JP5061856B2 - 脚ユニット、およびプロジェクタ - Google Patents

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本発明は、脚ユニット、およびプロジェクタに関する。
従来、電子機器を机上面などの設置面に設置する際、設置面に対して傾斜させて設置して使用するものがある。その電子機器として、例えば、投写レンズを介して画像を投写するプロジェクタを挙げることができる。プロジェクタは、設置面に対して傾斜させて設置することにより、投写された画像を見易い位置に調整することができる。このようなプロジェクタには、傾斜角度(投写角度)を調整する脚ユニットがプロジェクタ本体の投写側に設置されている。
特許文献1には、プロジェクタの本体を支持するために本体から突出して設けられる脚部(脚ユニット)を備え、脚部の突出量を段階的に調整する第1の調整手段と、脚部の突出量を任意に微調整する第2の調整手段とが設けられ、第1の調整手段により、本体の底面および側面の境界部分に形成された切欠部分に設けられるレバーを操作することで係止片によるロックを解除することにより、脚部を上下に移動して投写角度を調整し、また、第2の調整手段により、設置面近くに設置される部材となる操作部を回動することにより、脚部の突出量を微調整することで投写角度を微調整することが開示されている。
すなわち、特許文献1では、脚部に対して、レバーを操作して投写角度を調整し、次に、操作部を操作(回動)して投写角度を微調整することが開示されている。
特開2006−330757号公報
特許文献1で開示される脚部(脚ユニット)を電子機器に適用して傾斜角度を調整する際、または、特許文献1で開示されるようにプロジェクタの投写角度を調整する際、調整操作として、レバーによる操作と操作部による操作をそれぞれ行う必要があり、異なる操作部材を操作することによる調整操作の効率性に課題があった。また、微調整を行う操作部は、設置面近くに設置される部材として構成されるため、ユーザが指先で操作し難いという課題があった。また、脚部は、プロジェクタの厚さ方向に設置されるため、脚部の突出量はプロジェクタの厚さで制限される。従って、薄型のプロジェクタに脚部を使用する場合には、脚部の突出量(投写角度)が確保されなくなるという課題があった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)本適用例に係る脚ユニットは、電子機器を傾斜させて設置するための脚ユニットであって、押圧および回動可能な操作部と、電子機器本体を支持し、傾斜させて設置する際の脚として動作する支持脚と、を有し、操作部の押圧により、ねじの噛み合いを解除することで、支持脚の傾斜角度調整を行い、また、操作部の回動により、ねじを噛み合わせることで、支持脚の傾斜角度の微調整を行うことを特徴とする。
このような脚ユニットによると、操作部の押圧により、ねじの噛み合いを解除することで、支持脚の傾斜角度調整を行う。また、操作部の回動により、ねじを噛み合わせることで、支持脚の傾斜角度の微調整を行う。従って、脚ユニットの支持脚に対して、傾斜角度調整と、傾斜角度の微調整とを、押圧または回動を行う操作部により、同一の操作部材で操作することが可能となる。従って、調整操作の効率性を向上させた脚ユニットが実現できる。
(適用例2)上記の脚ユニットであって、操作部の回動に従動して回動し、雄ねじが螺刻された回動部と、雄ねじに噛み合う雌ねじが螺刻され、回動部の回動により、移動自在となる移動部と、移動部と一端部が回動自在に連結される支持アームと、支持アームの他端部と回動自在に連結される支持脚と、回動部と支持脚の一端部とをそれぞれ回動自在に支持し、また、移動部を移動自在に支持する支持部と、操作部の押圧に従動し、雄ねじと雌ねじとの噛み合いの解除および非解除の切り替えを行い、支持部を移動自在に支持する切替部と、を有し、操作部の押圧により、切替部は回動部の雄ねじと移動部の雌ねじとの噛み合いを解除し、移動部が支持部に支持されて移動自在となることで支持脚の傾斜角度調整を行い、また、操作部の回動により、切替部は回動部の雄ねじと移動部の雌ねじとを噛み合わせ、移動部が移動自在となることで支持脚の傾斜角度の微調整を行うことが好ましい。
このような脚ユニットによると、上述したと同様に、調整操作の効率性を向上させた脚ユニットが実現できる。また、脚ユニットは、上述した操作部と、回動部と、移動部と、支持アームと、支持脚と、切替部と、支持部と、を有して構成されているため、無駄を省いた構成で脚ユニットを実現でき、脚ユニットを小型化することができる。また、脚ユニットは、操作部を押圧することにより、切替部が回動部の雄ねじと移動部の雌ねじとの噛み合いを解除する。そして、移動部が支持部に支持されて移動自在となる。そして、移動部の移動により、移動部に連結する支持アームが回動し、支持アームに連結する支持脚が回動することにより、容易に支持脚の傾斜角度調整が行える。また、脚ユニットは、操作部を回動することにより、切替部が回動部の雄ねじと移動部の雌ねじとを噛み合わせる(非解除する)ため、操作部の回動に従動して回動部が回動することにより移動部が移動する。そして、移動部に連結する支持アームが回動し、支持アームに連結する支持脚が回動することにより、支持脚の傾斜角度の微調整が行える。従って、操作部の押圧または回動により、効率的な傾斜角度の調整が行える。
(適用例3)上記の脚ユニットであって、支持脚は、回動部の回動軸と略水平となることが好ましい。
このような脚ユニットによると、支持脚は、回動部の回動軸と略水平となることにより、回動部に対して傾斜角度が略0°とすることができ、コンパクトな脚ユニットを実現できる。また、このような脚ユニットを、例えば電子機器の底面に回動部の回動軸が略平行となるように設置した場合には、電子機器の底面に対して支持脚を平行(傾斜角度が略0°)とすることができ、電子機器をコンパクトな形態で保管することができる。また、上記形態とすることにより、電子機器の高さ方向のスペースを抑えることができるため、電子機器本体もコンパクトにすることができる。
(適用例4)上記の脚ユニットであって、操作部の回動軸と回動部の回動軸とが略一致していることが好ましい。
このような脚ユニットによると、操作部の回動軸と回動部の回動軸とが略一致しているため、操作部での操作を回動部や切替部に伝達する構成を簡易にすることができるため、脚ユニットを更にコンパクトに構成できる。
(適用例5)本適用例に係るプロジェクタは、投写レンズを介して画像を投写するプロジェクタであって、プロジェクタの外装を構成する筐体を有し、プロジェクタが設置される設置面と対向する筐体の底面側に、上述したいずれかの適用例に記載の脚ユニットを備えることを特徴とする。
