JP5080211B2 - 分析装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液体検体に接触するイオン選択性電極と比較電極との電圧値をもとに前記液体検体に含まれる電解質の濃度を分析する分析装置に関する。
従来、尿や血液等の検体に含まれる電解質を分析する電解質分析装置として、イオン選択性電極(Ion Selective Electrode)を用いて電解質の濃度を測定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電解質分析装置は、イオン選択性電極と比較電極とを用い、検体を希釈液で希釈した希釈検体の起電力(イオン選択性電極で検出される電位と比較電極で検出される電位との電位差)を測定すると共に、標準液の起電力を測定し、これら希釈検体と標準液の測定データから検体に含まれる電解質の濃度を測定している。
特開2001−4586号公報
ところで、従来の電解質分析装置は、電解質分析装置を構成する機構の異常に起因して、イオン選択性電極や比較電極から出力される測定電圧値に電圧がパルス状に変化した突発的に生ずるイレギュラーノイズを含むことがあった。このような突発的に生ずるイレギュラーノイズを含むデータは、エラーとなってしまい、測定データとして使用することができなくなってしまう。このようなノイズは、異常が発生した機構を修理しない限り、再度発生してしまうおそれが高い。このため、精度の高い分析結果を得るためには、異常が発生した機構を特定して修理する必要がある。
しかしながら、従来では、保守管理担当者は、ノイズの原因となる機構を特定するため、異常が発生した状況と同じ状況となるまで分析装置そばで待機し、異常が発生した状況と同じ状況となったときの電圧値を測定して異常解析を行なっていた。したがって、分析装置において分析処理を行なうことができない待機時間が大きく発生するとともに、保守管理担当者も異常発生時が再現されるまで長時間待機せざるを得ず保守管理担当者の作業負担も大きなものとなっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保守管理担当者が簡易かつ短時間に異常特定を行なうことができる分析装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる分析装置は、液体検体に接触するイオン選択性電極の電圧値をもとに前記液体検体に含まれる電解質の濃度を分析する分析装置において、前記電圧値を連続して測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された前記電圧値の時間変化を示す波形と当該分析装置の異常を特定するために用いられる参照情報とを記憶する記憶手段と、前記液体検体の分析結果を出力する出力手段と、前記記憶手段によって記憶される前記波形と前記参照情報とを前記出力手段に出力させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記記憶手段は、前記参照情報として当該分析装置を構成する各機構の動作タイミングを示すタイムチャートを記憶し、前記制御手段は、前記出力手段に対し、前記記憶手段によって記憶されるタイムチャートのうち前記出力手段に出力させる前記波形の測定期間のタイムチャートを出力させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記記憶手段は、前記参照情報として各液体検体の分析結果を記憶し、前記制御手段は、前記出力手段に対し、前記記憶手段によって記憶される分析結果のうち前記出力手段に出力させる前記波形の測定期間に分析された前記液体検体の分析結果を出力させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記制御手段は、所定期間ごとに前記記憶手段に記憶される前記波形を消去するとともに前記記憶手段に対し新たな前記波形の記録を開始させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記制御手段は、キャリブレーション処理が行なわれるごとに前記記憶手段に記憶される前記波形を削除するとともに前記記憶手段に対し新たな前記波形の記録を開始させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記波形の出力を指示する指示情報を入力する入力手段をさらに備え、前記制御手段は、前記入力手段によって前記指示情報が入力された場合に前記出力手段に前記波形および前記参照情報を出力させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記制御手段は、前記液体検体の分析結果に異常が認められたときに前記波形および前記参照情報を出力させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記波形を構成する各電圧値から異常値を検出する検出手段をさらに備え、前記判定手段は、検証対象の電圧値と、前記検証対象の電圧値の測定時間よりも所定時間前または所定時間後に測定された電圧値との差分値が所定の閾値を超えていた場合には、前記検証対象の電圧値は異常値であると判断し、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される波形のうち前記検出手段によって異常値であると判断された電圧値を含む部分を前記出力手段に出力させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記制御手段は、前記出力手段に出力させる参照情報のうち前記検出手段によって異常値であると判断された電圧値の測定時間に対応した部分を所定の出力方法で前記出力手段に出力させることを特徴とする。
また、この発明にかかる分析装置は、前記検出手段による検出結果および各機構のタイムチャートを参照し、前記検出手段によって異常値であると判断された電圧値の測定時間に動作していた機構に動作異常が発生したおそれがあると判断する異常特定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記異常特定手段による判断結果を前記出力手段に出力させることを特徴とする。
本発明によれば、液体検体に接触するイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形と当該分析装置の異常を特定するために用いる参照情報とを記憶し、この波形と参照情報とを出力させるため、保守管理担当者は、異常が発生した状況と同じ状況となるまで待機する必要がなく、出力された波形と参照情報とを用いて簡易かつ短時間に異常特定を行なうことが可能になる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態1である分析装置について、尿や血液などの液体検体に含まれる電解質の濃度を分析する分析装置を例に説明する。なお、この実施の形態1によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる分析装置の構成を示す模式図である。図2は、図1に示す分析装置の制御部の構成を示すブロック図である。実施の形態1にかかる分析装置1は、図1に示すように、検体供給部1a、標準液供給部10、希釈液供給部20、測定部30及び制御部40を備えている。
