JP6181487B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、刷版などのシート状の記録媒体を記録ドラムに巻き付けて画像を記録する画像記録装置に関する。
近年、製版工程においては、コンピュータによって作成した画像データを直接刷版に焼き付けるCTP(Computer To Plate)が広く普及している。CTP装置は、例えば円筒形状の記録ドラムの周面にシート状の刷版を巻き付け、その記録ドラムを回転させつつ、レーザ光を照射する記録ヘッドを記録ドラムの軸方向に沿って走査させることにより刷版に画像を記録する。
このようないわゆる外面円筒記録方式のCTP装置には、記録ドラムに対して刷版の供給および排出を行う機構が設けられている。例えば、特許文献1には、供給ガイドパネルを用いて刷版をドラムに供給するとともに、刷版の一端を排出ガイドローラに挟み込んで所定の排出経路に案内する機構が開示されている。また、特許文献2には、記録ドラムの周面から見て異なる方向に供給機構と排出機構とを設け、刷版の供給時と排出時とで記録ドラムに押圧するスクイジローラの位置を切り替えて移動させる技術が開示されている。さらに、特許文献3には、供給機構よりも排出機構を上側に設け、チャックによる保持を解除したときに刷版の弾性力によって刷版が記録ドラムから跳ね上がるのを利用して排出機構に刷版を排出する技術が開示されている。
特開2002−258491号公報 特開2011−75793号公報 特開2003−72016号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示される技術では、排出ガイドローラやスクイジローラを移動させる駆動機構が必要となるため、駆動部品の点数が多くなり、装置のコストが高くなるとともに、装置構成が複雑になるという問題があった。特許文献3に開示される技術では、駆動部品の点数増加を抑制して装置構成が複雑になるのは防止できるものの、刷版の弾性力を利用して刷版を排出する構成となっている。刷版の弾性力はその材質・厚さ等によって異なる。実際に使用される刷版の材質・厚さは多種多様であり、それらのうちには弾性力が弱いものも含まれている。特許文献3に開示される技術において、弾性力の弱い刷版を使用した場合、上側の排出機構にまで刷版が跳ね上がることができずに下側の供給機構側に排出されてしまうという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な装置構成にて刷版の種類に関わりなく確実に刷版を排出することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録装置において、回転自在に設けられ、記録媒体を円筒周面に巻き付けて保持する円筒形状の記録ドラムと、前記記録ドラムを前記円筒形状の中心軸を回転中心として回転させるドラム回転部と、前記記録ドラムの回転を制御する回転制御部と、前記記録ドラムの周面に記録媒体を供給する供給部と、前記記録ドラムの周面に保持された記録媒体に画像を記録する画像記録部と、前記記録ドラムの周面から送り出された記録済みの記録媒体を受け取って排出する排出部と、前記記録ドラムの中心軸と平行に前記記録ドラムの周面と接離自在に設けられた円筒形状のスクイジローラとを備え、前記排出部には、前記スクイジローラが前記記録ドラムに保持された記録媒体と接触しているときの双方の接触線における前記スクイジローラの接平面である第1接平面よりも下側に排出目標位置が設定され、前記回転制御部は、回転する前記記録ドラムの周面から前記接触線にて離間して前記第1接平面に沿って送り出される記録媒体の先端が重力によって下方に垂れつつ前記排出目標位置に到達するように前記ドラム回転部を制御するとともに、前記排出部は、互いに周面で接触する円筒形状の一対の排出ローラを備え、前記排出目標位置は、前記一対の排出ローラの接触線に設定され、前記排出目標位置に到達した記録媒体は前記一対の排出ローラに挟み込まれて排出され、前記排出部は、前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラを回転させるローラ回転部をさらに備え、前記一方の排出ローラと前記ローラ回転部とは、前記ローラ回転部の動作にかかわらず記録媒体が排出される方向には前記一方の排出ローラを自由に回転させるワンウェイクラッチを介して連結され、前記ローラ回転部は、前記記録ドラムから前記記録媒体の送り出しが開始されたときに、前記記録ドラムから送り出される前記記録媒体の速度よりも前記一対の排出ローラの周速度が遅くなるように前記一方の排出ローラを回転させるとともに、前記記録媒体の先端が前記排出目標位置に到達する直前に回転を停止することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像記録装置において、前記記録ドラムに保持された記録媒体と前記スクイジローラが接触する接触位置と、前記記録ドラムに保持された記録媒体と前記スクイジローラが離間する離間位置との間で、前記スクイジローラを移動させるスクイジローラ移動機構をさらに備え、前記スクイジローラにおける前記接触位置は、前記記録ドラムの中心軸を座標原点として、特定の座標位置に位置することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る画像記録装置において、前記排出部に、前記記録ドラムの周面から送り出された記録媒体の先端を前記排出目標位置に導く案内部を設けることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明に係る画像記録装置において、前記案内部は、前記排出目標位置よりも上側に向かう記録媒体を前記排出目標位置に導く上側ガイドと、前記排出目標位置よりも下側に向かう記録媒体を前記排出目標位置に導く下側ガイドと、を有することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明に係る画像記録装置において、前記上側ガイドは上側に向けて膨らむように湾曲された案内面を有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4の発明に係る画像記録装置において、前記上側ガイドは上側に向けて突き出るように屈曲された案内面を有することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項から請求項のいずれかの発明に係る画像記録装置において、前記案内部は、前記一対の排出ローラの接触線における共通接平面である第2接平面に漸近するように記録媒体を前記排出目標位置に導くように設けられることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項7の発明に係る画像記録装置において、前記排出部は、前記一対の排出ローラによって排出された記録媒体を搬送する搬送ローラをさらに備え、前記搬送ローラは、周面が前記第2接平面と接するように設けられることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかの発明に係る画像記録装置において、前記供給部による記録媒体の供給ラインは、前記第1接平面よりも上側に設けられることを特徴とする。