このようなプロジェクタによると、プロジェクタが設置される設置面と対向する筐体の底面側に脚ユニットを備えることにより、プロジェクタで画像を投写する際に、傾斜角度調整および傾斜角度の微調整を行うことにより、上述したと同様の作用・効果を奏して投写角度を調整できる。特に、突出量(投写角度)がプロジェクタの厚さに制限されず、所望の投写角度を確保できるプロジェクタを実現できる。
(適用例6)上記のプロジェクタであって、筐体の前面部に、脚ユニットの有する操作部が突設されていることが好ましい。
このようなプロジェクタによると、筐体の前面部に、操作部が突設されることにより、ユーザの指先による操作部の操作を容易にさせることができる。特に、投写角度の微調整を行う際の、操作部を回動させる操作に対しては、従来に比べて格段に操作し易くさせることができる。従って、投写角度を調整する際に、調整操作の効率性を向上させると共に、指先による操作性を向上させるプロジェクタを実現できる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係る脚ユニットをプロジェクタに設置した形態を示す斜視図であり、図1(a)は、脚ユニットを動作させて投写角度調整を行った状態を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の側面図であり、図1(c)は、脚ユニットを動作させて投写角度を略0°とした状態を示す斜視図である。
プロジェクタ10は、光源から射出された光束を、液晶パネルやマイクロミラー等の光変調素子により画像信号に応じて変調し、変調された画像光をスクリーン等に投写する電子機器である。図1に示すように、プロジェクタ10は、略直方体形状をしており、合成樹脂で形成された筐体11で外装が構成されている。また、筐体11の前面11cには、投写レンズ12が突出して設置されている。筐体11の上面11aには、プロジェクタ10の動作を指示する操作スイッチ(図示省略)などが設置されている。筐体11の背面11dには、外部の装置と信号の授受を行うインターフェース部(図示省略)が設置されている。
また、プロジェクタ10の底面11bには、プロジェクタ10の投写角度Bを調整する脚ユニット2が底面11bの前面11c側に設置されている。なお、脚ユニット2は、略直方体形状をしており、プロジェクタ10の底面11bの内面側に、後述する支持部50を固定して設置されている。また、脚ユニット2は、長手方向の先端部に投写角度Bを調整するための操作部20としての操作キー21が設置されている。また、操作キー21は、筐体11の前面11cの外面側で略中央に突出して設置されている。詳細には、操作キー21は、鍔部23が筐体11の内面側に案内され、操作キートップ22が前面11cから突出する形態となる。また、筐体11の底面11bの背面11d側には、2つの固定された固定脚13が設置されている。
図1(a)、図1(b)に示すように、本実施形態の場合、プロジェクタ10は、2つの固定された固定脚13と、1つの脚ユニット2とで、プロジェクタ10を支持する形態となる。また、操作キー21を操作して、脚ユニット2を動作させ、傾斜角度A(回動部30(図2参照)の回動軸30Aと支持脚90との成す角度)を調整することにより、投写角度Bを調整することができる。なお、脚ユニット2を構成する支持脚90は、支持脚カバー95に覆われて底面11bと対向する設置面Sと接している。
なお、投写角度Bとは、2つの固定脚13と脚ユニット2の支持脚カバー95とが設置面Sに当接する接点で形成される平面と、投写レンズ12を介して投写される光学像(画像)の投写光軸Lとの成す角度としている。また、本実施形態では投写光軸Lと脚ユニット2を構成する回動部30の回動軸30Aとは、略平行に設置している。また、筐体11の底面11bも概ね回動軸30Aと平行としている。
図1(c)に示すように、脚ユニット2を動作させて傾斜角度Aを略0°とした状態の場合、投写角度Bも略0°となる。この状態が、脚ユニット2を最もコンパクトな形態にさせる状態であり、プロジェクタ10をコンパクトな形態で保管することができる。
次に、図1を参照し、傾斜角度Aが略0°の状態(図1(c)に示す状態)が、プロジェクタ10の投写角度調整を開始する初期状態として、投写角度Bを調整する際の手順を簡単に説明する。
最初に、ユーザは、プロジェクタ10の電源を入力して、投写レンズ12を介して投写を行わせる。そして、ユーザは、プロジェクタ10の前面11c側を片手で把持して所望する投写角度Bに近づくように持ち上げる。続いて、ユーザは、もう一方の手(指先)で操作キー21を押圧する。これにより、脚ユニット2の支持脚90(支持脚カバー95含め)が自重により下側に下降を開始し、設置面Sに当接して下降を停止する。この状態で、ユーザが押圧を解除する(指を放す)ことにより、脚ユニット2は、この状態を維持する。この動作により、傾斜角度Aが調整され、大まかな投写角度Bが調整されることになる。次に、ユーザは、操作キー21を回動する。ユーザは、操作キー21を回動することにより、支持脚90に上下動を行わせることで、傾斜角度Aの微調整を行う。この動作に対応して、投写角度Bの微調整が行われ、所望する投写角度Bに精度よく合わせることができる。
図2は、脚ユニットの斜視図であり、図2(a)は、支持脚を閉じた状態を示す図であり、図2(b)は、支持脚を開いた状態を示す図である。図3は、脚ユニットの分解斜視図である。なお、以降の説明において、適宜、傾斜角度A、投写角度Bを使用する。
図2、図3を参照して、脚ユニット2を外観的に説明する。
脚ユニット2は、押圧や回動を行って、支持脚90の開く角度(傾斜角度A)を調整する操作部20と、プロジェクタ10を支持し、脚として動作する支持脚90を有する。なお、支持脚90は、支持脚カバー95で覆われており、プロジェクタ10を机上などの設置面Sに載置した場合には、この支持脚カバー95が設置面Sと当接する。また、脚ユニット2は、雄ねじが螺刻された雄ねじ部311(図3参照)を有する回動部30と、雄ねじに噛み合う雌ねじが螺刻された雌ねじ部62(図3参照)を有して回動部30が回動することにより雄ねじ部311に噛み合って移動自在となる移動部60(図3参照)とを有する。なお、脚ユニット2は、操作部20の回動に従動して回動部30が回動する。
また、脚ユニット2は、移動部60と一端部が回動自在に連結される支持アーム70を有する。なお、支持脚90は、支持アーム70の他端部と回動自在に連結される。また、脚ユニット2は、回動部30と支持脚90の一端部とをそれぞれ回動自在に支持し、また、移動部60を移動自在に支持する支持部50を有する。また、脚ユニット2は、操作部20の押圧に従動し、雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いの解除および非解除の切り替えを行い、また、支持部50を移動自在に支持する切替部80を有する。
