JP5083379B2 - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の領域における道路情報を用いた車両の走行支援を行なう車両用情報提供装置に関する。
特許文献1には、道路上の所定のサービス領域内における障害物の有無及び障害物の位置といった道路情報を車両に送信し、この道路情報を車両側で受信して運転者に提供するとともに、車両の位置及び走行状態や障害物の位置といった道路情報に基づいて当該車両の運転の適否を判断し、その判定結果に基づいて警報を行なう構成が開示されている。また、車両がサービス領域を外れた場合には、上記のような道路情報を用いた処理を終了する。
特開平11−53695号公報
前記公報に記載の技術では、ドライバーへの道路情報の提供やこれを利用した警報が行われた後に運転者が制動力を増大させる等の運転操作の変更を行なうと、障害物に衝突する可能性がなくなったと判断されて警報が終了する。しかしながら、前記道路情報の提供やこれを利用した警報の終了は、車両がサービス領域を外れたり、道路情報の送受信装置の故障等が生じたり、或いは送受信装置は正常に動作していても道路情報の提供が一時的に中止されてしまう等により、車両側で道路情報を利用できないという状況によっても起こり得るものである。
本発明では、上記に鑑みて、道路情報の提供やこれを利用した警報といった、道路情報を利用した報知処理が行われた後に道路情報を利用できない状況になった場合に、かかる状況を的確に運転者に認知せしめる車両用情報提供装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明に係る車両用情報提供装置は、請求項1に記載されるように、道路上の所定領域内における道路情報を車両に提供する道路情報提供装置と、車両の運転者に対し前記道路情報を利用した報知を行なう道路情報報知装置と、車両の運転者に対して前記道路情報の利用可否状態に基づく報知を行なう利用可否報知装置と、前記所定領域内において前記道路情報報知装置の報知履歴を記憶する報知履歴記憶装置と、前記道路情報に基づき報知を行うカーブ路走行支援及び障害物回避支援の処理のうちの少なくとも一方の支援の処理を行う情報処理装置と、を有し、前記利用可否報知装置は、前記道路情報提供装置による道路情報が利用できない場合であって、前記報知履歴記憶装置にて前記報知履歴があった場合には、前記道路情報が利用できないことを報知し、前記道路情報提供装置による前記道路情報が利用可能な場合であって、前記情報処理装置で前記支援の処理が行われる場合には、前記道路情報が利用可能であることを報知しないように構成されるものである。
かかる構成によれば、道路情報報知装置は、道路情報提供装置からの道路情報を利用した報知を行なうと共に、利用可否報知装置は、前記道路情報の利用可否状態と、前記報知の履歴とに応じて、道路情報が利用できない状態で且つ前記報知履歴があった場合に、道路情報が利用できないことを報知する。
またかかる構成によれば、利用可否報知装置は、前記道路情報の利用可否状態と、前記報知の履歴とに応じて、道路情報が利用できる状態であって支援の処理が行われる場合には、利用できることを報知せず、道路情報が利用できない状態で且つ前記報知履歴があった場合に、道路情報が利用できないことを報知する。
また、請求項に記載の車両用情報提供装置は、請求項1において、道路上における車両の位置を検出する位置検出装置を更にそなえ、前記報知履歴記憶装置は、報知の行われた車両の位置を、前記報知履歴と共に記憶すると共に、前記利用可否報知装置は、前記道路情報提供装置による道路情報が利用できない場合であって、前記報知履歴記憶装置にて記憶される報知履歴のあった位置に対応する道路を走行している場合に、前記道路情報が利用できないことを報知するように利用可否報知装置を作動させるように構成されるものである。
かかる構成によれば、利用可否報知装置は、前記道路情報の利用可否状態と、前記報知の履歴と、車両の位置とに応じて、道路情報報知装置の報知履歴があった道路を走行しており、且つ道路情報が利用できない状態である場合に、道路情報が利用できない状態であることを報知するように利用可否報知装置を作動させる。
