JP2011203424A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】厚み寸法を小さくすることができるプロジェクターを提供する。
【解決手段】フットユニット3は、プロジェクターの外装筐体に取り付けられ載置面に当接する。フットユニット3は、脚部本体4、操作部材5、移動部材6及び連結部材7を備える。脚部本体4は、プロジェクターの外装筐体の底面部に対して回動し、端部が当該底面部に対して近接隔離する。操作部材5は、当該プロジェクターの投射方向に沿って延出し、外面に複数のネジ山52が並設される。移動部材6は、操作部材5に沿って移動可能とし、複数のネジ山52に係合するネジ溝611が形成される。連結部材7は、脚部本体4及び移動部材6に対してそれぞれ回動可能に連結し、移動部材6の移動に応じて脚部本体4を回動させる。操作部材5は、移動部材6に対して近接隔離する第1の回動方向に回動可能に配設されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、プロジェクターとして、外装筐体の底面部に設けられ、当該プロジェクターを机等の載置面に載置する際に、載置面に当接する脚部(フット部)を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の脚部は、外装筐体の底面部に直交するように設けられている。また、この脚部は、外装筐体に対してスクリュー機構により回転可能に構成され、回転することで、外装筐体の底面部からの突出長さを変更する。
そして、利用者は、脚部を回転させて外装筐体の底面部からの突出長さを変更することで、載置面に載置されたプロジェクターの姿勢を変更し、プロジェクターからスクリーンの適切な位置に画像を投射させる。
特開2006−276189号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターでは、外装筐体の底面部に直交して配設された脚部を外装筐体内外に移動させる構成としている。このため、脚部が外装筐体内部に移動した際のスペースを確保する必要があるため、当該スペースによりプロジェクターの厚み寸法(鉛直方向に沿う方向の厚み寸法)が制限されてしまう。すなわち、プロジェクターの厚み寸法を小さくすることができない、という問題がある。
本発明の目的は、厚み寸法を小さくすることができるプロジェクターを提供することにある。
本発明のプロジェクターは、外装を構成する外装筐体と、前記外装筐体に取り付けられ、前記外装筐体を載置面に載置した際に前記載置面に当接する脚部とを備えたプロジェクターであって、前記脚部は、前記外装筐体の底面部に対して回動し、端部が前記底面部に対して近接隔離する脚部本体と、当該プロジェクターの投射方向に沿って延出し、外面に第1係合部が並設された操作部材と、前記操作部材に沿って移動可能とし、前記第1係合部に係合する第2係合部が形成された移動部材と、前記脚部本体及び前記移動部材に対してそれぞれ回動可能に連結し、前記移動部材の移動に応じて前記脚部本体を回動させる連結部材とを備え、前記操作部材は、前記移動部材に対して近接隔離する第1の回動方向に回動可能に配設されていることを特徴とする。
本発明では、脚部は、外装筐体の底面部に対して回動して近接隔離させる脚部本体を備え、脚部本体を回動させることで、底面部及び載置面の成す角度が変化し、プロジェクターの姿勢を変更することができる。
また、脚部は、脚部本体の他、操作部材、移動部材及び連結部材を備える。例えば、操作部材の一部を外装筐体外部に露出させることで、利用者は、操作部材を操作する(第1の回動方向に回動させる)ことができる。
そして、利用者は、操作部材を第1の回動方向に回動させて、第1係合部を第2係合部から離間(係合を解除)させれば、移動部材の移動を許容し、すなわち、脚部本体の回動を許容して、プロジェクターの姿勢を変更することができる。また、操作部材の操作を戻して第1係合部を第2係合部に係合させれば、移動部材の移動を規制し、すなわち、脚部本体の回動を規制して、プロジェクターを所望の姿勢で維持できる。
以上のことから、載置面に載置されたプロジェクターを簡単な操作で種々の姿勢に設定できる。
