JP5083886B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

本発明は、パチスロ機(スロットマシン)やパチンコ遊技機に代表される遊技台に関する。
例えば、パチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を変動表示する回転リールを複数配列して構成した機械的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動制御して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を停止させる。このとき、表示窓内に表示された各リールの図柄が特定の組合せ(入賞態様)になった場合にメダル等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与する。
また、現在主流の機種においては、有効化された入賞ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並んでメダルやコイン等が払出される入賞となるためには、内部的な抽選処理(以下「内部抽選」という)により役に当選(以下「内部当選」という)し、且つその内部当選した役(以下「内部当選役」という)の入賞を示す図柄組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当選したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと内部当選役を入賞させることができない。すなわち、停止操作をタイミングよく行う技術が要求される遊技台が現在の主流である。
このような遊技台を制御する制御基板は、複雑な制御が必要であり、また静電気ノイズなどによる悪影響や不正な行為により制御プログラム・制御回路に悪意のある細工がなされるケースなども無視できないことから、遊技の制御が正常におこなわれているかを監視する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−334399号公報
上記特許文献1記載の遊技台によると、重大な異常が予想される場合には遊技制御の進行を中断させることが可能になるが、近年の不正行為(ゴト行為)の巧妙多様化に対処するために、遊技台に対する不正を防止するための制御を搭載することで公平な遊技を遊技者に提供可能な遊技台の開発が望まれている。しかし、不正を防止するための制御を搭載すると制御負荷が大幅に増大してしまうといった問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、制御負荷の増大をできるだけ抑えた上で不正を防止するための制御をおこなう遊技台を提供することを目的とする。
本発明は、遊技装置を制御するための制御手段を備え、前記遊技装置を制御する遊技制御部と、前記遊技装置に対する不正を防止するための不正防止制御部と、を前記制御手段に含むことを特徴とする、遊技台である。
本発明に係る遊技台によれば、不正遊技の防止を促進することができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施例1に係るスロットマシン(遊技台)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本実施例1に係るスロットマシン100の全体構成について説明する。なお、図1はスロットマシン100の外観斜視図を示したものである。
スロットマシン100は、略箱状の本体101と、この本体101の前面開口部に取り付けられた前面扉102とを有して構成している。スロットマシン100の本体101の中央内部には、外周面に複数種類の図柄が所定コマ数だけ配置されたリールを3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納し、スロットマシン100の内部で回転できるように構成している。本実施例1において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷し、この帯状部材を所定の円形枠材に貼り付けて各リール110〜112を構成している。リール110〜112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110〜112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。なお、本実施例1では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。また、図柄表示窓113の外枠には、点滅や点灯などの点灯制御によって、後述する有効ラインや入賞ラインを報知するためのライン表示LED(図示省略)を配置している。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ラインを示すランプである。有効となる入賞ラインは、スロットマシン100に投入されたメダルの数によって予め定まっている。5本の入賞ライン114のうち、例えば、メダルが1枚投入された場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚投入された場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚投入された場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5本が入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5本に限定されるものではない。
スタートランプ121は、リール110〜112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技役に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。告知ランプ123は、内部抽選において、特定の入賞役(例えば、BB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)等のボーナス)に内部当選していることを遊技者に知らせるランプである。メダル投入ランプ124は、メダルの投入が可能であることを知らせるランプである。払出枚数表示器125は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技回数表示器126は、メダル投入時のエラー表示や、ビッグボーナス遊技中(BB遊技中)の遊技回数、所定の入賞役の入賞回数等を表示するための表示器である。貯留枚数表示器127は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。リールパネルランプ128は、演出用のランプである。
メダル投入ボタン130、131は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルを所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施例1においては、メダル投入ボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン131が押下されると3枚投入されるようになっている。メダル投入口134は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン130または131により電子的に投入することもできるし、メダル投入口134から実際のメダルを投入することもできる。精算ボタン132は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル及びベットされたメダルを精算し、メダル払出口155よりメダル受皿156に排出するためのボタンである。メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。
スタートレバー135は、遊技の開始操作を行うためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口134に所望する枚数のメダルを投入して、スタートレバー135を操作すると、これを契機としてリール110〜112が回転し、遊技を開始する。ストップボタン137〜139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110〜112に対する停止操作を行うためのボタンであり、各リール110〜112に対応して設けている。そして、いずれかのストップボタン137〜139を操作すると対応するいずれかのリール110〜112が停止することになる。
ドアキー140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口155は、メダルを払出するための払出口である。メダル受皿156は、メダル払出口155から払出されたメダルを溜めるための器である。なお、メダル受皿156は、本実施例1では発光可能な受皿を採用しており、以下受皿ランプと呼ぶこともある。
上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、下部ランプ154、受皿ランプ156は、遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。演出装置157は、例えば開閉自在な扉(シャッター)163が前面に取り付けられた液晶表示装置を含み、この演出装置157には、例えば小役告知等の各種の情報を表示する。音孔160は、スロットマシン100内部に設けているスピーカの音を外部に出力するための孔である。タイトルパネル162には、スロットマシン100を装飾するための図柄が描かれる。
図2はスロットマシン100の前面扉102を開放した状態を示した図である。
スロットマシン100の本体101内部に収容した各々のリール110〜112の近傍には、投光部と受光部からなる光学式のインデックスセンサ325(図3参照)を設けており、このインデックスセンサ325の投光部と受光部の間を、各リール110〜112に設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成している。スロットマシン100は、このインデックスセンサ325の検出結果に基づいてリール110〜112上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン114上に表示されるようにリール110〜112を停止する。
また、メダル投入口134の裏側近傍には、メダルセレクタ170を配設している。このメダルセレクタ170は、メダル投入口134からメダルが正常に投入されたか否か、メダル投入口134から投入されるメダルが正規なメダルであるか否かなどを判断するための装置で、投光部と受光部からなる光学式の4つのメダル投入センサ1〜4(以下、4つのメダル投入センサ1〜4を「メダル投入センサ320」と総称する場合がある。図3参照)を設けている。メダル投入センサ1および2は、メダルセレクタ170のメダル投入側に並べて設けてあり、スロットマシン100は、これらメダル投入センサ1および2の各々の検出結果や、検出結果の組合せに基づいて、メダルが正常に投入されたか否かなどを判断する。メダル投入センサ3は、メダルセレクタ170のメダル排出側に設けてあり、スロットマシン100は、このメダル投入センサ3の検出結果に基づいてメダルセレクタ170からメダルが正常に排出されたか否かを判断する。メダル投入センサ4は、メダル投入口134と、メダルセレクタ170のメダル投入側との間に設けてあり、スロットマシン100は、このメダル投入センサ4の検出結果に基づいてメダルセレクタ170にメダルが正常に投入されたか否かを判断する。なお、メダル投入センサ320による異常検出処理については後述する。
また、本体101内部の下方には、ホッパー172とオーバーフロータンク173を設けている。ホッパー172は、箱状のバケット172aに貯めているメダルをメダル払出口155から払出すための装置で、投光部と受光部からなる光学式の2つのメダル払出センサ1および2(以下、2つのメダル払出センサ1および2を「メダル払出センサ326」と総称する場合がある。図3参照)を設けている。メダル払出センサ1および2は、ホッパー172のメダル排出口近傍に設けてあり、スロットマシン100は、これらメダル払出センサ1および2の各々の検出結果や、検出結果の組合せに基づいて、メダルの払い出しに異常があるか否かを判断する。なお、メダル払出センサ326による異常検出処理については後述する。オーバーフロータンク173は、ホッパー172に収容できずに溢れ出たメダルを一時的に貯留するための装置である。
また、前面扉102の裏側右下方には、前面扉102を本体101に固定するための係止部102aを設けており、この係止部102aを係止して前面扉102をロックする本体101側のロック部材には、前面扉102が開放しているか閉鎖しているかを判断するためのドア開放検知センサ327(図3参照)を設けている。このドア開放検知センサ327は、前面扉102が開放中の場合はCPU310に開放中信号を出力し、前面扉102が閉鎖中の場合はCPU310に閉鎖中信号を出力する。
また、本体101内部には、(後述する)設定変更の操作を行うための設定キー(図示省略)と、この設定キーによる操作を検出するための設定キーセンサ328(図3参照)を設けている。
<制御部>
次に、図3を用いて、このスロットマシン100の主制御部300の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は主制御部300の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信したコマンドに応じて各種機器を制御する副制御部400とからなる。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御するための演算処理装置であるCPU310や、CPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、その他、以下に述べる構成を有する。クロック補正回路314は、水晶発振器311が発振したクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が12MHzの場合に、分周後のクロックは6MHzとなる。CPU310は、クロック補正回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