また、請求項に記載の車両情報提供装置は、請求項3において、前記報知履歴記憶装置は、報知の行われた車両の位置として、道路情報が利用可能な前記所定領域の開始位置と終了位置とを記憶するように構成されるものである。
かかる構成によれば、報知履歴記憶装置は、車両の位置として、前記所定領域の開始位置と終了位置とを、道路情報を利用した報知の履歴と共に記憶する。
前記道路情報が提供される所定領域を車両が走行している場合において、前記道路情報を利用した報知が既に行われている場合、運転者は無意識のうちに前記道路情報を利用した報知が受けられる状態が継続しているものと認識してしまう可能性があるが、請求項1に係る発明によれば、このように道路情報に基づく報知が既に行われている時に道路情報が利用できなくなった場合、道路情報が利用できないことを報知するので、運転者に対して前記道路情報を利用した報知を受けられなくなったことを確実に認識させることが可能となる。
また請求項に係る発明によれば、前記道路情報が提供される所定領域を車両が走行している場合において、道路情報が利用できる状態であって支援の処理が行われる場合には、利用できることを報知せず、道路情報が利用できない状態で且つ前記報知履歴があった場合に、道路情報が利用できないことを報知するので、道路情報が利用できる状態を敢えて表示しないことで、道路情報に基づく報知に対し運転者が過度に依存することを防止できる。
以前に前記道路情報に基づく報知があった道路を走行している場合であって、運転者が以前に報知を受けたことを記憶している場合、運転者は無意識のうちに今回も報知が受けられる状態であると認識してしまう可能性があるが、請求項に係る発明によれば、道路情報報知装置の報知履歴があった道路を走行している場合に、道路情報が利用できない状態になった場合に、これを報知することができるため、請求項1による効果に加え、以前に道路情報に基づく報知があったことを運転者が記憶している場合、運転者が無意識のうちに前記報知に依存しがちな状況になる可能性があるが、この場合にも前記報知を受けられないことを確実に認識させることが可能となる。
請求項に係る発明によれば、請求項による効果に加え、報知履歴記憶装置により、道路情報が利用可能な所定領域の開始位置と終了位置とを報知履歴と共に記憶することができるため、報知履歴のある道路を再度走行した場合にそれを確実に認識することが可能となる。
本発明の実施例に係るシステムの車両に搭載される装置の構成図である。 本発明の実施例に係るシステムが適用される道路を示す図である。 本発明の実施例に係るシステムの車両外部の設備の構成を示す図である。 図1に示す装置にて実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図4のフローチャートのステップS10にて実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明による情報提供装置の一例を示すものである。車両には運転者に対して情報を画像や音声で提供したり、警告を発することが可能な報知装置1が設けられており、この報知装置1は、後述の情報処理装置2からの指令に基づいて作動される。なお、本実施例においては、報知装置1として、前記情報を表示するディスプレイ1a、前記情報を音声で報知するスピーカー1b、運転者に注意を促すための警報器1cとを設けている。
報処理装置2は、車両外部の情報を得る道路情報受信器3、位置検出装置4、地図情報選出装置5、基準点情報検出装置6からの情報、及び車両の走行状態を示す車速センサ7、加速度センサ8からの情報に基づき、前記道路情報の提供、若しくは道路情報を用いた警報の実行を決定する。
ここで、前記道路情報受信器3は、図2に示すような車両外部からの道路情報を受信するものである。図中、車線L1、L2を有する道路Rには道路情報提供サービスを行なうサービス領域が設定されるとともに、このサービス領域における道路情報を車両側に提供するための道路情報提供装置100が設けられている。道路情報提供装置100は、図3に示すように、上記サービス領域の道路を撮影するカメラ101、このカメラからの画像を処理する画像処理装置102、サービス領域の開始点から終了点までの距離、急カーブを含む道路においては開始基準点からカーブ開始点までの距離、道路曲率、及び安全速度等が格納された道路情報メモリ103、画像処理装置102及び道路情報メモリ103からのデータにより、サービス領域内の障害物の有無、位置等の道路情報を生成する道路情報制御装置104、この道路情報を車両側に送信する道路情報送信器105とを有している。すなわち、道路情報受信器3は、道路情報送信器105のデータを受信するものである。