また、上述した操作部材は、投射方向に沿って配設されている。このため、従来のように脚部が外装筐体内部に移動した際のスペースを確保することを不要とし、プロジェクターの厚み寸法を小さくすることができる。
本発明のプロジェクターでは、前記第1係合部及び前記第2係合部は、互いに螺合する螺合構造で構成され、前記操作部材は、前記操作部材の中心軸を中心とする第2の回動方向に回動可能に配設され、前記移動部材は、前記第1係合部及び前記第2係合部が螺合した状態で、前記操作部材が前記第2の回動方向に回動した場合に、前記中心軸に沿って移動することが好ましい。
本発明では、第1係合部及び第2係合部は、上述した螺合構造で構成されている。
例えば、操作部材の一部を外装筐体外部に露出することで、利用者は、操作部材を操作する(第2の回動方向に回動させる)ことができる。このように、操作部材を第2の回動方向に回動させることにより移動部材を操作部材に沿って移動させ、当該移動部材の移動に連動させて、脚部本体の回動状態を微調整することができる。
本発明のプロジェクターでは、前記脚部は、前記脚部本体を回動可能に軸支する回動軸を有し、前記回動軸は、前記操作部材を前記第1の回動方向に回動可能に軸支することが好ましい。
本発明では、脚部本体及び操作部材は、共通の回動軸により回動可能に軸支されている。このことにより、操作部材と脚部本体のそれぞれに対して回動軸を設ける必要がなく、部品点数の削減及び省スペース化を図ることができる。
本発明のプロジェクターでは、前記脚部は、前記操作部材に接続する接続部材と、前記接続部材を前記第1の回動方向に回動可能に軸支する回動軸と、前記操作部材を前記第1の回動方向に沿って前記移動部材に向けて付勢する付勢部材とを備え、前記操作部材及び前記接続部材の接続位置は、前記回動軸の配設位置よりも前記移動部材の配設位置に近接するように設定されていることが好ましい。
ここで、操作部材と接続部材とが遊びを有して接続されている場合には、操作部材は、実質的に接続部材との接続位置を基準点(支点)として第1の回動方向に回動することとなる。
そして、操作部材及び接続部材の接続位置は、移動部材の配設位置に近接するように設定されている。すなわち、操作部材が押圧する移動部材(作用点)に前記基準点(支点)を近接した位置に設定できるため、操作部材における回動軸から離間した位置(力点)での回動に要する力を小さくすることができる。
したがって、付勢部材として付勢力の小さいものを採用しながら、操作部材を移動部材に向けて第1係合部及び第2係合部が係合する所望の力で押圧することができる。このため、第1係合部及び第2係合部の係合状態を良好に維持でき、プロジェクターの姿勢を良好に維持できる。
本発明のプロジェクターでは、前記中心軸に沿って延出する柱形状を有するレール部材を備え、前記移動部材には、前記レール部材を挟装する挟装部が設けられていることが好ましい。
ところで、プロジェクターを載置面に載置した状態において、例えば、プロジェクターに対して底面部側に向けて外力が加わった場合には、載置面からの反力により脚部本体から連結部材を介して移動部材に力が加わることとなる。すなわち、移動部材が操作部材を押圧することとなり、第1係合部及び第2係合部が破損する恐れがある。
本発明では、移動部材は、挟装部を備え、挟装部によりレール部材を挟装するため、移動部材に操作部材側への力が加わっても、レール部材によって移動部材が操作部材を押圧するのを防止することができる。このことにより、第1係合部及び第2係合部の破損を防止し、プロジェクターの長寿命化が図れる。
本発明のプロジェクターでは、前記連結部材は、前記移動部材にそれぞれ回動可能に連結する一対の連動部を備え、当該プロジェクターは、前記一対の連動部を挟んで互いに対向し、前記移動部材の移動方向に沿って延出する一対の側壁を備えることが好ましい。
ところで、例えば、プロジェクターに対して上述した外力が加わった場合には、移動部材がレール部材により操作部材側に移動することが規制されているため、載置面からの反力により一対の連動部と移動部材との連結が外れてしまう恐れがある。
本発明では、互いに対向する一対の側壁が一対の連動部を挟むため、移動部材と連結部材とが連結する部分に外力が加わった場合であっても、一対の側壁により一対の連動部が移動部材から外れてしまうのを防止することができる。