また、CPU310には、センサやスイッチの状態を常時監視するためのタイマ割込み処理の周期やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためのタイマ回路315をバスを介して接続している。CPU310は、電源が投入されると、データバスを介してROM312の所定エリアに格納した分周用のデータをタイマ回路315に送信する。タイマ回路315は、受信した分周用のデータを基に割込み時間を決定し、この割込み時間ごとに、割込み要求をCPU310に送信する。CPU310は、この割込み要求を契機に、各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、CPU310のシステムクロックを8MHz、タイマ回路315の分周値を1/256、ROM312の分周用のデータを47に設定した場合、この割込みの基準時間は、1.504ms(=1/8000×256×47)となる。
さらに、CPU310には、各ICを制御するためのプログラム、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等の各種データを記憶しているROM312や、一時的なデータを保存するためのRAM313を接続している。なお、これらのROM312やRAM313については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する副制御部400においても同様である。
また、CPU310には、外部の信号を受信するための入力インタフェース360を接続し、割込み時間ごとに入力インタフェース360を介して、メダル投入センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、メダル投入ボタンセンサ323、精算スイッチセンサ324、メダル払出センサ326、ドア開放検知センサ327、設定キーセンサ328の状態を検出し、各センサを監視している。
スタートレバーセンサ321はスタートレバー135の操作を検出するためのセンサである。ストップボタンセンサ322はストップボタン137〜139のいずれかが押された場合、どのストップボタンが押されたかを検出するためのセンサである。メダル投入ボタンセンサ323はメダル投入ボタン130、131のいずれかが押下された場合、どのメダル投入ボタンが押されたかを検出するためのセンサである。精算スイッチセンサ324は、精算ボタン132に設けており、精算ボタン132が一回押されると、貯留しているメダル及びベットしているメダルを精算して払い出すことになる。その他のメダル投入センサ320、メダル払出センサ326、ドア開放検知センサ327、設定キーセンサ328は上述の通りである。
CPU310には、さらに、入力インタフェース361、出力インタフェース370、371をアドレスデコード回路350を介してアドレスバスに接続している。CPU310は、これらのインタフェースを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。入力インタフェース361には、インデックスセンサ325を接続しており、インデックスセンサ325は、リール110〜112に設けた遮光片が通過するたびにハイレベルになる。CPU310は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。出力インタフェース370には、リールを駆動させるためのモータを制御するリールモータ駆動部330と、ホッパー172のモータを駆動するためのホッパーモータ駆動部331と、遊技ランプ340(入賞ライン表示ランプ120、スタートランプ121、再遊技ランプ122、告知ランプ123、メダル投入ランプ124等)と、7セグメント(SEG)表示器341(払出枚数表示器125、遊技回数表示器126、貯留枚数表示器127等)と、後述する外部集中端子板450を接続している。
また、CPU310には、乱数発生回路317をデータバスを介して接続している。この乱数発生回路317は、水晶発振器311及び水晶発振器316が発振するクロックに基づいて、一定の範囲内で値をインクリメントし、そのカウント値をCPU310に出力することのできるインクリメントカウンタであり、後述する入賞役の内部抽選をはじめ各種抽選処理に使用する。CPU310のデータバスには、副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェース371を接続している。主制御部300と副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は副制御部400へコマンドを送信するが、副制御部400から主制御部300へ何らかのコマンド等を送信することはできない。
図4は、スロットマシン100と、スロットマシン100に接続される情報提供端子板500と、情報提供端子板500に接続される情報収集装置550の構成を示した概略構成図である。
スロットマシン100の主制御部300は、主基板300aとモータ駆動基板300bの2つの基板を備える。そして、これら2つの基板を、メダルの投入枚数を「メダル投入信号」として伝達するための信号線と、メダルの払出枚数を「メダル払出信号」として伝達するための信号線と、遊技の状態(RB作動中、BB作動中、CB作動中、MB作動中)を「外部信号1〜4」として伝達するための信号線からなる6本のパラレル信号線や、複数種類の遊技情報を1つの「状態複合信号(以下、「セキュリティ信号」と称する場合がある)」として伝達する1本のシリアル信号線などにより接続する。詳細は後述するが、シリアル信号線によって伝達する「状態複合信号」は、「ドア信号」と、「設定信号」と、「セレクタ信号」と、「ホッパー信号」と、「予備信号」の5種類の信号を含んで構成する。
主制御部300の主基板300aには、上述のメダル投入センサ320やドア開放検知センサ327を接続するほか、電源基板460との間に、スロットマシン100の各遊技装置に供給する電源電圧の低下を検知するための電圧低下信号を伝達する電圧低下信号線を接続する。
スロットマシン100はさらに外部集中端子板450を備える。そして、この外部集中端子板450と、主制御部300のモータ駆動基板300bを6本のパラレル信号線と1本のシリアル信号線で接続すると共に、外部集中端子板450に入力するパラレル信号とシリアル信号をスロットマシン100の外部に出力可能に構成する。これにより、外部集中端子板450を、遊技店などに設置される情報提供端子板500に接続することで、スロットマシン100の遊技情報を各種信号として外部に出力することを可能としている。
図5は、外部集中端子板450の内部回路構成を示した図である。外部集中端子板450は、信号入力回路452と、信号伝達回路454と、信号出力回路456からなる。信号入力回路452(例えば、コネクタ)は10個の入力端子1〜10を備え、入力端子1にはモータ駆動基板300bのシリアル信号線を、入力端子2〜7にはモータ駆動基板300bのパラレル信号線を、入力端子8〜10には+24v電源をそれぞれ接続する。信号伝達回路454は、発光ダイオード454aや、電磁コイルと機械式スイッチを有するリレー454bなどを備える。信号出力回路456(例えば、コネクタ)は8個の出力端子1〜8を備え、出力端子6には(後述する)情報提供端子板500のリレーコモン信号線を、出力端子1〜5、7には情報提供端子板500のパラレル信号線を、出力端子8には情報提供端子板500のシリアル信号線をそれぞれ接続する。
信号入力回路452の入力端子1〜7にローレベルの信号が入力すると、発光ダイオード454aが点灯すると共に、リレー454bの電磁コイルが作動して機械式スイッチをオン状態(閉状態)にする。これにより、外部集中端子板450は、オン状態となったリレー454bに対応する信号出力回路456の出力端子1〜5、7、8からローレベルの信号を出力する。一方、信号入力回路452の入力端子1〜7にハイレベルの信号が入力すると、発光ダイオード454aが消灯すると共に、リレー454bの電磁コイルの作動が停止して機械式スイッチをオフ状態(開状態)にする。これにより、外部集中端子板450は、オフ状態となったリレー454bに対応する信号出力回路456の出力端子1〜5、7、8からリレーコモン信号線によって供給されるハイレベルの信号を出力する。
図4に戻って、外部集中端子板450に接続される情報提供端子板500は、さらに、遊技店などに設置される情報収集装置(例えば、ホールコンピュータ)550の情報受信装置550aに接続される。これら情報提供端子板500と情報受信装置550aは、上述の6本のパラレル信号線やリレーコモン線のほか、情報提供端子板500に入力する状態複合信号に基づいて生成されるドア信号、ホッパー信号、設定信号、セレクタ信号、予備信号を伝達するための5本のパラレル信号線で接続される。情報提供端子板500は、外部集中端子板450から入力する状態複合信号(シリアル信号)をパルス変換回路やドライブ回路によりドア信号、ホッパー信号、設定信号、セレクタ信号、予備信号からなるパラレル信号に変換して、情報収集装置550の情報受信装置550aに出力する。
<入賞役の種類>
次に、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。
スロットマシン100では、遊技状態毎に以下に説明する入賞役を採用している。なお、各遊技状態における入賞役の種類は、本実施例1で示す入賞役に限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
<通常遊技>
通常遊技の入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、再遊技(リプレイ)と、小役がある。
「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)を開始する特殊役(作動役)である。「再遊技(リプレイ)」は、入賞により、次回の遊技でメダルの投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行わない。「小役」は、入賞により所定数のメダルを払い出す入賞役である。
なお、各々の役の内部当選確率は、各々の役に対応付けされた抽選データの数値(所定の遊技回数における各役の出現回数)を、各々の役の内部抽選時に取得される乱数値の範囲の大きさ(例えば65535)で除した値となる。乱数値は予めいくつかの数値範囲に分割し、その各数値範囲に各々の役やハズレを対応付ける。また、抽選データは、設定1〜設定6まで存在し、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
<BB一般遊技>
本実施例1におけるBB一般遊技の入賞役には、シフトレギュラーボーナス(SRB)と、小役(小役1、小役2、小役3)がある。
「シフトレギュラーボーナス(SRB)」は、入賞により特殊遊技であるシフトレギュラーボーナス遊技(SRB遊技)を開始する入賞役(作動役)であって、入賞時には所定数(例えば3枚)のメダルの払い出しも行う。「小役」は、通常遊技と同じである。
<RB(SRB)遊技>
RB(SRB)遊技における入賞役は「役物」のみであり、RB(SRB)遊技中の各遊技を役物遊技という。役物はRB(SRB)遊技中にのみ入賞する入賞役であって、入賞時には所定数(例えば15枚)のメダルの払い出しを行う。
<遊技状態の種類>
次に、スロットマシン100の遊技状態の種類について説明する。
スロットマシン100の遊技状態は、通常遊技と、BB遊技と、RB(SRB)遊技と、に大別できる。
BB遊技の内容は、複数種類考えられるが、本実施例1では、BB遊技中にSRBに入賞することが可能で、これに入賞するとSRB遊技を開始する。なお、BB遊技は、例えば、入賞により獲得したメダル数が予め定めた枚数(例えば465枚)に達した場合に終了する。RB(SRB)遊技の内容は、複数種類考えられるが、本実施例1では、予め定めた回数(例えば12回)の遊技を行うか、あるいは、役物が予め定めた回数(例えば8回)入賞するかのいずれかの条件が成立することを終了条件とする遊技である。
<メモリマップ>
次に、図6を用いて、主制御部300のメモリマップについて説明する。
主制御部300は、0000H〜1FFFHの8Kバイトのメモリ空間に割り当てられた内蔵ROM(上述のROM312に該当)と、7E00H〜7FFFHの512バイトのメモリ空間に割り当てられた内蔵RWM(上述のRAM313に該当)を備えている。
ROM(内蔵ROM)312は、ユーザプログラムや、ユーザプログラムが使用するデータを記憶するための記憶領域であり、本実施例では、0000H〜11FFHのメモリ空間に、後述する遊技制御用プログラムを記憶するためのROM制御領域を、このROM制御領域に続く1200H〜127FHのメモリ空間に、後述する不正防止制御用プログラムを記憶するためのROM不正防止用制御領域を割り当てている。また、このROM不正防止用制御領域に続く1280H〜1E7BHのメモリ空間に、遊技制御用プログラムが使用するデータを記憶するためのROMデータ領域を、このROMデータ領域に続く1E7CH〜1EBBHのメモリ空間に、不正防止制御用プログラムが使用するデータを記憶するためのROM不正防止用データ領域を割り当てている。なお、後続の1EBCH〜1FFFHのメモリ空間の内訳は図に示すとおりである。
RAM(RWM)313は、ユーザプログラムがワークエリア(データエリア、スタックエリアなど)として使用する記憶領域であり、本実施例では、7E00H〜7E04Hの5バイトのメモリ空間に、不正防止制御用プログラムがワークエリアとして使用する不正防止用RWM領域ワークエリアを、この不正防止用RWM領域ワークエリアに続く7E05H〜7F36Hのメモリ空間に、遊技制御用プログラムがワークエリアとして使用する制御用RWM領域ワークエリアを割り当てている。また、RAM313の最終番地である7FFFHを起点として、アドレス番地が小さい(若い)方向に向けて、7FFFH〜7FACHのメモリ空間にスタックエリアを、このスタックエリアに続く7FABH〜7F8EHのメモリ空間に仮スタックエリアを割り当てている。なお、RAM313の他のメモリ空間は未使用としている。
また、主制御部300は、これらのROM312やRAM313などの記憶手段の他に、CPU310の内部に、レジスタA〜レジスタFを含む複数の汎用レジスタ、プログラムカウンタ(PC)、命令レジスタなどの記憶手段を備えている。
図7は、RAM312の不正防止用RWM領域ワークエリアと制御用RWM領域ワークエリアを模式的に示した図である。不正防止用RWM領域ワークエリアには、後述するセキュリティ状態情報を記憶するためのセキュリティ状態情報領域と、後述するセキュリティ情報変化累積情報を記憶するためのセキュリティ情報変化累積情報領域と、後述する信号出力タイマ情報を記憶するための信号出力タイマ情報領域と、後述する出力ビット残回数情報を記憶するための出力ビット残回数情報領域と、後述する信号出力残回数情報を記憶するための信号出力残回数情報領域と、を設けている。一方、制御用RWM領域ワークエリアの一部には、後述するセキュリティ信号出力待機タイマ情報を記憶するためのセキュリティ信号出力待機タイマ情報領域と、後述するセキュリティ信号情報を記憶するためのセキュリティ信号情報領域と、を設けている。
