JP5080431B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
エアチャンバ130の上部には吸入ダクト131が接続され、この吸入ダクト131の端部に吸気口132が設けられている。
また、吸気ダクト134又は排気ダクト151は、車両軽量化のためにその全長は短い方が望ましい。
さらにまた、吸気口からは斜め上方から外気が無段変速機内へ吸入され、排気口からは無段変速機内で温められた空気が斜め下方に向けて排出される。
吸気口と排気口とが異なる向きに開口しているから、排気口から排出された温められた空気が吸気口から吸入されにくい。
また、排気口は斜め下方に向いているので、乗員に温められた空気がかかりにくい。
作用として、吸気ダクトが高い位置に配置されているため、鞍乗り型車両の一部が水没した場合に、吸気口から吸気ダクト内に水が入り込みにくい。
作用として、排気ダクトの途中が上に凸となるように湾曲し、この湾曲部よりも排気口が低い位置にある場合には、鞍乗り型車両の一部が水没したときに、排気ダクトの排気口が水に浸かっても排気ダクトを通じて変速機カバー内に水が入り込みにくい。
さらに、吸気口と排気口とが前後方向に離れているため、排気口から排出された温められた空気が吸気口から吸入されにくい。
さらに、請求項4に係る発明は、吸気ダクトの吸気口と排気ダクトの排気口とは、前後方向にずらして配置されているので、吸気口と排気口とが前後方向に離れているため、排気口から排出された温められた空気が吸気口から吸入されにくい。
作用として、吸気ダクトが高い位置に配置されているため、鞍乗り型車両の一部が水没した場合に、吸気口から吸気ダクト内に水が入り込みにくい。
作用として、排気ダクトの途中が上に凸となるように湾曲し、この湾曲部よりも排気口が低い位置にある場合には、鞍乗り型車両の一部が水没したときに、排気ダクトの排気口が水に浸かっても排気ダクトを通じて変速機カバー内に水が入り込みにくい。
作用として、吸気口からは斜め上方から外気が無段変速機内へ吸入され、排気口からは無段変速機内で温められた空気が斜め下方に向けて排出される。
吸気口と排気口とが異なる向きに開口しているから、排気口から排出された温められた空気が吸気口から吸入されにくい。
作用として、例えば、吸気ダクト及び排気ダクトがリヤクッションユニットの上端を越えて車両後方側まで延びている場合には、吸気ダクト及び排気ダクトが長過ぎて大きなスペースを占有したり重量が大きくなるが、これに比べて、本発明では、吸気口及び排気口がリヤクッションユニット上端の車体フレームへの取付部の前方に配置されているため、吸気ダクト及び排気ダクトが長過ぎることがない。
作用として、吸気ダクトと排気ダクトとが、収納ボックスの外周面から大きく離れずに配置され、収納ボックスの外周面からの突出量が小さくなる。
作用として、例えば、吸気ダクト及び排気ダクトがスイングアームの前端よりも後方まで延びている場合には、吸気ダクト及び排気ダクトが長くなり、大きなスペースを占有したり重量が大きくなるが、これに比べて、本発明では、吸気口及び排気口がスイングアームより前方に配置されているため、吸気ダクト及び排気ダクトが短くなる。
また、排気口は斜め下方に向いているので、乗員に温められた空気をかかりにくくすることができる。
さらに、吸気口と排気口とが前後方向に離れているため、排気口から排出された温められた空気が吸気口から吸入されにくい。
また、本発明では、吸気ダクトと排気ダクトとは、上下に並べられて配置されているので、吸気ダクト及び排気ダクトの車幅方向への突出量を小さくすることができ、車幅を小さくすることができる。
さらにまた、本発明では、吸気ダクトの吸気口と排気ダクトの排気口とが、前後方向にずらして配置されているので、吸気口と排気口とを離して配置することができ、排気口から排出された温められた空気を吸気口から吸い込みにくくすることができ、無段変速機を効果的に冷却することができる。
図1は本発明に係る鞍乗り型車両の側面図であり、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、車体前部に、バーハンドル11を覆うハンドルカバー12と、前輪13を操舵するフロントフォーク14の上部に設けられたヘッドパイプ72の前方を覆うフロントカバー16と、運転者の脚部の前方を覆う左右一対のレッグシールド17,17(手前側の符号17のみ示す。)と、前輪13の上方を覆うフロントフェンダ18とが設けられ、ハンドルカバー12にヘッドランプ21及びバックミラー22が取付けられ、レッグシールド17,17に左右一対のフロントウインカ23,23(手前側の符号23のみ示す。)が取付けられ、車体中央部に車体フレーム71に取付けられたパワーユニット24が配置され、このパワーユニット24の下部にステップバー26が取付けられ、車体フレーム71の下部にサイドスタンド27及び左右一対のステップブラケット28,28(手前側の符号28のみ示す。)が取付けられ、車体後部に、シート31と、このシート31の縁部下方を覆うセンタカバー32、左右一対のサイドカバー34,36(手前側の符号34のみ示す。)及びリヤカバー37と、後輪41の上方を覆うリヤフェンダ42と、このリヤフェンダ42に取付けられたリヤコンビネーションランプ47と、同乗者が手を掛けるためにシート31の後部の近傍に配置されたグラブレール48とが設けられ、リヤフェンダ42にライセンスプレート51が取付けられ、車体フレーム71にスイング自在にスイングアーム52が取付けられ、このスイングアーム52と車体フレーム71の後部とに左右一対のリヤクッションユニット53,53(手前側の符号53のみ示す。)が取付けられた車両である。
リヤフレーム76,77は、後部に燃料タンク92が取付けられている。
