JP7492731B2 - 真空包装処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使用済排泄ケア用品等の臭気発生物を収納した収納袋を真空包装する真空包装処理装置に関する。
病院、老人ホーム、保育所等の施設において、おむつ、尿取りパッド等の使用済排泄ケア用品(臭気発生物)を適切に廃棄処理することは、臭気汚染防止のほか、菌・ウィルスの感染防止などの衛生管理上非常に重要である。
このような臭気発生物の処理方法としては、例えば、真空包装処理装置を用いた真空包装処理が行われており、かかる真空包装処理装置としては、例えば、受け皿と押圧板からなり、押圧板が受け皿に開閉自在に取付けられ受け皿の内側上面に空気を隅々まで抜くためのスポンジが収納され、受け皿の手前に熱シーラーを有し、押圧板下部手前の溶着体とから構成された圧縮真空パック器と、紙おむつが収納された非通気性材料、かつ、溶着可能な袋の開口端部を保持して袋を押圧板により圧縮し、袋内の空気を脱気して真空状態にし、熱シーラーと押圧板下部手前の溶着体との圧接により紙おむつが収納された非通気性材料、かつ、溶着可能な袋の開口端部を熱溶着するように構成した装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008-37456号公報
上記特許文献1に記載の真空包装処理装置は、紙おむつ(臭気発生物)を個別に真空包装するものであり、多数の臭気発生物の廃棄処理には手間及び時間がかかるという問題があった。
また、病院、老人ホーム、保育所等の施設においては、通常、業者による回収前に、多数の臭気発生物が収納された収納袋が回収箱などに集められ保管されるが、収納袋の開口部を人が結んだ程度のものであると、保管場所において臭気が発生する(漏れる)という問題や、収納袋が嵩張り、保管場所のスペース確保が難しいという問題があった。
本発明の課題は、多数の臭気発生物を収納した収納袋を容易かつ確実に密封でき、収納袋からの臭気の発生を防止できると共に収納袋のコンパクト化を図ることが可能な装置を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、臭気発生物を収納した収納袋の処理方法について鋭意検討した結果、臭気発生物を収納した立てた状態の収納袋の内部に、真空吸引ノズルを上方から挿入し、収納袋の内部の臭気を含む空気を吸引した後、収納袋の内部から真空吸引ノズルを抜脱し、収納袋を密閉にすることにより、収納袋を容易に密封でき、これにより、収納袋からの臭気の発生を防止できると共に収納袋のコンパクト化を図ることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]臭気発生物を収納した収納袋の真空包装を行う真空包装処理装置であって、
前記臭気発生物を投入可能に前記収納袋の開口部を上方に向けて開いた状態に保持する袋保持手段と、
前記収納袋の内部に出し入れ可能な真空吸引ノズル、及び該真空吸引ノズルに接続された真空吸引ポンプを具備する真空吸引手段と、
前記真空吸引手段による吸引時に、前記収納袋の開口部を両側から挟持して該開口部を閉じる閉口手段と、
前記真空吸引手段により前記収納袋の内部を真空にした状態で、該収納袋の開口部を密閉する密閉手段と、
を備えていることを特徴とする真空包装処理装置。
[2]前記真空吸引ノズルが、その底面及び先端部周側面に吸引孔を有していることを特徴とする上記[1]記載の真空包装処理装置。
[3]前記真空吸引ノズルの先端部が、全面に吸引孔を有する多孔質体から構成されていることを特徴とする上記[2]記載の真空包装処理装置。
[4]前記真空吸引手段が、前記収納袋の幅方向の両端内部に位置するように所定間隔を空けて配設された少なくとも2つの真空吸引ノズルを備えていることを特徴とする上記[1]~[3]のいずれか記載の真空包装処理装置。
[5]前記閉口手段が、前記収納袋の開口部の両外側に配設され、該収納袋に対して互いに接離可能な、収納袋の幅方向に延設された2つの棒状押圧部材を具備し、
前記2つの棒状押圧部材は、それぞれその内側に前記真空吸引ノズルに対応する凹状部を有していることを特徴とする上記[1]~[4]のいずれか記載の真空包装処理装置。
[6]前記密閉手段が、前記閉口手段の下方に設けられていることを特徴とする上記[1]~[5]のいずれか記載の真空包装処理装置。
[7]前記真空吸引手段により吸引され排気される空気中の臭気を除去する脱臭手段を備えていることを特徴とする上記[1]~[6]のいずれか記載の真空包装処理装置。
[8]前記脱臭手段が、次亜塩素酸水を収容した脱臭容器を具備していることを特徴とする上記[7]記載の真空包装処理装置。
[9]前記脱臭手段が、さらに、次亜塩素酸水を収容した脱臭容器の下流に設けられた水を収容した水収容容器と、該水収容容器の下流に設けられた活性炭フィルターとを具備していることを特徴とする上記[8]記載の真空包装処理装置。