<電源ON処理>
次に、図8を用いて、主制御部300の電源ON処理について説明する。なお、同図は、主制御部300の電源ON処理の流れを示すフローチャートである。
スロットマシン100に電源が投入されると、主制御部300は、まず最初に、この電源ON処理を実行する。ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、ウォッチドッグタイマ(WDT)の初期設定など、CPU310のハードウェアに関する初期設定を実行する。
次に、ステップS102においてWDTをリスタートした後、ステップS103では、電源基板460が出力する電圧低下信号がオンであるか否か、すなわち、スロットマシン100に所定の電圧が供給されているか否かを判断する。そして、電圧低下信号がオンである場合(スロットマシン100に所定の電圧が供給されていない場合)にはステップS102に戻り、電圧低下信号がオフである場合(スロットマシン100に所定の電圧が供給されている場合)にはステップS104に進む。
ステップS104の初期設定2では、RAM313の全ての記憶領域のうち、上述の不正防止用RWM領域ワークエリアを除く記憶領域の初期化や、割込み設定などの初期化処理を実行した後、メイン処理に進む。
<メイン処理>
次に、図9を用いて、主制御部300のメイン処理について説明する。なお、同図は、主制御部300のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
遊技の基本的制御は、主制御部300のMainCPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、MainCPU310が同図のメイン処理を繰り返し実行する。
ステップS201では、セキュリティ信号初期化処理を行う(詳細は後述する)。また、ステップ202では、設定キーセンサ328の状態に基づいて設定キーを受け付けているか否かを判断する。そして、設定キーを受け付けている場合にはステップS203の設定変更処理に進み、設定キーを受け付けていない場合にはステップS204に進む。
ステップS203では、設定変更処理を行う。詳細は後述するが、この設定変更処理では、最初に、機能限定ウェイトの設定を解除すると共に、割込み許可の設定を行った後、設定値の変更を行う。
ステップS204では、電断前(電源の遮断前)の状態に復帰するか否かを判断する。そして、電断前の状態に復帰する場合にはステップS205に進み、そうでない場合にはステップS207に進む。
ステップS205では、(後述する)タイマ割込み処理において割込み機能を所定時間ウェイトさせるべく、機能限定ウェイトの設定を行った後(RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに機能限定中であることを示す情報を記憶した後)、ステップS206では、スタックポインタに、電断時に記憶したスタックポインタを再設定するなど、復電時の処理を行って処理を終了する。
ステップS207では、遊技メダル投入処理を行う。詳細は後述するが、この遊技メダル投入処理では、機能限定ウェイトの設定を解除すると共に、割込み許可の設定を行った後、メダル投入に関する処理を行う。
ステップS208では、遊技のスタート操作に関する処理を行う。ここでは、スタートレバーセンサ321の状態に基づいてスタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタート操作されたと判断した場合は、投入されたメダル枚数を確定する。
ステップS209では、乱数発生器317で発生させた乱数を取得し、ステップS210では、ステップS209で取得した乱数値と、ROM312に格納した抽選データを用いて、入賞役の内部抽選を行う。
ステップS211では、リール回転開始処理により、全リール110〜112の回転を開始する。この際、ステップS210の内部抽選の結果等に基づき、リール110〜112の停止位置を規定したリール停止制御テーブルを選択する。
ステップS212では、ストップボタンセンサ322の状態に基づいてストップボタン137〜139が操作されたか否かのチェックを行い、ストップボタン137〜139が操作されたと判断した場合は、ステップS211で選択したリール停止制御テーブルに基づいて、押されたストップボタン137〜139に対応するリール110〜112の回転を停止する。そして、インデックスセンサ325の状態に基づいて全リール110〜112が停止したか否かを判定し、全リール110〜112が停止した場合にはステップS213に進み、そうでない場合にはストップボタン137〜139が操作され全リール110〜112が停止するのを待つ。
ステップS213では、ストップボタン137〜139が押されることによって停止した全リール110〜112の図柄の入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、内部当選した役またはフラグ持越し中の役に対応する図柄組合せが揃った(表示された)場合にその役に入賞したと判定する。
ステップS214では、メダル払出処理を行う。このメダル払出処理では、払い出しのある何らかの役に入賞していれば、その役に対応する枚数のメダルを払い出す。
ステップS215では、遊技を終了するための制御や、遊技状態を移行するための制御を行う。例えば、BB入賞やRB入賞の場合に次回からBB遊技またはRB遊技が開始できるように準備し、それらの最終遊技では、次回から通常遊技が開始できるように準備する。
以上により1遊技が終了し、以降、このメイン処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<セキュリティ信号初期化処理>
次に、図10を用いて、上述のメイン処理におけるセキュリティ信号初期化処理について説明する。なお、同図はセキュリティ信号初期化処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001では、上述の不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している、セキュリティ情報変化累積情報、信号出力タイマ情報、および出力ビット残回数情報と、制御用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ信号情報に0を設定する。
ステップS1002では、電源ON時に状態複合信号を強制的に出力するために、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力残回数情報(詳細は後述)に初期値(この例では3)をセットする。このように電源ON時に状態複合信号を強制的に複数回(この例では3回)出力することで、ドアを開閉することなく不正器具を用いて電源をオフし、設定値を不正に変更するような不正行為を早期に発見することができる場合がある。また、同一の状態複合信号を複数回連続で出力することで、同一の状態複合信号を複数回連続で受信した外部装置が遊技台の電源がONになったことを認識できる場合がある。
ステップS1003では、制御用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ信号出力待機タイマ(詳細は後述)に初期値(この例では720msに相当する数値)を設定する。
<設定変更処理>
次に、図11を用いて、上述のメイン処理における設定変更処理について説明する。なお、同図は、設定変更処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS301では、上述のレジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D2(設定信号)に対応するビットを1に設定する(以下、ビットを1に設定することを「ビットをONにする」という場合がある)。
ステップS302では、上述の制御用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ信号出力待機タイマ情報のカウント値が所定の時間(この例では720ms)を経過しているか否かを判断し、所定の時間を経過している場合にはステップS303に進み、所定の時間を経過していない場合にはステップS302で所定の時間が経過するのを待つ。
ステップS303では、設定値変更受付処理を行った後、処理を終了する。この設定変更受付処理では、設定変更中フラグがオンの状態で、遊技台に設けた所定の操作部を用いた店員などによる設定操作を検出した場合に、設定1〜設定6の設定値を変更する処理を行う。この設定値の変更処理中は、設定キーセンサ328からの信号を監視し、設定キーセンサ328が設定変更中を示していた状態から設定変更を終える状態に変化するのを待つ。そして、設定キーセンサ328が設定変更を終える状態に変化した場合に、設定変更中フラグをオフにし、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、エラー情報D2(設定信号)に対応するビットを0に設定して処理を終了する(以下、ビットを0に設定することを「ビットをOFFにする」という場合がある)。また、設定変更の終了後に、RAM313の全ての記憶領域のうち、設定値を記憶するための設定値記憶領域、不正防止用RWM領域ワークエリア、およびスタックエリアを除いた記憶領域を初期化する。
<遊技メダル投入処理>
次に、図12を用いて、上述のメイン処理における遊技メダル投入処理について説明する。なお、同図は、遊技メダル投入処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS401では、設定キーセンサ328からの信号を監視して設定キーがオンかオフかを判定し、設定キーがオフの場合にはステップS406に進み、設定キーがオンの場合にはステップS402に進む。
ステップS402では、メダル投入センサ320の状態に基づいてメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入がなかった場合にはステップS406に進み、メダルの投入があった場合にはステップS403に進む。
ステップS403では、上述のレジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D2(設定信号)に対応するビットをONにし、ステップS404では、遊技台の内部に設けた表示装置を用いて設定値を表示する。遊技店の店員などは、この表示装置に表示された設定値を見ることによって遊技台の現在の設定値を確認することができる。
ステップS405では、設定キーセンサ328からの信号を監視して設定キーがオンかオフかを判定し、設定キーがオフの場合には(設定確認が終了した場合には)ステップS406に進み、設定キーがオンの場合には(設定確認が終了していない場合には)設定キーがオフになるのを待つ。
ステップS406では、上述のレジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、エラー情報D2(設定信号)に対応するビットをOFFにした後、その他の投入処理(例えば、投入されたメダルの枚数に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯する処理など)を行う。
<タイマ割込み処理>
次に、図13を用いて、主制御部300のMainCPU310が実行するタイマ割込み処理について説明する。なお、同図はタイマ割込み処理の流れを示すフローチャートである。
MainCPU310は、所定の周期(本実施例では約1.504msに1回)でタイマ割込みを発生させるハードウェアタイマを備えており、タイマ割込み処理を、タイマ割込みを契機として所定の周期で実行する。
ステップS501では、MainCPU310の各レジスタをスタックエリアに退避する。
ステップS502では、入力ポートの値を取得して、各種センサ(メダル投入センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、メダル払出センサ326、ドア開放検知センサ327、設定キーセンサ328など)の状態を検出する。より具体的には、メダル投入センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、メダル払出センサ326、ドア開放検知センサ327、設定キーセンサ328などの複数のセンサが出力する信号を入力し、これら複数のセンサからの出力がそれぞれオンかオフかを判定する。
ステップS503では、割込み機能が限定中であるか否か、すなわち、上記メイン処理において機能限定ウェイトを設定しているか否か(RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに機能限定中であることを示す情報を記憶しているか否か)を判断する。そして、割込み機能が限定中である場合(機能限定ウェイトを設定している場合)にはステップS504〜S508の処理を行うことなくステップS509に進み、割込み機能が限定中でない場合(機能限定ウェイトを設定していない場合)にはステップS504に進む。
ステップS504では、遊技メダル投入受付処理を行う。詳細は後述するが、この遊技メダル投入受付処理では、現在の遊技状態や、一遊技に必要な規定メダル数などに基づいて、遊技メダルの投入に関する処理を行う。
ステップS505では、リール110〜112の回転制御や停止制御などのリール制御処理を行い、ステップS506では、その他の処理を行う。
ステップS507では、遊技ランプ340(上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、下部ランプ154、受皿ランプ156など)に出力するデータの更新を行う。
ステップS508では、常時エラー監視処理を行う。詳細は後述するが、この常時エラー監視処理では、上記ステップ502で検出したメダル払出センサ326などの状態に基づいて、ホッパー172などのエラーの監視と、エラーの検出情報の更新を行う。
ステップS509では、上述の入力ポート監視処理(ステップS502)で検出したドア開放検知センサ327のオン/オフ情報に基づいて、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D1(ドア信号)に対応するビットをONまたはOFFに設定する。
ステップS510では、集中端子板信号設定処理を行う。詳細は後述するが、この集中端子板信号設定処理では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報などに基づいて状態複合信号の信号状態を生成したり、メダル投入情報などに基づいてメダル投入信号、メダル払出信号、外部信号1〜4を生成する。
