JP5064732B2 - 磁気センサ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、磁気センサ及びその製造方法に関し、より詳細には、ホール素子と磁気増幅機能を有する磁性体とを備え、ホール素子と磁性体との距離を考慮した磁気センサ及びその製造方法に関する。
従来から、ホール素子と磁気増幅機能を有する磁性体(磁気収束板)とを組み合わせた磁気センサは知られている。図1は、従来の磁気センサを説明するための構成図である。半導体回路1は、半導体基板3とこの半導体基板3に設けられたホール素子4a,4bからなり、この半導体回路1上には保護層5と接着層6が設けられ、さらにその上に磁気収束板2が設けられている。
この種の磁気センサに用いられる磁気収束板を作製するためには、通常、磁性体テープが用いられている。つまり、半導体プロセスによって形成されたホール素子と集積回路上にエポキシ接着剤を塗布し、磁性体テープをこのエポキシ接着剤上に搭載して、2次元ないし3次元の方向を検出する磁気センサを実現していた。この磁気収束板は、厚い磁性体テープをウエットエッチングで加工して作製していた。この場合のエポキシ接着剤の厚みは、およそ2〜4μmで、ホール素子の上面から磁気収束板の底面までの距離は、およそ6〜8μmとなっていた。
なお、ホール素子と磁気増幅機能を有する磁性体(磁気収束板)とを組み合わせた磁気センサに関する特許文献としては、以下のものがある。例えば、特許文献1に記載のものは、磁場の方向を2次元で決定できるようにした磁場方向検出センサに関するもので、平らな形状を有する磁気収束板と、第1のホール効果素子及び第2のホール効果素子とを備え、これらのホール効果素子が磁気収束板の端部領域に配置してなるものである。
また、特許文献2に記載のものは、磁気増幅機能を有する磁気収束板を備え、その磁気収束板の端部より漏れる磁束を半導体ホール素子により検出する磁気センサに関するもので、半導体ホール素子を形成した後、スパッタリングにより第1の金属膜であるTi薄膜を堆積させた後、第2の金属膜であるNi−Fe合金薄膜を堆積させ、更に、電解鍍金によりNi−Fe合金薄膜を堆積して磁気収束板を形成するようにしたものである。また、下地は2層構造を有しており、第1の金属層であるTi薄膜は、下地絶縁層とNi−Fe合金薄膜の密着性を上げるためのものである。
特開2002−71381号公報 特開2003−142752号公報
しかしながら、図1に示した磁気センサにおいて、半導体回路1と磁気収束板2との間に用いられる接着剤は、固まると収縮するためウエハ上に高張力がかかり、ウエハ全体が反ってしまうというは問題が生じる。この接着剤を厚くすると接着力が高まるが感度は低下して益々収縮し、塗布する接着剤を薄く均一に加工・成型する事は難しい。また、薄すぎると接着力は弱まるが、薄くする事でセンサ感度が高くなる。
このように、接着力を維持しながら(応力を緩和しながら)接着剤の厚みを考慮しつつ感度の向上及び感度バラツキの低減を図ることは難しかった。また、従来、所定の感度を得るという観点から接着剤の厚みは2〜4μm前後としており、この接着剤の厚さを均一性に保つことは容易ではなかった。その結果、従来の磁気センサにおけるホール素子の上面から磁気収束板の底面までの距離は、6〜8μm以下に制限しなければならず、また、この距離を保ちながら感度のバラツキを抑制することは難しいという問題があった。
なお、上述した特許文献1及び2においては、ホール素子の上面から磁気収束板の底面までの距離については特段の言及は無く、接着力や加工性と感度・感度バラツキの点を勘案してその距離は、凡そ、6〜8μmであると考えられる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ホール素子と磁気増幅機能を有する磁性体とを組み合わせ、ホール素子と磁性体との距離を考慮して感度のバラツキを抑制するようにした磁気センサ及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、複数のホール素子が設けられた半導体回路と、該半導体回路上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体とを備えた、該半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気を検出する磁気センサにおいて、前記半導体回路上に設けられた中間層と、該中間層上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体とを備え、前記ホール素子の上面から前記磁性体の底面までの距離が11〜20μmであり、前記中間層が、ポリイミド層と、該ポリイミド層上に設けられたTiW及びCuからなる下地金属層とからなり、前記磁性体が、電解めっきにより形成されており、前記磁性体の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、前記半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気に対する感度変化が小さくなり感度のバラツキが抑制されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、複数のホール素子が設けられた半導体回路と、該半導体回路上