JP5063627B2 - 作業服類の保管袋及びこれを用いた保管方法 - Google Patents

作業服類の保管袋及びこれを用いた保管方法 Download PDF

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本発明は、保管袋に関する。特に、放射線管理区域で使用する作業服類の保管袋及びこれを用いた保管方法に関する。
従来より、寝具や衣類などの保管にあたり、これらの内容物を袋に収納して内部の空気を抜いて圧縮して保管するための保管袋や保管方法が知られている。これらの保管袋は、季節の変化などにより長期間使用しない寝具などを保管するためのものであり、収納する寝具などは洗濯や天日干しなどがされた清潔なものである場合が多い。このような寝具などを長期間保管するため、保管袋の内部に乾燥剤を設けて湿気を防ぐ保管袋が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、原子力発電所などの放射線管理区域で作業を行った作業員他が着用した作業服は洗濯により汚染が除去されて、専用の装置により放射線に汚染されていないか検査される。放射線管理区域で使用された作業服は、検査をせずに管理区域外へ持ち込まれることが禁止されているからである。しかしながら、汚染の除去には専用の装置が用いられるため、この装置が故障した場合などには、使用済みの作業服が洗濯できずに、長期間保管されなければならなかった。
上記の場合、作業を行って汗を吸収した作業服を洗濯せずに長期間保管すると、悪臭やカビの発生により再使用が困難となり、廃棄せざるを得ないという問題が起きていた。このような場合、特許文献1に記載の保管袋ではカビの発生や悪臭を十分に防ぐことができないという問題があった。
登録実用新案第3078101号公報
上記のような問題に鑑み、本発明は、汗などを吸収した使用済みの作業服類を、カビや悪臭の発生を抑制して長期間収納することができる保管袋と、これを用いて作業服類を保管する保管方法を提供することを目的とする。
(1) 本発明の保管袋は、放射線管理区域で使用する作業服類の保管袋であって、前記作業服類を収納する内面に抗菌部材を備える袋部と、前記内面において前記袋部の一方に配置される開口の端縁から前記袋部の他方に形成される底部側に向かって所定の距離離れた位置に、前記端縁に平行して形成される開閉手段と、前記袋部の外面において前記端縁から前記開閉手段に対応する位置の間に、前記端縁に直交する方向に延びる第一の側縁側と該第一の側縁に対向する第二の側縁側において互いに向かい合い、所定の間隔を開けて設けられる複数の目印と、を備える。
(2) 前記開閉手段は、前記内面の第一の面に形成される凸状部材と、前記第一の面に向かい合う第二の面に形成されて前記凸状部材に嵌合する溝状部材と、を備えることが好ましい。
(3) 前記抗菌部材はシート状部材であり、前記袋部と前記シート状部材とは、グラフト重合により接着されることが好ましい。
(4) 前記袋部は、前記底部と前記開閉手段との間に設けられる筐体状の収納部と、該収納部から前記開口に延びる封入部を備え、前記収納部は、前記底部と、該底部に向かい合う面と、前記第一の面と、前記第二の面と、前記第一の側縁及び前記第二の側縁のそれぞれから前記第一の面及び前記第二の面の間における前記収納部の厚さ方向に延びる側面と、により構成されることが好ましい。
(5) さらに逆止弁を備えることが好ましい。
(6) 本発明の放射線管理区域で使用する作業服類の保管方法によれば、放射線管理区域において使用済みの作業服類に抗菌消臭剤を付与する抗菌消臭剤付与工程と、前記抗菌消臭剤の付与された使用済みの前記作業服類を、(1)から(5)に記載の保管袋に収納する収納工程と、前記作業服類を収納した前記保管袋から真空掃除機により前記袋部の内部を真空にする真空工程と、前記開閉手段により前記開口を封じる封止工程と、前記袋部の前記外面の前記端縁に最も近接する位置における前記第一の側縁側と前記第二の側縁側とを結ぶ線を溶着する溶着工程と、を有する。
(7) さらに、前記溶着工程の後、前記作業服類を収納した前記保管袋を、建物の中で放射線遮蔽壁を備える部屋の内部または収納ラックに積み重ねて収容する収容工程を含むことが好ましい。
