JP2004016553A - 医療廃棄物処理容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】医療廃棄物2を減容状態で回収する医療廃棄物処理容器1であって、医療廃棄物2を投入する投入口30が形成された熱可塑性樹脂製の袋体3と、袋体3内に設けられるダンボール製の保型体4とからなり、保型体4は、袋体3の投入口30よりも一回り大きい開口40を有する開口保型部41から、袋体3の深さ方向に延設部42が形成されてなり、保型体4の開口40から内側にはみ出した袋体3の投入口30の部分が、減圧収縮後の袋体3を密閉する融着シロ30aとなされるとともに、保型体4の延設部42が、減圧収縮時の気道を構成するようになされたもの。有底筒状の容器本体と、この容器本体内に設けられる袋体と、この袋体の内側から袋体内に回収される医療廃棄物2を押圧する押圧片とを具備した医療廃棄物処理容器。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院などで発生する医療廃棄物を回収する処理容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、病院などでは、傷口患部などに設けたガーゼの取り替えや消毒などを行ったりするたびに、ガーゼ、脱脂綿、包帯、絆創膏などの医療廃棄物が発生する。
【0003】
従来より、このような医療廃棄物は、一般のゴミと一緒に捨てることができないので、一般のゴミとは別のゴミ袋をセットした専用のゴミ箱に回収していた。そして、この専用のゴミ箱に溜まった医療廃棄物は、ゴミ袋を介して医療廃棄物自体が見えたり、ゴミ袋が破れて医療廃棄物に直接触れたりしてしまうことにならないように、ゴミ袋ごとダンボール箱などの入れ物に入れ、このダンボール箱の単位で処理業者に回収してもらっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ゴミ袋ごとダンボール箱などの入れ物に入れて医療廃棄物を回収する場合、実際の医療廃棄物の容量よりも嵩張ってしまうといった不都合を生じることとなる。
【0005】
そのため、特開2002−302425号公報に示すように、ゴミ袋などに医療廃棄物を回収した後、ゴミ袋内の空気を吸引してゴミ袋自体を減圧収縮させた後、ゴミ袋の開口部分を融着して密閉することが行われているが、この場合、ゴミ袋内の空気を吸引する際に、充分に空気を吸引できていないのにゴミ袋内の空気の気道が遮断されて吸引できなくなってしまうといったことが起こり、充分に減圧収縮させることができないといった不都合を生じていた。
【0006】
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、効率良く医療廃棄物を回収するための医療廃棄物処理容器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の医療廃棄物処理容器は、回収後に内部が減圧収縮されることによって、医療廃棄物を減容状態で回収するようになされた容器であって、医療廃棄物を投入する投入口が形成された熱可塑性樹脂製の袋体と、この袋体内に設けられるダンボール製の保型体とからなり、保型体は、袋体の投入口よりも一回り大きい開口を有する開口保型部から、袋体の深さ方向に延設部が形成されてなり、保型体の開口から内側にはみ出した袋体の投入口の部分が、減圧収縮後の袋体を密閉する融着シロとなされるとともに、保型体の延設部が、減圧収縮時の気道を構成するようになされたものである。
【0008】
袋体の投入口から医療廃棄物を投入して袋体内に医療廃棄物を回収した後、この投入口から袋体内の空気を吸引して袋体内を減圧縮小させる場合、この袋体内に保型体を設けており、この保型体は、袋体の深さ方向に延設部を形成しているので、この延設部が空気の気道の役割を果たすこととなる。また、袋体は、保型体によってしわの無い状態で保持されることとなり、吸引し易くなる。したがって、充分に吸引できていないのに気道が詰まって袋体内部の吸引が出来なくなるといったことを防止して袋体内を充分に減圧縮小させ、この袋体内に回収した医療廃棄物を効率よく減容することができる。また、減容後は、保型体の開口から内側にはみ出した袋体の投入口の部分の融着シロを融着することで、減圧収縮後の袋体を、簡単かつ確実に密閉することができる。
【0009】
