JP5071027B2 - 極低炭素鋼板、極低炭素鋼の精錬方法、および極低炭素鋼板の製造方法 - Google Patents
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その精錬方法を説明すると、まず、転炉など製鋼炉で炭素を除く粗脱炭を行い、炭素濃度が0.04質量%から0.07質量%を含む低炭素溶鋼として、未脱酸のまま取鍋に出鋼する。
(1)質量%で、C:0.0005%以上0.025%以下、Si:0.003%以上0.15%以下、Mn:0.3%以上2.5%以下、P:0.15%以下、S:0.02%以下、N:0.006%以下、sol.Al:0.0002%以上0.005%以下、Ti:0.005%以上0.05%以下、Nb:0.020以上0.20%以下を含有し、残部Feおよび不純物からなるとともに、Nb含有量のTi含有量に対する質量比が2.0以上である化学組成を有し、介在物が下記式(1)から(3)を満たすことを特徴とする極低炭素鋼板。
NTi/(NTi+NAl)≧0.80 (2)
NTi/NTotal≧0.65 (3)
ここで、
NTi:圧延方向に平行な縦断面における長径1μm以上の介在物のうち、Ti酸化物を50%以上含有するものの平均数密度、
NAl:圧延方向に平行な縦断面における長径1μm以上の介在物のうち、Al酸化物を50%以上含有するものの平均数密度、
NTotal:圧延方向に平行な縦断面における長径1μm以上の全酸化物系介在物の平均数密度
である。
まず、本実施形態に係る鋼の化学組成について説明する。
C:0.0005%以上0.025%以下
炭素はTi等の炭化物形成元素と結合し、TiC、NbCまたはその複合炭窒化析出物を形成する。このため、C含有量を適正化することにより、これら析出物の体積分率を限定して鋼の成形性を高めることができる。すなわち、これら析出物による析出強化の効果および焼鈍時の固溶炭素、固溶窒素低減による深絞り性の向上効果をもたらす。
したがって、C含有量を0.0005%以上0.025%以下とする。さらなる成形性、特にr値確保の観点からは、C含有量を0.010%以下とすることが好ましい。
Siは安価な固溶強化元素であり、低コストで鋼板の高強度化ができるので、強度向上を目的として含有させることができる。しかしながら、Siが有する脱酸力は低Al濃度域ではその影響が大きくなるため、Si濃度が0.15%を超えると、この脱酸力によってTiOxの生成が阻害される。さらには、冷延鋼板の用途によっては溶融亜鉛めっきを施す場合があり、この場合にはSi含有量が0.15%を超えるとめっき品質に悪影響を及ぼす。したがって、Si含有量を0.15%以下とする。0.10%以下であればSi脱酸によるTiOxの生成の阻害が実質的に生じないため好ましい。また、Siによる固溶強化を必要としない場合には0.03%以下とすることがさらに好ましい。
Mnは固溶強化により鋼板の高強度化する作用を有するものの、Mn含有量が0.3%未満では目的とする高強度化が図れない場合がある。一方Mn含有量が2.5%を超えると耐力の上昇と伸びの劣化が顕著になり、加工時にしわや割れが生じやすくなる。このためMn含有量を0.3〜2.5%とする。高強度化の効果を確実に得る観点からはMn含有量を0.4%以上とすることが好ましく、成形性を維持する観点からはMn含有量を2.0%以下とすることが好ましい。
