JP5082975B2 - 制御装置、ミシン及び制御装置の制御プログラム - Google Patents

制御装置、ミシン及び制御装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、被縫製物を縫製するミシン、制御装置、および、制御装置の制御プログラムに関わり、特に、糸切刃の交換時期を適切に報知するミシン、制御装置、および、制御装置の制御プログラムに関するものである。
従来、糸切り刃の交換時期を報知するミシンとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この従来技術は、糸切り動作を指示するペダルにおける糸切り動作オンの回数を計数し、この計数した回数が予め設定した回数に達したときに、糸切り刃の交換時期を報知していた。
実公平02−002308号公報
しかしながら、ミシンには、太さ、材質、風合が異なる様々な糸が使用されるため、使用される糸の種類によって糸切刃の耐用回数が異なることがあった。上記従来例においては、使用する糸の種類によらず、糸切り動作のオン回数のみで交換時期を報知していたため、糸の種類によっては、糸切り刃がまだ使用可能なのにも拘わらず、交換時期であると報知してしまうことがあった。
本発明の目的は、使用する糸の種類によって、糸切刃の交換時期を適切に報知することのできるミシン、制御装置、および、制御装置のプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1に係る制御装置では、発明のミシンの糸切刃を備えた糸切り装置を動作させる糸切り信号を出力する糸切り指令装置に接続される制御装置であって、前記糸切り指令装置からの糸切り信号に基づき、前記糸切り装置の動作回数を計数する計数手段と、評価の基準となる糸に対する前記糸切刃の第一の耐用回数と、各種の糸に対する前記糸切刃の第二の耐用回数とを予め計測し、前記第二の耐用回数を前記第一の耐用回数で除算することにより算出した係数を、前記各種の糸の属性に関連させてテーブルとして記憶したテーブル記憶手段と、使用する糸の属性を入力する属性入力手段と、前記属性入力手段から入力された前記属性に基づき、前記テーブル記憶手段のテーブルを参照して、前記使用する糸の係数を取得する係数取得手段と、前記係数取得手段により取得した前記係数と、前記第一の耐用回数とを乗算することにより、前記使用する糸に対する前記糸切刃の第三の耐用回数を算出する算出手段と、前記計数手段により計数した動作回数と、前記第三の耐用回数とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、前記動作回数が前記第三の耐用回数に達した場合に、前記糸切刃の交換時期であることを報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る制御装置によれば、各種の糸に対応した係数テーブルを備えているので、糸を交換した場合でも、糸の切れ味が悪くなる前に、適切に糸切刃の交換時期を知らせることができる。
請求項2に係る制御装置では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記計数手段により計数した動作回数を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項2に係る制御装置によれば、縫製動作中において累積動作回数が表示され、糸切刃の交換時期が報知された際にも、累積動作回数が表示されるので、糸切刃の耐用回数を知ることができる。
請求項3に係る制御装置では、請求項2に記載の発明の構成に加えて、被縫製物の一枚当たりの糸切り回数を入力する糸切回数入力手段と、前記計数手段により計数した動作回数を、前記糸切り回数で除算して、その除算結果の整数部を生産枚数として算出する生産枚数算出手段とを更に備え、前記表示手段は、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を表示することを特徴とする。
請求項3に係る制御装置によれば、適切に糸切刃の交換時期を知らせるだけでなく、生産枚数についても表示するので、生産カウンターとしても使用できる。
請求項4に係る制御装置では、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記ミシンの電源の切断を検出した際に、前記生産枚数算出手段により算出した前記生産枚数と、その日の日付を記憶する累積データ記憶手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項4に係る制御装置によれば、生産カウンターとしても使用できるだけでなく、生産枚数と、その日の日付が累積データとして記憶されるので、生産履歴データ記録装置としても利用できる。
請求項5に係る制御装置では、請求項3または4に記載の発明の構成に加えて、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を零に戻すリセット操作を行う生産枚数リセット入力手段と、前記生産枚数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記生産枚数を零に戻す生産枚数リセット制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
請求項5に係る制御装置によれば、糸切刃の交換後においても、正しく生産枚数を計数し、適切に生産カウンターとして利用することができる。
請求項6に係る制御装置では、請求項3ないし5のいずれか一に記載の発明の構成に加えて、被縫製物の一ロット当たりの枚数を入力するロット枚数入力手段と、前記ロット枚数入力手段により入力した一ロット当たりの枚数から、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を減算するロット枚数減算手段とを更に備え、前記表示手段は、前記減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする。
請求項6に係る制御装置によれば、生産カウンターとして利用できるだけでなく、そのロットにおける残余枚数を知らせることができる。
請求項7に係る制御装置では、請求項2ないし6のいずれか一に記載の発明の構成に加えて、前記報知手段による報知後においても前記ミシンの電源の切断を検出しない場合には、前記動作回数から前記第三の耐用回数を減算する動作回数減算手段を更に備え、
前記表示手段は、前記動作回数減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする。
請求項7に係る制御装置によれば、糸切刃の交換時期を報知した後に、動作回数をマイナス表示するので、使用者は、実際にまだ使用可能な回数を把握または予測できる。
請求項8に係る制御装置では、請求項1ないし7のいずれか一に記載の発明の構成に加えて、前記計数手段により計数した動作回数を零に戻すリセット操作を行う動作回数リセット入力手段と、前記動作回数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記動作回数を零に戻すと共に、前記報知手段による報知を停止させる動作回数リセット制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
請求項8に係る制御装置によれば、糸切刃の交換後において、最初の状態から動作させることができ、適切に交換時期を知らせることができる。
請求項9に係る制御装置では、請求項1ないし8のいずれか一に記載の発明の構成に加えて、前記糸の属性は、糸の太さ、材質、風合であることを特徴とする。
