JP2003325593A - 感染性医療廃棄物の減容化用収納袋 - Google Patents
感染性医療廃棄物の減容化用収納袋Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高価な装置の有無に関わり無く、どこでも、誰
でも、安価に、簡単に、安全に感染性医療廃棄物を減容
化することのできる収納袋を提供する。 【解決手段】感染性医療廃棄物を減容化するために用い
る収納袋であって、該収納袋が熱可塑性フィルムからな
り、かつ減容化処理時に病原菌が逃げないためのフィル
ターが装着されてなる感染性医療廃棄物の減容化用収納
袋。
でも、安価に、簡単に、安全に感染性医療廃棄物を減容
化することのできる収納袋を提供する。 【解決手段】感染性医療廃棄物を減容化するために用い
る収納袋であって、該収納袋が熱可塑性フィルムからな
り、かつ減容化処理時に病原菌が逃げないためのフィル
ターが装着されてなる感染性医療廃棄物の減容化用収納
袋。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感染性医療廃棄物を
減容化する手段に関し、感染性廃棄物を袋に収容したの
ち袋の開放口を閉じて袋の内部の空気を袋の外部に出す
ことにより感染性医療廃棄物を袋ごと減容化するための
収納袋および該収納袋を用いた感染性医療廃棄物の減容
化方法に関する。
減容化する手段に関し、感染性廃棄物を袋に収容したの
ち袋の開放口を閉じて袋の内部の空気を袋の外部に出す
ことにより感染性医療廃棄物を袋ごと減容化するための
収納袋および該収納袋を用いた感染性医療廃棄物の減容
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】病院などの医療機関においては、伝染病
の原因となる感染性病原体、肝炎やエイズ等のウィルス
を含む感染性体液等により、器具や衣服等が汚染される
可能性のある作業がつきものである。このような作業に
使用された各種物品は感染性廃棄物となり、他のゴミと
は別のポリ袋に貯め、この袋を二重にして病院内で集め
られ、さらにその袋を頑丈な段ボール箱またはプラスチ
ック箱に入れて、公的機関の認可を得た処理業者に焼却
を委託されている。しかしながら、この感染性廃棄物は
他の一般廃棄物に比較して処分委託料が1ケタ高く、国
民医療費の削減が叫ばれる今日、具体的な対策が必要と
なっている。
の原因となる感染性病原体、肝炎やエイズ等のウィルス
を含む感染性体液等により、器具や衣服等が汚染される
可能性のある作業がつきものである。このような作業に
使用された各種物品は感染性廃棄物となり、他のゴミと
は別のポリ袋に貯め、この袋を二重にして病院内で集め
られ、さらにその袋を頑丈な段ボール箱またはプラスチ
ック箱に入れて、公的機関の認可を得た処理業者に焼却
を委託されている。しかしながら、この感染性廃棄物は
他の一般廃棄物に比較して処分委託料が1ケタ高く、国
民医療費の削減が叫ばれる今日、具体的な対策が必要と
なっている。
【0003】この感染性廃棄物の費用負担に対する対策
には、廃棄物の感染性を無くすことと廃棄物を減量化す
ることの2つの方向がある。従来より、この2つの方向
を同時に行う提案がなされ、粉砕しつつ加熱滅菌する方
法、あるいは加熱滅菌と同時に圧縮する方法等が提案さ
れているが、それらはいずれも大掛かりな装置を提案す
るものであり、装置のイニシャルコストが高すぎて、経
営状態の良い大型病院以外にはそれらの導入は困難であ
った。
には、廃棄物の感染性を無くすことと廃棄物を減量化す
ることの2つの方向がある。従来より、この2つの方向
を同時に行う提案がなされ、粉砕しつつ加熱滅菌する方
法、あるいは加熱滅菌と同時に圧縮する方法等が提案さ
れているが、それらはいずれも大掛かりな装置を提案す
るものであり、装置のイニシャルコストが高すぎて、経
営状態の良い大型病院以外にはそれらの導入は困難であ
った。
【0004】一方、上記したような大型の同時処理型の
対策とは異なり、廃棄物の発生現場でできる対策として
廃棄物の減容化のみを考えた廃棄物用の袋に関する提案
がある。これは廃棄物の袋の内部を減圧にして、大気圧
により袋を外から圧迫して廃棄物を減容化するものであ
り、どこでも誰でも安価に簡単に廃棄物の減容化を図る
ことができる点で画期的な方法である。この方法は、繊
維製品や軟質容器にように圧迫により容易に変形してみ
かけの体積を減ずる物のみに対象が限定されるが、医療
現場におけるこのような廃棄物は体積ベースでは全体の
廃棄物の中の半分以上を占めており、その効果は非常に
大きい。
対策とは異なり、廃棄物の発生現場でできる対策として
廃棄物の減容化のみを考えた廃棄物用の袋に関する提案
がある。これは廃棄物の袋の内部を減圧にして、大気圧
により袋を外から圧迫して廃棄物を減容化するものであ
り、どこでも誰でも安価に簡単に廃棄物の減容化を図る
ことができる点で画期的な方法である。この方法は、繊
維製品や軟質容器にように圧迫により容易に変形してみ
かけの体積を減ずる物のみに対象が限定されるが、医療
現場におけるこのような廃棄物は体積ベースでは全体の
廃棄物の中の半分以上を占めており、その効果は非常に
大きい。
【0005】減容化を図るための方法として特開平7−
265365号公報では、医療廃棄物を収容するための
開放頂部と、容器内部の空気を除去するためのバルブを
備えたポリエチレン製の袋からなる「医療廃棄物容器」
が提案されている。この発明は容器の上部のスリットか
ら廃棄物を容器に入れ、スリットを粘着テープで密閉
し、容器に設けられたゴムボールのヘソのようなバルブ
より注射針を用いて内部の空気を抜き取り、大気圧によ
り容器を圧迫して減容化するものであり、これによる廃
棄物の保管スペースの節約と運送コストの節約を目的と
するものである。また、感染性廃棄物の減容化に関する
ものではないが、特開平5−32301号公報には廃棄
物が収納され、焼却炉に投入されるまでの間に廃棄物中
に含有される水分を蒸気の状態で放出することが可能な
「廃棄物収容体」なる、少なくとも一部が多孔質フィル
ムからなるゴミ箱やゴミ袋が提案されている。
265365号公報では、医療廃棄物を収容するための
開放頂部と、容器内部の空気を除去するためのバルブを
備えたポリエチレン製の袋からなる「医療廃棄物容器」
が提案されている。この発明は容器の上部のスリットか
ら廃棄物を容器に入れ、スリットを粘着テープで密閉
し、容器に設けられたゴムボールのヘソのようなバルブ
より注射針を用いて内部の空気を抜き取り、大気圧によ
り容器を圧迫して減容化するものであり、これによる廃