[10]前記袋保持手段により保持された収納袋の内部に前記真空吸引ノズルを挿入し、前記閉口手段により前記収納袋の開口部を両側から閉じた状態で、前記真空吸引ポンプにより収納袋の内部の空気を真空吸引した後、前記収納袋の内部から前記真空吸引ノズルを抜脱し、前記密閉手段により前記収納袋を密閉するよう、各手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とする上記[1]~[9]のいずれか記載の真空包装処理装置。
[11]上記[1]~[10]のいずれか記載の真空包装処理装置を用いて、臭気発生物を収納した収納袋を真空包装することを特徴とする臭気発生物の真空包装処理方法。
本発明の真空包装処理装置によれば、収納袋を容易に密封でき、収納袋からの臭気の発生を防止できると共に収納袋のコンパクト化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の使用状態の説明図であり、臭気発生物を投入する状態を示す。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の使用状態の説明図であり、収納袋を回収する状態を示す。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置のケーシング内部の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置のケーシング内部の概略平面図である。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置のケーシング内部の概略正面図である。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の閉口手段及び密閉手段の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の真空吸引手段の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の収納袋を設置した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の真空吸引ノズルを挿入し、閉口手段により収納袋の開口部を両側から閉じた状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の吸引ポンプにより収納袋の内部を吸引し、収納袋の内部から真空吸引ノズル挿抜手段により真空吸引ノズルを抜脱した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の密閉手段により収納袋を密閉した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。 本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の密閉した収納袋を収納ボックスに収納した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。
本発明の真空包装処理装置は、臭気発生物を収納した収納袋の真空包装を行う真空包装処理装置であって、臭気発生物を投入可能に収納袋の開口部を上方に向けて開いた状態に保持する袋保持手段と、収納袋の内部に出し入れ可能な真空吸引ノズル、及び真空吸引ノズルに接続された真空吸引ポンプを具備する真空吸引手段と、真空吸引手段による吸引時に、収納袋の開口部を両側から挟持して開口部を閉じる閉口手段と、真空吸引手段により収納袋の内部を真空にした状態で、収納袋の開口部を密閉する密閉手段とを備えていることを特徴とする。なお、本発明における真空とは、大気圧より低い低圧状態をいう。
本発明の真空包装処理装置においては、収納袋を立てた状態に保持し、収納袋の内部に上方から真空吸引ノズルを挿入し、収納袋の内部の臭気を含む空気を吸引した後、収納袋の内部から真空吸引ノズルを抜脱し、収納袋を密閉にすることにより、収納袋を容易に密封でき、これにより、収納袋からの臭気の発生を防止できると共に収納袋のコンパクト化を図ることができる。また、本発明の真空包装処理装置においては、収納袋は立てた状態で保持され、臭気発生物を投入可能となっているので、収納袋に臭気発生物を投入する際にも容易に投入することができ、通常のごみ箱のように使用することができる。また、収納袋を立てたまま密閉できるので、従来の袋を横向きにした状態で真空包装する場合と比べて、収納物が袋から排出されるおそれがなく、衛生的かつ効率的に処理することができる。また、真空吸引ノズルを収納袋の内部に挿入して吸引することから、短時間で真空にすることができ、作業時間の短縮が図られる。
本発明の真空包装処理装置を設置する場所としては、病院、老人ホーム、保育所等の施設を挙げることができる。本発明の真空包装処理装置の処理対象となる臭気発生物としては、例えば、おむつ、尿漏れパッド等の排泄ケア用品のほか、手術用手袋、ガーゼ、防護服等の医療用具を挙げることができる。なお、血液などの液体が付着した臭気発生物については、汚染防止や感染防止のためにパッキングした状態で本装置に回収されることが好ましい。