請求項1から請求項の発明によれば、重力によって刷版の先端が垂れ下がることを利用して刷版を排出しているため、簡易な装置構成にて刷版の種類に関わりなく確実に刷版を排出することができる。また、記録媒体の送り出しが開始されたときに、記録ドラムから送り出される記録媒体の速度よりも一対の排出ローラの周速度が遅くなるように一方の排出ローラを回転させるため、刷版に不要な応力を作用させることなく、刷版を円滑に一対の排出ローラに挟み込んで排出することができる。
特に、請求項2の発明によれば、前記記録ドラムに保持された記録媒体とスクイジローラとが特定の接触位置で接触するため、スクイジローラ移動機構を簡易な構成とすることができ、より簡易な装置構成とすることができる。
特に、請求項3の発明によれば、記録ドラムの周面から送り出された記録媒体の先端を排出目標位置に導く案内部を設けるため、より確実に刷版を排出目標位置に導いて排出することができる。
特に、請求項5の発明によれば、上側ガイドは上側に向けて膨らむように湾曲された案内面を有するため、刷版が上側ガイドの案内面に突き当たる衝撃が緩和され、その衝撃に起因した刷版の破損や衝突音の発生を防止することができる。
特に、請求項6の発明によれば、上側ガイドは上側に向けて突き出るように屈曲された案内面を有するため、刷版が上側ガイドの案内面に突き当たる衝撃が緩和され、その衝撃に起因した刷版の破損や衝突音の発生を防止することができる。
特に、請求項の発明によれば、一対の排出ローラの接触線における共通接平面である第2接平面に漸近するように記録媒体を排出目標位置に導くため、刷版の先端が円滑に一対の排出ローラによって挟み込まれることとなり、刷版に機械的なダメージを与えるのを防ぐことができる。
特に、請求項の発明によれば、搬送ローラは、周面が第2接平面と接するように設けられるため、一対の排出ローラから第2接平面に沿って送り出された刷版を円滑に搬送ローラによって搬送することができる。
本発明に係る画像記録装置の全体構成を示す図である。 刷版を記録ドラムの外周面に巻き付ける状態を示す図である。 刷版に露光処理を行っている状態を示す図である。 刷版を記録ドラムから排出部へと排出する状態を示す図である。 記録ドラムから刷版の先端近傍が送り出された状態を示す図である。 案内部によって刷版の先端を排出目標位置に導く様子を示す図である。 排出ローラの回転駆動機構を示す図である。 刷版の先端近傍が一対の排出ローラに挟み込まれた状態を示す図である。 記録ドラムから刷版の後端近傍が送り出された状態を示す図である。 案内部の形状の他の例を示す図である。 記録ドラムと排出目標位置との位置関係の他の例を示す図である。 記録ドラムと排出目標位置との位置関係の他の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像記録装置の全体構成を示す図である。なお、図1および以降の各図においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数を誇張または簡略化して描いている。
この画像記録装置1は、シート状の記録媒体である刷版にレーザ光を照射して画像を記録する製版装置であり、より具体的にはコンピュータによって作成した画像データを直接刷版に記録するCTP装置である。画像記録装置1は、主たる要素として、記録ドラム10、供給部20、排出部30および記録ヘッド50を備える。また、画像記録装置1は、装置全体を管理する制御部90を備える。
円筒形状の記録ドラム10は、その中心軸16を水平方向に沿わせて回転自在に設けられている。画像記録装置1にはドラム回転モータ15が設けられており、このドラム回転モータ15によって中心軸16を回転中心として記録ドラム10が回転される。ドラム回転モータ15は、図1の紙面上における時計回りおよび反時計回りのいずれにも記録ドラム10を回転させることができる。記録ドラム10の回転方向および回転速度は制御部90によって制御される。
記録ドラム10は、その円筒周面にシート状の刷版3を巻き付けて保持する。より具体的には、記録ドラム10には先端クランプ11および後端クランプ12が付設されており、刷版3の両端を先端クランプ11および後端クランプ12によって記録ドラム10の外周面との間に挟持して固定することにより、刷版3を当該外周面に巻き付ける。なお、先端クランプ11は記録ドラム10の周面に固定設置されており、後端クランプ12は図示省略のクランプ着脱機構によって記録ドラム10の周面の所定位置に装着される。後端クランプ12の装着位置は刷版3の長さによって異なる。
刷版3は、表面に感光性物質が塗布されたアルミニウム合金の薄板である。薄板状の刷版3の剛性は主として材質と板厚とによって規定される。刷版3に使用されるアルミニウム合金には複数の種類があり、また刷版3のサイズおよび板厚も多種多様である。従って、画像記録装置1にて露光対象となる刷版3の剛性は一様ではない。なお、画像記録装置1にて露光対象となる刷版3の板厚は、特に限定されるものではないが、例えば0.15mm〜0.3mmである。
記録ヘッド50は、所定の画像データに基づいて変調されたレーザ光を記録ドラム10の周面に保持された刷版3の表面に照射して画像を記録する。記録ヘッド50は、副走査機構51によって記録ドラム10の中心軸16と平行な方向(つまり、図1の紙面と垂直な方向)にスライド移動可能とされている。
また、画像記録装置1には、記録ドラム10の近傍にスクイジローラ18が設けられている。本実施形態では、図1の紙面上において、記録ドラム10の左上側にスクイジローラ18が設けられている。スクイジローラ18は、記録ドラム10と平行に回転自在に設けられた円筒形状のローラである。スクイジローラ18は、記録ドラム10の周面に接触する接触位置と当該周面から離間した離間位置との間で図示省略のスクイジローラ移動機構によって当該周面に対して接離自在とされている。なお、本明細書におけるスクイジローラ18と記録ドラム10との接触には、刷版3を挟み込んでスクイジローラ18が記録ドラム10の周面に接触する場合も含む。また、スクイジローラの上記接触位置は、記録ドラム10の中心軸16に垂直な断面にて当該中心軸16を座標原点としたときに、特定の座標位置に固定されている。すなわち、スクイジローラ18は記録ドラム10と特定の接触位置で接触する。