請求項9に係る制御装置によれば、糸の属性に応じて精度良く交換時期を知らせることができる。
請求項10に係る制御装置では、請求項1ないし9のいずれか一に記載の発明の構成に加えて、前記テーブル記憶手段は、複数の糸切り方式に対応した複数のテーブルを記憶しており、前記複数のテーブルからいずれか一のテーブルを選択する選択手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項10に係る制御装置によれば、糸切り方式が異なるミシンに本発明の制御装置を用いた場合でも、糸切り方式に応じて精度良く交換時期を知らせることができる。
請求項11に係るミシンでは、縫い目形成機構を駆動する駆動装置と、縫製に寄与した糸を切る糸切刃を備えた糸切り装置と、少なくとも前記駆動装置を停止させる縫製指令装置と、前記駆動装置の停止に際して前記糸切り装置を動作させる糸切り信号を出力する糸切り指令装置と、前記糸切り指令装置からの糸切り信号に基づき、前記糸切り装置の動作回数を計数する計数手段と、評価の基準となる糸に対する前記糸切刃の第一の耐用回数と、各種の糸に対する前記糸切刃の第二の耐用回数とを予め計測し、前記第二の耐用回数を前記第一の耐用回数で除算することにより算出した係数を、前記各種の糸の属性に関連させてテーブルとして記憶したテーブル記憶手段と、使用する糸の属性を入力する属性入力手段と、前記属性入力手段から入力された前記属性に基づき、前記テーブル記憶手段のテーブルを参照して、前記使用する糸の係数を取得する係数取得手段と、前記係数取得手段により取得した前記係数と、前記第一の耐用回数とを乗算することにより、前記使用する糸に対する前記糸切刃の第三の耐用回数を算出する算出手段と、前記計数手段により計数した動作回数と、前記第三の耐用回数とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、前記動作回数が前記第三の耐用回数に達した場合に、前記糸切刃の交換時期であることを報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
請求項11に係るミシンによれば、各種の糸に対応した係数テーブルを備えているので、糸を交換した場合でも、糸の切れ味が悪くなる前に、適切に糸切刃の交換時期を知らせることができる。
請求項12に係るミシンでは、請求項11に記載の構成に加えて、前記計数手段により計数した動作回数を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項12に係るミシンによれば、縫製動作中において累積動作回数が表示され、糸切刃の交換時期が報知された際にも、累積動作回数が表示されるので、糸切刃の耐用回数を知ることができる。
請求項13に係るミシンでは、請求項12に記載の構成に加えて、被縫製物の一枚当たりの糸切り回数を入力する糸切回数入力手段と、前記計数手段により計数した動作回数を、前記糸切り回数で除算して、その除算結果の整数部を生産枚数として算出する生産枚数算出手段とを更に備え、前記表示手段は、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を表示することを特徴とする。
請求項13に係るミシンによれば、適切に糸切刃の交換時期を知らせるだけでなく、生産枚数についても表示するので、生産カウンターとしても使用できる。
請求項14に係るミシンでは、請求項13に記載の構成に加えて、電源の切断を検出した際に、前記生産枚数算出手段により算出した前記生産枚数と、その日の日付を記憶する累積データ記憶手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項14に係るミシンによれば、生産カウンターとしても使用できるだけでなく、生産枚数と、その日の日付が累積データとして記憶されるので、生産履歴データ記録装置としても利用できる。
請求項15に係るミシンでは、請求項13または14記載の構成に加えて、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を零に戻すリセット操作を行う生産枚数リセット入力手段と、前記生産枚数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記生産枚数を零に戻す生産枚数リセット制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
請求項15に係るミシンによれば、糸切刃の交換後においても、正しく生産枚数を計数し、適切に生産カウンターとして利用することができる。
請求項16に係るミシンでは、請求項13ないし15のいずれか一に記載の構成に加えて、被縫製物の一ロット当たりの枚数を入力するロット枚数入力手段と、前記ロット枚数入力手段により入力した一ロット当たりの枚数から、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を減算するロット枚数減算手段とを更に備え、前記表示手段は、前記減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする。
請求項16に係るミシンによれば、生産カウンターとして利用できるだけでなく、そのロットにおける残余枚数を知らせることができる。
請求項17に係るミシンでは、請求項12ないし16のいずれか一に記載の構成に加えて、前記報知手段による報知後においても電源の切断を検出しない場合には、前記動作回数から前記第三の耐用回数を減算する動作回数減算手段を更に備え、前記表示手段は、前記動作回数減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする。
請求項17に係るミシンによれば、糸切刃の交換時期を報知した後に、動作回数をマイナス表示するので、使用者は、実際にまだ使用可能な回数を把握または予測できる。
請求項18に係るミシンは、請求項11ないし17のいずれか一に記載の構成に加えて、前記計数手段により計数した動作回数を零に戻すリセット操作を行う動作回数リセット入力手段と、前記動作回数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記動作回数を零に戻すと共に、前記報知手段による報知を停止させる動作回数リセット制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
請求項18に係るミシンによれば、糸切刃の交換後において、最初の状態から動作させることができ、適切に交換時期を知らせることができる。
請求項19に係るミシンでは、請求項11ないし18のいずれか一に記載の構成に加えて、前記糸の属性は、糸の太さ、材質、風合であることを特徴とする。
請求項19に係るミシンによれば、糸の属性に応じて精度良く交換時期を知らせることができる。
請求項20に係るミシンでは、請求項11ないし19のいずれか一に記載の構成に加えて、前記テーブル記憶手段は、複数の糸切り方式に対応した複数のテーブルを記憶しており、前記複数のテーブルからいずれか一のテーブルを選択する選択手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項20に係るミシンによれば、糸切り方式が異なるミシンに本発明の制御装置を用いた場合でも、糸切り方式に応じて精度良く交換時期を知らせることができる。