Pはr値の低下を押さえながら、固溶強化によって鋼板を高強度化する有用な元素であり、強度向上を目的として含有させることができる。しかしながら、P含有量が過剰になると、粒界偏析による脆化が懸念される。また、冷延鋼板の表面に溶融亜鉛めっきを施す鋼種では合金化処理性が低下してめっき密着性が低下したり、めっき表面にP偏析に起因するすじ模様が現れたりするといった問題が生じる。したがってP含有量を0.15%以下とする。0.06%以下とすることが好ましい。下限については、高強度化を図り製造コストの上昇を抑制する観点から、0.03%以上とすることが好ましい。
Sは不純物として鋼板中に存在するが、その含有量が過剰であると鋼板表面にスケール疵が生じやすくなり、外観を劣化させる場合がある。そのためS含有量を0.02%以下とする。0.01%以下とすることが好ましい。
Nは過剰に含有すると、耐力が上昇したり、ストレッチャーストレインが発生したりして、加工時に鋼板の面歪みが発生しやすくなる。このためN含有量を0.006%以下とする。0.003%以下とすることが好ましい。
鋼中Alは、酸化物等の分析時に使用する酸に溶解しない形態と固溶あるいは窒化物等の酸に溶解する形態があり、一般にAl含有量は酸に可溶な量で表し、これをsol.Alで表記する。sol.Al含有量は溶鋼段階での溶解Al量と関連づけられるので、鋼の脱酸に強く影響する。
鋼中Tiは溶鋼段階では脱酸するとともに、高r値を有する鋼板を得るために必要なTiOx介在物を生成させる機能を有する重要な元素である。またその一部はTiNとして析出することにより、Nによるストッレッチャーストレインや耐力上昇を抑制して加工時の面歪みを抑制する。そのためTi含有量を0.005%以上とする。
Nbは鋼中にあってCと結合しNbCの析出物を生成し、鋼板の機械特性を向上させる。特に45°方向のr値が大きくなる。この効果を得るためには0.020%以上を必要とする。Nb含有量が0.020%未満であるとNbCの析出量が不足して固溶Cの固定ができず、引張強度を安定して得ることが困難になる場合がある。より安定した効果を得るためには0.040%以上とすることが好ましい。
Nb含有量のTi含有量に対する質量比:2.0以上
本実施の形態に係る鋼板では、高r値を得るためのTiとNbの複合添加によるC,Nの固定を、TiOxを介在させて行う。したがって、45°方向の高r値化を確実にするためにNb含有量のTi含有量に対する質量比(以下、「(Nb/Ti)比」ともいう。)は2.0以上必要である。一方、上限は特に規定しないが、TiおよびNbの含有量からは(Nb/Ti)比は40以下であり、(Nb/Ti)比が過剰に高いと再結晶温度が上昇し、高温での焼鈍が必要となるため、20以下が好ましい。
B:0.002%以下
Bは二次加工脆化を防止する作用を有するので含有させることが好ましい。B含有量が0.0001%未満ではこの効果が小さく、0.002%を超えるとr値が顕著に低下する。このためB含有量を0.002%以下とする。0.0003〜0.001%とすれば、B添加の効果を効率的に享受することができる。
Cu、Ni、Crは強度確保のために添加してもよい。過剰に添加しても効果は飽和するため、製造費用の観点から、いずれの元素についても上限を1.0%とする。
(1)介在物の特徴
本実施形態に係る鋼板は、上記の化学組成上の特徴に加え、鋼板の圧延方向に平行な縦断面(以下「圧延方向断面」という。)で観察される、長径が1μm以上の介在物について、次の特徴を有する。
NTi≧30個/mm2 (1)
ここで、「平均数密度」とは、断面観察で観測される所定の介在物の1mm2あたりの個数の平均値であり、単位は個/mm2である。
NTi/(NTi+NAl)≧0.80 (2)
(ウ)全酸化物系介在物の前記断面での平均数密度NTotalと前記NTiとが下記(3)式を満たす。
なお、以下の説明では、(3)式に係る介在物個数比率NTi/(NTi+NAl)をα、(3)式に係る介在物個数比率NTi/NTotalをβとも記す。
