JP2003156789A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2003156789A
JP2003156789A JP2001358033A JP2001358033A JP2003156789A JP 2003156789 A JP2003156789 A JP 2003156789A JP 2001358033 A JP2001358033 A JP 2001358033A JP 2001358033 A JP2001358033 A JP 2001358033A JP 2003156789 A JP2003156789 A JP 2003156789A
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JP
Japan
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lens frame
electronic camera
reflecting mirror
lens
optical axis
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Application number
JP2001358033A
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English (en)
Inventor
Yusuke Sato
有亮 佐藤
Atsujirou Ishii
敦次郎 石井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】沈胴式のレンズ鏡筒を備えた電子カメラにおい
て、レンズ鏡筒の沈胴機構を単純化し電子カメラの小型
化及び薄型化を実現すると共に省電力化を実現した電子
カメラを提供する。 【解決手段】第1の光軸O1に沿う被写体光束を取り込
むレンズ群21aと、レンズ群を支持し筐体前面に突出
する使用位置と筐体内部に沈胴する収納位置との間を第
1の光軸に沿って手動で移動可能に設けられるレンズ枠
21と、レンズ群を透過した光束を第1の光軸に交差す
る第2の光軸O2に沿って折り曲げる反射鏡40と、反
射鏡で折り曲げられた光束を受光する撮像素子とを備
え、沈胴レンズ枠の使用位置への移動に応じて反射鏡
は、レンズ群を通過した光束を撮像素子に導き得る反射
位置(使用位置)に移動し、レンズ枠の収納位置への移
動に応じて収納位置におけるレンズ枠の収納空間を確保
し得る退避位置に移動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子カメラ、詳
しくは被写体像を電子的な画像データとして記録し得る
電子カメラ等において、被写体から入射する光束の光軸
を折り曲げる反射部材を備えて構成されるいわゆる折り
曲げ光学系を採用した電子カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のレンズ群等からなる撮
影光学系に入射する被写体からの光束(以下、被写体光
束という)に基づいて形成される被写体像を所定の位置
に配置した被写体像取得手段、例えば電荷結合素子(C
CD;Charge Coupled Device)等の撮像素子等の受
光面上に結像させることで、所望の被写体像を取得し、
これを所定の形態で所定の記録媒体に記録し得るように
構成された、いわゆる電子スチルカメラやデジタルビデ
オカメラ等の電子カメラ等については、一般的に実用化
され広く普及している。
【0003】このような従来の電子カメラ等において
は、被写体像を所定の位置に結像させるために複数のレ
ンズ等の撮影光学系からなる鏡枠装置(以下、レンズユ
ニットという)を備えて構成されているのが普通であ
る。
【0004】従来の電子カメラ等におけるレンズユニッ
トは、例えば複数のレンズを介して電子カメラの内部に
向けて入射する被写体光束を、撮像素子等の受光面上に
導くために、その光路中にプリズムや反射鏡等の所定の
反射部材を配置して、被写体光束の光路を所定の方向、
例えば入射光軸に対して略直角方向へと折り曲げるよう
に構成されたもの等、様々な形態のものが一般的に利用
されている。
【0005】そして、上述したようないわゆる折り曲げ
光学系を適用したレンズユニットについては、例えば特
開2001−75162号公報等によって、種々の提案
がなされている。
【0006】上述の特開2001−75162号公報等
によって開示されているレンズユニットは、被写体光束
が透過する撮影光学系の光路中に被写体光束の光軸を略
直角方向に折り曲げる反射部材を配置することで、画像
を取得するのに必要となる光路長を確保しながら、電子
カメラの前後方向の薄型化を図り、これにより電子カメ
ラの小型化を実現している。
【0007】このように、電子カメラの撮影光学系の光
路中に反射部材を配置したいわゆる折り曲げ光学系を採
用することは、電子カメラ自体の小型化を実現する上で
非常に有利な手段である。
【0008】また、従来の折り曲げ光学系を採用した電
子カメラ等においては、反射部材の前段部に配置される
撮影光学系の一部を、前段部の光学系の光軸に沿う方向
に進退自在となるように構成し、当該撮影光学系の一部
を非使用時において、沈胴させるようにしたものについ
て、例えば特開平11−305312号公報等によって
提案されている。
【0009】この特開平11−305312号公報によ
って開示されている電子カメラ等によれば、電子カメラ
の薄型化及び小型化を実現するために折り曲げ光学系を
採用し、これに加えて、撮影光学系の一部を沈胴させる
ようにしたいわゆる沈胴式のレンズ鏡筒を採用したの
で、電子カメラのさらなる薄型化を図ることができると
いうものである。
【0010】ところで、従来の電子カメラ等において、
沈胴式の撮影レンズ鏡筒を備えて構成する際には、撮影
レンズ鏡筒の内部に配設される撮影光学系の一部を非撮
影時の沈胴位置と撮影を行なう際の使用位置との間で所
定の時に所定量だけ移動させるための移動機構とこの移
動機構を駆動する駆動手段等が必要となる。この場合に
おいて、沈胴式の撮影レンズ鏡筒における移動機構の駆
動手段としては、一般的に電動モーター等の駆動力発生
手段を利用するのが普通である。
【0011】また、一般的な電子カメラ等においては、
使用者によって屋外等に持ち出されて使用されるのが普
通である。このことから、カメラの携帯性については、
従来より重要視されている点であり、カメラ自体のより
一層の薄型化及び小型化が要望されている。これを受け
て、近年における電子カメラ等においては、筐体が小型
化されるのに伴って、これに内蔵させる電源の容量も小
さくなる傾向にある。したがって、近年の電子カメラに
おいては、駆動電力の省電力化に対する強い要求もあ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、沈胴式の
レンズ鏡筒を備えた電子カメラでは、薄型化及び小型化
を実現することができることから、適用し得る電源の容
量も小さくなる傾向があるにも関らず、その小容量の電
