JP5069382B1 - 定盤ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつ安価に製作し得る構成で、セラミック製の定盤に対し、加熱処理するガラス基板を金属製の位置決めピンで位置決めすることが可能な定盤ユニットを提供する。
【解決手段】加熱処理するガラス基板2がその上に載置されるセラミック製の定盤3と、定盤にガラス基板を位置決めする位置に配列して、上下方向へ貫通形成した複数のルーズホール4と、これらルーズホール内にルーズに挿入される複数の金属製の位置決めピン5と、定盤上で位置決めピン同士を連結して、ルーズホールから定盤上への位置決めピンの突出状態を保持する連結部材6とを備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、簡単かつ安価に製作し得る構成で、セラミック製の定盤に対し、加熱処理するガラス基板を金属製の位置決めピンで位置決めすることが可能な定盤ユニットに関する。
従来、薄板状のワークに処理を施す際に、ワークを位置保持する技術として、例えば特許文献1〜3が知られている。特許文献1の「ワークの昇降装置」は、薄板形状のワークを吸着保持してワークに所定の処理を施すフレートに対して、ワークを昇降させるためのワークの昇降装置であって、ワークを昇降させるための昇降ピンと、昇降ピンを昇降駆動するためのシリンダーとを具備し、昇降ピンのワークを押し上げる力を、ワークの重さの10倍以下に設定している。
特許文献2の「基板ホルダ」は、透明な矩形状のガラス基板の周縁部を載置し透過照明用の開口を形成した基板支持部材と、前記基板支持部材に前記開口を囲むよう設けられ前記ガラス基板の位置決めを行う当付ピン及び押圧ピンと、前記開口を横断するように複数配置され、前記基板支持部材に載置された前記ガラス基板の裏面を支持する支持ピンを突設した細長い支持板と、前記基板支持部材に設けられ、前記支持板を上昇させて前記支持ピンを前記ガラス基板の裏面に当接させ前記ガラス基板を支持するとともに前記支持板を下降させて前記支持ピンを前記ガラス基板の裏面から離間させて前記ガラス基板に対する支持を解除する昇降装置と、を備えており、前記昇降装置は、前記ガラス基板が前記基板支持部材に位置決めされた後に前記支持板を上昇させて前記支持ピンにより前記ガラス基板を支持するようになっている。
特許文献3の「セッターガラス、位置決めピン及びプラズマディスプレイパネルの製造方法」では、セッターガラスは、ガラス基板の熱処理のために、ガラス基板を載置した状態で熱処理炉内を搬送されるセッターガラスであって、ガラス基板が載置される基板載置領域の外周の複数箇所に、位置決めピンが取り付けられるピン取付部が形成されている。
特許文献1は、ワークをプレートに吸着保持する装置を備えている。特許文献2は、ガラス基板を基板ホルダーに吸着保持し、押付ピンと当付ピンとで挟持する装置を備えている。特許文献3では、薄板状のガラス基板を熱処理する際に、ガラス基板を耐熱性に優れたセラミック製のセッター(トレイ)に載置し、搬送中にセッター上のガラス基板が移動しないようにセッターに位置決めピンを設けている。位置決めピンは、セッターに嵌合されたり、ネジにて螺合されている。
特開2002−313893号公報 特許第3636235号明細書 特開2005−174669号公報
液晶等の表示パネルやタッチパネルは年々薄型になっており、その基材となるガラス基板も薄くなり、製造時の取り扱いが難しくなっている。そのガラス基板に加工を行う際は、高い精度が要求されるため、ガラス基板を加熱処理する際には、定盤に位置決めした状態で搬送することが望ましい。
このとき、定盤ユニットとして、定盤及び位置決めピンに、耐熱性に優れたセラミックを用いるとコストが高騰する。また、安価な金属製の位置決めピンをセラミック製の定盤に嵌合したりネジにて螺合すると、セラミックと金属との熱膨張率の違いから、セラミック製の定盤を破損するおそれがある。このため、加熱処理するガラス基板を位置決めして保持する安価な定盤ユニットが求められている。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、簡単かつ安価に製作し得る構成で、セラミック製の定盤に対し、加熱処理するガラス基板を金属製の位置決めピンで位置決めすることが可能な定盤ユニットを提供することを目的とする。