検体供給部1aは、検体容器2に保持された尿や血液などの検体を配管3によって移送し、予め設定した量を検体分注ノズル4から希釈槽31に分注する。標準液供給部10は、標準液容器11内の標準液を配管12によって分注ノズル16から希釈槽31に分注する。標準液供給部10においては、標準液容器11と分注ノズル16との間の配管12に電磁弁13、ペリスタポンプ14及び電磁弁15が設けられている。標準液容器11には、標準液容器11内の標準液の残量を検出する残量センサ11aが設けられており、残量センサ11aによる検出結果は、制御部40に出力される。
希釈液供給部20は、希釈液容器21内の希釈液を配管22によって分注ノズル26から希釈槽31に分注する。希釈液供給部20においては、希釈液容器21と分注ノズル26との間の配管22に電磁弁23、シリンジポンプ24及び電磁弁25が設けられている。希釈槽31に分注された検体と希釈液等の液体は、攪拌棒38によって均一に攪拌される。なお、希釈液容器21には、希釈液容器21内の希釈液の残量を検出する残量センサ20aが設けられており、残量センサ20aによる検出結果は、制御部40に出力される。
測定部30は、希釈槽31に接続した配管32に、液体の電圧値を測定する測定セル33が設けられている。この測定セル33には、標準液と希釈検体とが交互に流れ込む。このため、測定セル33は、標準液における電圧値と希釈検体における電圧値とを交互に測定することとなる。この測定セル33は、測定タイミングのみに電圧値を測定するのではなく、連続して電圧値を測定し、測定した電圧値を順次出力する。測定セル33には、比較電極液容器35から比較電極液を導入する配管36が下部に接続される。この配管36には電磁弁37が設けられている。ここで、測定セル33は、測定対象の電解質毎に検体に接触するように設けられた複数のイオン選択性電極を有し、測定セル33には、例えば、ナトリウム(Na),カリウム(K),塩素(Cl)のイオン濃度を測定する3種類のイオン選択性電極と比較電極が収容されている。ここで、3種類のイオン選択性電極と比較電極においては、各イオン選択性電極による測定と、比較電極による測定とが交互に実行される。なお、比較電極液容器35には、比較電極液容器35内の比較電極液の残量を検出する残量センサ35aが設けられており、残量センサ35aによる検出結果は、制御部40に出力される。
測定セル33には、排水タンクに接続する配管39aが接続されており、この配管39aには、排出弁39および検液吸引ポンプ34が設けられている。測定セル33において測定が終了した検液である検体または比較電極液は、検液吸引ポンプ34によって測定セル33から排水タンクに送出される。
制御部40は、分析装置を構成する各部の動作を制御するとともに、測定セル33から出力される各イオン濃度に関するデータを処理し、電解質の濃度を演算して分析する。制御部40は、図1に示すように、入力部51、出力部53および記憶部54と接続する。
入力部51は、キーボード、マウス等を用いて構成され、検体の分析に必要な諸情報や分析動作の指示情報等を外部から取得する。出力部53は、プリンタ、スピーカー等を用いて構成され、検体の分析結果を含む諸情報を出力する。出力部53は、ディスプレイパネル等で構成される表示部52を有する。
記憶部54は、情報を磁気的に記憶するハードディスクを用いて構成され、検体の分析結果等を含む諸情報を記憶する。記憶部54は、分析装置1の異常を特定するために用いられる参照情報を記憶する。記憶部54は、分析装置1を構成する各機構の動作タイミングを示すタイムチャート、各検体の分析結果を記憶する。記憶部54は、CD−ROM、DVD−ROM、PCカード等の記憶媒体に記憶された情報を読み取ることができる補助記憶装置を備えてもよい。
制御部40は、図2に示すように、プリアンプ41〜44、A/Dコンバータ45、処理制御部46及び通信インタフェース47を有している。プリアンプ41〜44は、測定セル33を構成する3種類のイオン選択性電極と比較電極のそれぞれから出力される出力信号(電圧値)を個々に増幅してA/Dコンバータ45へ出力する。A/Dコンバータ45は、プリアンプ41〜44のそれぞれから出力されるアナログデータを受信し、デジタルデータに変換する。測定部30は連続して電圧値を測定するため、A/Dコンバータ45からは、デジタルデータに変換された測定部30による電圧値が順次出力される。
処理制御部46は、データ処理部46a、演算部46b、メモリ46c及び分析装置1を構成する上述の各機構の動作を制御する動作制御部46dを有しており、演算処理装置(CPU)が使用される。データ処理部46aは、A/Dコンバータ45からNa,K,Clそれぞれのイオン濃度ごとに出力される複数のデジタルデータを測定時間順に対応づけて演算部46bへ出力する。演算部46bは、入力された測定データである電圧値をもとに、予めNa,K,Clそれぞれのイオン濃度ごとに測定した検量線を用いて検体に含まれる電解質の濃度を演算する。検体における電解質の濃度Cxは、標準液濃度をCmとし、標準液における電圧値と希釈検体における電圧値との差分値を電圧値Eとし、キャリブレーション処理によって求められるスロープ値をSpとした場合、以下の(1)式によって求められる。
Cx=Cm×10(E/Sp) ・・・(1)
演算部46bは、(1)式を用いて演算した濃度値を出力する。また、演算部46bは、演算した濃度値が正常範囲を超えた異常値である場合には、異常がある旨を付して濃度値を出力する。
メモリ46cは、検量線を記憶する。また、メモリ46cは、測定セル33によって測定された各電圧値および検体に含まれる電解質濃度の演算結果等を一時的に記憶する。メモリ46cに記憶された情報は、図1に示す記憶部54に出力され、記憶部54によって記憶される。記憶部54は、測定部30によって連続して測定された電圧値を該電圧値の測定時間に対応づけて記憶する。記憶部54は、各電圧値を、測定部30によって測定された電圧値の時間変化を示す波形の形で記憶する。記憶部54と制御部40との間は、連続して測定された各電圧値を送受信するため数百kbps以上の通信手段によって接続されている。
通信インタフェース47は、この分析装置1を他の分析装置に接続し、或いはオンラインネットワークを介してこの分析装置1をメーカーのホストコンピュータに接続してデータ等を送受信するインタフェースである。
以上のように構成される分析装置1においては、検体に接触するイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形と当該分析装置の異常を特定するために用いられる参照情報とを記憶し、この波形と参照情報とを出力することによって、保守管理担当者による分析装置1の異常特定処理を支援している。