スクイジローラ18は、接触位置に移動しているときには、刷版3を記録ドラム10の周面に押圧して密着させる。また、スクイジローラ18が離間位置に移動しているときには、スクイジローラ18と記録ドラム10の周面との間を先端クランプ11および後端クランプ12が通過可能である。なお、スクイジローラ18を単独で回転させる機構は設けられていないが、スクイジローラ18が接触位置に位置しているときには記録ドラム10の回転に従動して回転する。
供給部20は、刷版3を載置するトレー21と、刷版3を記録ドラム10に向けて送り出すための複数の供給ローラ22とを備える。供給部20は、図1の紙面上において、記録ドラム10の右上側に設けられている。供給部20は、作業者の所定の操作に応答してトレー21に載置されている刷版3を記録ドラム10の周面に供給する。
排出部30は、案内部31、一対の排出ローラ36,37および搬送ベルト機構45を備える。本実施形態では、排出部30は供給部20と同様に、図1の紙面上において、記録ドラム10の右上側に設けられている。すなわち、記録ドラム10から見て、供給部20と排出部30とは同じ側に設けられており、排出部30が供給部20よりも下側に設けられている。
ここで、本明細書において「上側」とは、広く相対的に上方という意味であり、鉛直方向上側(真上)の他に斜め上側も含む概念である。同様に、「下側」とは、広く相対的に下方という意味であり、鉛直方向下側(真下)の他に斜め下側も含む概念である。
排出部30は、記録ドラム10の周面から送り出された記録済み(露光済み)の刷版3を受け取って排出する。排出部30は、送り出された記録済みの刷版3の先端を案内部31にて導き、一対の排出ローラ36,37によって刷版3を挟み込んで搬送ベルト機構45により排出する。排出部30が備える案内部31および一対の排出ローラ36,37についてはさらに詳細に後述する。
制御部90は、画像記録装置1に設けられた各動作機構を制御して刷版3に対する画像記録処理を進行させる。制御部90のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部90は、各種演算処理を行うCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく磁気ディスクを備えて構成される。制御部90のCPUが所定の処理プログラムを実行することによってドラム回転モータ15および記録ヘッド50などを制御し、画像記録装置1における処理が進行する。
次に、上記の構成を有する画像記録装置1における処理動作について説明する。まず、画像記録装置1にて刷版3に画像を記録する全体動作について概説した後、露光後の刷版3の排出動作について詳細に説明する。刷版3は、供給部20のトレー21に載置される。トレー21への刷版3の載置は、作業者が手動で行うようにしても良いし(いわゆる手差し)、刷版3を多数保管するオートローダなどから自動で供給するようにしても良い。トレー21には、刷版3が1枚ずつ供給される。
トレー21に刷版3が載置された後、作業者が所定の処理開始操作を行うことにより、当該刷版3が供給部20から記録ドラム10の周面に供給される。図1に示すように、本実施形態では、トレー21が供給側先端を左下側の記録ドラム10に向ける傾斜姿勢で設けられている。よって、特段の駆動機構(例えばモータなど)を設けることなく、トレー21に備えられた複数の供給ローラ22によって刷版3は記録ドラム10の周面に向けて送り出される。
刷版3は供給部20の複数の供給ローラ22によって直線的に送り出される。供給部20のトレー21が傾斜姿勢で設けられているため、供給部20が刷版3を送り出す供給ラインは水平方向に対して所定の角度を有する。供給部20が刷版3を送り出す供給ラインは後述する第1接平面81よりも上側に設けられている(図2参照)。また、スクイジローラ18が記録ドラム10の周面に接触しているときの双方の接触線を当該供給ラインが通過する位置に供給部20は設置されている。
供給部20から刷版3が供給されるときには、スクイジローラ18が記録ドラム10の周面から離間した離間位置に移動しているとともに、そのスクイジローラ18の近傍に先端クランプ11が位置するように記録ドラム10が回転して停止している。すなわち、概ね刷版3の供給ライン上に先端クランプ11が位置するように記録ドラム10が回転駆動されている。そして、供給部20から供給ラインに沿って供給された刷版3の先端が先端クランプ11によって記録ドラム10の周面との間に挟持されて固定される。
次に、制御部90の制御によってドラム回転モータ15が記録ドラム10を図1の紙面上で反時計回りに回転させるとともに、スクイジローラ18が記録ドラム10の周面と接触する接触位置に移動して刷版3を記録ドラム10の周面に押圧して密着させる。これにより、刷版3が順次に記録ドラム10の周面に巻き付けられる。
図2は、刷版3を記録ドラム10の外周面に巻き付ける状態を示す図である。刷版3の先端を先端クランプ11によって挟持し、スクイジローラ18が刷版3を記録ドラム10の周面に押圧して密着させつつ記録ドラム10が回転することにより、刷版3が先端側から後端側に向けて順次に記録ドラム10の周面に巻き付けられる。
やがて、刷版3の後端が供給部20のトレー21から送り出されて記録ドラム10の周面近傍にまで到達したときに、記録ドラム10の回転が一旦停止し、後端クランプ12が記録ドラム10の周面の所定位置に装着されて当該後端を記録ドラム10の周面との間に挟持して固定する。これにより、刷版3の全体が記録ドラム10の周面に巻き付けられて装着される。
続いて、スクイジローラ18が記録ドラム10の周面から離間した離間位置に移動するとともに、記録ドラム10が再び中心軸16を回転中心として回転し、刷版3を記録開始位置に移動させる。そして、記録ヘッド50から刷版3の表面にレーザ光を照射して画像記録を開始する。
図3は、刷版3に露光処理を行っている状態を示す図である。周面に密着するように刷版3が巻き付けられた記録ドラム10はドラム回転モータ15によって中心軸16を回転中心として回転する。これにより、記録ヘッド50が刷版3に対して主走査方向に相対移動することとなる。また、記録ヘッド50は、副走査機構51によって記録ドラム10の中心軸16と平行な方向に往復移動される。これにより、記録ヘッド50が刷版3に対して副走査方向に相対移動することとなる。