本発明の真空包装処理装置に用いる収納袋は、真空包装できるものであれば特に制限されるものではないが、収納袋の内側が溶着容易なフィルムと、収納袋の外側がガスバリヤー性を有するフィルムを含む積層フィルムからなる収納袋であることが好ましい。収納袋の材質としては、例えば、溶着容易なフィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルムを挙げることができ、ガスバリヤー性を有するフィルムとしては、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ナイロンフィルム等の合成樹脂フィルムのほか、アルミニウム箔、蒸着アルミニウム等のアルミニウムフィルムを挙げることができる。収納袋の容量は、使用目的に応じて適宜選択され、例えば、1~90Lであり、5~60Lが好ましく、20~45Lがより好ましい。また、収納袋は、後述の袋保持手段に掛止でき、また、回収時に運搬が容易なように、上部に環状の取手部を有するものが好ましい。
以下、本発明の真空包装処理装置の各手段について詳細に説明する。
[袋保持手段]
袋保持手段は、臭気発生物を投入可能に収納袋の開口部を上方に向けて開いた状態に保持する手段である。すなわち、袋保持手段は、臭気発生物を投入可能に収納袋を立てた状態に保持する手段である。収納袋を立てた状態で保持できることから、臭気発生物の投入が容易であり、また、収納物等が収納袋から漏れ出ることを防止できる。また、収納袋が臭気発生物の重さにより下方に引っ張られるため、真空吸引時、収納袋が後述の真空吸引ノズルの吸引孔に吸引されることを抑制できる。
なお、収納袋の開口部を上方に向けて開いた状態とは、収納袋の開口部が真上に向いた態様のほか、収納袋の開口部が斜め上方に傾いた態様(例えば、開口部が斜め上方45度以内の角度に傾いた態様)が含まれる。
袋保持手段としては、特に制限されるものではないが、例えば、装置上部に設けられ、収納袋の環状の取手部を掛止するための掛止部材を具備しているものを挙げることができる。掛止部材としては、フック状部材や、凸状部材を挙げることができる。袋保持手段により保持された収納袋は、真空吸引終了後、袋保持手段から自動又は手動で離脱し、下方に設けられた回収ボックスに収容される。
[真空吸引手段]
真空吸引手段は、収納袋の内部に出し入れ可能な真空吸引ノズル、及び真空吸引ノズルに接続された真空吸引ポンプを具備している。
(真空吸引ノズル)
真空吸引ノズルは、収納袋の内部に出し入れ可能なノズルである。この真空吸引ノズルを介して収納袋の内部の臭気を含む空気が吸引される。真空吸引ノズルは、空気を吸引できるものであればその形状等に制限はなく、例えば、円筒、角筒等の筒体を挙げることができる。真空吸引ノズルは、気体を吸い込む入口としての吸引孔を有しており、吸引孔は、例えばノズルの先端部に設けることができる。真空吸引ノズルが円筒、角筒の場合、その先端の底面に設けられた開口を吸引孔とすることができる。
真空吸引ノズルは、その先端の底面のみに吸引孔を有するものであってもよいが、その底面及び先端部周側面に吸引孔を有していることが好ましい。これにより、底面のみに吸引孔を有する場合に比べて吸引速度を向上させることができる。また、収納袋や臭気発生物により吸引孔の一部が塞がった場合にも、その他の吸引孔から吸引を行うことができる。特に収納袋は吸引されやすいが、先端部周側面に吸引孔を有していることにより、収納袋が先端部周側面の吸引孔に吸着され、底面の吸引孔への吸着を抑制して、吸引を安定的に継続して行うことができる。
真空吸引ノズルは、特に、その先端部が、全面に吸引孔を有する多孔質体から構成されていることが好ましい。これにより、より安定して吸引を行うことができる。すなわち、あらゆる方向に小さな吸引孔を多数有しているので、すべての孔が閉塞されることなく、継続的な吸引が可能となる。また、多孔質体の底面の形状は、外方に突出した湾曲面を形成していることが好ましい。これにより、すべての吸引孔が塞がれることをより防止することができる。多孔質体は、真空吸引ノズルと一体のものであってもよいし、別体のものであってもよい。多孔質体としては、多孔質のものであれば特に制限されるものではなく、例えば、プラスチック焼結多孔質体、プラスチック発泡体、金属多孔質体等を挙げることができる。
真空吸引手段は、真空吸引ノズルを2つ以上備えるものであってもよい。例えば、収納袋の幅方向の両端内部に位置するように所定間隔を空けて配設された少なくとも2つの真空吸引ノズルを備えていることが好ましい。これにより、真空吸引ノズルが1つの場合に比べて、吸引速度を向上させることができる。また、空気が残存しやすい収納袋の両側(幅方向の両端)から吸引するため、収納袋内部に空気が残留することを抑制して真空度を向上させることができ、収納袋をよりコンパクトにすることができる。