ここで、図3を参照して、図1に示す分析装置1におけるイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形を出力するまでの処理動作について説明する。まず、分析装置1が立ち上がり、分析装置1の各機構の動作がスタートし(ステップS2)、分析処理が開始された後、制御部40における動作制御部46dは、記憶部54に記憶されたイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す電圧波形の書き替えタイミングであるか否かを判断する(ステップS4)。
たとえば、動作制御部46dは、記憶部54に記憶されている電圧波形の記録開始から所定期間経過した場合には、電圧波形の書き替えタイミングであると判断する。この所定期間は、記憶部54の記憶容量に応じて設定され、記憶部54が、電圧波形記憶用として、2日分に相当する各電圧値の電圧波形を記憶できる容量を有する場合には、動作制御部46dは、記憶部54に記憶されている電圧波形の記録開始から2日経過した場合には、電圧波形の書き替えタイミングであると判断する。また、動作制御部46dは、毎回キャリブレーション処理が行なわれるごとに電圧波形の書き替えタイミングであると判断する。キャリブレーション処理を行なうことによって、検量線が新しく設定され、各検体の濃度値の演算のために使用される検量線が切り替わることから、動作制御部46dは、検量線の切り替えタイミングに合わせて、電圧波形の書替えを行なってもよい。また、動作制御部46dは、分析装置1のメンテナンス処理が行なわれるごとに電圧波形の書替えを行なって、次のメンテナンス処理に要する電圧波形の記録を開始させてもよい。
動作制御部46dは、電圧波形の書き替えタイミングであると判断した場合(ステップS4:Yes)、記憶部54に記憶されていた前電圧波形を消去し(ステップS6)、記憶部54に対し新たな電圧波形の記録を開始する(ステップS8)。一方、動作制御部46dは、電圧波形の書き替えタイミングでないと判断した場合(ステップS4:No)、そのまま記憶部54への電圧波形の記録を継続する(ステップS10)。
そして、動作制御部46dは、演算部46bから出力された分析データである濃度値に異常があるか否かを判断する(ステップS12)。動作制御部46dは、演算部46bから出力された分析データである濃度値に異常があると判断した場合(ステップS12:Yes)、分析データである濃度値に異常がある旨を報知する警告を出力部53に出力させる(ステップS14)。
次いで、動作制御部46dは、演算部46bから出力された分析データである濃度値に異常がないと判断した場合(ステップS12:No)、または、警告出力処理(ステップS14)が終了した場合、記憶部54に記憶される電圧波形の出力指示があるか否かを判断する(ステップS18)。具体的には、たとえば表示部52に表示されたメニュー一覧に設けられた電圧波形表示メニューが分析装置1の操作者によるマウスまたはキーボードの操作によって選択された場合に、入力部51から電圧波形の出力を指示する指示情報が入力される。また、警告出力処理(ステップS14)において、表示部52から出力された警告メニューに設けられた電圧波形選択欄が分析装置1の操作者によるマウスまたはキーボードの操作によって選択された場合に、入力部51から電圧波形の出力を指示する指示情報が入力される。
動作制御部46dは、入力部51によって電圧波形の出力を指示する指示情報が入力された場合に、電圧波形の出力指示があると判断し(ステップS18:Yes)、出力部53に記憶部54に記憶された電圧波形を出力させる電圧波形出力処理を行なう(ステップS20)。この場合、動作制御部46dは、出力部53に対して、電圧波形とともに、分析装置1の異常を特定するために用いる参照情報を出力させる。このように、動作制御部46dは、検体の分析結果に異常が認められた場合に、電圧波形および参照情報を出力部53に出力させる。この結果、分析装置1の保守管理担当者は、分析結果に異常が発生した場合、即時に、この異常に起因する分析装置1の異常部分を特定する異常解析を行なうことができる。また、動作制御部46dは、入力部51によって電圧波形の出力を指示する指示情報が入力された場合に、電圧波形および参照情報を出力部53に出力させる。したがって、分析装置1の保守管理担当者は、メンテナンス時など異常解析のための情報を必要としたときに、自由に電圧波形および参照情報を取得することができるため、円滑に分析装置1の異常解析処理を行なうことができる。
そして、動作制御部46dは、電圧波形の出力指示がないと判断した場合(ステップS18:No)、または、電圧波形出力処理(ステップS20)が終了した場合、分析処理を終了するか否かを判断する(ステップS22)。たとえば、分析データの異常を特定するため一旦分析処理の終了を指示する指示情報が入力部51から入力された場合には、動作制御部46dは、分析処理を終了すると判断し(ステップS22:Yes)、分析装置1における分析処理を終了するとともに、記憶部54への電圧波形の記録を中断する(ステップS24)。これに対し、分析処理の中断を指示する指示情報が入力部51から入力されなかった場合には、動作制御部46dは、分析処理を終了しないと判断し(ステップS22:No)、分析装置1における分析処理をそのまま継続するとともに、ステップS4に進み、記憶部54の電圧波形の書き替えタイミングであるか否かを判断する。
ここで、図3に示すステップS20の電圧波形出力処理において出力部53から出力される電圧波形および参照情報を具体的に説明する。図4は、表示部52の表示画面の一例を示す図であって、参照情報として記憶部54に記憶されたタイムチャートが出力された場合を例示する図である。
この場合、たとえば図4の電圧波形表示メニューM1に示すように、各イオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形LK,LNaが表された波形図W1と、波形図W1上部に記憶部54に記憶された各機構のタイムチャートのうち波形図W1の波形測定期間のタイムチャート図T1とが表示される。なお、タイムチャート図T1は、各機構のタイムチャートのうちの一部を示したものである。
タイムチャート図T1の欄R14には、標準液の送出を制御するペリスタポンプ14の動作状態を示すタイムチャートが示されており、欄R38には、攪拌棒38の回転動作状態を示すタイムチャートが示されており、欄R34には、検液吸引ポンプ34の動作状態を示すタイムチャートが示されている。測定セル33の各イオン選択性電極の測定値は、接触する液体のゆれなどに影響を受けるため、タイムチャート図T1には、希釈検体、希釈検体の分析処理に使用する標準液、比較電極液の各液体の移動に関与する機構の各タイムチャートが表示されている。
そして、波形図W1には、イオン選択性電極のうち、カリウム(K)用の電極による測定電圧値の波形LKが示されており、ナトリウム(Na)用の電極による測定電圧値の波形LNaが示されている。なお、入力部51の操作処理によって、各波形の拡大処理または縮小処理が可能である。