ステップS510では、レジスタFのキャリーフラグを参照し、このキャリーフラグに記憶されている数値(1(オン状態を示す信号状態)または0(オフ状態を示す信号状態))を、主制御部300のメモリ空間のうち、外部集中端子板450のシリアル通信線に接続された出力ポートに対応するメモリ空間(メモリマップトI/O)に設定する。これにより、外部集中端子板450のシリアル通信線から状態複合信号がシリアル出力される。
ステップS512では、7SEG表示器341に出力するデータの設定を行い、ステップS513では、リールモータ制御部330やホッパーモータ制御部331などに出力するデータの設定を行う。
ステップS514では、副制御部400に制御コマンドを出力し、ステップS515では、RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに記憶している各種のカウンタタイマ(例えば、上述のセキュリティ信号出力待機タイマ情報など)を更新する。
ステップS516では、電源基板460が出力する電圧低下信号がオンであるか否か、すなわち、スロットマシン100に所定の電圧が供給されているか否かを判断する。そして、電圧低下信号がオンである場合(スロットマシン100に所定の電圧が供給されていない場合)にはステップS519に進み、電圧低下信号がオフである場合(スロットマシン100に所定の電圧が供給されている場合)にはステップS517に進む。
ステップS517では、ステップS501でスタックエリアに退避したレジスタを復帰し、ステップS518では、割込みを許可する設定を行う。
ステップS519〜S522では、電断処理を行う。より具体的には、ステップS519では、現在のスタックポインタを保存し、ステップS520では、電源ステータスを「電断」に更新する。また、ステップS521では、RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに記憶している値を用いてチェックサムを計算・設定し、ステップS522では、RAM313の書き込みを禁止に設定した後、無限ループとなる。また、図示はしないが、本実施例では、電断処理時に状態複合信号を出力している場合には、途中まで出力している状態複合信号を全て出力した後に状態複合信号として未送信レベルの信号(本実施例ではローレベルの信号)を出力する。
<遊技メダル投入受付処理>
次に、図14を用いて、上述のタイマ割込み処理における遊技メダル投入受付処理について説明する。なお、同図は遊技メダル投入受付処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS601では、上述の入力ポート監視処理で検出したスタートレバーセンサ321のオン/オフ情報に基づいて、スタートレバー135の操作を受け付けたか否かを判定する。そして、スタートレバー135の操作を受け付けた場合にはステップS602に進み、スタートレバー135の操作を受け付けていない場合には処理を終了する。
ステップS602では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D5(予備信号)に対応するビットをONにし、ステップS603では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報に基づいて予備信号(状態複合信号)を出力するための設定を行う。
ステップS604では、遊技台の外部(例えば遊技店の島)に設けた報知装置(図示省略)の報知パターンに合わせた態様で、予備信号を出力する設定を行う。例えば、スタートレバー135が遊技者によって押下操作されたときには報知装置が備えるランプを所定時間(例えば500ms)点灯させるという報知パターンの場合には、スロットマシン100は、ステップS603においてオンレベルの予備信号を出力する設定を行い、ステップS604において所定時間(500ms)が経過するのを監視し、所定時間が経過した場合にオフレベルの予備信号を出力する設定を行う。
ステップS605では、セレクタ処理を行う。詳細は後述するが、このセレクタ処理では、上述の入力ポート監視処理(ステップS502)で検出したメダル投入センサ320の状態に基づいて、メダルセレクタ170のエラーの監視と、エラーの検出情報の更新を行う。
ステップS606では、その他の処理を行った後、処理を終了する。
<セレクタ受付処理>
次に、図15を用いて、上述の遊技メダル投入受付処理におけるセレクタ処理について説明する。なお、同図はセレクタ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS701では、メダルセレクタ170のセンサ波形を確認し、ステップS702では、センサ波形に異常があるか無いかを判定する。具体的には、投入されたメダルがメダル投入センサ1および2を正常に通過するときにメダル投入センサ1および2から出力される波形のパターンと、実際にメダル投入センサ1および2から出力された波形のパターンとを比較し、両者が異なる場合には、投入されたメダルがメダル投入センサ1および2を正常に通過しなかった(メダル投入異常2)と判定する。そして、波形に異常がある場合にはステップS703に進み、波形に異常が無い場合にはステップS705に進む。
ステップS703では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D3(セレクタ信号)に対応するビットをONにし、ステップS704では、RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに設けたエラー検知情報にエラーの情報(この例では、メダル投入異常2を示す情報)を設定する。
ステップS705では、メダル通過の監視を行い、ステップS706では、メダルの不正投入があったか否かを判定する。具体的には、メダルの正常通過後にメダル投入センサ3の信号の立ち上がりが検出され、以降5枚のメダルが正常通過したときにおいて、投入センサ3の立ち下りが一度も無い場合に不正投入(メダル投入異常4)と判定する。そして、メダルの不正投入があった場合にはステップS707に進み、メダルの不正投入がなかった場合には処理を終了する。
ステップS707では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D3(セレクタ信号)に対応するビットをONにし、ステップS708では、RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに設けたエラー検知情報にエラーの情報(この例では、メダル投入異常4を示す情報)を設定する。なお、メダルセレクタ170のエラー検出の方法やエラーの情報はこれらに限定されず、例えば、本実施例では、メダル投入センサ1により、投入されたメダルが滞留していることを検出した場合にメダル投入異常1を設定し、メダル投入処理中以外にメダル投入センサ1または2のいずれかがオンになった場合にメダル投入異常3を設定し、投入センサ4が一定時間以上オンになり続けた場合にメダル投入異常5を設定するように構成している。
<常時エラー監視処理>
次に、図16を用いて、上述のタイマ割込み処理における常時エラー監視処理について説明する。なお、同図は常時エラー監視処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS801では、ホッパー172の作動中以外にメダルの払出を検出したか否か、すなわち、メダルの不正な払出を検出したか否かを判定する。具体的には、メダル払出中(例えば、上記遊技メダル払出処理の実行中)以外に払出センサ1または2のいずれかがオンになった場合にはメダルの不正な払出を検出した(メダル払出異常3)と判定する。そして、メダルの不正な払出を検出した場合にはステップS802に進み、メダルの不正な払出を検出しなかった場合にはステップS804に進む。
ステップS802では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー信号D4(ホッパー信号)に対応するビットをONにし、ステップS803では、RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに設けたエラー検知情報にエラーの情報(この例では、メダル払出異常3を示す情報)を設定する。なお、ホッパー172のエラー検出の方法やエラーの情報はこれらに限定されず、例えば、本実施例では、ホッパー172の駆動時にメダル払出センサ1および2がオフのままで一定時間メダルの払出が無い場合にメダル払出異常1を設定し、ホッパー172の駆動時にメダル払出センサ1および2がオンのままでメダルが滞留している場合にメダル払出異常2を設定し、メダル払出中以外に払出センサ1または2のいずれかがオンになった場合、または、主制御部300とホッパー172を接続する信号線が抜かれたことを検出した場合にメダル払出異常3を設定する。
ステップS804では、メダル投入を一時的に阻止するメダルブロッカ(図示省略)が閉状態(メダル投入を阻止する位置にある)にも関わらずメダルの投入を検出したか否かを判定する。具体的には、メダルブロッカを閉状態に制御しているときにメダル投入センサ1または2のいずれかがオンになった場合にメダルの不正投入(メダル投入異常3)であると判定する。そして、メダルの不正投入を検出した場合にはステップS805に進み、メダルの不正投入を検出していない場合には処理を終了する。
ステップS805では、上述のレジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報のビットのうち、後述するエラー情報D3(セレクタ信号)に対応するビットをONにし、ステップS806では、RAM313の制御用RWM領域ワークエリアに設けたエラー検知情報にエラーの情報(この例では、メダル投入異常3を示す情報)を設定する。
<集中端子板信号設定処理>
次に、図17および図18を用いて、上述のタイマ割込み処理における集中端子板信号設定処理について説明する。なお、図17は集中端子板信号設定処理の流れを示すフローチャートであり、図18は同集中端子板信号設定処理の続きの流れを示すフローチャートである。
ステップS901では、レジスタAに記憶しているセキュリティ状態情報を取得して、上述の不正防止用RWM領域ワークエリアのセキュリティ状態情報領域に記憶する。また、ステップS902では、送信中のセキュリティ信号(ドア信号、設定信号、セレクタ信号、ホッパー信号、予備信号)のうち、状態の変化があった信号(信号の送信開始時はONであったが、その後、送信中にOFFになった信号、または、信号の送信開始時はOFFであったが、その後、送信中にONになった信号)を抽出する。
ステップS903では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ情報変化累積情報のビットのうち、ステップS902で状態の変化を抽出した信号に対応するビットをONに設定し、ステップS902で状態の変化を抽出しなかった信号に対応するビットをOFFに設定する。
ステップS904では、出力ビット切替タイミングか否か、すなわち、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力タイマ情報の値が0になったか否かを判定する。そして、出力ビット切替タイミングでない場合にはステップS905に進み、出力ビット切替タイミングになった場合にはステップS906に進む。
ステップS905では、後述する6ビットのセキュリティビットおよび6ビットのブランクビットの合計12ビットのうち、何ビット目を出力するかを不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報に基づいて決定する。そして、決定したビットに対応する信号状態(例えば、ビットに記憶した値が0の時にはオフ状態(例えば0)、ビットに記憶した値が1の場合にはオン状態(例えば1))を、レジスタFのキャリーフラグに記憶する。
ステップS906では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報が0以外であるか否か(セキュリティビットとブランクビットを足し合わせた12ビットのうち、出力すべきビットが残っているか否か)を判定する。そして、出力ビット残回数情報が0以外の場合(出力すべきビットが残っている場合)にはステップS907に進み、出力ビット残回数情報が0の場合(出力すべきビットが残っていない場合)にはステップS913に進む。
ステップS907では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報の値から1を減算した値を、不正防止用RWM領域ワークエリアの出力ビット残回数情報領域に記憶する。
ステップS908では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力タイマ情報に20msに相当する値を設定し、ステップS909では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ状態情報をレジスタAに記憶した後、レジスタAに記憶した値に、後述するスタートビット信号に対応するオン状態の情報を付加する。なお、本実施例では、スタートビット信号の信号レベルはハイレベルで固定であるため、スタートビット信号に対応するオン状態の情報をステップS909において毎回、設定する替わりに、スタートビット信号に対応するオン状態の情報を一度だけ付加するように構成してもよい。
ステップS910では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報を取得して次に出力すべきビットの位置を取得する。
ステップS911では、ステップ910で取得したビットの位置に対応する信号状態(例えば、ビットに記憶した値が0の時にはオフ状態(例えば0)、ビットに記憶した値が1の場合にはオン状態(例えば1))を、レジスタFのキャリーフラグに記憶する。
ステップS913では、前回の信号送信完了からセキュリティ信号の状態が変化したか否かを、ステップS903で更新したセキュリティ情報変化累積情報が0であるか否かによって判定する。不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ情報変化累積情報が0である場合(前回の信号送信完了からセキュリティ信号の状態が変化していない場合)にはステップS917に進み、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ情報変化累積情報が0以外の場合(前回の信号送信完了からセキュリティ信号の状態が変化している場合)にはステップS914に進む。
ステップS914では、不正防止用RWM領域ワークエリアにそれぞれ記憶しているセキュリティ状態情報とセキュリティ情報変化累積情報との排他的論和(EXOR)を算出して、セキュリティ情報に記憶する。例えば、セキュリティ状態情報の値が40(16進数)で、セキュリティ情報変化累積情報の値が48(16進数)である場合には、08(16進数)をセキュリティ情報に記憶する。