記録ヘッド50は、刷版3に対して主走査方向および副走査方向に相対移動しつつ、所定の画像データに基づいて変調されたレーザ光を刷版3の表面に照射する。このようにして、刷版3の表面が順次に露光されて画像記録が進行する。なお、画像記録に供される画像データは、例えば装置外部のコンピュータによって作成されたものが制御部90の記憶部に格納されている。
次に、画像記録が終了した後、制御部90の制御によってドラム回転モータ15が記録ドラム10を図1の紙面上で時計回りに回転させるとともに、スクイジローラ18が再び接触位置に移動して刷版3を記録ドラム10から排出する。記録ドラム10から送り出された刷版3は排出部30へと排出される。
図4は、刷版3を記録ドラム10から排出部30へと排出する状態を示す図である。記録ヘッド50による露光が終了した後、スクイジローラ18が記録ドラム10の周面から離間した状態のまま記録ドラム10が紙面上で時計回りに回転し、後端クランプ12がスクイジローラ18の近傍を通過する。続いて、スクイジローラ18が接触位置に移動するとともに、後端クランプ12による刷版3の挟持を解除する。
後端クランプ12による挟持が解除されると、アルミニウム合金の薄板である刷版3の後端側は弾性力によって跳ね上がり、記録ドラム10の周面から離間する。但し、スクイジローラ18が接触位置にあって刷版3を記録ドラム10の周面に押圧しているため、刷版3が記録ドラム10の周面から離間するのはスクイジローラ18によって押圧されている位置までである。そして、後端クランプ12による挟持が解除された状態で記録ドラム10がさらに紙面上時計回りに回転することにより、刷版3が記録ドラム10から送り出される。記録ドラム10から送り出された刷版3は、重力によって下方に垂れ下がりつつ前進して排出部30へと排出される。
以下、排出部30への刷版3の排出についてさらに詳細に説明する。刷版3の供給時と排出時とでは刷版3の進行方向が逆となるため、以降の排出動作に関する説明では、供給時における刷版3の先端を後端とし、刷版3の後端を先端として記述する。
図5は、記録ドラム10から刷版3の先端近傍が送り出された状態を示す図である。上述したように、後端クランプ12の挟持が解除されることによって、刷版3の先端側(供給時の後端側)が跳ね上がるものの、刷版3が記録ドラム10の周面から離間するのはスクイジローラ18によって押圧されている位置までである。換言すれば、スクイジローラ18と記録ドラム10との接触線にて刷版3が記録ドラム10の周面から離間されて送り出されるのである。このとき、スクイジローラ18が記録ドラム10と接触しているときの双方の接触線を通る第1接平面81に沿って刷版3が送り出される。厳密には、第1接平面81は、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線におけるスクイジローラ18の接平面であり、図5では一点鎖線にて示している。なお、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線は、スクイジローラ18の円筒形状の周面と刷版3の表面とが接触する線であり、記録ドラム10の中心軸16と平行な線となる。
ドラム回転モータ15が記録ドラム10を紙面上時計回りにさらに回転させると、その回転によって刷版3がスクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線から第1接平面81に沿って順次に送り出される。刷版3が送り出される速度は、記録ドラム10の周速度と等しい。周速度とは、円筒形状である記録ドラム10の周面上の点の移動速度である。記録ドラム10の周速度は、ドラム回転モータ15による記録ドラム10の回転速度と比例しており、制御部90によって制御されている。また、記録ドラム10の回転に連動してスクイジローラ18も紙面上反時計回りに回転する。
本実施形態では、各図の紙面上で記録ドラム10の左上側にスクイジローラ18が設けられている。第1接平面81は、記録ドラム10の中心軸16とスクイジローラ18の中心軸とを結ぶ線分と垂直となる。よって、第1接平面81は水平面に対して所定の傾斜角を有する傾斜面となり、第1接平面81に沿って送り出される刷版3は各図の紙面上で右上側に向けて送り出されることとなる。刷版3が記録ドラム10から斜め上方に向けて送り出されると、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線よりも刷版3の先端側には重力が作用して曲げモーメントが発生する。そして、記録ドラム10から第1接平面81に沿って斜め上方に送り出された刷版3の先端は重力によって徐々に下方に垂れ下がり、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線よりも刷版3の先端側にはたわみが生じる。
その結果、図5に示すように、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線にて第1接平面81に沿って送り出された刷版3がたわみによって徐々に第1接平面81から下側に離れるように湾曲して前進することとなる。第1接平面81からの乖離の程度は、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線から刷版3の先端に近くなるほど大きくなる。また、刷版3の先端が第1接平面81から乖離する程度は、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線からの刷版3の送り出し量が多くなるほど大きくなる。
また、本実施形態では、排出部30が第1接平面81よりも下側に設けられている。そして、記録ドラム10から送り出された刷版3は、第1接平面81から下側にたわみつつ前進し、第1接平面81よりも下側の排出部30に到達するのである(図4参照)。その一方、供給部20によって刷版3が送り出される供給ラインは第1接平面81よりも上側に設けられている。
排出部30は、案内部31、一対の排出ローラ36,37および搬送ベルト機構45を備える。排出ローラ36,37は、いずれも円筒形状を有しており、同一の大きさであっても良い。排出ローラ36,37は、例えば刷版3が滑らないゴムにて形成される。一対の排出ローラ36,37は、互いに周面で接触するように平行に設けられている。そして、一対の排出ローラ36,37の接触線が排出部30における排出目標位置38として設定されている。排出目標位置38は第1接平面81よりも下側である。記録ドラム10の周面から第1接平面81に沿って送り出された刷版3の先端は重力によって徐々に下方に垂れ下がりつつ、第1接平面81よりも下側の排出目標位置38に到達する。排出目標位置38に到達した刷版3は、一対の排出ローラ36,37に挟み込まれて搬送ベルト機構45に排出されることとなる。