そして、波形図W1の下部には、波形図W1およびタイムチャート図T1に示される波形およびタイムチャートを変更可能であるスクロールバーB2が設けられている。分析装置1の保守管理者は、このスクロールバーB2のスライダーS1を、マウスなどを操作し左右に移動させることによって、所望の期間の波形図W1およびタイムチャート図T1に示される波形およびタイムチャートを表示させることができる。なお、スクロールバーB2の左方向にスライダーS1を移動させた場合、時間を遡って波形およびタイムチャートを表示させることができ、スクロールバーB2の右方向にスライダーS1を移動させた場合にはその逆となる。さらに、スクロールバーB2の下部には、記憶部54に記憶された波形の全測定期間に対応したタイムバーB1が設けられており、タイムバーB1には、実際に波形図W1に示された波形の測定時間が、全測定期間のどこに位置するかを示すマーカーMa1と実際の測定時刻とが表示される。
この電圧波形表示メニューM1に例示するように、動作制御部46dは、出力部53に対し、記憶部54に記憶されるタイムチャートのうち出力部53に出力させる電圧波形の測定期間のタイムチャートを出力させる。分析装置1の保守管理者は、出力された電圧波形表示メニューM1の波形図W1およびタイムチャート図T1を確認することによって、この電圧波形に現れた異常ピークP1を認識することができるとともに、この異常ピークP1が現れたときにいずれの機構が動作していたかを把握することができ、この異常ピークP1が現れたときに動作していた機構に異常ピークP1発生の原因となる動作異常が起こったおそれがあるものと判断できる。したがって、保守管理者は、この電圧波形表示メニューM1を確認するだけで、異常ピークP1および異常ピークP1発生時に動作していた機構を把握することができる。さらに、保守管理者は、波形図W1とタイムチャート図T1とを同じ画面上で対比させた状態で確認することができるため、異常ピークP1が現れたときに動作していた機構を正確に認識することができる。
なお、図4においては、異常ピークP1がある波形LKを例示したが、たとえばポンプの動作異常などによって配管自体が揺れてしまった場合には、異常がない場合にはほぼ平らとなる各波形は、Na用の電極による測定電圧値の波形の場合には図5の波形LNa1に示すように正の方向にノイズが生じ、K用の電極による測定電圧値の波形の場合には図6の波形LK1に示すように正の方向にノイズが生じ、Cl用の電極による測定電圧値の波形の場合には図7の波形LCL1に示すように負の方向にノイズが生じる。
また、図3に示すステップS20の電圧波形出力処理において出力部53から出力される参照情報は、図4に例示するタイムチャートのほか、実際の分析データであってもよい。図8は、表示部52の表示画面の一例を示す図であって、参照情報として記憶部54に記憶された分析データが出力された場合を例示する図である。
この場合、たとえば図8のメニューM2に示すように、各測定タイミングにおいて各イオン選択性電極において実際に測定された電圧値が表示された電圧値一覧表Dw1と、電圧値一覧表Dw1に示された電圧値の測定期間に分析された検体の分析データを示す分析データ一覧表D1とが表示される。
電圧値一覧表Dw1の右側には、電圧値一覧表Dw1に示される電圧値を変更可能であるスクロールバーが設けられており、このスクロールバーにより画面を上下に操作することによって、電圧値一覧表Dw1に表示される電圧値と、分析データ一覧表D1における電圧値一覧表Dw1に表示された電圧値に対応する分析データとを、所望の期間のものに変更できる。電圧値一覧表Dw1の左側の「First」欄には、実際の希釈検体の各電圧値が示されており、右側の「Second」欄には、標準液の各電圧値が示されている。また、分析データ一覧表D1の行Rd1には、各分析データが正常または異常であるかがそれぞれ示される。
さらに、保守管理者は、電圧値一覧表Dw1の電圧値を波形図形式で確認したい場合には、マウスを操作することによって、メニューM2に設けられた選択欄S1上にカーソルCを移動させて、この選択欄S1を選択すればよい。この結果、図9に示すように、新たに、図8の電圧値一覧表Dw1の各電圧値を波形化した各波形図が領域A1に示されたメニューM3が表示部52の画面上に表示される。領域A1の左側領域A2には、実際の希釈検体の各波形図が示されており、右側領域A3には、標準液の各波形図が示されている。なお、保守管理者は、マウスを操作して選択欄S2を選択することによって、表示メニューを図8に示すメニューM2に戻すことができる。
このメニューM2,M3に例示するように、動作制御部46dは、出力部53に対し、記憶部54に記憶される分析結果のうち出力部53に出力させる電圧波形の測定期間に分析された検体の分析結果を出力させる。分析装置1の保守管理者は、出力されたメニューM3の領域A1における各波形図および分析データ一覧表D1を確認することによって、この電圧波形に現れた異常ピークP2を認識することができるとともに、この異常ピークP2が現れたときに実際に分析された検体の分析データを把握することができ、この異常ピークP2が現れたときに分析された分析データを詳細に確認することができる。したがって、保守管理者は、このメニューM2,M3を確認するだけで、異常ピークP2および異常ピークP2発生時に分析された検体の分析結果を正確に把握することができる。
ここで、従来においては、保守管理担当者は、ノイズの原因となる機構を特定するため、異常が発生した状況と同じ状況となるまで分析装置そばで待機し、異常が発生した状況と同じ状況となったときの電圧値を測定して異常解析を行なっていた。したがって、分析装置において分析処理を行なうことができない待機時間が大きく発生するとともに、保守管理担当者も異常発生時が再現されるまで長時間待機せざるを得ず保守管理担当者の作業負担も大きなものとなっていた。
これに対し、本実施の形態1にかかる分析装置1においては、液体検体に接触するイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形と当該分析装置1の異常を特定するために用いられる参照情報とを記憶し、この波形と参照情報とを出力させる。このため、分析装置1によれば、保守管理担当者は、異常が発生した状況と同じ状況となるまで待機することなく簡易かつ短時間で波形を取得することができる。さらに、分析装置1によれば、波形とともに当該分析装置1の異常を特定するために用いられる参照情報を出力するため、保守管理担当者は、この出力された参照情報と波形とを対比させることによって、簡易かつ短時間に異常特定を行なうことができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態2においては、測定セルによって測定された電圧値の時間変化を示す波形を構成する各電圧値から異常値を検出したうえで、この波形のうち異常値を含む部分を出力して、さらに保守管理担当者の異常特定処理に対する作業負担を軽減する。
図10は、本実施の形態2にかかる分析装置の構成を示す模式図である。図11は、図10に示す分析装置の制御部の構成を示すブロック図である。図10に示すように、実施の形態2にかかる分析装置201は、図1に示す制御部40に代えて、制御部240を有する。この制御部240は、図1に示す制御部40と同様の機能を有するとともに、測定セルによって測定された各電圧値が異常値であるか否かを判断する機能を有する。
