JPH0730563Y2 - 廃棄物収容箱用防水底板 - Google Patents

廃棄物収容箱用防水底板

Info

Publication number
JPH0730563Y2
JPH0730563Y2 JP1992012920U JP1292092U JPH0730563Y2 JP H0730563 Y2 JPH0730563 Y2 JP H0730563Y2 JP 1992012920 U JP1992012920 U JP 1992012920U JP 1292092 U JP1292092 U JP 1292092U JP H0730563 Y2 JPH0730563 Y2 JP H0730563Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
box
box body
flaps
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992012920U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0616303U (ja
Inventor
功 中澤
Original Assignee
株式会社ナカシン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ナカシン filed Critical 株式会社ナカシン
Priority to JP1992012920U priority Critical patent/JPH0730563Y2/ja
Publication of JPH0616303U publication Critical patent/JPH0616303U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0730563Y2 publication Critical patent/JPH0730563Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse Receptacles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は廃棄物収容箱用防水底板
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の病原菌や劇薬及びこれらを
含む血液、体液又はこれらが付着した注射器等の器具類
の医療用廃棄物を簡易、確実に且つ安全に廃棄する方法
として、あらかじめポリ袋等の内袋に廃棄物を収容し、
この内袋を段ボール箱等に収容密閉して焼却廃棄してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、段ボール箱の保管や搬送等の取り扱い中に内袋
に形成された無数の且つ微細なピンホールから液状、粉
状の廃棄物が段ボール箱内に漏出し、段ボール紙に含浸
されて取り扱いそのものが危険である他、漏れた液体の
含浸により段ボール箱の底が破れたり、型崩れすること
があり、医療用廃棄物の安全管理上重大な問題があっ
た。また、このような廃棄物処理上の問題は、医療用の
他、理化学実験用又は工業用廃棄物処理に伴っても生じ
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するための本考案は、底部3の周縁に側壁4を起立せ
しめ、側壁4の上端に折曲開閉自在な蓋2を連設した箱
本体1と、上記底部3の形状に対応した形状の底板5の
外周縁に折曲起立可能にフラップ5a,5bを連設し、
上記箱本体1内の側壁4及び底部3に沿って嵌挿され、
箱本体1内下部において箱皿状に形成される内箱とによ
り廃棄物収容箱を構成するものにおいて、上記底板5と
フラップ5a,5bの内面及び展開状態で各隣接フラッ
プ5a,5b間に形成された切欠部5cを覆う防水フィ
ルム6を底板5及び各フラップ部5a,5bに付着せし
め、上記フラップ5a,5bを起立させた箱皿状におい
て上記防水フィルム6に隣接フラップ5a,5bの隣接
端間でひだ部6aを形成せしめたことを特徴としてい
る。
【0005】
【作用】底板5とその外周縁に連設されたフラップ5
a,5bそして各フラップ間の切欠部5cの全体を覆う
ように防水フィルム6を付着した上で、各フラップ5
a,5bを起立させながら、箱本体1内の底面3上に収
容敷設させる。箱本体1内では防水フィルム6で内側表
面を覆われた底板5及び各フラップ5a,5bが箱本体
1底部に沿って箱状態を形成することから、箱本体1内
に収容された内袋7のピンホールから漏出した液状廃棄
物は防水フィルム6を浸透することなく内箱内に溜ま
り、箱本体1内に浸出又は漏出することはない。
【0006】
【実施例】以下、図示する実施例につき詳述すると、箱
本体1は各面が折曲自在に連接する一体の紙製段ボール
から成り、各面の連接箇所を折り曲げ固定することによ
り中空立方体に形成される。箱本体1の上面には各側面
端に連接する折曲開閉自在の4片の蓋2が設けられ、上
部開放状態となっている。箱本体1の内部底面3上に
は、4辺外周縁に起曲自在のフラップ5a,5bが連接
されたボール紙から成る底面3と略同形の底板5が各フ
ラップ5a,5bを起立させた状態で挿脱自在に収容さ
れる。底板5の形状は箱本体1の内部に適合して収容さ
れるよう成形されており、収容時には、底板5の4辺外
周縁より内側に折り曲げられ起立した各フラップ5a,
5bが、もとに戻ろうとする弾力性により箱本体1の各
側壁4の内壁に密着し、底板全体として上部開放型の箱
皿状態を形成している。
【0007】図2に示すように底板5と各フラップ5
a,5bは各フラップ間の切欠部5cまで含めて、展開
状態で内側表面を覆うようにポリカーボネート、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ビニールその他の材料よりな
る防水フィルム6で被着されている。このため、底板全
体として上記箱皿状態を形成する際には、皿状態での内
側表面上が、切欠部まで含めて一体的に防水フィルム6
により覆われることとなる。上記防水フィルムは透明で
も不透明でもよい。また、フラップは対面のフラップ同
士、5aと5aそして5bと5bでは同じ長さとし、隣
り合うフラップ同士、5aと5bでは異なる長さとなっ
ており、底板5を箱本体1に収容敷設するにあたって長
手方向のフラップ5aを把手として利用できるようにな
っており、底板5の挿脱を容易にするものである。さら
に、フラップ5a,5bを起立させて箱皿状に内箱を形
成すると、防水フィルム6の各コーナー部は図1に示す
ようにひだ部6aを形成し、箱本体1に挿入するとき
は、フラップ5a,5bと箱本体1の側壁4の内面との
間に畳み込まれるようにして介挿される。その結果、隣
接するように起立した各フラップ5a,5bの隣接側端
部のコーナーは、上記ひだ部6aによって覆われて外部
と遮断された防水構造を形成することになる。
【0008】底板全体が箱皿状態を形成しながら底面3
上に挿入されている箱本体1内には、ポリ袋等の内袋7
が開口端を上方に向けながら底板5上に収容されてお
り、内袋7内の液体や菌類、薬物等の廃棄物が内袋7の
ピンホールから外部へ漏出しても、防水フィルム6が液
体の浸透を防ぐため、浸出した廃棄物は防水フィルム6