図2(a)の状態で、操作部20を押圧すると、切替部80は回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62(図2(b))との噛み合いを解除し、移動部60が支持部50に支持されて移動自在となることで、図2(b)に示すように、支持脚90は自重により下降する。これにより、支持脚90の傾斜角度Aの大まかな調整を行う。また、操作部20を回動すると、切替部80は回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62との噛み合いを非解除し、移動部60は回動部30の雄ねじ部311に噛み合い移動自在となることで支持脚90の傾斜角度Aの微調整を行う。なお、雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いを非解除するとは、雄ねじ部311と雌ねじ部62とを噛み合わせることと同じ意味として使用している。
次に、図3を参照して、脚ユニット2の詳細な構成を説明する。
最初に、操作部20に関して説明する。
操作部20は、本実施形態では、操作キー21として構成されている。この操作キー21は、内側が空洞の円柱形状をなす操作キートップ22と、その端部に鍔部23を有して構成されている。また、操作キートップ22の側面には、後述する回動部30の係合突起3211と係合される略矩形状の案内孔24が操作キー21の回動軸21Aと対象に2つ形成されている。
次に、回動部30に関して説明する。
回動部30は、円筒形状をなし、その外面に雄ねじが螺刻された雄ねじ部311を有する回動部本体31と、回動部30の一端部に形成され、内側が空洞で、操作キートップ22の内側の径と略同一となる外周径を有する操作キー用固定部32と、回動部本体31と操作キー用固定部32との間に形成される後述する切替部80を受ける切替部用案内部33とで構成されている。
また、回動部30の他端部となる回動部本体31の端部には、回動部30を支持部50に回動自在に係合する第2係合部313が、回動部本体31の外面側に突出する係合突起3131を有して形成されている。なお、この第2係合部313は、回動軸30Aに対象に2つ形成されている。また、回動部本体31のもう一方の端部には、鍔状の形状を有し、回動部30を支持部50に回動自在に係合する第1係合部312が形成されている。また、回動部30の操作キー用固定部32には、操作キー21の案内孔24に係合する操作キー係合部321が、操作キー用固定部32の外面側に突出する係合突起3211を有して2つ形成されている。
次に、移動部60に関して説明する。
移動部60は、略直方体形状の移動部本体61で構成され、移動部本体61の上面には、回動部30の回動部本体31に螺刻されて形成された雄ねじ部311と噛み合わせるために、雌ねじが螺刻されて形成され凹形状となる雌ねじ部62を有している。また、移動部本体61の両側面には、移動部60が支持部50を構成する後述する第1支持枠51内部をスライドするためのスライド用溝63が凹形状に形成されている。また、2つのスライド用溝63の下方で、移動部本体61の底面には、後述する支持アーム70を回動自在に支持する支持アーム用回動片64が立設して形成され、その中心に回動孔641が形成されている。
次に、支持アーム70に関して説明する。
支持アーム70は、板状に形成される支持アーム本体71で構成され、その両端部に円柱形状に形成される第1回動部72と第2回動部73とを有している。また、第1回動部72の両端部には、移動部60の回動孔641に回動自在に係合する回動突起721が形成されている。また、同様に、第2回動部73の両端部には、後述する支持脚90の回動孔931に回動自在に係合する回動突起731が形成されている。
次に、切替部80に関して説明する。
切替部80は、操作キー21を押圧した場合に鍔部23と当接する受面811を有する板状の切替部本体81と、切替部本体81の下方の2つコーナ部から、斜め後方に立設する第1アーム82と、第1アーム82の先端から曲折して立設する第2アーム83とから構成される。また、切替部本体81には、受面811の逆側となる面に、後述するバネ40を案内するバネ案内突起813が立設されている。また、切替部本体81には、その下側の側面部に回動部30の切替部用案内部33に当接する円形に切りかかれた当て面部812が形成されている。また、第1アーム82の先端部には、後述する支持部50を構成する第2支持枠52の支軸用孔528に回動自在に係合する支軸821が立設されている。また、第2アーム83の先端部には、後述する支持部50を構成する第1支持枠51の案内溝515に係合し、切替部用案内壁514に規制される案内溝515方向で移動自在となる突起831が立設されている。
次に、支持部50に関して説明する。
支持部50は、第1支持枠51と第2支持枠52とで構成されている。また、支持部50は、第1支持枠51を第2支持枠52の内部に挿入する構成となっている。
第1支持枠51は、略四角柱の筒状に形成される第1支持枠本体511で構成されている。また、第1支持枠51は、第1支持枠本体511の一方の端部の両側面に、後述する第2支持枠52の第1支持枠用スライド案内部523に案内されてスライドするスライド用突起512が立設されている。
また、第1支持枠本体511の上面と両側面の略中央には、上面から両側面に渡って、切替部80の突起831を案内する切替部用案内壁514が形成され、切替部用案内壁514と第1支持枠本体511の両側面とで、案内溝515が構成されている。また、第1支持枠本体511の中空となる内部において、移動部60のスライド用溝63を案内する移動部用スライド案内突起513が、両側面の内面側で、第1支持枠本体511の両端部に渡って立設されている。また、第1支持枠本体511の底面には、支持アーム70を移動自在とする孔部516が形成されている。
第2支持枠52は、略矩形状の箱状に形成される第2支持枠本体521で構成されている。第2支持枠本体521の上部は開口され、第1支持枠51を挿入する第1支持枠用挿入口522が形成されている。第2支持枠本体521の両側面の内面側の一方の端部には、第1支持枠51のスライド用突起512を案内する第1支持枠用スライド案内部523が立設されている。また、第2支持枠本体521の両側面の内面側の他方の端部には、切替部80の支軸821を受ける支軸受片527が形成され、その中央に支軸821を回動自在に係合する支軸用孔528が形成されている。
また、第2支持枠本体521の底面には、孔部524が形成されている。この孔部524は、支持アーム70を移動自在とする移動用孔525と、その略中央部に支持アーム70の第2回動部73および切替部80の第2アーム83を組み立てる際に挿通し、移動用孔525の幅より大きい幅に形成される組立用孔526とで構成されている。