本発明に係る保管袋及び保管方法によれば、汗などを吸収した使用済みの作業服類を、カビや悪臭の発生を抑制して長期間収納することができる。
第一実施形態に係る保管袋を示す斜視図である。 図1に示す保管袋のA−A線における断面図である。 第一実施形態に係る真空工程を示す説明図である。 第一実施形態に係る封止工程を示す説明図である。 第二実施形態に係る保管袋を示す斜視図である。 第二実施形態に係る保管袋の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
1.第一実施形態
図1に示すように、本実施形態に係る保管袋1は、略直方体で一方の面側に開口3を有する袋部2により形成される。開口3に向かい合う面側は底部4である。開口3が形成される袋部2の端縁5が延びる方向に直交して、第一の側縁6と、第一の側縁6に対向する第二の側縁7が延びる。これらの、第一の側縁6及び第二の側縁7それぞれから延びる袋部2の厚みを形成する側面8の一部には、折代9が形成される。第一の側縁6と、第二の側縁7との間の袋部2の最も大きな面積の面が平面部20である。平面部は側面8を挟んで向き合う二面に配置される。袋部2は、内面に抗菌部材23を備える。
図2に示すように、袋部2の作業服類100を収納する内面には、開口3の端縁5から底部4側に向かって所定の距離離れた位置に、端縁5に平行して開閉手段10が形成される。折代9は、底部4から開閉手段10までの間に設けられる。開閉手段10から開口3の端縁5までは、開閉手段10による封止を可能とするため、折代9は設けられない。平面部20の外面側には、端縁5から開閉手段10に対応する位置の間に、第一の側縁6側と第二の側縁7側において互いに向かい合い、所定の間隔を空けて複数の目印11が設けられる。
袋部2の形状は、内面に開閉手段10を形成し、外面に目印11を表示することが可能であれば、特に限定されない。直方体であれば、開口3の幅と開閉手段10の長さを同一にすることができ、開口3を大きくとることができるため好ましい。袋部2の寸法は、第一の側縁6及び第二の側縁7の長さが80cm、これらの側縁に直交する端縁5及び底部4の側縁の長さが60cm、厚みを形成する側面8の厚さ方向の長さが30cmであるが、作業服類を収納することができればこれに限定されない。
袋部2は、厚さ0.15mmのポリエチレン製である。厚さが0.15mmであると、繰り返しの使用に耐える強度が確保でき、ポリエチレン製であると使用済みのものを放射性廃棄物として焼却することができるため好ましい。しかしながら、材質及び厚さは特にこれに限定されない。
抗菌部材23は、平面部20の内面側において、開閉手段10から底部4側に向かって配置される。また、底部4の内面側にも抗菌部材23が配置される。抗菌部材23は、フェノキシエタノールをポリエステル製の不織布にグラフト重合させたシート状の部材である。フェノキシエタノールは消臭及び吸湿、抗菌効果を有し、繰り返しの使用に耐えうるため好ましい。竹炭に限られず、抗菌部材は従来公知のものを用いてよいが、特に汗などのアンモニアやカビの発生を抑制する種類のものであることが好ましい。
抗菌部材23は、フェノキシエタノールとグラフト重合により接合される。すなわち、抗菌部材23に放射線を放射し、所定の薬品にて処理した後、袋部2を構成するシート状部材と結合する。グラフト重合により結合されることにより、抗菌部材23の抗菌効果が半永久的に持続する。
開閉手段10は、袋部2の内面に形成される。端縁5から15cmの範囲内の離れた位置に、端縁5の延びる方向に平行して延びるように形成される。開閉手段10は、袋部2の内面の一方の面である第一の面21に形成される凸状部材10aと、第一の面21に向かい合う第二の面22に形成され、凸状部材10aに向かい合って凸状部材10aに嵌まり合う溝状部材10bを備える。凸状部材10aと溝状部材10bが嵌まり合う形状は、従来公知の形状が用いられてよい。
図3に示すように、袋部2に作業服類100を収納した後、袋部2は内部を後述する真空掃除機30で空気を抜かれる。空気を抜いた後、凸状部材10aを溝状部材10bに嵌めこむことによって、袋部2を密封するための仮留めが可能になる。