図11に示すように、制御部240は、図2に示す制御部40と比して、検出部246eをさらに備えた処理制御部246を有する。検出部246eは、波形を構成する各電圧値から異常値を検出する。検出部246eは、検証対象の電圧値と、この検証対象の電圧値の測定時間よりも所定時間前または所定時間後に測定された電圧値との差分値が所定の閾値を超えていた場合には、この検証対象の電圧値は異常値であると判断する。そして、動作制御部46dは、記憶部54に記憶される波形のうち検出部246eによって異常値であると判断された電圧値を含む部分を出力部53に出力させる。さらに、動作制御部46dは、出力部53に出力させる参照情報のうち検出部246eによって異常値であると判断された電圧値の測定時間に対応した部分を所定の出力方法で出力部53に出力させる。
つぎに、図12を参照して、図10に示す分析装置201におけるイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形を出力するまでの処理動作について説明する。図12に示すように、分析装置201は、図3に示すステップS2〜ステップS14と同様の処理手順を行なって、分析装置動作スタート処理(ステップS202)、電圧波形書き替えタイミング判断処理(ステップS204)、前電圧消去処理(ステップS206)、電圧波形記録開始処理(ステップS208)、電圧波形記録継続処理(ステップS210)、分析データ異常有無判断処理(ステップS212)、警告出力処理(ステップS214)を行なう。
そして、検出部246eは、波形を構成する各電圧値から異常値を検出する異常値検出処理を行なう(ステップS216)。そして、動作制御部46dは、図3に示すステップS18と同様に、記憶部54に記憶される電圧波形の出力指示があるか否かを判断する(ステップS218)。動作制御部46dは、入力部51によって電圧波形の出力を指示する指示情報が入力された場合に、電圧波形の出力指示があると判断し(ステップS218:Yes)、出力部53に記憶部54に記憶された電圧波形を出力させる電圧波形出力処理を行なう(ステップS220)。この場合、動作制御部46dは、記憶部54に記憶される波形のうち検出部246eによって異常値であると判断された電圧値を含む部分を出力部53に出力させる。さらに、動作制御部46dは、出力部53に対して、電圧波形とともに、分析装置2の異常を特定するために用いる参照情報を出力させる。この場合、動作制御部46dは、各機構のタイムチャートのうち検出部246eによって異常値であると判断された電圧値が測定された期間のタイムチャートを参照情報として出力させる。または、動作制御部46dは、分析結果のうち検出部246eによって異常値であると判断された電圧値が測定された期間に分析された検体の分析結果を参照情報として出力させる。
そして、動作制御部46dは、図3に示すステップS20およびステップS24と同様の処理手順を行なうことによって、分析処理終了判断処理(ステップS222)、電圧波形記録中段処理(ステップS224)を行なう。
つぎに、図13を参照して、図12に示す異常値検出処理について説明する。図13に示すように、検出部246eは、記憶部54から、異常値検出対象である電圧波形を構成する各電圧値を電圧波形データとして取得する(ステップS230)。次いで、検証対象の電圧値を識別する識別番号mをm=1とし(ステップS232)、初期化した後に、各電圧値が異常値であるか否かを判断する。
そして、検出部246eは、電圧波形データの中から検証対象の電圧値Eと、この電圧値Eの測定時間よりも所定時間前に測定された電圧値Em−1とを取得し、取得した電圧値Eと電圧値Em−1との差分値を演算し、差分値の絶対値が所定の閾値Dよりも大きいか否かを判断する。すなわち、検出部246eは、|E−Em−1|>Dであるか否かを判断する(ステップS234)。電圧値Eは、前述したように標準液における電圧値と希釈検体における電圧値との差分値である。また、検出部246eは、電圧値Eの測定時間よりも100msec前に測定された電圧値を電圧値Em−1として取得する。
この所定の閾値Dは、たとえば、各電解質濃度Cxの正常値に対するばらつき値に対応した電圧値であり、上述した(1)式を利用して求められる。たとえば、Na用のイオン選択性電極によって測定された場合を例にした場合について説明する。この場合、検体が正常である場合には、Na濃度Cxは、ほぼ140〔mmol/リットル〕となる。そして、Na濃度CxNaは、140〔mmol/リットル〕から±1.5〔mmol/リットル〕の誤差範囲内である場合、すなわち140〔mmol/リットル〕±1.5〔mmol/リットル〕である場合には、正常であると判断されている。この場合、閾値DはNa濃度CxNaの誤差範囲である1.5〔mmol/リットル〕に対応した電圧値の値となり、(1)式を利用して求めることが可能である。また、K用のイオン選択性電極によって測定された場合においては、検体が正常である場合には、K濃度Cxは、4±0.1〔mmol/リットル〕である場合には、正常であると判断されている。この場合、閾値DはK濃度Cxの誤差範囲である0.1〔mmol/リットル〕に対応した電圧値の値となり、(1)式を利用して求めることが可能である。また、Cl用のイオン選択性電極によって測定された場合においては、検体が正常であるときには、Cl濃度CxClは、100±1.5〔mmol/リットル〕である場合には、正常であると判断されている。この場合、閾値DはCl濃度CxClの誤差範囲である1.5〔mmol/リットル〕に対応した電圧値の値となり、(1)式を利用して求めることが可能である。
図14に示すように、電圧波形が正常であってノイズが発生しない場合には、検証対象である電圧値E12であって時間t12に測定された標準液の電圧値と時間t22に測定された検液の電圧値との差分である電圧値E12と、時間t12よりも所定時間ta前である時間t11に測定された標準液の電圧値と時間t22よりも所定時間ta前である時間t21に測定された検液の電圧値との差分である電圧値E11とは、ほぼ同値となる。しかしながら、図15に示すように、検証対象である電圧値E32に対応する部分に電圧波形にノイズが発生した場合には、検証対象である電圧値E32であって時間t32に測定された標準液の電圧値と時間t42に測定された検液の電圧値との差分である電圧値E32と、時間t32よりも所定時間ta前である時間t31に測定された標準液の電圧値と時間t42よりも所定時間ta前である時間t41に測定された検液の電圧値との差分である電圧値E31とは、異なる値となる。そして、この電圧値E31と電圧値E32との差分値Tが、電解質濃度Cxの誤差範囲に対応した電圧値Dよりも大きい場合には、時間t31と時間t32との間、または、時間t41と時間t42との間において、突発的な異常ピークが発生したものと考えられる。
したがって、検出部246eは、|E−Em−1|>Dであると判断した場合(ステップS234:Yes)、検証対象の電圧値Eは、電圧波形に現れた異常ピークに起因した異常値であると判断する(ステップS236)。