本発明にかかる定盤ユニットは、加熱処理するガラス基板がその上に載置されるセラミック製の定盤と、該定盤に、ガラス基板を位置決めする位置に配列して、上下方向へ貫通形成した複数のルーズホールと、これらルーズホール内にルーズに挿入される複数の金属製の位置決めピンと、上記定盤上で上記位置決めピン同士を連結して、上記ルーズホールから該定盤上への該位置決めピンの突出状態を保持する連結部材とを備えたことを特徴とする。
前記連結部材は、ガラス基板の隅角部を位置決めするために当該隅角部を挟んで配列される前記位置決めピン同士を、該隅角部を避けて連結することを特徴とする。
前記連結部材は、前記位置決めピンに対し、該位置決めピンによってガラス基板から遮られる位置で係止される係止部を有することを特徴とする。
前記位置決めピンには、前記連結部材がルーズに貫通する横向き貫通孔が形成されると共に、上記連結部材の前記係止部は、上記横向き貫通孔から上記位置決めピンの外回りに沿って曲げ返した湾曲部で形成され、該湾曲部は、これがガラス基板に干渉することを規制するために、上記連結部材が上記横向き貫通孔内で回転することに応じて上記位置決めピンに当接されることを特徴とする。
本発明にかかる定盤ユニットにあっては、簡単かつ安価に製造し得る構成で、セラミック製の定盤に対し、加熱処理するガラス基板を金属製の位置決めピンで位置決めすることができる。
本発明に係る定盤ユニットの第1実施形態の構成を説明する説明図である。 図1に示した定盤ユニットに適用される位置決めピンの斜視図である。 図1の定盤ユニットであって、ガラス基板の隅角部を位置決めする状態を示す斜視図である。 本発明に係る定盤ユニットの第2実施形態の構成を説明する説明図である。 図4に示した定盤ユニットであって、位置決めピンに連結部材を貫通させた状態を示す斜視図である。 図5に示した連結部材の係止部を説明する説明図である。 想定される不具合を説明する説明図である。
以下に、本発明にかかる定盤ユニットの好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1には、第1実施形態の定盤ユニット1が示されている。本実施形態にかかる定盤ユニット1は、例えば、携帯用通信機器に用いられる、厚さがおおよそ1mm以下の薄板状のガラス基板2を加熱処理する際に、ガラス基板2を定盤3上に位置決めして加熱炉内に搬送するときに用いられる。本実施形態においては、長方形状のガラス基板2が載置される定盤ユニット1を例に挙げて説明する。
定盤ユニット1は図1に示すように、加熱処理するガラス基板2がその上に載置されるセラミック製の定盤3と、この定盤3に、ガラス基板2を位置決めする位置に配列して、上下方向へ貫通形成した複数のルーズホール4と、これら複数のルーズホール4それぞれの内方にルーズに挿入される複数の金属製の位置決めピン5と、定盤3上で位置決めピン5同士を連結して、ルーズホール4に挿入された位置決めピン5がルーズホール4から定盤3上に突出した状態に保持する連結部材6とを備えている。
図1に示すように、セラミック製の定盤3は、載置されるガラス基板2よりも大きな面積を有する。定盤3には、ガラス基板2が位置決めされて載置される載置領域Rを囲むように、ガラス基板2を位置決めする位置に8つのルーズホール4が配列される。8つのルーズホール4は、ガラス基板2が有する4つの隅角部2aを位置決めするために、当該4つの隅角部2aを挟む位置に2つずつ設けられている。
図2には、定盤ユニット1を構成する位置決めピン5が示されている。位置決めピン5の上部は、円錐台状に形成される。位置決めピン5の下部は、上部の円錐台の底面と同直径の円柱状に形成される。以下では、円錐台状をなす部位をピン上部5aとし、円柱状をなす部位をピン下部5bと称して説明する。
ピン上部5aは、その下端の直径が定盤3に設けられたルーズホール4の直径よりも小さく形成される。ピン上部5aは、下端から上端に向かって水平断面の直径が小さくなるように形成される。このため、位置決めピン5は、ピン上部5aの下端の直径及びピン下部5bの直径が最大外径とされ、この最大外径は、ルーズホール4の直径より小さく設定される。
位置決めピン5には、ピン下部5bに位置させて当該位置決めピン5の直径方向に沿って貫通して、横向き貫通孔7が形成される。横向き貫通孔7内には、連結部材6が挿通される。横向き貫通孔7の直径は、位置決めピン5の最大外径より十分に小さく形成される。