ステップS915では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ情報変化累積情報領域をクリアし(0に設定し)、ステップS916では、状態の変化があった信号を3回連続して出力するために、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力残回数情報に3を設定する。なお、本実施例では、エラー情報D1〜D5の状態の変化があった場合には状態複合信号を3回連続して出力するように構成しているため、例えば、エラー状態を解除するためのエラー解除ボタンを設ける場合には、状態複合信号を3回連続して出力するために最低限必要な時間(本実施例では720ms)よりも、エラー解除ボタンを有効とみなす押下時間を長く設定することが好ましい。
ステップS917では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力残回数情報を参照し、信号出力残回数情報が0以外であるか否か(出力すべきセキュリティ信号が残っているか否か)を判定する。そして、信号出力残回数情報が0以外の場合(出力すべきセキュリティ信号が残っている場合)にはステップS918に進み、信号出力残回数情報が0の場合(出力すべきセキュリティ信号が残っていない場合)にはステップS922に進む。
ステップS918では、信号出力残回数情報の値から1を減算した値を、不正防止用RWM領域ワークエリアの信号出力残回数情報領域に記憶し、ステップS919では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報に初期値(本実施例では12)をセットする。
ステップS920では、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力タイマ情報に20msに相当する値を設定し、ステップS921では、後述するスタートビット信号を示すオン状態(例えば1)を、レジスタFのキャリーフラグに記憶する。
ステップS922では、未送信レベル(本実施例ではローレベル)の信号を示すオフ状態(例えば0)を、レジスタFのキャリーフラグに記憶する。
図19は主制御部300の遊技制御部が使用するROM312、RAM313の記憶領域と、主制御部300の不正防止制御部が使用するROM312、RAM313の記憶領域を模式的に示した図である。
主制御部300は、遊技装置(例えば、リール110〜112など)を制御する遊技制御部と、遊技装置に対する不正を防止するための不正防止制御部と、に大別することができ、本実施例では、上述のセキュリティ信号初期化処理と集中端子板信号設定処理が不正防止制御部のプログラムに該当し、それ以外の処理が遊技制御部のプログラムに該当する。
不正防止制御部のプログラムは、上述のROM不正防止用制御領域に記憶し、不正防止制御部のプログラムが使用するデータは、上述の不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶する。そして、この不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶したデータは、不正防止制御部のプログラムからのみ参照または更新可能に構成している。一方、遊技制御部のプログラムは、上述のROM制御領域に記憶し、遊技制御部のプログラムが使用するデータは、上述の制御用RWM領域ワークエリアに記憶する。そして、この制御用RWM領域ワークエリアに記憶したデータは、遊技制御部のプログラムからのみ参照または更新可能に構成している。
また、不正防止制御部は、遊技制御部が設定するセキュリティ状態情報をレジスタAを介して受け取り、遊技制御部は、不正防止制御部が設定する信号状態をレジスタFのキャリーフラグを介して受け取るように構成している。
次に、図20を用いて、上述のセキュリティ状態情報、セキュリティ情報変化累積情報、セキュリティ信号情報、信号出力タイマ情報、出力ビット残回数情報、信号出力残回数情報、セキュリティ信号出力待機タイマ情報について説明する。なお、同図は各情報の内容を説明するための説明図である。
不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ状態情報は、1バイト長のデータからなり、上位ビットから順に、スタートビット信号(1に固定)、エラー情報D1(ドア信号)、エラー情報D2(設定信号)、エラー情報D3(セレクタ信号)、エラー情報D4(ホッパー信号)、エラー情報D5(予備信号)、未使用(0に固定)、未使用(0に固定)を割り当てている。
不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ情報変化累積情報は、1バイト長のデータからなり、上位ビットから順に、1、エラー情報D1(ドア信号)の状態変化の有無、エラー情報D2(設定信号)の状態変化の有無、エラー情報D3(セレクタ信号)の状態変化の有無、エラー情報D4(ホッパー信号)の状態変化の有無、エラー情報D5(予備信号)の状態変化の有無、0、0を割り当てている。なお、エラー情報D1〜D5の状態変化の有無には、各エラー情報に状態の変化があった場合には1を、状態の変化が無かった場合には0を記憶する。
制御用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ情報は、セキュリティ状態情報と同一の構成であり、外部集中端子板450のシリアル信号線から現に出力している信号の情報を記憶する。
不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力タイマ情報は、セキュリティ信号の基本パルス幅(本実施例では20ms)を計測するための情報である。本実施例では、上述のタイマ割込み処理を行うごとに(約1.504msごとに)、集中端子板信号設定処理において不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力タイマ情報に1を加算することによって、合計13回のカウントを行って約20ms(=1.504ms×13)の時間を計測する。
不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報は、1つのセキュリティ信号のうち、未送信の信号が何ビット残っているかを示す情報であり、6ビットのセキュリティビット(スタートビット信号、ドア信号、設定信号、セレクタ信号、ホッパー信号、予備信号)と、6ビットのブランクビット(ストップビット信号、0、0、0、0、0)の合計12ビットの信号の各ビットを出力するたびに1を減算する。例えば、出力ビット残回数情報が12の場合には、未送信の信号が12ビット残っていることを示しているため、スタートビット信号を出力した後、集中端子板信号設定処理において不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報を1つ減算して11に設定する。そして、出力ビット残回数情報が11の場合には、未送信の信号が11ビット残っていることを示しているため、ドア信号を出力した後、集中端子板信号設定処理において不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している出力ビット残回数情報を1つ減算して10に設定する。以降、出力ビット残回数情報が0になるまで、設定信号、セレクタ信号、ホッパー信号、予備信号、ストップビット信号、0(ローレベルの信号)、0(ローレベルの信号)、0(ローレベルの信号)、0(ローレベルの信号)、0(ローレベルの信号)の順で信号を出力する。
不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶している信号出力残回数情報は、未送信のセキュリティ信号がいくつ残っているかを示す情報であり、セキュリティ信号の出力中にエラー情報の状態変化があった場合に集中端子板信号設定処理において3を設定する。
制御用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ信号出力待機タイマ情報は、所定の時間(本実施例では720ms)を計測するための情報である。
図21は、スロットマシン100で生じ得るエラーの種類と、エラー発生時の表示と、エラーの状態と、エラーの解除方法の一例を示した図である。
例えば、(遊技)メダル投入センサ320によって(遊技)メダルなどがメダルセレクタ170に滞留したことを検出した場合には、上述のエラー検知情報にメダル投入異常1を示す情報を設定するとともに、遊技回数表示器126に「P00」というエラーコードを表示してエラーが発生したことを外部に報知する。また、メダル投入異常1の解除は、メダルセレクタ170の遊技メダル詰まり等をチェックした後、リセットスイッチ(図示省略)を押すか、ドアキー140を左に回すことによって行う。本実施例では、これら複数種類のエラーのうち、メダル投入異常1〜4、メダル払出異常1〜3、オーバーフロー異常を状態複合信号(セキュリティ信号)として出力し、RAM不良、表示異常については出力を行わない。
次に、図22(a)、(b)を用いて、状態複合信号の出力基本パターンについて説明する。なお、同図(a)は状態複合信号の出力基本パターンを示したタイムチャートであり、同図(b)は、状態複合信号に含まれるエラー情報D1〜D5に対応する信号の名称、論理を示した図である。
上述の集中端子板信号設定処理では、同図(a)に示すように、最初に未送信レベル(この例ではローレベル)の状態複合信号を、基本パルス幅の時間(この例では20ms)分だけ反転してスタートレベル(この例ではハイレベル)の信号(スタートビット信号)を形成する。次に、エラー情報D1〜D5に対応する信号として、基本パルス幅の時間(20ms)分のオンレベル(この例ではハイレベル)またはオフレベル(この例ではローレベル)の信号を5つ形成する。最後に、未送信レベルと同一レベル(この例ではローレベル)の信号を基本パルス幅の時間(20ms)分だけ保持してストップレベルの信号(ストップビット信号)を形成した後、状態複合信号を未送信レベル(この例ではローレベル)に設定する。
本実施例では、同図(b)に示すように、エラー情報D1に対応する信号としてドア信号(ドア開放信号)を、エラー情報D2に対応する信号として設定信号(設定変更信号)を、エラー情報D3に対応する信号としてセレクタ信号(投入エラー信号)を、エラー情報D4に対応する信号としてホッパー信号(払出エラー信号)を、エラー情報D5に対応する信号として予備信号を、この順序で出力する。
ドア信号は、前面扉102が開放しているか閉鎖しているかを示す信号であり、入力ポート監視処理においてドア開放検知センサ327により前面扉102の開放を検出した場合(開放中信号を検出した場合)に、集中端子板信号設定処理においてオンレベル(例えばハイレベル)に設定し、入力ポート監視処理においてドア開放検知センサ327により前面扉102の閉鎖を検出した場合(閉鎖中信号を検出した場合)に、集中端子板信号設定処理においてオンレベルとの識別が可能なオフレベル(例えばローレベル)に設定する。
設定信号は、設定変更中(または設定値の確認中)であるか否かを示す信号であり、設定変更処理の開始時(設定変更処理のステップS301)、または設定値の確認開始時(遊技メダル投入処理のステップS403)にオンレベルに設定し、設定変更処理の終了時、または設定値の確認終了時にオフレベルに設定する。
セレクタ信号は、メダルセレクタ170の状態が異常であるか否かを示す信号であり、メダル投入センサ320によりメダルセレクタ170の異常を検出した場合(例えば、メダル投入異常1〜5のいずれかを検出した場合)にオンレベルに設定し、入力ポート監視処理においてメダル投入センサ320によりメダルセレクタ170の異常を検出しなかった場合(例えば、メダル投入異常1〜5のいずれも検出しなかった場合)にオフレベルに設定する。
ホッパー信号は、ホッパー172の状態が異常であるか否かを示す信号であり、メダル払出センサ326によりホッパー172の異常を検出した場合(例えば、メダル払出異常1〜3のいずれかを検出した場合)にオンレベルに設定し、メダル払出センサ326によりホッパー172の異常を検出しなかった場合(例えば、メダル払出異常1〜3のいずれも検出しなかった場合)にオフレベルに設定する。
予備信号は、予備的に使用する信号であり、本実施例では、スタートレバー135を受け付けたことを示すスタートレバー信号として使用する。なお、予備信号は他の用途に使用することもでき、例えば、電源信号、精算信号、リール未停止信号として使用することができる。電源信号は、スロットマシン100の電源がオンであるか否かを示す信号であり、電圧低下信号がオフの場合(電源がオンの場合)にオンレベルに設定し、電圧低下信号がオンの場合(電源がオフの場合)にオフレベルに設定する。精算信号は、精算処理中であるか否かを示す信号であり、精算ボタン132が押下操作されて精算処理を開始した時にオンレベルに設定し、精算処理の終了時にオフレベルに設定する。リール未停止信号は、リール110〜112が規定時間以上停止していないことを示す信号であり、リール110〜112が規定時間以上回転している場合にオンレベルに設定し、その後、リール110〜112が停止した場合にオフレベルに設定する。
図23は、状態複合信号の出力基本パターンをより詳細に説明するためのタイムチャートである。
状態複合信号は、スタートビットおよびエラー情報D1〜D5で構成したセキュリティビットと、ストップビットを含む0の情報で構成したブランクビットに区分することができ、セキュリティビットの送信開始(スタートビット信号の送信開始)からブランクビットの送信終了までの時間は一定時間(本実施例では240ms)に設定している。また、スタートビット、エラー情報D1〜D5、ストップビットからなる信号を合わせてセキュリティ信号と称し、セキュリティ信号の送信開始(スタートビット信号の送信開始)からセキュリティ信号の送信終了(ストップビット信号の送信終了)までの時間は一定時間(本実施例では140ms)に設定している。なお、本実施例では、セキュリティ信号のうち、スタートビット信号とドア信号D1については、上述のタイマ割込み処理において信号の状態を更新し、設定信号D2、セレクタ信号D3、ホッパー信号D4については、上述のメイン処理において信号の状態を更新している。
図24は、状態複合信号を複数回連続して出力する場合のタイムチャートであり、図25は、メダル投入異常とメダル払出異常の情報を状態複合信号として複数回連続して出力する場合のタイムチャートである。
図24に示すように、本実施例では、状態複合信号を複数回連続して出力する場合には、状態複合信号を出力した後、所定時間(本実施例で100ms)が経過するのを待ってから次回の状態複合信号を出力するように構成しており、例えば、メダル投入異常とメダル払出異常が発生した場合には、図25に示すように、メダル投入異常に対応するセレクタ信号D3と、メダル払出異常に対応するホッパー信号D4をオンレベル(この例ではハイレベル)に設定した状態複合信号を一度出力した後、ストップビット信号の出力後100msが経過するのを待ってから同一の状態複合信号を出力する。
