JP2008024370A - 医療用綿体の減量包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気を多量に含み体積の大なる医療用綿体を減量して包装し、医療現場に保存し、使用に際して包装を開封して元の状態に戻すことにより、使用までの輸送、保存を効率化できる減量包装体の提供。
【解決手段】柔軟なプラスチック包装体12,22,32,42に医療用綿体11,21,31を収容し、該プラスチック包装体12,22,32,42を減圧脱気することにより、医療用綿体11,21を減量して収容することを特徴とする医療用綿体11,21の減量包装体10,20,30,40。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用綿体の包装に関し、さらに詳しくは綿体を減量して収容する医療用綿体の減量包装体に関する。
医療の現場では、液状医薬品の塗布、消毒剤の塗布、血液や他の体液の吸収、除去、創傷部の保護などの多くの用途に各種の医療用綿体、例えば塊状綿、カットメン、綿球、ガーゼなどが使われている。
これらの綿体は、単回使用用に小分け包装されているものもあるが、大半のケースでは大きな包装から必要量だけを取り出して使用されたり、包装の一部または全部を小型の金属製またはガラス製の容器に移して、そこから必要量を適宜採取して使用されたりすることが多い。綿体は空気を含む柔軟なものであり、必然的に体積が大きく、その保存には多大のスペースを要しているが、医療の現場はスペース的には必ずしも十分ではないことが多く、嵩高い綿体の保管には苦労しているのが現実である。
一方、布団もかさばる用品の一つであり、その保存にあたっては見掛け体積を縮減することが行われている。例えば、下記特許文献1には、布団を内袋に収容し、次いでその内袋内の空気を排除することによって見掛け体積を縮減し、そのまま脱気部材を封止して減量包装体を作ること、さらにその減量包装体の複数個をより大きい外袋に収容し、外袋の空気を排除し封止する布団の真空包装体とその包装方法が開示されている。
本発明は布団のような大きい家庭用品でなく、医療にて使用される綿体の減量包装体を目的とする。
特公平07−297571号公報
そこで本発明では、空気を多量に含み体積の大なる医療用綿体を減量して包装し、医療現場に保存し、使用に際して包装を開封して元の状態に戻すことにより、使用までの輸送、保存の効率化を図ることを目的とする。
本発明の減量包装体は、柔軟なプラスチック包装体に医療用綿体を収容し、該プラスチック包装体を減圧脱気することにより、医療用綿体を減量して収容することを特徴とする。
上記プラスチック包装体は、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、或いは、ポリプロピレンなどの空気を通さない素材で構成される。
また、上記プラスチック包装体は、該プラスチック包装体の内側の圧力(内圧)を外側の圧力(外圧)以下になるようプラスチック包装体を脱気することにより、収容された医療用綿体を収縮させることができる。
さらにまた、本発明の減量包装体は、清潔度を必要とする医療用の綿体の包装体であり、上記プラスチック包装体に、減圧脱気後に密封封止することができる脱気部材を予め設けておき、当該脱気部材を通して減圧脱気して医療用綿体を減量した後に脱気部材部分で密封封止する手法は、作業性に優れると共に、医療用綿体と高温になる溶融封止部とを隔離することができ、溶融封止の際に生ずる熱の影響や溶融した樹脂が医療用綿体に触れることを防止できる点で好ましい。
また、本発明の減量包装体においては、プラスチック包装体を減量する際の脱気操作と共に、使用時にプラスチック包装体内に空気を導入する通気操作が必要であり、上記プラスチック包装体に、先端が密封封止されており、且つ、該密封封止した密封封止部を開放すればプラスチック包装体の内側と外側とを通気することができる通気部材を予め設けておくことも好ましい実施態様の一つである。
さらにまた、本発明の減量包装体は、上記脱気部材、及び/又は、上記通気部材に、浮遊ごみ等をろ過することができる浮遊ごみろ過用フィルター、及び/又は、細菌をろ過することができる細菌ろ過用フィルターを設置することができる。