源のみによって、一般的なカメラの動作を実行するため
の電力に加えて、レンズ鏡筒を沈胴位置と使用位置との
間で突没移動させるための駆動電力をも供給する必要が
ある。
【0013】したがって、一般的な従来の沈胴式のレン
ズ鏡筒を備えた電子カメラにおいては、通常のレンズ鏡
筒固定式のものに比べて、電子カメラ全体としての消費
電力が大となる傾向がある。
【0014】なお、上述したように電子カメラ等の筐体
の小型化に伴う電源容量の小容量化に起因する省電力化
の要求があるが、これとは別に、上述の通り電子カメラ
等においては、一般的に屋外等において使用される機会
が多ことから、電源容量の大小に関らず一層の省電力化
が望まれている。
【0015】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、沈胴式のレンズ
鏡筒を備えた電子カメラにおいて、レンズ鏡筒を沈胴さ
せるための機構をより簡単な構成で実現し、電子カメラ
の小型化及び薄型化を実現するのと同時に、省電力化を
実現することのできる電子カメラを提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電子カメラは、第1の光軸に沿っ
て被写体側から入射する光束を取り込むレンズ群と、上
記レンズ群を保持し、筐体から突出する使用位置と筐体
内部に向けて沈胴する沈胴位置との間を上記第1の光軸
に沿う方向に手動によって移動可能に設けられるレンズ
枠と、上記レンズ群を透過した光束を上記第1の光軸に
対して交差する第2の光軸に沿う方向へと折り曲げる反
射鏡と、上記反射鏡によって折り曲げられた後の光束を
受光する撮像素子とを備え、上記反射鏡は、上記レンズ
枠の使用位置への移動に応じて上記レンズ群を透過した
後の光束を上記撮像素子側に導く反射位置へと移動し、
上記レンズ枠の沈胴位置への移動に応じて当該沈胴位置
における上記レンズ枠の収納空間を確保するための退避
位置へと移動するように構成されていることを特徴とす
る。
【0017】したがって、第1の発明による電子カメラ
は、手動操作によってレンズ枠の繰り出し動作及び沈胴
動作を行なうことができるので、電子カメラの省電力化
を実現し得ると共に、かつ被写体からの光束を折り曲げ
る折り曲げ光学系を適用したレンズユニットにおいて
も、電力消費を抑えながら撮影光学系の一部を沈胴式と
することができるので、電子カメラのさらなる薄型化を
実現することができる。
【0018】また、レンズ枠が使用位置へと移動するの
に応じて、反射鏡が反射位置へと移動することで、レン
ズ群を透過した後の光束が撮像素子側へと導かれるよう
になる一方、レンズ枠が沈胴位置へと移動するのに応じ
て、反射鏡が退避位置へと移動するように構成したの
で、レンズ枠を電子カメラの筐体内部へと収納する沈胴
位置に配置するのに際して必要となる収納空間を確保す
ることができる。
【0019】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る電子カメラにおいて、上記レンズ枠は、当該レンズ枠
の移動を行なうための操作部を具備していることを特徴
とする。
【0020】したがって、第2の発明による電子カメラ
は、操作部を操作することでレンズ枠の移動が行なわれ
るので、手動による操作によってもレンズの表面に触れ
てしまうことがなく、確実なレンズ枠の繰り出し動作及
び沈胴動作を実行することができる。
【0021】そして、第3の発明は、上記第1の発明又
は上記第2の発明による電子カメラにおいて、上記レン
ズ枠の手動による移動に応じて、電源の開閉を切り換え
る電源切換手段を具備していることを特徴とする。
【0022】したがって、第3の発明による電子カメラ
は、レンズ枠を操作するのみで電子カメラの状態の設定
と同時に電源状態の切り換えが行われることになるの
で、操作性の向上に寄与し、良好な使用感を得ることが
できる。また、非使用状態から使用状態となるように設
定する際には、一つの操作を行なうのみであるので、迅
速に撮影状態とすることができる。
【0023】第4の発明は、上記第1の発明又は上記第
2の発明又は上記第3の発明による電子カメラにおい
て、上記反射鏡を支持する枠部材を備え、上記レンズ枠
には、上記枠部材の一部に係合する係合部が設けられ、
上記レンズ枠の沈胴位置への移動に際して上記レンズ枠
の上記係合部が上記枠部材の一部に係合することで上記
反射鏡が退避位置へと移動するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0024】したがって、第4の発明による電子カメラ
は、レンズ枠と枠部材とを連動させるための複雑な機構
を必要とせず、レンズ枠の沈胴機構の構成を簡素化する
ことが容易にできる。
【0025】第5の発明は、上記第1・第2・第3・第
4の発明のうちいずれか一つによる電子カメラにおい
て、上記レンズ枠は、使用位置を維持する方向への付勢
力を有する弾性部材によって付勢されており、上記反射
鏡は、反射位置と退避位置との間で回動自在に構成さ
れ、かつ反射位置を維持する方向への付勢力を有する付
勢部材によって回動付勢されていることを特徴とする。
【0026】したがって、第5の発明による電子カメラ
は、極めて容易な操作のみで、沈胴状態から使用状態へ
移行させることができる。
【0027】第6の発明は、上記第5の発明による電子
カメラにおいて、上記弾性部材の付勢に抗して上記レン
ズ枠の沈胴位置を維持するために上記レンズ枠を保持す
る保持手段を備えたことを特徴とする。
【0028】第7の発明は、上記第6の発明による電子
カメラにおいて、上記保持手段は、上記レンズ枠が沈胴
位置において保持された状態で、手動操作によってさら
に当該レンズ枠を沈胴する方向に向けて移動させること
によって保持状態を解除するように構成されていること
を特徴とする。
【0029】したがって、レンズ枠の沈胴位置における
保持状態を容易に解除することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
電子カメラの外観を示す斜視図である。図2は、本電子
カメラの主な内部構成部材を概略的に示す透視図であ
る。
【0031】また、図3・図4は、本電子カメラにおけ
るレンズユニットの主要構成部材を取り出して示す斜視
図であって、図3は、本レンズユニットの撮影状態を、
図4は、本レンズユニットの沈胴状態を、それぞれ示し
ている。
【0032】そして、図5は、本電子カメラにおけるレ
ンズユニットの一部であって、反射鏡とその退避駆動機
構を構成する部材のみを取り出して拡大して示す要部拡
大分解斜視図である。
【0033】さらに、図6は、本電子カメラにおけるレ
ンズユニットの一部であって、沈胴レンズ枠の沈胴機構
を構成する主要部材のみを取り出して拡大して示す要部
拡大分解斜視図である。また、図7は、本電子カメラの
レンズユニットにおける沈胴レンズ枠の沈胴機構の作用
を示す図である。
【0034】まず、本実施形態の鏡枠装置を備えた電子
カメラについて、図1・図2を用いて説明する。図1・
図2に示すように、本実施形態の電子カメラ1は、各種
