次曲げモーメントが発生しにくいので、最上位の頁が下側の頁から分離されにくい結果、円滑にめくられない。
そこで、一次曲げモーメントが発生しやすいように、めくりローラの通帳に対する押圧力を強めると、最上位の頁のならず、その下側の頁までも共連れでめくる多重めくりが生じる原因となった。
搬送ガイドが平坦であることによる多重めくりの問題を解決するため、搬送ガイドのめくりローラ下側の部分に、搬送ガイドのめくりローラの前後における上面よりも低い底面を有し、通帳搬送方向と直交する方向に延びる凹条溝を形成することにより、回転するめくりローラから通帳に加わるめくり力により通帳に湾曲を促す一次曲げモーメントが生じるように工夫した頁めくり装置が特許文献1に開示された。
特許文献1に記載された頁めくり装置は、凹条溝の上側にめくりローラと押えローラを同軸上に設け、凹条溝の下側に送りローラを、その送りローラの上面が凹条溝内の押えローラと接触するように設けたものである。
しかし、凹条溝の幅(通帳搬送方向の距離)が比較的狭く、また、送りローラの上面が凹条溝内で押えローラと接触するので、頁めくり領域において通帳が回転するめくりローラから加えられる押圧力により凹条溝内に沈む量が少ないため、通帳に生じる一次曲げモーメントが十分でないという弱点が指摘された。
めくりローラから加えられる押圧力により通帳に十分な一次曲げモーメントが生じるようにするためには、めくりローラから加えられる押圧力により通帳が凹条溝内に沈む量を大きくすればよいことは、容易に推考できる。しかし、頁めくり領域に到来した通帳が、その上面全体にわたって平坦である場合は、通帳の最上位の頁をその下側の頁から分離する作用が正常に行われるが、頁めくり領域に到来した通帳が当初から通帳の搬送方向に平行な直線に対してカールしている場合は、めくりローラが通帳を押圧しないか、押圧力が十分でないため、めくりローラのめくり力が通帳に加わらないので、頁めくりが行われない。すなわち、通帳にカールがある場合は、頁めくりミスを発生する場合がある。
また、特許文献1に記載された頁めくり装置では、送りローラの作用によって通帳が通帳搬送方向に直行する方向に波打つようにしているが、この方法では構造が複雑になり、かつ、部品数が多くなるため、製造コスト及び信頼性の両面で課題があった。
特許第4592350号公報 特許第4366021号公報 特許第3491616号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成により、通帳にカールがある場合であっても、多重めくり等をすることなく、頁めくりをする頁めくり装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、少なくともめくり領域の前方からめくり領域の後方まで通帳搬送面の下側を延在する搬送ガイドと、めくり領域においてその搬送ガイドよりも上側に設けられ、回転してめくり領域に存在する通帳にめくり力を与えるめくりローラとを有する頁めくり装置において、搬送ガイドに、めくりローラの下方において搬送方向に直交する方向に延びる凹溝を形成するとともに、その凹溝のめくりローラからめくりローラの軸方向に離れた位置に通帳搬送方向に延びるリブを設けて、めくりローラから通帳に押圧力が加わった時にその通帳が通帳搬送方向に直交する方向に波打つようにしたことを特徴とする。
前記リブは、その上面が搬送ガイドのめくりローラの前後における上面と等しい高さ、またはそれよりも低いことを特徴とする。
リブの前端と後端の一方または双方に連続し、そのリブの延長線上において搬送ガイドの上面から突出する山形の凸部が形成されていることが好ましい。
凹溝の前側に搬送ガイドの上面よりも上側に突出する凸部を形成し、その凸部の頂部から凹溝の底面の前端まで連なる傾斜面を形成することが好ましい。
本発明によれば、めくりローラから通帳に押圧力が加わった時にその通帳が通帳搬送方向に直交する方向に波打つ(波状に変形される)ので、通帳がカールしている場合でも、確実に頁めくりを行うことができる。また、搬送ガイドに、めくりローラの下方において搬送方向に直交する方向に延びる凹溝を形成するとともに、その凹溝のめくりローラからめくりローラの軸方向に離れた位置に通帳搬送方向に延びるリブを設けるだけであるので、構成が簡単であり、製造コスト及び信頼性の両面で有利である。