棄物の保管スペースの節約と運送コストの節約を目的と
するものである。また、感染性廃棄物の減容化に関する
ものではないが、特開平5−32301号公報には廃棄
物が収納され、焼却炉に投入されるまでの間に廃棄物中
に含有される水分を蒸気の状態で放出することが可能な
「廃棄物収容体」なる、少なくとも一部が多孔質フィル
ムからなるゴミ箱やゴミ袋が提案されている。
【0006】しかし、特開平7−265365号公報に
は、廃棄物を収納するための短かめのスリットが容器
の側面上部に設けられているが、この構造ではスリット
を大きく開くことが出来ず、廃棄物を内部に入れにくい
点、スリットの閉止のためにポリエチレン製の粘着テ
ープを貼付する必要が有るが、廃棄物を収容した後の袋
の表面は複雑な曲面を呈しており、曲面上のスリットに
粘着テープをピッタリ貼るのは非常に難しい点、容器
の中の空気の除去に注射器を使用する等、非常に手間が
かかる点、感染性廃棄物の取り扱いにおいては廃棄物
の袋の中の空気を追い出す作業は病原体が付着したゴミ
を撒き散らす可能性があるため禁忌とされ、廃棄物の袋
を圧迫しない事が原則とされている点等の問題があり、
操作性と安全性の点で改善の余地を残すものであった。
また、特開平5−32301号公報は一般のゴミを対象
にするものであり、廃棄物を積極的に減容化する思想、
廃棄物中に含まれる感染性病原体を含む飛沫を濾過して
安全性を高めるような思想は無かった。
は、廃棄物を収納するための短かめのスリットが容器
の側面上部に設けられているが、この構造ではスリット
を大きく開くことが出来ず、廃棄物を内部に入れにくい
点、スリットの閉止のためにポリエチレン製の粘着テ
ープを貼付する必要が有るが、廃棄物を収容した後の袋
の表面は複雑な曲面を呈しており、曲面上のスリットに
粘着テープをピッタリ貼るのは非常に難しい点、容器
の中の空気の除去に注射器を使用する等、非常に手間が
かかる点、感染性廃棄物の取り扱いにおいては廃棄物
の袋の中の空気を追い出す作業は病原体が付着したゴミ
を撒き散らす可能性があるため禁忌とされ、廃棄物の袋
を圧迫しない事が原則とされている点等の問題があり、
操作性と安全性の点で改善の余地を残すものであった。
また、特開平5−32301号公報は一般のゴミを対象
にするものであり、廃棄物を積極的に減容化する思想、
廃棄物中に含まれる感染性病原体を含む飛沫を濾過して
安全性を高めるような思想は無かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の廃棄物容器の問題点を解決することを課題とするもの
であり、高価な装置の有無に関わり無く、どこでも、誰
でも、安価に、簡単に、安全に廃棄物を減容化すること
を目的とし、前述の廃棄物用容器の提案をさらに使い易
く改良することを目標として、袋の開放頂部の廃棄物収
納及び袋の口の封止方法等の操作性の改善、袋の中の空
気を除去する際の感染防止、バブル手段の簡便化等を図
らんとするものである。
の廃棄物容器の問題点を解決することを課題とするもの
であり、高価な装置の有無に関わり無く、どこでも、誰
でも、安価に、簡単に、安全に廃棄物を減容化すること
を目的とし、前述の廃棄物用容器の提案をさらに使い易
く改良することを目標として、袋の開放頂部の廃棄物収
納及び袋の口の封止方法等の操作性の改善、袋の中の空
気を除去する際の感染防止、バブル手段の簡便化等を図
らんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記した従来
技術の医療廃棄物容器が不十分であった諸問題点を改善
すべく鋭意検討した結果、(1)袋頂部の開口は、収納
のためのスリットを設けたり、プラスチック製のチャッ
ク機構を設けるよりは、単純な袋の開放端である方が、
袋をゴミ入れ内に保持し易く、廃棄物を袋にいれ易い。
また、廃棄物を袋に入れた後、袋の口を密閉する場面を
考えると、密閉するため袋の開口部のスリットに粘着テ
ープを貼付したり、プラスチック製のチャックを閉じた
りする操作は意外と困難であり、廃棄物を袋に多量に詰
め込んだ場合や、急いで後片付けする必要があり時間に
追われている時にはほとんど実行困難である。それより
はむしろ、単純に、袋の口をそのまま縛ったり、袋の口
を紐、ゴム紐、輪ゴムや粘着ビニールテープで締め付け
るように巻いて密閉する方が実用的である。 (2)廃棄物の入った袋を減容化するためには、内部の
汚染物の飛沫が混ざった空気を袋の外に追い出す必要が
あるが、袋の中と外とを結ぶ経路に汚染された飛沫を濾
過するためのフィルターを設ければ、追い出された空気
の危険性を低くすることができる。 (3)上記のフィルターに、汚染された空気中に含まれ
る臭気や有害な化学物質を吸収・吸着・変性する機能を
付与すれば、この空気を追い出す操作の安全性をさらに
保ち得る。 (4)廃棄物の減容化のためには、袋の中より追い出さ
れた空気が再度袋の中に吸入されるのを妨げる必要があ
り、そのためには、袋の中と外とを結ぶ経路に逆止弁を
設ければ減容化の確実性が増す。等の改善策を見出し、
本件発明に至ったものである。
技術の医療廃棄物容器が不十分であった諸問題点を改善
すべく鋭意検討した結果、(1)袋頂部の開口は、収納
のためのスリットを設けたり、プラスチック製のチャッ
ク機構を設けるよりは、単純な袋の開放端である方が、
袋をゴミ入れ内に保持し易く、廃棄物を袋にいれ易い。
また、廃棄物を袋に入れた後、袋の口を密閉する場面を
考えると、密閉するため袋の開口部のスリットに粘着テ
ープを貼付したり、プラスチック製のチャックを閉じた
りする操作は意外と困難であり、廃棄物を袋に多量に詰
め込んだ場合や、急いで後片付けする必要があり時間に
追われている時にはほとんど実行困難である。それより
はむしろ、単純に、袋の口をそのまま縛ったり、袋の口
を紐、ゴム紐、輪ゴムや粘着ビニールテープで締め付け
るように巻いて密閉する方が実用的である。 (2)廃棄物の入った袋を減容化するためには、内部の
汚染物の飛沫が混ざった空気を袋の外に追い出す必要が
あるが、袋の中と外とを結ぶ経路に汚染された飛沫を濾
過するためのフィルターを設ければ、追い出された空気
の危険性を低くすることができる。 (3)上記のフィルターに、汚染された空気中に含まれ
る臭気や有害な化学物質を吸収・吸着・変性する機能を
付与すれば、この空気を追い出す操作の安全性をさらに
保ち得る。 (4)廃棄物の減容化のためには、袋の中より追い出さ
れた空気が再度袋の中に吸入されるのを妨げる必要があ
り、そのためには、袋の中と外とを結ぶ経路に逆止弁を
設ければ減容化の確実性が増す。等の改善策を見出し、
本件発明に至ったものである。