請求項21に係る制御プログラムでは、ミシンの糸切刃を備えた糸切り装置を動作させる糸切り信号を出力する糸切り指令装置に接続される制御装置に所定の手順を実行させる制御プログラムであって、前記制御装置は、評価の基準となる糸に対する前記糸切刃の第一の耐用回数と、各種の糸に対する前記糸切刃の第二の耐用回数とを予め計測し、前記第二の耐用回数を前記第一の耐用回数で除算することにより算出した係数を、前記各種の糸の属性に関連させてテーブルとして記憶したテーブル記憶手段を備え、前記所定の手順は、前記糸切り指令装置からの出力に基づき、前記糸切り装置の動作回数を計数する手順と、使用する糸の属性について入力された値を記憶する手順と、前記属性に基づき、前記テーブル記憶手段のテーブルを参照して、前記使用する糸の係数を取得する手順と、前記取得した前記係数と、前記第一の耐用回数とを乗算することにより、前記使用する糸に対する前記糸切刃の第三の耐用回数を算出する手順と、前記計数した動作回数と、前記第三の耐用回数とを比較する手順と、前記比較の結果、前記動作回数が前記第三の耐用回数に達した場合に、前記糸切刃の交換時期であることを報知する手順とを備えたことを特徴とする。
請求項20に係る制御装置の制御プログラムによれば、各種の糸に対応した係数テーブルを備えているので、糸を交換した場合でも、糸の切れ味が悪くなる前に、適切に糸切刃の交換時期を知らせることができる。
請求項22に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21に記載の構成に加えて、前記計数した動作回数を表示する手順を更に備えたことを特徴とする。
請求項22に係る制御装置の制御プログラムによれば、縫製動作中において累積動作回数が表示され、糸切刃の交換時期が報知された際にも、累積動作回数が表示されるので、糸切刃の耐用回数を知ることができる。
請求項23に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21または22に記載の構成に加えて、被縫製物の一枚当たりの糸切り回数を入力する手順と、前記計数した動作回数を、前記糸切り回数で除算して、その除算結果の整数部を生産枚数として算出する手順と、前記算出した生産枚数を表示する手順とを更に備えたことを特徴とする。
請求項23に係る制御装置の制御プログラムによれば、適切に糸切刃の交換時期を知らせるだけでなく、生産枚数についても表示するので、生産カウンターとしても使用できる。
請求項24に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21ないし23のいずれか一に記載の構成に加えて、電源の切断を検出した際に、前記算出した生産枚数と、その日の日付を記憶する手順を更に備えたことを特徴とする。
請求項24に係る制御装置の制御プログラムによれば、生産カウンターとしても使用できるだけでなく、生産枚数と、その日の日付が累積データとして記憶されるので、生産履歴データ記録装置としても利用できる。
請求項25に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項23または24に記載の構成に加えて、前記算出した生産枚数を零に戻すリセット操作を検出した場合には、前記生産枚数を零に戻す手順を更に備えたことを特徴とする。
請求項25に係る制御装置の制御プログラムによれば、糸切刃の交換後においても、正しく生産枚数を計数し、適切に生産カウンターとして利用することができる。
請求項26に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項23ないし25のいずれか一に記載の構成に加えて、被縫製物の一ロット当たりの枚数について入力された値を記憶する手順と、前記一ロット当たりの枚数から、前記算出した生産枚数を減算する手順と、前記減算した結果を表示する手順とを更に備えたことを特徴とする。
請求項26に係る制御装置の制御プログラムによれば、生産カウンターとして利用できるだけでなく、そのロットにおける残余枚数を知らせることができる。
請求項27に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21ないし26のいずれか一に記載の構成に加えて、前記報知後においても電源の切断を検出しない場合には、前記動作回数から前記第三の耐用回数を減算する手順と、前記減算した結果を表示する手順とを更に備えたことを特徴とする。
請求項27に係る制御装置の制御プログラムによれば、糸切刃の交換時期を報知した後に、動作回数をマイナス表示するので、使用者は、実際にまだ使用可能な回数を把握または予測できる。
請求項28に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21ないし27のいずれか一に記載の構成に加えて、前記計数した動作回数を零に戻すリセット操作が行われた場合には、前記動作回数を零に戻すと共に、前記報知を停止させる手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項28に係る制御装置の制御プログラムによれば、糸切刃の交換後において、最初の状態から動作させることができ、適切に交換時期を知らせることができる。
請求項29に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21ないし28のいずれか一に記載の構成に加えて、前記糸の属性は、糸の太さ、材質、風合であることを特徴とする。
請求項29に係る制御装置の制御プログラムによれば、糸の属性に応じて精度良く交換時期を知らせることができる。
請求項30に係る制御装置の制御プログラムでは、請求項21ないし29のいずれか一に記載の構成に加えて、前記テーブル記憶手段は、複数の糸切り方式に対応した複数のテーブルを記憶しており、糸切り方式について入力された値を記憶する手順と、前記入力された値に対応する糸切り方式に応じて、複数のテーブルからいずれか一のテーブルを選択する手順とを更に備えたことを特徴とする。
請求項30に係る制御装置の制御プログラムによれば、糸切り方式が異なるミシンに本発明の制御装置の制御プログラムを用いた場合でも、糸切り方式に応じて精度良く交換時期を知らせることができる。
本発明によれば、各種の糸に対応した係数テーブルを備え、使用する糸の属性に応じて係数テーブルから適切な係数を求め、使用する糸の属性に応じた糸切刃の耐用回数を算出するので、糸を交換した場合でも、糸の切れ味が悪くなる前に、適切に糸切刃の交換時期を知らせることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1の実施形態を図1〜図8により説明する。本実施形態は、ミシンの一例として、糸切刃を備えた工業用ミシンの実施形態である。
図1は、本実施形態のミシンの全体概略構造を示す概略図である。図1において、本実施形態のミシン1は、ベッド2と、アーム3と、針4と、操作パネル5と、針位置検出装置6と、糸切り装置7と、駆動装置8と、ペダル9と、制御装置12とを備えている。
ベッド2は、矩形の箱状、または円筒形状に形成されており、布等の被縫製物が載置される。ベッド2の内部には送り手段(図示せず)、および、糸切り装置7等が設けられている。一方、ベッド2の上部には、アーム3が設けられている。
アーム3は、前記ベッド2の上部後方から前方に連続して延びて形成されている。アーム3の前方側には頭部3Aが形成されており、頭部3Aの下方には針棒が上下往復動可能に設けられている。針4は針棒の下端に設けられている。アーム3の側面部には操作パネル5が設けられ、アーム3の後部には針位置検出装置6が設けられている。