また、第2支持枠本体521の長手方向の端部となる一方の側面には、回動部30の回動部本体31を挿通する回動部用第1受孔529が形成されている。また、その対面となる長手方向の他方の側面には、同様に、回動部本体31を挿通する回動部用第2受孔530が形成されている。回動部用第1受孔529が形成される側面の両端側には、切替部80の第1アーム82を移動自在とする第1アーム用逃げ溝531が形成されている。また、回動部用第1受孔529が形成された側面の上部には、段違いの面に、バネ40を案内するバネ案内突起532が面方向に立設して形成されている。また、第2支持枠本体521の回動部用第2受孔530が形成される側面には、後述する支持脚90の第1回動片92を回動自在に固定する第1回動片用受部536を有する支持脚固定部535が形成されている。
次に、支持脚90に関して説明する。
支持脚90は、平面視矩形状の板状の金属で形成される支持脚本体91で構成されている。この支持脚本体91の一方の端部で両側面には、略直角に起立して形成された第1回動片92が形成されている。また、この第1回動片92の中央部には、第2支持枠52の第1回動片用受部536に回動自在に係合される回動孔921が形成されている。また、支持脚本体91の略中央の側面から略直角に起立して形成された第2回動片93が形成されている。また、この第2回動片93の中央部には、支持アーム70の回動突起731が回動自在に係合される回動孔931が形成されている。
次に、支持脚カバー95に関して説明する。
支持脚カバー95は、支持脚90を内部に収容して固定する箱状のカバー本体96で構成されている。また、カバー本体96には、支持脚90を収容した場合、支持脚90の第1回動片92に対応する部位に、第1回動片92を覆う形状で支持脚回動片用カバー97が立設して形成されている。
次に、図3を参照して、脚ユニット2の組立方法を説明する。
最初に、回動部30への操作キー21の組み立てを行う。
操作キー21を、回動部30の操作キー用固定部32に組み立てるには、操作キー係合部321の係合突起3211に操作キー21の案内孔24が係合するように、操作キートップ22の内面側を操作キー用固定部32の外面に合わせて挿入することでなされる。また、本実施形態では、操作キー21の回動軸21Aと回動部30の回動軸30Aとは、略一致している。
操作キー係合部321の係合突起3211に操作キー21の案内孔24が係合した場合、案内孔24と係合突起3211との隙間の関係において、回動軸21A方向には隙間を有しているため、操作キートップ22を押圧すると、隙間分だけ回動軸21A方向に移動可能となる。これは、後述する、操作キー21を押圧した場合に切替部80を動作させるためである。また、案内孔24と係合突起3211との隙間の関係において、回動軸21Aに垂直となる方向には隙間を有していないため、操作キートップ22を回動することにより、回動部30が従動して回動する。
次に、第1支持枠51への移動部60の組み立てを行う。
移動部60を第1支持枠51に組み立てるには、第1支持枠51の2つの移動部用スライド案内突起513に移動部60の2つのスライド用溝63が係合するように、第1支持枠51の端部側から挿入することでなされる。これにより、移動部60は、第1支持枠51内部で移動部用スライド案内突起513に係合してスライド(移動)自在となる。
上述した状態で、次に、移動部60への支持アーム70の組み立てを行う。
第1支持枠51の移動部用スライド案内突起513に移動部60のスライド用溝63を係合した後、支持アーム70の第1回動部72を、第1支持枠51の孔部516から第1支持枠51内部に挿入し、第1回動部72の回動突起721を移動部60の回動孔641に挿入し係合させる。これにより、支持アーム70は、移動部60に対して回動自在となる。
上述した状態で、次に、第2支持枠52への第1支持枠51の組み立てを行う。
第1支持枠51と、第1支持枠51に移動自在に組み立てられた移動部60と、移動部60に回動自在に組み立てられた支持アーム70とにおいて、支持アーム70の第2回動部73を、第2支持枠52の第1支持枠用挿入口522から挿入し、底面に形成された組立用孔526に挿通させる。続けて、スライド用突起512が、第1支持枠用スライド案内部523に係合するように、第1支持枠51を第1支持枠用挿入口522から第2支持枠52内部に挿入する。
これにより、支持アーム70は、支持アーム本体71の一部と第2回動部73が組立用孔526から突出した形態で、第1支持枠51が第2支持枠52の内部に収容される。そして、第1支持枠51は、第2支持枠52に対して、第1支持枠用スライド案内部523に沿って上下方向にスライド(移動)自在となる。なお、第1支持枠51が第2支持枠52に対して移動する際、詳細には、第1支持枠用スライド案内部523と、第2支持枠52の回動部用第1受孔529が形成される側の内部側面(図示省略)とを摺動しながら移動することになる。
上述した状態で、次に、第2支持枠52への回動部30の組み立てを行う。
操作キー21が係合された回動部30の第2係合部313を第2支持枠52の回動部用第1受孔529に挿通する。このとき、第2係合部313の係合突起3131が回動部用第1受孔529の外周に当接するが、第2係合部313のばね性により、第2係合部313が撓んで係合突起3131が回動部用第1受孔529に挿通する。そして、第2支持枠52に収容する第1支持枠51の端部から、移動部60の雌ねじ部62の上方となる第1支持枠51の内部へと回動部30(第2係合部313)を挿入して行く。このとき、第1支持枠51は、第2支持枠52の内側底面に当接しているため、回動部本体31に形成される雄ねじ部311が移動部60の雌ねじ部62と噛み合うことはない。
このように挿入を続けて、第1支持枠51内を挿通した後、回動部30の第2係合部313を回動部用第2受孔530に挿通させる。この場合も第2係合部313が撓んで係合突起3131が回動部用第2受孔530に挿通する。これにより、第2支持枠52への回動部30の組み立てが完了し、第2支持枠52は、回動部用第1受孔529と回動部用第2受孔530とが、回動部30の第1係合部312と、第2係合部313の係合突起3131とに挟まれる形態となる。そのため、回動部30は、回動部30の回動軸30A方向への移動は制限され、回動部用第1受孔529と回動部用第2受孔530とに支持されて回動自在となる。
上述した状態で、次に、第2支持枠52および第1支持枠51への切替部80の組み立てを行う。
なお、この組み立てに先立ち、バネ40の一方の端部を第2支持枠52のバネ案内突起532に挿入する。このバネ40は、金属棒材を螺旋状に巻いた圧縮コイルばねとして形成されている。その後、切替部80の第2アーム83を第2支持枠52の組立用孔526から内部に挿入し、第1支持枠51の切替部用案内壁514により形成される案内溝515に突起831を係合する。この組み立てと併せて、第1アーム82を第2支持枠52の第1アーム用逃げ溝531内に挿入させながら支軸821を支軸受片527の支軸用孔528に係合させる。このとき、バネ案内突起532に挿入されたバネ40の他方の端部を切替部80のバネ案内突起813に挿入させる。これにより、切替部80の当て面部812は、回動部30の切替部用案内部33の上面側に当接される形態となる。これにより、切替部80は、支軸用孔528に回動自在に支持され、支軸821を中心に突起831が移動することで、第1支持枠51が上述したように上下方向に移動自在となる。