【0009】すなわち、本発明は感染性医療廃棄物を収
納し、減容化するために用いられる収納袋であって、該
収納袋本体は熱可塑性フィルムからなり、かつ該袋本体
の側面又は開口部には病原菌濾過手段が着脱可能または
着脱不能の状態で備えられていることを特徴とする感染
性医療廃棄物の減容化用収納袋であり、好ましくは熱可
塑性フィルムが耐熱温度が100℃以上の熱可塑性ポリ
マーからなるフィルムである上記の感染性医療廃棄物の
減容化用収納袋であり、より好ましくは濾過手段に逆止
弁が備えられてなる上記の感染性医療廃棄物の減容化用
収納袋であり、そして本発明は、さらに好ましくは上記
の減容化用収納袋に感染性医療廃棄物を入れた後、袋の
中を減圧または圧縮することを特徴とする感染性医療廃
棄物の減容化方法に関するものである。
納し、減容化するために用いられる収納袋であって、該
収納袋本体は熱可塑性フィルムからなり、かつ該袋本体
の側面又は開口部には病原菌濾過手段が着脱可能または
着脱不能の状態で備えられていることを特徴とする感染
性医療廃棄物の減容化用収納袋であり、好ましくは熱可
塑性フィルムが耐熱温度が100℃以上の熱可塑性ポリ
マーからなるフィルムである上記の感染性医療廃棄物の
減容化用収納袋であり、より好ましくは濾過手段に逆止
弁が備えられてなる上記の感染性医療廃棄物の減容化用
収納袋であり、そして本発明は、さらに好ましくは上記
の減容化用収納袋に感染性医療廃棄物を入れた後、袋の
中を減圧または圧縮することを特徴とする感染性医療廃
棄物の減容化方法に関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いる収納袋本体は、熱
可塑性フィルムからなる必要があり、特に内部に廃棄物
を充填された後に内部を減圧にされても破れず、廃棄物
を減容化する手段の一つとして加熱を用いた場合には、
その加熱手段の到達する温度に耐える耐熱性熱可塑性フ
ィルムからなるのが好ましい。このような袋を作成し得
る熱可塑性ポリマーとしては、好ましくは100℃以
上、より好ましくは105℃以上の耐熱温度をもつ熱可
塑性ポリマーである。このような素材としてはポリオレ
フィンがあり、中でもポリエチレン、ポリプロピレンが
好ましく、またポリオレフィン以外の低価格の袋用素材
としてポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレー
ト等のポリエステルを挙げることができる。低密度ポリ
エチレンは耐熱性が90℃以下と低く、本発明の感染性
医療廃棄物の減容化の手段として加熱を用いる場合には
適さない。なお本発明でいう耐熱温度とはASTM D
759試験法に準拠して測定したものを示す。これらの
素材からインフレーション成形法あるいは二軸延伸法に
よって作成されたフィルムから本発明の感染性医療廃棄
物の減容化用袋を生産することができる。また、これら
の素材が硬すぎて袋の口を縛る時に密閉性に難がある場
合にはそれを軽減するためにナイロンその他のラミネー
トを施したものを用いても良い。また、A−PET樹
脂、ポリスチレンやナイロンのように加熱によって収縮
して、プラスチック成形品の減容化を助ける素材で袋を
作っても良い。
可塑性フィルムからなる必要があり、特に内部に廃棄物
を充填された後に内部を減圧にされても破れず、廃棄物
を減容化する手段の一つとして加熱を用いた場合には、
その加熱手段の到達する温度に耐える耐熱性熱可塑性フ
ィルムからなるのが好ましい。このような袋を作成し得
る熱可塑性ポリマーとしては、好ましくは100℃以
上、より好ましくは105℃以上の耐熱温度をもつ熱可
塑性ポリマーである。このような素材としてはポリオレ
フィンがあり、中でもポリエチレン、ポリプロピレンが
好ましく、またポリオレフィン以外の低価格の袋用素材
としてポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレー
ト等のポリエステルを挙げることができる。低密度ポリ
エチレンは耐熱性が90℃以下と低く、本発明の感染性
医療廃棄物の減容化の手段として加熱を用いる場合には
適さない。なお本発明でいう耐熱温度とはASTM D
759試験法に準拠して測定したものを示す。これらの
素材からインフレーション成形法あるいは二軸延伸法に
よって作成されたフィルムから本発明の感染性医療廃棄
物の減容化用袋を生産することができる。また、これら
の素材が硬すぎて袋の口を縛る時に密閉性に難がある場
合にはそれを軽減するためにナイロンその他のラミネー
トを施したものを用いても良い。また、A−PET樹
脂、ポリスチレンやナイロンのように加熱によって収縮
して、プラスチック成形品の減容化を助ける素材で袋を
作っても良い。
【0011】本発明においては、収納袋本体の側面また
は開口部に、病原菌濾過手段が備えられているが、濾過
手段とは、感染性の体液が飛び散った飛沫を通さないよ
うなフィルター材であり、例えば病原体を含む血液が微
小な液滴となって飛び散ったものを除去できるものであ
り、物理的な濾過以外に吸着作用で濾過を行うものでも
よい。血液中には直径10μm前後の白血球や赤血球が
多数含まれており、血液の飛沫はこの血球成分を核とし
て凝集するものと考えられるので、直径10μm以下の
粉塵を除去できる濾過手段を使用することが必要であ
る。また、体液の飛沫を水滴の大きさに近似して考える
と、水滴の中でも最も微細な霧の粒子は直径1μm以上
であるので、直径1μmの粒子を99%以上除去できる
濾過手段がより好ましい。当然、さらに高性能のHEP
AフィルターやULPAフィルター、エレクトレットフ
ィルターを使用しても何等差し支えない。また濾過手段
の形状は特に限定されないが、袋への装着のしやすさか
らは、円筒状あるいはシート状であることが好ましい。
は開口部に、病原菌濾過手段が備えられているが、濾過
手段とは、感染性の体液が飛び散った飛沫を通さないよ
うなフィルター材であり、例えば病原体を含む血液が微
小な液滴となって飛び散ったものを除去できるものであ
り、物理的な濾過以外に吸着作用で濾過を行うものでも
よい。血液中には直径10μm前後の白血球や赤血球が
多数含まれており、血液の飛沫はこの血球成分を核とし
て凝集するものと考えられるので、直径10μm以下の
粉塵を除去できる濾過手段を使用することが必要であ
る。また、体液の飛沫を水滴の大きさに近似して考える
と、水滴の中でも最も微細な霧の粒子は直径1μm以上
であるので、直径1μmの粒子を99%以上除去できる
濾過手段がより好ましい。当然、さらに高性能のHEP
AフィルターやULPAフィルター、エレクトレットフ