位置検出装置4は、GPS(Global Positioning System)によって車両が現在どの位置にあるかを検出するものである。
地図情報選出装置5は、位置検出装置4によって検出される車両の現在位置から所定の範囲の地図情報を、予め格納された地図データから選出するものである。
基準点情報検出装置6は、前述のサービス領域の開始基準点及び終了基準点を検出するものである。図2に示すように、車線L1におけるサービス領域(図中では参照符号「M」で示す)より手前側には、サービス領域Mの開始基準点を示すマーカー106が道路Rの路面に埋設され、同じく車線L1のマーカ106より先方且つサービス領域の境界より手前側には、サービス領域の終了基準点を示すマーカ107が埋設されている。すなわち、基準点情報検出装置6は、これらマーカ106、107を検出するものである。
さて、情報処理装置2は、道路情報受信器3より得た道路情報や、基準点情報検出装置6から得た基準点情報、車速センサ7や加速度センサ8から得た自車の走行状態に応じて、どのような情報を提供するかの判断を行なう。具体的には、後述するように、サービス領域が急カーブを含む道路に設けられている場合には、道路情報受信器3より得た道路情報として、開始基準点からカーブ地点までの距離や、道路曲率、及び路面状態(滑りやすさ)を運転者に報知するよう、ディスプレイ1aやスピーカ1bを制御したり、基準点情報検出装置6から開始基準点情報を検知すると共に車速センサ7からの車速情報を積分して開始基準点からの車両の進行距離を得て、これらから車両とカーブ地点までの距離を算出し、この距離が所定以下になった時点において、車速センサ7によって得られた車速が、道路情報受信器3から得られるカーブの道路曲率及び路面状態から大きいと判断されたときに、運転者に減速を促す表示や警報を行うよう、ディスプレイ1a、スピーカ1b、又は警報器1cを制御するといった、カーブ路走行支援を行なう。また、道路情報として道路上の障害物に関する情報を含む場合は、当該障害物の有無や障害物までの距離を運転者に報知するよう、ディスプレイ1aやスピーカ1bを制御したり、車両の障害物への接近状況に応じて、運転者に減速を促す表示や警報を行うよう、ディスプレイ1a、スピーカ1b、又は警報器1cを制御するといった、障害物回避支援を行なう。
また、上述のカーブ路走行支援や、障害物回避支援のように、道路情報を運転者に報知したり、或いは道路情報に基づく報知を行なった場合の履歴(以下、報知履歴と称する)を、サービス領域の開始基準点及び終了基準点と共に記憶する報知履歴メモリ9を備えている。
そして、情報処理装置2は、基準点情報検出装置6から得た基準点情報がサービス領域の終了基準点を示すマーカ107を認識したとき、道路情報受信器3によって道路情報提供装置100からの情報提供を中止する旨の情報が得られたとき、或いは道路情報受信器3によって道路情報自体が受信できなくなったときに、道路情報が得られなくなった旨をディスプレイ1a、スピーカ1b、又は警報器1cによって運転者に報知するよう指令するものであるが、道路情報が得られなくなった時に、常にその旨を報知するのではなく、前記報知履歴に基づいて、ディスプレイ1a等に対し報知を行なうか否かの指令を発する構成となっている。具体的には後述するが、サービス領域を走行中に報知履歴が生じた場合であって且つ前述の理由で道路情報が得られなくなった場合や、報知履歴が記憶された道路を再度走行した場合であって且つ前述の理由で道路情報が得られなくなった場合に、ディスプレイ1a等に対しその旨を報知するよう指令を発する。更に情報処理装置2は、サービス領域の終了基準点を示すマーカ107を認識できなかった場合にも、道路情報受信器3を介して道路情報提供装置100から受信されるサービス領域の開始基準点から終了基準点までの距離情報と、車速センサ7からの車速情報を積分して得られるサービス領域の開始基準点からの走行距離から車両の位置とサービス領域の終了基準点との間の距離を算出し、前記終了基準点の位置に車両が達してもマーカ107が認識されない場合は、その時点でサービス領域の終了と判断するようになっている。