真空吸引ノズルを少なくとも2つ備える態様としては、別体の真空吸引ノズルを少なくとも2つ備える態様のほか、一体の真空吸引ノズルの先端側が少なくとも二股に分かれた態様が含まれる。例えば、別体の真空吸引ノズルを少なくとも2つ備える態様としては、2つの真空吸引ノズル基端が、それぞれ別々の真空吸引ポンプに接続され、先端が収納袋の幅方向の両端内部にそれぞれ位置するように所定間隔を空けて配設された態様を挙げることができる。また、一体の真空吸引ノズルの先端側が二股に分かれた態様としては、真空吸引ノズルの基端が真空吸引ポンプに接続され、その先端が二股に分かれ、それぞれの先端が収納袋の幅方向の両端内部に位置するように所定間隔を空けて配設された態様を挙げることができる。一体の真空吸引ノズルの先端側が二股に分かれた態様においては、真空吸引ポンプが1つでよく、経済的かつ吸引力の調整が容易であると共に、収納袋の両端においてそれぞれ同じ吸引力で吸引するため、バランスよく吸引することができる。
なお、真空吸引ノズルを収納袋の内部に出し入れする方式としては、例えば、収納袋の開口部の上方に配置した真空吸引ノズルを昇降させる方式を挙げることができる。
(真空吸引ポンプ)
真空吸引ポンプは、真空吸引ノズルに接続され、収納袋の内部の臭気を含む空気を吸引するポンプである。真空吸引ポンプとしては、収納袋の内部の空気を吸引して減圧することができれば特に制限はなく、一般的に真空吸引に用いられるポンプを挙げることができる。
[閉口手段]
閉口手段は、真空吸引手段による吸引時に、収納袋の開口部を両側から挟持して開口部を閉じる手段である。具体的には、閉口手段は、収納袋の開口部の両外側に配設され、収納袋に対して互いに接離可能な、収納袋の幅方向に延設された2つの棒状押圧部材を具備する手段を挙げることができる。2つの棒状押圧部材は、それぞれその内側に真空吸引ノズルに対応する凹状部を有していることが好ましい。例えば、真空吸引ノズルが円筒の場合、2つの棒状押圧部材は、それぞれの内側に真空吸引ノズルの横断面形状に対応する半円弧状の凹状部を有していることが好ましい。これにより、真空吸引ノズルを収納袋に挿入した状態で、収納袋を閉塞し、効果的に吸引することが可能となる。また、2つの棒状押圧部材は、それぞれその内側がクッション性の高い材料で構成されるものであることが好ましい。これにより、収納袋の開口部を両側から挟持する際に、真空吸引ノズルの破損を防止できると共に、収納袋の気密性を向上させることができる。クッション性の高い材料としては、例えば、ウレタン、スポンジ等を挙げることができる。
[密閉手段]
密閉手段は、真空吸引手段により収納袋の内部を真空にした状態で、収納袋の開口部を密閉する手段である。密閉方法としては、収納袋を密閉することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、接着剤等による接着シール、超音波シール、高周波シール、ヒートシール(熱溶着)などを挙げることができ、一般に合成樹脂製の袋の密閉に用いられるヒートシールが好ましい。本発明の密閉手段は、具体的には、収納袋の開口部の両外側に配設され、収納袋に対して互いに接離可能な、収納袋の幅方向に延設された一対のシール部材を備えた手段を挙げることができる。
この密閉手段は、閉口手段の下方に設けられていることが好ましい。これにより、真空吸引ノズルを収納袋の内部から抜脱して密閉する際、その上方で閉口手段による収納袋の閉塞状態が保持されているため、外部からの空気の流入を抑え、より確実に真空状態を保持して密閉することができる。
(閉口手段及び密閉手段の好ましい具体的な態様)
閉口手段及び密閉手段は、連結部材により接続されて同期する構成であることが好ましい。すなわち、一対の連結部材の一方の連結部材に、一方の閉口手段及び密閉手段が接続され、他方の連結部材に、他方の閉口手段及び密閉手段が接続されることが好ましい。
連結部材は、例えば、閉口手段の棒状押圧部材と同様に、収納袋の幅方向に延設された棒状部材であって、閉口手段の棒状押圧部材の後方に配置され、弾性体を介して棒状押圧部材と接続されている(図4参照)。すなわち、閉口手段の対向する棒状押圧部材が互いに接近(前進)して当接した後に、さらに連結部材を前進させた場合には、弾性体が収縮する構成となっている。
一方、連結部材には、密閉手段も接続されているが、密閉手段の一対のシール部材は、通常の位置で、閉口手段の棒状押圧部材よりも後方(外方)に位置している。すなわち、シール部材の当接面が、棒状押圧部材の当接面よりも後方に位置するように配設されている。
したがって、連結部材が前進すると、まず、閉口手段の棒状押圧部材が互いに当接し、収納袋を閉塞する。このとき、密閉手段の一対のシール部材は、離れた状態にあり、互いに当接していない。さらに、連結部材を前進させると、棒状押圧部材と連結部材の間に設けられた弾性体が収縮することにより、棒状押圧部材は当接状態を保ったまま、密閉手段のみが前進し、シール部材が当接する。