目印11は、平面部20の外面側の第一の側縁6と、第二の側縁7近傍に設けられる。端縁5と、開閉手段10に対応する平面部20の外面側の部分と、の間に四箇所、等間隔で設けられる。目印11の設けられる数や間隔はこれに限定されず、適宜変更されてよい。第一の側縁6側に設けられる目印11と、第二の側縁7側に設けられる目印11とは、互いに向かい合い、直線で結ぶことができるように配置される。目印11は、袋部の一の平面部20と、これに向かい合う他の平面部20の両方に表示される。一方の平面部20にのみ表示されてもよいが、両方の面に表示されていることにより、保管袋1がいずれの向きであっても後述するように密閉する際の目印とできるので好ましい。両面の目印11は、袋部2の外面側に印刷などの公知の手段により表示されればよく、色や形状などの表示手段は特に限定されない。
図4に示すように、目印11は、開閉手段10より開口3側に設けられる。このため、開閉手段10により袋を仮に閉じた後、第一の側縁6側に設けられる目印11と、第二の側縁7側に設けられる目印11との間を、密閉手段によってさらに封止することにより、保管袋1が完全に密閉可能となる。密閉手段としては、ポリエチレンやポリプロプレンなどのフィルムを熱により溶着させるシール機40が好適に用いられる。
以下に本発明に係る保管袋1を用いて作業服類を保管する保管方法を説明する。放射線管理区域で使用された作業着、下着、靴下、帽子などの作業服類100は、保管袋1に収納される前に抗菌消臭剤を付与される。抗菌消臭剤は、人の汗に含まれるアンモニアから発生する悪臭を低減し、カビの発生を抑制する抗菌成分を含んでいるものであれば、従来公知の抗菌消臭剤を用いてよい。抗菌消臭剤は、例えば、保管袋1に収納する前に原液を作業服類100に噴霧し、保管袋1に半分ほど詰めたところでさらに噴霧し、保管袋いっぱいに作業服類100が詰ったところでもう一度噴霧するなど、数回に分けて噴霧してよい。保管袋1に収納した抗菌消臭効果を得られれば、付与する方法、回数などは特に限定されない。
抗菌消臭剤を付与された作業服類100は、収納工程において、保管袋1に開口3から収納される。その後、真空工程において、開口3に真空掃除機30の管31を差し込み、真空掃除機を作動させて保管袋1の内部の空気を吸引する。真空掃除機30は、空気を吸引する機能を有していれば特に限定されないが、モーターを複数有するなど、家庭用の掃除機と比べて強力な吸引力を有するものが好ましい。
内部の空気を吸引された保管袋1の作業服類100と接しない部分は、一方の面である第一の面21とこれに向き合う他方の面である第二の面22とが重ね合わさった状態になる。図3に示すように、封止工程において、平面部20の向き合う内面を重ね合わせた状態で、開閉手段10の凸状部材10aを溝状部材10bに嵌めこみ、仮留めする。
封止工程の後、溶着工程において、目印11のうち、端縁5に最も近接する位置に配置される目印の、第一の側縁6側と前記第二の側縁7側とを結ぶ線をシール機40で溶着する。これにより、保管袋1の内部が真空の状態で密閉される。溶着工程では、複数箇所に設けられた目印11のうち最も開口3の端縁5に近い側の目印11を溶着する。なお、「最も近接する位置」とは、端縁5の近傍において、端縁5からシール機40を用いて溶着が可能な距離離れた位置である。保管袋1を開封する際には、溶着した部分を切除する。そこで、収納された作業服類100を洗濯した後、再度保管袋1を使用するときには、またさらに開口3の端縁5に最も近い側にある目印11部分を溶着する。このようにして、目印11が形成されている箇所の数だけ、保管袋1を切除して、溶着し、再使用することが可能になる。
上述の通り真空状態で作業服類を収納した保管袋1は、建物の中で放射線遮蔽壁を有する部屋の内部に積み重ねて収容される。例えば、部屋の内部の収納ラックなどの棚に重ねて収容される。使用済みの作業服類は放射線を帯びている可能性があり、検査を受けていないため、放射線を遮蔽可能な厚さの壁または低放射化機能を備える壁により囲まれた部屋の内部に積み重ねることにより、安全性が向上する。また、作業服類100の重さで積み重ねられた下方に位置する保管袋1は圧力を受け、真空状態がより長く持続する。
本発明によれば、使用済みの作業服類に抗菌消臭剤を付与したものを真空状態で保管することができる抗菌部材を備える保管袋及び保管方法が提供されるため、使用済みの作業服類を洗濯するまでに長期間保管する際、悪臭やカビの発生を抑制することができる。