ところで、記録ドラム10から送り出された刷版3の先端が通過する軌跡は、重力によって刷版3がたわむため、徐々に第1接平面81から離れていくような湾曲面となる。その湾曲の程度は、刷版3の剛性および刷版3が記録ドラム10から送り出される速度によって規定される。刷版3の剛性が高くなるほど、また刷版3が送り出される速度が速くなるほど、上記湾曲面の湾曲の程度が小さくなって第1接平面81に近づく。刷版3の剛性は画像記録装置1での調整が不可能な物性値であるが、記録ドラム10から刷版3を送り出す速度は制御部90によって調整可能である。換言すれば、制御部90が記録ドラム10の回転速度を制御することによって、刷版3の先端が通過する軌跡を調整して当該先端を上記の排出目標位置38に到達させることができるのである。
もっとも、排出目標位置38は一対の排出ローラ36,37の接触線であるため、制御部90が記録ドラム10の回転数を制御したとしても、刷版3の先端を安定して確実に排出目標位置38に到達させることは容易ではない。このため、記録ドラム10の周面から送り出された刷版3の先端を安定して確実に排出目標位置38に導くための案内部31を排出部30に設けている。
案内部31は、一対の排出ローラ36,37よりもスクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線に近い側に設けられている。案内部31は、上側ガイド32および下側ガイド33を備える。上側ガイド32は、記録ドラム10から送り出されて排出目標位置38よりも上側に向かう刷版3の先端を排出目標位置38へと導く。一方、下側ガイド33は、記録ドラム10から送り出されて排出目標位置38よりも下側に向かう刷版3の先端を排出目標位置38へと導く。
図6は、案内部31によって刷版3の先端を排出目標位置38に導く様子を示す図である。本実施形態の案内部31の上側ガイド32は、屈曲点32bにて上側に向けて突き出るように屈曲された案内面32aを有する。また、下側ガイド33は、平坦な案内面33aを有する。案内面32a,33aは、それぞれ上側ガイド32および下側ガイド33の内側(上側ガイド32の下面および下側ガイド33の上面)に形成される。上側ガイド32の案内面32aは、屈曲点32bよりも先端側(排出目標位置38とは反対側)では屈曲点32bから斜め下方に向かう傾斜面とされ、屈曲点32bよりも基端側(排出目標位置38に近い側)では概ね水平な面とされている。下側ガイド33の案内面33aは、排出目標位置38から斜め下方に向かう平坦な傾斜面である。
図6の矢印AR61にて示すように、記録ドラム10の周面から送り出されて排出目標位置38よりも上側に向かう刷版3の先端は、上側ガイド32の案内面32aに到達し、その案内面32aに沿って排出目標位置38に導かれる。上側ガイド32の先端近傍に向かって送り出された刷版3の先端は水平面に対して比較的大きな角度をもって進行することとなるが、上側ガイド32の案内面32aが上側に向けて突き出るように屈曲された形状であるため、刷版3の先端は比較的小さな角度にて案内面32aに突き当たる。従って、刷版3が上側ガイド32の案内面32aに突き当たる衝撃が緩和され、その衝撃に起因した刷版3の破損や衝突音の発生を防止することができる。また、刷版3の露光面は上側ガイド32とは接触しない。
一方、図6の矢印AR62にて示すように、記録ドラム10の周面から送り出されて排出目標位置38よりも下側に向かう刷版3の先端は、下側ガイド33の案内面33aに到達し、その案内面33aに沿って排出目標位置38に導かれる。本実施形態の配置構成では、記録ドラム10から送り出された刷版3の先端が大きな入射角で下側ガイド33の案内面33aに突き当たることはないため、案内面32aは平坦面であっても足りる。
このように、本実施形態においては、まずは第1接平面81よりも下側に排出目標位置38を設け、回転する記録ドラム10の周面から第1接平面81に沿って送り出される刷版3の先端が重力によって下方に垂れつつ排出目標位置38に到達するように制御部90がドラム回転モータ15を制御する。しかし、排出目標位置38は一対の排出ローラ36,37の接触線であるため非常に狭く、かかる制御を行ったとしても、刷版3の先端が排出目標位置38の上下に多少ずれて到達することが想定される。そこで、上側ガイド32および下側ガイド33を有する案内部31を設け、排出目標位置38に対してずれて到達した刷版3の先端を排出目標位置38に導くようにしているのである。
排出目標位置38は一対の排出ローラ36,37の接触線であるが、その接触線にて双方の排出ローラ36,37に接するのが第2接平面39である。換言すれば、第2接平面39は、一対の排出ローラ36,37の接触線を通る双方の共通接平面であり、図5および図6では二点鎖線にて示している。
記録ドラム10から送り出された刷版3が第2接平面39に沿って排出目標位置38に到達した場合に最も円滑に一対の排出ローラ36,37によって刷版3が挟み込まれることとなる。案内部31は、刷版3の先端を排出目標位置38に導くためのものであるが、より好ましくは第2接平面39に漸近するように刷版3を排出目標位置38に導く。具体的には、案内部31の上側ガイド32および下側ガイド33の基端側端部(排出目標位置38に近い側の端部)を可能な限り第2接平面39に近づける配置構成とする。これにより、刷版3の先端が円滑に一対の排出ローラ36,37によって挟み込まれることとなり、刷版3に機械的なダメージを与えるのを防ぐとともに、衝突音の発生を抑制することができる。
図5に示すように、排出部30は、一対の排出ローラ36,37のうちの一方の排出ローラ37を回転させるローラ回転モータ35を備える。図7は、排出ローラ37の回転駆動機構を示す図である。ローラ回転モータ35の回転軸と排出ローラ37の回転軸とがタイミングベルト44によって連結されている。また、排出ローラ37の回転軸にはワンウェイクラッチ41が介挿されている。ワンウェイクラッチ41は、時計回りおよび反時計回りのうちの一方の方向のみに回転力を伝達するクラッチ機構である。なお、他方の排出ローラ36については、能動的な回転駆動機構は設けられておらず、回転自在に設置されている。