すなわち、閉口手段は、真空吸引手段による吸引時に、収納袋の開口部を両側から挟持して閉じるものであるが、この際、密閉手段のシール部材は互いに当接されず、真空吸引手段による吸引完了後に、連結部材をさらに前進させることにより、密閉手段のシール部材の当接面が収納袋の開口部を挟持し、収納袋をシールして密閉する。
すなわち、本発明の真空包装処理装置は、閉口手段と、閉口手段の下方に位置する密閉手段とが、密閉部材の当接面が閉口手段の当接面よりも外方に配置された状態で、連結部材により接続され、閉口手段は、その後方に位置する連結部材と弾性体を介して接続されており、連結部材を内方へ前進させた場合には、まず閉口手段が当接し、さらに連結部材を内方へ前進させると、弾性体が収縮することにより閉口手段は当接状態を保ったまま、密閉部材のみが前進し当接する構成であることが好ましい。
一対の連結部材(並びに一対の閉口手段及び密閉手段)は、例えば、それぞれが、所定間隔を有する2軸で支持された輪状のベルトコンベアに接続され、このベルトコンベアの動作により、接離の動作が可能となっている(図6参照)。具体的には、輪状のベルトコンベアが連結部材の両側に配置され、一方の連結部材の両端が、それぞれ、輪状のベルトコンベアの輪状ベルトの外側(又は内側)に接続されると共に、他方の連結部材の両端が、それぞれ、輪状ベルトの内側(又は外側)に接続され、一方方向にベルトコンベアを回転させると連結部材同士が接近し、反対方向にベルトコンベアを回転させると連結部材同士が離れるように構成されている。
(脱臭手段)
本発明の真空包装処理装置は、真空吸引手段により吸引され排気される空気中の臭気を除去する脱臭手段を備えていることが好ましい。脱臭手段は、真空吸引手段により吸引され排気される空気中の臭気を除去する手段である。脱臭手段としては、臭気発生物により発生する臭気を脱臭(臭気濃度を低減)できるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、活性炭等の吸着材、触媒、次亜塩素酸水、オゾン等の化学剤、プラズマ等の電気的作用を利用するものを挙げることができる。費用対効果の点から、次亜塩素酸水を用いることが好ましく、次亜塩素酸水による塩素の臭気を低減する目的で、次亜塩素酸水を収容した脱臭容器の下流に、水を収容した水収容容器と、活性炭等の吸着材とを順次備えることがより好ましい。また、脱臭手段としては、脱臭機能と共に、除菌機能やウィルス除去機能等のその他の機能を併せて発揮する手段であってもよい。
[制御手段]
制御手段は、上記各手段の制御を行う手段である。
具体的に、制御手段は、袋保持手段により保持された収納袋の内部に真空吸引ノズルを挿入し、閉口手段により収納袋の開口部を両側から閉じた状態で、真空吸引ポンプにより収納袋の内部の空気を真空吸引した後、収納袋の内部から真空吸引ノズルを抜脱し、密閉手段により収納袋を密閉するよう、各手段を制御する。
(ケーシング)
本発明の真空包装処理装置は、通常上記説明した各手段がケーシングに収められている。ケーシングの形状は、設置場所等によって適宜設定することができ、例えば、角柱状、円柱状等の形状を挙げることができる。また、ケーシングの大きさは、用途によって適宜設定することができるが、その高さは、成人が上方から見下ろせる高さであることが好ましい。例えば、幅500~1500mm程度、長さ500~1500mm程度、高さ500~1200mm程度の大きさのケーシングを採用することができる。
ケーシングは、臭気発生物を投入できるように、その上面又は上部側面に、臭気発生物を投入するための投入口と、投入口を開閉可能にする蓋とを備えることが好ましい。なお、この投入口から、収納袋を設置することができる。投入口又は蓋は、例えば、ホッパー、シューター等の投入用ガイドを有していてもよい。また、ケーシングは、その内部に、真空吸引包装処理された収納袋を回収する回収ボックスを収容するボックス収容部を備え、その側部に、回収ボックスを出し入れする回収口を備えていることが好ましい。なお、ケーシングは、装置を移動容易とするために、移動用の車輪を備えていることが好ましい。
本発明の臭気発生物の真空包装処理方法は、上記真空包装処理装置を用いて、臭気発生物を収納した収納袋を真空包装する方法である。本発明の真空包装処理方法によれば、収納袋を容易に密封でき、収納袋からの臭気の発生を防止できると共に収納袋のコンパクト化を図ることができる。
以下、図面を用いて本発明の真空包装処理装置の一実施形態を具体的に説明するが、本発明は本実施形態に制限されるものではない。なお、実施形態等において参照する図面は、理解を深めるために模式的に記載したものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。