また、上記課題を解決するための本発明の医療廃棄物処理容器は、回収後に内部が押圧収縮されることによって、医療廃棄物を減容状態で回収するようになされた容器であって、有底筒状の容器本体と、この容器本体内に設けられる袋体と、この袋体の内側から袋体内に回収される医療廃棄物を押圧する押圧片とを具備し、容器本体は、その外周面に、容器本体内に折り込むことができるようになされた折曲片が形成されてなり、袋体内に回収した医療廃棄物の上から押圧片を介して医療廃棄物を押圧圧縮した状態で、折曲片を折り込むことによって押圧片を固定できるようになされたものである。また、この医療廃棄物処理容器において、折曲片が容器本体の深さ方向に渡って多段に設けられ、各段毎にそれぞれ押圧片を固定することができるようになされたものである。
【0010】
袋体内に医療廃棄物を投入して回収した後、この医療廃棄物の上から押圧片を押圧して袋体内の医療廃棄物を減容させた状態にしてこの袋体が内装された容器本体の折曲片を容器本体の内側に折り込む。これにより、押圧片が折曲片に引っ掛かって反押圧方向に取り出せなくなって、容器本体の蓋を兼用することとなる。
【0011】
また、容器本体内を複数の押圧片によって多段回に固定することで、容器本体内の医療廃棄物を複数の区画に減容して回収できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
−実施例1−
図1は本発明に係る医療廃棄物処理容器1の全体構成の概略を示し、図2および図3は同医療廃棄物処理容器1を構成する袋体3および保型体4を示し、図4は、その使用状態を示している。
【0013】
すなわち、この医療廃棄物処理容器1は、医療廃棄物2を減容状態で回収するようになされた容器であって、袋体3と保型体4とから構成されている。
【0014】
医療廃棄物2としては、ガーゼ、脱脂綿、包帯、絆創膏、ギプス、おむつ、産汚物、廃薬品類などが挙げられる。
【0015】
袋体3は、図2に示すように、熱融着によって筒状となされた熱可塑性樹脂製の筒状体を、適宜の長さに切断し、その長手方向に沿った両側部を内側に折り込んでマチ部31を形成した状態で、上下端部を熱融着することによって形成されている。この袋体3は、その一方の面の上部に、医療廃棄物2を袋体3内に投入するための投入口30が設けられている。
【0016】
保型体4は、図3に示すように、袋体3内に収納可能な大きさの矩形状となされたダンボールからなり、この袋体3内に収納した状態で、この袋体3の投入口30に対応する位置に、この投入口30よりもひとまわり大きい開口部40が設けられている。この保型体4は、上記袋体3を形成する段階で、あらかじめ内装される。この保型体4を構成するダンボールは、ある程度の強度があり、少なくとも通気性を有していれば、特に限定されるものではなく、例えば、樹脂製のダンボールであってもよい。
【0017】
この保型体4は、開口部40が設けられた開口保型部41と、それより下側の延設部42との間が約90度に折れ曲がるように折れ目43が設けられており、図4(b)に示すように、垂直状態の延設部42に対して開口保型部41を水平状態に折り曲げることができるようになされている。
【0018】
また、この保型体4は、開口保型部41に折れ目44が設けられ、図4(d)および(e)に示すように、幅方向に沿った折れ目44で二つ折りにできるようになされている。
【0019】
さらに、この保型体4は、開口部40を、袋体3の投入口30よりも一回り大きく形成しているので、この開口部40よりも内側にはみ出すこととなる袋体3の投入口30の部分は、後にこの投入口30を融着密閉する際の融着シロ30aとなされている。
【0020】
このようにして構成される医療廃棄物処理容器1は、図4(a)に示す状態から、図4(b)に示すように、開口保型部41が水平状態となるように折り曲げた状態とする。
【0021】
この状態で、図4(c)に示すように、投入口30から、袋体3内に医療廃棄物2を投入する。この際、医療廃棄物処理容器1は、保型体4によって袋体3の形状が略箱形に保型され、投入口30が充分に開口されることとなるので、医療廃棄物2を袋体3内に容易に投入することができる。
【0022】
袋体3内に医療廃棄物2を回収した後は、図4(d)に示すように、袋体3を側方向から押圧片5で押圧して減容したり、袋体3の投入口30から減圧して袋体3全体を減容したり、これら双方を併用して医療廃棄物2を減容する。この際、保型体4の開口保型部41は、折れ目44に沿って二つ折りにする。
【0023】