本実施形態では、ローラ回転モータ35が排出ローラ37を刷版3が排出される方向に回転させるときのみ、ワンウェイクラッチ41がローラ回転モータ35の回転力を排出ローラ37に伝達する。よって、ローラ回転モータ35は、刷版3の排出方向とは反対方向には排出ローラ37を回転させることができない。このことは、排出ローラ37の側から見ると、ローラ回転モータ35の動作にかかわらず刷版3の排出方向には自由に回転することができることを意味する。すなわち、一方の排出ローラ37とローラ回転モータ35とは、ローラ回転モータ35の動作にかかわらず刷版3が排出される方向には排出ローラ37を自由に回転させるワンウェイクラッチ41を介して連結されている。
記録ドラム10から刷版3の送り出しが開始されたとき、つまり刷版3の先端が排出部30に到達していない段階(図5の状態)では、ローラ回転モータ35が刷版3の排出方向に排出ローラ37を回転させる。このときの、排出ローラ37の周速度は刷版3の排出速度よりも若干遅い。具体的には、刷版3の排出速度は記録ドラム10の周速度であり、排出ローラ37の周速度が記録ドラム10の周速度よりも若干遅くなるように制御部90がローラ回転モータ35を制御する。また、排出ローラ37の回転にともなって、排出ローラ37に接している排出ローラ36も刷版3の排出方向に回転する。
次いで、刷版3の先端が排出目標位置38に到達する直前、例えば刷版3の先端が案内部31に到達した時点で、制御部90がローラ回転モータ35の回転を停止させる。ローラ回転モータ35と排出ローラ37とはワンウェイクラッチ41を介して連結されているため、ローラ回転モータ35が回転を停止したとしても、排出ローラ37は刷版3の排出方向に惰性で回転し続ける。但し、排出ローラ37の周速度は刷版3の排出速度よりも遅い。
続いて、刷版3の先端が直接にまたは案内部31によって案内されて一対の排出ローラ36,37の接触線である排出目標位置38に到達し、それら排出ローラ36,37によって挟み込まれる。そして、刷版3は一対の排出ローラ36,37に挟み込まれて搬送ベルト機構45へと排出される。
図8は、刷版3の先端近傍が排出ローラ36,37に挟み込まれた状態を示す図である。図8に示す刷版3の先端近傍が一対の排出ローラ36,37に挟み込まれた時点では、刷版3の後端は記録ドラム10の周面に保持されている。この段階では、ローラ回転モータ35が回転を停止しており、刷版3は記録ドラム10の回転力によって排出部30に排出される。
刷版3の先端が排出目標位置38に到達する直前にローラ回転モータ35が回転を停止しており、一対の排出ローラ36,37は惰性で回転を続けている。そこに排出ローラ37の周速度よりも速い排出速度にて刷版3の先端が到達して排出ローラ36,37に挟み込まれる。ローラ回転モータ35の動作にかかわらず排出ローラ37は刷版3の排出方向には自由に回転することができるため、排出ローラ37の周速度よりも速い排出速度にて刷版3が到達したとしても、直ちにその排出速度と等しい周速度にて一対の排出ローラ36,37は回転する。これにより、円滑に刷版3の先端近傍を排出ローラ36,37に挟み込んで排出することができる。
ここで、仮に、刷版3の先端が排出目標位置38に到達するよりも前に排出ローラ37の周速度が刷版3の排出速度よりも速いと、排出ローラ36,37の回転力によって刷版3に応力が作用することとなり、刷版3の露光面等に損傷を与えるおそれがある。また、仮に、ワンウェイクラッチ41を設けていない場合には、排出ローラ37は刷版3の排出方向に自由に回転することができないため、排出ローラ37の周速度が刷版3の排出速度よりも遅いと、刷版3に上記とは逆方向の応力が作用することとなり、やはり刷版3の露光面等に損傷を与えるおそれがある。ワンウェイクラッチ41を設けない場合には、排出ローラ37の周速度を刷版3の排出速度と完全に一致させるという困難な制御が必要となる。
本実施形態においては、排出ローラ37とローラ回転モータ35とをワンウェイクラッチ41を介して連結し、記録ドラム10から送り出される刷版3の排出速度よりも遅い周速度にて一対の排出ローラ36,37を惰性で回転させている。従って、刷版3の先端が排出目標位置38に到達したときには、直ちに刷版3の排出速度と等しい周速度にて一対の排出ローラ36,37が回転する。このため、刷版3に不要な応力を作用させることなく、刷版3を円滑に排出ローラ36,37に挟み込んで排出することができる。
一対の排出ローラ36,37によって挟み込まれて排出目標位置38から排出される刷版3は第2接平面39に沿って搬送ベルト機構45に向けて送り出される。刷版3の先端近傍が排出目標位置38から排出される段階では、記録ドラム10の回転力のみによって刷版3が搬送されている。
搬送ベルト機構45は、複数の搬送ローラに搬送ベルト47が架け渡されて構成される(図1参照)。複数の搬送ローラは図示省略の駆動機構によって回転駆動され、それにともなって搬送ベルト47が回動する。搬送ベルト機構45は、搬送ベルト47に刷版3を載置して排出する。
図5および図8に示すように、搬送ベルト機構45の複数の搬送ローラのうち先頭の(一対の排出ローラ36,37に最も近い)搬送ローラ46は、周面が第2接平面39と接するように設けられている。仮に、搬送ローラ46の周面が第2接平面39よりも上側に突き出るように搬送ローラ46が設けられていた場合には、第2接平面39に沿って排出された刷版3の先端が搬送ローラ46に衝突することとなり、刷版3が損傷するおそれがある。逆に、搬送ローラ46の周面が第2接平面39よりも大きく下側となるように搬送ローラ46が設けられていた場合には、一対の排出ローラ36,37から第2接平面39に沿って排出された刷版3が搬送ローラ46に接触できずに搬送ベルト機構45による刷版3の搬送に支障が生じるおそれがある。さらに、刷版3の後端が記録ドラム10から離間したときに、刷版3の全体が排出目標位置38を中心として図5,8の紙面上で時計回りに回動し、刷版3の後端近傍の露光面が案内部31の上側ガイド32に接触して不具合が生じる懸念もある。
本実施形態のように、搬送ローラ46の周面が第2接平面39と接するように搬送ローラ46が設けられていれば、上記のような不具合が生じることなく、一対の排出ローラ36,37から第2接平面39に沿って送り出された刷版3を円滑に搬送ベルト機構45によって排出することができる。
次に、さらに刷版3が記録ドラム10の周面から送り出されると、やがて刷版3の後端が記録ドラム10から離間する。このときには、スクイジローラ18が記録ドラム10の周面から離間するとともに、先端クランプ11が刷版3の挟持を解除する。また、記録ドラム10は回転を停止する。これにより、刷版3の全体が記録ドラム10から離間して排出部30に排出されることとなる。