本発明の実施の形態に係る頁めくり装置を通帳処理機に組込んだときの概略構成図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2の搬送ガイドの斜視図である。 (a)は搬送される通帳がめくり領域に到達し、めくり動作が行われる直前の状態を示す断面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 (a)は図5の(a)の状態からめくり動作が行われている時の状態を示す断面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 搬送ガイドの凹溝に設けられるリブの各種態様を示す断面図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る頁めくり装置aを金融機関の係員窓口に設置される通帳処理機bに組込んだときの概略構成図である。
図1中、b0は入出口であって、通帳処理機bの筐体(図示省略)に設けられ、この入出口b0を介して通帳Nを通帳処理機bに挿入し、また、その挿入した通帳Nを受け取ることができる。そして、この入出口b0の内側には、挿入された通帳Nを通帳処理機b内に搬送する水平状の搬送路Lが形成されている。この搬送路Lは、搬送モータM1で回転駆動される送りローラr1と、その送りローラr1に対設された回転自在な押えローラr2とを所定の間隔を保って配置して構成されている。すなわち、この搬送路Lは、送りローラr1および押えローラr2の当接位置が水平線上に存在するように、そして、少なくとも1つの送りローラr1および押えローラr2の当接位置が、常時、通帳Nに位置する所定の間隔を保って配置されて構成されている。なお、押えローラr2は、周知の通帳処理機の搬送路と同様に、送りローラr1に対して図示しないばねを介して常時付勢されるように構成され、通帳Nを送りローラr1および押えローラr2で所定の圧力をもって挟持できるように構成されている。
上記搬送路L上には、入出口b0側から順に、入出部b1、読取書込部b2、印字部b3および本発明に係る頁めくり装置部aが設けられている。入出部b1には、光電素子からなるセンサSが設けられていて、そのセンサSが入出口b0に通帳Nが挿入されたことを検出したときに搬送路Lを介してその通帳Nを読取書込部b2側に取込み、また、読取書込部b2側から入出部b1に送られてきた通帳Nがその入出部b1から取出されたことを検知できるように構成されている。
読取書込部b2には、見開き状態の通帳に記載されている頁を示す所定の記号(マーク)を読取る光学読取器Oが設けられている。また、読取書込部b2には、磁気ヘッドHが設けられていて、通帳の磁気データ記録領域に記録されているデータを読取り、必要に応じて新たなデータを書込み、その書込んだデータをチェックできるように構成されている。印字部b3には、印字ヘッド及びプラテンからなるプリンタPが設けられていて、通帳Nの所定の行に所定の内容を印字できるように構成されている。なお、搬送路Lの途中には、通帳Nの搬送位置を検出する多数のセンサが設けられているが、図示を省略されている。
次に、図1のA−A線拡大断面図である図2および図2のB−B線断面図である図3を用いて頁めくり装置aについて説明する。頁めくり装置aが設けられている搬送路Lには、通帳Nを載置することができる搬送ガイド1が設けられている。図4に示すように、搬送ガイド1の上面の一部に、搬送路Lにおける通帳搬送方向と直交する方向に延びる凹溝2が設けられている。凹溝2は、搬送ガイド1の上方に設けられている後記めくりローラ3よりも入出口b0側の位置から、めくりローラ3よりも入出口b0と反対側の位置までの幅を有する。そして、その凹溝2には、搬送路Lにおける通帳搬送方向と直交する方向に均等な間隔を持って複数個(図2の例では3個)の凸状のリブ4が形成されている。そのリブ4は、凹溝2の前端から後端まで連続し、その上面は搬送ガイド1の凹溝2の前後両側における上面1a,1bと等しい高さにある。
凹溝2の幅中央に凹溝2の底面よりもわずかに凹んだ凹部2aが形成されている。凹溝2の上方に、凹部2aの真上において通帳搬送方向と直交する方向に延びる回転軸5が設けられ、その回転軸5に複数個(図2の例では3個)のめくりローラ3が固着されている。凹部2aは、各めくりローラ3の真下に位置し、めくりローラ3の最大径部分の回転を妨げないように設けられているものであり、断面形状は、特に限定されないが、図示の例では、円弧状に凹んで形成されている。しかし、凹部2aは、各めくりローラ3の真下のみでなく、通帳搬送方向と直交する方向に連続(リブ4の部分は除く)する溝状に形成してもよい。
めくりローラ3の回転軸5は、正転および逆転が可能なめくりモータM2により回転駆動される。めくりローラ3は、回転軸5の中心から凹溝2の底面までの距離よりも大きく、回転軸5の中心から凹部2aの底面までの距離よりもわずかに小さい最大径部分を有する。そして、めくりローラ3は、最大径部分が図3に示すように真上に向いている位置をホームポジションとする。