本実施形態におけるプロジェクターの外観を示す斜視図。 本実施形態におけるフットユニットの構成を示す図。 本実施形態におけるフットユニットの構成を示す図。 本実施形態におけるフットユニットの構成を示す図。 本実施形態におけるフットユニットの構成を示す断面図。 本実施形態におけるフットユニットの状態を示す図。 本実施形態におけるフットユニットの状態を示す図。 本実施形態におけるプロジェクターの動作を示す図。 本実施形態におけるプロジェクターの動作を示す図。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクターの外観構成〕
図1は、プロジェクター1の外観を示す斜視図である。具体的に、図1は、プロジェクター1を前面下側から見た斜視図である。
なお、以下では、プロジェクター1において投射側(投射レンズ2Aが配置された側)を前面とし、その反対側を背面とする。また、以下で記載する「上」、「下」は、図1における図面視において、上下に相当するものである。さらに、以下で記載する「左」、「右」は、前面側から見た場合の左右を意味するものである。
プロジェクター1は、画像情報(画像信号)に応じた画像を形成してスクリーン(図示略)上に投射する。このプロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2と、載置面S(図8,図9)に載置されたプロジェクター1の姿勢を変更(投射位置を変更)するためのフットユニット3とを備える。
〔外装筐体の構成〕
外装筐体2は、図1に示すように、鉛直方向に交差する天面部21及び底面部22と、鉛直方向に沿う前面部23を含む4つの側面部とを有し、略直方体状に形成されている。そして、外装筐体2は、光源装置、前記光源装置から出射された光束を画像情報に応じて変調する液晶パネル等の光変調装置、及び前記光変調装置にて変調された光束を投射する投射レンズ2A(図1)等を有する装置本体を収納する。
なお、前記装置本体については、種々の一般的なプロジェクターで利用されているため、具体的な図示を省略する。
この外装筐体2において、底面部22の背面側(投射方向D(図1)に対して上流側)の角隅部分には、図1に示すように、固定脚2Bがそれぞれ設けられている。
これら固定脚2Bは、底面部22外面から突出するように設けられ、プロジェクター1を机等の載置面Sに載置した際に、載置面Sに当接する部分である。
また、底面部22において、前面側(投射方向Dに対する下流側)の略中央位置には、図1に示すように、外装筐体2内外を連通する第1開口部22Aが形成されており、この第1開口部22Aには、本発明の脚部としてのフットユニット3が嵌入されている。
なお、外装筐体2において、前面部23には第2開口部(図示略)が設けられ、当該第2開口部を介して外装筐体2内外を連通する操作部材5(後述する)が配設されている。
〔フットユニットの構成〕
図2ないし図4は、フットユニット3の構成を示す図である。具体的に、図2は、脚部本体4が外装筐体2側に最大限回動した状態を前面上側から見た斜視図である。図3は、脚部本体4が外装筐体2より外部に最大限回動した状態を前面上側から見た斜視図である。図4は、フットユニット3の分解斜視図である。
フットユニット3は、図2ないし図4に示すように、脚部本体4、操作部材5、移動部材6、連結部材7、付勢部材8及び支持部材9を備える。
〔脚部本体の構成〕
脚部本体4は、プロジェクター1を載置面Sに載置した際に載置面Sに当接する部分であり、前後方向に延びるとともに、前面側の端部が幅広となる平面視L字形状を有する板体で構成されている。そして、脚部本体4は、図2ないし図4に示すように、背面側の端部(一端)が回動軸41を介して外装筐体2の底面部22に対して回動可能に配設されている。
ここで、回動軸41は、具体的には後述するが、左右方向に沿うように配設されている。
このため、脚部本体4は、回動軸41を中心として回動することで、前面側の端部(他端)が底面部22に対して近接隔離することとなる。
この脚部本体4において、他端には、プロジェクター1を載置面Sに載置する際に載置面Sに当接する当接部42が設けられている。
〔操作部材の構成〕