エンジン95は、クランクケース96と、このクランクケース96の前端部に取付けられたシリンダブロック101と、このシリンダブロック101に取付けられたシリンダヘッド102と、このシリンダヘッド102の前部開口部を覆うヘッドカバー103とを備える。
以上のように、クランク軸136の回転数に応じて従動軸137の回転数が自動変速される。
このように、排気口186aを吸気口185aより後方に設けることで、排気口186aから排出される温まった空気を吸気口185aから吸い込みにくくすることができる。
換言すれば、車体の中心を前後方向に延びる車体中心線173を挟んで右側に吸気ダクト185及び排気ダクト186を配置している。
Claims (10)
- 車体フレーム(71)にパワーユニット(24)が取付けられ、このパワーユニット(24)はベルト式の無段変速機(97)を収納する変速機室(130)を有し、前記パワーユニット(24)に、前記変速機室(130)内へ冷却用の空気を導入する吸気ダクト(117)と、前記変速機室(130)内の空気を外部に排出する排気ダクト(118)とが接続された鞍乗り型車両において、
変速機ケース(115)の上面に、前後に間隔を開けて筒状の吸気ダクト接続部(115a)及び排気ダクト接続部(115b)が設けられており、前記吸気ダクト接続部(115a)は低い位置、前記排気ダクト接続部(115b)は高い位置に配置されており、
前記吸気ダクト(117)と前記排気ダクト(118)とは、共に前記無段変速機(97)よりも車両後方に延び、車体の中央を通って車体前後方向に延びる車体中心線(173)を基準にして前記無段変速機(97)と同じ側に配置され、
前記吸気ダクト(117)と前記排気ダクト(118)とは、上下に並べられて配置され、前記吸気ダクト(117)の吸気口(117a)と前記排気ダクト(118)の排気口(118a)とは、前後方向にずらして配置され、前記吸気口(117a)が斜め上方に向けられ、前記排気口(118a)が斜め下方に向けられている、
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記吸気ダクト(117)は、前記排気ダクト(118)よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
- 前記排気ダクト(118)は、側面視で上に凸となるように湾曲していることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
- 車体フレーム(71)にパワーユニット(24)が取付けられ、このパワーユニット(24)はベルト式の無段変速機(97)を収納する変速機室(130)を有し、前記パワーユニット(24)に、前記変速機室(130)内へ冷却用の空気を導入する吸気ダクト(117)と、前記変速機室(130)内の空気を外部に排出する排気ダクト(118)とが接続された鞍乗り型車両において、
前記変速機ケース(115)の上面に、前後に間隔を開けて筒状の吸気ダクト接続部(115a)及び排気ダクト接続部(115b)が設けられており、前記吸気ダクト接続部(115a)は低い位置、前記排気ダクト接続部(115b)は高い位置に配置されており、
前記吸気ダクト(117)と前記排気ダクト(118)とは、共に前記無段変速機(97)よりも車両後方に延び、車体の中央を通って車体前後方向に延びる車体中心線(173)を基準にして前記無段変速機(97)と同じ側に配置され、
且つ前記吸気ダクト(117)と前記排気ダクト(118)とは、上下に並べられて配置され、
さらに、前記吸気ダクト(117)の吸気口(117a)と前記排気ダクト(118)の排気口(118a)とは、前後方向にずらして配置されている、
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記吸気ダクト(117)は、前記排気ダクト(118)よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
- 前記排気ダクト(118)は、側面視で上に凸となるように湾曲していることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両。
- 前記吸気口(117a)が斜め上方に向けられ、前記排気口(118a)が斜め下方に向けられていることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記エンジン(95)の後方に、前記車体フレーム(71)に前端がスイング自在に取付けられるとともに後端に後輪(41)が取付けられたスイングアーム(52)が設けられ、このスイングアーム(52)と前記車体フレーム(71)との間にリヤクッションユニット(53)が設けられ、このリヤクッションユニット(53)上端の前記車体フレーム(71)への取付部の前方に、前記吸気ダクト(117)の吸気口(117a)及び前記排気ダクト(118)の排気口(118a)が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項4記載の鞍乗り型車両。
- 前記無段変速機(97)よりも後方に前記車体フレーム(71)に支持される収納ボックス(91)が配置され、前記吸気ダクト(117)と前記排気ダクト(118)とは、前記収納ボックス(91)の外周面に沿うように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の鞍乗り型車両。
- 前記吸気ダクト(117)及び前記排気ダクト(118)は、前記スイングアーム(52)より前方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の鞍乗り型車両。
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