また、袋部2の内面側に開閉手段10を形成し、さらに開閉手段10と開口3の間を溶着するため、袋部2の内部を真空状態にした後大気圧に戻すことなく袋部を封止し、密閉することができる。さらに、目印11を開口3の端縁5から開閉手段10に対応する平面部20の外面側の間に複数個所設けたため、繰り返し溶着することができ、保管袋1を繰り返し使用することができる。
2.第二実施形態
次に、本発明の第二実施形態に係る保管袋1Aについて、図5を参照しながら説明する。図5は、第二実施形態に係る保管袋1Aの斜視図である。図6は、第二実施形態に係る保管袋1Aの縦断面図である。第二実施形態の説明において特に説明をしない点については、第一実施形態の説明が適宜援用される。
第二実施形態においては、袋部2の形状が第一実施形態と異なる。袋部2は、底部4及び開閉手段10の間に設けられる筐体状の収納部25と、収納部25から開口3に延びる封入部26とを備える。また、第二実施形態に係る保管袋1Aは、保管袋1の内部の空気を排出し、空気の逆戻りを防止する逆止弁12を備える。
収納部25は、底部4と、底部4に向かい合う面41と、第一の面21と、第二の面22と、第一の側縁6及び第二の側縁7のそれぞれから第一の面21及び第二の面22の間における収納部25の厚さ方向に延びる側面8と、により構成される。収納部25は、内部に空間を形成するように広げた状態で、略直方体の形状を備える。
図6に示すように、収納部25は、内部に空間を形成するように広げた状態で、保管袋1Aの最も大きな面を構成する一対の平面部20のうち一方の平面部20から他方に突出するように形成される。
封入部26は、収納部25から連続して開口3に延びている。封入部26は、袋部2の内面における第一の面21と第二の面22とが互いに向き合い、第一の面21及び第二の面22が第一の側縁6及び第二の側縁7において連続していることにより、収納部25に繋がる筒状の形状に構成されている。封入部26における第一の面21の外側の面は、一対の平面部20のうちの一の平面部20から連続している。第二の面22の外側の面は、底部4に向かい合う面41から屈曲して連続している。
収納部25には、空気を排出し、逆戻りを防止する逆止弁12が設けられている。逆止弁12は、筒状の形状を備え、開閉手段10と同様の材質で構成されている。
第二実施形態によれば、袋部2に、底部4と開閉手段10との間に設けられる収納部25と、収納部25から開口3に延びる封入部26と、を設けた。また、収納部25は、筐体状の形状を備える構成とした。このため、保管袋1Aの開口3近傍を溶着する際に、収納部25に皴が寄りにくい。また、収納部25を筐体状の形状とすることにより、底部4に向かい合う面41が袋部2の開口3側のマチ部分となるため、第一実施形態における形状よりも収納部25の内部に収納できる作業服類100の容量を大きくすることができる。
また、第二実施形態によれば、開閉手段10の内側(収納部側)に、逆止弁12が設けられている。このため、保管袋1Aから空気を抜く際に、より簡易で確実に内部の空気を低減することができる。
3.第三実施形態
第三実施形態においては、目印11を保管袋に設けない点で、第一実施形態と異なる。その他の構成は第一実施形態と同様である。第三実施形態によれば、目印11を設けなくてよい点で、第一実施形態における製造コストよりも低いコストで保管袋を作成することができる。目印11を設けない場合でも、保管袋に使用済みの作業服類を収納した後、袋部2の端縁5に最も近い側をシール機40で溶着し、溶着した部分を切るなどして開封した後、さらにまた端縁5に最も近い側をシール機40で溶着して保管袋を使用することにより、第一実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
4.第四実施形態
第四実施形態においては、放射線管理区域で使用するための作業服類を、使用前に保管袋1において保管する点で第一実施形態と異なる。使用前であるため、抗菌消臭材は付与されない。収納工程において、使用前の作業服類を、第一実施形態と同様の保管袋1に開口3から収納する。その後、真空工程において、開口3に真空掃除機30の管31を差し込み、真空掃除機を作動させて保管袋1の内部の空気を吸引する。封止工程において、保管袋1における平面部20の向き合う内面の第一の面21、第二の面22を重ね合わせた状態で、開閉手段10の凸状部材10aを溝状部材10bに嵌めこみ、仮留めする。