ここで、図1は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の使用状態の説明図であり、臭気発生物を投入する状態を示す。図2は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の使用状態の説明図であり、収納袋を回収する状態を示す。図3は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置のケーシング内部の概略斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置のケーシング内部の概略平面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置のケーシング内部の概略正面図である。図6は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の閉口手段及び密閉手段の概略斜視図である。図7は、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の真空吸引手段の概略斜視図である。図8Aは、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の収納袋を設置した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。図8Bは、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の真空吸引ノズルを挿入し、閉口手段により収納袋の開口部を両側から閉じた状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。図8Cは、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の吸引ポンプにより収納袋の内部を吸引し、収納袋の内部から真空吸引ノズル挿抜手段により真空吸引ノズルを抜脱した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。図8Dは、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の密閉手段により収納袋を密閉した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。図8Eは、本発明の一実施形態に係る真空包装処理装置の密閉した収納袋を収納ボックスに収納した状態を示す説明図であり、(a)は平面図を示し、(b)は断面側面図を示す。
図1及び図2に示すように、本発明の真空包装処理装置10は、幅700mm程度、長さ900mm程度、高さ800mm程度の角柱状のケーシング100内に、各手段が収められている。真空包装処理装置10は、例えば、施設のトイレの片隅に設置される。
ケーシング100は、その上面に、臭気発生物としての使用済み紙おむつ102を投入するための投入口104と、投入口104を開閉可能にする蓋106とを備えている。また、投入口104は、投入用ガイド110を有している。なお、投入口104から収納袋108を設置することができる。
また、ケーシング100は、その内部に、真空吸引包装処理された収納袋108を回収する回収ボックス112を収容するボックス収容部を備え、その側部に、回収ボックス112を出し入れする回収口114と、脱臭された空気が外部へ放出される排気口116とを備え、その下部に移動用の車輪118を備えている。
図3~図5に示すように、本発明の真空包装処理装置10は、ケーシング100内に、袋保持手段12と、真空吸引手段14と、閉口手段16と、密閉手段18とを備えている。また、本発明の真空包装処理装置10は、真空吸引手段14により吸引され排気される空気中の臭気を除去する脱臭手段20を備えている。なお、図3~図5中の矢印は、吸引した臭気を含む空気の進行方向を示している。
図6及び図8に示すように、袋保持手段12は、装置10の上部に設けられ、収納袋108の環状の取手部120を掛止するためのフック状部材(掛止部材)22を具備している。収納袋108は、その上部の環状の取手部120が袋保持手段12のフック状部材22に掛止され、その下部が回収ボックス112内に収容される(図8A参照)。フック状部材22は、その先端を内側へ折り曲げ可能な回動手段を具備している。
図7に示すように、真空吸引手段14は、収納袋108の内部に出し入れ可能な二股真空吸引ノズル24、及び二股真空吸引ノズル24に接続された真空吸引ポンプ26(図3参照)を具備している。
二股真空吸引ノズル24は、円筒の筒体であり、二股真空吸引ノズル24の基端が真空吸引ポンプ26に接続され、その先端が二股に分かれ、それぞれの先端が収納袋108の幅方向の両端内部に位置するように所定間隔を空けて配設されている(図8A参照)。二股真空吸引ノズル24は、その先端部が、全面に吸引孔を有するプラスチック焼結多孔質体28から構成されている。二股真空吸引ノズル24は、収納袋108の開口部の上方に配置され、昇降させることにより収納袋108の内部に出し入れされる。