アーム3の内部にはミシンモータにより回転する主軸が設けられている。主軸の回転はアーム3の内部に設けられた針棒駆動機構により針棒の上下往復動に変換される。前記ベッド2の内部に設けられた送り手段(図示せず)と、この針4とが協働することにより、縫い目形成が行われることになる。
操作パネル5は、図2に示すように、報知手段および表示手段としてのLCD等の表示装置20と、各種のキー群28と、入力キー21と、初期設定キー22と、糸切り回数キー23と、生産枚数キー24と、クリアキー25と、プラスキー26と、マイナスキー27等を備えている。各キーの使用方法、および、それに伴う動作については、後述する。
図1に示す針位置検出装置6は、針4の位置を検出する装置であり、例えば光学式のセンサを使用して針上位置、針下位置に対応した主軸の回転角度をそれぞれ検出する。針位置検出装置6は、針4の位置に応じて信号を出力する。これにより、針4が頭部3Aに最も近づく上位置と、針4がベッド2の内部の位置まで到達する下位置とを検出することができる。
糸切り装置7は、糸切刃としてのカッター7aと、カム7bと、電磁ソレノイド7cとを備えている。カッター7aは、耐用回数が例えば300万回程度の糸切刃であり、交換可能に設置されている。カム7bは、針4の上下動と同期して回転する部材であり、カッター7aがカム7bに連結されている場合に、カッター7aを糸捕捉位置と退避位置との間移動させる。電磁ソレノイド7cは、電気信号のオン/オフにより、カッター7aをカム7bと連結する位置に、および、カッター7aをカム7bから離間する位置に移動させる。電磁ソレノイド7cがオンすることによりカッター7aは待避位置から糸捕捉位置に往動し、次いで糸捕捉位置から待避位置に復動する。
カッター7aの糸捕捉位置から待避位置への移動経路にはカッター7aと協働して捕捉した糸を切断する固定刃が設けられている。カッター7aが待機位置に戻ったときに電磁ソレノイドはオフされる。
駆動装置8は、針4、送り手段(図示せず)、および、カム7bを駆動するミシンモータと、針4に通される糸に張力を付与する糸調子機構(図示せず)を駆動するステッピングモータ等と、各モータを駆動する駆動回路とを備えている。
縫製指令装置としてのペダル9は、ほぼ中央を水平軸線のまわりに揺動自在に支持されている。ペダル6の近傍には、前方踏み込み信号出力装置10と、踏み返し信号出力装置(糸切り指令装置)11とが備えられている。ペダル9を前踏みすると、前方踏み込み信号出力装置10は縫製開始信号を後述の制御装置12に出力し、ペダルを踏み返すと、踏み返し信号出力装置11は糸切り信号を制御装置12に出力する。尚、ペダル9の踏み込みを解除すると前方踏み込み信号出力装置10は縫製終了信号を制御装置12に出力する。
制御装置12は、図3に示すように、CPU12Aと、ROM12Bと、RAM12Cと、テーブル用のROM12Dと、それらにデータバス等の各種バスを介して接続された入力インターフェース12Eおよび出力インターフェース12Fとを備えている。
入力インターフェース12Eには、電源スイッチ30と、操作パネル5と、前方踏み込み信号出力装置10と、踏み返し信号出力装置11と、針位置検出装置6と、DIPスイッチ31からの信号が入力される。電源スイッチ30とDIPスイッチ31は、図1には図示していないが、ミシン1の適宜の位置、例えば、制御装置12の前面等に設置される。
出力インターフェース12Fからは、ミシンモータ等のモータ8bの駆動信号を生成して出力する駆動回路8aと、糸切り装置7のソレノイド7cの駆動信号を生成して出力する駆動回路7dとに対応する制御信号が出力される。
ROM12Bには、縫製動作を実行するために予め複数個設定された基本プログラムと、後述する図6ないし図8に示す制御手順を実行するためのメイン制御プログラムとが格納されている。CPU12Aは、この基本プログラムとメイン制御プログラムに基づいて各処理を実行し、糸切り指令装置、計数手段、属性入力手段、係数取得手段、算出手段、比較手段、報知手段、糸切回数入力手段、生産枚数計数手段、累積データ記憶手段、生産枚数リセット入力手段、生産枚数リセット制御手段、ロット枚数入力手段、ロット枚数減算手段、動作回数減算手段、動作回数リセット入力手段、動作回数リセット制御手段、および、選択手段として機能する。
RAM12Cには、操作パネル5での設定に基づき、糸の属性を表すデータが格納される。糸の属性を表すデータとは、糸の太さを表すデータ、糸の材質を表すデータ、および、糸の風合を表すデータであり、詳しくは後述する。
テーブル記憶手段としてのROM12Dには、各種の糸に対するカッター7aの耐用回数に関する係数を、糸の属性を表すデータに関連させたテーブルが格納される。カッター7aの耐用回数とは、糸を良好に切ることが可能な回数であり、使用する糸および糸切り方式によって異なる。例えば、材質がテトロン、風合がスパン、太さ(番手)が♯30の糸を、本実施形態の糸切り方式のミシンに用いた場合には、耐用回数は300万回となる。
本実施形態においては、まず、材質、風合、太さの異なる種々の糸を本実施形態の糸切り方式のミシンに用いてカッター7aの耐用回数を計測した。次に、計測した各耐用回数を300万回で除算して係数を算出し、糸の属性を表すデータに関連させて前記係数をテーブルとして格納した。つまり、係数は次式により表わされる。
(数1)
A(係数)= L(種々の糸に対するカッター7aの耐用回数)/ N(基準となる糸に対するカッター7aの耐用回数)
このように、基準の糸としてテトロン・スパン・♯30を使用した場合のカッター7aの耐用回数を、基準となる第一の耐用回数Nとし、種々の糸を使用した場合のカッター7aの耐用回数を第二の耐用回数Lとして、前記第一の耐用回数Nに対する第二の耐用回数Lの比を係数Aとして求めた。
また、この耐用回数は糸切り方式によっても異なるため、糸切り方式の異なるミシンを用いて同様に係数Aを算出し、この係数AについてもテーブルとしてROM12Dに格納している。つまり、ROM12Dには複数のテーブルが格納されており、各テーブルの切り換えは、選択手段としてのDIPスイッチ31によって行われる。つまり、DIPスイッチ31を糸切り方式に応じて選択することにより、CPU12AがこのDIPスイッチ31の値を読み込んで、糸切り方式に適合したテーブルを選択する。従って、この場合には、CPU12AとDIPスイッチ31により本発明の選択手段が構成されることになる。このように構成することにより、本実施形態の制御装置12を、糸切り方式の異なる他のミシンにも使用しても、適切にカッターの交換時期を報知することが可能となる。
次に、図4および図5を用いて、本実施形態のテーブルについて説明する。図4に示した例は、糸の太さ(番手)がT1〜T5の5種類、糸の材質がβ1とβ2の2種類、糸の風合がγ1〜γ4の4種類の組み合わせで、合計で40種類の糸を使用して算出した係数A111〜A245をテーブルとした例である。図4に示すように、本実施形態のテーブルは、係数が、糸の太さ、糸の材質、および、糸の風合に関連付けられて格納されている。従って、使用者が糸の太さ、糸の材質、および、糸の風合のそれぞれのデータを操作パネル5により入力することで、使用糸に対応した係数を参照することができる。
図5は、糸の風合が、スパン、フィラメント、ウーリー、および、芯であり、それぞれ太さが♯100、♯60、♯30、♯8、および、♯4である20種類のテトロンの糸を用いて係数A111〜A145を算出し、テーブルとした例である。
図4および図5に示す係数A111〜A245は、実際には、0.9、あるいは、1.1等の値を有するデータである。