次に、以上の構成に従って情報処理装置2で行われる演算処理のロジックについて、図4を用いて説明する。このロジックは演算処理のフローを表すものであり、具体的なアルゴリズムは各ステップで行われる個別の演算処理に含まれる。
まず、ステップS1では、位置検出装置4と地図情報選出装置5のデータから現在の車両位置を取得する。
ステップS2では、報知履歴メモリ9にて、後述のように、報知履歴に対応するサービス領域の開始基準点及び終了基準点を取得する。
ステップS3では、ステップS2で取得した報知履歴に対応した開始基準点付近を走行しているか否かを判断する。報知履歴に対応した開始基準点付近を走行している場合にはステップS7に進むが、そうでない場合にはステップS4に進む。
ステップS4では、基準点情報検出装置6が、サービス領域の開始基準点を示すマーカ106を検出したか否かを判断する。開始基準点が検出されていればステップS5に進み、検出されていなければステップS1に戻る。
ステップS5では、車速センサ7から車速を取得するとともに、これを積分して開始基準点からの走行距離LRを積算する。
ステップS6では、道路情報受信器3が道路情報提供装置100からの道路情報を取得しているか否かを判断する。道路情報が取得されている場合はステップS10に、取得されていない場合は処理を終了する。なお、本実施例においては、本ステップで取得可能な道路情報は下記とする。
(1)サービス区間情報:開始基準点から終了基準点までの距離LS
(2)カーブ情報:開始基準点からカーブ開始までの距離LC1、カーブの道路曲率ρ、及び路面状態
(3)障害物情報:開始基準点から終了基準点までの間の障害物の有無と、障害物がある場合は開始基準点から障害物までの距離LH
一方、前記ステップS7では、ステップS3で取得した報知履歴の開始基準点付近を走行中に、サービス領域の開始基準点を示すマーカ106を検出したか否かを判断する。開始基準点が検出されていればステップS8に進み、検出されていなければステップS18に進む。
ステップS8では、車速センサ7から車速Vを取得するとともに、これを積分して開始基準点からの走行距離LRを積算する。
ステップS9では、道路情報受信器3が道路情報提供装置100からの道路情報を取得しているか否かを判断する。道路情報が取得されている場合はステップS10に、取得されていない場合はS18に進む。なお、本実施例においては、本ステップで取得可能な道路情報はステップS6と同じ内容である。
ステップS10では、ステップS6若しくはステップS9にて取得した道路情報や、ステップS5若しくはステップS8にて取得した開始基準点からの走行距離LR、及び車速センサ7からの車速Vに応じて、道路情報やこれを用いた警報といった報知処理を行なう。
ステップS11では、道路情報受信器3から道路情報提供が中断される旨の情報が取得されたか否かを判断し、取得されていない場合はS12に進むが、取得された場合にはステップS16へ進む。
ステップS12では、基準点情報検出装置6が、サービス領域の終了基準点を示すマーカ107を検出したか否かを判断する。終了基準点が検出されていればステップS14に進み、検出されていなければステップS13に進む。
ステップS13では、開始基準点から終了基準点までの距離LSと、車速センサ7からの車速Vの積分値を積算して得た開始基準点からの走行距離LRとを比較し、距離LSが距離LRを以上であれば終了基準点を通過したと判断してステップS14に移行するが、そうでない場合はステップS10に戻る。
ステップS14では、ステップS10の報知処理において報知履歴の有無を判断し、報知履歴がある場合にはステップS15に進み、ない場合には処理を終了する。ここで、報知履歴の有無は、具体的には後述の図5に示される報知処理のフローにおいて、報知履歴フラグFW=1の時に報知履歴あり、FW=0の時に報知履歴なしとして判断する。
ステップS15では運転者にサービス領域の終了をディスプレイ1a及びスピーカ1bによって報知し、処理を終了する。
一方、ステップS16では、ステップS10の報知処理において報知履歴の有無を判断し、報知履歴がある場合にはステップS17に進み、ない場合には処理を終了する。