操作部材5は、一部が前面部23の前記第2開口部を介して外装筐体2外部に突出し、利用者により操作される部分である。この操作部材5は、図8ないし図9に示すように、投射方向Dに対して平行な方向、すなわち前後方向に沿って配設され、略円柱形状を有する。
この操作部材5において、外装筐体2外部に突出した端部(前面側の端部)には、利用者により操作される操作ツマミ51が形成されている。
また、操作部材5において、外周面の前面側には、複数のネジ山52が形成されている。
このネジ山52は、本発明に係る複数の第1係合部に相当する。
以上説明した操作部材5は、具体的には後述するが、背面側の端部が後述する接続部材92を介して回動軸41により軸支され、第1の回動方向に回動可能に構成されている。そして、脚部本体4は、回動軸41を中心として回動することで、操作ツマミ51が上下に移動することとなる。
すなわち、脚部本体4及び操作部材5は、共通の回動軸41により回動可能に構成されている。
〔移動部材の構成〕
移動部材6は、略直方体形状を有し、操作部材5に対して底面部22側に配設され、操作部材5に沿って移動可能に構成されている。
この移動部材6において、上方側の端面(一端面)には、図4に示すように、操作部材5の外周面に倣う断面視半円状の凹部61が形成されている。
そして、凹部61の内周面には、操作部材5のネジ山52に螺合するネジ溝611が形成されている。
すなわち、ネジ溝611が本発明に係る第2係合部に相当し、ネジ山52及びネジ溝611が本発明に係る螺合構造に相当する。
また、移動部材6において、下方側の端面(他端面)には、左右両端部から下方側に突出し、先端部分が互いに近接するように屈曲した一対の挟装部62が設けられている。
さらに、移動部材6において、左右側の両端面には、左右方向に突出し、略円柱形状を有する回動軸63が設けられている。
〔連結部材の構成〕
連結部材7は、移動部材6の移動に連動させて脚部本体4を回動させる部材である。
この連結部材7は、図4に示すように、長尺状の部材で構成される一対の連動部71A,71Bを備える。
そして、一対の連動部71A,71Bは、各一端が左右方向に沿って配設された回動軸72を介して脚部本体4における前後方向の略中心位置に回動可能に連結し、各他端が回動軸63を介して移動部材6の左右両端面にそれぞれ回動可能に連結する。
〔付勢部材の構成〕
付勢部材8は、操作部材5を第1の回動方向に沿って移動部材6に向けて付勢する。この付勢部材8は、図2ないし図4に示すように、バネ部材81と、押圧部材82とを備える。
バネ部材81は、コイルバネ等の弾性力を有する部材で構成され、当該弾性力によって押圧部材82を押圧する。
押圧部材82は、バネ部材81及び操作部材5間に介在し、操作部材5に当接してバネ部材81の付勢力を操作部材5に伝達する。
〔支持部材の構成〕
支持部材9は、フットユニット3を構成する各部材を連結する。この支持部材9は、図2ないし図4に示すように、ベース部材91及び接続部材92を備える。
ベース部材91は、図2ないし図4に示すように、前面側の前壁911、背面側の後壁912、及び左右両側の側壁913,914を備え、上下方向に貫通した筒形状を有する。そして、ベース部材91は、外装筐体2の底面部22にネジ93により取り付けられる。
前壁911には、底面部22側に開口した断面U字状のガイド部911Aが設けられている。ガイド部911Aの上側(天面部21側)においてバネ部材81を支持し、左右両側において押圧部材82を上下方向に移動可能に支持する。これにより、付勢部材8は、操作部材5を上下方向に沿って移動部材6に向けて付勢する。
左右両側の側壁913,914において、背面下方側には、図2ないし図4に示すように、前述した回動軸41が取り付けられる。
なお、回動軸41は、図6及び図7に示すように、操作部材5の中心軸Axの延長線上よりも底面部22側にオフセットした位置に取り付けられる。

また、ベース部材91は、筒状の内部空間が内壁915によって前面側と背面側とに分割されている。内壁915は、移動部材6の移動を所定位置にて規制する。前壁911には開口が形成され、内壁915には切欠きが形成されている。操作部材5は、これら開口及び切欠きを介してベース部材91に挿入されている。
