JP2014218358A - ゴミ減容化治具及び該治具を用いたゴミ減容化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ゴミ袋内の空気を排気してゴミを圧縮した後にゴミ袋を縛る際にゴミ袋が再度膨らむ問題を解消するゴミ袋排気治具を得る。【解決手段】 筒状本体部と、この一端側に形成された排気口と、筒状本体部の他端側に形成されたゴミ袋内の空気を吸引する吸気口と、筒状本体部内で排気口と給気口とを連通する連通路とを備えたゴミ減容化治具において、連通路内に配された排気口から吸気口への空気の流通を阻害する逆止弁を更に備えたもの。【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、家庭用掃除機等の吸引装置でゴミ袋内の空気を脱気することにより、ゴミ袋内のゴミを圧縮することができるゴミ減容化システムを構成するゴミ減容化治具及び該治具を用いたゴミ減容化方法に関するものである。
例えば、新規の内装施工又はリフォームの内装施工する際には、壁紙のスリッター裁断ミミ、ジョイント部の重ね切り残材、養生シート等々のゴミが廃棄される。これら施工の際に廃棄されたゴミは施工業者が取り纏めた後、市販のゴミ袋等に入れて持ち帰り、事業系ゴミ等として処分されている。
これら施工の際に廃棄されたゴミについて、事業所へ持ち帰る際には作業員、作業道具、作業工具、材料等の運搬も行わなければならない状況が想定されるため、容積をなるべく小さくする必要があった。
また、一般ゴミにおいても、容積をなるべく小さくして廃棄することは搬送車両の台数が少なくなるため等の点でエコロジーであるだけでなく、指定のゴミ袋を購入する自治体やゴミの容積に応じて回収料金等が定まっている自治体もあり、更には、コンテナでゴミの回収を行っている地域もあり、ゴミの容積を小さくしてより多くコンテナに詰め込むことを行う要望もある。このように、ゴミの廃棄時にゴミの嵩を減らすことは小さなゴミ袋を購入することやコンテナによるゴミの回収料金を低減することになり経済的でもある。
そこで、家庭や事業所及びオフィス等で廃棄する廃プラゴミや紙屑・シュレッダーゴミ等の嵩張りの大きいゴミを収納したゴミ袋について、電気掃除機の吸引力を利用して、簡単な構成、簡単な操作で圧縮し減容化を図る吸引圧縮減容装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、電気掃除機の吸引を停止した後にゴミ袋の口を縛る際に再度ゴミ袋が膨らんでしまう問題があった。尚、再度ゴミ袋が膨らまないように電気掃除機の吸引による脱気を行いながらゴミ袋の口を縛る作業を行う場合には、電気掃除機を常時作動せねばならず、モータ・吸引ホース等に多大な負担を掛けてしまう問題が発生する。
本発明は、ゴミ袋内の空気を排気してゴミを圧縮した後にゴミ袋を縛る際にゴミ袋が再度膨らむ問題を解消するゴミ減容化システムを構成する治具を得ることを目的とする。より具体的には、ゴミ減容化システムとして、ゴミを内部に収容した市販のゴミ袋を減容化した後にゴミ袋が再度膨らむことを防止する治具及び装置や、減容化したゴミ袋を再度膨らまずに維持させるゴミ減容化治具及びゴミ減容化方法を得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係るゴミ減容化治具は、筒状本体部と、この一端側に形成された排気口と、筒状本体部の他端側に形成されたゴミ袋内の空気を吸引する吸気口と、前記筒状本体部内で排気口と給気口とを連通する連通路とを備えたゴミ減容化治具において、
前記連通路内に配された排気口から吸気口への空気の流通を阻害する逆止弁を更に備えたことを特徴とするものである。
前記連通路内に配された排気口から吸気口への空気の流通を阻害する逆止弁を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係るゴミ減容化治具は、請求項1に記載されたゴミ減容化治具において、
前記ゴミ袋内のゴミによる前記吸気口の閉塞を防止する予備吸気口を更に備え、
前記予備吸気口が、前記筒状本体部の吸気口先端部に形成された溝状予備吸気口及び/又は前記筒状本体部の吸気口先端側部に形成された孔状予備吸気口であることを特徴とするものである。
前記ゴミ袋内のゴミによる前記吸気口の閉塞を防止する予備吸気口を更に備え、