上述した状態で、次に、第2支持枠52への支持脚90の組み立てを行う。
支持脚90の第1回動片92を第2支持枠52の第1回動片用受部536に位置させ、固定用ねじ45を回動孔921から挿入する。この場合、第1回動片用受部536の回動孔921に対応する部位には、回動孔921と同様の孔(図示省略)が形成されている。そのため、一方の回動孔921から挿入した固定用ねじ45は、第1回動片用受部536に形成される孔を挿通した後、他方の回動孔921を挿通する。その状態で固定用ねじ45を固定用ナット46と螺合することにより、支持脚90を第1回動片用受部536(詳細には、固定用ねじ45)に対して回動自在に固定する。
上述した状態で、次に、支持脚90への支持アーム70の組み立てを行う。
この組み立ては、支持アーム70の第2回動部73に形成される回動突起731の一方を支持脚90の第2回動片93に形成される回動孔931に挿入し係合することでなされる。これにより、支持脚90は、固定用ねじ45に対して回動自在に固定されると共に、支持アーム70に対して回動自在となる。
上述した状態で、最後に、支持脚90への支持脚カバー95の組み立てを行う。
この組み立ては、支持脚90の支持脚本体91の底面側を支持脚カバー95のカバー本体96内部の底面に当接させて、接着により組み立てられる。これにより、支持脚90は支持脚カバー95に収容され、外観的に支持脚90を覆う形態となる。
以上の組み立てにより、図2に示す脚ユニット2が完成する。なお、脚ユニット2をプロジェクタ10の底面11bに固定する固定部を第2支持枠52に構成し、ねじ止めで固定しているが、図示を省略している。
図4は、回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部とが噛み合った状態を示す図であり、図4(a)は、側面図であり、図4(b)は、側面断面図であり、図4(c)は、回動部と移動部との噛み合い部分を回動部の回動軸に垂直に切断した断面図である。図5は、回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部とが噛み合った状態の主要部の状態を示す斜視図であり、図5(a)は、回動部、第1支持枠、切替部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図であり、図5(b)は、回動部、移動部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図である。図6は、回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部との噛み合いを解除した状態を示す図であり、図6(a)は、側面図であり、図6(b)は、側面断面図であり、図6(c)は、回動部と移動部との噛み合いを解除した部分を回動部の回動軸に垂直に切断した断面図である。図7は、回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部との噛み合いを解除した状態の主要部の状態を示す斜視図であり、図7(a)は、回動部、第1支持枠、切替部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図であり、図7(b)は、回動部、移動部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図である。
なお、図4は、回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62が噛み合った状態を示す図であると共に、脚ユニット2を閉じ、傾斜角度Aが略0°(投写角度Bが略0°)の場合の図として図示している。また、図5、図7においては、脚ユニット2の構造の理解を補助するように、構成部を適宜省いた斜視図として、図中に付記した符号も適宜省いている。
図4に示すように、支持脚90は、脚ユニット2の傾斜角度Aが略0°の場合においては、回動部30の回動軸30Aと略水平となっている。
図4、図5を参照して、回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62とが噛み合う動作に関して説明する。
図4に示すように、バネ40の反発力により、切替部80の切替部本体81が押圧されて、受面811は操作キー21の鍔部23に当接して押圧する。押圧された操作キー21は、操作キー21の案内孔24と、案内孔24に係合する係合突起3211との隙間分だけ図面左側に移動して止まる。なお、操作キー21は、操作キー21を押圧しない限り、常にバネ40により押圧され、図面右側に移動している状態となる。
また、切替部80の切替部本体81がバネ40の反発力により、押圧されることにより、切替部80の突起831は、支軸821を支点として図中矢印a方向(図面上方)に位置することになる。この動作に従動して第1支持枠51は図中矢印b方向(図面上方)に移動する。この第1支持枠51の図面上方への移動により、第1支持枠51に収容された移動部60も図中矢印c方向(図面上方)に移動する。なお、回動部30は、第2支持枠52の回動部用第1受孔529、回動部用第2受孔530により支持固定されているため、回動部30の回動部本体31の下側に位置する移動部60が上方に移動することにより、回動部本体31の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62とが噛み合うことになる。なお、雄ねじ部311と雌ねじ部62とは、常にバネ40により、噛み合う状態となる。
なお、図5(a)には、図4に示すように、雄ねじ部311と雌ねじ部62とが噛み合った場合における、回動部30、第1支持枠51、切替部80、支持アーム70、支持脚90、固定用ねじ45などの位置関係を示す斜視図を示している。そして、操作キー21、バネ40、第2支持枠52、支持脚カバー95などを省略している。図5(a)に示すように、雄ねじ部311と雌ねじ部62とが噛み合った場合には、上述したように、バネ40により切替部80の突起831は支軸821を支点として第1支持枠51を図中矢印a方向(図面上方)に移動させることになる。