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体とを備えた、該半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気を検出する磁気センサの製造方法において、半導体基板の表面に前記ホール素子を埋め込み形成する工程と、前記半導体基板上にポリイミド層を形成する工程と、該ポリイミド層上にTiWとCuからなる下地金属層を形成する工程と、前記下地金属層上に、前記ホール素子の周辺上部が空隙部となるようにレジストパターンニングによりレジストを形成する工程と、前記下地金属層上の前記空隙部に前記磁気増幅機能を有する磁性体を電界めっきにより形成する工程とを有し、前記ホール素子の上面から前記磁性体の底面までの距離を11〜20μmに形成することで、前記磁性体の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、前記半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気に対する感度変化が小さくなり感度のバラツキが抑制されることを特徴とする。
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記下地金属層をスパッタリング法により形成することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、前記レジストパターンニングをフォトリソグラフィーにより形成することを特徴とする。
本発明によれば、半導体回路上に設けられた中間層と、この中間層上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体とを備え、ホール素子の上面から磁性体の底面までの距離が11〜20μmであり、中間層が、ポリイミド層と、このポリイミド層上に設けられたTiW及びCuからなる下地金属層とからなり、磁性体が、電解めっきにより形成されており、磁性体の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなり感度のバラツキが抑制されるようにしたので、感度絶対値は低下するものの、磁気収束板の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなる。また、中間層の厚みが得られることにより厚み調整が可能となって感度のバラツキが抑制されるという効果を奏する。中間層の厚みが取れることから、磁気収束板底面側の空洞などによる感度変動も抑制される効果を有する。
また、従来のようなエポキシ接着剤を用いずにポリイミド層を一旦設けて、その後、磁気収束板を形成しているので、エポキシ接着剤によるウエハの反りが加工途中で問題にならなくなるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図2は、本発明に係る磁気センサの一実施例を説明するための構成図で、図中符号11は半導体回路、12は磁気収束板、13は半導体基板、14a,14bはホール素子、15は通常の集積回路に使われるパッシベーションやポリイミドからなる層(保護層)、16は下地金属層を示している。
本発明の磁気センサは、ホール素子14a,14bが形成された半導体回路11と磁気収束板12とを組み合わせたものである。半導体回路11は、半導体基板13と、この半導体基板13の表面と略平面になるように、互いに所定の距離を隔てて半導体基板13の表面に埋め込まれた複数のホール素子14a,14bとから構成されている。
また、集積回路を保護する保護層15は、ホール素子14a,14bの上方に配置されるように半導体回路11上に設けられ、この保護層15上には、TiWとCuからなる下地金属層16が設けられ、保護層15と下地金属層16とで中間層を構成している。また、この下地金属層16上には、磁気増幅機能を有する磁気収束板12が設けられ、この磁気収束板12はNiFeからなっており、円形又は多角形が好ましい。
本発明におけるホール素子14a,14bの上面から磁気収束板12の底面までの距離Aは、11〜20μmになっている。これにより、感度絶対値は低下するものの、磁気収束板の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなり、中間層の厚みが得られることにより厚み調整が可能となって感度のバラツキが抑制される。
なお、図2には示されていないが、実際には半導体回路11と保護層15の間には、IC配線層が設けられている(後述する図7(a)以降の製造方法を説明する図においては図示してある)。
図3は、積分要素法を用いた静磁場3次元解析による、本発明の磁気センサにおける磁気収束板の半径と磁気増幅度の関係を示す図である。ある点で、実測で求めた磁気増幅度と比較して約7%の食い違いしかない事を確かめた。この図3から分かるように、半径R=100μmの時、ホール素子の上面から磁気収束板の底面までの距離Aが6μmのケースでは、磁気収束板の厚み10μmで約2.05倍、距離A=9で厚みT=15で約1.72、距離A=11で厚みT=15で約1.6、距離A=15で厚みT=15で約1.6である。半径R=110μmの時、距離A=9で厚みT=15で約1.42、距離A=11で厚みT=15で約1.36、距離A=15で厚みT=15で約1.32、距離A=20で厚みT=13で約1.17である。