なお、内壁915で仕切られた前面側における左右両側の側壁913,914は、詳細は後述するが、移動部材6への連結部材7の連結を強化する役割を果たしている。
また、内壁915で仕切られた前面側の下部には、レール部材94が設けられている。
図5は、フットユニット3の構成を示す断面図である。具体的に、図5は、フットユニット3を前面側から見た断面図である。
レール部材94は、移動部材6を支持するものである。このレール部材94は、前後方向に延出する柱形状を有し、移動部材6に対して底面部22側に配設されている。具体的に、レール部材94は、背面側の端部が内壁915に固定され、前面側の端部が前壁911に固定されている。(図6参照)このレール部材94には、移動部材6の挟装部62が挟装されている。具体的に、挟装部62は、移動部材6をレール部材94に上側から押し込むことでレール部材94に挟装される。つまり、レール部材94の左右側を、移動部材6の挟装部62で挟むことにより、レール部材94を挟装する。これにより、移動部材6は、移動可能に支持される。
そして、移動部材6の回動軸63には、図5に示すように、一対の連動部71A,71Bの各他端が回動可能にそれぞれ連結されている。そして、前述した側壁913,914は一対の連動部71A,71Bの各他端を挟んで互いに対向し、移動部材6の移動方向に沿って延出している。すなわち、側壁913,914は、本発明に係る一対の側壁に相当する。この一対の側壁913,914は、移動部材6と連結部材7の連結を強化するために、一対の連動部71A,71Bを回動可能な限りにおいて隙間が小さいことが好ましい。
接続部材92は、図2ないし図4に示すように、操作部材5及び回動軸41を接続するものである。この接続部材92は、背面側から前面側に延出し、当該前面側において上側(底面部22とは反対側)に屈曲したL字状の構成を有する。そして、接続部材92は、背面側の端部が回動軸41に軸支され、上下方向(第1の回動方向)に回動可能となる。
また、接続部材92は、前面側の端部において操作部材5を、軸Axを中心とする回動方向(第2の回動方向)に回動可能に支持する。具体的に、接続部材92は、前面側の端面に設けられた開口に操作部材5の背面側の端部を嵌挿することで操作部材5を支持する。すなわち、操作部材5及び接続部材92の接続位置は、回動軸41の配設位置よりも移動部材6の配設位置に近接するように設定されている。
これら構成によって、接続部材92は、操作部材5を第1の回動方向及び第2の回動方向に回動可能に支持する。
〔プロジェクターの動作〕
プロジェクター1は、利用者が操作ツマミ51を操作することにより載置面Sに載置する姿勢を粗調整または微調整することができる。以下、粗調整及び微調整におけるプロジェクター1の動作について説明する。
〔粗調整における動作〕
図6及び図7は、フットユニット3の動作を示す図である。具体的に、図6は、操作ツマミ51が利用者により操作されていない状態を示し、図7は、操作ツマミ51が利用者により操作されている状態を示している。なお、利用者は、操作ツマミ51により操作部材5を第1の回動方向へ回動することでプロジェクター1の姿勢を粗調整でき、第2の回動方向へ回動することでプロジェクター1の姿勢を微調整できる。図7は、粗調整の際における操作されている状態を示している。
フットユニット3は、利用者により操作部材5が操作されない状態(第1の回動方向または第2の回動方向に回動されていない状態)では、図6に示すように、付勢部材8による付勢力により操作部材5が底面部22側(移動部材6側)に押圧され、操作部材5のネジ山52と移動部材6のネジ溝611とが螺合する。すなわち、この状態では、操作部材5は、移動部材6に係合して、連結部材7及び脚部本体4の回動を規制する係合位置に位置付けられる。
そして、利用者は、プロジェクター1の姿勢を粗調整する場合、この係合位置に位置付けられている状態において、操作ツマミ51を上方に押し上げ、操作部材5を第1の回動方向に回動する。
この際、フットユニット3において、図7に示すように、バネ部材81が縮み、操作部材5は、回動軸41を中心として上方側(非係合位置)に回動し、移動部材6との係合(ネジ山52とネジ溝611との螺合)が解除される。すなわち、移動部材6の移動の規制が解除され、連結部材7及び脚部本体4は、回動が可能となる。