一方、検出部246eは、|E−Em−1|>Dでないと判断した場合(ステップS234:No)、さらに、この検証対象の電圧値Eが正常であるか否かを確実に検証する。具体的には、検出部246eは、検証対象である電圧値Eの測定時間よりも所定時間後に測定された電圧値Em+1を取得し、取得した電圧値Eと電圧値Em+1との差分値を演算し、差分値の絶対値が所定の閾値Dよりも大きいか否かを判断する。すなわち、検出部246eは、|E−Em+1|>Dであるか否かを判断する(ステップS238)。たとえば、検出部246eは、電圧値Eの測定時間よりも100msec後に測定された電圧値を電圧値Em+1として取得する。
図14に示すように、電圧波形が正常であってノイズが発生しない場合には、検証対象である電圧値E12と、時間t12よりも所定時間tb後である時間t13に測定された標準液の電圧値と時間t22よりも所定時間tb後である時間t23に測定された検液の電圧値との差分である電圧値E13とは、ほぼ同値となる。しかしながら、図15に示すように、電圧波形にノイズが発生した場合には、検証対象である電圧値E32と、時間t32よりも所定時間tb後である時間t33に測定された標準液の電圧値と時間t42よりも所定時間tb後である時間t43に測定された検液の電圧値との差分である電圧値E33とは、異なる値となる。そして、この電圧値E32と電圧値E33との差分値Tが、電解質濃度Cxの誤差範囲に対応した電圧値Dよりも大きい場合には、時間t32と時間t33との間、または、時間t42と時間t43との間において、突発的な異常ピークが発生したものと考えられる。
したがって、検出部246eは、|E−Em+1|>Dであると判断した場合(ステップS238:Yes)、検証対象の電圧値Eは、電圧波形に現れた異常ピークに起因した異常値であると判断する(ステップS236)。
これに対し、検出部246eは、|E−Em+1|>Dでないと判断した場合(ステップS238:No)、検証対象の電圧値Eは、正常値であると判断する(ステップS240)。
そして、検出部246eは、検証対象であった電圧値が検証対象となる全電圧値の最後となるか否かを判断するため、この電圧値の識別番号mと、識別番号mの最大値Nとを比較し、m=Nであるか否かを判断する(ステップS242)。検出部246eは、m=Nでないと判断した場合には(ステップS242:No)、識別番号mに1を加算してm=m+1とし(ステップS244)、ステップS234に戻って、次に検証対象となる電圧値に対する異常の有無を判断する。これに対し、検出部246eは、m=Nであると判断した場合(ステップS242:Yes)、検証した全電圧値に対する異常の有無の検出結果を出力して(ステップS246)、異常波形検出処理を終了する。
ここで、図12に示すステップS220の電圧波形出力処理において出力部53から出力される電圧波形および参照情報を説明する。図16は、表示部52の表示画面の一例を示す図であって、参照情報として記憶部54に記憶されたタイムチャートが出力された場合を例示する図である。図16の電圧波形表示メニューM21の波形図W1においては、検出部246eによって異常値であると判断された電圧値を含む部分の波形が表示される。さらに、波形図W1においては、表示された波形のうち異常ピークP1を含む部分A21が、他の部分と異なる表示色で表示されている。そして、タイムチャート図T1においては、波形図W1と同様に、検出部246eによって異常値であると判断された電圧値の測定時間に対応した部分A21が、他の部分と異なる表示色で表示されている。
また、分析装置201は、図12に示すステップS220の電圧波形出力処理において、波形図とともに参照情報として記憶部54に記憶された分析結果が出力される場合には、図17のメニューM22の電圧値一覧表Dw2を表示して、各電圧値ごとに、検出部246eの異常判断結果を示す列Lw2を設け、検出部246eの異常判断結果を出力する。そして、選択欄S1が選択された場合には、分析装置201は、図18に示すメニューM32を表示する。図18のメニューM32における領域A1の各波形図においては、検出部246eによって異常値であると判断された電圧値を含む部分の波形が表示されるとともに、表示された波形のうち異常ピークP2を含む部分A22が、他の部分と異なる表示色で表示されている。そして、分析結果一覧表D1は、波形図W1と同様に、検出部246eによって異常値であると判断された電圧値の測定期間に分析された検体の分析結果が表示されている。
このように、分析装置201においては、測定セルによって測定された電圧値の時間変化を示す波形を構成する各電圧値から異常値を検出したうえで、記憶部54に記憶される波形のうち異常値であると判断された電圧値を含む部分を出力している。このため、分析装置201の保守管理担当者は、分析装置201から出力された波形を確認するだけで波形に現れた異常部分を認識することができることから、波形のどこに異常部分があるかを探索する必要がない。また、分析装置201においては、出力された波形のうち異常値を含む部分が、他の部分と異なる出力方法で出力されるため、保守管理担当者は異常値を含む部分を即時に認識することができる。そして、分析装置201においては、記憶部54に記憶された参照情報のうち、検出部246eによって異常値であると判断された電圧値の測定時間に対応した部分が、他の部分とは異なる所定の出力方法で出力されるため、保守管理担当者は、参照情報のうち波形の異常部に対応する部分を即時に認識することができる。保守管理担当者は、このように即時に認識することができた波形の異常部分と該異常部分に対応する参照情報とを対比させながら異常解析を行なうことができるため、分析装置201の異常解析をさらに簡易かつ短時間で行なうことができる。
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3について説明する。実施の形態3においては、測定セルによって測定された電圧値の時間変化を示す波形を構成する各電圧値から異常値を検出したうえで、この異常値が分析装置のいずれの機構に起因した異常であるかを特定し、保守管理担当者の異常特定処理に関する作業負担をさらに軽減する。
図19は、本実施の形態3にかかる分析装置の構成を示す模式図である。図20は、図19に示す分析装置の制御部の構成を示すブロック図である。図19に示すように、実施の形態3にかかる分析装置301は、制御部40に代えて、制御部340を有する。この制御部340は、図1に示す制御部240と同様の機能を有するとともに、測定セルによって測定された各電圧値をそれぞれ異常値であるか否かを判断した上で、異常値があった場合には、分析装置301の各機構のいずれの機構の動作異常に起因して異常値が発生したかを特定する。
図20に示すように、制御部340は、図11に示す制御部240と比して、異常特定部346fをさらに備えた処理制御部346を有する。異常特定部346fは、検出部246eによる検出結果および各機構のタイムチャートを参照し、検出部246eによって異常値であると判断された電圧値の測定時間に動作していた機構に動作異常が発生したおそれがあると判断する。動作制御部46dは、異常特定部346fによる判断結果を出力部53に出力させる。