前記予備吸気口が、前記筒状本体部の吸気口先端部に形成された溝状予備吸気口及び/又は前記筒状本体部の吸気口先端側部に形成された孔状予備吸気口であることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係るゴミ減容化治具は、請求項1又は2に記載されたゴミ減容化治具において、
ゴミ袋の絞り込んだ開口部内に前記吸気口を挿入した際に絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定するための固定手段とを更に備えたことを特徴とするものである。
ゴミ袋の絞り込んだ開口部内に前記吸気口を挿入した際に絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定するための固定手段とを更に備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係るゴミ減容化治具は、請求項3に記載された固定手段として、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定したゴム線材を備えたことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係るゴミ減容化治具は、請求項3に記載された固定手段として、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定した紐部材と、この紐部材の他端に連結されたクリップ部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明に係るゴミ減容化方法は、請求項1〜5の何れか1項のゴミ減容化治具を用いたゴミ減容化方法であって、
内部にゴミを収容したゴミ袋の絞り込んだ開口部に前記治具の吸気口を挿入し、前記固定手段で絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定する取付け工程と、
前記ゴミ袋内の空気を吸気口から排気口外へ脱気する脱気工程と、
脱気されたゴミ袋の開口部下方の頸部を閉塞する閉塞工程と、
閉塞されたゴミ袋から前記治具を取り外す取外し工程とを備えたことを特徴とするものである。
内部にゴミを収容したゴミ袋の絞り込んだ開口部に前記治具の吸気口を挿入し、前記固定手段で絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定する取付け工程と、
前記ゴミ袋内の空気を吸気口から排気口外へ脱気する脱気工程と、
脱気されたゴミ袋の開口部下方の頸部を閉塞する閉塞工程と、
閉塞されたゴミ袋から前記治具を取り外す取外し工程とを備えたことを特徴とするものである。
本発明は、ゴミ袋内の空気を排気してゴミを圧縮した後にゴミ袋を縛る際にゴミ袋が再度膨らむ問題を解消することができるという効果がある。これにより、容積を小さくしてゴミを廃棄することが可能となる。
本発明においては、筒状本体部と、この一端側に形成された排気口と、筒状本体部の他端側に形成されたゴミ袋内の空気を吸引する吸気口と、前記筒状本体部内で排気口と給気口とを連通する連通路とを備えたゴミ減容化治具である。即ち、本発明のゴミ減容化治具は電気掃除機等の負圧吸引ホースに連結してゴミ袋内の空気を脱気させる際に使用する治具であり、この治具を用いて良好にゴミ袋の容積を低減させることができる。
本発明のゴミ減容化治具は市販のゴミ袋の開口に取付け、ゴミ袋内の空気を排気後、治具が取付けられた開口の本体側をきつく縛った上で、治具を取り外す。これにより、一つの治具を繰り返し利用することができ、経済的である。
本発明では、連通路内に配された排気口から吸気口への空気の流通を阻害する逆止弁を更に備えることにより、ゴミ袋が再度膨らむ問題を解消する。また、ゴミ袋を外方から手等で押圧して内部の空気を排気させて使用しても、逆止弁の作用でゴミ袋が再度膨らむ問題が解消される。
逆止弁は排気口と吸気口とを連通する連通路内に少なくとも1つあればよい。2つ以上の逆止弁を備える場合には、筒状本体部の軸に対して対称に配される方が逆止弁が均一に開閉するように配することが誤動作の防止に繋がる。尚、逆止弁の作用によってゴミ袋が再度膨らむことを阻害するため、排気口に負圧吸引ホースに連結せずに、ゴミ袋を外方から手等で押圧して内部の空気を排気させて使用することも可能となる。この場合は弱い圧力でも逆止弁の開閉が行われるように、極端な経時劣化を起こさない程度に逆止弁を薄くして密着性と可動性とを高める工夫を行っても良い。