ィルターを使用しても何等差し支えない。また濾過手段
の形状は特に限定されないが、袋への装着のしやすさか
らは、円筒状あるいはシート状であることが好ましい。
【0012】これら濾過手段を構成する素材は、これが
焼却された時にあまり灰分を残さない方が好ましい。そ
のような素材としては、例えば有機物からなる不織布、
スポンジ、植毛布、織編物が好ましく、不織布が最も好
ましい。不織布は湿式法、カード法、スパンボンド法、
メルトブローン法、フラッシュ紡糸法等各種の製法で製
造することが可能であるが、中でも極細繊維からなるメ
ルトブローン法やフラッシュ紡糸法によって製造される
不織布は、均一な微細孔が多数開いており、通気性とバ
クテリア遮断性の点で好ましく、さらにエレクトレット
加工を行ったものは特に好ましい。フィルター部材はポ
リプロピレンやポリエステル等それ自身撥水性のあるポ
リマーからなるものか、あるいは撥水加工したものが、
表面に水滴が凝着してもフィルターの目詰まりが生じな
いので好ましい。フィルター部材として使用する不織布
は、1層でも、また、補強その他の目的で他の不織布や
紙、補強用シート等と2層以上積層したものであっても
よい。
焼却された時にあまり灰分を残さない方が好ましい。そ
のような素材としては、例えば有機物からなる不織布、
スポンジ、植毛布、織編物が好ましく、不織布が最も好
ましい。不織布は湿式法、カード法、スパンボンド法、
メルトブローン法、フラッシュ紡糸法等各種の製法で製
造することが可能であるが、中でも極細繊維からなるメ
ルトブローン法やフラッシュ紡糸法によって製造される
不織布は、均一な微細孔が多数開いており、通気性とバ
クテリア遮断性の点で好ましく、さらにエレクトレット
加工を行ったものは特に好ましい。フィルター部材はポ
リプロピレンやポリエステル等それ自身撥水性のあるポ
リマーからなるものか、あるいは撥水加工したものが、
表面に水滴が凝着してもフィルターの目詰まりが生じな
いので好ましい。フィルター部材として使用する不織布
は、1層でも、また、補強その他の目的で他の不織布や
紙、補強用シート等と2層以上積層したものであっても
よい。
【0013】本発明においては、濾過手段に消臭材料を
併用してもよく、例えば糞便臭、腐敗臭、薬品臭を吸
着、吸収あるいはこれと反応するものが好ましく使用さ
れる。そのようなものとして、活性炭を用いたり、イオ
ン交換樹脂で作製した不織布やスポンジ、不揮発性ある
いは高沸点の塩基性物質や酸性物質や植物抽出物、チオ
ールと反応し得る物質等からなる消臭剤の一種あるいは
それ以上を染み込ませた不織布やスポンジ等を用いるこ
とができる。消臭剤としてはクエン酸やリンゴ酸、ビタ
ミンCその他の酸性物質、炭酸ナトリウム、ポリエチレ
ンイミン、ヘキサメチレンテトラミン、その他の塩基性
物質、ミョウバン水や含水グリオキザールその他のチオ
ールと反応し得る物質、銅クロロフィリンナトリウム、
シャンピニオンエキス、カテキン、ポリフェノール、柿
抽出エキス、その他の植物抽出物、シクロデキストリ
ン、両性界面活性剤、アビエチン酸塩類等が例示され
る。また、前述のフィルターに消臭性能を兼ね備えてい
れば、さらに好ましい。
併用してもよく、例えば糞便臭、腐敗臭、薬品臭を吸
着、吸収あるいはこれと反応するものが好ましく使用さ
れる。そのようなものとして、活性炭を用いたり、イオ
ン交換樹脂で作製した不織布やスポンジ、不揮発性ある
いは高沸点の塩基性物質や酸性物質や植物抽出物、チオ
ールと反応し得る物質等からなる消臭剤の一種あるいは
それ以上を染み込ませた不織布やスポンジ等を用いるこ
とができる。消臭剤としてはクエン酸やリンゴ酸、ビタ
ミンCその他の酸性物質、炭酸ナトリウム、ポリエチレ
ンイミン、ヘキサメチレンテトラミン、その他の塩基性
物質、ミョウバン水や含水グリオキザールその他のチオ
ールと反応し得る物質、銅クロロフィリンナトリウム、
シャンピニオンエキス、カテキン、ポリフェノール、柿
抽出エキス、その他の植物抽出物、シクロデキストリ
ン、両性界面活性剤、アビエチン酸塩類等が例示され
る。また、前述のフィルターに消臭性能を兼ね備えてい
れば、さらに好ましい。
【0014】本発明においては、減容化処理において、
減圧状態の収納体に外気が侵入しないように濾過手段に
逆止弁を装着することが好ましく、例えば、管楽器のリ
ードのように平らなプラスチック片が平らな板の上の穴
を塞ぐ形式、ボール弁のように曲面が曲面上に設けられ
た穴を塞ぐ形式、自転車チューブの逆止弁のように管の
側面に開けられた穴を弾力性のカバーが塞ぐ形式等いず
れのものでも使用することができる。また、濾過手段に
接触する樹脂部材であって内部の空気が抜けた後に該樹
脂部材が溶解してフィルターを目詰まりさせる形式の不
可逆性の弁のようなものであっても良い。この逆止弁も
プラスチックやゴム等の有機物により作製され、焼却し
た後に灰を残さないものが好ましく、できるだけ低価格
で供給できるように単純なものが好ましい。
減圧状態の収納体に外気が侵入しないように濾過手段に
逆止弁を装着することが好ましく、例えば、管楽器のリ
ードのように平らなプラスチック片が平らな板の上の穴
を塞ぐ形式、ボール弁のように曲面が曲面上に設けられ
た穴を塞ぐ形式、自転車チューブの逆止弁のように管の
側面に開けられた穴を弾力性のカバーが塞ぐ形式等いず
れのものでも使用することができる。また、濾過手段に
接触する樹脂部材であって内部の空気が抜けた後に該樹
脂部材が溶解してフィルターを目詰まりさせる形式の不
可逆性の弁のようなものであっても良い。この逆止弁も
プラスチックやゴム等の有機物により作製され、焼却し
た後に灰を残さないものが好ましく、できるだけ低価格
で供給できるように単純なものが好ましい。
【0015】本発明では、廃棄物を入れる袋の側面に面
状のフィルターや消臭手段や逆止弁を取り付けて使用す
ることもできるし、消臭手段と逆止弁を備えた筒体状の
濾過手段を収納袋の口に装着して使用することもでき
る。フィルター部材を袋の側面や筒状濾過手段に取り付
ける方法としては、例えばヒートシール法等の熱接着が
好ましいが、市販の接着剤、両面テープ、熱溶融フィル
ム等の接着材料を使用してもよい。熱溶融フィルムとし
ては酢酸ビニル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等が挙げられる。
状のフィルターや消臭手段や逆止弁を取り付けて使用す
ることもできるし、消臭手段と逆止弁を備えた筒体状の
濾過手段を収納袋の口に装着して使用することもでき
る。フィルター部材を袋の側面や筒状濾過手段に取り付
ける方法としては、例えばヒートシール法等の熱接着が