次に、図2を用いて、糸の太さのデータ、糸の材質のデータ、および、糸の風合のデータの入力方法を説明する。まず、初期設定キー22が押下されると、糸の太さのデータの入力モードとなり、表示装置20に糸の太さT1が表示される。次に、プラスキー26が押下されるたびに、T2、T3、T4、T5と順番に表示され、マイナスキー27が押下されるたびに逆の順番で糸の太さが表示される。そして、所望の太さになったところで、入力キー21が押下されると、糸の太さが確定される。
図5の例を用いると、初期設定キー22が押下されると、表示装置20には「100」と表示され、プラスキー26が押下されるたびに、「60」、「30」、「8」、「4」と表示される。また、マイナスキー27が押下されるたびに逆の順番で表示される。
糸の太さが確定された後は、糸の材質を入力するモードとなり、表示装置20には、糸の材質がβ1と表示される。プラスキー26が押下されることによりβ2と表示され、マイナスキー27が押下されると、その逆の順番で表示されることになる。所望の材質になったところで、入力キー21が押下されると、糸の材質が確定される。
表示装置20として文字表示の可能なLCD等を使用する場合には、LCD上に「テトロン」等の文字を表示する。また、図2のように8ディジット表示のものを使用する場合には、糸の材質を数値化して表示するようにすればよい。
糸の材質が確定された後は、糸の風合を入力するモードとなり、表示装置20には、糸の風合がγ1と表示される。プラスキー26が押下されるたびに、γ2、γ3、γ4と表示され、マイナスキー27が押下されると、その逆の順番で表示されることになる。所望の風合になったところで、入力キー21が押下されると、糸の風合が確定される。
表示装置20として文字表示の可能なLCD等を使用する場合には、LCD上に「スパン」等の文字を表示する。また、図2のように8ディジット表示のものを使用する場合には、糸の風合を数値化して表示するようにすればよい。
以上のように、CPU12A、初期設定キー22、入力キー21、プラスキー26、および、マイナスキー27により、本発明の属性入力手段が構成されることになる。
確定させた糸の太さ、材質、および、風合は、数値化されてRAM12Cに記憶される。また、CPU12Aは、記憶された糸の太さ、材質、および、風合のデータに基づいてテーブルを参照し、係数を読み取る。図5の例の場合には、糸の太さが♯60、材質がテトロン、風合がフィラメントであるとすると、係数はA122となる。
従って、CPU12Aが、本発明の係数取得手段を構成することになる。
次に、CPU12Aは、基準となる糸に対するカッター7aの耐用回数に、読み取った係数Aを乗算し、第三の耐用回数として、使用する糸に対するカッター7aの耐用回数Lを求める。つまり、使用する糸に対するカッター7aの耐用回数Lは次式により表わされる。
(数2)
L(使用する糸に対するカッター7aの耐用回数)= N(基準となる糸に対するカッター7aの耐用回数)× A(係数)
従って、CPU12Aが、本発明の算出手段を構成することになる。
CPU12Aは、このようにして算出した前記耐用回数LをRAM12Cに記憶し、カッター7aの使用回数と記憶した耐用回数Lとを比較することにより、カッター7aの交換時期を判断することになる。つまり、CPU12Aが、本発明の比較手段を構成することになる。
以上のように構成することにより、使用する糸の種類に応じて適切にカッター7aの交換時期を判断することができる。
次に、図6ないし図8のフローチャートを用いて本実施形態のミシンの動作について説明する。
まず、電源スイッチ30を押下することにより、ミシン1に電源が投入され、操作パネル5において初期設定キー22が押下されると、初期設定処理が行われる(ステップS1)。なお、この初期設定処理は、既に初期設定処理が行われている場合には、クリアスイッチ25が押下されてカッター7aの累積使用回数カウンターMの値がゼロにクリアされない限り行われない。
初期設定処理が開始されると、CPU12Aは、まず、図7に示すように、使用する糸の太さ、材質、および、風合を、操作パネル5における入力に応じて読み取る(ステップS20)。具体的には、上述したように、プラスキー26とマイナスキー27に応じた表示装置20への糸の太さ、材質、および、風合の表示と、入力キー21による確定操作とに応じて、糸の太さ、材質、および、風合のデータを読み取る。
次に、読み取った糸の太さ、材質、および、風合のデータに基づき、テーブルから係数を読み取る、(ステップS21)。そして、読み取った係数を表示装置20に表示し、使用者に係数を確認させる。ここで、再び初期設定キー22が押下されると(ステップS22:NO)、再び最初から初期設定処理が行われることになる。
一方、入力キーが押下されると(ステップS22:YES)、前記数式2を用いて、使用する糸に対するカッター7aの耐用回数Lを算出し、RAM12Cに記憶する(ステップS23)。
次に、表示装置20に例えば「End」の文字を表示させ、入力キー21または糸切回数キー23の入力待機状態となる(ステップS24)。入力キー21が押下された場合には(ステップS24:No)、初期設定処理を終了し、縫製開始信号または糸切り信号の受信を待つ(ステップS2)。オペレータが加工布をセットしてペダル9を前踏みすると、前方踏み込み信号出力装置10は縫製開始信号を制御装置に出力し、ミシンモータ86を所定の速度で駆動する。加工布に対して縫い目形成処理が行われることになる。
一方、糸切回数キー24が押下されると(ステップS24:Yes)、生産カウンターの設定モードに移行する。生産カウンターとは、カッター7aの累積使用回数カウンターMと、被縫製物の生産1枚あたりの糸切り回数とを比較することにより、被縫製物の生産枚数を計数するカウンターである。この生産カウンターの設定モードに移行すると、プラスキー26の押下に応じて表示装置20に数字が順次表示され、マイナスキー27の押下に応じて表示装置20に数字が逆の順序で表示される。入力キー21が押下されると、その時に表示している数字を、生産1枚あたりの糸切り回数TとしてRAM12Cに記憶する(ステップS25)。従って、本実施形態では、糸切回数キー24、プラスキー26、マイナスキー27、入力キー21、および、CPU12Aにより、本実施形態の糸切回数入力手段が構成される。
その後、初期設定処理を終了し、縫製開始信号または糸切り信号信号の受信を待つ。(ステップS2)。
以上のように初期設定処理が終了すると、図6に示すように、糸切り信号の受信に応じた処理が行われるが(ステップS2)、糸切り信号を受信するまでは、ペダル9の前踏み操作に基づいて縫製動作が開始され、前踏み操作を解除することにより縫製動作が停止されミシンは針下位置で停止する。
具体的には、ペダル9が前方へ踏み込まれると、前方踏み込み信号出力装置10から前方踏み込み信号が出力され、制御装置12のCPU12Aは、駆動装置8にミシン運転信号を出力する。その結果、針4と送り手段が駆動され、縫い目形成が行われる。
一方、ペダル9が後方へ踏み返されると、踏み返し信号出力装置11から糸切り信号が出力され、制御装置12のCPU12Aは、駆動装置8に糸切り動作のための信号を出力する。その結果、針4が下位置から上方へ移動する。それと同時にCPU12Aは、駆動信号を糸切り装置7の電磁ソレノイド7cに出力する。その結果、電磁ソレノイド7cが励磁され、カッター7aをカム7bに連結させる。カッター7aはカム7bによって糸捕捉位置まで往動した後、待避位置まで復動する。カッター7bの復動によりカッター7bに捕捉された糸は固定刃と協働して切断される。
その後、針4が上位置に到達したことにもとづく針位置検出装置5からの信号により、CPU12Aは、駆動装置8に対してミシン停止信号を出力し、針4を上位置で停止させる。同時に糸切り装置7の電磁ソレノイド7cの励磁も解いてカッター7aの動作も停止させる。再びペダル9を前方へ踏み込むと、前述のとおり縫製作業を再開できる。