図6に示すように、閉口手段16は、収納袋108の開口部の両外側に配設され、中央の収納袋108に対して互いに接離可能な、収納袋108の幅方向に延設された2つの棒状押圧部材30,32を具備する手段である。2つの棒状押圧部材30,32は、それぞれその内側に二股真空吸引ノズル24の横断面形状に対応する半円弧状の凹状部34を有している。また、2つの棒状押圧部材30,32は、それぞれ、その内側がクッション性の高いウレタンで構成されている。
図5及び図6に示すように、密閉手段18は、閉口手段16の下方に設けられている。この密閉手段18は、収納袋108の開口部の両外側に配設され、収納袋108に対して互いに接離可能な、収納袋108の幅方向に延設された一対のシール部材36,38を備える手段である。密閉手段18は、真空吸引手段14により収納袋108の内部を真空にした状態で、収納袋108の開口部を密閉(シール)し、収納袋108を密封する。
これら閉口手段16及び密閉手段18は、図5及び図6に示すように、一対の連結部材40,42の一方の連結部材40に、一方の閉口手段16及び密閉手段18が接続され、他方の連結部材42に、他方の閉口手段16及び密閉手段18が接続されて同期する構成となっている。
図5及び図6に示すように、連結部材40,42は、閉口手段16の棒状押圧部材30,32と同様に、収納袋108の幅方向に延設された棒状部材であって、閉口手段16の棒状押圧部材30,32の後方に配置され、バネ44を介して棒状押圧部材30,32と接続されている。また、連結部材40,42には、密閉手段18も接続されており、密閉手段18の一対のシール部材36,38の当接面が、棒状押圧部材30,32の当接面よりも後方に位置するように配設されている。
図6に示すように、一対の連結部材40,42(並びに一対の閉口手段16及び密閉手段18)は、それぞれが、所定間隔を有する2軸で支持された輪状のベルトコンベア46,48に接続され、このベルトコンベア46,48の動作により、接離の動作が可能となっている。具体的には、輪状のベルトコンベア46,48が連結部材40,42の両側に配置され、一方の連結部材40の両端が、それぞれ、輪状のベルトコンベア46,48の輪状ベルト50,52の外側に接続されると共に、他方の連結部材42の両端が、それぞれ、輪状ベルト50,52の内側に接続され、一方方向にベルトコンベア46,48を回転させると連結部材40,42同士が接近し、反対方向にベルトコンベア46,48を回転させると連結部材40,42同士が離れるように構成されている。
図3及び図5に示すように、脱臭手段20は、次亜塩素酸水を収容した脱臭容器54と、脱臭容器54の下流に、主として塩素臭を除去するための水を収容した水収容容器56と、図示しない活性炭フィルターとを備えている。これにより、収納袋108の内部から吸引された空気は、脱臭容器54、水収容容器56、活性炭フィルターを順次通り、脱臭、除菌又はウィルス除去され、排気口116を介して外部へ放出される。
続いて、図8A~図8Eを用いて、上記のような構成の真空包装処理装置10により真空包装する場合の真空包装処理装置10の作動手順について説明する。本発明の真空包装処理装置10は図示しない制御手段により、各手段が制御される。
図8A及び図1に示すように、予め、使用者122は、蓋106を開けてケーシング100内の袋保持手段12のフック状部材22に、収納袋108の取手部120を掛止し、収納袋108を回収ボックス112内に設置する。
収納袋108の設置後、ケーシング100の上方から、投入口104を介して収納袋108に多数の使用済み紙おむつ102が投入される。
使用済み紙おむつ102が収納袋108内に所定量溜まり、施設の作業者により、真空包装処理のスタートボタンが押されると、図8Bに示すように、収納袋108の内部に二股真空吸引ノズル24が挿入される。続いて、閉口手段16の2つの棒状押圧部材30,32が、収納袋108の開口部を両側から挟持して閉じる。すなわち、連結部材40,42の前進に伴って、棒状押圧部材30,32が接近すると、まず、棒状押圧部材30,32が互いに当接し、収納袋108を閉塞する。このとき、密閉手段18の一対のシール部材36,38は、離れた状態にあり、互いに当接していない。また、棒状押圧部材40,42の当接面には、二股真空吸引ノズル24の横断面形状に対応する半円弧状の凹状部34が設けられているため、棒状押圧部材40,42同士をより密着させて、収納袋108の開口部を確実に閉じることができる。続いて、真空吸引ポンプ26が駆動し、二股真空吸引ノズル24を介して収納袋108の内部の臭気を含む空気が吸引される。
次に、図8Cに示すように、真空吸引終了後、収納袋108の内部から二股真空吸引ノズル24が抜脱される。このとき、閉口手段は、密着した状態を保持している。続いて、図8Dに示すように、密閉手段18の一対のシール部材36,38の当接面が収納袋108の開口部を挟持し、収納袋108をシールして密閉する。すなわち、閉口手段16の棒状押圧部材30,32が当接した後に、さらに連結部材40,42を前進させると、棒状押圧部材30,32と連結部材40,42の間に設けられたバネ44が収縮することにより、棒状押圧部材30,32は当接状態を保ったまま、密閉手段18のみが前進し、シール部材36,38が当接し、シールする。