本発明の好ましい態様としてのゴミ減容化治具では、電気掃除機等の負圧吸引ホース側コネクタに連結してゴミ袋内の空気を排気させる際に、ゴミ袋内のゴミによる吸気口の閉塞を防止する予備吸気口を更に備える。この予備吸気口としては、筒状本体部の吸気口先端部に形成された溝状予備吸気口や、筒状本体部の吸気口先端側部に形成された孔状予備吸気口がある。
特に、先端部に形成された溝状予備吸気口は、溝の長さが短いと先端部の吸気口が閉塞しやすくなるため、長くすると閉塞が少なくなるが先端部の強度が低下する。また、側部に形成される孔状予備吸気口については、側方からの閉塞を防止するために、孔状の予備吸気口の開口縁を側壁面と同じ高さとするのではなく、筒状本体部の吸気口の先端方向を低くするように傾ける等の工夫を行っても良い。
一方、排気口についても、電気掃除機等の負圧吸引ホース側コネクタに連結され易く、連結部分から空気が漏れ難くする工夫を行っても良い。具体的には、負圧吸引ホース側を内設させて連結する場合には、吸引ホース側コネクタの外側壁を確実に接触するために排気口の内側に環状パッキンを備えたり、吸引ホース側コネクタの内側壁を確実に接触するために排気口の外側をテーパー状としたり、このテーパー状の外壁面にゴム層を形成する等の工夫を行っても良い。
本発明の更に好ましい態様としてのゴミ減容化治具では、ゴミ袋内の空気を排気してゴミを圧縮する作業を容易とするために、ゴミ袋の絞り込んだ開口部内に吸気口を挿入した際に絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定するための固定手段を備える。
好ましい固定手段としては、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定したゴム線材を備えるものであれば、構成も容易であり、安価に提供することができる。ゴム線材の固定は、ゴミ袋の開口部を絞った上からゴム線材で筒状本体部の側壁部に巻いて他端部を自身のゴム線材の下方に入れ込むように結んで固定する。尚、このゴム線材の他端部を固定する筒状本体部の側壁部に形成された溝部等を備えても良い。尚、ゴム線材としては、中実、中空のゴム線材が使用可能である。また、ゴムの材質としてはシリコン・エラストマー・クロロプレン等が選択される。
また、他の好ましい例としては、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定した紐部材と、この紐部材の他端に連結されたクリップ部とを備えるものであれば、装着が容易となる利点が得られる。尚、クリップ部としては、筒状本体部の側壁部の曲面に対応した挟持部を備えることにより、ビニル袋の開口部と筒状本体部の側壁部とが良好に密着し空気の漏れが無くなる。
固定手段による絞り込んだゴミ袋の開口部を筒状本体部の側壁部に有効に固定するために、筒状本体部の側壁部とゴミ袋の開口部との摩擦力を上げるために、側壁部の表層部にゴム層を形成する等の工夫を行っても良い。
本発明のゴミ減容化方法では、内部にゴミを収容したゴミ袋の絞り込んだ開口部に逆止弁で排気口から吸気口への空気の流通を阻害するゴミ減容化治具の吸気口を挿入し、固定手段で絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定する取付け工程と;ゴミ袋内の空気を吸気口から排気口外へ脱気する脱気工程と;脱気されたゴミ袋の開口部下方の頸部を閉塞する閉塞工程と;閉塞されたゴミ袋から前記治具を取り外す取外し工程とを備える。これにより、容積を小さくしてゴミを廃棄することが可能となる。更に、ゴミ袋内の空気が脱気されるため、ゴミ袋内の酸素量が低減されることになる。このため、ゴミ袋内に生ゴミが収納された場合には、脱気工程と閉塞工程とにより臭気の拡散が押さえられ、尚且つ、ゴミ袋内での生ゴミの腐敗が抑制されることにもなる。
脱気されたゴミ袋の開口部下方の頸部を閉塞する閉塞工程は、ゴミ袋の開口部を開口部を自身の頸部で結び目をつくって止め結びとしてもよく、ゴミ袋の開口部下方の頸部を紐状の部材、線状の弾性体等で結束しても良い。