ここで、「TiOx」とは前述のように鋼中のTi酸化物の総称である。ただし、濃度を求める場合にはTiO2で換算して計算する。
本実施形態に係る冷延鋼材は、第一の介在物(圧延方向縦断面で観察されるTiOxを主要成分とする介在物のうち、圧延方向に伸展した長さ1μm以上のもの)が、平均数密度として30個/mm2以上存在することが必要であり、60個/mm2以上であることが好ましい。平均数密度が30個/mm2未満では、Nb、Tiの炭窒化物が複合析出するサイトとして不十分な数密度であり、鋼板での高r値化に与える影響が小さくなる。上限は高r値化の観点では特に設定する必要はないが、冷間圧延鋼板の表面性状の観点からは1000個/mm2以下とすることが好ましい。
ところで、大量生産工程で本鋼を製造する場合には、TiOx以外の介在物が様々な要因で鋼中に含有されうる。具体的には、大量生産工程では溶鋼を保持する耐火物や雰囲気との遮断に使用する耐火材、副原料中にAlおよびAl2O3が含まれている。また、脱炭のために0.03〜0.08%程度含まれる鋼中酸素を部分的に除去するにあたって、安価で迅速に作用することからAlが添加される場合が多い。さらには、溶鋼の温度を制御する目的で、その酸化熱を用いるべくAlが添加される場合もある。このように、大量生産工程での製造過程では溶鋼へのAl混入は避けがたく、結果的にAl2O3を主要成分とする介在物が不可避的に存在する。ここで「Al2O3を主要成分とする介在物」とは、Al2O3含有量が50%以上を含むものであって、残部はTiOx、MnO、MgO等である。
本発明における測定対象となる介在物は脱酸反応によって生じるもので、耐火物剥離等で含有されるマクロ介在物とは異なるものである。観察される介在物の多くは円相当の大きさでも数μmないし数十μm程度にとどまる。形状は塊状ないしその角がとれたような孤立形状で、鋳片での介在物分布を熱間圧延および冷間圧延ででも受け継ぐことになる。すなわち、前述のマクロ介在物やAl脱酸時にしばしば観察される群落状介在物のように、熱間圧延および冷間圧延で破砕されて圧延長手方向に点列状で並ぶことや、熱間圧延温度域で組成変形して同方向に伸展された介在物になることはほとんどない。このような熱間圧延および冷間圧延での鋼の組成変形の影響を受けがたい塊状介在物の評価は、鋳造段階の溶鋼採取試料、鋳片、熱間圧延鋼板、冷間圧延鋼板のいずれであっても本質的な差が生じにくい。
その方法を以下に示す。試料の採取は、4.0mm程度に熱間圧延された鋼帯の幅中央から板に対して垂直な圧延方向断面が観察できるよう、長さ10ないし20mm程度とする。観察面積、いわいる被顕面積は任意でよいが、測定誤差を考慮すれば観察対象となる介在物が数十個ないし百数十個程度以上測定できる面積が適当であり、そのためには数mm2程度を要する。冷間圧延鋼板で介在物を観察する場合でも、同様に鋼帯の幅中央から板に対して垂直な圧延方向断面が観察できるように長さ10ないし20mm程度とする。上記の数mm2の被顕面積を要する場合には、それを複数位置から採取すればよい。
まず、介在物個数比率αがr45値に及ぼす影響を図1に示す。図に示すように、r45値は、介在物個数比率αの影響を受け、αが0.80以上でr45値が2.0を超える値になっていることがわかる。すなわち,TiOx系介在物はAl2O3系介在物よりもr45値向上効果が高く、その介在物個数比率αを80%以上とすることで、極めて良好な深絞り性を得ることができる。また、介在物個数比率αが82%以上であれば、極めて良好な深絞り性を安定的に得ることができる。