減圧して袋体3内を減容する場合、この袋体3内には、ダンボール製の保型体4が内装されており、しかもこの保型体4は、袋体3の投入口30近傍の開口保系部41から、袋体3の深さ方向に沿って延設された延設部42にいたって袋体3内の全体に設けられているため、この保型体4自体が、袋体3内の減圧時の気道となる。したがって、減圧時に、袋体3内全体が充分に減圧されていないのに投入口30周縁だけが減圧されることによって密着した状態になってしまうといったようなことにならず、袋体3内全体を充分に減圧して減容することができる。また、医療廃棄物2自体が過剰な水分を含んでいるような場合であっても、この保系体4自体が吸水して経時的に拡散蒸発させることとなるので、袋体3の底部に液体が溜まり易くなるといったことも防止することができる。
【0024】
最後に、図4(e)および(f)に示すように、この開口保型部41を二つ折りにした状態で、開口部40よりもさらに内側にはみ出した袋体3の投入口30の融着シロ30aの部分を、融着し、減圧減容状態で密閉する。この際、保系体4の開口部40よりも内側には、融着シロ30aしかはみ出していないので、融着ミスをすることなく、簡単に融着して密閉状態にすることができる。
【0025】
これにより、医療廃棄物2を減容状態にして医療廃棄物処理容器1に回収することができる。
【0026】
また、この医療廃棄物処理容器1は、医療廃棄物2を減容状態で回収するようになされているため、袋体3が、減容されずに通常圧で膨らんだ状態になっていると、袋体3に孔が開いてることを知らせることとなる。このように、袋体3に孔が開いていることが判ることで、例えば、医療廃棄物処理容器1内に感染性のある医療廃棄物2を回収しているような場合に、袋体3に孔が開いていて危険であることを知らせることができることとなる。
【0027】
なお、特に容量にこだわらずに医療廃棄物2を回収するのであれば、袋体3を膨らませた状態で融着シロ30aを融着して、袋体3内に医療廃棄物2を密閉状態にしてもよい。この場合も同様に、袋体3が萎んだ状態であれば、密閉状態であった袋体3に孔が開いていることとなり、危険であることを知らせることができる。
【0028】
上記した医療廃棄物処理容器1への医療廃棄物2の回収は、医療廃棄物処理容器1のセッティングから、減容、融着までの全てを、専用の装置(図示省略)によって行うようにしたものであってもよいし、図4(c)に示す医療廃棄物2の回収までを適宜の治具(図示省略)にセッティングして行った後、図4(d)無いし(f)までの減容、融着を手作業で行うようにしてもよい。
【0029】
なお、本実施の形態において、衣料廃棄物処理容器1は、袋体3の両側の内側に折り込まれたマチ部31と干渉しないように、マチ部31を介した片面側だけに保型体4が設けられているが、図5に示すように、保型体4の折れ目44に、マチ部31と干渉しないように切込み45を設け、この切込み45にマチ部31を嵌め込むようにして袋体3内に保型体4を設けるようにしたものであってもよい。この場合、袋体3の投入口30の位置は、保型体4の開口部40に合わせて変更する。図1ないし図3に示す医療廃棄物処理容器1、および図5に示す医療廃棄物処理容器1の何れの場合においても、図6に示すように、マチ部31によって袋体3内の保型体4が保持され、ずれが防止されて使い勝手が良くなる。
−実施例2−
図7および図8は、本発明に係る医療廃棄物処理容器1aの全体構成の概略を示し、図9は同医療廃棄物処理容器1aの使用状態を示している。
【0030】
すなわち、この医療廃棄物処理容器1aは、医療廃棄物2を減容状態で回収するようになされた容器であって、容器本体6と、袋体7と押圧片8とを具備している。
【0031】
容器本体6は、上面が開口するダンボール箱からなり、上面のフラップ61を立てた状態とされる。この容器本体6は、垂直方向に沿った四辺に、内側に約20mm以上の折り込みが可能となれた切曲片62が設けられている。この折曲片62の数は特に限定されるものではなく、図7に示す本実施の形態では、高さ方向に沿って六カ所に設けられている。四辺に設けられた各折曲片62は、高さが同じになるように、それぞれ設けられている。
【0032】
袋体7は、上記容器本体6内に内装可能なビニール袋からなり、容器本体6内に設けた状態で、その開口部分を、容器本体6のフラップ61の端部周縁に折り返した状態とされる。
【0033】