の構成部材を内部に備え、奥行方向の寸法が比較的小さ
くなるようにその筐体を形成したものである。
【0035】この電子カメラ1の筐体は、外装部材11
によってその外面が構成されている。この外装部材11
の上面には、撮影動作の実行等を指示するレリーズボタ
ン12等の操作部材が配設されている。なお、図1・図
2では、本電子カメラ1における操作部材としては、レ
リーズボタン12のみを図示しているが、従来の一般的
な電子カメラ等と同様に本電子カメラ1においても外装
部材11の表面上には、各種の操作部材が複数配設され
ているものとする。これら他の操作部材については、図
面の煩雑化を防ぐためにその図示を省略している。
【0036】また、外装部材11の前面には、ストロボ
装置の一部を構成するストロボ光照射窓13が上縁部近
傍の所定の位置に配設されている(図2には図示せ
ず)。そして、このストロボ光照射窓13に隣接する所
定の位置には、撮影光学系等の構成部材からなる撮影レ
ンズユニット2(以下、単にレンズユニットという。図
2参照)のうち撮影レンズ対物光学系21aを保持する
レンズ枠である沈胴レンズ枠21等により構成され、本
電子カメラ1の前後方向、即ち図1に示す矢印X方向に
移動自在となるようにレンズ鏡筒沈胴部14が設けられ
ており、このレンズ鏡筒沈胴部14の前面側の表面に
は、所定の位置に沈胴操作部21bが設けられている。
したがって、沈胴操作部21bが操作されると、その作
用は沈胴レンズ枠21に及ぶようになっている。
【0037】本電子カメラ1の筐体内部には、図2に示
すように、その略中央部の所定の位置に、複数の回路基
板15が当該電子カメラ1の奥行方向に沿う方向に積層
するようにして配設されている。
【0038】回路基板15には、外装部材11の表面上
に配設されるレリーズボタン12等の各種の操作部材
(レリーズボタン12以外は図示せず)に連動し、対応
する所定の指示信号を発生させる操作スイッチ(図示せ
ず)等や、本電子カメラ1の制御回路・電源回路・画像
信号処理回路等を構成する各種の電気部品が実装されて
いる。したがって、これによりレリーズボタン12等の
操作部材が本電子カメラ1の使用者によって操作される
と、その操作に応じた所定の指示信号が発生するように
なっている。
【0039】また、回路基板15には、レンズユニット
2に設けられる電気基板であって、被写体光束を受けて
光電変換を行なう撮像素子等(図示せず)が実装される
撮像基板28等が電気的に接続されている。
【0040】本電子カメラ1の内部であって、一端部近
傍の所定の位置、即ち上述の回路基板15の両端部に形
成される空間のうちの一端部の空間には、当該電子カメ
ラ1の主電源となる電池16が配置されている。この電
池16と回路基板15とは、図示されていないが所定の
電源接続線によって電気的に接続されている。これによ
り、電池16の電力が回路基板15上に実装される所定
の電源回路を介して本電子カメラ1の電気構成部材へと
供給されるようになっている。
【0041】また、本電子カメラ1の内部空間における
他方の端部の空間には、上述のレンズユニット2が固設
されている。このレンズユニット2には、対物光学系2
1a等の複数の光学レンズ等からなる撮影光学系やこの
撮影光学系の光軸を所定の位置で折り曲げる反射鏡40
等の光学部材と、これらの光学部材等をそれぞれ支持す
る構成部材、例えば対物光学系21aを保持するレンズ
枠である沈胴レンズ枠21・反射鏡40を回動自在に支
持する反射鏡支持部材42等の構成部材等と、撮像基板
28や電源切換手段である電源スイッチ30等の電気部
材等が、それぞれ所定の位置に配設されている。
【0042】次に、本実施形態の電子カメラ1に適用さ
れるレンズユニット2の構成について、以下に詳述す
る。上述したように本電子カメラ1の内部には、レンズ
ユニット2が所定の位置に配設されている。このレンズ
ユニット2は、図3・図4に示すように撮影に寄与する
複数のレンズ群(21a・22a・23a・24a)
と、これらのレンズ群をそれぞれ保持する複数のレンズ
枠(21・22・23・24)と、これらのレンズ枠の
うちの一部(22・23)を所定の方向へと移動させる
ためのレンズ枠駆動機構と、所定のレンズ枠(21)を
所定の方向において移動自在となるように支持するレン
ズ枠沈胴機構と、当該レンズユニット2の撮影光学系へ
と入射する光束の光軸を折り曲げて、当該光束を撮像素
子(図示せず)の受光面のがわへと導く反射部材である
反射鏡40と、この反射鏡40を回動自在に支持する反
射鏡支持部材42等によって構成される。
【0043】本レンズユニット2の具体的な構成は、次
に示す通りである。即ち、当該レンズユニット2を構成
する各種の構成部材は、図3・図4に示すようにレンズ
ユニット基台(以下、単に基台という)25の上面の所
定の位置にそれぞれ配設されている。
【0044】当該レンズユニット2における撮影光学系
は、いわゆる折り曲げ光学系であって、その具体的な構
成は、本電子カメラ1の前面側の所定の位置に設けられ
るレンズ群であって、自己の光軸O1に沿う方向へと移
動自在となるように配設される対物光学系21a(沈胴
レンズ群)と、この対物光学系21aを透過した光束受
けてこれを所定の方向へと導くべく、当該対物光学系2
1aの光軸O1を折り曲げる反射部材である反射鏡40
と、この反射鏡40によって折り曲げられた後の光軸O
2の延長上に設けられ、所定の指示信号に基づいて光軸
O2に沿う方向へと移動することによって変倍動作に寄
与する変倍系レンズ群22aと、焦点調節動作を行なう
と共に、変倍動作に伴って生じる焦点調節状態のずれを
補正する補正系レンズ群23aと、最終的に被写体像を
撮像素子(図示せず)の受光面上に結像させる固定レン
ズ群24a等の複数の光学部材等によって構成されてい
る。
【0045】そして、これらの光学部材等は、最も被写
体寄りの位置から撮像素子の側に向けて対物光学系21
a・反射鏡40・変倍系レンズ群22a・補正系レンズ
群23a・固定レンズ群24aの順に配置されている。
また、固定レンズ群24aの後方の位置には、撮像素子
(図示せず)を実装した撮像基板28が配設されてい
る。
【0046】つまり、撮像素子(を実装する撮像基板2
8)は、反射鏡40によって折り曲げられた後の光軸O
2の延長線上に配置されている。したがって、これによ
り本電子カメラ1の前面に対向する位置に存る被写体か
らの光束は、当該撮影光学系の対物光学系21a(沈胴
レンズ群)へと入射し、この対物光学系21aを透過し
た後、光軸O1・O2の延長上に設けられる反射鏡40
によって、光軸O1が光軸O2方向に折り曲げられて各
レンズ群22a・23a・24aを透過した後、撮像素
子(撮像基板28)の受光面に照射されるように構成さ
れている。
【0047】撮像基板28の端部には、コネクタ部28
aが実装されており、このコネクタ部28aに接続され
るフレキシブルプリント基板28b等を介して撮像基板
28は、画像信号処理回路等を実装した回路基板15と
電気的に接続されている。
【0048】反射鏡40は、反射鏡支持部材42によっ