第1実施形態に係る定盤ユニット1は、加熱処理に用いられるため、ルーズホール4が形成されているセラミック製の定盤3と、ルーズホール4に挿入される金属製の位置決めピン5との熱膨張率の違いを考慮して、加熱処理により熱膨張した位置決めピン5が定盤3に損傷を与えないように、ルーズホール4の内径は位置決めピン5の外径よりも十分に大きく形成される。このため、位置決めピン5を単にルーズホール4に挿入すると、ルーズホール4から定盤3上への位置決めピン5の突出状態を保持することができない。そこで、本実施形態に係る定盤ユニット1では、定盤3上で位置決めピン5同士を連結する連結部材6を備えている。
連結部材6は、例えば、位置決めピン5に設けられた横向き貫通孔7の直径よりも十分に小さな直径で形成された金属製の線材である。従って、連結部材6は、横向き貫通孔7内にルーズに貫通される。
図3には、ガラス基板2の隅角部2aを位置決めしている状態が示されている。連結部材6は、定盤3に設けた8つのルーズホール4のうち、ガラス基板2の各隅角部2aを位置決めするために当該隅角部2aを挟んで配列されている2つのルーズホール4に挿入される位置決めピン5の横向き貫通孔7に貫通され、隅角部2aを避けてこれら2つの位置決めピン5同士を連結する。
すなわち、連結部材6は、隅角部2aを形成するガラス基板2の二辺2b,2cと当接されるように、隅角部2aを挟んで配列される2つの位置決めピン5を、隅角部2aを避けて連結する。このため、連結部材6の長さは、ほぼ直角に折り曲げた上で、各位置決めピン5から突出する長さに設定される。この折り曲げ部6aの形成により、位置決めピン5からの連結部材6の抜け出しも防止される。
定盤ユニット1にガラス基板2を載置する際には、8個の位置決めピン5を用い、まず、連結部材6で、位置決めピン5を2つずつ連結する。このとき、各位置決めピン5の横向き貫通孔7から連結部材6の端部を突出させるようにする。また、隅角部2aを避けるように、連結部材6を折り曲げ部6aにより、例えばほぼ直角に折り曲げておく。
次に、定盤3に設けた8つのルーズホール4のうち、ガラス基板2の各隅角部2aを挟む位置関係の2つずつのルーズホール4に合わせて、連結部材6で連結した2つの位置決めピン5の間隔を調整する。次いで、2つのルーズホール4に各々、位置決めピン5を挿入する。このとき、位置決めピン5間の連結部材6が定盤3上に載置されることにより、ルーズホール4から定盤3上への位置決めピン5の突出状態が保持される。
その後、定盤3上方からガラス基板2を搬入して、載置領域Rに載置する。このとき、各位置決めピン5のピン上部5aが円錐台形状に形成されているので、ガラス基板2をピン上部5aの傾斜を利用して、載置領域Rに容易かつ円滑に位置決めして配置することができる。
第1実施形態に係る定盤ユニット1によれば、定盤3にガラス基板2を位置決めする位置決めピン5は、2つの位置決めピン5の横向き貫通孔7に連結部材6が挿通されることにより連結され、定盤3に設けられたルーズホール4に挿入されてルーズホール4から定盤3上への突出状態が保持される。
これにより、位置決めピン5自身にストッパーなどを設けることなく、位置決めピン5を定盤3上に突出させた状態で保持することができる。従って、定盤3には、ルーズホール4を設けるだけなので、定盤3に対する複雑な加工を必要としない。位置決めピン5及び連結部材6は単純な形状なので容易に加工することができる。
位置決めピン5は、ルーズホール4にルーズに挿入するだけであって圧入等しないので、ルーズホール4と位置決めピン5との間に融通の利く隙間を設けることができる。これにより、加熱処理に用いる定盤ユニット1において、位置決めピン5と定盤3との熱膨張率が異なっても悪影響がなく、位置決めピン5を高価なセラミックで形成する必要がない。従って、材料コスト及び加工コストを抑えて、定盤ユニット1を安価に製作することができる。
連結部材6を2つの位置決めピン5の横向き貫通孔7に貫通させて位置決めピン5同士を連結するので、位置決めピン5をルーズホール4に挿入した状態では、連結部材6が位置決めピン5から抜けることはない。このように連結部材6を横向き貫通孔7に貫通させるだけで、位置決めピン5同士を連結することができるので、優れた作業性及び生産性を確保することができる。
ここで、ガラス基板2の各隅角部2aを挟んで配置される2つの位置決めピン5同士を連結する連結部材6は、必ずしもほぼ直角に曲げられていなくともよく、少なくとも隅角部2aを避けて位置決めピン5の横向き貫通孔7を貫通して、2つの位置決めピン5同士を連結すればよい。