また、図5(b)には、図4に示すように、雄ねじ部311と雌ねじ部62とが噛み合った場合における、回動部30、移動部60、支持アーム70、支持脚90、固定用ねじ45などの位置関係を示す斜視図を示している。図5(b)に示すように、第1支持枠51を図中矢印b方向(図面上方)に移動させることにより、上述したように、第1支持枠51に収容される移動部60も図中矢印c方向(図面上方)に移動することにより、移動部60の雌ねじ部62は、回動部30の雄ねじ部311と噛み合うことになる。
図6、図7を参照して、回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62との噛み合いを解除する動作に関して説明する。
図6に示すように、操作キー21を押圧した場合、操作キー21の案内孔24と、案内孔24に係合する係合突起3211との隙間分だけ図中矢印a方向(図面右側)に操作キー21が移動する。この操作キー21の移動により、鍔部23に当接する切替部80の切替部本体81は図面右側に移動する。この切替部本体81の移動により、切替部本体81を押圧しているバネ40が圧縮される。
また、この切替部本体81の図面右側への移動により、切替部80の突起831は、支軸821を支点として図中矢印b方向(図面下方)に位置することになる。この動作に従動して第1支持枠51は図中矢印c方向(図面下方)に移動する。この第1支持枠51の図面下方への移動により、第1支持枠51に収容された移動部60も移動する。なお、回動部30は、第2支持枠52の回動部用第1受孔529、回動部用第2受孔530により支持固定されているため、回動部30の回動部本体31の下側に位置する移動部60が図中矢印d方向(図面下方)に移動することにより、回動部本体31の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62との噛み合いに隙間が発生することにより、噛み合いが解除されることになる。
雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いが解除されることにより、支持脚90は、第1回動片92の回動孔921を支持固定する固定用ねじ45を支点として、支持アーム70に支持されながら、支持脚90自体の自重により、図中矢印e方向(図面下方)に回転する。なお、移動部60は、支持脚90の自重により、第1支持枠51の移動部用スライド案内突起513に沿ってスライド用溝63が移動することになる。なお、噛み合いが解除されて、移動部60および支持脚90が動作する場合、詳細には、支持脚90の自重と支持脚カバー95の自重とを加算した重量により、移動部60および支持脚90が動作することになる。
なお、図7(a)には、図6に示すように、雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いを解除した場合における、回動部30、第1支持枠51、切替部80、支持アーム70、支持脚90、固定用ねじ45などの位置関係を示す斜視図を示している。図7(a)に示すように、操作キー21の押圧により、雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いを解除した場合には、上述したように、切替部80の突起831は支軸821を支点として図中矢印a方向に移動し、第1支持枠51を図中矢印b方向(図面下方)に移動させることになる。
また、図7(b)には、図6に示すように、雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いを解除した場合における、回動部30、移動部60、支持アーム70、支持脚90、固定用ねじ45などの位置関係を示す斜視図を示している。図7(a)に示すように、第1支持枠51を図中矢印b方向(図面下方)に移動させることにより、図7(b)に示すように、第1支持枠51に収容される移動部60も図中矢印c方向(図面下方)に移動することにより、移動部60の雌ねじ部62は、回動部30の雄ねじ部311との噛み合いが外れ解除されることになる。
なお、操作キー21の押圧を解除した(放した)場合には、上述したように、バネ40の反発力により、操作キー21が戻り、切替部80が動作することにより、雄ねじ部311と雌ねじ部62とが噛み合う状態となる。従って、図6の状態で、操作キー21の押圧を解除した場合には、操作キー21の押圧を解除した時点での位置(傾斜角度A)で支持脚90および移動部60が固定されることになる。この動作に対応して、投写角度B(図1参照)も固定される。
なお、プロジェクタ10の投写角度Bを調整する際のユーザおよび脚ユニット2の動作を再度説明する。
最初に、ユーザは、プロジェクタ10の前面11c部を持ち上げ、操作キー21を押圧すると、脚ユニット2の雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いが解除され、上述したように、支持脚90および支持脚カバー95の自重で支持脚90(支持脚カバー95を含む)が固定用ねじ45を支点に下方向に回転する。そして、ユーザの所望する角度になった位置で、操作キー21の押圧を解除することにより、解除した時点での位置で、雄ねじ部311と雌ねじ部62とが噛み合うことにより、支持脚90(移動部60を含む)が固定される。これにより、プロジェクタ10の投写角度Bを大まかに決めることができる。
図8は、支持脚の開く角度(傾斜角度)の微調整の動作を示す斜視図である。なお、図8は、操作キー21、回動部30、移動部60、支持アーム70、支持脚90、固定用ねじ45などの位置関係を示す斜視図として示している。図4〜図8を参照して、操作キー21の押圧を解除して、雄ねじ部311と雌ねじ部62とが噛み合う状態とした場合の、支持脚90の開く角度(傾斜角度A)の微調整の動作に関して説明する。
プロジェクタ10の投写角度Bを微調整するには、操作キー21を回動(図8中の矢印で示す)し、脚ユニット2の傾斜角度Aを微調整することでなされる。操作キー21を回動する(例えば、図8に示す矢印で色付きの矢印a方向)ことにより、操作キー21の案内孔24に係合する係合突起3211を回動する(同様に、矢印a方向)。係合突起3211が回動することにより、回動部本体31が、第2支持枠52の回動部用第1受孔529および回動部用第2受孔530に支持されて回動する。この回動部本体31が回動することで雄ねじ部311が回動する(矢印b方向)。
雄ねじ部311が回動する(矢印b方向)ことにより、雄ねじ部311に噛み合っている移動部60の雌ねじ部62が、雄ねじ部311に噛み合いながら移動する(矢印c方向)。同時に、移動部60のスライド用溝63は第1支持枠51の移動部用スライド案内突起513に沿いながら移動する。雌ねじ部62が移動することにより、移動部60が移動(同様に、矢印c方向)し、移動部60に係合する支持アーム70が移動する。これにより、支持アーム70に係合する支持脚90が、回動孔921を支持固定する固定用ねじ45を支点として回動を行う(矢印d方向)。