ステップ2においてペダル9の後方踏み込み操作により、糸切り信号を受信した場合には、カッター7aの累積使用回数カウンターMをインクリメントする(ステップS3)。さらに、そのカウンター値Mを生産1枚あたりの糸切り回数Tで除算して、その整数値を生産枚数SとしてRAM12Cに記憶する(ステップS4)。従って、本実施形態では、CPU12AとRAM12Cにより、生産枚数算出手段が構成される。
その後、前記カウンター値Mと生産枚数Sを表示装置20に表示させる(ステップS5)。
本実施形態においては、初期状態ではカウンター値Mを表示装置20に表示するように設定されているが、生産枚数キー24が押下されると、生産枚数Sを表示するように設定されている。そして、再び生産枚数キー24が押下されると、カウンター値Mを表示するように設定されている。従って、本実施形態では、CPU12Aと表示装置20により、本発明の表示手段が構成される。
次に、前記カウンター値Mと、使用糸の耐用回数Lとが等しいかどうかを判断し(ステップS6)、等しくなければ(ステップS6:No)、電源スイッチ30がオフされたか否かが判断される(ステップS10)。オフされていない場合には(ステップS10:No)、再び糸切り信号が受信されるまで(ステップS2)、ペダル9の操作に応じて縫い目形成処理が行われる。
一方、カウンター値Mが使用糸の耐用回数Lに等しくなった場合には(ステップS6:Yes)、ブザーを鳴らすか、あるいは表示装置20を点滅させる等して、カッター7aが交換時期に達したことを報知する(ステップS7)。従って、CPU12Aと表示装置20により、本発明の報知手段が構成される。
エラーを報知した後は、前方踏み込み信号出力装置10から前方踏み込み信号が出力されるか否かを判断する(ステップS8)。前方踏み込み信号が出力され、ミシン1の使用が継続される場合には(ステップS8:Yes)、カウンター値Mと、カウンター値Mから使用糸の耐用回数Lを引いた値(M−L)が、それぞれ点滅表示される(ステップS9)。従って、本実施形態においては、CPU12Aにより、動作回数減算手段が構成される。
例えば、カウンター値Mと使用糸の耐用回数Lが300万回であり、報知後の使用回数が10である場合には、300と−10が点滅表示される。このような点滅表示が行われることにより、使用者は、報知後においても、経験等からまだ使用可能な回数だけ縫製動作を継続することができる。
一方、エラー表示の報知後には、図8に示すように、カッター7aの交換が行われ、クリアキー25が押下されたか否かを判断する(ステップS30)。本実施携帯のミシン1においては、カッター7aの交換を自動検出することはないので、カッター7aの交換が行われたか否かは、クリアキー25の押下で判断している。従って、例えば、一定時間経過してもクリアキー25が押下されない場合には、カッター7aの交換が行われなかったと判断して(ステップS30:No)、上述した縫製動作を繰り返すことになる(ステップS2)。しかし、カッター7aの交換が行われ、クリアキー25が押下された場合には(ステップS30:Yes)、カウンター値Mと生産枚数Sをクリアして、エラー表示を消す処理を行う(ステップS31)。従って、本実施形態では、クリアキー25とCPU12Aにより、本発明の生産枚数リセット入力手段、動作回数リセット入力手段が構成され、CPU12Aにより、本発明の生産枚数リセット制御手段、動作回数リセット制御手段が構成される。
ここで、使用する糸を変更する場合には、再び初期設定処理が必要となるので、初期設定キー22が押下されたか否かを判断する(ステップS32)。一定時間内に初期設定キー22が押下された場合には(ステップS32:Yes)、再び上述したような初期設定処理を行う(ステップS1)。一方、一定時間が経過しても初期設定キー22が押下されない場合には、上述した縫製動作を繰り返すことになる(ステップS2)。
なお、本実施形態では、クリアキー25が押下された場合(ステップS30〜S31)にのみ、再び初期設定キー22が押下されたか否かを判断しているが、電源スイッチ30がオフされたか否かを判断し(ステップS10)、オフされていない場合においても(ステップS10:No)、初期設定キー22が押下されたか否かを判断するようにしてもよい。このようにすれば、カウンター値Mをクリアすることなく、係数および使用する糸の耐用回数のみが新たな初期設定処理によって変更されることになる。従って、縫製動作の途中で異なる種類の糸に変更された場合でも、それまでの累積データを活用して適切にカッター7aの交換時期を判断することができる。
以上のように縫製動作を継続し、電源スイッチ30がオフされたと判断した場合には(ステップS10:Yes)、生産枚数Sと日付けをRAM12Cに記憶して(ステップS11)、ミシン1の電源を停止して、処理を終了する。従って、本実施形態においては、CPU12Aにより、累積データ記憶手段が構成される。
このように生産枚数Sと日付けを記憶することにより、一日の生産枚数データの履歴情報を残しておくことができ、例えば、1ロットの生産終了までに後どのくらいの日数を要するのか、あるいは、後どのくらいの生産枚数が必要なのかを知ることができる。
また、他の実施形態としては、操作パネル5の入力キー21、プラスキー26、マイナスキー27により、予め1ロットあたりの枚数をRAM12Cに記憶させておく。そして、この1ロットあたりの枚数から、生産枚数Sを減算し、表示装置20にその減算結果を表示するようにしてもよい。従って、この場合には、入力キー21、プラスキー26、マイナスキー27、CPU12Aにより、本発明のロット枚数入力手段が構成され、CPU12Aにより、ロット枚数減算手段が構成されることになる。
ここで、カッター7aを交換して、電源スイッチ30をオン状態にすると、ミシン1に再び電源が投入され、クリアキー25の入力待ち状態となる。クリアキー25が押下されると、カウンターMをクリアし、エラー表示を消す。そして、初期設定が変更されるかどうかを判断する。これは、糸切り刃の交換と共に、使用糸を変える場合があるためである。
以上のように、本実施形態によれば、使用する糸の太さ、材質、風合を使用者に入力させ、これらのパラメータに基づいて、使用糸に応じたカッター7aの耐用回数に関する係数をテーブルより求め、その求めた係数に基づいてカッター7aの耐用回数を算出し、カッター7aの交換時期を適切に報知することができる。
なお、本実施形態では、制御プログラムが記憶された制御装置12が、予めミシン1に組み込まれた例について説明したが、本発明はこのような場合に限定されることなく、制御プログラムが記憶された制御装置12を他のミシンにも着脱自在に構成し、種々のミシンに制御装置12を取り付けて使用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、制御プログラムが、予め制御装置12に記憶されている例について説明したが、本発明はこのような場合に限定されることなく、制御プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に記憶させ、あるいは、インターネット等を介してダウンロード可能に構成し、適宜、本発明の制御プログラムを読み込んで使用するようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、工業用のミシンに本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこの場合に限定されることなく、家庭用ミシン等の種々のミシンに適用可能である。例えば、家庭用ミシンに適用した場合には、糸切り動作の指令は、踏み返し信号出力装置11から出力されるのではなく、頭部3A等に設けた手指で操作可能な糸切りスイッチの押下によって出力するようにしてもよい。