図1は本発明のゴミ減容化治具の一実施例の構成を示す平面図である。図2は図1のゴミ減容化治具の断面図である。図3は図1のゴミ減容化治具の装着を示す説明図である。図4は図1のゴミ減容化治具の脱気後のバンド緊締状態を示す説明図である。図5は図4で使用するゴムバンドの構成を示す説明図である。
図1及び図2に示す通り、本実施例のゴミ減容化治具10は、円筒状の筒状本体部11の一端側に形成された排気口12と、この排気口12に連通した筒状本体部11の他端側に形成されたゴミ袋内の空気を吸引する吸気口13とを備える。
排気口12と吸気口13とを連通する連通路内には、排気口12から吸気口13への空気の流通を阻害する逆止弁14を備える。逆止弁14は、排気口12に連通する多数の連通孔15が形成された隔壁16と、吸気口13に連通する多数の連通孔17が形成された隔壁18との間に配され、隔壁18の連通孔17へ向かう流れを阻害するように隔壁18に装着されている。
また、吸気口13には、吸気口13の閉塞を防止するために、吸気口13の先端開口部に補助吸気口としての多数の溝19が形成されている。また、筒状本体部11の吸気口先端側壁部に補助吸気口としての多数の側壁孔20が形成されている。一方、排気口12のテーパー外壁面内22に電気掃除機等の負圧吸引ホースのコネクタ24の内縁部が連結されている。
更に、ゴミ袋の絞り込んだ開口部内に前記吸気口を挿入した際に絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定手段によって固定する。本実施例の固定手段としては、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定した中空のゴム線材であるゴム管材21を備える。
図2及び図3に示されている通り、ゴミ31を収容したゴミ袋30の開口部にゴミ減容化治具10の吸気口13を挿入した上でゴミ袋の開口部を絞った上でゴム管材21で筒状本体部11の側壁部に巻いて他端部を自身のゴム管材21の下方に入れ込むように結んで固定する。
図4に示す通り、ゴミ減容化治具10の排気口12からゴミ袋30内の空気を抜きだしてゴミ袋自体の容積を小さくする。この際の排気口12からゴミ袋30内の空気の抜き出しは、電気掃除機等の負圧吸引ホースを用いても良いし、ゴミ袋を外方から手等で押圧して内部の空気を排気させて使用しても良い。
排気口12からゴミ袋30内の空気を脱気した際に、電気掃除機等の駆動を止めて、脱気をストップさせたり、吸引ホースをゴミ減容化治具10から抜いても、逆止弁14によって、排気口12から吸気口13への空気の流通が阻害されるため、ゴミ袋30が再度膨らむことがない。
このため、この段階でゴムバンド50によってゴミ減容化治具10の下方のゴミ袋30の頸部を縛って外気と遮断を行った上で、ゴミ減容化治具10のゴム管材21の掛止を解いてゴミ減容化治具10をゴミ袋30から取り外す。これにより、一つの治具を繰り返し利用することができ、経済的である。
図5は図4で使用するゴムバンドの構成を示す説明図である。ゴムバンド50は脱気されたゴミ袋30の頸部を縛って外気と遮断してゴミ袋が再度膨らむことを防ぐ。このゴムバンド50は、掛止部51とゴム管部52とから構成される。掛止部51は厚さ1mm程度の角丸四角形のプラスチック片に3つの穴53が穿設されている。中央と一端部の2つの穴53にはゴム管部52の一端部が挿通固定されていおり、他端部の穴53は切欠が形成されており、ゴム管部52の他端部が掛止される。
図6は本発明のゴミ減容化治具の別の実施例の構成を示す平面図である。図7は図6のゴミ減容化治具の断面図である。図に示す通り、別の実施例のゴミ減容化治具60は、円筒状の筒状本体部61の一端側に形成された排気口62と、この排気口62に連通した筒状本体部61の他端側に形成されたゴミ袋内の空気を吸引する吸気口63とを備える。
排気口62と吸気口63とを連通する連通路内には、排気口62から吸気口63への空気の流通を阻害する逆止弁64を同心円状に4つ備える。逆止弁64は、排気口62に連通する多数の連通孔15が形成された隔壁66と、吸気口63に連通する多数の連通孔67が形成された隔壁68との間に配され、隔壁68の連通孔67へ向かう流れを阻害するように隔壁68に装着されている。