好ましいが、市販の接着剤、両面テープ、熱溶融フィル
ム等の接着材料を使用してもよい。熱溶融フィルムとし
ては酢酸ビニル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等が挙げられる。
【0016】本発明において収納袋の口を密閉する手段
としては、例えば不織布などの積層体からなるフィルタ
ーが袋に予め熱接着などにより取付けられている場合、
袋の口をそのまま縛ったり、袋の口を紐、ゴム紐、輪ゴ
ムや粘着ビニールテープで締め付けるように巻いて密閉
する方法が好ましい。また、フィルターや消臭手段や逆
止弁を筒体に取り付けて一つのユニット(濾過手段)と
したものを通常の袋の口に接続する場合には、袋の口を
すぼめた中心部に筒状のフィルターユニットを袋の内外
を連通する形で保持し、袋の口をその筒状のフィルター
ユニットを締め付けるような形で囲み、紐、ゴム紐、輪
ゴムや粘着ビニールテープを用いて巻いて締め上げる方
法が好ましい。
としては、例えば不織布などの積層体からなるフィルタ
ーが袋に予め熱接着などにより取付けられている場合、
袋の口をそのまま縛ったり、袋の口を紐、ゴム紐、輪ゴ
ムや粘着ビニールテープで締め付けるように巻いて密閉
する方法が好ましい。また、フィルターや消臭手段や逆
止弁を筒体に取り付けて一つのユニット(濾過手段)と
したものを通常の袋の口に接続する場合には、袋の口を
すぼめた中心部に筒状のフィルターユニットを袋の内外
を連通する形で保持し、袋の口をその筒状のフィルター
ユニットを締め付けるような形で囲み、紐、ゴム紐、輪
ゴムや粘着ビニールテープを用いて巻いて締め上げる方
法が好ましい。
【0017】密閉された袋の中から空気を追い出す方法
としては、(1)袋の中の感染性医療廃棄物に注射針・
メス等が混入している場合、注射針・メス等から身を守
るために板のような道具を用いて床の上あるいは箱や籠
の中に、袋を板で押し付けて、袋を圧迫し、袋内の空気
を抜き取る、(2)筒状のフィルターを袋に取り付けた
場合には、真空掃除機等の減圧手段の吸引ホースを該フ
ィルターユニット(濾過手段)に接続して、袋内の空気
を抜き取る、(3)またフィルターを袋に取り付けた袋
に、マイクロ波を照射して、袋の中の感染性医療廃棄物
に混ぜた、あるいは混ざっている水を加熱して水蒸気に
変え、水蒸気の一部がフィルターを通して袋の外に抜け
た後にマイクロ波を停止して、袋内の温度を下げ、袋の
中に残存している水蒸気を水に戻す事によって減圧し、
減容化する方法、等を用いてもよい。
としては、(1)袋の中の感染性医療廃棄物に注射針・
メス等が混入している場合、注射針・メス等から身を守
るために板のような道具を用いて床の上あるいは箱や籠
の中に、袋を板で押し付けて、袋を圧迫し、袋内の空気
を抜き取る、(2)筒状のフィルターを袋に取り付けた
場合には、真空掃除機等の減圧手段の吸引ホースを該フ
ィルターユニット(濾過手段)に接続して、袋内の空気
を抜き取る、(3)またフィルターを袋に取り付けた袋
に、マイクロ波を照射して、袋の中の感染性医療廃棄物
に混ぜた、あるいは混ざっている水を加熱して水蒸気に
変え、水蒸気の一部がフィルターを通して袋の外に抜け
た後にマイクロ波を停止して、袋内の温度を下げ、袋の
中に残存している水蒸気を水に戻す事によって減圧し、
減容化する方法、等を用いてもよい。
【0018】特に上記(3)の、マイクロ波を照射する
方法では、廃棄物用の袋やフィルターや弁の素材として
100℃以上、より好ましくは105℃以上の耐熱温度
を有する素材を使用するのが好ましく、上記操作と同時
に袋の内外あるいは廃棄物表面に付着した大部分の細菌
を殺菌することができ、減容化以降の廃棄物の取扱いに
関わる安全性を格段に向上させ得るという利点がある。
また、本件発明の減容化の対象となる廃棄物が、例えば
ポリビニルアルコール等の高温水溶性樹脂から作製され
た繊維製品であったり、100℃のスチームにて容易に
軟化・変形してその見かけの体積を減ずるような低耐熱
性樹脂から作製された容器等である場合には、この袋の
中に適量の水を共存させてマイクロ波を照射してスチー
ムを発生させると、繊維類や低耐熱性樹脂容器そのもの
が収縮して、逆止弁が付いていない、フィルターのみの
袋を用いた場合にあっても、これらを減容化することが
できる。
方法では、廃棄物用の袋やフィルターや弁の素材として
100℃以上、より好ましくは105℃以上の耐熱温度
を有する素材を使用するのが好ましく、上記操作と同時
に袋の内外あるいは廃棄物表面に付着した大部分の細菌
を殺菌することができ、減容化以降の廃棄物の取扱いに
関わる安全性を格段に向上させ得るという利点がある。
また、本件発明の減容化の対象となる廃棄物が、例えば
ポリビニルアルコール等の高温水溶性樹脂から作製され
た繊維製品であったり、100℃のスチームにて容易に
軟化・変形してその見かけの体積を減ずるような低耐熱
性樹脂から作製された容器等である場合には、この袋の
中に適量の水を共存させてマイクロ波を照射してスチー
ムを発生させると、繊維類や低耐熱性樹脂容器そのもの
が収縮して、逆止弁が付いていない、フィルターのみの
袋を用いた場合にあっても、これらを減容化することが
できる。
【0019】本発明の感染性廃棄物の減容化するために
用いる収納袋の構造について、以下図面に基づいて説明
する。図1は袋内の気体をフィルターを通して外部へ放
出することのできる廃棄物用の袋の一例であり、Aは本
発明の濾過手段と逆止弁を取付けた袋の正面図、Bはフ
ィルターと逆止弁の部分の詳細図、Cは袋に廃棄物を入
れて密閉した後の外観図である。また図2も感染性医療
廃棄物を減容化するために用いる収納袋の一例であり、
Dは収納袋の正面図、Eはフィルターと逆止弁からなる
筒状のフィルターユニット(濾過手段)の断面図、Fは
Dの収納袋に廃棄物を入れた後に収納袋の開口部にEの
フィルターユニット(濾過手段)を装着して袋を密閉し
た図である。
用いる収納袋の構造について、以下図面に基づいて説明
する。図1は袋内の気体をフィルターを通して外部へ放
出することのできる廃棄物用の袋の一例であり、Aは本
発明の濾過手段と逆止弁を取付けた袋の正面図、Bはフ
ィルターと逆止弁の部分の詳細図、Cは袋に廃棄物を入
れて密閉した後の外観図である。また図2も感染性医療
廃棄物を減容化するために用いる収納袋の一例であり、
Dは収納袋の正面図、Eはフィルターと逆止弁からなる
筒状のフィルターユニット(濾過手段)の断面図、Fは
Dの収納袋に廃棄物を入れた後に収納袋の開口部にEの
フィルターユニット(濾過手段)を装着して袋を密閉し
た図である。
【0020】本発明の減容化の対象となる廃棄物は、医
