JP3018002U - 家具転倒防止固定具 - Google Patents

家具転倒防止固定具

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JP3018002U
JP3018002U JP1995004408U JP440895U JP3018002U JP 3018002 U JP3018002 U JP 3018002U JP 1995004408 U JP1995004408 U JP 1995004408U JP 440895 U JP440895 U JP 440895U JP 3018002 U JP3018002 U JP 3018002U
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JP
Japan
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furniture
belt
main belt
auxiliary
fixed
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Application number
JP1995004408U
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English (en)
Inventor
義勝 中島
Original Assignee
中島通信機工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家具に固定した補助ベルトを、柱に固定手段
で取り付けて張り渡した主ベルトに連結し、柱の振動が
家具に直接伝達しないようにすることにより、家具の転
倒及び固定手段の脱落を防止する。 【構成】 壁際に配置した家具Fの背面で1対の柱1間
に張り渡して各柱に端部を固定手段4により固定する主
ベルト2と、主ベルト2に両端部をそれぞれ固定する補
助ベルト3により構成する。補助ベルト3は、離脱防止
手段5によって密着固定させて少なくとも一方の端部は
着脱自在の連結手段6によって主ベルト2に着脱自在に
連結する。主ベルト2を柱1間で僅かなたるみももたせ
るか、又は僅かな伸縮性を有するものとして構成し、少
なくとも家具の高さのレベルに主ベルト2を張り渡し、
家具の上端縁に沿って補助ベルト3を巻き掛ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、地震の際に家具の転倒を防止するための固定具に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来の家具転倒防止固定具としては、家具の頂面と天井との間に突っ張り棒を かませたり、壁面と家具とを取付金具、接着剤等で固定したりするものがあった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、固定すべき天井又は壁面が石膏ボンド、新建材等で形成されており、 また間柱、胴縁が薄鉄板型材で形成されており、釘、ねじ等の金具では十分な固 定ができない。
【0004】 更に、天井や壁面に直接固定するものであるため、地震の際に建物の振動が直 接家具に伝達され、家具の重さが固定具の天井や壁面との固定部分に加わって固 定具が天井や壁面から簡単に脱落してしまう。
【0005】 従って、本考案の目的は、柱の振動が直接家具に伝達されない家具転倒防止固 定具を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するため、本考案家具転倒 防止固定具は、壁際に配置した家具の背面で1対の柱間に張り渡して各柱に端部 を固定手段により固定する主ベルトと、この主ベルトに両端部をそれぞれ固定す る補助ベルトであって、各家具の両側側面及び前面に沿って密着固定させて少な くとも一方の端部を着脱自在の連結手段によって前記主ベルトに着脱自在に連結 する補助ベルトとにより構成し、前記主ベルトを柱間で僅かなたるみももたせる か、又は僅かな伸縮性を有するものとして構成し、少なくとも家具の高さのレベ ルに前記主ベルトを張り渡し、家具の上端縁に沿って前記補助ベルトを巻き掛け ることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、柱に確実に固定した主バンドに対して、少なくとも家具の上 端縁に巻き付けて固定した補助バンドを連結することによって固定したため、柱 が振動した場合に、柱間で僅かなたるみを有する若しくは僅かな伸縮性を有する 主ベルトが柱の振動を吸収するとともに、家具を柱の振動と遊離した独立的な振 動を可能とする。従って、家具の重みが、主ベルトの柱に対する固定手段の固定 箇所に直接加わることはなく、固定手段の柱からの脱落を危険性を軽減できる。
【0008】 更に、家具が傾いたとしても、主バンドのたるみの限界又は伸びの限界までで 家具の傾きは抑止され、転倒を防止する。
【0009】