なお、図示しないが、めくりローラ3には、めくりローラ3の回転位置を検出する手段が設けられている。その検出手段は、たとえば、回転軸5に取付けられたスリット円板と、そのスリット円板のスリットを検知するホトセンサからなる。
また、搬送ガイド1には、凹溝2の前後両側に矩形の孔6が形成されている。搬送ガイド1の下側に設けられた回転軸7に回転可能に支持された押えローラr2の上部が各孔6から搬送ガイド1の上面1a,1bに突出されている。
各押えローラr2には、搬送ガイド1の上側に設けられた軸8に固着された送りローラr1が当接されている。軸8は、搬送モータM1(図1参照)で回転駆動される。回転軸7は、押えローラr2が送りローラr1に弾力的に当接するように、図示されていない付勢部材により送りローラr1方向に付勢されている。
図1、3、5中、G1,G2はめくり領域に設けられたガイドであって、めくりローラ3を中心にして搬送路Lの搬送方向の前後両側にそれぞれ設けられている。これらのガイドG1,G2は、送りローラr1の至近位置に設けられた水平な軸P1,P2を中心として回転自在に支持されている。その支軸P1,P2を図示しない駆動源により一定の角度範囲で回転させることにより、ガイドG1,G2のめくりローラ3に近い側がめくり領域において上下動される。この回転動作については後述する。
図1中、Cは、CPUを中心に構成された送りローラ移動制御手段を担う制御器であって、上記頁めくり装置aを含む通帳処理機b全体を統括的に制御する。したがって、この制御器Cにより上述した各モータM1,M2等も駆動制御される。
以下、上記構成からなる頁めくり装置aの頁めくり動作を図5〜図6を用いて説明する。今、印字部b3において通帳Nの見開き頁の最後の行への印字を終了して、次頁に印字する必要が生じたとする。すなわち、図5(a)において通帳Nの左側の頁の頁めくり(以下、これを「正めくり」という。)の必要が生じたとする。この場合、通帳Nは、搬送路L(送りローラr1および押えローラr2)を介して頁めくりされる頁の中央よりも後方の位置にめくりローラ3が位置するまで搬送される。
通帳Nが図5(a)に示される位置まで搬送されたのち、図6(a)に示されるように、めくりローラ3がめくりモータM2の回転により図5(a)に示されるホームポジションの位置から反時計方向に回転が開始されるとともに、ガイドG1,G2が上方へ移動される。めくりローラ3の回転により通帳Nの最上位の頁(中紙)のめくりが開始され、さらに、ガイドG2が上方へ回動していることにより、最上位の頁の湾曲が円滑に行われる。
送りローラr1と押えローラr2の当接面は搬送ガイド1の媒体載置面付近にあり、めくりローラ3の先端(最大径部分)のめくり面はその当接面よりも低い凹溝2の底面付近にある。しかも、凹溝2には通帳搬送方向に直交する方向に隔てた位置に複数のリブ4が形成されている。そのため、めくりローラ3の回転によりめくりローラ3の最大径部分が凹溝2の凹部2aを通過するとき、図6(b)に示されるように、通帳Nの搬送方向と直交する方向の断面形状が大きく波打つ状態となる。
これにより、めくりローラ3から通帳Nに大きな押圧力が加わるので、通帳が平坦なものである場合はもとより、通帳が当初からカールしている場合でも、通帳の最上位の頁が確実に弓なりに湾曲される。その頁が図6(a)のめくりローラ3と開放されているガイドG2との間に跳ね上げられた後、通帳Nは送りローラr1と押えローラr2により図6(a)において印字部b3に向けて左方向に搬送されることにより、頁めくり動作が終了する。したがって、最上位の頁がめくられないという不都合は効果的に回避される。また、通帳Nが波打つことから、各頁の分離効果が得られるので、多重めくりも防止される。
通帳Nが印字部b3に搬送されると、最上位の頁は完全にめくられて頁めくり動作は終了となる。そして、頁めくりされた後、ガイドG2は元の位置(図5(a)の位置)に復帰される。
なお、上述の例では、頁めくりを正めくりとして説明したが、図5(a)において通帳Nの右側の頁をめくる逆めくりの場合は、その右側の頁の中央よりも前方の位置がめくりローラ3に対向する位置に位置される。そして、めくりローラ3は、図6(a)において時計方向に回転されるとともに、ガイドG1が上方へ回動させられる。
上記送りローラr1と押えローラr2は、搬送面に対する位置関係を上下逆にしてもよいことは多言を要しない。また、上述の例では、頁めくり装置aが通帳処理機bに組込まれた例を示したが、ATM等の他の媒体処理機に組込まれてもよいことはもちろんである。