ステップS17では、運転者に対して、道路情報提供装置100からの情報提供が中止された旨、ディスプレイ1a及びスピーカ1bによって報知し、処理を終了する。
一方、ステップS18では、運転者に対して、道路情報提供装置100からの情報提供が行われていない旨、ディスプレイ1a及びスピーカ1bによって報知し、処理を終了する。
図5には、前記図4のステップS10にて実行される報知処理のロジックを具体的に示す。
ステップS31では、道路情報受信器3が道路情報提供装置100からの道路情報として、カーブ情報を取得している場合にはステップS32に進み、そうでない場合にはステップS38に進む。
ステップS32では、開始基準点からカーブ開始地点までの距離LC1、曲率ρ、及び路面状態をディスプレイ1aに表示し、またスピーカ1bによって音声で報知するよう、それぞれに対して指令を行ない、ステップS33に進むステップS33では、報知履歴フラグFWを1にセットし、ステップS34に進む。
ステップS34では、カーブ開始地点までの距離LCと所定値LC *とを比較し、所定値未満である場合にはステップS35に進み、そうでない場合はステップS38に進む。ここで、カーブ開始地点までの距離LCは、開始基準点からカーブ開始地点までの距離LC1から、前記図4のステップS5若しくはステップS8で得た開始基準点からの走行距離LRを減算することで求める。
ステップS35では、カーブの道路曲率ρと路面状態に応じて目安となる安全速度V*を算出し、ステップS36に進む。なお、安全速度の算出に際しては、特開平5−141979号公報や特開平10−320700号公報に記載のような、公知の手法に依るものとする。
ステップS36では、車速Vと安全速度V*とを比較し、車速Vが安全速度V*を超える場合にステップS37に進み、そうでない場合にはステップS38に進む。
ステップS37では、運転者に対し「前方にカーブが存在するので減速が必要である」旨の表示をディスプレイ1aに表示するとともに、警報器1cにより警報音を発生させ、ステップS38に進む。なお、この場合警報器1cに代えてスピーカ1bにより同主旨のアナウンスを発生させるようにしてもよい。続いて、ステップS38では、道路情報受信器3が道路情報提供装置100からの道路情報として、障害物情報を取得している場合にはステップS39に進み、そうでない場合はステップS45に進む。
ステップS39では、障害物情報より、障害物が存在する場合にはステップS40に進み、存在しない場合はステップS45に進む。
ステップS40では、障害物が開始基準点から障害物が存在する地点までの距離LHをディスプレイに表示し、またスピーカ1bによって音声で報知するよう、それぞれに対して指令を行ない、ステップS41に進む。
ステップS41では、報知履歴フラグFWを1にセットし、ステップS42に進む。
ステップS42では、障害物存在地点までの距離LHと所定値LH *とを比較し、所定値未満である場合にはステップS43に進み、そうでない場合はステップS45に進む。ここで、障害物存在地点までの距離LHは、開始基準点から障害物存在地点までの距離LH1から、前記図4のステップS5若しくはステップS8で得た開始基準点からの走行距離LRを減算することで求める。
ステップS43では、障害物存在地点までの距離LHと、車速V、加速度センサ8からの加速度gから、現在の車両の走行状態が維持された場合における、障害物の位置での予測速度V0を算出し、所定値V1と比較する。予測速度V0がV1を超えておればステップS44に進むが、そうでなければステップS45に進む。
なお、予測速度V0
0=(V2+2gLH1/2
によって算出する。また、所定値V1は本実施例の場合0km/hと設定し、障害物の位置で車両が停車していないと予測される場合にステップS44に移行するものとする。
ステップS44では、運転者に対して「前方に障害物があるので減速が必要である」旨の表示をディスプレイ1aに表示するとともに、警報器1cにより警報音を発生させて、ステップS45に進む。なお、この場合警報器1cに代えてスピーカ1bにより同主旨のアナウンスを発生させるようにしてもよい。
ステップS45では、Fw=1であればステップS46に進み、Fw=1で無ければ、本報知処理を終了する。
ステップS46では、報知履歴を、サービス領域の開始基準点及び終了基準点と共に報知履歴メモリ9に記憶し、本報知処理を終了する。