次に、介在物個数比率βがr45値に及ぼす影響を図2に示す。図に示すように、r45値は、介在物個数比率の影響を受け、βが0.65以上でr45値が2.0を超える値になっていることがわかる。また、介在物個数比率βが0.8以上であれば、2.0を超えるr45値を安定的に有することができる。
(1)精錬工程
次に、そのような鋼の製造方法を、大量製造プロセスを前提として検討を行った。
大規模製鉄所における極低炭素鋼は、前述のように転炉など製鋼炉で炭素を除く粗脱炭を行い、炭素濃度が0.04質量%から0.07質量%を含む低炭素溶鋼として、未脱酸のまま取鍋などの容器に出鋼する。出鋼された溶鋼は、さらにRH装置等の真空脱ガス装置に搬送されて真空脱炭処理が行われ、炭素濃度を0.025質量%以下含有する極低炭素溶鋼となる。この際の脱炭反応には溶鋼に炭素と反応する酸素を含有していることが必要であり、その酸素濃度は0.03質量%から0.08質量%程度含まれている。
そこで、Ti添加前、高い溶存酸素を含有する溶鋼をAl2O3系酸化物共存下で、精練工程に相当する時間、1873K程度の製鋼温度で保持し、保持後の溶鋼試料をボンブにて採取して含まれる介在物をSEMおよびEDSで調査した。その結果、溶鋼中のMn濃度やSi濃度にもよって含有量は変化するものの、(Mn、Fe)AlO4相および/またはMnO−SiO2−Al2O3相が認められた。
次に、Ti添加前の介在物中の平均Al2O3濃度とTi添加後の介在物中TiOx濃度との関係を図4に示す。図に示すように、Ti添加前の介在物中の平均Al2O3濃度が80%以下になると、TiOx系介在物の生成比率が高まる。さらに60%以下になると残存Al2O3濃度の高い介在物は認められなくなり、より確実にTiOx系介在物を生成させることが可能となるため好ましい。
鋼中の酸可溶性Ti濃度、すなわちsol.Ti濃度について説明する。通常のTi分析で得られるTi濃度(以下「全Ti濃度」ともいう。)には酸化物として含まれるTiも含まれる。一般にAl脱酸鋼であれば、Tiが酸化物として含まれる量は無視しうる量であるので、全Ti濃度とsol.Ti濃度はほぼ等量である。しかしながら、本発明に係る鋼は、基本的にはTi脱酸鋼であるから、Ti酸化物が多量の存在することになり、酸化物以外の溶存Ti濃度と関連づけられるsol.Ti濃度の限定は重要である。すなわち、介在物中の平均TiOx濃度が確実に80%以上を得るためには、sol.Tiは0.004%以上必要である。より望ましくはsol.Tiは0.006%以上含まれるとよい。
上記の精錬工程を経ることで、酸化物系介在物の量およびその組成のバランスが高度に制御された鋼を得ることが実現される。したがって、その鋼片を素材として冷延鋼板を製造する工程は公知のものを適宜採用すればよい。その一例を示すと次のようになる。
1.実施例1
(1)鋼板の準備
溶鋼290tonを転炉で脱炭精錬し、その未脱酸溶鋼を収容した取鍋をRH装置へ移送し、RH装置で真空脱炭処理を行った。RH装置にて真空脱炭が終了した後、未脱酸溶鋼の予備脱酸と溶鋼の昇温操作を兼ねて金属Alを添加した。Al添加後に真空槽内の溶鋼に酸素を38Nm3/minで供給して適宜酸化反応による溶鋼への熱付与を実施した。その後溶鋼に酸素濃度が含有される状態で既に含有されている濃度を勘案してTi以外の各種合金を添加調整し、最後にTiを添加調整し表1に示される化学組成になるように調整した。
この鋼板の先端部および後端部を切断して除外し、除外後の鋼板を、幅方向の中心線を含むように、圧延方向かつ厚み方向に切断した。続いて、この断面を観察できるように、圧延方向の長さが10mmの観察用試験片を切り出した。
この0.7mm鋼板から圧延方向に対して45度傾斜した方向を長手方向とするJIS5号試験片を採取して引張試験を行い、45度方向のr値(r45値)を測定した。