【実施例】
次に、図面につき本考案の好適な実施例を説明する。
【0010】 図1に示すように、本考案家具転倒防止固定具は、部屋の柱1間に壁面に沿っ て張り渡してこれら柱に対応の端部を固定する固定手段を有する主ベルト2と、 家具Fの側面及び前面に沿って巻き掛けて両側の端部を主ベルト2に着脱自在に 連結する補助ベルト3とにより構成する。
【0011】 主ベルト2の固定手段としては、例えば、主ベルト2の各端部に固着した支持 金具4と、この支持金具を例えば、木製の柱1に固定する釘又は木ねじ(図面に は詳細に示さない)とにより構成する。
【0012】 この主ベルト2は、非伸縮性の材料で形成して柱1間で僅かなたるみをもたせ るか、又は僅かな伸縮性を有するもの例えばメッシュ編みの平坦ベルトとして構 成し、少なくとも家具Fの高さのレベルにこの主ベルト2を張り渡す。
【0013】 補助ベルト3は、主ベルト2に対応するレベルで、家具Fの少なくとも上端縁 に沿って両側の側面及び前面の周りに巻き掛け、離脱防止手段として例えば、接 着テープ5により補助ベルト3が家具から離脱するのを防止する。この離脱防止 手段としては、家具に固定するベルト通し金具とすることもできる。
【0014】 補助ベルト3の少なくとも一方の端部は連結手段6を介して主ベルト2に着脱 自在に取り付けることができるようにする。連結手段6は、例えば、主ベルト2 に沿って移動自在のループ7に取り付けたストラップ8の端部に取り付けたズボ ンのベルトのような尾錠9の形式のものとすることができる。この場合、この尾 錠9に補助ベルト3の端部に長手方向に互いに離して設けた複数個の孔10のう ち適切な孔に嵌め合わせて固定する。図示の実施例では、補助ベルト3の他方の 端部は、主ベルト2に沿って移動自在のループ7に固定する。
【0015】 本考案による家具転倒防止固定具は、家具の上端縁だけでなく、所要に応じ、 適宜家具の中央部分又は下側部分の周囲に設けてもよい。また、2段式の家具の 場合、図1に示すように、上下の家具を連結するブリッジ金具11を取付けてお くと好適である。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、柱に確実に固定した主バンドに対して、少なくとも家具の上 端縁に巻き付けた補助バンドを連結することによって固定したため、柱の振動は 、柱間で僅かなたるみを有する若しくは僅かな伸縮性を有する主ベルトによって 吸収され、家具は柱の振動と遊離した状態で独立した振動をするだけとなり、家 具の重みが、主ベルトの柱に対する固定手段の固定箇所に直接加わることはなく 、更に、固定手段は締結力を強い柱自体に固定されているため、固定手段の柱か らの脱落の危険性は低下する。
【0017】 更に、家具が傾いたとしても、主バンドのたるみの限界又は伸びの限界までで 家具の傾きは抑止され、転倒は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による家具転倒防止固定具を家具及び柱
に取り付けた状態の部屋の斜視図である。
【図2】本考案による家具転倒防止固定具の線図的説明
図である。
【符号の説明】
1 柱 2 主ベルト 3 補助ベルト 4 固定手段(釘又は木ねじ) 5 離脱防止手段(接着テープ) 6 連結手段 7 ループ 8 ストラップ 9 尾錠 10 孔 F 家具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁際に配置した家具の背面で1対の柱間
    に張り渡して各柱に端部を固定手段により固定する主ベ
    ルトと、この主ベルトに両端部をそれぞれ固定する補助
    ベルトであって、各家具の両側側面及び前面に沿って密
    着固定させて少なくとも一方の端部は着脱自在の連結手
    段によって前記主ベルトに着脱自在に連結する補助ベル
    トとにより構成し、前記主ベルトを柱間で僅かなたるみ
    ももたせるか、又は僅かな伸縮性を有するものとして構
    成し、少なくとも家具の高さのレベルに前記主ベルトを
    張り渡し、家具の上端縁に沿って前記補助ベルトを巻き
    掛けることを特徴とする家具転倒防止固定具。
JP1995004408U 1995-05-11 1995-05-11 家具転倒防止固定具 Expired - Lifetime JP3018002U (ja)

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ID=43153468

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616303U (ja) * 1992-02-06 1994-03-01 株式会社ナカシン 廃棄物収容箱用防水底板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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