押圧片8は、ダンボール板からなり、容器本体6内に袋体7を設けた状態で、袋体7内に設けることが可能となされた四角形状となされている。この押圧片8は、袋体7内に医療廃棄物2を投入した後、その上から医療廃棄物2を押圧する際に使用される。したがって、袋体7内に設けた状態で、袋体7を設けた容器本体6の断面形状よりも小さ過ぎると、袋体7内の医療廃棄物2を充分に押圧できなくなり、逆に容器本体6の断面形状と略同じ場合、容器本体6と押圧片8との間に介在する袋体7が引っ掛かり易くなって押圧片8による押圧がやり難くなってしまう。したがって、この押圧片8の大きさとしては、容器本体6の断面形状よりも一辺の長さが約10mm〜20mm短いものを使用することが好ましい。
【0034】
このようにして構成される医療廃棄物処理容器1aは、図9(a)に示す状態で、袋体7内に医療廃棄物2を投入する。ある程度、医療廃棄物2が溜まれば、袋体7内に押圧片8を入れ、図8に示すように、医療廃棄物2を押圧し、この押圧状態のまま、容器本体6の四隅にある折曲片62を、内側に折り込んで押圧片8の四隅を、この折り込んだ折曲片62に係止させる。これにより、今まで袋体7内に投入された医療廃棄物2は、減容状態となる。この際、折曲片62は、押圧状態での押圧片8の直上の位置近くにある折曲片62を折り込む。
【0035】
その後、図9(b)に示すように、この押圧片8の上から、さらに新しく発生した医療廃棄物2を投入して行く。
【0036】
以下、図9(c)および(d)に示すように、同様にある程度医療廃棄物2が溜まれば押圧片8で押圧した後、容器本体6の折曲片62を折り込んで減容して行き、最終的に容器本体6内にいっぱいまで溜める。
【0037】
このようにして容器本体6に減容状態で医療廃棄物2が溜まれば、図9(e)に示すように、容器本体6のフラップ61に折り返していた袋体7の開口部分をフラップ61から外して縛り、密閉する。
【0038】
その後、図9(f)に示すように、フラップ61を閉じて容器本体6に減容状態で箱詰めした状態にすることができる。
【0039】
このように、この医療廃棄物処理容器1aの場合、箱詰めした状態にすることができるので、改めて箱詰めすることなく、そのまま業者に引き取ってもらうことができる。
【0040】
なお、本実施の形態では、医療廃棄物2は、押圧片8よって三回減容するようになされているが、特にこの押圧片8の数としては、限定されるものではなく、最後に箱詰めする際に一回だけ押圧片8で押圧するだけであってもよいし、二回もしくは四回以上押圧片8によって減容するものであってもよい。ただし、容器本体6の四辺の高さ方向に沿って設けられた折曲片62の数(六カ所)以上は、押圧片8を設けることができないことは言うまでもない。逆に、この折曲片62の数は、最後に一回だけ押圧片8で押圧するだけであれば、特に各辺に付き六カ所も折曲片62が設けられた容器本体6を使用する必要はなく、容器本体6の四辺の高さ方向に沿った上部にのみ、それぞれ一カ所の折曲片62が設けられた容器本体6であってもよい。
【0041】
また、医療廃棄物処理容器1aは、押圧片8の押圧時に押圧片8に袋体7が引っ掛かりって容器本体6の内側に袋体7が入り込んでしまわないように、容器本体6の内側に、ゴムなどの弾性体による袋体7の滑り止めが設けられていてもよい。
【0042】
上記した医療廃棄物処理容器1aへの医療廃棄物2の回収は、医療廃棄物処理容器1aのセッティングから、押圧片8による減容、折曲片62の折り込みまでの全てを、専用の装置(図示省略)によって行うようにしたものであってもよいし、全てを手作業で行うようにしてもよい。
【0043】
上記した二種類の医療廃棄物処理容器1、1aは、病院などにおいて、各治療室毎に設けて使用してもよいし、各治療室で回収した医療廃棄物2を一カ所でまとめて回収する際に使用してもよい。また、トイレなどに配置し、トイレなどで廃棄される使用済みの女性用整理用品や紙おむつなどの回収に使用してもよい。したがって、医療廃棄物処理容器1の大きさとしても、特に限定されるものではなく、その用途と使用場所に応じて適宜に決められる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、袋体内を充分に減圧縮小させ、この袋体内に回収した医療廃棄物を効率よく減容するとともに、減圧収縮後の袋体を、簡単かつ確実に密閉することができることとなり、効率よく医療廃棄物を回収することができる。
【0045】