連結部材6を用いないで熱膨張率の異なる位置決めピン5を定盤3に保持する場合には、位置決めピン5のピン上部5aの下端の直径をピン下部5bの直径より大きくするなどして、ルーズホール4から落下しないようにするという方法もあるが、ガラス基板2は薄く、位置決めピン5は軽いため、定盤ユニット1にガラス基板2を載置して搬送したときに、その振動で図7のA部のように、ピン上部5aと定盤3との間にガラス基板2が潜り込んで挟み込まれてしまうことが想定される。そうすると、ガラス基板2をリフトアップする際に、ガラス基板2の縁が位置決めピン5に引っ掛かって、ガラス基板2を破損するおそれがある。
これに対し、本実施形態に係る定盤ユニット1は、定盤3と位置決めピン5とが上下に重なる部位がまったく存在しないので、位置決めピン5がガラス基板2に引っかかるなどして、ガラス基板2を破損することを防止できる。
定盤3に位置決めピン5を装着する際には、定盤3の上方からルーズホール4に位置決めピン5を挿入するだけなので、定盤3に対し、上方からの作業のみで位置決めピン5をセットすることができる。すなわち、位置決めピン5を定盤3の下面側からビスやナットを用いて固定したりしないので、短時間で簡単に作業することができる。
また、定盤3が汚損した際には、位置決めピン5及び連結部材6を容易に取り外して清掃したり、これら位置決めピン5等を交換することができる。これにより、優れた作業性及びメンテナンス性を確保でき、安価でありながら製造効率が高い定盤ユニット1を製作することができる。
図4には、第2実施形態に係る定盤ユニット1が示されている。上記第1実施形態においては、ガラス基板2の各隅角部2aを挟んで配列される位置決めピン5同士を連結する場合について説明したが、第2実施形態の定盤ユニット1では、ガラス基板2の各辺に沿って配列された位置決めピン5同士を連結することにより、ルーズホール4から定盤3上への位置決めピン5の突出状態を保持するようになっている。
第2実施形態に係る定盤ユニット1を構成する定盤3及び位置決めピン5は、第1実施形態の定盤ユニット1と同一である。第2実施形態では、連結部材6はほぼ直線状に形成され、その状態で位置決めピン5に貫通される。
第2実施形態に用いられる連結部材6も、第1実施形態の連結部材6と同様に、位置決めピン5に設けられた横向き貫通孔7の直径より十分に小さな直径に設定された金属製の線材で、ルーズに貫通される。連結部材6の長さは、定盤3に設けられた8つのルーズホール4のうち、位置決めするガラス基板2の各辺に沿って配列されている各々2つのルーズホール4に挿入された位置決めピン5を貫通してそれらの端部が突出するように設定される。
図5は、連結部材6で連結した位置決めピン5を定盤3のルーズホール4に挿入した状態を示している。定盤ユニット1にガラス基板2を載置する前に、ガラス基板2を位置決めしたときにガラス基板2の各辺に沿う位置に形成したルーズホール4に挿入される位置決めピン5に対し、それらの横向き貫通孔7に貫通させて連結部材6を設け、連結部材6の端部を横向き貫通孔7から突出させる(図4参照)。
連結部材6は、ほぼ直線状をなしているので、2つの位置決めピン5の横向き貫通孔7から簡単に外れてしまうおそれがある。第2実施形態に係る定盤ユニット1では、2つの位置決めピン5を貫通した連結部材6に、各位置決めピン5に係止される係止部6bを形成する。
具体的には、ガラス基板2の各辺と平行に並べて配列される各々2つずつのルーズホール4に合わせて、連結部材6が貫通された2つの位置決めピン5の間隔を調整し、その後、位置決めピン5をルーズホール4に挿入する。
次いで、2つの位置決めピン5が連結部材6から抜けないように、図5に示すように、位置決めピン5から突出している連結部材6の端部を曲げ返して、連結部材6に位置決めピン5に係止される係止部6bを形成する。すなわち、位置決めピン5の横向き貫通孔7から突出する連結部材6の端部を、位置決めピン5の外回りに沿って曲げ返して湾曲させた湾曲部が係止部6bとして形成される。
図6には、位置決めピン5を貫通して曲げ返された連結部材6の端部でなる係止部6bが示されており、図6(a)にはその平面図が、図6(b)にはその縦断面図が示されている。連結部材6の曲げ返した係止部6bは、図6(a)に示すように、位置決めピン5をルーズホール4に挿入したときに、位置決めピン5によってガラス基板2から遮られる位置、すなわち位置決めピン5に対し、ガラス基板2が載置される載置領域Rと反対側に位置するように、両係止部6bとも位置決めピン5に対して同じ側に曲げ返される。