このように、ホール素子の上面から磁気収束板の底面までの距離Aを9〜20μmにしても、要求する感度増幅度に対して磁気収束板の半径Rを選択すれば、実用的な磁気センサが得られることが分かる。なお、感度の低下に関しては、感度が高いホール素子の構成を適当に選んだり、ICの積分機能との併用とにより、初段での磁気増幅度を補うことができて、垂直距離が離れたことによる実質的な感度の低下は実用上の問題にならない。
図4は、積分要素法を用いた静磁場3次元解析による、磁気収束板の直径に対するX軸・Y軸の磁気感度の関係を示す図で、水平方向の磁気感度を示している。ホール素子の水平面・垂直面内位置を固定した状態で、磁気収束板の厚みと半径Rと、ホール素子の上面と磁気収束板の底面間距離をパラメータとして計算したものである。
ホール素子14a,14bの上面から磁気収束板12の底面までの距離Aが、9〜20μmになるにつれて感度絶対値は低下するものの、磁気収束板の垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなることが分かる。これから同様にして、水平面内位置ずれに関しても、感度変化が小さくなることが分かる。中間層の厚みが得られることにより厚み調整が可能となって感度のバラツキが抑制される。
図5は、積分要素法を用いた静磁場3次元解析による、磁気収束板の直径に対するZ軸の磁気感度の関係を示す図で、垂直方向の磁気感度を示している。ホール素子の水平面・垂直面内位置を固定した状態で、磁気収束板の厚みと半径Rと、ホール素子の上面と磁気収束板の底面間距離をパラメータとして計算したものである。
ホール素子14a,14bの上面から磁気収束板12の底面までの距離Aが、9〜20μmになるにつれて感度絶対値は低下するものの、磁気収束板の垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなることが分かる。これから同様にして、水平面内位置ずれに関しても、感度変化が小さくなることが分かる。中間層の厚みが得られることにより厚み調整が可能となって感度のバラツキが抑制される。
図6は、積分要素法を用いた静磁場3次元解析による、磁気収束板の直径に対するX軸・Y軸の磁気感度/Z軸の磁気感度の比の関係を示す図で、水平方向の磁気感度と垂直方向の磁気感度の比を示している。ホール素子の水平面・垂直面内位置を固定した状態で、磁気収束板の厚みと半径Rと、ホール素子の上面と磁気収束板の底面間距離をパラメータとして計算したものである。
ホール素子14a,14bの上面から磁気収束板12の底面までの距離Aが、9〜20μmになるにつれて感度比絶対値は低下し、1に近づくものの、磁気収束板の垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなることが分かる。これから同様にして、水平面内位置ずれに関しても、感度変化が小さくなることが分かる。中間層の厚みが得られることにより厚み調整が可能となって、感度や感度比のバラツキが抑制される。
仮に、感度比絶対値(X/Z、或いは、Y/Z)の目安を1以上とした場合において、本数値解析例では、ホール素子上面―磁気収束板底面間距離A=20μm、磁気収束板の直径が240μm、磁気収束板の厚みが16μmで、感度比絶対値が1をクロスする。X・Y軸とZ軸間の感度バランスを求めない場合は、例えば、直径200μmなどの半径を狭い側に選び、距離Aを9〜20μmから更に外側に範囲を広くとる事も可能である。
図7(a)乃至(c)及び図8(d)乃至(f)は、本発明に係る磁気センサの製造方法の一実施例を説明するための工程断面図である。
まず、図7(a)に示すように、SiやGaAsからなる半導体基板13中に、この半導体基板13の表面と同一の平面になるように互いに所定の距離を隔てて複数のホール素子14a,14bを埋め込み形成し、次に、半導体基板13上に、SiOやSiNなどを併用しながらIC配線層17を形成して、半導体回路11を形成する(磁気センサチップの作製)。さらにその上に、パッシベーション層を形成し、更に、その上にポリイミドを形成する。半導体回路11上に、SiOやSiNなど、或いは、ポリイミドからなる保護層15を形成する。ポリイミドは5μmの厚さで形成した(保護層形成)。
次に、図7(b)に示すように、保護層15上に、Ti、W又はTiW合金からなる膜厚0.01〜1μmの第1の金属膜16aをスパッタリング法又は真空蒸着法により形成する(第1下地層形成)。
次に、図7(c)に示すように、第1の金属膜16a上に、Cuからなる膜厚0.1〜2μmの第2の金属膜16bをスパッタリング法又は真空蒸着法により形成する(第2下地層形成)。この第1下地層及び第2下地層をUBM層(Under Bump Metal)という。保護層15と下地金属層16a,16bの合計の厚みは約6μmである。
次に、図8(d)に示すように、第2の金属膜16b上に、ホール素子14a,14b上が空隙部18aとなるように、フォトリソグラフィーによるレジストパターンニングによりフォトレジスト18を形成する(レジストパターン形成)。
次に、図8(e)に示すように、第2の金属膜16b上の空隙部18aに、膜厚5〜30μmの磁気増幅機能を有する磁気収束板12を電解めっきで形成する(磁性体メッキ処理)。ここにおいて、ホール素子の上面から磁性体の底面までの距離を9〜20μmに形成する。