また、吸気口63には、吸気口63の閉塞を防止するために、吸気口63の先端開口部に補助吸気口としての多数の溝69が形成されている。また、筒状本体部61の吸気口先端側壁部に補助吸気口としての多数の側壁孔70が形成されている。一方、排気口62の内壁面には電気掃除機等の負圧吸引ホースのコネクタ74が装着された際に密閉性を向上させるために2列の環状パッキン72が配されている。
更に、ゴミ袋の絞り込んだ開口部内に前記吸気口を挿入した際に絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定手段によって固定する。本実施例の固定手段としては、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定した中空のゴム線材であるゴム管材71と、このゴム管材71の他端部を固定する筒状本体部の側壁部に形成された溝部73とを備える。
ゴミ81を収容したゴミ袋80の開口部にゴミ減容化治具60の吸気口63を挿入した上でゴミ袋の開口部を絞った上でゴム管材71で筒状本体部61の側壁部に巻いて他端部を溝部73に装着して固定する。
ゴミ減容化治具60の排気口62からゴミ袋80内の空気を抜きだしてゴミ袋自体の容積を小さくする。この際の排気口62からゴミ袋80内の空気の抜き出しは、電気掃除機等の負圧吸引ホースを用いても良いし、ゴミ袋を外方から手等で押圧して内部の空気を排気させて使用しても良い。
排気口62からゴミ袋80内の空気を脱気した際に、電気掃除機等の駆動を止めて、脱気をストップさせたり、吸引ホースをゴミ減容化治具60から抜いても、逆止弁64によって、排気口62から吸気口63への空気の流通が阻害されるため、ゴミ袋80が再度膨らむことがない。
このため、この段階で紐82や結束具等によってゴミ減容化治具60の下方のゴミ袋80の頸部を縛って外気との遮断を行った上で、ゴミ減容化治具60のゴム管材71の掛止を解いてゴミ減容化治具60をゴミ袋80から取り外す。これにより、一つの治具を繰り返し利用することができ、経済的である。
図8はゴミ減容化治具の更に別の実施例の装着を示す説明図である。図8に示す通り、ゴミ袋30の開口への固定手段としては、ゴム管材21の他にも種々のものが考慮される。本実施例のゴミ減容化治具60bは、図6に示されたゴミ減容化治具60の固定手段のみを相違させている。具体的には、ゴム管材71及びこのゴム線材の他端部を固定する溝部72が形成されず、クリップ部71bが紐部材(図示せず)によって筒状本体部に連結されている。
このため、ゴミ減容化治具60bの排気口からゴミ袋80内の空気を抜きだしてゴミ袋自体の容積を小さくし、紐等によってゴミ減容化治具60bの下方のゴミ袋80の頸部を縛って外気との遮断を行う際にもゴミ袋80が再度膨らむことがないことは図6の実施例と同様である。
図9はゴミ減容化治具を用いたゴミ減容化装置の構成を示す説明図である。図9に示す通り、本実施例のゴミ減容化装置90はゴミ収集コンテナ91の近くに配置される。主な構成としては、電気掃除機と同様の負圧吸引ホースの先端部に図1(又は図6)に示されたゴミ減容化治具10が配されている。また、図示してはいないが、図5に示されたゴムバンド50がゴミ減容化装置90の収納箱92内に収納されている。
先ず、内部にゴミ31を収容したゴミ袋30の絞り込んだ開口部にゴミ減容化治具10の吸気口を挿入し、固定手段としてのゴム管材21で絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定する。次に、減容化装置90を駆動してゴミ袋30内の空気を吸気口から排気口外へ脱気する。脱気によってゴミ袋の容積が1/3程度に小さくなったら装置90の駆動を止める。収納箱92内のゴムバンド50を取り出し、脱気されたゴミ袋30の開口部下方の頸部を閉塞するようにしっかりと縛る。閉塞されたゴミ袋30から治具10を取り外し、減容されたゴミ袋30をコンテナ内に投函する。
以上の通り、本実施例では市販のゴミ袋を使用する例を示しており、長期間の圧縮状態を保持できるように、袋の厚みを厚くし、ラミネート加工を施す等の耐圧性を高めたゴミ袋を特別に製造し使用することは想定していない。このため、耐圧性を高めたゴミ袋と比較して、コスト的に安価である長所がある。その一方で、市販のゴミ袋は薄く破れやすい短所もあることは否めない。しかしながら、本実施例では閉塞工程で結束具やゴムバンド等によってゴミ袋の頸部を縛って閉塞する。この際に、紐、結束具、ゴムバンドによる頸部の縛り位置を圧縮されたゴミの直上とすることにより、圧縮時後に小さな穴が等により再膨張する場合でも紐、結束具、ゴムバンド等によって容積が規制されているため、ゴミ袋の再膨張は規制されることとなる利点も有する。