図9は、記録ドラム10から刷版3の後端近傍が送り出された状態を示す図である。なお、図9には、図示の便宜上、スクイジローラ18を記録ドラム10の周面に接触させて第1接平面81を示している。先端クランプ11が刷版3の挟持を解除して刷版3の後端が記録ドラム10の周面から離間するときには、記録ドラム10の回転が停止するとともに、排出ローラ37の回転が再開するように制御部90がドラム回転モータ15およびローラ回転モータ35を制御する。そして、排出ローラ37の回転力によって刷版3が搬送ベルト機構45へと排出される。
また、排出目標位置38から送り出された刷版3の先端近傍は搬送ベルト機構45に到達し、搬送ベルト47に載置されて搬送される。やがて、刷版3の後端近傍も排出目標位置38から送り出され、刷版3の全体が搬送ベルト機構45によって排出部30から排出される。以上のようにして、刷版3に対する画像の記録処理が行われ、その刷版3が画像記録装置1から排出される。
本実施形態においては、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線におけるスクイジローラ18の接平面である第1接平面81よりも下側に排出目標位置38を設け、回転する記録ドラム10の周面から第1接平面81に沿って送り出される刷版3の先端が重力によって下方に垂れつつ排出目標位置38に到達するように制御部90がドラム回転モータ15を制御している。第1接平面81よりも下側に排出目標位置38を設け、重力によって刷版3の先端が垂れ下がることを利用して露光後の刷版3を排出しているため、簡易な装置構成にて刷版3を排出することができる。その結果、刷版3の排出するのに必要な駆動部品の点数も最小限で足り(画像記録装置1では排出ローラ37を回転させるローラ回転モータ35のみ)、画像記録装置1の製造コスト上昇を抑制することができる。
また、本実施形態では、重力によって刷版3の先端が垂れ下がることを利用して刷版3を排出目標位置38に導いている。刷版3の剛性に応じて重力でたわむ程度には差があるものの、いかなる刷版3であっても記録ドラム10の周面から送り出された先端は重力によって下方に垂れ下がる。そのたわみの程度は記録ドラム10の回転速度によって調整可能であり、制御部90がドラム回転モータ15を制御することによって多様な種類の刷版3を排出目標位置38に導くことができる。よって、画像記録装置1では、刷版3の種類に関わりなく確実に刷版3を排出することができる。
もっとも、排出目標位置38は一対の排出ローラ36,37の接触線であるために非常に狭い目標であり、制御部90が記録ドラム10の回転速度を制御したとしても、刷版3の先端が排出目標位置38の上下に多少ずれて到達することも想定される。このため、上側ガイド32および下側ガイド33を有する案内部31を設け、排出目標位置38に対してずれて到達した刷版3の先端を排出目標位置38に導くようにしている。これにより、画像記録装置1は、より確実に刷版3を排出部30から排出することができる。好ましくは、案内部31は、一対の排出ローラ36,37の接触線における双方の共通接平面である第2接平面39に漸近するように刷版3を排出目標位置38に導く。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態においては、案内部31の上側ガイド32を屈曲形状としていたが、これを図10に示すような湾曲形状としても良い。図10に示す案内部31の上側ガイド132は、上側に向けて膨らむように湾曲された案内面132aを有する。下側ガイド33は、上記実施形態と同様に、平坦な案内面33aを有する。記録ドラム10の周面から送り出されて排出目標位置38よりも上側に向かう刷版3の先端は、上側ガイド132の案内面132aに到達し、その案内面132aに沿って排出目標位置38に導かれる。図10に示すような湾曲形状の上側ガイド132であっても、刷版3が上側ガイド132の案内面132aに突き当たる衝撃が緩和され、その衝撃に起因した刷版3の破損や衝突音の発生を防止することができる。
また、上記実施形態においては、各図の紙面上で記録ドラム10の左上側にスクイジローラ18を設け、スクイジローラ18と記録ドラム10との接触線の右上側に排出目標位置38を設定していたが、これらの配置関係は図11または図12に示すようなものであっても良い。図11の例では、記録ドラム10の直上にスクイジローラ18が設けられている。よって、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線におけるスクイジローラ18の接平面である第1接平面81は水平面となる。排出部30の排出目標位置38は第1接平面81よりも下側に設定される。その結果、図11に示すように、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線の右下側に排出目標位置38が設定される。このような配置関係であっても、上記実施形態と同様に、排出目標位置38が第1接平面81よりも下側に設けられているため、記録ドラム10の周面から第1接平面81に沿って送り出された刷版3の先端は重力によって徐々に下方に垂れ下がりつつ排出目標位置38に到達する。
一方、図12の例では、紙面上で記録ドラム10の右上側にスクイジローラ18が設けられている。よって、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線におけるスクイジローラ18の接平面である第1接平面81は紙面上で左上から右下へと傾く傾斜面となる。排出部30の排出目標位置38は第1接平面81よりも下側に設定される。その結果、図12に示すように、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線の右下側に排出目標位置38が設定される。このような配置関係であっても、上記実施形態と同様に、排出目標位置38が第1接平面81よりも下側に設けられているため、記録ドラム10の周面から第1接平面81に沿って送り出された刷版3の先端は重力によって徐々に下方に垂れ下がりつつ排出目標位置38に到達する。
要するに、スクイジローラ18と記録ドラム10に保持された刷版3との接触線におけるスクイジローラ18の接平面である第1接平面81よりも下側に排出目標位置38を設ける形態であれば種々の配置関係が可能である。そして、回転する記録ドラム10の周面から第1接平面81に沿って送り出される刷版3の先端が重力によって下方に垂れつつ排出目標位置38に到達するように制御部90がドラム回転モータ15を制御するようにすれば良い。