上記搬送ガイド1に形成される凹溝2、凹部2a、リブ4は、単なる一例であり、各種の変化形を採用することができる。図7にまとめて示す。同図の(イ)は、上述したものであり、凹溝2の底部に凹部2aが形成されているので、凹溝2の深さは、比較的浅い。また、リブ4の上面は搬送ガイド1の上面1a,1bと同じ面にある。
図7の(ロ)は、凹部2aの深さを(イ)の凹部2aの深さ等しくして、凹部2aを無くしものである。この場合も、リブ4の上面は搬送ガイド1の上面1a,1bと同じ面にある。図7の(ロ)の態様においては、めくりローラ3の最大径部分が真下に向いた時の通帳の湾曲部分の曲率半径が(イ)の場合よりも大きくなり、通帳からの反力が(イ)の場合よりもやや弱くなるので、通帳の中紙の剛性が高い場合に最上位の頁に適度のめくり力が加えられる利点がある。
図7の(ハ)は、(ロ)のリブ4の前後いずれか一方または両方の延長上に山形の凸部4a,4bを付加したものである。その場合、凸部4a,4bのリブ4側の傾斜面4a’,4b’を凹溝2の底部の端部の傾斜面2b,2cと共通な斜面上に存在させることが好ましい。このような傾斜面4a’,4b’、2b,2cを設けることにより、めくりローラ3が反時計方向に回転する正めくり時には、傾斜面4b’,2cが通帳に一次曲げモーメントを与えやすくなるので、めくり効果が向上する。めくりローラ3が時計方向に回転する、逆めくり時には傾斜面4a’,2bが通帳に一次曲げモーメントを与えやすくなるので、めくり効果が向上する。
図7の(二)は、(ロ)の凹溝2の前部に搬送ガイド1の上面よりも上側に突出する凸部1cを搬送ガイド1に形成し、その凸部1cの頂部から凹溝2の底面の前端まで連なる傾斜面2dを形成したものである。この凸部1cと傾斜面2dを有する場合は、次のような利点がある。すなわち、通帳処理機bの利用者が通帳処理機bに挿入した通帳を取り忘れて離れてしまった場合は、機内に見開き状態で残されている通帳を、その通帳の後半部がめくり領域に位置するまで搬送し、めくりローラ3を時計方向に回転して、その通帳を閉じる作用が行われる。この時、(ロ)の態様においては、通帳の中紙のめくりはできても、表紙は剛性が高いので、容易にはめくれない、すなわち、閉じることが困難である。これに対し、図7の(二)の凸部1cと傾斜面2dを有する場合は、めくりローラが表紙に強い押圧力とめくり力を加えることができるので、剛性が高い表紙をも容易にめくり、通帳を閉じることができる。この作用効果は、図7の(ハ)の場合にも得られる。
図7の(二)において、凹溝2の前部および後部に搬送ガイド1の上面よりも上側に突出する凸部1cを搬送ガイド1に形成し、その凸部1cの頂部から凹溝2の底面の前端および後端まで連なる傾斜面2dを形成したものが、特許文献2,3に開示されているが、図7の(二)のリブ4が設けられていないため、当初からカールしている通帳の場合は、頁めくりが円滑に行われない。
1 搬送ガイド
1a,1b 搬送ガイドの凹溝の前後の上面
2 凹溝
2a 凹部
2b,2c 凹部の前後の傾斜面
3 めくりローラ
4 リブ
4a,4b 山形の凸部
4a’,4b’凸部の傾斜面

Claims (4)

  1. 少なくともめくり領域の前方からめくり領域の後方まで通帳搬送面の下側を延在する搬送ガイドと、前記めくり領域においてその搬送ガイドよりも上側に設けられ、回転して前記めくり領域に存在する通帳にめくり力を与えるめくりローラとを有する頁めくり装置において、前記搬送ガイドに、前記めくりローラの下方において搬送方向に直交する方向に延びる凹溝を形成するとともに、その凹溝の前記めくりローラからめくりローラの軸方向に離れた位置に通帳搬送方向に延びるリブを設けて、前記めくりローラから通帳に押圧力が加わった時にその通帳が通帳搬送方向に直交する方向に波打つようにしたことを特徴とする頁めくり装置。
  2. 請求項1に記載の頁めくり装置において、前記リブは、その上面が前記搬送ガイドのめくりローラの前後における上面と等しい高さ、またはそれよりも低いことを特徴とする頁めくり装置。
  3. 請求項2に記載の頁めくり装置において、前記リブの前端と後端の一方または双方に連続し、そのリブの延長線上において前記搬送ガイドの上面から突出する山形の凸部が形成されていることを特徴とする頁めくり装置。
  4. 請求項1または2に記載の頁めくり装置において、前記凹溝の前側に前記搬送ガイドの上面よりも上側に突出する凸部を形成し、その凸部の頂部から前記凹溝の底面の前端まで連なる傾斜面を備えたことを特徴とする頁めくり装置。
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