て回動自在に支持されており、この反射鏡支持部材42
は、基台25の上面側の一端部近傍における所定の位置
に固定保持されている。
【0049】この反射鏡支持部材42の近傍であって、
本電子カメラ1の前面寄りの位置には、沈胴レンズ枠2
1を光軸O1に沿う方向に移動自在に支持するレンズ枠
沈胴機構が設けられている。
【0050】一方、基台25の他端部近傍には、固定レ
ンズ群24aを保持する固定枠24が配設されている。
これによって、固定レンズ群24aは、基台25の上面
の所定の位置に固定保持されている。
【0051】そして、反射鏡支持部材42と固定枠24
との間には、二本のガイド軸である駆動軸26及び案内
軸27が懸架されている。この二本のガイド軸のうち駆
動軸26は、後述するように変倍レンズ枠22と補正レ
ンズ枠23とが移動する際に、光軸O2に沿う方向へと
移動するように案内するための主ガイド軸としての役目
をするものである。
【0052】また、案内軸27は、変倍レンズ枠22と
補正レンズ枠23とが駆動軸26を中心として回転する
のを防ぐ役目をすると共に、両枠22・23が光軸O2
に沿う方向へと移動する際の案内をする副ガイド軸とし
ての役目をするものである。
【0053】駆動軸26の一端部は、反射鏡支持部材4
2の近傍に設けられ、反射鏡40によって折り曲げられ
た後の光束の進行方向のがわの所定の位置において基台
25と一体に形成される壁部20の所定の位置において
回動自在に軸支されている。
【0054】一方、駆動軸26の他端部は、固定枠24
の所定の位置において回動自在に軸支されている。この
場合において、駆動軸26の他端部は、固定枠24の所
定の部位を貫通しており、当該駆動軸26の先端部が固
定枠24の外方に突出している。そして、この駆動軸2
6の突出先端部には、駆動歯車26bが固設されてい
る。
【0055】また、案内軸27は、一端部が壁部20の
所定の位置において、例えばねじ部材等の所定の手段に
よって固定支持されており、他端部は、固定枠24の所
定の位置において、例えばねじ部材等の所定の手段によ
って同様に固定支持されている。
【0056】ここで、本レンズユニット2へと入射する
光束において、入射側(被写体側)の光軸は、図3・図
4に示すように符号O1で示し、この符号O1で示され
る光軸を第1の光軸というものとする。また、この第1
の光軸O1に対して直交する光軸は、図3・図4に示す
ように符号O2で示し、この符号O2で示される光軸を
第2の光軸というものとする。この第2の光軸O2は、
反射鏡40によって折り曲げられた後の光束の光軸であ
って、変倍系レンズ群22a・補正系レンズ群23a・
固定レンズ群24aの略中心を透過して撮像基板28上
の撮像素子(図示せず)へと至る光束の中心軸となって
いる。
【0057】駆動軸26及び案内軸27は、変倍系レン
ズ群22aを固定保持する変倍レンズ枠22と、補正系
レンズ群23aを固定保持する補正レンズ枠23とのそ
れぞれが光軸O2に沿う方向に独立して移動し得るよう
に、両枠22・23を支持している。
【0058】この場合において、補正レンズ枠23の一
方の支持端部23dには、光軸O2に沿う方向に形成さ
れる貫通孔が穿設されている。この貫通孔に対して駆動
軸26は回動自在に挿通している。
【0059】また、補正レンズ枠23には、一方の支持
端部23dの近傍における所定の位置にカムピン23b
が植設されており、当該カムピン23bの先端部は、支
持端部23dを貫通し、上述の補正レンズ枠23の貫通
孔の内部に突設されている。
【0060】一方、駆動軸26の周面上の一部には、駆
動溝であるカム溝26aが設けられている。そして、こ
のカム溝26aに対して上述のカムピン23bがカム係
合している。なお、このカム溝26aは、補正レンズ枠
23の近傍における駆動軸26の周面上の所定の範囲に
わたって形成されている。
【0061】このように、カム溝26aと補正レンズ枠
23のカムピン23bとがカム係合しているので、駆動
軸26が回動されると補正系レンズ群23aは所定の方
向(光軸O2に沿う方向。図3・図4の矢印X方向)に
移動するようになっている。
【0062】また、補正レンズ枠23の他端部には、断
面が略U字形状となる軸受部23eが形成されており、
この軸受部23eの内部に案内軸27が配置されてい
る。この場合において、案内軸27は、駆動軸26を回
転中心とする補正レンズ枠23の回転を防ぐと共に、同
補正レンズ枠23の光軸O2に沿う方向への移動を案内
する役目をしている。
【0063】したがって、駆動軸26がレンズ枠駆動機
構(後述するアクチュエータ32等)によって回動され
たときには、この回動動作に伴って補正レンズ枠23
は、光軸O2に沿う方向(矢印X方向)に移動するよう
になっている。
【0064】一方、変倍レンズ枠22の一方の支持端部
22dには、上述の補正レンズ枠23の貫通孔と同様の
貫通孔が光軸O2に沿う方向に穿設されている。この貫
通孔に対して駆動軸26が回動自在に挿通している。
【0065】また、変倍レンズ枠22にも、所定の位置
にカムピン22bが配設されており、当該カムピン22
bの先端部は、駆動軸26の周面上の一部に設けられる
駆動溝、即ちカム溝26cにカム係合している。このカ
ム溝26cは、変倍レンズ枠22が配置される近傍にお
ける駆動軸26の周面上の所定の範囲にわたって形成さ
れている。これにより、カム溝26cと変倍レンズ枠2
2のカムピン22bとがカム係合しているので、駆動軸
26が回動されると変倍系レンズ群22aは所定の方向
(光軸O2に沿う方向。図3・図4の符号X方向)に移
動するようになっている。
【0066】また、変倍レンズ枠22の他端部には、上
述の補正レンズ枠23と同様に、断面が略U字形状とな
る軸受部22eが形成されており、この軸受部22eの
内部には、案内軸27が配置されている。
【0067】この場合において、案内軸27は、駆動軸
26を回転中心とする変倍レンズ枠22の回転を防ぐと
共に、同変倍レンズ枠22の光軸O2に沿う方向への移
動を案内する役目をしている。
【0068】したがって、駆動軸26が所定のレンズ枠
駆動機構(後述するアクチュエータ32等)によって回
動されたときには、この回動動作に伴って変倍レンズ枠
22は、光軸O2に沿う方向(矢印X方向)に移動する
ようになっている。
【0069】駆動軸26の駆動歯車26bの近傍には、
被駆動要素である補正レンズ枠23及び変倍レンズ枠2
2を光軸O2に沿う方向に移動させるためのレンズ枠駆
動機構の一部を構成するアクチュエータ32等が配設さ
れている。このアクチュエータ32は、基台25の上面
における所定の位置に固設されている。
【0070】アクチュエータ32の回動軸の先端部に
は、駆動歯車32aが固設されている。この駆動歯車3
2aは、駆動軸26の駆動歯車26bに噛合している。
したがって、これによりアクチュエータ32の駆動力
は、駆動軸26へと伝達され、これを所定の方向へと回
動させ得るようになっている。
【0071】そして、駆動軸26が回動すると、当該駆
動軸26のカム溝26aと補正レンズ枠23のカムピン
23bとの作用によって補正レンズ枠23が、光軸O2