つぎに、図21を参照して、図19に示す分析装置301における異常特定結果を出力するまでの処理動作について説明する。図21に示すように、分析装置301は、図3に示すステップS2〜ステップS14と同様の処理手順を行なって、分析装置動作スタート処理(ステップS302)、電圧波形書き替えタイミング判断処理(ステップS304)、前電圧消去処理(ステップS306)、電圧波形記録開始処理(ステップS308)、電圧波形記録継続処理(ステップS310)、分析データ異常有無判断処理(ステップS312)、警告出力処理(ステップS314)を行なう。
そして、分析装置301は、図12に示すステップS216と同様の処理動作を行なって、異常値検出処理を行なった後(ステップS316)、動作制御部46dは、異常特定指示があるか否かを判断する(ステップS318)。具体的には、たとえば表示部52に表示されたメニュー一覧に設けられた異常特定メニューが分析装置301の操作者によるマウスまたはキーボードの操作によって選択された場合に、入力部51から異常特定を指示する指示情報が入力される。また、警告出力処理(ステップS314)において、表示部52から出力された警告メニューに設けられた異常特定選択欄が分析装置301の操作者によるマウスまたはキーボードの操作によって選択された場合に、入力部51から電圧波形の出力を指示する指示情報が入力される。
動作制御部46dは、入力部51によって異常特定を指示する指示情報が入力された場合に、異常特定指示があると判断し(ステップS318:Yes)、異常特定部346fは、分析装置301において動作異常が発生したおそれがあると判断する異常特定処理を行なう(ステップS320)。異常特定処理を終了した後、または異常特定指示がなかった場合(ステップS318:No)、動作制御部46dは、図3に示すステップS22およびステップS24と同様の処理手順を行なうことによって、分析処理終了判断処理(ステップS322)、電圧波形記録中段処理(ステップS324)を行なう。
つぎに、図22を参照して、図21に示す異常特定処理について説明する。図22に示すように、異常特定部346fは、検出部246eによる波形における異常値の検出結果を取得する(ステップS332)。そして、異常特定部346fは、記憶部54に記憶されている各機構のタイムチャートを取得する(ステップS334)。
異常特定部346fは、取得した異常値検出結果および各機構のタイムチャートを対比させることによって、分析装置301の各機構の中から、検出部246eによって検出された異常値の測定期間中に動作していた機構を判断する(ステップS336)。検出部246eによって検出された異常値の測定期間中に動作していた機構に動作異常が発生したことによって、本来は揺れが発生しない検液に揺れなどが発生した結果、測定セル33の測定値に異常が発生したものと推測できる。
たとえば、図23の波形図W1に示すように、検出部246eが期間T21に測定された電圧値に異常が発生したものと検出した場合には、異常特定部346fは、タイムチャート図T1を参照し、この期間T21に動作していた機構がいずれの機構であるかを判断する。異常特定部346fは、タイムチャート図T1を参照することによって、矢印Y31〜Y33に示すように、この期間T21において標準液の送出を制御するペリスタポンプ14、攪拌棒38が動作していたことを判断する。図23の場合には、期間T21においてペリスタポンプ14および攪拌棒38以外の他の機構は動作していなかったため、このペリスタポンプ14および攪拌棒38の動作が、期間T21における電圧値の異常発生に起因するものと推測できる。したがって、異常特定部346fは、矢印Y35,Y36に示すように、ペリスタポンプ14、攪拌棒38の動作に異常が発生したことによって、波形図W1の期間T21の電圧値に異常が生じたものと判断し、ペリスタポンプ14、攪拌棒38に動作異常が発生したおそれがあると特定する。
このように、異常特定部346fは、検出部246eによって検出された異常値の測定期間中に動作していたこの機構に異常が発生したおそれがあると判断し(ステップS338)、異常特定結果を出力する(ステップS340)。この場合、動作制御部46dは、異常特定部346fによる判定結果を出力部53に出力させて、異常が発生したおそれがある機構を報知する。たとえば、動作制御部46dは、図24に示すように、ペリスタポンプ14、すなわち標準液供給用ポンプ、および、攪拌棒38、すなわち攪拌機構に異常が発生したおそれがある旨を示すエラーメッセージM31を表示部52に表示させる。このエラーメッセージM31を確認することによって、分析装置301の保守管理担当者は、いずれの機構に異常があったかを自ら解析せずとも、分析装置301のいずれの機構に異常が発生したおそれがあるかを把握することができる。
このように、分析装置301においては、測定セルによって測定された電圧値の時間変化を示す波形を構成する各電圧値から異常値を検出したうえで、この異常値が分析装置のいずれの機構に起因した異常であるかを特定するため、保守管理担当者の異常特定処理に関する作業負担をさらに軽減することができる。
なお、上記実施の形態1〜3で説明した分析装置1,201,301は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。このコンピュータシステムは、所定の記録媒体に記録されたプログラムを読み出して実行することで分析装置の処理動作を実現する。ここで、所定の記録媒体とは、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」の他に、コンピュータシステムの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などのように、プログラムの送信に際して短期にプログラムを保持する「通信媒体」など、コンピュータシステムによって読み取り可能なプログラムを記録する、あらゆる記録媒体を含むものである。また、このコンピュータシステムは、ネットワーク回線を介して接続した管理サーバや他のコンピュータシステムからプログラムを取得し、取得したプログラムを実行することで分析装置の処理動作を実現する。
