JP5065553B2 - アンテナ取付け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベランダやバルコニー等のフェンス部にアンテナを取り付けるためのアンテナ取付け装置に関し、詳しくは一定の厚みから成る立設壁を有するフェンスに取り付けるアンテナ取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベランダやバルコニー等に多く用いられているコンクリート製立設壁を有するフェンスを利用して例えばパラボラアンテナを設置しようとした場合、従来図5に示すようなアンテナ取付け装置を使用していた。これは、一定の厚みを有するコンクリート製立設壁を挟持してポールを固定し、そのポールにアンテナを装着するもので、壁部を挟持する前後一対の挟持板15a,15b、双方の挟持板を連結する略コ字状に形成されたアーム体16、アーム体16を前後動させるアーム保持部17、そしてアーム保持部17に固着立設されたポール18とから成り、アーム体16の先端がアーム保持部17に挿入されて、アーム保持部前面から後方に向けて挿入されたボルト19が螺入され、ボルト19の回転操作により前後動するよう形成されている。
【0003】
そして、アーム保持部17の後端には一方の挟持板15aが固着されると共に、アーム体16の基部はその挟持板15aに対向配置されるよう他方の挟持板15bが取り付けられ、ボルト19を操作してアーム体16を前後動させることで、アーム体16の基部に設けた他方の挟持板15bを前後動させ、挟持対象を挟持してポール18を立設固定し、そのポール18にアンテナを装着するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、立設壁上部に立設壁に平行に棒状の手摺りが設けられているフェンスの場合、手摺りが邪魔となり上記アンテナ取付け装置を取り付けるのは容易ではなかった。これは、コンクリート壁と手摺りの間の隙間は大きくても8cm程度であるにも拘わらず、双方の挟持板15a,15bは例えば11cm角で形成されているため、アーム体を挿通することが出来ず、アーム体16からアーム保持部17を外してアーム体16挿通後再度組み付ける等の分解組み付け作業をしなければならないためで、分解出来ない構成のものは取り付け出来なかった。
そこで、本発明はそのような問題点に鑑み、立設壁に手摺りが設けられたフェンスであっても、容易に然も安定した取り付ができるアンテナ取付け装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、立設壁上部に平行に棒状の手摺りが設けられているフェンスに取り付けるアンテナ取付け装置において、前記立設壁の前後に対向配置された一対の挟持板を有し、一方の挟持板の背部にポールを立設すると共に、該ポールの立設部と前記一方の挟持板の間に他方の挟持板背部から前記立設壁の上方空間を跨いで延びたアーム体の先端を前後方向に移動可能に保持するアーム保持部を具備し、該アーム保持部のアーム体を前後移動させることで双方の挟持板間の距離を変更して前記立設壁を挟持操作するアンテナ取付け装置であって、前記一方の挟持板の前記立設壁に当接する圧接面を、一辺が80〜140mmの略正方形とする一方、前記他方の挟持板の前記立設壁に当接する圧接面の左右方向の幅を25〜60mmとし、かつ、前記立設壁と前記手摺りの間の隙間に挿通可能な幅としたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、他方の挟持板は、アーム体連結部を中心に上下対称位置に圧接面を有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、他方の挟持板は、上下方向に回動可能にアーム体に軸着されて成ることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施形態の一例を示すアンテナ取付け装置の斜視図であり、アンテナを装着するポール1は前側の一方の挟持板2aの背部に略U字状に形成され上下方向に開口したアーム保持部3の端部に溶接され立設されている。また、後側の他方の挟持板2bの背部は略コ字状に先端を下方に向けて形成されたアーム体4の一端基部が連結され、アーム体4は双方の挟持板2a,2bの上方を跨いで他端の先端部がアーム保持部3に挿入されている。尚、アーム体4は金属板を断面コ字状に折り曲げて各辺を溶接接続して形成されているが、断面四角形の筒状フレームを使用することもできる。
【0009】
アーム保持部3に挿入されたアーム体4の先端は、図2のアーム保持部縦断面説明図に示すようにアーム体4に固着されたナット6を介してアーム保持部3の前面から後方に向けて挿入されたボルト5に連結され、ボルト5の回転操作により前後動するよう形成されている。尚、図2に於いて、14はフェンスを構成する立設壁を示している。
【0010】
前側の挟持板2aは、一辺が110mmの正方形板体であり、全面にゴム板9aが貼着され挟持対象に当接する圧接面となっている。また、後側の挟持板2bは、前側の挟持板2aに対向するよう前面に向けて略コ字状に縦長に形成され、上下2ヶ所に圧接面7,7が設けられている。この圧接面7は、背部のアーム体4との固着部を中心に上下対称位置に形成され、ゴム板9b,9bが貼着されている。そして、この圧接面7は一辺が30mmの正方形で形成され、双方の圧接面は50mmの距離を置いて形成されている。
【0011】
このように、ポール1を取り付けた一方の挟持板2aの圧接面を広く形成したので、挟持操作によりポール1を安定して立設させることができる。そして、他方の挟持板2bの幅は狭いので、コンクリート製立設壁の上に手摺が設けられているフェンスであっても、横向きにすれば挟持板2bと共にアーム体4を手摺りとコンクリート壁の間に挿通でき、手摺りがあっても分解することなく容易に取り付けることができる。
更に、後側の挟持板2bは上下に圧接面を有するので、幅が狭くても対向する前側の挟持板2aとで安定した挟持作用を得ることができる。
【0012】