また、プログラム縫製を行う場合には、プログラム縫製の終了によって自動的に糸切り信号を発生させるようにしてもよい。
また、本実施形態では使用する糸の属性として材質、太さ、風合いの3種類の情報を入力していたが、ミシンの仕様を限定した場合は、いずれか2種類の情報の入力のみで適切な糸切刃の交換時期を報知可能である。
本発明は、糸切刃を備え、被縫製物を縫製するミシン、制御装置、および、制御装置の制御プログラムに適用可能である。
本発明の実施形態におけるミシンの全体概略構造を示す側面図である。 図1に示したミシンに備えられた操作パネルの一部拡大図である。 図1に示したミシンに備えられた制御装置のブロック図である。 図3に示した制御装置に備えられたテーブルの一例を示す図である。 図4に示したテーブルの具体例を示す図である。 図3に示した制御装置により実行される制御手順を表すフローチャートである。 図6に示したフローチャートのうち、初期設定に関する制御手順を表すフローチャートである。 図6に示したフローチャートのうち、カッターの交換が行われた場合の処理に関する制御手順を表すフローチャートである。
符号の説明
1 ミシン
2 ベッド
3 アーム
4 針
5 操作パネル
7 糸切り装置
8 駆動装置
9 ペダル
12 制御装置
20 表示装置
21 入力キー
22 初期設定キー
23 糸切り回数キー
24 生産枚数キー
25 クリアキー
26 プラスキー
27 マイナスキー

Claims (30)

  1. ミシンの糸切刃を備えた糸切り装置を動作させる糸切り信号を出力する糸切り指令装置に接続される制御装置であって、
    前記糸切り指令装置からの糸切り信号に基づき、前記糸切り装置の動作回数を計数する計数手段と、
    評価の基準となる糸に対する前記糸切刃の第一の耐用回数と、各種の糸に対する前記糸切刃の第二の耐用回数とを予め計測し、前記第二の耐用回数を前記第一の耐用回数で除算することにより算出した係数を、前記各種の糸の属性に関連させてテーブルとして記憶したテーブル記憶手段と、
    使用する糸の属性を入力する属性入力手段と、
    前記属性入力手段から入力された前記属性に基づき、前記テーブル記憶手段のテーブルを参照して、前記使用する糸の係数を取得する係数取得手段と、
    前記係数取得手段により取得した前記係数と、前記第一の耐用回数とを乗算することにより、前記使用する糸に対する前記糸切刃の第三の耐用回数を算出する算出手段と、
    前記計数手段により計数した動作回数と、前記第三の耐用回数とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記動作回数が前記第三の耐用回数に達した場合に、前記糸切刃の交換時期であることを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記計数手段により計数した動作回数を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 被縫製物の一枚当たりの糸切り回数を入力する糸切回数入力手段と、
    前記計数手段により計数した動作回数を、前記糸切り回数で除算して、その除算結果の整数部を生産枚数として算出する生産枚数算出手段と、を更に備え、
    前記表示手段は、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を表示することを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  4. 前記ミシンの電源の切断を検出した際に、前記生産枚数算出手段により算出した前記生産枚数と、その日の日付を記憶する累積データ記憶手段を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  5. 前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を零に戻すリセット操作を行う生産枚数リセット入力手段と、
    前記生産枚数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記生産枚数を零に戻す生産枚数リセット制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項3または4記載の制御装置。
  6. 被縫製物の一ロット当たりの枚数を入力するロット枚数入力手段と、
    前記ロット枚数入力手段により入力した一ロット当たりの枚数から、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を減算するロット枚数減算手段と、を更に備え、
    前記表示手段は、前記減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一記載の制御装置。
  7. 前記報知手段による報知後においても前記ミシンの電源の切断を検出しない場合には、前記動作回数から前記第三の耐用回数を減算する動作回数減算手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記動作回数減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか一記載の制御装置。
  8. 前記計数手段により計数した動作回数を零に戻すリセット操作を行う動作回数リセット入力手段と、
    前記動作回数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記動作回数を零に戻すと共に、前記報知手段による報知を停止させる動作回数リセット制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の制御装置。
  9. 前記糸の属性は、糸の太さ、材質、風合であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一記載の制御装置。
  10. 前記テーブル記憶手段は、複数の糸切り方式に対応した複数のテーブルを記憶しており、前記複数のテーブルからいずれか一のテーブルを選択する選択手段を更に備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載の制御装置。
  11. 縫い目形成機構を駆動する駆動装置と、
    縫製に寄与した糸を切る糸切刃を備えた糸切り装置と、
    少なくとも前記駆動装置を停止させる縫製指令装置と、
    前記駆動装置の停止に際して前記糸切り装置を動作させる糸切り信号を出力する糸切り指令装置と、
    前記糸切り指令装置からの糸切り信号に基づき、前記糸切り装置の動作回数を計数する計数手段と、
    評価の基準となる糸に対する前記糸切刃の第一の耐用回数と、各種の糸に対する前記糸切刃の第二の耐用回数とを予め計測し、前記第二の耐用回数を前記第一の耐用回数で除算することにより算出した係数を、前記各種の糸の属性に関連させてテーブルとして記憶したテーブル記憶手段と、
    使用する糸の属性を入力する属性入力手段と、
    前記属性入力手段から入力された前記属性に基づき、前記テーブル記憶手段のテーブルを参照して、前記使用する糸の係数を取得する係数取得手段と、
    前記係数取得手段により取得した前記係数と、前記第一の耐用回数とを乗算することにより、前記使用する糸に対する前記糸切刃の第三の耐用回数を算出する算出手段と、