療用の各種繊維製品、医療検査や食品検査等の機関にて
発生する感染性体液等の付着したゴミ、動物病院や動物
を飼育する施設で発生する人畜共通伝染病を始めとする
伝染性病原菌等を含む廃棄物、介護施設等で発生する不
衛生な廃棄物や衛生害虫(ダニ等)を含む廃棄物、在宅
医療の家庭で発生する医療ゴミ、家庭用品で一見安全そ
うに見えても病原性のレジオネラ菌やサルモネラ菌等を
含むようなゴミ等のうち、破壊しなくても圧迫できるも
の、袋を突き破るような危険物を含まないものである
が、それ以外には、おむつのように異臭を発生するよう
な不快ゴミも含まれる。
療用の各種繊維製品、医療検査や食品検査等の機関にて
発生する感染性体液等の付着したゴミ、動物病院や動物
を飼育する施設で発生する人畜共通伝染病を始めとする
伝染性病原菌等を含む廃棄物、介護施設等で発生する不
衛生な廃棄物や衛生害虫(ダニ等)を含む廃棄物、在宅
医療の家庭で発生する医療ゴミ、家庭用品で一見安全そ
うに見えても病原性のレジオネラ菌やサルモネラ菌等を
含むようなゴミ等のうち、破壊しなくても圧迫できるも
の、袋を突き破るような危険物を含まないものである
が、それ以外には、おむつのように異臭を発生するよう
な不快ゴミも含まれる。
【0021】本発明の、100℃以上の耐熱温度を有す
る熱可塑性ポリマーからなる熱可塑性フィルムで構成さ
れ、かつ濾過手段が装着されてなる収納袋を使用するこ
とにより、高価な装置の有無に関わり無く、どこでも、
誰でも、安価に、簡単に、安全に廃棄物を減容化するこ
とが可能となり、廃棄物の処理コストの低減化を図るこ
とができる。
る熱可塑性ポリマーからなる熱可塑性フィルムで構成さ
れ、かつ濾過手段が装着されてなる収納袋を使用するこ
とにより、高価な装置の有無に関わり無く、どこでも、
誰でも、安価に、簡単に、安全に廃棄物を減容化するこ
とが可能となり、廃棄物の処理コストの低減化を図るこ
とができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0023】[実施例1]
(1)図1に示すように、タテ850mm×ヨコ650
mm、厚みが40μmの最大容量が45リットルの高密
度ポリエチレンからなり、袋の中央よりやや開放端より
に、ポリプロピレンをメルトブローして得られた平均繊
維径3μmで目付が10g/m2の不織布と木材パルプ
を抄紙法により加工して目付を10g/m 2とした積層
シートからなる、面積が5cm2の袋内の気体を外部に
放出するためのフィルターと、ポリプロピレン製の台座
とゴム片よりなる逆止弁を熱接着により取付けた、感染
性廃棄物用の袋を4袋作製した。 (2)これらの袋に、使用済みの手術用ガウンを各々1
0枚をたたむことなく、そのまま詰め込んだところ、各
袋は開放端を縛るための部分を残す以外は殆ど満杯とな
った。 (3)これら4袋のうち1袋を開放端を図1に示すよう
にゴム紐で縛って密閉した。次にこの袋をクリーンベン
チに移し、袋を手でゆっくりと圧迫し、袋の中の空気を
フィルターユニットを通して徐々に放出し、最後に袋に
人間の体重をかけて圧縮したところ、袋の体積は9リッ
トルとなった。 (4)上記(3)にて放出された空気を日本薬局方の無
菌試験法に準拠して、ソイビーン・カゼイン・ダイジェ
スト・寒天培地の上に吹きつけた。この培地を無菌的に
35℃のインキュベーターに移し、3日間保管後目視観
察したところ、寒天培地上には菌のコロニーは観察され
ず、すなわち袋の中から放出された空気には菌が混入し
ていなかった。 (5)残り3袋を上記(3)と同様の方法で減容化し
た。これら合計4袋の減容化された袋は、40リットル
のプラスチック製の箱に詰め込まれ、廃棄物処分業者に
よって焼却された。
mm、厚みが40μmの最大容量が45リットルの高密
度ポリエチレンからなり、袋の中央よりやや開放端より
に、ポリプロピレンをメルトブローして得られた平均繊
維径3μmで目付が10g/m2の不織布と木材パルプ
を抄紙法により加工して目付を10g/m 2とした積層
シートからなる、面積が5cm2の袋内の気体を外部に
放出するためのフィルターと、ポリプロピレン製の台座
とゴム片よりなる逆止弁を熱接着により取付けた、感染
性廃棄物用の袋を4袋作製した。 (2)これらの袋に、使用済みの手術用ガウンを各々1
0枚をたたむことなく、そのまま詰め込んだところ、各
袋は開放端を縛るための部分を残す以外は殆ど満杯とな
った。 (3)これら4袋のうち1袋を開放端を図1に示すよう
にゴム紐で縛って密閉した。次にこの袋をクリーンベン
チに移し、袋を手でゆっくりと圧迫し、袋の中の空気を
フィルターユニットを通して徐々に放出し、最後に袋に
人間の体重をかけて圧縮したところ、袋の体積は9リッ
トルとなった。 (4)上記(3)にて放出された空気を日本薬局方の無
菌試験法に準拠して、ソイビーン・カゼイン・ダイジェ
スト・寒天培地の上に吹きつけた。この培地を無菌的に
35℃のインキュベーターに移し、3日間保管後目視観
察したところ、寒天培地上には菌のコロニーは観察され
ず、すなわち袋の中から放出された空気には菌が混入し
ていなかった。 (5)残り3袋を上記(3)と同様の方法で減容化し
た。これら合計4袋の減容化された袋は、40リットル
のプラスチック製の箱に詰め込まれ、廃棄物処分業者に
よって焼却された。
【0024】[実施例2]
(1)図2に示すような、タテ405mm×ヨコ660
mm、厚みが30μmの最大容量が20リットルの高密
度ポリエチレンからなる感染性廃棄物用の袋を作製し
た。 (2)次に、高密度ポリエチレンからなる内径13m
m、長さ6cmの円柱状の筒の一端に、図1と同一の構
成の積層シートからなるフィルターを取付け、筒内にり
んご酸を含浸させた脱脂綿と、含水グリオキザールを含
浸させた脱脂綿とを詰め込み、そして他端にポリプロピ
レン製の台座とゴム片よりなる逆止弁をホットメルト接
着により取付け、図2に示すようなフィルターユニット
を作製した。 (3)上記(1)で作製した高密度ポリエチレン製袋の
中に、ポリビニルアルコール繊維からなる不織布で作製
された手術用のディスポーザブルガウンを4着入れたと
ころ、袋は開放端を縛るために部分を残して満杯となっ
た。 (4)袋の中の手術用のディスポーザブルガウン全部が
濡れた状態となるように、水0.5リットルを満遍なく
注ぎ、袋の開放端部分を上記(2)で作製したフィルタ
ーユニットに巻きつけ、図2に示すようにゴム紐で締め
付けて袋の口を密閉した。その後、この袋をあらかじめ
内壁を消毒した電子レンジ((株)東芝製センサーオー
ブングリルレンジER−ESB1;容量33リットル、
