JP5083039B2 - クランプ - Google Patents
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Description
また、クランプが取り付けられた状態では、係合片の嵌合部が弾性シール部を内側へ押圧し、押圧された弾性シール部は、側方に広がろうとして取付孔の周面に強固に密着するから、シール性の向上を図ることができる。また、係合片の嵌合部が、弾性シール部の弾発力で取付孔の周面に押し付けられた状態になるから、係合片と取付孔の周縁部との係合が外れにくくなる。すなわち、本発明の構成によれば、クランプの保持力とシール性との双方を向上することができる。
これにより、クランプ本体に装着された弾性シール部が、クランプ本体に対して相対変位し、取付孔から抜け出してしまう事態を防止することができるから、より確実にシール性の低下を防ぐことができる。
前記押え部は、前記取付孔を覆う大きさをなしているものとしてもよい。これにより、クランプを取り付けた状態では、押え部が取付孔を覆うから、その分シール性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態1を図1〜図8によって説明する。
本実施形態におけるクランプC1は、ワイヤハーネスWを車両パネルPに固定するものであり、パネルPに形成された取付孔H1に取り付けられて使用される。取付孔H1は、長円形状をなしてパネルPの板厚方向に開口する長孔である(図4参照)。取付孔H1の周縁のうち長手方向に直線状に延びる一対の側縁を直線縁B1、短手方向の両端において円弧をなす一対の端縁を円弧縁B2と称する。
押え部18は、取付孔H1よりも一回り大きい長円形状をなして上方へ開口する浅皿状とされている(図4および図5参照)。押え部18は、先端(開口縁)に向かって薄くなる形状をなし、クランプC1をパネルPに取り付けた状態では、先端が取付孔H1の周縁部の下面に押し付けられて若干弾性変形した状態になる。
ゴム栓20は、クランプ本体12とは別体であって、ゴム等(熱可塑性エラストマー等含む)のゴム弾性を有する材料よりなり、装着部14Aに装着されてクランプ本体12と一体的に取り扱われる。ゴム栓20は、装着部14Aの周囲を囲う環状をなし、ゴム栓20の内外方向の厚さ寸法は、全体にわたり略一定とされている。ゴム栓20の外形は、取付孔H1と略同形でほぼ等しい大きさの長円形状とされ、ゴム栓20を貫通する貫通孔21は、装着部14Aの外周面に沿う略長円形とされている。
まず、ハーネス固定板11にワイヤハーネスWを沿わせてテープ等を巻き付け、クランプC1にワイヤハーネスWを固定する。
次いで、係合部13の先端をパネルPの取付孔H1に差し入れてクランプC1を押し込む。すると、一対の係合片16が取付孔H1の円弧縁B2に当接して内側へ弾性変位し、嵌合部16Bがゴム栓20を内側へ押圧して弾性変形させつつ、係合部13が取付孔H1に挿入されていく。
クランプC1をパネルPに取り付けると、係合片16と押え部18とがパネルPを挟み込むとともに、ゴム栓20が取付孔H1の内側に嵌合して取付孔H1をシールした状態になる。すなわちゴム栓20は、取付孔H1の内側に嵌まることで水平方向(パネルPの板面方向)の位置ずれが規制され、また係合片16と押え部18とがパネルPを挟み込むことで垂直方向(取付孔H1の貫通方向)の位置ずれが規制されている。したがって、振動等を受けてもゴム栓20は取付孔H1に嵌合した状態に保持されるから、従来のような別体のパッキンを用いてシールする場合のように、取付孔H1をシールするための部材が振動等によって位置ずれすることを防止でき、もってシール性が低下してしまう事態を防止することができる。
さらに、係合片16と押え部18とがパネルPを挟持する構造としたから、フラットなパネルPへのクランプC1の取り付けが可能である。
また、クランプC1を取り付けた状態では、取付孔H1の挿入方向の後側が押え部18により覆われるから、その分シール性の向上を図ることができる。
次に、本発明の参考例1に係るクランプC2を図9〜図13によって説明する。
本参考例のクランプC2は、弾性シール部40を、クランプ本体42と一体に成形した点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
クランプC2は、実施形態1と同様、ワイヤハーネスWを固定するハーネス固定板41を有し、その長手方向の一端側には、クランプ本体42がハーネス固定板41と一体に設けられている。
まず、実施形態1と同様、ハーネス固定板41にワイヤハーネスWを固定し、係合部43の先端をパネルPの取付孔H2に差し入れてクランプC2を押し込む。すると、一対の係合片46が取付孔H2の周縁に当接して内側へ弾性変位し、係合部43は取付孔H2に挿入されていく。
クランプC2をパネルPに取り付けると、係合片46と押え部44とがパネルPを挟み込むとともに、弾性シール部40が取付孔H2の内側に嵌合して取付孔H2をシールするから、実施形態1と同様、シール性の低下を防ぐという効果を得ることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
H1,H2…取付孔
C1,C2…クランプ
H1…取付孔
12,42…クランプ本体
13,43…係合部
15…突出部(変位規制部)
16,46…係合片
16B…嵌合部
18,44…押え部
18A…底部(変位規制部)
20,40…ゴム栓(弾性シール部)
22,47…リップ部
Claims (4)
- パネルの取付孔に取り付けられるクランプであって、
前記取付孔に挿入され、前記取付孔の周縁部に対して前記挿入方向の前方から係合する係合部と、
前記係合部との間に前記取付孔の周縁部を挟んで同取付孔の周縁部に対して前記挿入方向の後方から係合する押え部と、
前記取付孔の内側に嵌合して前記取付孔をシールする弾性シール部とを備え、
前記弾性シール部は、前記係合部および前記押え部を有するクランプ本体とは別体とされており、
前記係合部は、前記取付孔の周縁部に係合する係合片を有し、前記係合片は、前記弾性シール部の外側に位置するとともに前記取付孔の内側に嵌合する嵌合部を有することを特徴とするクランプ。 - 前記クランプ本体は、同クランプ本体に装着された前記弾性シール部の前記挿入方向の相対変位を規制する変位規制部を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ。
- 前記弾性シール部の外周面には、周方向に延びる複数のリップ部が前記挿入方向に並んで形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクランプ。
- 前記押え部は、前記取付孔を覆う大きさをなしていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のクランプ。
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