に沿う方向(図3・図4の矢印X方向)へと移動するよ
うになっている。また、これと同時に、駆動軸26のカ
ム溝26cと変倍レンズ枠22のカムピン22bとの作
用によって変倍レンズ枠22も光軸O2に沿う方向(矢
印X方向)へと移動するようになっている。
【0072】そして、基台25の上面において、レンズ
枠駆動機構の設けられているがわとは反対側の端部近傍
の所定の位置には、上述したように反射鏡40を支持す
る反射鏡支持部材42等からなる反射鏡退避駆動機構が
固設されている。
【0073】この反射鏡退避駆動機構は、図5に示すよ
うに構成されている。なお、当該反射鏡退避駆動機構
は、反射鏡40を回動自在に支持することで、本電子カ
メラ1の状態に応じて反射鏡40の配置を変位させるこ
とができるようにするための機構である。
【0074】具体的には、反射鏡退避駆動機構は、本電
子カメラ1が撮影状態にある時には、反射鏡40によっ
て被写体からの光束(被写体光束)を略直角方向に折り
曲げて、撮像素子(図示せず)の受光面のがわへと導き
得る所定の反射位置に反射鏡40を配置する一方、本電
子カメラ1が非撮影状態にある時には、沈胴レンズ枠2
1の沈胴動作に応じて反射鏡40を移動させ、当該反射
鏡40を所定の退避位置に配置する役目をするものであ
る。
【0075】反射鏡退避駆動機構は、図5に示すように
反射鏡40と、この反射鏡40を保持する枠部材である
反射鏡基台41と、この反射鏡基台41を回動自在に支
持する反射鏡支持部材42等によって構成されている。
【0076】反射鏡40は、被写体からの光束を受光し
た後、当該光束を所定の方向へ反射し得る鏡面を備えた
板状部材であって、受光した光束を所定の方向へと反射
させることによって、光束の進行方向を折り曲げる役目
をするものである。
【0077】この反射鏡40は、略同形状の反射鏡基台
41によって保持されている。この反射鏡基台41の両
側縁部の略中央には、鏡保持部41bが形成されてお
り、この鏡保持部41bが反射鏡40を挟持すること
で、当該反射鏡基台41に対して反射鏡40を固定保持
するようになっている。
【0078】反射鏡基台41の四つの隅部には、凸切片
41a・41fが形成されている。この凸切片41a・
41fは、それぞれが反射鏡基台41の基準面、即ち反
射鏡40が配置される面に対して後方に向けて角度略9
0度折り曲げられた形態で設けられている。そして、各
凸切片41a・41fには、孔が形成されている。
【0079】一方、反射鏡支持部材42は、平板上の部
材を折り曲げた形態からなり、対向するように配置され
る一対の立ち曲げ部42aとこれを連結する床部42b
とによって形成されている。
【0080】床部42bの一側縁部には、当該床部42
bと同平面に延出する凸切片42eが設けられており、
この凸切片42eには、略中央部に孔が穿設されてい
る。この孔には、ねじ等の締結部材が貫通するようにな
っている。つまり、この凸切片42eは、ねじ等の締結
部材を用いて反射鏡支持部材42を基台25の所定の位
置に固設するための固定部となっている。
【0081】立ち曲げ部42aの一方の端部には、軸部
材43が懸架されるようになっている。この軸部材43
には、反射鏡基台41の一端部が反射鏡40を保持した
状態で回動自在となるように軸支されている。
【0082】具体的には、反射鏡基台41の一側縁部に
形成される一対の凸切片41fの孔に対して軸部材43
が回動自在に貫通しており、さらに軸部材43は、立ち
曲げ部42aの一端部に穿設される孔42fに係合して
いる。これにより反射鏡基台41は、反射鏡支持部材4
2に対し軸部材43を回転中心として回動自在となって
いる。
【0083】また、軸部材43には、その略中央部近傍
にコイルばね等の付勢部材45が巻回されている。この
付勢部材45の一端は、反射鏡支持部材42の床部42
bによって係止され、他端は、反射鏡基台41の裏面に
よって係止されるようになっている。そして、このとき
付勢部材45による付勢力は、反射鏡支持部材42に対
して反射鏡基台41を離間させる方向に働いている。
【0084】即ち、付勢部材45は、反射鏡基台41の
反射位置を維持する方向への付勢力を有している。した
がって、これにより反射鏡基台41には、軸部材43を
中心として図5の矢印R1に示す方向への回動力量が作
用している。
【0085】一方、反射鏡基台41の他方の縁部に形成
される一対の凸切片41aのそれぞれには、ピン44が
外方に向けて突出するように固設されている。このピン
44は、反射鏡支持部材42の立ち曲げ部42aの他端
部に穿設される略台形状の台形孔42cの内部に配置さ
れており、反射鏡基台41が回動するのに伴って、ピン
44は、台形孔42cの内部を移動するようになってい
る。
【0086】上述したように、反射鏡基台41には、図
5の矢印R1方向への付勢部材45の付勢力が作用して
いるのであるが、ピン44が台形孔42cの内部に配置
されている。このことから、通常の状態においては、ピ
ン44が台形孔42cの上縁部42dに当接すること
で、反射鏡基台41の回動が規制されるようになってい
る。
【0087】なお、通常の状態にあるときには、即ち本
電子カメラ1の撮影状態に設定されたとき(図3の状態
にあるとき)には、反射鏡基台41によって保持される
反射鏡40は、光軸O1及び光軸O2のそれぞれに対し
て角度略45度の傾斜角度を有するように配置されるこ
とになる。
【0088】換言すれば、この通常状態においては、反
射鏡40の反射面は、光軸O1の延長線上に位置する被
写体と、光軸O2の延長線上に位置する各レンズ(22
a・23a・24a)及び撮像基板28の撮像素子(図
示せず)とに対してそれぞれ角度45度の傾斜角度で対
向する位置に配置されている。
【0089】図3・図4に戻って、反射鏡退避駆動機構
の前面側、即ち被写体からの光束が入射する側であっ
て、反射鏡40に対向する所定の位置には、対物光学系
21aを保持する沈胴レンズ枠21が光軸O1に沿う方
向に移動自在となるように配設されている。
【0090】そのために、沈胴レンズ枠21を摺動自在
に支持するための二本の支軸33が、反射鏡支持部材4
2の立ち曲げ部42aのそれぞれの外縁側近傍におい
て、基台25に対して植設されている。
【0091】沈胴レンズ枠21の一方の側縁部には、断
面が略L字形状となる一腕部21nが一体的に形成され
ている。この一腕部21nは、光軸O1を含む平面に対
して略直交する方向であって沈胴レンズ枠21から外部
に向けて突出する突出部位21eと、この突出部位21
eの先端部から光軸O1に沿う方向であって、基台25
側に向けて突出する部位であり、後述するように沈胴レ
ンズ枠21を沈胴位置に規制する係止溝部21ggを備
えた被係止部材21gと、突出部位21eの先端部から
光軸O1を含む平面に対して略直交する方向へと突出す
るように形成され、後述するように沈胴動作に連動して
反射鏡基台41のピン44に作用することで反射鏡40
を収納し所定の退避位置へと移動させるために係合部で
ある係合凸部21fとによって形成されている。