で覆われた底板5上に残ることとなる。廃棄物を収容し
た箱本体1は、蓋2によって閉塞され、蓋2の開閉部に
沿って粘着テープ8が張られることにより密封状態とな
る。
【0009】箱本体1の側面4外壁には紙製の一対の把
手9が貼着されている。利用者は密封状態となった箱本
体1を、把手9を持ちながら移送することができる。こ
のようなごみ収容具は、組み立てが簡単な上に軽量なた
め、各部品がセットされた状態で製造、販売することが
できるものである。上記実施例では、箱本体1、底板5
共に紙製なので、焼却廃棄が行い易い利点がある。
【0010】なお、本実施例では箱本体1の形状を立方
体としたが、直方体、多角形筒又は円筒状にすることも
可能である。この場合、底板5の形状は箱本体1の平面
形状と適合させるものとする。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されるので、内
袋のピンホール等から医療、食品、ごみ等の廃棄物の液
体及び菌類等が箱本体外に漏出することを確実に防止で
き、箱本体が液体の含浸によって破れたり型崩れするこ
ともなく廃棄液体による悪臭の発生や環境への悪影響の
発生防止もできる。特に医療廃棄物の場合、危険な劇薬
類や有害な菌類の流出を防止できる等の安全及び衛生管
理上の利点がある。また、本考案の防水底、単純に
裁断されたボール紙等の底板及びフラップ内面に防水フ
ィルムを付着せしめただけなので、構造、加工及び操作
ともに簡単で、低コストである等の利点もある。その他
防水フィルムに軟質材を用いることにより箱本体内にお
けるひだ部の適合性が良く、ビニール袋等に収容された
廃棄物を収納する際の妨げやビニール等の損傷をさせる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の底板の使用状態を示す斜視図である。
【図2】底板の展開図である。
【図3】底板の使用状態を示す断面図である。
【図4】底板を使用した箱の密閉状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 箱本体 3 箱本体底面 5 底板 5a フラップ 5b フラップ 6 防水フィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部(3)の周縁に側壁(4)を起立
    せしめ、側壁(4)の上端に折曲開閉自在な蓋(2)を
    連設した箱本体(1)と、上記底部(3)の形状に対応
    した形状の底板(5)の外周縁に折曲起立可能にフラッ
    プ(5a),(5b)を連設し、上記箱本体(1)内の
    側壁(4)及び底部(3)に沿って嵌挿され、箱本体
    (1)内下部において箱皿状に形成される内箱とにより
    廃棄物収容箱を構成するものにおいて、上記底板(5)
    とフラップ(5a),(5b)の内面及び展開状態で各
    隣接フラップ(5a),(5b)間に形成された切欠部
    (5c)を覆う防水フィルム(6)を底板(5)及び各
    フラップ部(5a),(5b)に付着せしめ、上記フラ
    ップ(5a),(5b)を起立させた箱皿状において上
    記防水フィルム(6)に隣接フラップ(5a),(5
    b)の隣接端間でひだ部(6a)を形成せしめる廃棄物
    収容箱用防水底板。
JP1992012920U 1992-02-06 1992-02-06 廃棄物収容箱用防水底板 Expired - Lifetime JPH0730563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992012920U JPH0730563Y2 (ja) 1992-02-06 1992-02-06 廃棄物収容箱用防水底板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992012920U JPH0730563Y2 (ja) 1992-02-06 1992-02-06 廃棄物収容箱用防水底板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0616303U JPH0616303U (ja) 1994-03-01
JPH0730563Y2 true JPH0730563Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=11818772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992012920U Expired - Lifetime JPH0730563Y2 (ja) 1992-02-06 1992-02-06 廃棄物収容箱用防水底板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730563Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3018002U (ja) * 1995-05-11 1995-11-14 中島通信機工業株式会社 家具転倒防止固定具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0616303U (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4948266A (en) Disposable receptacle
US4886164A (en) Containers for medical waste
US4674676A (en) Closable, disposable, foldup container for used medical materials
US4863052A (en) Disposable contaminated material container
US5328028A (en) Hazardous waste disposal method and drum assembly
JPH0730563Y2 (ja) 廃棄物収容箱用防水底板
KR200482373Y1 (ko) 1회용 의료 폐기물 수거용기 덮개
JPH0730561Y2 (ja) 廃棄物等の収容箱
JPH085121Y2 (ja) 廃棄物収納箱
JP2510357Y2 (ja) 医療廃棄物処理用容器
JPH0350907Y2 (ja)
KR970000886Y1 (ko) 병원폐기물용 위생상자
JPH0219740Y2 (ja)
CA2023686C (en) Hazardous waste disposal method and drum assembly
JPH10290808A (ja) 医療用器具包装函
JP3056879U (ja) 医療具廃棄用容器
JP4382264B2 (ja) 消毒用衛生材料収納容器
JP2568745B2 (ja) 空容器の処理方法
JPH0232281Y2 (ja)
JPH0586328U (ja) 医療廃棄物収納容器及びその内蓋
JPH0620723Y2 (ja) 医療用品の廃棄物用容器
JPH0620724Y2 (ja) 危険物処理等用の折畳式容器
JP2001286517A (ja) 医療廃棄物処理容器
JPH10243976A (ja) 可燃性の医療廃棄物処理容器
JPH04132049U (ja) 容 器