図26は、状態複合信号の出力中にエラー状態が変化した場合における状態複合信号のタイムチャートである。この例では、エラー状態Aを示す状態複合信号のブランクビットの出力中にエラーBが発生している。この場合、上述のメイン処理内でセキュリティ状態情報をエラーAからエラーBに更新し、上述の集中端子板信号設定処理において、更新したセキュリティ状態情報に基づいてエラー状態Bを示す状態複合信号を生成する。
図27は、状態複合信号の出力中にメダル払出異常の状態が変化した場合におけるホッパー信号の変化を示したタイムチャートである。この例では、メダル払出異常を示す状態複合信号の出力中に、メダル払出異常の情報がオン→オフ→オン→オフ→オンと数回変化している。この場合、上述の集中端子板信号設定処理において、メダル払出異常の状態の変化(オン→オフ)があったことを不正防止用RWM領域ワークエリアのセキュリティ情報変化累積情報に記憶しておき、記憶したセキュリティ情報変化累積情報に基づいて次回のセキュリティ状態情報を更新し、更新したセキュリティ状態情報に基づいて、メダル払出異常なしを示す状態複合信号を出力する。また、この例では、さらに、メダル払出異常なしを示す状態複合信号の出力前に、メダル払出異常の情報がオフ→オンと変化している。そのため、上述の集中端子板信号設定処理において、メダル払出異常の状態の変化(オフ→オン)があったことを不正防止用RWM領域ワークエリアのセキュリティ情報変化累積情報に記憶しておき、記憶したセキュリティ情報変化累積情報に基づいて次回のセキュリティ状態情報を更新し、更新したセキュリティ状態情報に基づいてメダル払出異常を示す状態複合信号を出力している。
図28は、通常時、電断時、および復電時における、メダル投入情報、メダル払出情報、RB作動情報、BB作動情報、CB作動情報、MB作動情報、セキュリティ情報を用いた処理の流れを示した図である。
スロットマシン100は、通常時には、セキュリティ情報(エラー情報D1〜D5)をシリアル信号線を用いて出力するとともに、メダル投入情報、メダル払出情報、RB作動情報、BB作動情報、CB作動情報、MB作動情報の各情報を6本のパラレル信号線を用いて個別に出力する。
図29は、メダル投入信号とメダル払出信号の一例を示したタイムチャートである。メダル投入信号はメダルの投入枚数を示す信号であり、スタートレバー135の操作を受け付けた場合に、メダル投入情報に記憶したメダル投入枚数(この例では3枚)に応じた回数分だけ、基本最小パルス幅(この例では50ms)のオンレベル(この例ではハイレベル)の信号を出力する。メダル払出信号はメダルの払出枚数を示す信号であり、全てのリール110〜112の停止時に、メダル払出情報に記憶したメダル払出枚数(この例では3枚)に応じた回数分だけ、基本最小パルス幅(この例では50ms)のオンレベル(この例ではハイレベル)の信号を出力する。なお、再遊技役に入賞した場合にはメダル投入枚数分の払出枚数があるものとしてメダル払出信号を出力する。
図30は、BB信号とRB信号の一例を示したタイムチャートである。BB信号はBB遊技の作動を示す信号であり、全てのリール110〜112が停止し、BB遊技に対応する図柄組合せが揃った場合に、BB遊技を開始する次回の遊技の開始時(BB作動情報にオンを設定している場合)にオンレベル(この例ではハイレベル)の信号を出力し、図示はしないがBB遊技が終了した場合(BB作動情報にオフを設定している場合)にオフレベル(ローレベル)の信号を出力する。RB信号はRB遊技の作動を示す信号であり、全てのリール110〜112が停止し、RB遊技に対応する図柄組合せが揃った場合に、RB遊技を開始する次回の遊技の開始時(RB作動情報にオンを設定している場合)にオンレベル(この例ではハイレベル)の信号を出力し、図示はしないがRB遊技が終了した場合(RB作動情報にオフを設定している場合)にオフレベル(ローレベル)の信号を出力する。なお、本実施例に係るスロットマシン100はCB遊技、MB遊技を採用していないため、CB信号、MB信号についての説明は省略するが、CB遊技、MB遊技を採用する場合にはBB信号やRB信号と同様に出力を行う。
また、本実施例1では、メダルの投入枚数、メダルの払出枚数、遊技の状態など、状態変化の頻度が高い情報をパラレル信号として出力し、これらメダルの投入枚数、メダルの払出枚数、遊技の状態などに比べて状態変化の頻度が低い、前面扉102の開放/閉鎖、ホッパー172の異常発生、メダルセレクタ170の異常発生などの情報をシリアル信号として出力する。そのため、シリアル信号のオン/オフの切替え回数を、パラレル信号のオン/オフの切替え回数に比べて少なくすることができ、シリアル信号の伝達経路上に機械式スイッチを有するリレー454b(後述)を配設しても、リレー454bのオン/オフ回数が必要以上に増大することがなく、リレー454bの耐久性を高めることができる。
図28に戻って、スロットマシン100は、電断時においては、メダル投入情報、メダル払出情報、RB作動情報、BB作動情報、CB作動情報、MB作動情報の各情報を、RAM313の第1特定領域の電断時状態情報に保存するとともに、セキュリティ情報を、RAM313の第2特定領域の電断時状態情報に保存する。また、復電時には、メダル投入情報、メダル払出情報、RB作動情報、BB作動情報、CB作動情報、MB作動情報の各情報を、RAM313の第1特定領域の復電時状態情報に保存するとともに、セキュリティ情報を、RAM313の第2特定領域の復電時状態情報に保存する。また、復電時には、RAM313の第1特定領域の電断時状態情報と、第1特定領域の復電時状態情報に基づいて(第1特定領域の電断時状態情報と第1特定領域の復電時状態情報の論理和を算出して)パラレル信号を生成し、RAM313の第2特定領域の電断時状態情報と、第2特定領域の復電時状態情報に基づいて(第2特定領域の電断時状態情報と第2特定領域の復電時状態情報の論理和を算出して)状態複合信号(シリアル信号)を生成し、これらパラレル信号とシリアル信号を外部出力情報として外部集中端子板450から出力する。
図31は、メダル投入異常2〜4またはメダル払出異常3が発生した場合における、セキュリティ信号と、エラー表示のオン/オフタイミングと、エラー解除のタイミングを示したタイムチャートである。例えば、リール110〜112の回転中にメダル払出異常3を検出した場合には、図中のエラー検知位置においてホッパー信号D4としてオンレベル(この例ではハイレベル)の信号を出力するとともに、メダルの投入が可能となるメダル投入可能状態になったときに図中のエラー報知位置において遊技回数表示器126を用いてエラー表示を行う(エラー表示をオンにする)。なお、エラー解除の操作が行われた場合にはエラー表示を消去する(エラー表示をオフにする)。
図32は、設定変更中にメダル投入異常2〜4またはメダル払出異常3が発生した場合における、セキュリティ信号と、エラー表示のオン/オフタイミングと、エラー解除のタイミングを示したタイムチャートである。例えば、設定変更中にメダル払出異常3を検出した場合には、図中のエラー検知位置においてホッパー信号D4としてオンレベル(この例ではハイレベル)の信号を出力するが、遊技店の店員などが設定変更の作業を行っているときにホッパー172などの装置に触れてメダル払出異常3を誤検出した可能性が高いため、エラー表示は行わない。
以上説明したように、本実施例に係るスロットマシン100は、遊技装置を制御するための制御手段(例えば、主制御部300)を備え、遊技装置(例えば、リール110〜112)を制御する遊技制御部と、遊技装置に対する不正を防止するための不正防止制御部と、を制御手段に含むことを特徴とする、遊技台である。
本実施例に係るスロットマシン100によれば、不正を防止するための不正防止制御プログラムや、この不正防止制御プログラムが参照または更新するデータを、遊技装置を制御するための遊技制御プログラムや、この遊技制御プログラムが参照または更新するデータから独立させることができる。そのため、制御手段における制御負担を分散することができ、制御負担の増大を抑えつつ、不正遊技の防止を促進できる場合がある。
なお、遊技に関する制御を行うCPU(例えば、CPU310)を含む制御手段(例えば、主制御部300)と、前記制御手段が生成した遊技台の状態を示す状態情報(例えば、セキュリティ状態情報)を記憶する記憶手段(例えば、RAM313)と、前記記憶手段に記憶している前記状態情報に基づいて不正防止用情報を生成する不正防止用情報生成部(例えば、集中端子板信号設定処理)と、を備え、前記不正防止用情報生成部と、前記不正防止用情報生成部による前記不正防止用情報の生成を開始させる遊技制御部(例えば、集中端子板信号設定処理を呼び出すタイマ割込み処理)と、を前記制御手段に備え、前記不正防止用情報を記憶する不正防止用情報記憶領域(例えば、不正防止用RWM領域ワークエリア)を前記記憶手段に設け、前記不正防止用情報記憶領域は前記不正防止用情報生成部からのみ更新可能に構成してもよい。
このような構成とすれば、不正防止用情報生成部を遊技制御部から独立させることができる。そのため、制御手段における制御負担を分散することができ、制御負担の増大を抑えつつ、不正遊技の防止を促進できる場合がある。また、不正防止用情報記憶領域を不正防止用情報生成部からのみ更新可能にすることで、制御プログラムを不正に改造して不正防止用情報を改ざんするような不正行為を抑止することができ、不正遊技を未然に防止できる場合がある。
また、前記制御手段が生成した遊技台の状態を示す状態情報を記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に記憶している前記状態情報に基づいて不正防止用情報を生成する不正防止用情報生成部を前記不正防止制御部に設け、前記遊技制御部は、前記不正防止用情報生成部による前記不正防止用情報の生成を開始させ、前記不正防止用情報に基づいて不正防止用報知をおこなう不正防止報知手段(例えば、外部集中端子板450)をさらに備え、前記不正防止用情報を記憶する不正防止用情報記憶領域を前記記憶手段に設け、前記不正防止用情報記憶領域は前記不正防止用情報生成部からのみ更新可能に構成してもよい。
このような構成とすれば、不正防止用情報生成部を遊技制御部から独立させることができる。そのため、制御手段における制御負担を分散することができ、制御負担の増大を抑えつつ、不正遊技の防止を促進できる場合がある。また、不正防止用情報記憶領域を不正防止用情報生成部からのみ更新可能にすることで、制御プログラムを不正に改造して不正防止用情報を改ざんするような不正行為を抑止することができ、不正防止用信号を確実に出力できる場合がある。
また、前記記憶手段における前記不正防止用情報記憶領域以外の記憶領域は前記遊技制御部からのみ更新可能に構成してもよい。
このような構成とすれば、不正防止用情報生成部が使用する記憶領域と、遊技制御部が使用する記憶領域を明確に区別することができ、記憶領域の管理が容易となる上に、制御プログラムを不正に改造して不正防止用情報を改ざんするような不正行為を抑止することができ、不正遊技を未然に防止できる場合がある。
また、前記制御手段は、前記記憶手段とは別に特定の記憶領域(例えば、CPU310のレジスタ)を有し、前記遊技制御部と前記不正防止用情報生成部のうちの一方から他方に、前記特定の記憶領域を介して情報を伝達するように構成してもよい。
このような構成とすれば、遊技制御部と不正防止用情報生成部の独立性を高めることができる。そのため、制御プログラムの開発、デバッグ、テストなどを効率的に行うことができ、制御プログラムの開発効率を向上させることができる上に、制御プログラムの開発後におけるメンテナンス性も高めることができる場合がある。
また、前記遊技制御部は、前記不正防止用情報生成部を開始させる場合に、前記記憶手段に記憶している状態情報(例えば、エラー情報D1〜D5)から生成した引き渡し用状態情報(例えば、セキュリティ状態情報)を前記特定の記憶領域に格納し、前記不正防止用情報生成部は、前記遊技制御部が前記特定の記憶領域に格納した前記引き渡し用状態情報を参照して前記不正防止用情報を生成するように構成してもよい。
このような構成とすれば、引き渡し用状態情報のみによって遊技制御部から不正防止用情報生成部に情報を伝達することができ、遊技制御部と不正防止用情報生成部の独立性を高め、制御プログラムの開発効率やメンテナンス性を向上させることができる場合がある。
また、前記不正防止報知手段は、前記不正防止用情報を不正防止用信号として外部に出力する信号出力手段であり、前記不正防止用情報生成部は、生成した前記不正防止用情報に基づく生成結果情報(例えば、信号状態)を前記特定の記憶領域に格納し、前記遊技制御部は、前記不正防止用情報生成部が前記特定の記憶領域に格納した生成結果情報を参照して、前記信号出力手段から前記不正防止用信号を出力するように構成してもよい。
このような構成とすれば、生成結果情報のみによって不正防止用情報生成部から遊技制御部に情報を伝達することができ、遊技制御部と不正防止用情報生成部の独立性を高め、制御プログラムの開発効率やメンテナンス性を向上させることができる場合がある。
また、前記不正防止用情報生成部は、1または複数の前記状態情報(例えば、エラー情報D1〜D5)に基づいて遊技台の1つの状態に関する情報を1つのパルスして生成するように構成し、複数の前記パルスを含んだ1フレームのシリアル情報を前記不正防止用情報は含み、前記遊技制御部は、前記1つのパルスの時間幅以下の周期で前記不正防止用情報生成部を動作させるように構成し、前記不正防止用情報生成部は、前記信号出力手段から前記不正防止用信号(例えば、状態複合信号)として出力する信号のオンまたはオフの状態を示す値を前記生成結果情報として前記特定の記憶領域に格納するように構成してもよい。
このような構成とすれば、1または複数の状態情報を含む不正防止用情報を1フレームごとに確実に更新し、更新後の最新の不正防止用情報を外部にシリアル出力することができるため、不正防止用情報を迅速かつ確実に出力することができる場合がある。
また、特定の初期化実行条件が成立した場合(例えば、電源投入時)に、前記遊技制御部は、前記記憶手段における前記不正防止用情報記憶領域以外の記憶領域(または、前記不正防止用情報記憶領域以外および上述の設定値の記憶領域以外の記憶領域)に記憶している全ての情報を初期化するように構成してもよい。
このような構成とすれば、記憶手段の初期化を行う場合でも不正防止用情報を保持することができ、記憶手段の初期化後も不正防止用情報を確実に出力し、不正遊技を未然に防止することができる場合がある。