【0092】そして、この一腕部21nの先端部近傍に
は、孔が穿設されており、この孔に対して一方の支軸3
3が摺動自在に嵌合している。
【0093】また、沈胴レンズ枠21の他方の側縁部に
は、他腕部21dが一体的に形成されている。この他腕
部21dは、光軸O1を含む平面に対して略直交する方
向であって沈胴レンズ枠21から外部に向けて突出する
ように形成されている。またこの他腕部21dの先端部
近傍には、沈胴レンズ枠21の沈胴動作に連動して後述
する電源スイッチ30に作用するスイッチ作用部21c
が形成されている。
【0094】そして、この他腕部21dの先端部近傍に
は、孔が穿設されており、この孔に対して他方の支軸3
3が摺動自在に嵌合している。
【0095】さらに、一方の支軸33には、伸長性のコ
イルばね等の弾性部材36が巻回されている。したがっ
て、二本の支軸33によって摺動自在に支持される沈胴
レンズ枠21は、通常の状態においては、光軸O1に沿
う方向であって、図3・図4の矢印Y1方向へと付勢さ
れている。つまり、弾性部材36は、沈胴レンズ枠21
の使用位置を維持する方向への付勢力を有している。
【0096】なお、基台25上の所定の位置に形成され
る壁部20には、その上縁部から光軸O1を含む平面に
対して略直交する方向であって沈胴レンズ枠21の一腕
部21n寄りの位置に、係止腕部20aと壁部20に設
けられたピンを挿通する位置決め用孔及びねじ20c
(締結部材)を挿通する締結用孔を有する締結部20b
とからなる係止部材が締結部材(20c)によって当該
壁部20と一体となるように取り付けられている。この
係止腕部20aは、沈胴レンズ枠21の一腕部21nの
移動軌跡上に設けられている。
【0097】したがって、この係止腕部20aは、弾性
部材36の作用によって光軸O1に沿う方向へと移動す
る沈胴レンズ枠21の一腕部21nに当接することで、
沈胴レンズ枠21の移動を規制し、これを所定の位置
(使用位置)に位置決めする役目をしている。
【0098】沈胴レンズ枠21の一腕部21nの突出部
位21eの先端部に設けられる係合凸部21fは、光軸
O1に沿う方向であって図3・図4の矢印Y2方向へと
沈胴レンズ枠21が移動したときに、ピン44に係合し
得る位置に設けられている。
【0099】したがって、沈胴レンズ枠21が使用位置
(図3の状態)から沈胴位置(図4の状態)へと移動さ
れた際には、係合凸部21fがピン44に係合し、これ
を押し下げるようになっている。これによって、反射鏡
基台41(反射鏡40)は、沈胴レンズ枠21の沈胴動
作に伴って軸部材43を中心として回動しながら移動
し、所定の退避位置に収納されるようになっている。こ
こで、本実施形態における反射鏡基台41(反射鏡4
0)が収納される所定の退避位置とは、反射鏡支持部材
42の床部42bの近傍の位置である。
【0100】一方、沈胴レンズ枠21の一腕部21nの
被係止部材21gに対向する基台25上の所定の位置に
は、所定のときに当該被係止部材21gの係止溝部21
ggに係合する係止部材35が配設されている。
【0101】この係止部材35は、図6に示すように断
面が略L字形状からなる部材であって、長腕部側の先端
部には、所定のときに上述の係止溝部21ggに係合し
得る形状の係止爪部35aが形成されている。また、短
椀部側には、当該係止部材35の回動を規制する回動規
制部35bが形成されている。そして、当該係止部材3
5の基端部には、貫通孔35cが穿設されている。
【0102】一方、基台25上の所定の位置には、係止
部材35を回動自在に保持する取付部25aが設けられ
ており、この取付部25aには貫通孔25bが穿設され
ている。そして、取付部25aの貫通孔25bと係止部
材35の貫通孔35cには、軸部材37が挿通してい
る。さらに、この軸部材37には、その略中央部近傍に
コイルばね等の付勢部材46が巻回されている。
【0103】この付勢部材46の一端は、係止部材35
の長腕部の所定の位置に係止されており、他端は、基台
25の上面に係止されている。この場合において、付勢
部材46による付勢力は、係止部材35を図6の矢印R
2で示す方向へと回動させるように作用している。そし
て、係止部材35の回動規制部35bが基台25の上面
に当接することによって、その回動が規制されている。
【0104】なお、係止爪部35aは、所定のときに上
述の係止溝部21ggに係合することによって、沈胴レ
ンズ枠21を所定の位置(沈胴位置)に位置決めする役
目をするものである。
【0105】つまり、係止爪部35aを有する係止部材
35と沈胴レンズ枠21側の被係止部材21gとが所定
のときに係合することによって当該沈胴レンズ枠21を
保持するようになっている。このように、係止部材35
と被係止部材21gは、沈胴レンズ枠21の沈胴位置を
維持する保持手段を構成している。
【0106】また、電源スイッチ30は、例えば弾力性
を有する薄板状の金属片が二枚一対で構成され、二枚の
金属片が接触することで、電気的導通が得られるように
構成される一般的な形態のスイッチである。この電源ス
イッチ30は、基台25の端部に配置されるスイッチ支
持部材31によって保持されている。
【0107】この電源スイッチ30は、沈胴レンズ枠2
1の他腕部21dのスイッチ作用部21cが沈胴レンズ
枠21の沈胴動作に連動して移動する際の軌跡上に配設
されている。
【0108】したがって、沈胴レンズ枠21が図3に示
す撮影状態にあるときには、電源スイッチ30の切片が
接触状態を維持し得るように、電源スイッチ30とスイ
ッチ作用部21cとは離間された状態にある。
【0109】一方、図4に示す沈胴状態となったときに
は、スイッチ作用部21cが電源スイッチ30の一方の
切片を矢印Y2方向へと押圧するようになっている。し
たがって、これにより電源スイッチ30の接触状態は解
除されるようになっている。
【0110】このように構成された本実施形態の本電子
カメラ1におけるレンズユニット2の作用を、以下に説
明する。本電子カメラ1が非使用状態(非撮影状態)に
あるとき、即ち沈胴レンズ枠21(対物光学系21a)
が図4に示す沈胴状態にあるときに、これを図3に示す
使用状態(撮影状態)とするためには、次のような操作
を行なう。
【0111】まず、本電子カメラ1が非使用状態(非撮
影状態)にあるときには、沈胴レンズ枠21(対物光学
系21a)は、所定の沈胴位置に配置された状態にあ
る。つまり、沈胴レンズ枠21(対物光学系21a)
は、電子カメラ1の筐体内部の所定の沈胴位置に収納さ
れている状態である。
【0112】沈胴レンズ枠21には、弾性部材36の付
勢力が作用している。この弾性部材36の付勢力は、本
電子カメラ1をその前面側、即ち被写体側に向けて突出
させるように作用している。しかし、この非使用状態に
あるときには、係止部材35の係止爪部35aと被係止
部材21gの係止溝部21ggとが係合していることに
よって、弾性部材36の付勢力が規制されている。これ
によって、沈胴レンズ枠21は沈胴位置を維持してお
り、本電子カメラ1は、図4に示す沈胴状態を維持して
いる。なお、このときの係止爪部35aと係止溝部21