表2に介在物個数比率αおよびβとr45値とを示した。介在物個数比率αが0.80以上であって、かつ、介在物個数比率βが0.65以上を満たす場合に、r45値は2.0以上となることが確認された。
実施例1と同じ溶鋼290tonを転炉で脱炭精錬し、その未脱酸溶鋼を収容した取鍋をRH装置へ移送し、RH装置で真空脱炭処理を行った。RH装置にて真空脱炭が終了した後、未脱酸溶鋼の予備脱酸と溶鋼の昇温操作を兼ねて金属Alを添加した。Al添加後に真空槽内の溶鋼に酸素を38Nm3/minで供給して適宜酸化反応による溶鋼への熱付与を実施した。その後、溶鋼になお酸素濃度が含有される状態で安定化ジルコニア固体電解質による酸素濃淡電池を原理とする酸素濃度センサーにより酸素濃度を測定した。溶鋼に酸素濃度が含有される状態で既に含有されている濃度を勘案してTi以外の各種合金を添加調整し、さらにTiを添加調整した。調整後の溶鋼の組成は表3のとおりである。これらの処理後溶鋼中のsol.Ti濃度を調査するために、鉄製ボンブにて試料を汲み上げ採取した。また、このボンブ試料の断面を鏡面研磨して、EDSを装備したSEMにて組成別の介在物個数を調べた。
Claims (5)
- 質量%で、
C:0.0005%以上0.025%以下、
Si:0.003%以上0.15%以下、
Mn:0.3%以上2.5%以下、
P:0.15%以下、
S:0.02%以下、
N:0.006%以下、
sol.Al:0.0002%以上0.005%以下、
Ti:0.005%以上0.05%以下、
Nb:0.020以上0.20%以下
を含有し、残部Feおよび不純物からなるとともに、Nb含有量のTi含有量に対する質量比が2.0以上である化学組成を有し、
介在物が下記式(1)から(3)を満たすことを特徴とする極低炭素鋼板。
NTi≧30個/mm2 (1)
NTi/(NTi+NAl)≧0.80 (2)
NTi/NTotal≧0.65 (3)
ここで、
NTi:圧延方向に平行な縦断面における長径1μm以上の介在物のうち、Ti酸化物を50%以上含有するものの平均数密度、
NAl:圧延方向に平行な縦断面における長径1μm以上の介在物のうち、Al酸化物を50%以上含有するものの平均数密度、
NTotal:圧延方向に平行な縦断面における長径1μm以上の全酸化物系介在物の平均数密度
である。 - 前記化学組成が、Feの一部に代えて、B:0.002%以下、Cu: 1.0%以下、Ni:1.0%以下、およびCr:1.0%以下からなる群から選ばれる1種または2種以上を含有する請求項1記載の極低炭素鋼板。
- 転炉精錬および真空精錬を経て行う請求項1または2に記載される極低炭素鋼の精錬方法であって、
前記真空精錬が、
溶鋼を環流させる真空脱ガス装置を用い、脱炭精錬を行って溶鋼の炭素濃度を0.025質量%以下まで減少させた後、
当該炭素濃度が0.025質量%以下の溶鋼にAl添加を行って、該溶鋼の溶存酸素濃度を0.003質量%以上0.018質量%以下に制御した後に、
Tiを添加して、sol.Tiを0.004質量%以上0.04質量%以下とする
ことを特徴とする極低炭素鋼の精錬方法。 - 前記の溶鋼の炭素濃度を0.025質量%以下まで減少させた後、前記の溶存酸素濃度の制御に先立って、
当該炭素濃度が0.025質量%以下の溶鋼にAl添加と酸素ガス添加を行い、その反応熱によって当該溶鋼温度を上昇させる操作を行うことを特徴とする、
請求項3記載の極低炭素鋼の精錬方法。 - 請求項3または4に記載される精錬方法により得られた溶鋼を用いて製造されたことを特徴とする極低炭素鋼板の製造方法。
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