上記脱気部材に浮遊ごみろ過用フィルター、及び/又は、細菌ろ過用フィルターを設置した構成の場合は、減量包装体を脱気する際に、医療用綿体を構成する繊維が医療用綿体から分離して、吸気装置(バキューム)に吸い込まれて吸気装置が故障したり、吸気装置の吸気ノズルに詰まったりすることを防止する効果が期待できる。
さらに、脱気部材に、浮遊ごみろ過用フィルター、及び/又は、細菌ろ過用フィルターを設けた構成の場合には、脱気する際の空気の流れを整えることができるというメリットがある。このため、吸気装置による強力な吸引力により減量包装体の内部で、積載された医療用綿体が乱れてしまうことを防止できる。
さらに、細菌ろ過用フィルター、或いは、浮遊ごみろ過用フィルターを、脱気部材に設けないで通気部材のみに設けるなどを選択して構成することもできる。
通気部材に細菌ろ過用フィルター、及び/又は、浮遊ごみろ過用フィルターを設置した構成の場合、減量包装体の開封時に、ろ過された清浄な空気を、通気部材を通じて取り込んで医療用綿体を復元することにより、浮遊ごみ、或いは、細菌が医療用綿体に付着することを防ぐことができる。
具体的に、浮遊ごみろ過用フィルター及び細菌ろ過用フィルターは、例えば、絡合法やメルトブローン法等による不織布、ウエッブ、微孔性フィルムなどで形成することができる。
さらに、医療用綿体の減量包装体は、上記浮遊ごみろ過用フィルター、及び、細菌ろ過用フィルターが設けられた上記通気部材、又は、上記脱気部材において、上記細菌ろ過用フィルターが上記浮遊ごみろ過用フィルターよりも医療用綿体の側に設けた構成であることが好ましい。
殊に、通気部材に浮遊ごみろ過用フィルターと細菌ろ過用フィルターとを設置する場合は、サイズが大きな粉塵を浮遊ごみろ過用フィルターにより遮断し、その後で、サイズが微細な細菌などを細菌ろ過用フィルターにより遮断することでフィルターの目詰まりを防ぐことができ、効率的に清浄な空気を減量包装体に取り入れることができる。
なお、上述したように上記脱気部材に各フィルターを設けた場合は、脱気部材を通気部材として用いることもできる点で有効である。
また、本発明の減量包装体は、γ線滅菌、オートクレーブ滅菌、エチレンオキシドガス滅菌、プラズマ滅菌等により滅菌することができる。
これらの方法で滅菌することにより、減量包装した医療用綿体の保管中や輸送中の細菌増殖を防ぐことができ、減量包装体を開封した際にも、医療用綿体を衛生的な状態で使用することができる。
上述したそれぞれの滅菌方法は、医療用綿体の用途、或いは、使用環境などに応じて適宜、選択して施すことができるが、殊に、γ線滅菌の場合は、ガス拡散工程や、乾燥工程を必要としないため、減量包装した状態で減量包装体の外部から減量包装体と、該減量包装体に収容した医療用綿体とを一体で滅菌することができ、本用途に好適である。
本発明の綿体は、病院、医院、歯科医院、保健機関、介護施設などで医療目的に使用されるすべての綿体に適用できる上に、家庭の衛生備品としても使用できる。本発明の綿体は使用するまでの保管体積の減量とともに、包装した状態で滅菌した場合には開封するまで滅菌状態が維持できる利点がある。
本発明における医療用綿体の減量包装体の一実施形態について、以下図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は、医療用綿体11を包装した第1実施形態における減量包装体10を示す。本実施形態における減量包装体10は、医療用綿体11、ポリエステル製のプラスチックフィルム(樹脂シート)で形成されたプラスチック包装体12、及び、該プラスチック包装体12の内部を脱気するために側面に形成された脱気部材14から構成されている。
上記プラスチック包装体12は、開口部13を有する袋状に形成され、その内部には、歯科医院等にて使用される消毒用カット綿を40枚重ねたものを一組とした医療用綿体11が圧縮減量されて収容されている。
なお、消毒用カット綿のサイズは、タテ、ヨコが各5cm、厚さが3mmである。
また、上記脱気部材14は、その一部断面であらわした図1の要部拡大図に示すようにチューブ状(管状)であり、その軸心には、脱気孔14aが連通しているが、減量包装された状態では先端部は、溶融密封された封止部14bを有している。
また、上記脱気部材14の軸心方向の中間部には、浮遊ごみろ過用フィルター15が設けられている。
上記浮遊ごみろ過用フィルター15には、通気性のよい不織布、ウエッブ、微孔性フィルムなどが用いられる。本浮遊ごみろ過用フィルター15にミクロン、或いは、サブミクロンサイズの細孔を有するフィルターを用いれば細菌をろ過する機能付与することができる。