ggとの係合状態は、図7(B)に示す通りである。
【0113】これと同時に、反射鏡基台41は、付勢部
材45の付勢力に抗して反射鏡支持部材42の床部42
bと略並行となる所定の退避位置に配置されている。つ
まり、この状態では、沈胴位置にある沈胴レンズ枠21
の係合凸部21fがピン44を押圧していることによっ
て、反射鏡基台41の退避位置が維持されている。
【0114】本電子カメラ1の沈胴レンズ枠21が上述
の沈胴状態(図4の状態)にあるときに、本電子カメラ
1の使用者は、沈胴操作部21b(図1参照)を弾性部
材36の付勢力に抗して押圧する。すると、その力量を
受けて沈胴レンズ枠21は、まず図4の矢印Y2方向に
若干量だけ沈みこむ(図7(C)の符号D2参照)。こ
れに伴って係止部材35は、付勢部材46の付勢力に抗
して図7(C)の矢印R3方向へと所定量だけ回動す
る。
【0115】こうして、図7(B)の状態から図7
(C)の状態に変位する。つまり、係止部材35の係止
爪部35aと被係止部材21gの係止溝部21ggとの
係合状態が解除される。これにより、弾性部材36の付
勢力に対する規制が解除されることになる。
【0116】したがって、沈胴レンズ枠21は、弾性部
材36の付勢力によって、光軸O1に沿う方向であっ
て、図4の矢印Y1方向へと繰り出し移動する。そし
て、沈胴レンズ枠21の一腕部21nの突出部位21e
が係止腕部20aに当接する。これにより、沈胴レンズ
枠21の移動が規制される。このときの位置が、本電子
カメラ1における沈胴レンズ枠21の所定の使用位置と
なる。
【0117】このようにして沈胴レンズ枠21が繰り出
され、所定の使用位置に配置されると、この位置におい
て沈胴レンズ枠21は位置決めされる。
【0118】また、沈胴レンズ枠21の移動に伴って係
合凸部21fも同方向へと移動する。すると、反射鏡基
台41は、付勢部材45の付勢力によって図5の矢印R
1方向への回動を始める。したがって、当該反射鏡基台
41に一体に配設されているピン44は、係合凸部21
fとの当接状態を維持しながら同方向へと移動する。
【0119】そして、ピン44が台形孔42cの上縁部
42dに当接する。この時点で反射鏡基台41の回動が
規制される。これにより、反射鏡基台41は、所定の使
用位置に位置決めされる。
【0120】さらに、沈胴レンズ枠21が使用位置に配
置されたときには、スイッチ作用部21cが離間して電
源スイッチ30の切片が接触することによって、本電子
カメラ1の主電源が開状態となる。このようにして、図
7(C)の状態から図7(A)の状態へと変位し、本電
子カメラ1は撮影状態となる。
【0121】次に、本電子カメラ1が撮影状態から非撮
影状態である沈胴状態へと変位する場合の作用は、次の
通りである。本電子カメラ1の沈胴レンズ枠21が撮影
状態(図3の状態)にあるときに、本電子カメラ1の使
用者は、沈胴操作部21b(図1参照)を弾性部材36
の付勢力に抗して押圧する。すると、その力量を受けて
沈胴レンズ枠21は、図3の矢印Y2方向に沈みこむ。
これに伴って係止部材35は、付勢部材46の付勢力に
抗して図7(C)の矢印R3方向と同方向へと所定量だ
け回動する。このとき被係止部材21gの先端部は、係
止部材35の係止爪部35aの当接しながら移動する。
そして、沈胴レンズ枠21が図7(B)の符号D1で示
す量だけ沈みこむと、係止部材35の係止爪部35a
は、係止溝部21ggに係合する。これにより、沈胴レ
ンズ枠21は、所定の沈胴位置に位置決めされる。
【0122】また、沈胴レンズ枠21の沈胴動作に連動
して、反射鏡基台41は、付勢部材45の付勢力によっ
て回動し反射位置から退避位置へと移動する。つまり、
沈胴レンズ枠21が沈胴するのに伴って、沈胴レンズ枠
21の係合凸部21fがピン44を押圧することによっ
て、反射鏡基台41は、付勢部材45の付勢力に抗して
図5のR1方向とは反対方向に回動する。そして、沈胴
レンズ枠21が沈胴位置に配置されると、反射鏡基台4
1もまた、その退避位置に配置される。
【0123】つまり、沈胴レンズ枠21が係止爪部35
aと係止溝部21ggとの係合作用によって所定の沈胴
位置に位置決めされると、沈胴レンズ枠21の係合凸部
21fとピン44とが当接していることから、反射鏡基
台41もまた、その退避位置に位置決めされることにな
る。
【0124】さらに、沈胴レンズ枠21が沈胴するとき
には、当該沈胴レンズ枠21のスイッチ作用部21cが
電源スイッチ30に作用する。これにより、本電子カメ
ラ1の主電源が閉状態となる。
【0125】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、折り曲げ光学系を採用した電子カメラにおい
て、撮影光学系の一部を必要に応じて沈胴させ得る沈胴
機構を適用することができるので、電子カメラのさらな
る小型化及び薄型化を図ることができる。
【0126】この沈胴機構による沈胴動作は、レンズ鏡
筒沈胴部14(沈胴レンズ枠21)の前面の所定の位置
を手動操作によって押し込む操作のみで、沈胴レンズ枠
21の沈胴動作と繰り出し動作とを簡単に行なうことが
できるので、操作性を損なうことがない。
【0127】また、沈胴レンズ枠21の沈胴動作及び繰
り出し動作に連動させて、電子カメラ1の電源スイッチ
30の状態が切り換わるように構成したので、操作性の
向上に寄与することができる。つまり、沈胴レンズ枠2
1の手動操作のみで電子カメラ1の状態設定(非使用状
態又は使用状態の切り換え)を行なうのと同時に、電源
状態の切り換えも行われることになるので、操作性の向
上に寄与することができ、よって良好な使用感を得るこ
とができる。また、電子カメラ1を非使用状態から使用
状態となるように設定する際には、一つの操作を行なう
のみであるので、迅速に撮影状態に移行することができ
る。
【0128】そして、沈胴レンズ枠21の前面には、沈
胴操作部21bを設け、この沈胴操作部21bを操作す
ることによってレンズ鏡筒沈胴部14(沈胴レンズ枠2
1)が移動するように構成したので、対物光学系21a
の前面に触れてしまうことなく、手動による沈胴レンズ
枠21の沈胴動作及び繰り出し動作を実行することがで
きる。
【0129】また、沈胴レンズ枠21は、弾性部材36
の付勢力によって常に使用位置となるように付勢されて
おり、反射鏡40は、付勢部材45の付勢力によって常
に反射位置となるように回動付勢されているので、極め
て容易な操作を行なうのみで、沈胴レンズ枠21を沈胴
状態から使用状態へと移動させるのと同時に、反射鏡4
0を反射位置に配置することができる。つまり、本電子
カメラ1においては、極めて簡単な操作で非使用状態か
ら使用状態へと移行させることができる。
【0130】さらに、沈胴レンズ枠21の沈胴動作及び
繰り出し動作のためのアクチュエータ等の電気的な駆動
手段を省略すると共に、簡単な構成によって沈胴機構を
実現したので、構成部材の削減化及び装置の小型化に寄
与することができると共に、電子カメラの省電力化にも
寄与することができる。
【0131】また、沈胴レンズ枠21には、反射鏡基台
41(枠部材)の一部に係合する係合凸部21f(係合