ゴミ袋内の空気を排気してゴミを圧縮した後にゴミ袋を縛る際にゴミ袋が再度膨らむ問題を解消することができるため、ゴミ袋の減容化を図ることできるため、エコロジーであるだけでなく経済的でもある。
10、60…ゴミ減容化治具、
11、61…筒状本体部、
12、62…排気口、
13、63…吸気口、
14、64…逆止弁、
15、65…連通孔、
16、66…隔壁、
17、67…連通孔、
18、68…隔壁、
19、69…溝、
20、70…側壁孔、
21、71…ゴム管材(中空ゴム線材)、
22、72…テーパー外壁面
72…環状パッキン、
73…溝部、
24、74…コネクタ、
50 …ゴムバンド、
51 …掛止部、
52 …ゴム管部、
60b …ゴミ減容化治具、
71b …クリップ部、
11、61…筒状本体部、
12、62…排気口、
13、63…吸気口、
14、64…逆止弁、
15、65…連通孔、
16、66…隔壁、
17、67…連通孔、
18、68…隔壁、
19、69…溝、
20、70…側壁孔、
21、71…ゴム管材(中空ゴム線材)、
22、72…テーパー外壁面
72…環状パッキン、
73…溝部、
24、74…コネクタ、
50 …ゴムバンド、
51 …掛止部、
52 …ゴム管部、
60b …ゴミ減容化治具、
71b …クリップ部、
Claims (6)
- 筒状本体部と、この一端側に形成された排気口と、筒状本体部の他端側に形成されたゴミ袋内の空気を吸引する吸気口と、前記筒状本体部内で排気口と給気口とを連通する連通路とを備えたゴミ減容化治具において、
前記連通路内に配された排気口から吸気口への空気の流通を阻害する逆止弁を更に備えたことを特徴とするゴミ減容化治具。 - 請求項1に記載されたゴミ減容化治具において、
前記ゴミ袋内のゴミによる前記吸気口の閉塞を防止する前記筒状本体部の吸気口先端部に形成された溝状及び/又は前記筒状本体部の吸気口先端側部に形成された孔状の予備吸気口とを更に備えたことを特徴とするゴミ減容化治具。 - 請求項1又は2に記載されたゴミ減容化治具において、
前記ゴミ袋の絞り込んだ開口部内に前記吸気口を挿入した際に絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定するための固定手段とを更に備えたことを特徴とするゴミ減容化治具。 - 前記固定手段として、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定したゴム線材を備えたことを特徴とする請求項3に記載のゴミ減容化治具。
- 前記固定手段として、一端を筒状本体部の排気口近傍に固定した紐部材と、この紐部材の他端に連結されたクリップ部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載のゴミ減容化治具。
- 請求項1〜5の何れか1項のゴミ減容化治具を用いたゴミ減容化方法であって、
内部にゴミを収容したゴミ袋の絞り込んだ開口部に前記治具の吸気口を挿入し、前記固定手段で絞り込んだ開口部を筒状本体部の側壁部に固定する取付け工程と、
前記ゴミ袋内の空気を吸気口から排気口外へ脱気する脱気工程と、
脱気されたゴミ袋の開口部下方の頸部を閉塞する閉塞工程と、
閉塞されたゴミ袋から前記治具を取り外す取外し工程とを備えたことを特徴とするゴミ減容化方法。
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JP2013100255A JP2014218358A (ja) | 2013-05-10 | 2013-05-10 | ゴミ減容化治具及び該治具を用いたゴミ減容化方法 |
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- 2013-05-10 JP JP2013100255A patent/JP2014218358A/ja active Pending
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