この磁気収束板12は、Fe−Ni系合金を電解メッキにより作製したもので、パーマロイやスーパーマロイ(Fe−Ni系合金)からなることが好ましく、それにCoを添加したものは、磁気ヒステリシスが減少するのでより好ましい。さらには、パーメンジュール(Fe−Co系合金)又はセンダスト(Fe−Si−Al系合金)からなることが好ましい。
次に、図8(f)に示すように、フォトレジスト18を除去する(レジストパターン除去)。その結果、磁気収束板12が第2の金属膜16b上に残ることになる。
次に、図示しないが、NiFeをマスクとしてCuエッチングする。この場合、NiFeはエッチングされずにCuのみ選択エッチングされる(Cuエッチング)。また、NiFeをマスクとしてTiWをエッチングする。この場合、NiFeはエッチングされずにTiのみ選択エッチングされる(Tiエッチング)。
最後に、複数の磁気センサチップをダイシングにより単体のチップに分離する(ダイシング)。
このように、本発明の磁気センサにおけるホール素子の上面から磁気収束板の底面までの距離を11〜20μmとしたので、磁気収束板の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、感度変化が小さくなり感度のバラツキが抑制された磁気センサを実現することができる。
従来の磁気センサを説明するための構成図である。 本発明に係る磁気センサの一実施例を説明するための構成図である。 本発明の磁気センサにおける磁気収束板の半径と磁気増幅度の関係を示す図である。 積分要素法を用いた静磁場3次元解析による、磁気収束板の直径に対するX軸・Y軸の磁気感度の関係を示す図である。 積分要素法を用いた静磁場3次元解析による、磁気収束板の直径に対するZ軸の磁気感度の関係を示す図である。 磁気収束板の直径に対するX軸・Y軸の磁気感度/Z軸の磁気感度の比の関係を示す図である。 本発明に係る磁気センサの製造方法の一実施例を説明するための工程断面図(その1)である。 本発明に係る磁気センサの製造方法の一実施例を説明するための工程断面図(その2)である。
符号の説明
1 半導体回路
2 磁気収束板
3 半導体基板
4a,4b ホール素子
5 保護層
6 接着層
11 半導体回路(半導体基板13とIC配線層17を含む)
12 磁気収束板
13 半導体基板
14a,14b ホール素子
15 保護層
16 下地金属層
16a 第1の金属膜
16b 第2の金属膜
17 IC配線層(層間絶縁膜や保護層などを含む)
18 フォトレジスト
18a 空隙部

Claims (4)

  1. 複数のホール素子が設けられた半導体回路と、該半導体回路上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体とを備えた、該半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気を検出する磁気センサにおいて、
    前記半導体回路上に設けられた中間層と、
    該中間層上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体と
    を備え、
    前記ホール素子の上面から前記磁性体の底面までの距離が11〜20μmであり、
    前記中間層が、ポリイミド層と、該ポリイミド層上に設けられたTiW及びCuからなる下地金属層とからなり、
    前記磁性体が、電解めっきにより形成されており、
    前記磁性体の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、前記半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気に対する感度変化が小さくなり感度のバラツキが抑制されることを特徴とする磁気センサ。
  2. 複数のホール素子が設けられた半導体回路と、該半導体回路上に設けられた磁気増幅機能を有する磁性体とを備えた、該半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気を検出する磁気センサの製造方法において、
    半導体基板の表面に前記ホール素子を埋め込み形成する工程と、
    前記半導体基板上にポリイミド層を形成する工程と、
    該ポリイミド層上にTiWとCuからなる下地金属層を形成する工程と、
    前記下地金属層上に、前記ホール素子の周辺上部が空隙部となるようにレジストパターンニングによりレジストを形成する工程と、
    前記下地金属層上の前記空隙部に前記磁気増幅機能を有する磁性体を電界めっきにより形成する工程と
    を有し、前記ホール素子の上面から前記磁性体の底面までの距離を11〜20μmに形成することで、前記磁性体の平面内位置ずれや垂直方向の距離変化に対して、前記半導体回路の少なくとも水平面方向の2軸の各軸それぞれの磁気に対する感度変化が小さくなり感度のバラツキが抑制されることを特徴とする磁気センサの製造方法。
  3. 前記下地金属層をスパッタリング法により形成することを特徴とする請求項2に記載の磁気センサの製造方法。
  4. 前記レジストパターンニングをフォトリソグラフィーにより形成することを特徴とする請求項2又は3に記載の磁気センサの製造方法。
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