尚、挟持板を含む各部材の寸法の最適値は取り付けるアンテナの大きさや種類によって異なり、上記する挟持板の寸法は30〜60cm径のパラボラアンテナを取り付ける場合に適した寸法の一例を示したもので、取り付けるアンテナの大きさや重量により寸法は変更される。
また、上記サイズのパラボラアンテナを取り付ける場合、前側の挟持板2aの大きさは一辺が80〜140mmの範囲とするのが好適であり、他方の後側挟持板2bの幅は前側の挟持板の幅に対して4分の1〜2分の1の幅であれば、具体的には25〜60mmの範囲であれば、手摺りと立設壁の間に挿通することが可能であるしポールを立設してアンテナを好適に保持できる。尚、図1において、ポールの長さL1は300mmであり、アーム体は一辺30mmの金属製角材から形成している。
【0013】
図3は後側挟持板2bの他の例を示し、(a)はアーム体4と同一幅としてアーム体と一体形成し、挟持面を平坦に形成して上下2ヶ所にゴム板9cを貼着して圧接面7としている。(b)は同様にアーム体4と同一幅で形成すると共に挟持面に曲率を持たせ、上下端部で主に圧接動作するように形成し、圧接面を曲面としている。
このように、後側挟持板はアーム体4と同一幅で形成すればアーム体と一体形成でき、部材を削減できる。また、離れた二ヶ所を中心に圧接作用をさせれば良好な挟持作用を得ることができ、圧接面を独立して複数ヶ所に設けなくても良い。
【0014】
図4は後側挟持板の更に他の例を示し、10は回動軸であり、後側挟持板2bは上下方向に回動可能にアーム体4に軸着されている。このように挟持板2bの角度を変更可能にすれば、挟持操作した際の応力でアーム体4の前後先端部同士が開角変形してもその変形を挟持板2bが対向する前側の挟持板2aに平行に対峙するよう回動するので良好に挟持動作するし、挟持対象の壁面厚みが均一でなくても上下の圧接面7,7に作用する力を均等にできるので確実に挟持固定できる。
尚、上記実施の形態は何れも後側挟持板を縦長に形成しているが、前側の挟持板の4分の1〜2分の1の寸法の幅と略同一の縦寸法でアーム体連結部を有する中央部に一ヶ所だけ設けるだけでもフェンスを挟持してポールを立設することは可能である。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、ポールを取り付けた一方の挟持板の圧接面は広いため、挟持操作によりポールを安定して立設固定できる。
また、後側の他方の挟持板の幅は狭いので、挟持板を取り付けたままアーム体を手摺りと立設壁の間に容易に挿通でき、手摺りがあっても分解することなく容易に取付けできる。
【0017】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、後側の挟持板は上下2ヶ所に圧接面を有するので、対向する前側の挟持板とで堅牢な挟持作用を得ることが出来る。また、請求項3の発明によれば、上下の圧接面に作用する力を均等にできるので、アーム体が変形しても、また挟持対象の壁面厚みが均一でなくても確実に挟持固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示すアンテナ取付け装置の斜視図である。
【図2】図1のアーム保持部の断面説明図である。
【図3】本発明の他の例を示す要部斜視図であり、(a)は後側挟持板をアーム体と同一幅で形成したもの、(b)は挟持面を曲面としたものを示している。
【図4】本発明の更に他の例を示す要部斜視図である。
【図5】従来のアンテナ取付け装置の斜視図である。
【符号の説明】
1・・ポール、2a・・前側挟持板(一方の挟持板)、2b・・後側挟持板(他方の挟持板)、3・・アーム保持部、4・・アーム体、5・・ボルト、6・・ナット、7・・圧接面、9a,9b,9c・・ゴム板、10・・回動軸。
Claims (3)
- 立設壁上部に平行に棒状の手摺りが設けられているフェンスに取り付けるアンテナ取付け装置において、
前記立設壁の前後に対向配置された一対の挟持板を有し、
一方の挟持板の背部にポールを立設すると共に、該ポールの立設部と前記一方の挟持板の間に他方の挟持板背部から前記立設壁の上方空間を跨いで延びたアーム体の先端を前後方向に移動可能に保持するアーム保持部を具備し、該アーム保持部のアーム体を前後移動させることで双方の挟持板間の距離を変更して前記立設壁を挟持操作するアンテナ取付け装置であって、
前記一方の挟持板の前記立設壁に当接する圧接面を、一辺が80〜140mmの略正方形とする一方、前記他方の挟持板の前記立設壁に当接する圧接面の左右方向の幅を25〜60mmとし、かつ、前記立設壁と前記手摺りの間の隙間に挿通可能な幅とした、ことを特徴とするアンテナ取付け装置。 - 前記他方の挟持板は、アーム体連結部を中心に上下対称位置に圧接面を有する、請求項1記載のアンテナ取付け装置。
- 前記他方の挟持板は、上下方向に回動可能にアーム体に軸着されて成る、請求項2記載のアンテナ取付け装置。
Priority Applications (1)
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JP2001074589A JP5065553B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | アンテナ取付け装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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ID=18931828
Family Applications (1)
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-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001074589A patent/JP5065553B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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