    前記計数手段により計数した動作回数と、前記第三の耐用回数とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記動作回数が前記第三の耐用回数に達した場合に、前記糸切刃の交換時期であることを報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とするミシン。
  12. 前記計数手段により計数した動作回数を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項11記載のミシン。
  13. 被縫製物の一枚当たりの糸切り回数を入力する糸切回数入力手段と、
    前記計数手段により計数した動作回数を、前記糸切り回数で除算して、その除算結果の整数部を生産枚数として算出する生産枚数算出手段と、を更に備え、
    前記表示手段は、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を表示することを特徴とする請求項12記載のミシン。
  14. 電源の切断を検出した際に、前記生産枚数算出手段により算出した前記生産枚数と、その日の日付を記憶する累積データ記憶手段を更に備えたことを特徴とする請求項13記載のミシン。
  15. 前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を零に戻すリセット操作を行う生産枚数リセット入力手段と、
    前記生産枚数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記生産枚数を零に戻す生産枚数リセット制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項13または14記載のミシン。
  16. 被縫製物の一ロット当たりの枚数を入力するロット枚数入力手段と、
    前記ロット枚数入力手段により入力した一ロット当たりの枚数から、前記生産枚数算出手段により算出した生産枚数を減算するロット枚数減算手段と、を更に備え、
    前記表示手段は、前記減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする請求項13ないし15のいずれか一記載のミシン。
  17. 前記報知手段による報知後においても電源の切断を検出しない場合には、前記動作回数から前記第三の耐用回数を減算する動作回数減算手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記動作回数減算手段により減算した結果を表示することを特徴とする請求項12ないし16のいずれか一記載のミシン。
  18. 前記計数手段により計数した動作回数を零に戻すリセット操作を行う動作回数リセット入力手段と、
    前記動作回数リセット入力手段によりリセット操作が行われた場合には、前記動作回数を零に戻すと共に、前記報知手段による報知を停止させる動作回数リセット制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項11ないし17のいずれか一記載のミシン。
  19. 前記糸の属性は、糸の太さ、材質、風合であることを特徴とする請求項11ないし18のいずれか一記載のミシン。
  20. 前記テーブル記憶手段は、複数の糸切り方式に対応した複数のテーブルを記憶しており、前記複数のテーブルからいずれか一のテーブルを選択する選択手段を更に備えたことを特徴とする請求項11ないし19のいずれか一記載のミシン。
  21. ミシンの糸切刃を備えた糸切り装置を動作させる糸切り信号を出力する糸切り指令装置に接続される制御装置に所定の手順を実行させる制御プログラムであって、
    前記制御装置は、評価の基準となる糸に対する前記糸切刃の第一の耐用回数と、各種の糸に対する前記糸切刃の第二の耐用回数とを予め計測し、前記第二の耐用回数を前記第一の耐用回数で除算することにより算出した係数を、前記各種の糸の属性に関連させてテーブルとして記憶したテーブル記憶手段を備え、
    前記所定の手順は、
    前記糸切り指令装置からの出力に基づき、前記糸切り装置の動作回数を計数する手順と、
    使用する糸の属性について入力された値を記憶する手順と、
    前記属性に基づき、前記テーブル記憶手段のテーブルを参照して、前記使用する糸の係数を取得する手順と、
    前記取得した前記係数と、前記第一の耐用回数とを乗算することにより、前記使用する糸に対する前記糸切刃の第三の耐用回数を算出する手順と、
    前記計数した動作回数と、前記第三の耐用回数とを比較する手順と、
    前記比較の結果、前記動作回数が前記第三の耐用回数に達した場合に、前記糸切刃の交換時期であることを報知する手順と、
    を備えたことを特徴とする制御装置の制御プログラム。
  22. 前記計数した動作回数を表示する手順を更に備えたことを特徴とする請求項21記載の制御装置の制御プログラム。
  23. 被縫製物の一枚当たりの糸切り回数を入力する手順と、
    前記計数した動作回数を、前記糸切り回数で除算して、その除算結果の整数部を生産枚数として算出する手順と、
    前記算出した生産枚数を表示する手順と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項21または22記載の制御装置の制御プログラム。
  24. 電源の切断を検出した際に、前記算出した生産枚数と、その日の日付を記憶する手順を更に備えたことを特徴とする請求項21ないし23のいずれか一記載の制御装置の制御プログラム。
  25. 前記算出した生産枚数を零に戻すリセット操作を検出した場合には、前記生産枚数を零に戻す手順を更に備えたことを特徴とする請求項23または24記載の制御装置の制御プログラム。
  26. 被縫製物の一ロット当たりの枚数について入力された値を記憶する手順と、
    前記一ロット当たりの枚数から、前記算出した生産枚数を減算する手順と、
    前記減算した結果を表示する手順とを更に備えたことを特徴とする請求項23ないし25のいずれか一記載の制御装置の制御プログラム。
  27. 前記報知後においても電源の切断を検出しない場合には、前記動作回数から前記第三の耐用回数を減算する手順と、
    前記減算した結果を表示する手順と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項21ないし26のいずれか一記載の制御装置の制御プログラム。
  28. 前記計数した動作回数を零に戻すリセット操作が行われた場合には、前記動作回数を零に戻すと共に、前記報知を停止させる手段を更に備えたことを特徴とする請求項21ないし27のいずれか一記載の制御装置の制御プログラム。
  29. 前記糸の属性は、糸の太さ、材質、風合であることを特徴とする請求項21ないし28のいずれか一記載の制御装置の制御プログラム。
  30. 前記テーブル記憶手段は、複数の糸切り方式に対応した複数のテーブルを記憶しており、
    糸切り方式について入力された値を記憶する手順と、
    前記入力された値に対応する糸切り方式に応じて、複数のテーブルからいずれか一のテーブルを選択する手順と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項21ないし29のいずれか一記載の制御装置の制御プログラム。
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