また、前記遊技制御部は複数の処理を含み、該複数の処理のうちの所定の第1の処理から所定の第2の処理に分岐する場合に復帰位置を示す情報(例えば、復帰先のアドレス)を前記記憶手段における前記不正防止用情報記憶領域以外の記憶領域に設けたスタック領域(例えば、スタックエリア)に格納し、前記第2の処理から前記第1の処理に復帰する場合に、前記スタック領域に格納した前記復帰位置を示す情報を参照して復帰するように構成し、特定の初期化実行条件が成立した場合に、前記遊技制御部は、前記スタック領域以外および前記不正防止用情報記憶領域以外の前記記憶手段における記憶領域(または、上述の設定値の記憶領域以外、前記スタック領域以外および前記不正防止用情報記憶領域以外の記憶領域)に記憶している全ての情報を初期化するように構成してもよい。
このような構成とすれば、記憶手段の初期化を行う場合でも不正防止用情報とスタック領域の情報を保持することができ、記憶手段の初期化後も第2の処理から第1の処理に確実に復帰することができる上に、不正防止用情報を確実に出力し、不正遊技を未然に防止することができる場合がある。
なお、本発明に係る遊技台の構成は、上記実施例で示した構成に限定されるものではなく、例えば、不正防止制御部と遊技制御部の間の情報の受け渡しを、CPU310のレジスタを介して行う例を示したが、例えば、RAM313の特定の記憶領域を介して情報の受け渡しを行ってもよい。
また、主制御部300の遊技制御部と不正防止制御部の構成を、図33に示すような構成としてもよい。この例では、遊技制御部のプログラムを、ROMの制御領域に記憶し、遊技制御部のプログラムが使用する書き換え不能なデータを、ROMのデータ領域に記憶し、遊技制御部のプログラムが使用する書き換え可能なデータを、RWMのRWM領域に記憶している。一方、不正防止制御部のプログラムを、ROMの不正防止用制御領域に記憶し、不正防止制御部のプログラムが使用する書き換え不能なデータを、ROMの不正防止用データ領域に記憶し、不正防止制御部のプログラムが使用する書き換え可能なデータを、RWMの不正防止用RWM領域に記憶している。そして、遊技制御部のプログラムが、不正防止制御部のプログラムを呼び出すことによって、不正防止制御部のプログラムが、遊技制御部のプログラムが使用する書き換え可能なデータを参照可能に構成している。
このように、前記記憶手段における前記不正防止用情報記憶領域以外の記憶領域に記憶している所定の情報(この例では、RWMのRWM領域)を前記不正防止用情報生成部が参照するように構成すれば、遊技制御部と不正防止制御部との間で情報交換を行う場合に特別な記憶手段を設ける必要がなく、ハードウェアやソフトトウェアの構成を簡素化することができる場合がある。
また、前記遊技制御部および前記不正防止用情報生成部のそれぞれを、プログラム部と該プログラム部が参照するデータ部から構成し、前記不正防止用情報生成部のプログラム部は前記遊技制御部のデータ部を参照するように構成してもよい。
このような構成とすれば、遊技制御部と不正防止制御部との間で情報交換を行う場合に特別な記憶手段を設ける必要がなく、ハードウェアやソフトウェアの構成を簡素化することができる場合がある。
また、前記不正防止用情報生成部のデータ部は前記不正防止用情報生成部のプログラム部からのみ参照するように構成してもよい。
このような構成とすれば、制御プログラムを不正に改造して不正防止用情報を改ざんするような不正行為を抑止することができ、不正遊技を未然に防止できる場合がある。
また、不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶する情報は、セキュリティ状態情報、セキュリティ情報変化累積情報、信号出力タイマ情報、出力ビット残回数情報、信号出力残回数情報に限定されるものではなく、例えば、セキュリティ信号情報やセキュリティ信号出力待機タイマ情報を不正防止用RWM領域ワークエリアにさらに記憶するようにしてもよい。このように、セキュリティ信号の生成に必要な情報のすべてを、遊技用の記憶領域とは別の不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶すれば、不正遊技をより確実に防止することが可能となる。
また、不正防止用RWM領域ワークエリアと制御用RWM領域ワークエリアに記憶する情報の格納場所は特に限定されないが、例えば、不正防止用情報(セキュリティ状態情報、セキュリティ情報変化累積情報、信号出力タイマ情報、出力ビット残回数情報、信号出力残回数情報)、設定値、更新周期が短い情報、更新周期が長い情報の順番で格納することが好ましい。
図34は、上記実施例に係る主制御部300の変形例を示したブロック図である。変形例に係る主制御部382には、上述のCPU310、ROM(内蔵ROM)312、RAM(内蔵RAM)313、入出力インターフェース(外部バスインターフェース)360、361、370、371、タイマ回路315、アドレスデコード回路350、クロック補正回路314、乱数発生回路317などとは別に不正防止用回路380を設けている。そして、上記実施例においてROM312のROM不正防止用制御領域に記憶していた不正防止制御プログラムと、上記実施例においてRAM313の不正防止用RWM領域ワークエリアに記憶していた不正防止制御データを、不正防止用回路380に単一のパッケージとして格納している。
このように、不正防止生成部を記憶する記憶領域と、不正防止生成部が使用する不正防止用情報記憶領域を別回路(この例では、不正防止用回路)として単一パッケージに収めれば、不正を防止するための不正防止制御プログラムや、この不正防止制御プログラムが参照または更新するデータを、遊技装置を制御するための遊技制御プログラムや、この遊技制御プログラムが参照または更新するデータから物理的に独立させることができ、不正遊技をより確実に防止できる場合がある。
また、上述の不正防止用情報を不正を防止するために報知する不正防止報知手段を、不正防止用情報に基づいて制御手段のうちの所定の機能を不能動化(例えば停止、スキップなど)させるようにしてもよい。ここで所定の機能として、例えば、上記図34に記載のCPU、リセット/割り込みコントローラなどを適用してもよいし、遊技制御部のプログラムの一部(例えば、遊技メダル投入受付処理S504、抽選処理S210、遊技メダル払出処理S214、上述の清算処理)を適用してもよい。また、不正防止用情報を参照するなどして不能動化すると判定したことを条件に不能動化処理(例えば、停止(HALT実行)、所定のプログラム範囲(例えばジャンプのみを格納したプログラム範囲など)で無限ループなど)を実行するようにしてもよい。
また、制御用RWM領域ワークエリアには、乱数発生回路317から取得した値を一時的に格納する領域、入賞役を示す識別子情報を格納する領域、ボーナスを開始してからのゲーム数を示す情報を格納する領域、発生中のエラーを示す識別子情報を格納する領域など遊技の制御に必要な値を格納するようにしてもよい。
また、制御用RWM領域ワークエリアに記憶しているセキュリティ信号出力待機タイマ情報を図10のS1003で更新するようにしていることで、不正制御部(実施例ではセキュリティ信号初期化処理S201と集中端子板信号設定処理S510の2つの処理)から制御用RWM領域ワークエリアを更新している。すなわち、不正制御部(実施例ではセキュリティ信号初期化処理S201と集中端子板信号設定処理S510の2つの処理)は不正防止用RWM領域ワークエリア(実施例ではセキュリティ状態情報、セキュリティ情報変化累積情報、信号出力タイマ情報、出力ビット残回数情報、および信号出力残回数情報を格納する領域)と制御用RWM領域ワークエリアの一部(実施例ではセキュリティ信号出力待機タイマ情報)を更新可能に構成しており、遊技制御部(実施例ではセキュリティ信号初期化処理S201と集中端子板信号設定処理S510の2つの処理とは別に記載した全ての処理)は制御用RWM領域ワークエリア(RWMにおける不正防止用RWM領域ワークエリア以外の領域)のみを更新可能に構成している。このように不正防止用RWM領域ワークエリアを更新する箇所を予め明確に特定しておくことで、プログラムが不正に変更されることで開発当初の仕様では不正として判定する、または不正発生を報知するプログラムが機能しなくなる不具合を防止できる場合がある。また、重要度の高い不正防止制御に開発時の不注意によるミス(バグ)が含まれるといった事態の発生を防止することができる場合がある。
また、不正制御部(実施例ではセキュリティ信号初期化処理S201と集中端子板信号設定処理S510の2つの処理)は不正防止用RWM領域ワークエリア(実施例ではセキュリティ状態情報、セキュリティ情報変化累積情報、信号出力タイマ情報、出力ビット残回数情報、および信号出力残回数情報を格納する領域)のみを更新可能に構成し、遊技制御部(実施例ではセキュリティ信号初期化処理S201と集中端子板信号設定処理S510の2つの処理とは別に記載した全ての処理)は制御用RWM領域ワークエリア(RWMにおける不正防止用RWM領域ワークエリア以外の領域)のみを更新可能に構成してもよい。すなわち、図10におけるS1003をセキュリティ信号初期化処理から消去し、S301の開始前、または終了時にS1003に記載の処理内容を実行するようにしてもよぃ。実施例ではセキュリティ信号出力待機タイマは設定が変更された場合に、必ず設定が変更されたことを3フレーム分出力するために存在している。このような構成にすれば、各制御部の独立性が高まることで上述と同様の効果を、より高く奏することができる場合がある。
また、例えば、上述のとおり不正制御部は不正防止用RWM領域ワークエリアのみを更新可能に構成し、遊技制御部は制御用RWM領域ワークエリアのみを更新可能に構成し、さらに実施例のとおり遊技制御部はRWMとは別の所定の記憶領域(実施例ではレジスタAに記憶させたセキュリティ状態情報)に不正制御部に引き渡すべき情報(実施例では、遊技台で現在発生していると判定されたエラー情報)を記憶し、不正制御部は引き渡された情報を記憶(実施例ではシリアル信号の送信開始時に遊技台で現在発生していると判定されたエラー情報からの変化累積情報を記憶)し、さらに今回出力するべき信号の状態(オン状態なのか、オフ状態なのか)をレジスタFのキャリーフラグにセット(例えば今回出力するべき信号の状態がオン状態の場合はキャリーフラグをオンにセット)して、遊技制御部に復帰する。このように遊技制御部と不正制御部の状態のやり取りにレジスタのみを使用することで、さらに高い上述の効果を期待できる場合がある。この構成の場合のように、制御用RWM領域ワークエリアにセキュリティ情報の格納領域を設けなくても良い場合がある。その他出力中または出力予定の不正防止信号がオン状態かオフ状態かのみを格納するための1ビット格納領域をRWMやその他の記憶装置に用意しても良い。そうすることでRWM領域を他の所定の遊技制御用に使用することが可能になり、遊技性をより多彩にすることができるようになる場合がある。
また、ROMに遊技制御用プログラム領域(0000H〜11FFH)、不正防止制御用プログラム領域(1200H〜127FH)、遊技制御用データ領域(1280H〜1E7BH)、および不正防止制御用データ領域(1E7CH〜1EBBH)の順番で連続的に隙間なく配置する例を示した。このようにすることで遊技制御用プログラム領域と不正防止制御用プログラム領域の間、不正防止制御用プログラム領域と遊技制御用データ領域の間、遊技制御用データ領域の間と不正防止制御用データ領域の間などに不正なプログラムが発見し難く密かに格納されることを防止できるなど、不正の防止を促進できる場合がある。しかし、例えば遊技制御用プログラム領域は0000H〜11FFH、不正防止制御用プログラム領域は1200H〜127FHと決めておき、例えば遊技制御用プログラムが0000H〜10FFHに収まった場合であっても、不正防止制御用プログラムは1200Hから格納するようにしてもよい。データ領域も同様に予め決められた格納スタート位置から格納するようにしてもよい。このように構成した場合であれば、機種ごとに遊技制御用プログラムの長さは変化しても、機種間で変化の少ない、または変化しない不正制御用プログラムは所定の格納開始位置(例えば1200H)から格納開始することで、不正制御用プログラムの範囲が明確になり、プログラムの確認が簡単に行なえることで不正の防止を促すことができる場合がある。例えば前回開発機種と今回開発機種とで不正制御用プログラムに変更がなければ、不正防止制御用プログラム領域は1200H〜127FHを機械的にチェックすれば良いなどメリットが生まれる場合がある。これは、遊技制御用プログラム、不正防止制御用プログラム、遊技制御用データ、不正防止制御用データのうちの1、複数、または全部について格納スタート位置を決めるようにしても良い。順番に関しては、実施例とは異なり不正防止制御用データ領域の後方に遊技制御用データ領域を配置しても良い。
また、実施例に記載の遊技台では、RWM領域のうち不正防止用RWM領域の後方に制御用RWM領域を配置している。このようにRWM領域の一端に不正防止用RWM領域を配置することで、遊技制御部不正制御部がそれぞれが更新可能としているRWM領域をループを用いた簡単な短いプログラムで初期化することが可能になる。また制御用RWM領域のうちの最後方(不正防止用RWM領域とは逆の端部)にはスタックエリアを設けている。このようにすることで、処理手順によってはスタックエリア以外のRWMを一括で初期化する必要があったとしても、不正防止用RWM領域とスタックエリアとで挟まれる箇所だけ初期化すればよく、ループを用いた簡単な初期化プログラムで処理することが可能になる。さらに制御用RWM領域のうちの最前方部(不正防止用RWM領域側の端部)に設定キーの値を格納する領域を設けても良い。このようにすれば、設定キーの値を格納する領域とスタックエリアとで挟まれる箇所はループを用いた簡単な初期化プログラムで処理し、設定キーの値を格納する値はループ外で値を設定することで、抽選結果に大きな結果を与える設定キーの値は、ループを用いた簡単な初期化プログラムで値が変化してしまうといった可能性を排除し、外部操作の結果を検出した場合にのみ値が確実に設定されるようになり、不正の発生を防止することが可能になる。
また、実施例では読み書き可能な記憶領域をRAMとRWMと記載したが、これらRAMとRWMは同一のものとしてもよい。
また、プログラム領域とデータ領域の違いはCPU310が備えているプログラムカウンタ(所謂PC)がそのアドレスを取り得るかどうかとしてもよい場合がある。図6の例では、ROMのデータ領域は1200Hから1EBBHとしていることから、遊技制御部または不正防止用制御部の制御によりCPU310が動作する場合には、PCは1200Hから1EBBHの値を取ることはないものとしてもよい。さらにPCは7E00Hから7FFFHの値も取ることはないものとしてもよい。