また、線材でなる連結部材6において、図6(b)に示すように、係止部6bの内縁と位置決めピン5に貫通されている部位の軸心との距離rは、位置決めピン5が定盤3より上方に突出する部位(おおよそピン上部5a)の高さhより小さくなるように設定される。
定盤ユニット1を搬送するときの振動等で連結部材6が貫通孔7内で回転してしまうことが考えられるが、これにより、連結部材6が横向き貫通孔7内で回転することに応じて係止部6bが位置決めピン5に当接するので、連結部材6の係止部6bが位置決めピン5を乗り越えて載置領域R側に移動することはなく、係止部6bがガラス基板2と干渉することを規制して、ガラス基板2が損傷されることを防止できる。
第2実施形態に係る連結部材6は、係止部6bが位置決めピン5に係止されることにより、位置決めピン5からの抜けが防止されるので、簡単な作業で安定して位置決めピン5の突出状態を保持できる。
特に、第2実施形態の定盤ユニット1は、連結部材6の係止部6bを、位置決めピン5の外回りに沿って曲げ返した湾曲部とし、位置決めピン5によりガラス基板2から遮られる位置で位置決めピン5に係止させ、さらに、連結部材6が横向き貫通孔7内で回転しても係止部6bが位置決めピン5に当接してガラス基板2側へ移動しないようにしたので、係止部6bがガラス基板2と干渉することを規制し、定盤ユニット1に載置されるガラス基板2の連結部材6による損傷を確実に防止することができる。
上記実施形態においては、ガラス基板2の形状を長方形状としたがこれに限るものではない。また、上記実施形態においては、位置決めピン5の横向き貫通孔7を、ピン下部5bに設ける場合について説明したが、ピン上部5aに設けるようにしても良い。連結部材6は線材のみならず、帯材など、その他各種の形態を採用することができる。
連結部材6が、ガラス基板2の隅角部2aを避けるとは、接触・干渉しないことをいい、その意味で折り曲げに限らず、その他の態様であっても良いことはもちろんである。係止部6bについても、湾曲部に限らず、鉤状やその他の形態を採用し得ることはもちろんである。
第2実施形態であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。また、第1実施形態の連結部材6に係止部6bを形成するようにしても良いことはもちろんである。
1 定盤ユニット
2 ガラス基板
2a ガラス基板の隅角部
2b,2c ガラス基板の辺
3 定盤
4 ルーズホール
5 位置決めピン
5a ピン上部
5b ピン下部
6 連結部材
6a 折り曲げ部
6b 係止部
7 横向き貫通孔
R 載置領域
h 位置決めピンが定盤より上方に突出する部位の高さ
r 係止部と位置決めピンに貫通されている部位との距離

Claims (4)

  1. 加熱処理するガラス基板がその上に載置されるセラミック製の定盤と、該定盤に、ガラス基板を位置決めする位置に配列して、上下方向へ貫通形成した複数のルーズホールと、これらルーズホール内にルーズに挿入される複数の金属製の位置決めピンと、上記定盤上で上記位置決めピン同士を連結して、上記ルーズホールから該定盤上への該位置決めピンの突出状態を保持する連結部材とを備えたことを特徴とする定盤ユニット。
  2. 前記連結部材は、ガラス基板の隅角部を位置決めするために当該隅角部を挟んで配列される前記位置決めピン同士を、該隅角部を避けて連結することを特徴とする請求項1に記載の定盤ユニット。
  3. 前記連結部材は、前記位置決めピンに対し、該位置決めピンによってガラス基板から遮られる位置で係止される係止部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の定盤ユニット。
  4. 前記位置決めピンには、前記連結部材がルーズに貫通する横向き貫通孔が形成されると共に、上記連結部材の前記係止部は、上記横向き貫通孔から上記位置決めピンの外回りに沿って曲げ返した湾曲部で形成され、該湾曲部は、これがガラス基板に干渉することを規制するために、上記連結部材が上記横向き貫通孔内で回転することに応じて上記位置決めピンに当接されることを特徴とする請求項3に記載の定盤ユニット。
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