次に、本実施例の作用について説明する。本情報提供装置を備えた車両は、道路情報を利用した報知を行なった場合、報知を行なったという履歴を道路情報提供が行われるサービス領域の開始基準点及び終了基準点と共に報知履歴メモリ9に記憶するようになっている。そして、車両の走行領域が、報知履歴メモリ9に記憶された報知履歴に対応するサービス領域の開始基準点付近である場合と、そうでない場合とで、道路情報が利用できなくなった場合の報知内容が異なる。
(A)車両の走行領域が報知履歴に対応するサービス領域の開始基準点付近以外車両が報知履歴に対応したサービス領域とは別のサービス領域に到達した時には、道路情報を利用できる限り、この道路情報を利用した報知処理として、前述のカーブ路走行支援や、障害物回避支援が行なわれる。ここで、道路情報を利用できる場合であってもその旨を運転者には報知しない。
そして、報知処理が行なわれた場合には、サービス領域の終了基準点が検出されたり、道路情報の提供が中断された場合にのみ、その旨をディスプレイ1aで表示し、またスピーカ1bで音声によりアナウンスすることが行われる。
これにより、報知処理が行なわれたことで、運転者に対して前記道路情報を利用した報知を受けられなくなったことを確実に認識させることが可能となると共に、道路情報に基づく報知に対し運転者が過度に依存することを防止できる。
(B)車両の走行領域が報知履歴に対応するサービス領域の開始基準点付近車両が報知履歴に対応したサービス領域に到達した時には、道路情報を利用できる場合には、上記(A)と同様の作用となる。
一方、道路情報を利用できない場合は、その旨をディスプレイ1aで表示し、またスピーカ1bで音声によりアナウンスすることが行われる。
これにより、上記(A)の場合に加え、以前に道路情報に基づく報知があったことを運転者が記憶している場合でも、前記報知を受けられないことを運転者に確実に認識させることが可能となり、運転者が無意識のうちに前記報知に依存することを未然に防止できる。
1 報知装置
2 情報処理装置
3 道路情報受信器
4 位置検出装置
5 地図情報検出装置
6 基準点情報検出装置
7 車速センサ
8 加速度センサ
9 報知履歴メモリ
100 道路情報提供装置
106、107 マーカ

Claims (3)

  1. 道路上の所定領域内における道路情報を車両に提供する道路情報提供装置と、
    車両の運転者に対し前記道路情報を利用した報知を行なう道路情報報知装置と、
    車両の運転者に対して前記道路情報の利用可否状態に基づく報知を行なう利用可否報知装置と、
    前記所定領域内において前記道路情報報知装置の報知履歴を記憶する報知履歴記憶装置と、
    前記道路情報に基づき報知を行うカーブ路走行支援及び障害物回避支援の処理のうちの少なくとも一方の支援の処理を行う情報処理装置と、
    を有し、
    前記利用可否報知装置は、
    前記道路情報提供装置による道路情報が利用できない場合であって、前記報知履歴記憶装置にて前記報知履歴があった場合には、前記道路情報が利用できないことを報知し、
    前記道路情報提供装置による前記道路情報が利用可能な場合であって、前記情報処理装置で前記支援の処理が行われる場合には、前記道路情報が利用可能であることを報知しないことを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 道路上における車両の位置を検出する位置検出装置を更にそなえ、前記報知履歴記憶装置は、報知の行われた車両の位置を、前記報知履歴と共に記憶すると共に、前記利用可否報知装置は、前記道路情報提供装置による道路情報が利用できない場合であって、前記報知履歴記憶装置にて記憶される報知履歴のあった位置に対応する道路を走行している場合に、前記道路情報が利用できないことを報知するように利用可否報知装置を作動させることを特徴とする請求項1記載の車両用情報提供装置。
  3. 前記報知履歴記憶装置は、報知の行われた車両の位置として、道路情報が利用可能な前記所定領域の開始位置と終了位置とを記憶することを特徴とする、請求項2記載の車両用情報提供装置。
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