なお、脱気部材14は、チューブ状の形状へ保持することができる程度の硬さの有する樹脂により形成することが好ましい。
また、プラスチック包装体12は、上述したポリエステル製に限らない。例えば、ポリエチレン、或いは、ポリプロピレンなどの柔軟で空気を通さないプラスチックシートにより形成することができる。さらに、プラスチック包装体12は、その内部が視認できるよう透明なフィルムで形成することが好ましい。
さらに、医療用綿体11は、上述したような消毒用カット綿などに限らず、例えば、塊状綿、綿球、ガーゼなど、その形状、大きさに制限されず、医療に使用される各種の柔軟な綿体を含む。
さらにまた、医療用綿体11は、使用用途に合わせて適宜な手段で滅菌、或いは、消毒される。
さらに、医療用綿体11の減量包装体10を作成する手順について図2を用いて説明する。
図2(a)に示したように、プラスチック包装体12は、開口部13を開口した開封状態であり、付設されている脱気部材14の先端部には、未だ封止部14bを形成しておらず、脱気孔14aは連通状態である(図2(a)の要部拡大図参照)。
次いで、図2(b)に示したように、開口部13を封止する。これにより、開口部13の縁部には、融着部13aが形成される。
開口部13の封止は、接着剤やテープなどにより接着で行うもよいが、保存中に空気が入らぬように完全密封が必要であり、電熱、高周波電磁波、超音波を用いたウェルダーなどにより融着により行うことが望ましい。
これにより、脱気孔14a以外の部位が封止された医療用綿体11の包装体10aが形成される。
続いて、図2(c)に示したように、医療用綿体11の包装体10aの脱気を行う。例えば、バキューム装置などの適当な吸気装置(図示せず)の吸気ノズルAを脱気部材14に接続する。
この脱気操作によって、医療用綿体11はプラスチック包装体12とともに収縮し、減量される。
具体的に、医療用綿体11が第1実施形態のように消毒用カット綿である場合は、医療用綿体11の面積(タテ、ヨコの長さ)は変化せず、該医療用綿体11の厚さを半分以下にまで減量することができる。
なお、本実施形態では、医療用綿体11を2分の1程度まで減量させたが、医療用綿体11の種類、或いは、形態、積層する枚数、又は、減圧する度合いに応じて医療用綿体11は、2分の1から5分の1程度にまで減量させることができる。
医療用綿体11の減量を短時間に効果的に行うために、脱気操作と共に医療用綿体11を収容したプラスチック包装体部12分を並行な板状の器具で挟んで加圧圧縮する方法も有効である。
最後に、図1の要部拡大図に示したように、内部の減圧状態を保ったまま脱気部材14の先端部を融着して上記封止部14bを形成する。
以上の操作により、本発明になる医療用綿体の減量包装体10の一形態が作成される。
このようにして形成された医療用綿体11の減量包装体10は保管場所にコンパクトに保管しておくことができる。
また、使用にあたっては、減量包装体10は、基本的に使い捨てであるため、プラスチック包装体12のフィルムを破るだけで開封することができる。プラスチック包装体12を開封すれば、医療用綿体11は、空気を吸い込むことで、元のとの体積近くにまで復元して、通常の医療用綿体11として用いることができる。
また、クリーンエアーを供給できる設備がある場合などは、脱気部材14の先端部の封止部14bを除去し、脱気孔14aを通じて減量包装体10にクリーンエアーを供給して医療用綿体11を元の体積に復元させてから開封してもよい(図示せず)。
以下では、他の実施形態の減量包装体20,30について説明する。
但し、以下で説明する減量包装体20の構成のうち、上述した第1実施形態における減量包装体10と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態における減量包装体20は、図3に示したように、脱気部材24とは別に、通気部材27を追加した構成である。
ここで、本実施形態の減量包装体20のプラスチック包装体22で包装する医療用綿体21には、医院または介護施設などで使用するガーゼ(タテ約20cm、ヨコ約28cm、折りたたみ厚さ約4mm)を用い、このガーゼを50枚重ねたものを一組としたものを態様とする。