なお、本実施形態では、操作キー21を右方向に回転した場合(図8に示す矢印で色付きの矢印a方向に回転した場合)、支持脚90は開く(傾斜角度Aを拡大する)方向(投写角度Bを拡大する方向)に微調整できる仕様としている。また、逆に、操作キー21を左方向に回転した場合(図8に示す矢印で色を付けない矢印方向に回転した場合)、前述したと逆の動作を行い、支持脚90は閉じる(傾斜角度Aを縮小する)方向(投写角度Bを縮小する方向)に微調整できる仕様としている。なお、操作キー21が回動した量に対応して、支持脚90も回動するため、支持脚90の傾斜角度Aの微調整(投写角度Bの微調整)を行うことができる。
従って、ユーザは、最初に、プロジェクタ10の前面11c部を持ち上げ、操作キー21を押圧することで、大まかな投写角度Bに設定(調整)した後、操作キー21の押圧を解除して、操作キー21を回動することにより、回動量に対応した投写角度Bの微調整を行うことができる。
なお、脚ユニット2を操作して投写角度Bを調整した後、プロジェクタ10の投写角度Bを略0°にする場合(支持脚90を閉じる場合)の操作方法を説明する。
最初に、ユーザは、プロジェクタ10の前面11c部を把持して、操作キー21を押圧し、その状態で、支持脚90を把持して戻した後、操作キー21の押圧を解除することにより、投写角度Bを略0°とする(支持脚90を閉じる)ことができる。または、ユーザは、プロジェクタ10の前面11c部を把持して、操作キー21を押圧する。次に、ユーザは、操作キー21を押圧したまま、プロジェクタ10の前面11c部を設置面Sに向かって下げ、それ以上下がらなくなった位置で操作キー21の押圧を解除する。この操作により投写角度Bを略0°にする(支持脚90を閉じる)こともできる。
上述した実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態における脚ユニット2は、操作キー21の押圧により、雄ねじ部311と雌ねじ部62との噛み合いを解除することで、支持脚90の傾斜角度A(投写角度B)の調整を行う。また、操作キー21の回動により、雄ねじ部311と雌ねじ部62とを噛み合わせることで、支持脚90の傾斜角度A(投写角度B)の微調整を行う。従って、脚ユニット2の支持脚90に対して、傾斜角度Aの調整(投写角度Bの調整)と、傾斜角度A(投写角度B)の微調整とを、押圧および回動を行う操作キー21により、同一の操作部材(操作キー21)で操作することが可能となる。従って、調整操作の効率性を向上させた脚ユニット2が実現できる。
(2)本実施形態における脚ユニット2は、操作部20としての操作キー21と、回動部30と、移動部60と、支持アーム70と、支持脚90と、切替部80と、支持部50と、を有して構成されているため、無駄を省いた構成で脚ユニット2を実現でき、脚ユニット2を小型化することができる。
(3)本実施形態における脚ユニット2は、操作キー21を押圧することにより、切替部80が回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62との噛み合いを解除する。そして、移動部60が支持部50に支持されて移動自在となる。そして、移動部60の移動により、移動部60に連結する支持アーム70が回動し、支持アーム70に連結する支持脚90が回動することにより、容易に支持脚90の傾斜角度A(投写角度B)の調整が行える。また、脚ユニット2は、操作キー21を回動することにより、切替部80が回動部30の雄ねじ部311と移動部60の雌ねじ部62とを噛み合わせる(非解除する)ため、操作キー21の回動に従動して回動部30が回動することにより移動部60が移動する。そして、移動部60に連結する支持アーム70が回動し、支持アーム70に連結する支持脚90が回動することにより、支持脚90の傾斜角度A(投写角度B)の微調整が行える。従って、操作キー21の押圧または回動により、効率的な傾斜角度A(投写角度B)の調整が行える。
(4)本実施形態における脚ユニット2において、支持脚90は、操作キー21を押圧した場合に、自重により動作することにより、支持脚90を動作させるための別の部材を有する必要がなくなるため、脚ユニット2をコンパクトに構成できる。
(5)本実施形態における脚ユニット2において、支持脚90は、回動部30の回動軸30Aと略水平となるため、回動部30に対して傾斜角度Aが略0°とすることができ、コンパクトな脚ユニット2を実現できる。また、このような脚ユニット2を、本実施形態のようにプロジェクタ10の底面11bに回動部30の回動軸30Aが略平行となるように設置した場合には、プロジェクタ10の底面11bに対して支持脚90を平行(傾斜角度Aが略0°および投写角度Bが略0°)とすることができ、プロジェクタ10をコンパクトな形態で保管することができる。また、上記形態とすることにより、プロジェクタ10の高さ方向のスペースを抑えることができるため、プロジェクタ10本体もコンパクトにすることができる。
(6)本実施形態における脚ユニット2は、操作キー21の回動軸21Aと回動部30の回動軸30Aとが略一致しているため、操作キー21での操作を回動部30や切替部80に伝達する構成を簡易にすることができるため、脚ユニット2を更にコンパクトに構成できる。
(7)本実施形態におけるプロジェクタ10は、投写レンズ12を介して画像が投写される側に対応する筐体11の底面11b側に脚ユニット2を備えることにより、プロジェクタ10で画像を投写する際に、投写角度Bの調整および投写角度Bの微調整を行うことにより、上述したと同様の作用・効果を奏して投写角度Bを調整できる。特に、投写角度Bの量(範囲)がプロジェクタ10の厚さに制限されず、所望の投写角度Bを確保できるプロジェクタ10を実現できる。
(8)本実施形態におけるプロジェクタ10は、画像が投写される側に対応する筐体11の外面部となる前面11cに、操作キー21が突設して設置されることにより、ユーザの指先による操作キー21の操作を容易にさせることができる。特に、投写角度Bの微調整を行う際の、操作キー21を回動させる操作に対しては、従来に比べて格段に操作し易くさせることができる。従って、投写角度Bを調整する際に、調整操作の効率性を向上させると共に、指先による操作性を向上させるプロジェクタ10を実現できる。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態の脚ユニット2は、プロジェクタ10に適用して、ユーザの所望する投写角度Bに調整している。しかし、これに限られず、傾斜させて設置することで、利便性を向上させることができる電子機器に適用することでもよい。例えば、計測機器などに用いて、表示部が視認し易くなるように、ユーザの所望する傾斜角度に調整させることでもよい。また、その他の電子機器に適宜適用することでよい。