部)を設けたので、沈胴レンズ枠21の沈胴位置への移
動に際しては、係合凸部21fが反射鏡支持部材42の
一部に係合し、これにより反射鏡40が収納位置から退
避位置へと移動するように構成している。このように、
沈胴レンズ枠21と反射鏡支持部材42とを連動させる
ための機構を単純な構成としたので、沈胴レンズ枠21
の沈胴機構の簡素化を容易に実現している。
【0132】さらにまた、沈胴レンズ枠21が使用位置
へと移動するのに応じて反射鏡40を反射位置へと移動
させて、撮影光学系(レンズ群)を透過した後の光束が
撮像素子の側へと導かれるように構成される一方、沈胴
レンズ枠21が沈胴位置へと移動するのに応じて反射鏡
40は所定の退避位置へと移動するように構成されてい
る。これにより、電子カメラ1の筐体内部の沈胴位置に
沈胴レンズ枠21を収納し配置するために必要となる所
定の収納空間を、容易に確保することができる。
【0133】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、沈胴
式のレンズ鏡筒を備えた電子カメラにおいて、レンズ鏡
筒を沈胴させるための機構をより簡単な構成で実現し、
これを採用する電子カメラの小型化及び薄型化を実現す
るのと同時に、省電力化を実現し得る電子カメラを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子カメラの外観を
示す斜視図。
【図2】図1の電子カメラの主な内部構成部材を概略的
に示す透視図。
【図3】図1の電子カメラにおけるレンズユニットの主
要構成部材を取り出して示す斜視図であって、本レンズ
ユニットの撮影状態を示す図。
【図4】図1の電子カメラにおけるレンズユニットの主
要構成部材を取り出して示す斜視図であって、本レンズ
ユニットの沈胴状態を示す図。
【図5】図1の電子カメラにおけるレンズユニットの一
部であって、反射鏡とその収納駆動機構を構成する部材
のみを取り出して拡大して示す要部拡大分解斜視図。
【図6】図1の電子カメラにおけるレンズユニットの一
部であって、沈胴レンズ枠の沈胴機構を構成する主要部
材のみを取り出して拡大して示す要部拡大分解斜視図。
【図7】図1の電子カメラのレンズユニットにおける沈
胴レンズ枠の沈胴機構の作用を示す図。
【符号の説明】
1……電子カメラ 2……撮影レンズユニット 20a……係止腕部(沈胴レンズ枠の使用位置の位置決
め部) 21……沈胴レンズ枠(レンズ枠) 21a……対物光学系(レンズ群;沈胴レンズ群) 21b……沈胴操作部(操作部) 21f……係合凸部(係合部;反射鏡の位置決め部) 21g……被係止部材(保持手段;沈胴レンズ枠の非使
用位置の位置決め部材) 21gg……係止溝部 25……基台 28……撮像基板(撮像素子) 30……電源スイッチ(電源切換手段) 35……係止部材(保持手段;沈胴レンズ枠の非使用位
置の位置決め部材) 35a……係止爪部 36……(レンズ枠の)弾性部材 40……反射鏡 41……反射鏡基台(枠部材) 42……反射鏡支持部材 44……ピン(反射鏡の位置決め部) 45……(反射鏡の)付勢部材 O1・O2……光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 G02B 7/04 E D Fターム(参考) 2H044 BD07 BD11 BE02 BE08 2H100 AA11 AA32 AA33 BB05 BB06 CC07 DD08 DD09 2H101 BB07 BB08 BB09 DD42 DD43 DD62 DD65 5C022 AA00 AB40 AB67 AC54 AC74 AC78 CA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光軸に沿って被写体側から入射
    する光束を取り込むレンズ群と、 上記レンズ群を保持し、筐体から突出する使用位置と筐
    体内部に向けて沈胴する沈胴位置との間を上記第1の光
    軸に沿う方向に手動によって移動可能に設けられるレン
    ズ枠と、 上記レンズ群を透過した光束を上記第1の光軸に対して
    交差する第2の光軸に沿う方向へと折り曲げる反射鏡
    と、 上記反射鏡によって折り曲げられた後の光束を受光する
    撮像素子と、 を備え、 上記反射鏡は、上記レンズ枠の使用位置への移動に応じ
    て上記レンズ群を透過した後の光束を上記撮像素子側に
    導く反射位置へと移動し、上記レンズ枠の沈胴位置への
    移動に応じて当該沈胴位置における上記レンズ枠の収納
    空間を確保するための退避位置へと移動するように構成
    されていることを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記レンズ枠は、当該レンズ枠の移動
    を行なうための操作部を具備していることを特徴とする
    請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記レンズ枠の手動による移動に応じ
    て、電源の開閉を切り換える電源切換手段を具備してい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子
    カメラ。
  4. 【請求項4】 上記反射鏡を保持する枠部材を備え、 上記レンズ枠には、上記枠部材の一部に係合する係合部
    が設けられ、 上記レンズ枠の沈胴位置への移動に際して上記レンズ枠
    の上記係合部が上記枠部材の一部に係合することで上記
    反射鏡が退避位置へと移動するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記
    載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 上記レンズ枠は、使用位置を維持する
    方向への付勢力を有する弾性部材によって付勢されてお
    り、 上記反射鏡は、反射位置と退避位置との間で回動自在に
    構成され、かつ反射位置を維持する方向への付勢力を有
    する付勢部材によって回動付勢されていることを特徴と
    する請求項1・2・3・4のいずれか一つに記載の電子
    カメラ。
  6. 【請求項6】 上記弾性部材の付勢力に抗して上記レ
    ンズ枠の沈胴位置を維持するために上記レンズ枠を保持
    する保持手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載
    の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 上記保持手段は、上記レンズ枠が沈胴
    位置において保持された状態で、手動操作によってさら
    に当該レンズ枠を沈胴する方向に向けて移動させること
    によって保持状態を解除するように構成されていること
    を特徴とする請求項6に記載の電子カメラ。
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