封止工程の後、溶着工程において、目印11のうち、端縁5に最も近接する位置に配置される目印の、第一の側縁6側と前記第二の側縁7側とを結ぶ線をシール機40で溶着する。これにより、保管袋1の内部が真空の状態で密閉される。溶着工程では、複数箇所に設けられた目印11のうち最も開口3の端縁5に近い側の目印11を溶着する。保管袋1を開封する際には、溶着した部分を切除する。再度保管袋1を使用するときには、またさらに開口3の端縁5に最も近い側にある目印11部分を溶着する。このようにして、目印11が形成されている箇所の数だけ、保管袋1を切除して、溶着し、再使用することが可能になる。
上述の通り真空状態で作業服類を収納した保管袋1は、建物の部屋の内部に積み重ねて収容される。例えば、部屋の内部の収納ラックなどの棚に重ねて収容される。積み重ねることにより、作業服類100の重さで積み重ねられた下方に位置する保管袋1は圧力を受け、真空状態がより長く持続する。本実施形態によれば、使用前の作業服類を保管袋1に収納するため、湿気の多い場所でもカビや悪臭の発生を抑制して使用前の作業服類を保管することができる。また、真空状態で保管するため、大量の作業服類を部屋の内部の棚などに収容する際、スペースをとらずに収容することができる。
1、1A 保管袋
2 袋部
3 開口
4 底部
5 端縁
6 第一の側縁
7 第二の側縁
8 側面
9 折代
10 開閉手段
10a 凸状部材
10b 溝状部材
11 目印
12 逆止弁
20 平面部
21 第一の面
22 第二の面
23 抗菌部材
25 収納部
26 封入部
30 真空掃除機
40 シール機

Claims (7)

  1. 放射線管理区域で使用する作業服類の保管袋であって、
    前記作業服類を収納する内面に抗菌部材を備える袋部と、
    前記内面において前記袋部の一方に配置される開口の端縁から前記袋部の他方に形成される底部側に向かって所定の距離離れた位置に、前記端縁に平行して形成される開閉手段と、
    前記袋部の外面において前記端縁から前記開閉手段に対応する位置の間に、前記端縁に直交する方向に延びる第一の側縁側と該第一の側縁に対向する第二の側縁側において互いに向かい合い、所定の間隔を開けて設けられる複数の目印と、を備える保管袋。
  2. 前記開閉手段は、前記内面の第一の面に形成される凸状部材と、前記第一の面に向かい合う第二の面に形成されて前記凸状部材に嵌合する溝状部材と、を備える請求項1記載の保管袋。
  3. 前記抗菌部材はシート状部材であり、前記袋部と前記シート状部材とは、グラフト重合により接着される請求項1または2記載の保管袋。
  4. 前記袋部は、前記底部と前記開閉手段との間に設けられる筐体状の収納部と、該収納部から前記開口に延びる封入部を備え、
    前記収納部は、前記底部と、該底部に向かい合う面と、前記第一の面と、前記第二の面と、前記第一の側縁及び前記第二の側縁のそれぞれから前記第一の面及び前記第二の面の間における前記収納部の厚さ方向に延びる側面と、により構成される請求項2又は3に記載の保管袋。
  5. さらに逆止弁を備える請求項1から4のいずれかに記載の保管袋。
  6. 放射線管理区域で使用する作業服類の保管方法であって、
    放射線管理区域において使用済みの作業服類に抗菌消臭剤を付与する抗菌消臭剤付与工程と、
    前記抗菌消臭剤の付与された使用済みの前記作業服類を、請求項1から5に記載の保管袋に収納する収納工程と、
    前記作業服類を収納した前記保管袋から真空掃除機により前記袋部の内部を真空にする真空工程と、
    前記開閉手段により前記開口を封じる封止工程と、
    前記袋部の前記外面の前記端縁に最も近接する位置における前記第一の側縁側と前記第二の側縁側とを結ぶ線を溶着する溶着工程と、を有する作業服類の保管方法。
  7. さらに、前記溶着工程の後、前記作業服類を収納した前記保管袋を、建物の中で放射線遮蔽壁を備える部屋の内部または収納ラックに積み重ねて収容する収容工程を含む請求項6に記載の作業服類の保管方法。
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