(変形例2)前記実施形態の脚ユニット2は、プロジェクタ10の底面11bで前面11c側に1つ使用している。しかし、これに限られず、底面11bで前面11c側に2つ使用してもよい。
(変形例3)前記実施形態の脚ユニット2は、操作キー21の回動軸21Aと回動部30の回動軸30Aとが略一致している。しかし、これに限られず、回動軸21Aと回動軸30Aとは一致していなくてもよい。その場合には、操作キー21の押圧を切替部80に伝達させ、また、操作キー21の回動を回動部30に伝達させるための伝達機構を付加することで実施できる。これにより、例えば、前記実施形態のプロジェクタ10において、支持脚90の位置はそのままで、操作キー21の位置を移動させられるため、プロジェクタ10に対するデザインの自由度を向上させることができる。
なお、本発明を実施するための最良の形態を、上記記載で開示しているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して図示し、かつ、説明しているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、上述した実施形態に対し、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形(変更ならびに改良)を加えることができるものである。従って、詳細な構成部材の形状・材質・数量などにおいて、当業者が様々な変形を加えることにより実施する場合も本発明に含まれるものである。
実施形態に係る脚ユニットをプロジェクタに設置した形態を示す斜視図であり、(a)は脚ユニットを動作させて投写角度調整を行った状態を示す斜視図であり、(b)は(a)の側面図であり、(c)は脚ユニットを動作させて投写角度を略0°とした状態を示す斜視図。 脚ユニットの斜視図であり、(a)は支持脚を閉じた状態を示す図であり、(b)は支持脚を開いた状態を示す図。 脚ユニットの分解斜視図。 回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部とが噛み合った状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は側面断面図であり、(c)は回動部と移動部との噛み合い部分を回動部の回動軸に垂直に切断した断面図。 回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部とが噛み合った状態の主要部の状態を示す斜視図であり、(a)は回動部、第1支持枠、切替部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図であり、(b)は回動部、移動部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図。 回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部との噛み合いを解除した状態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は側面断面図であり、(c)は回動部と移動部との噛み合いを解除した部分を回動部の回動軸に垂直に切断した断面図。 回動部の雄ねじ部と移動部の雌ねじ部との噛み合いを解除した状態の主要部の状態を示す斜視図であり、(a)は回動部、第1支持枠、切替部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図であり、(b)は回動部、移動部、支持アーム、支持脚などを示す斜視図。 支持脚の開く角度(傾斜角度)の微調整の動作を示す斜視図。
符号の説明
2…脚ユニット、10…プロジェクタ、11b…底面、11c…前面、12…投写レンズ、20…操作部、21…操作キー、21A…回動軸、24…案内孔、30…回動部、30A…回動軸、40…バネ、45…固定用ねじ、50…支持部、51…第1支持枠、52…第2支持枠、60…移動部、62…雌ねじ部、63…スライド用溝、70…支持アーム、80…切替部、90…支持脚、95…支持脚カバー、311…雄ねじ部、312…第1係合部、313…第2係合部、528…支軸用孔、529…回動部用第1受孔、530…回動部用第2受孔、821…支軸、3211…係合突起。

Claims (6)

  1. 電子機器を傾斜させて設置す脚ユニットであって、
    押圧および回動可能な操作部と、
    前記電子機器支持し、傾斜角度が調整されることで前記電子機器を傾斜させて設置す脚として動作する支持脚と、
    第1ねじ部を備え、前記操作部の回動に従動する回動部と、
    前記支持脚の傾斜角度の調整に伴って移動し、前記第1ねじ部と噛み合う第2ねじ部を備える移動部と、を有し、
    前記支持脚は、前記操作部押圧により、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部との噛み合い解除されて前記移動部が移動すること傾斜角度調整可能とされ、前記操作部の回動軸を中心とした回動により、前記第1ねじ部と前記第2ねじ部とが噛み合って前記移動部が移動することで前記傾斜角度の微調整が可能であり、
    前記回動軸は、前記押圧の方向と一致することを特徴とする脚ユニット。
  2. 請求項1に記載の脚ユニットであって、
    前記移動部及び前記支持脚をそれぞれ回動自在に連結する支持アームと、
    前記回動部と前記支持脚の一端部とをそれぞれ回動自在に支持し、且つ前記移動部を移動自在に支持する支持部と、
    前記操作部従動し、前記第1ねじと前記第2ねじとの噛み合い及び噛み合いの解除切り替えを行い、前記支持部を移動自在に支持する切替部と、を有することを特徴とする脚ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の脚ユニットであって、
    前記支持脚は、前記回動部の回動軸と略水平となることを特徴とする脚ユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の脚ユニットであって、
    前記操作部の回動軸と前記回動部の回動軸とが略一致していることを特徴とする脚ユニット。
  5. 投写レンズを介して画像を投写するプロジェクタであって、
    前記プロジェクタの外装を構成する筐体を有し、
    前記プロジェクタが設置される設置面と対向する前記筐体の底面側に、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の脚ユニットを備えることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタであって、
    前記筐体の前面部に、前記脚ユニットの有する前記操作部が突設されていることを特徴とするプロジェクタ。
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