また、袋体内に回収した医療廃棄物を押圧片で押圧した状態のまま、この押圧片を蓋として容器本体内に収納することができるので、その状態のま回収業者に回収してもらうことが可能となり、効率よく医療廃棄物の回収ができることとなる。
【0046】
さらに、容器本体内の医療廃棄物全部を、一度に一枚の押圧片で押圧するとなると、医療廃棄物を減容するために充分な押圧力で押圧片を押圧しなければならなくなり、その分、減容された医療廃棄物から受ける押圧片の反発力が大きくなるが、容器本体内を複数の押圧片によって多段回に固定することで、容器本体内の医療廃棄物を押圧片ごとに仕切られた複数の区画毎に、減容することができることとなる。したがって、この場合、一枚当たりの押圧片が受ける医療廃棄物からの反発力を小さくすることができ、効率よく確実に減容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る医療廃棄物処理容器の全体構成の概略を示す正面図、(b)は同図(a)におけるI−I 線断面図、( c) は同図( a) におけるII−II 線断面図である。
【図2】(a)は本発明に係る医療廃棄物処理容器の袋体を示す正面図、(b)は同図(a)におけるIII−III 線断面図である。
【図3】本発明に係る医療廃棄物処理容器の保型体を示す正面図である。
【図4】(a)ないし(e)は本発明に係る医療廃棄物処理容器による医療廃棄物の回収工程を説明する断面図、(f)は同図(e)の正面図である。
【図5】(a)は本発明に係る医療廃棄物処理容器の他の実施の形態を示す正面図、(b)は同図(a)におけるIV−IV 線断面図、( c) は同図( a) におけるV−V 線断面図である。
【図6】(a)は図1ないし図3に示す医療廃棄物処理容器の全体構成の概略を示す斜視図、(b)は図5に示す医療廃棄物処理容器の全体構成の概略を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る他の医療廃棄物処理容器の全体構成の概略を示す分解斜視図である。
【図8】(a)は図7に示す医療廃棄物処理容器内の医療廃棄物を押圧片によって押圧する状態を示す部分拡大断面図、(b)は同図(a)の平面図、(c)は医療廃棄物を押圧片によって押圧した後、その押圧片を折曲片によって固定した状態を示す部分拡大断面図、(d)は同図(c)の平面図である。
【図9】(a)ないし(f)は図7に示す医療廃棄物処理容器による医療廃棄物の回収工程を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 医療廃棄物処理容器
1a 医療廃棄物処理容器
2 医療廃棄物
3 袋体
30 投入口
30a 融着シロ
4 保型体
40 開口部
41 開口保型部
42 延設部
6 容器本体
62 折曲片
7 袋体
8 押圧片
Claims (3)
- 回収後に内部が減圧収縮されることによって、医療廃棄物を減容状態で回収するようになされた容器であって、
医療廃棄物を投入する投入口が形成された熱可塑性樹脂製の袋体と、
この袋体内に設けられるダンボール製の保型体とからなり、
保型体は、袋体の投入口よりも一回り大きい開口を有する開口保型部から、袋体の深さ方向に延設部が形成されてなり、
保型体の開口から内側にはみ出した袋体の投入口の部分が、減圧収縮後の袋体を密閉する融着シロとなされるとともに、保型体の延設部が、減圧収縮時の気道を構成するようになされたことを特徴とする医療廃棄物処理容器。 - 回収後に内部が押圧収縮されることによって、医療廃棄物を減容状態で回収するようになされた容器であって、
有底筒状の容器本体と、この容器本体内に設けられる袋体と、この袋体の内側から袋体内に回収される医療廃棄物を押圧する押圧片とを具備し、
容器本体は、その外周面に、容器本体内に折り込むことができるようになされた折曲片が形成されてなり、
袋体内に回収した医療廃棄物の上から押圧片を介して医療廃棄物を押圧圧縮した状態で、折曲片を折り込むことによって押圧片を固定できるようになされたことを特徴とする医療廃棄物処理容器。 - 折曲片が容器本体の深さ方向に渡って多段に設けられ、各段毎にそれぞれ押圧片を固定することができるようになされた請求項2記載の医療廃棄物処理容器。
Priority Applications (1)
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Legal Events
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