上記通気部材27の先端も脱気部材24の先端部と同様に、融着により封止された封止部27bを有している。通気部材27の軸心に連通する通気孔27aの中間には、図3の要部拡大図に示したように、高度なろ過用フィルター28を設けている。
上記高度なろ過用フィルター28は、微孔径(細目)であり、必要に応じて、0.01ミクロンから数10ミクロン程度の微細な目のフィルターを選ぶことができる。
通気部材27と脱気部材24とは、容易に識別するために互いに異なる形状で形成している(図3の要部拡大図参照)。
このように、通気部材27と脱気部材24とは、それぞれを容易に識別するために、配置位置に変える、又は、互いに異なる彩色、模様、若しくは、文字を付するなどの工夫を行うことが望ましい。なお、上記模様には、矢印も含む。
かかる減量包装体20においても、第1実施形態と同様に医療用綿体21の減量時には脱気孔24aを通じて脱気する。なお、医療用綿体21が上述したようなガーゼの場合、厚さが約3分の1になるまで減量することができる。
続いて、第2実施形態における減量包装体20の開封手順について、図4を用いて説明する。
まず、図4(a)の要部拡大図に示したように、破線で示した切断線に沿ってカッター(図示せず)などを用いて通気部材27の封止部27bを除去する。
高度なろ過用フィルター28を通った空気が通気孔27aを通じて減量包装体20の内部に流入し始める。ここで、高度なろ過機能を有するフィルターを具備していない脱気部材24を開封しないことが重要である。
図4(b)に示したように、ろ過用フィルター28によりろ過された清浄な空気によって、プラスチック包装体22の内部において医療用綿体21は、復元される。
このように、プラスチック包装体22内で医療用綿体21を復元させてから図4(c)に示したように、プラスチック包装体22を開封して医療用綿体21を取り出す。
なお、上述したように減量封止した状態の医療用綿体21(ガーゼ)を1ヶ月間室内に保管後に、上述の手順で減量包装体20を開封したところ、医療用綿体21は、10分後には元の体積の約7割に戻っていた。
説明したケースでは、図5に示したように外気中に漂う塵埃B、細菌Cなどをろ過用フィルター28により遮断できるため、復元時に医療用綿体21がこれら塵埃B、細菌Cなどで汚染されることを防ぐことができる。
例えば、このようにして開封された医療用綿体21は、出来るだけ高いクリーン度を確保した状態で使用したい場合において、有効である。
(第3実施形態)
第3実施形態の減量包装体30は、図6(a)に示したような通気孔37aを有している。
なお、図6(a)は、減量包装体30の通気部材37の断面図であり、図6(b)は、後述する細菌ろ過用フィルター34を正面から視た様子を示す模式図であり、図6(c)は、後述する浮遊ごみろ過用フィルター35を正面から視た様子を示す模式図である。
第3実施形態の減量包装体30は、通気孔37aの孔形成方向に、細菌ろ過用フィルター34と浮遊ごみろ過用フィルター35との2つのフィルターを以下の順に配設している。
すなわち、上記細菌ろ過用フィルター34は、通気孔37aの孔形成方向の基部側(図6中、X方向側)に設けている。これに対して浮遊ごみろ過用フィルター35は、通気孔37aの孔形成方向の先端側(図6中、Y方向側)に設けている。
上記細菌ろ過用フィルター34は、有効な細菌除去を可能にするため、0.01ミクロンから10ミクロン程度の微孔径のフィルターである。
これに対して浮遊ごみろ過用フィルター35は、細菌ろ過用フィルター34に対するプレフィルターであり、細菌ろ過用フィルター34より大きな孔径、すなわち、1ミクロンから数100ミクロン程度の孔径を有するものである。
このように上記細菌ろ過用フィルター34と上記浮遊ごみろ過用フィルター35とを上述した順に通気孔37aに配設することにより、医療用綿体11,21を復元する際に、まず、浮遊ごみろ過用フィルター35が外気に漂う塵埃B(浮遊ごみ)を積極的に除去し、その後、浮遊ごみろ過用フィルター35を通気した細菌Cを上記細菌ろ過用フィルター34によってろ過することができ、効率よく、清浄な空気をプラスチック包装体32内に吸い込むことができる。
この発明の減量包装体は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではない。