次に、図8Eに示すように、閉口手段16の棒状押圧部材30,32及び密閉手段18のシール部材36,38(連結部材40,42)が収納袋108から離間し(後退し)、密封シールされた収納袋108が下方の回収ボックス112内に回収される。なお、収納袋108の回収は、閉口手段16等が後退する際に、フック状部材22の先端部が内側へ屈曲することにより、収納袋108がフック状部材22から外れ、下方の回収ボックス112内に脱落することにより行われる。
続いて、図2に示すように、使用者122は、ケーシング100の回収口114から回収ボックス112を引き出し、その中の真空包装された収納袋108を取り出し、回収箱等に保管する。
このように、本発明の真空包装処理装置10によれば、収納袋108を容易かつ確実に密封でき、保管場所において、収納袋108からの臭気の発生を防止できると共に、収納袋108がコンパクトになっているため嵩張らずに保管することができる。
本発明の真空包装処理装置は、病院、老人ホーム、保育所等の施設において、おむつや尿取りパッド等の臭気発生物の処理に利用できることから、産業上有用である。
10 真空包装処理装置
12 袋保持手段
14 真空吸引手段
16 閉口手段
18 密閉手段
20 脱臭手段
22 フック状部材(掛止部材)
24 二股真空吸引ノズル
26 真空吸引ポンプ
28 プラスチック焼結多孔質体
30 棒状押圧部材
32 棒状押圧部材
34 凹状部
36 シール部材
38 シール部材
40 連結部材
42 連結部材
44 バネ
46 ベルトコンベア
48 ベルトコンベア
50 輪状ベルト
52 輪状ベルト
54 脱臭容器
56 水収容容器
100 ケーシング
102 使用済み紙おむつ(臭気発生物)
104 投入口
106 蓋
108 収納袋
110 投入用ガイド
112 回収ボックス
114 回収口
116 排気口
118 車輪
120 取手部
122 使用者

Claims (8)

  1. 臭気発生物を収納した収納袋の真空包装を行う真空包装処理装置であって、
    前記臭気発生物を投入可能に前記収納袋の開口部を上方に向けて開いた状態に保持する袋保持手段と、
    前記収納袋の内部に出し入れ可能な真空吸引ノズル、及び該真空吸引ノズルに接続された真空吸引ポンプを具備する真空吸引手段と、
    前記真空吸引手段による吸引時に、前記収納袋の開口部を両側から挟持して該開口部を閉じる閉口手段と、
    前記真空吸引手段により前記収納袋の内部を真空にした状態で、該収納袋の開口部を密閉する密閉手段と、
    前記真空吸引手段により吸引され排気される空気中の臭気を除去する脱臭手段と、
    を備え
    前記脱臭手段が、次亜塩素酸水を収容した脱臭容器と、該脱臭容器の下流に設けられた水を収容した水収容容器と、該水収容容器の下流に設けられた活性炭フィルターとを具備している
    ことを特徴とする真空包装処理装置。
  2. 前記真空吸引ノズルが、その底面及び先端部周側面に吸引孔を有していることを特徴とする請求項1記載の真空包装処理装置。
  3. 前記真空吸引ノズルの先端部が、全面に吸引孔を有する多孔質体から構成されていることを特徴とする請求項2記載の真空包装処理装置。
  4. 前記真空吸引手段が、前記収納袋の幅方向の両端内部に位置するように所定間隔を空けて配設された少なくとも2つの真空吸引ノズルを備えていることを特徴とする請求項1~3のいずれか記載の真空包装処理装置。
  5. 前記閉口手段が、前記収納袋の開口部の両外側に配設され、該収納袋に対して互いに接離可能な、収納袋の幅方向に延設された2つの棒状押圧部材を具備し、
    前記2つの棒状押圧部材は、それぞれその内側に前記真空吸引ノズルに対応する凹状部を有していることを特徴とする請求項1~4のいずれか記載の真空包装処理装置。
  6. 前記密閉手段が、前記閉口手段の下方に設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか記載の真空包装処理装置。
  7. 前記袋保持手段により保持された収納袋の内部に前記真空吸引ノズルを挿入し、前記閉口手段により前記収納袋の開口部を両側から閉じた状態で、前記真空吸引ポンプにより収納袋の内部の空気を真空吸引した後、前記収納袋の内部から前記真空吸引ノズルを抜脱し、前記密閉手段により前記収納袋を密閉するよう、各手段を制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項1~のいずれか記載の真空包装処理装置。
  8. 請求項1~のいずれか記載の真空包装処理装置を用いて、臭気発生物を収納した収納袋を真空包装することを特徴とする臭気発生物の真空包装処理方法。
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