また、上記実施形態では、排出ローラ37の周速度が刷版3の排出速度よりも若干遅くなるように制御部90がローラ回転モータ35を制御していたが、刷版3の長さが短い場合には、刷版3の先端が排出目標位置38に到達する前に記録ドラム10が減速を開始する場合もあり得る。この場合、刷版3の排出速度も減速し、刷版3の先端が排出目標位置38に到達した時点では刷版3の排出速度よりも排出ローラ37の周速度の方が速くなっていることもある。そうすると、排出ローラ36,37の回転力によって刷版3に応力が作用することとなり、刷版3の露光面等に損傷を与えるおそれがある。そこで、刷版3の長さが所定値よりも短い場合には、記録ドラム10の最高到達速度自体を遅くし、それに対応する刷版3の排出速度よりも排出ローラ37の周速度が若干遅くなるようにすれば良い。その最高到達速度は、記録ドラム10が減速を開始する前に刷版3の先端が排出目標位置38に到達することが可能な速度である。
1 画像記録装置
3 刷版
10 記録ドラム
15 ドラム回転モータ
18 スクイジローラ
20 供給部
30 排出部
31 案内部
32,132 上側ガイド
32a,33a,132a 案内面
33 下側ガイド
35 ローラ回転モータ
36,37 排出ローラ
38 排出目標位置
39 第2接平面
41 ワンウェイクラッチ
45 搬送ベルト機構
46 搬送ローラ
50 記録ヘッド
81 第1接平面
90 制御部

Claims (9)

  1. シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、
    回転自在に設けられ、記録媒体を円筒周面に巻き付けて保持する円筒形状の記録ドラムと、
    前記記録ドラムを前記円筒形状の中心軸を回転中心として回転させるドラム回転部と、
    前記記録ドラムの回転を制御する回転制御部と、
    前記記録ドラムの周面に記録媒体を供給する供給部と、
    前記記録ドラムの周面に保持された記録媒体に画像を記録する画像記録部と、
    前記記録ドラムの周面から送り出された記録済みの記録媒体を受け取って排出する排出部と、
    前記記録ドラムの中心軸と平行に前記記録ドラムの周面と接離自在に設けられた円筒形状のスクイジローラと、
    を備え、
    前記排出部には、前記スクイジローラが前記記録ドラムに保持された記録媒体と接触しているときの双方の接触線における前記スクイジローラの接平面である第1接平面よりも下側に排出目標位置が設定され、
    前記回転制御部は、回転する前記記録ドラムの周面から前記接触線にて離間して前記第1接平面に沿って送り出される記録媒体の先端が重力によって下方に垂れつつ前記排出目標位置に到達するように前記ドラム回転部を制御するとともに、
    前記排出部は、互いに周面で接触する円筒形状の一対の排出ローラを備え、
    前記排出目標位置は、前記一対の排出ローラの接触線に設定され、
    前記排出目標位置に到達した記録媒体は前記一対の排出ローラに挟み込まれて排出され、
    前記排出部は、前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラを回転させるローラ回転部をさらに備え、
    前記一方の排出ローラと前記ローラ回転部とは、前記ローラ回転部の動作にかかわらず記録媒体が排出される方向には前記一方の排出ローラを自由に回転させるワンウェイクラッチを介して連結され、
    前記ローラ回転部は、前記記録ドラムから前記記録媒体の送り出しが開始されたときに、前記記録ドラムから送り出される前記記録媒体の速度よりも前記一対の排出ローラの周速度が遅くなるように前記一方の排出ローラを回転させるとともに、前記記録媒体の先端が前記排出目標位置に到達する直前に回転を停止することを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1記載の画像記録装置において、
    前記記録ドラムに保持された記録媒体と前記スクイジローラが接触する接触位置と、前記記録ドラムに保持された記録媒体と前記スクイジローラが離間する離間位置との間で、前記スクイジローラを移動させるスクイジローラ移動機構をさらに備え、
    前記スクイジローラにおける前記接触位置は、前記記録ドラムの中心軸を座標原点として、特定の座標位置に位置することを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記排出部に、前記記録ドラムの周面から送り出された記録媒体の先端を前記排出目標位置に導く案内部を設けることを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項3記載の画像記録装置において、
    前記案内部は、
    前記排出目標位置よりも上側に向かう記録媒体を前記排出目標位置に導く上側ガイドと、
    前記排出目標位置よりも下側に向かう記録媒体を前記排出目標位置に導く下側ガイドと、
    を有することを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項4記載の画像記録装置において、
    前記上側ガイドは上側に向けて膨らむように湾曲された案内面を有することを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項4記載の画像記録装置において、
    前記上側ガイドは上側に向けて突き出るように屈曲された案内面を有することを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項から請求項のいずれかに記載の画像記録装置において、
    前記案内部は、前記一対の排出ローラの接触線における共通接平面である第2接平面に漸近するように記録媒体を前記排出目標位置に導くように設けられることを特徴とする画像記録装置。
  8. 請求項7記載の画像記録装置において、
    前記排出部は、前記一対の排出ローラによって排出された記録媒体を搬送する搬送ローラをさらに備え、
    前記搬送ローラは、周面が前記第2接平面と接するように設けられることを特徴とする画像記録装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれかに記載の画像記録装置において、
    前記供給部による記録媒体の供給ラインは、前記第1接平面よりも上側に設けられることを特徴とする画像記録装置。
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