プラスチック包装体は、医療用綿体21を収容する前は、上述したように開口部13を有した袋状の形態をしているが、例えば、図7(a)に示したように、減量包装体40のプラスチック包装体42を2枚のプラスチックシート42a,42bで形成し、これら2枚のプラスチックシート42a,42bで医療用綿体(例えば、11,21)を上下各側から挟み込み、該2枚のプラスチックシート42a,42bの端部どうしを融着して図7(b)に示したように、医療用綿体を密封したものであってもよい。
その他にも、減量包装体は、図示しないが、以下に示すように多くの機能を付加することができる。
また、本発明の減量包装体のプラスチック包装体には、切断し易いよう、端部の一部位を切り欠いた切欠き部、或いは、破断時に指で抓み易いよう突状に突き出した突片などを形成してもよい。このような減量包装体は、見栄えよく、容易に開封することができる。
さらに、減量包装体は、プラスチック包装体を上述したように破ることで開封する形態に限らず、開口部13の縁部にジッパーなどの固定手段を形成し、開口部13を開閉可能に形成し、適宜、滅菌、消毒などして減量包装体を繰り返し使用できるよう形成してもよい。
さらにまた、脱気部材、通気部材の各先端の封止部は、融着による封止部によって封止する形態に限らず、キャップ、栓などで封止する形態であってもよい。
また、上述した実施形態の減量包装体10,20,30,40の他に、プラスチック包装体は、塊状、粒状などのプラスチック材料(樹脂材料)をもとにブロー成形により袋状に形成したものであってもよい。
なお、第2実施形態のろ過用フィルター28は、この発明の細菌ろ過用フィルターに対応し、
本実施形態の封止部14b,24b,27bは、この発明の密封封止部に対応するも、上述したように本発明は、本実施形態の構成に限定されない。
第1実施形態による減量包装体を説明する説明図。 第1実施形態の減量包装体に医療用綿体の作成手順を説明する説明図。 第2実施形態による減量包装体を説明する説明図。 第2実施形態による減量包装体を開封する手順を説明する説明図。 第2実施形態による減量包装体の作用説明図。 第3実施形態による減量包装体の作用説明図。 他の実施形態による減量包装体の作用説明図。
符号の説明
10,20,30,40…減量包装体
11,21…医療用綿体
12,22,32,42…プラスチック包装体
14,24,44…脱気部材
14b,24b…封止部
15…浮遊ごみろ過用フィルター
27,37,47…通気部材
27b…封止部
28…ろ過用フィルター
34…細菌ろ過用フィルター
35…浮遊ごみろ過用フィルター

Claims (6)

  1. 柔軟なプラスチック包装体に医療用綿体を収容し、該プラスチック包装体を減圧脱気することにより、医療用綿体を減量して収容することを特徴とする
    医療用綿体の減量包装体。
  2. 上記プラスチック包装体に、減圧脱気後に密封封止することができる脱気部材を設け、当該脱気部材を通して減圧脱気して医療用綿体を減量した後に脱気部材で密封封止することを特徴とする
    請求項1に記載の医療用綿体の減量包装体。
  3. 上記プラスチック包装体に、先端が密封封止されており、且つ、該密封封止した密封封止部を開放すればプラスチック包装体の内側と外側とを通気することができる通気部材を設けた
    請求項1または請求項2に記載の医療用綿体の減量包装体。
  4. 上記脱気部材、及び/又は、上記通気部材に、浮遊ごみ等をろ過することができる浮遊ごみろ過用フィルター、及び/又は、細菌をろ過することができる細菌ろ過用フィルターを設置したことを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載の医療用綿体の減量包装体。
  5. 上記浮遊ごみろ過用フィルター、及び、細菌ろ過用フィルターが設けられた上記通気部材、又は、上記脱気部材において、上記細菌ろ過用フィルターが上記浮遊ごみろ過用フィルターよりも医療用綿体の側に設けられたことを特徴とする
    請求項4に記載の医療用綿体の減量包装体。
  6. γ線滅菌、オートクレーブ滅菌、エチレンオキシドガス滅菌、プラズマ滅菌等により滅菌されていることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか一項に記載の医療用綿体の減量包装体。
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