実施の形態1にかかる分析装置の構成を示す模式図である。 図1に示す分析装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示す分析装置におけるイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形を出力するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。 Na用のイオン選択性電極による測定電圧値の時間変化を例示する図である。 K用のイオン選択性電極による測定電圧値の時間変化を例示する図である。 Cl用のイオン選択性電極による測定電圧値の時間変化を例示する図である。 図1に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。 図1に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。 実施の形態2にかかる分析装置の構成を示す模式図である。 図10に示す分析装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図10に示す分析装置におけるイオン選択性電極の電圧値の時間変化を示す波形を出力するまでの処理手順を示すフローチャートである。 図12に示す異常値検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 図13に示す異常値検出処理を説明する図である。 図13に示す異常値検出処理を説明する図である。 図10に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。 図10に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。 図10に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。 実施の形態3にかかる分析装置の構成を示す模式図である。 図19に示す分析装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図19に示す分析装置における異常特定処理を行なうまでの処理手順を示すフローチャートである。 図21に示す異常特定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図22に示す異常特定処理を説明する図である。 図19に示す表示部の表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1,201,301 分析装置
1a 検体供給部
2 検体容器
3 配管
4 検体分注ノズル
10 標準液供給部
11 標準液容器
11a,20a,35a 残量センサ
12 配管
13 電磁弁
14 ペリスタポンプ
15 電磁弁
16 分注ノズル
20 希釈液供給部
21 希釈液容器
22 配管
23 電磁弁
24 シリンジポンプ
25 電磁弁
26 分注ノズル
30 測定部
31 希釈槽
32 配管
33 測定セル
34 検液吸引ポンプ
35 比較電極液容器
36 配管
37 電磁弁
38 攪拌棒
39 排出弁
39a 配管
40 制御部
41 プリアンプ
45 A/Dコンバータ
46 処理制御部
46a データ処理部
46b 演算部
46c メモリ
46d 動作制御部
47 通信インタフェース
51 入力部
52 表示部
53 出力部
54 記憶部
240 制御部
246 処理制御部
246e 検出部
340 制御部
346 処理制御部
346f 異常特定部

Claims (10)

  1. 液体検体に接触するイオン選択性電極の電圧値をもとに前記液体検体に含まれる電解質の濃度を分析する分析装置において、
    前記電圧値を連続して測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された前記電圧値の時間変化を示す波形と当該分析装置の異常を特定するために用いられる参照情報とを記憶する記憶手段と、
    前記液体検体の分析結果を出力する出力手段と、
    前記記憶手段によって記憶される前記波形と前記参照情報とを前記出力手段に出力させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする分析装置。
  2. 前記記憶手段は、前記参照情報として当該分析装置を構成する各機構の動作タイミングを示すタイムチャートを記憶し、
    前記制御手段は、前記出力手段に対し、前記記憶手段によって記憶されるタイムチャートのうち前記出力手段に出力させる前記波形の測定期間のタイムチャートを出力させることを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記記憶手段は、前記参照情報として各液体検体の分析結果を記憶し、
    前記制御手段は、前記出力手段に対し、前記記憶手段によって記憶される分析結果のうち前記出力手段に出力させる前記波形の測定期間に分析された前記液体検体の分析結果を出力させることを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
  4. 前記制御手段は、所定期間ごとに前記記憶手段に記憶される前記波形を消去するとともに前記記憶手段に対し新たな前記波形の記録を開始させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の分析装置。
  5. 前記制御手段は、キャリブレーション処理が行なわれるごとに前記記憶手段に記憶される前記波形を削除するとともに前記記憶手段に対し新たな前記波形の記録を開始させることを特徴とする請求項4に記載の分析装置。
  6. 前記波形の出力を指示する指示情報を入力する入力手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記入力手段によって前記指示情報が入力された場合に前記出力手段に前記波形および前記参照情報を出力させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の分析装置。
  7. 前記制御手段は、前記液体検体の分析結果に異常が認められたときに前記波形および前記参照情報を出力させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の分析装置。
  8. 前記波形を構成する各電圧値から異常値を検出する検出手段をさらに備え、
    前記検出手段は、検証対象の電圧値と、前記検証対象の電圧値の測定時間よりも所定時間前または所定時間後に測定された電圧値との差分値が所定の閾値を超えていた場合には、前記検証対象の電圧値は異常値であると判断し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される波形のうち前記検出手段によって異常値であると判断された電圧値を含む部分を前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の分析装置。
  9. 前記制御手段は、前記出力手段に出力させる参照情報のうち前記検出手段によって異常値であると判断された電圧値の測定時間に対応した部分を所定の出力方法で前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項8に記載の分析装置。
  10. 前記検出手段による検出結果および各機構のタイムチャートを参照し、前記検出手段によって異常値であると判断された電圧値の測定時間に動作していた機構に動作異常が発生したおそれがあると判断する異常特定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記異常特定手段による判断結果を前記出力手段に出力させることを特徴とする請求項8に記載の分析装置。
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