また、実施例では不正防止用RWM領域ワークエリア(RWMにおけるセキュリティ状態情報、セキュリティ情報変化累積情報、信号出力タイマ情報、出力ビット残回数情報、および信号出力残回数情報を格納する領域のみ)と制御用RWM領域ワークエリア(RWMにおける不正防止用RWM領域ワークエリア以外の領域)と異常が発生したことを示す情報をレジスタAに異常の種類を特定可能に構成(エラー情報D2〜D4)し、異常の発生を検出するたびにレジスタAの値を更新する例を挙げたが、異常が発生したことを示す情報をRWMの異常情報を格納する領域を制御用RWM領域ワークエリアに設け、遊技制御部は異常の発生を検出するたびにこの異常情報に異常の種類を特定可能に格納するように構成しても良い。そして不正制御部はこの異常情報をRWMから参照して不正制御処理(例えば集中端子版信号設定処理S510)をおこなうように構成しても良いし、遊技制御部が所定の処理で異常情報の内容を上述のエラー情報D2〜D4のような形式に変換してレジスタにセットし、不正制御部はRWMにおけるこの異常情報を参照せずに不正制御処理(例えば集中端子板信号設定処理S510)をおこなうように構成しても良い。さらに、上述の異常情報は、ここに記載した不正制御以外の所定のエラー報知処理、例えば画像、光、音をいて遊技台に異常が発生していることを報知する処理にも流用するようにしてもよい。
また、セキュリティ信号初期化処理S201と集中端子板信号設定処理S510の2つの処理を不正制御部として例示したが、これに限定されず、遊技台で発生したと判定された異常状態を画像、光、音などによる表示によって報知する場合の、報知のための情報生成に使用しても良い。例えば不正制御部で画像表示装置、複数のランプ、スピーカなど報知手段を制御するサブ制御基板に出力するコマンドデータの生成に使用しても良い。もちろん不正制御部を遊技台で所定の異常状態が発生しているか否かの判定に適用しても良い。例えば、上述の抽選処理S210によって決定した入賞役の種類を外部に出力するための信号の生成に適用しても良いし、所定のカード(例えばプリペイドカード、ICカード)に記憶させている遊技価値の量を読み取り、遊技媒体(例えばコイン)の貸し出しを行なう、またはクレジット枚数を増加させるカードリードユニットとの通信制御に適用しても良い。
また、上記実施例では、シリアル信号の最小パルス幅である20msの時間をタイマ割込み13回分で生成したが、その他の方法を用いてもよい。
また、タイマ割込処理を開始するたびに集中端子板信号設定処理を行う例を示したが、これに限定されず、例えば所定の回数タイマ割込処理を開始するうち1回だけ集中端子板信号設定処理を行うようにしてもよい。具体的にはRAM313に所定のカウンタを設け、電源投入時などにこのカウンタに初期値(例えば5)をセットし、タイマ割込処理を開始するたびに1マイナスするように更新し、更新結果が0の場合には初期値を再設定するようにする。そして、このカウンタの値が所定の値(例えば1)の場合だけ、集中端子板信号設定処理をおこなうようにしてもよい。上記実施例は機械式接点を用いた通信であり、信号のオン・オフにある程度の時間を必要とするため、このようにある程度長い期間ごとに信号の切り替えをすることで制御の負荷を低減できる場合がある。
また、上記図4には、電源基板460が電圧低下信号を出力する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電源基板460が主制御部300に供給する電源の電圧値(または電流値)の変化を監視する電源監視回路を主制御部300内に設け、この電源監視回路が電源の電圧値(または電流値)が所定のしきい値を下回った場合に電圧低下信号を出力するように構成してもよい。
また、本発明に係る「状態情報」は、上記実施例で例示したものに限定されるものではなく、例えば、ホッパ異常中、ホッパ異常解消、セレクタ異常中、セレクタ異常解消、設定処理開始、設定処理終了、ドア開放中、ドア閉鎖中、電源投入、電源断、所定の信号線の断線の検出などといった遊技装置の状態も含み、これらの1の状態、または複数の状態の組合せと、各種のパルスパターンを対応付けてもよい。また、情報の種類は主にドア情報、ホッパ情報、セレクタ情報、設定情報、スタートレバー操作情報の5つを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、情報の種類は上部ドア開放中情報(遊技装置を上部・下部の2枚のドアで覆う構成を有している場合)、上部ドア閉鎖中情報、ドア開放中情報、ドア閉鎖中情報、ホッパ異常、ホッパ駆動中状態、ホッパ停止中状態、セレクタ異常、セレクタをメダルが通過している状態、設定変更中情報、設定確認中情報、電源投入中状態、電源投入発生状態、電源再投入状態、電源断発生状態、RAM異常状態、所定の役に当選した状態、所定の役に入賞した状態、所定のボーナス期間中の状態、所定のRT期間中の状態、リール回転中状態、ゲーム中状態、クレジットを精算中の状態、メダル投入中の状態など所定の状態を適用してもよい。
また、発生頻度(または変化頻度)の高い情報をパラレル信号線から出力し、発生頻度(または変化頻度)の低い情報を1本のシリアル信号線から出力する例を挙げたが、これに限定されず、どの情報をパラレル信号線により出力し、どの情報をシリアル信号として出力するかは適宜決定すればよい。
また、状態複合信号を伝達する信号線を複数有するように構成してもよい。すなわち、1種類の情報を伝達するための1または複数の信号線(例えばメダル投入信号から外部信号4)、複数種類の情報を伝達する1または複数の単一信号線(例えば状態複合信号)を有するようにしてもよく、また、それらを一対のコネクタおよび1セットの信号線で構成した単一の信号送信部材に含み、その信号送信部材で所定の区間(例えば基板間)を電気的に接続するように構成してもよい。
また、本発明に係る遊技台は、「複数種類の図柄が施された複数のリールと、このリールの回転を開始させるためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるためのストップボタンと、予め定められた役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、この抽選手段の判定結果とストップボタンの操作に基づいて、リールを停止させるリール停止制御手段と、を備え、停止時のリールにより表示される図柄の組合せが、内部当選した役に対応して予め定められた図柄の組合せである場合に前記役に入賞するように構成されたスロットマシン」に好適であるが、上記実施例に示されるようなスロットマシンの構造等に限定されるものではない。
従って、例えば、上記実施例においては、メダル(コイン)を遊技媒体としたスロットマシンの例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技球(例えば、パチンコ玉)を遊技媒体としたスロットマシンやパチンコ遊技機などにも適用可能である。
ここで、本発明が適用されるパチンコ遊技機としては、リール(回転体)などの可動体を有し所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置を備え、始動口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置で図柄を変動させた後に図柄を停止表示し、遊技状態の推移を告知するようなパチンコ遊技機が一例として挙げられる。
このようなパチンコ遊技機では、遊技球が始動口に入球すると、抽選を行い、この抽選結果が当りであるか否かを判定する。そして、この抽選で大当たりに当選すると、可変表示装置により、特定の図柄による組合せ(大当たり図柄;例えば、777など)を表示し、大当たり状態に移行する。大当たり状態では、大入賞口を、例えば、所定の時間または所定の回数、開放させ続けるので、遊技球は入球しやすい状態となり、遊技者にとって有利な状態が実現されるようになっている。また、特定の図柄による組合せ(大当たり図柄)が、確率変動を伴う大当たり図柄(確変図柄)である場合には、次に大当たりとなる確率を高く設定するため、遊技者にとってさらに有利な状態が実現される。
また、上記実施例に記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、上記実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本発明は、パチスロ機やパチンコ遊技機に代表される遊技台に適用することができる。
本発明の実施例1に係るスロットマシンの外観斜視図である。 同スロットマシンの前面扉を開放した状態を示した図である。 同スロットマシンにおける主制御部の回路ブロック図である。 同スロットマシンと、スロットマシンに接続される情報提供端子板と、情報提供端子板に接続される情報収集装置の構成を示した概略構成図である。 同スロットマシンの外部集中端子板の内部回路構成を示した図である。 同スロットマシンの主制御部のメモリマップを示した図である。 RAMの不正防止用RWM領域ワークエリアと、制御用RWM領域ワークエリアを模式的に示した図である。 同スロットマシンにおける電源ON処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける主制御部のメイン処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおけるセキュリティ信号初期化処理の流れを示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける設定変更処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける遊技メダル投入処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおけるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける遊技メダル投入受付処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおけるセレクタ受付処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける常時エラー監視処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける集中端子板信号設定処理を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける集中端子板信号設定処理の続きを示すフローチャートである。 主制御部の遊技制御部が使用するROM、RAMの記憶領域と、主制御部の不正防止制御部が使用するROM、RAMの記憶領域を模式的に示した図である。 各種情報の内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンで生じ得るエラーの種類と、エラー発生時の表示と、エラーの状態と、エラーの解除方法の一例を示した図である。 (a)状態複合信号の出力基本パターンを示したタイムチャートである。(b)状態複合信号に含まれるエラー情報D1〜D5に対応する信号の名称を示した図である。 状態複合信号の出力基本パターンをより詳細に説明するためのタイムチャートである。 状態複合信号を複数回連続して出力する場合のタイムチャートである。 メダル投入異常とメダル払出異常の情報を状態複合信号として複数回連続して出力する場合のタイムチャートである。 状態複合信号の出力中にエラー状態が変化した場合における状態複合信号のタイムチャートである。 状態複合信号の出力中にメダル払出異常の状態が変化した場合におけるホッパー信号の変化を示したタイムチャートである。 通常時、電断時、および復電時における、メダル投入情報、メダル払出情報、RB作動情報、BB作動情報、CB作動情報、MB作動情報、セキュリティ情報を用いた処理の流れを示した図である。 メダル投入信号とメダル払出信号の一例を示したタイムチャートである。 BB信号とRB信号の一例を示したタイムチャートである。 メダル投入異常2〜4またはメダル払出異常3が発生した場合における、セキュリティ信号と、エラー表示のオン/オフタイミングと、エラー解除のタイミングを示したタイムチャートである。 設定変更中にメダル投入異常2〜4またはメダル払出異常3が発生した場合における、セキュリティ信号と、エラー表示のオン/オフタイミングと、エラー解除のタイミングを示したタイムチャートである。 主制御部の遊技制御部が使用するROM、RAMの記憶領域と、主制御部の不正防止制御部が使用するROM、RAMの記憶領域の他の例を模式的に示した図である。 主制御部の変形例を示したブロック図である。
符号の説明
100…スロットマシン
101…本体
102…前面扉
110、111、112…リール
135…スタートレバー
137、138、139…ストップボタン
170…メダルセレクタ
172…ホッパー
300…主制御部
400…副制御部
450…外部集中端子板
500…情報提供端子板
550…情報収集装置
550a…情報受信端子板

Claims (3)

  1. 遊技装置を制御するための制御手段を備え、
    前記遊技装置を制御する遊技制御部と、前記遊技装置に対する不正を防止するための不正防止制御部と、を前記制御手段に含み、
    前記制御手段が生成した遊技台の状態を示す状態情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段に記憶している前記状態情報に基づいて不正防止用情報を生成する不正防止用情報生成部を前記不正防止制御部に設け、
    前記遊技制御部は、前記不正防止用情報生成部による前記不正防止用情報の生成を開始させ、
    前記不正防止用情報に基づいて不正防止用報知をおこなう不正防止報知手段を備え、
    前記不正防止用情報を記憶する不正防止用情報記憶領域を、該不正防止用情報以外の情報を記憶する記憶領域とは別に前記記憶手段に設け、
    前記不正防止用情報記憶領域は前記不正防止用情報生成部からのみ更新可能に構成する一方で、前記記憶手段における前記不正防止用情報記憶領域以外の記憶領域は前記遊技制御部からのみ更新可能に構成し、
    前記不正防止情報生成部は、前記不正防止用情報の生成を開始した後に該不正防止用情報を所定の周期で更新することを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台において、
    前記制御手段が前記遊技装置を制御する際に参照する情報が予め記憶された第二の記憶手段を備え、
    該第二の記憶手段は、前記不正防止用情報生成部からのみ参照可能な記憶領域と、前記遊技制御部からのみ参照可能な記憶領域と、を有して構成されていることを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台において、
    前記所定の周期で起動され、前記不正防止情報生成部によって実行される処理を含む複数種類の処理を実行するタイマ割込み処理を備え、
    該タイマ割込み処理は、前記遊技台への電源投入後に前記複数種類の処理に含まれる一部の処理を実行しないように構成された機能限定状態にある場合でも、前記不正防止情報生成部によって実行される処理を実行することを特徴とする遊技台。
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