800W)の加熱釜に入れて、95℃にて5分間、マイ
クロ波を照射した。 (5)マイクロ波照射中、袋の温度が95℃に到達する
前から袋は大きく膨張したが、フィルターユニットの出
口より水蒸気が勢いよく吹き出し、袋が破裂することな
く、マイクロ波照射後には袋は内容物であるガウン自体
の収縮と大気圧により大幅に減容した。このようにして
得られた袋を、水を一杯に張った水槽に沈めた時に溢れ
た水の量により、袋の体積を計算したところ、袋の体積
は2リットルであった。 (6)一方、マイクロ波の照射終了後、電子レンジの内
壁を滅菌水で濡らした滅菌ガーゼで汚れを拭き取り、日
本薬局方の無菌試験法に準拠して、このガーゼをソイビ
ーン・カゼイン・ダイジェスト・寒天培地に接触させ
て、該培地を35℃のインキュベーターの中に3日間保
管した後、菌の増殖の有無を目視観察したところ、培地
上には菌のコロニーは観察されなかった。
mm、厚みが30μmの最大容量が20リットルの高密
度ポリエチレンからなる感染性廃棄物用の袋を作製し
た。 (2)次に、高密度ポリエチレンからなる内径13m
m、長さ6cmの円柱状の筒の一端に、図1と同一の構
成の積層シートからなるフィルターを取付け、筒内にり
んご酸を含浸させた脱脂綿と、含水グリオキザールを含
浸させた脱脂綿とを詰め込み、そして他端にポリプロピ
レン製の台座とゴム片よりなる逆止弁をホットメルト接
着により取付け、図2に示すようなフィルターユニット
を作製した。 (3)上記(1)で作製した高密度ポリエチレン製袋の
中に、ポリビニルアルコール繊維からなる不織布で作製
された手術用のディスポーザブルガウンを4着入れたと
ころ、袋は開放端を縛るために部分を残して満杯となっ
た。 (4)袋の中の手術用のディスポーザブルガウン全部が
濡れた状態となるように、水0.5リットルを満遍なく
注ぎ、袋の開放端部分を上記(2)で作製したフィルタ
ーユニットに巻きつけ、図2に示すようにゴム紐で締め
付けて袋の口を密閉した。その後、この袋をあらかじめ
内壁を消毒した電子レンジ((株)東芝製センサーオー
ブングリルレンジER−ESB1;容量33リットル、
800W)の加熱釜に入れて、95℃にて5分間、マイ
クロ波を照射した。 (5)マイクロ波照射中、袋の温度が95℃に到達する
前から袋は大きく膨張したが、フィルターユニットの出
口より水蒸気が勢いよく吹き出し、袋が破裂することな
く、マイクロ波照射後には袋は内容物であるガウン自体
の収縮と大気圧により大幅に減容した。このようにして
得られた袋を、水を一杯に張った水槽に沈めた時に溢れ
た水の量により、袋の体積を計算したところ、袋の体積
は2リットルであった。 (6)一方、マイクロ波の照射終了後、電子レンジの内
壁を滅菌水で濡らした滅菌ガーゼで汚れを拭き取り、日
本薬局方の無菌試験法に準拠して、このガーゼをソイビ
ーン・カゼイン・ダイジェスト・寒天培地に接触させ
て、該培地を35℃のインキュベーターの中に3日間保
管した後、菌の増殖の有無を目視観察したところ、培地
上には菌のコロニーは観察されなかった。
【0025】[実施例3]
(1)循環器病棟より回収した入院患者の紙おむつ3枚
ずつを2袋の20LのHDPE袋に折りたたむことなく
入れた。一方の袋には孔径0.45μmのメンブランフ
ィルターと逆止弁を取付けた筒体からなる滅菌済みのフ
ィルターユニットを取付けた後、袋の口をビニールテー
プを用いて、空気の漏れる部分がないようにしっかりと
縛って密閉し、他方の袋にはフィルターをつけない筒体
に逆止弁のみを取付け、実施例2と同様に袋の口を筒体
に縛り付けた。 (2)まず、メンブランフィルターを取付けた袋を、あ
らかじめ内壁を消毒した電子レンジ((株)東芝製 東
芝センサーオーブングリルレンジER−ESB1、80
W)の加熱釜に入れ、電子レンジの運転条件を95℃1
分に設定し、マイクロ波を照射した。 (3)マイクロ波を照射された袋の内容物は激しく膨張
し、多量の水蒸気がフィルターユニットの出口より放出
された。マイクロ波照射終了後、内部の温度は急激に低
下し、袋はそれに伴って外部の空気を吸入するようにな
るが、短時間の内に逆止弁が働いて、袋は大気圧により
圧迫されて減容化された。 (4)その後、電子レンジの内壁を滅菌水で濡らした滅
菌ガーゼで汚れを拭き取り、日本薬局方の無菌試験法に
準拠して、このガーゼをソイビーン・カゼイン・ダイジ
ェスト・寒天培地に接触させて、該培地を35℃のイン
キュベーターの中に3日間保管した後、菌の増殖の有無
を目視観察したところ、培地上には菌のコロニーはほと
んど観察されなかった。
ずつを2袋の20LのHDPE袋に折りたたむことなく
入れた。一方の袋には孔径0.45μmのメンブランフ
ィルターと逆止弁を取付けた筒体からなる滅菌済みのフ
ィルターユニットを取付けた後、袋の口をビニールテー
プを用いて、空気の漏れる部分がないようにしっかりと
縛って密閉し、他方の袋にはフィルターをつけない筒体
に逆止弁のみを取付け、実施例2と同様に袋の口を筒体
に縛り付けた。 (2)まず、メンブランフィルターを取付けた袋を、あ
らかじめ内壁を消毒した電子レンジ((株)東芝製 東
芝センサーオーブングリルレンジER−ESB1、80
W)の加熱釜に入れ、電子レンジの運転条件を95℃1
分に設定し、マイクロ波を照射した。 (3)マイクロ波を照射された袋の内容物は激しく膨張
し、多量の水蒸気がフィルターユニットの出口より放出
された。マイクロ波照射終了後、内部の温度は急激に低
下し、袋はそれに伴って外部の空気を吸入するようにな
るが、短時間の内に逆止弁が働いて、袋は大気圧により
圧迫されて減容化された。 (4)その後、電子レンジの内壁を滅菌水で濡らした滅
菌ガーゼで汚れを拭き取り、日本薬局方の無菌試験法に
準拠して、このガーゼをソイビーン・カゼイン・ダイジ
ェスト・寒天培地に接触させて、該培地を35℃のイン
キュベーターの中に3日間保管した後、菌の増殖の有無
を目視観察したところ、培地上には菌のコロニーはほと
んど観察されなかった。
【0026】[比較例1]
(1)実施例3(1)と同様、循環器病棟より入院患者
の紙おむつ3枚ずつを2袋の20LのHDPE袋に折り
たたむことなく入れ、メンブランフィルターを装着せず
に上記実施例3(2)と同様に内壁を消毒した電子レン
ジの加熱釜に入れ、同じ運転条件でマイクロ波を照射し
た。袋の内部の内容物は激しく膨張し、多量の水蒸気が
フィルターなしの筒体の出口より放出され、電子レンジ
内壁に内容物の飛沫の一部がこびりついた。 (2)マイクロ波の照射終了後、袋は先程と同様に大気
圧により圧縮されて減容化された。その後、電子レンジ
の内壁を滅菌水で濡らした滅菌ガーゼで汚れを拭き取
り、日本薬局方の無菌試験法に準拠して、このガーゼを
ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト・寒天培地に接触
させて、この培地を35℃のインキュベーターの中に3
日間保管した後、目視観察したところ、寒天培地上に多
数のコロニーが観察され、それらを顕微鏡観察したとこ
ろ、寒天培地上に短径1.1〜1.5μm、長径2.0
〜6.0μmの棒状の大腸菌や直径1μmの球状の黄色
ブドウ球菌等が多数観察された。
の紙おむつ3枚ずつを2袋の20LのHDPE袋に折り
たたむことなく入れ、メンブランフィルターを装着せず
に上記実施例3(2)と同様に内壁を消毒した電子レン
ジの加熱釜に入れ、同じ運転条件でマイクロ波を照射し
た。袋の内部の内容物は激しく膨張し、多量の水蒸気が
フィルターなしの筒体の出口より放出され、電子レンジ
内壁に内容物の飛沫の一部がこびりついた。 (2)マイクロ波の照射終了後、袋は先程と同様に大気
圧により圧縮されて減容化された。その後、電子レンジ
の内壁を滅菌水で濡らした滅菌ガーゼで汚れを拭き取
り、日本薬局方の無菌試験法に準拠して、このガーゼを
ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト・寒天培地に接触
させて、この培地を35℃のインキュベーターの中に3
日間保管した後、目視観察したところ、寒天培地上に多
数のコロニーが観察され、それらを顕微鏡観察したとこ
ろ、寒天培地上に短径1.1〜1.5μm、長径2.0
〜6.0μmの棒状の大腸菌や直径1μmの球状の黄色
ブドウ球菌等が多数観察された。
【0027】
【発明の効果】本発明の、収納袋を使用すれば、弾力性
のある感染性廃棄物を、どこでも誰にでも安価に簡単に
廃棄物の減容化を図ることができ、廃棄物の処理コスト
の低減を図ることができる。
のある感染性廃棄物を、どこでも誰にでも安価に簡単に
廃棄物の減容化を図ることができ、廃棄物の処理コスト
の低減を図ることができる。
【図1】感染性医療廃棄物を加熱せずに減容化するため
に用いる本発明の収納袋の一例を示す概略図。
に用いる本発明の収納袋の一例を示す概略図。
【図2】感染性医療廃棄物をマイクロ波で加熱して減容
化するために用いる本発明の収納袋の一例を示す概略
図。
化するために用いる本発明の収納袋の一例を示す概略
図。
1:開放端
2:封止端
3:フィルター(濾過手段)
4:逆止弁
5:台座
6:袋の壁
7:臭気吸収材
Claims (4)
- 【請求項1】 感染性医療廃棄物を収納し、減容化する
ために用いられる収納袋であって、該収納袋本体は熱可
塑性フィルムからなり、かつ該袋本体の側面又は開口部
には病原菌濾過手段が着脱可能または着脱不能の状態で
備えられていることを特徴とする感染性医療廃棄物の減
容化用収納袋。 - 【請求項2】 熱可塑性フィルムが耐熱温度が100℃
以上の熱可塑性ポリマーからなるフィルムである請求項
1に記載の感染性医療廃棄物の減容化用収納袋。 - 【請求項3】 濾過手段に逆止弁が備えられてなる請求
項1または請求項2に記載の感染性医療廃棄物の減容化
用収納袋。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の減
容化用収納袋に感染性医療廃棄物を入れた後、袋の中を
減圧または圧縮することを特徴とする感染性医療廃棄物
の減容化方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142272A JP2003325593A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 感染性医療廃棄物の減容化用収納袋 |
PCT/JP2002/006140 WO2003000167A1 (en) | 2001-06-26 | 2002-06-20 | Method for processing easy-to-reduce resin molded article for infectious medical practice and its apparautus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142272A JP2003325593A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 感染性医療廃棄物の減容化用収納袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003325593A true JP2003325593A (ja) | 2003-11-18 |
Family
ID=29702602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002142272A Pending JP2003325593A (ja) | 2001-06-26 | 2002-05-17 | 感染性医療廃棄物の減容化用収納袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003325593A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3179926U (ja) * | 2012-09-13 | 2012-11-22 | 株式会社ケンユー | 汚物保管袋及び汚物保管セット |
JP2014218358A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | ヤヨイ化学工業株式会社 | ゴミ減容化治具及び該治具を用いたゴミ減容化方法 |
JP2017024725A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-02-02 | 株式会社サンエー化研 | 減容可能な収容袋 |
CN116081084A (zh) * | 2023-01-29 | 2023-05-09 | 广东宝德利新材料科技股份有限公司 | 一种阻隔性强,耐湿物承载的防感染处置袋及其应用 |
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2002
- 2002-05-17 JP JP2002142272A patent/JP2003325593A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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