図8及び図9は、プロジェクター1の動作を説明するための図である。具体的に、図8及び図9は、プロジェクター1を右側方から見たものであり、脚部本体4が図2または図3に示す状態の場合でのプロジェクター1の姿勢をそれぞれ示した図である。
なお、以下では、説明の便宜上、プロジェクター1を図8に示す略水平な姿勢から図9に示す傾斜させた姿勢に移行させる動作を説明する。
図8に示すように、脚部本体4を外装筐体2内部に最大限回動させた状態では、脚部本体4は、略水平面に沿う。また、この状態では、脚部本体4における当接部42の下面と固定脚2Bの先端とは、底面部22に対する突出高さ位置が略同一位置となる。すなわち、この状態では、載置面Sに当接部42の下面、及び固定脚2Bが当接することとなり、プロジェクター1は、図8に示すように、略水平な姿勢となる。
この状態において、利用者は、上述したように操作ツマミ51を操作して操作部材5を非係合位置に位置付けるとともに、図9に示すように、プロジェクター1が所望の傾斜姿勢となるように外装筐体2の前面側を上方側に持ち上げる。
すなわち、脚部本体4は、上述したように操作部材5が非係合位置に位置付けられることで、移動が可能な状態となる。このため、脚部本体4は、当該脚部本体4の自重により、例えば、図9に示すように、第1開口部22Aを介して外装筐体2外部に突出するように下方側に回動軸41を中心として回動する。
また、利用者は、上述した操作ツマミ51から手を離し、操作ツマミ51への操作を解除する。
操作部材5は、利用者による操作ツマミ51への操作が解除されると、付勢部材8による付勢力により、底面部22側に向けて押圧され、係合位置に位置付けられる(図6に示す状態)。
すなわち、フットユニット3は、脚部本体4の回動が規制されることとなるため、例えば、図9に示すように、当接部42の前面部が載置面Sに当接し、背面側に対して前面側が上方側に位置する傾斜姿勢でプロジェクター1を維持する。
〔微調整における動作〕
一方、利用者は、プロジェクター1の姿勢を微調整する場合、前述した係合位置に位置付けられている状態において、操作ツマミ51を掴んで、操作部材5を第2の回動方向に回動する。
この際、図6に示すように、操作部材5のネジ山52と移動部材6のネジ溝611とが螺合した状態で、操作部材5が第2の回動方向に回動するため、ネジ山52及びネジ溝611の螺合状態が変更されて、移動部材6は、軸Axに沿って移動する。これにより、連結部材7及び脚部本体4も回動する。
すなわち、ネジ山52及びネジ溝611は、螺合構造であるため、操作部材5が前述した係合位置に位置付けられていても、利用者により操作部材5が第2の回動方向に回動されると、移動部材6は、当該回動に応じて移動する。これにより、連結部材7も連動して回動し、脚部本体4が回動する。
上述した本実施形態によれば、以下の効果がある。
フットユニット3は、外装筐体2の底面部22に対して回動して近接隔離させる脚部本体4を備え、脚部本体4を回動させることで、底面部22及び載置面Sの成す角度が変化し、プロジェクター1の姿勢を変更することができる。
また、フットユニット3は、脚部本体4の他、操作部材5、移動部材6及び連結部材7を備える。操作部材5の一部は外装筐体2外部に露出しているため、利用者は、操作部材5を操作する(第1の回動方向及び第2の回動方向に回動させる)ことができる。
そして、利用者は、操作部材5を第1の回動方向に回動させて、ネジ山52をネジ溝611から離間(係合を解除)させれば、移動部材6の移動を許容し、すなわち、脚部本体4の回動を許容して、プロジェクター1の姿勢を変更することができる。また、操作部材5の操作を戻してネジ山52をネジ溝611に螺合させれば、移動部材6の移動を規制し、すなわち、脚部本体4の回動を規制して、プロジェクター1を所望の姿勢で維持できる。
また、操作部材5を第2の回動方向に回動させることにより移動部材6を操作部材5に沿って移動させ、当該移動部材6の移動に連動させて、脚部本体4の回動状態を微調整することができる。
以上のことから、載置面Sに載置されたプロジェクター1を簡単な操作で種々の姿勢に設定できる。
また、上述した操作部材5は、投射方向Dに沿って配設されている。このため、従来のようにフットユニット3が外装筐体2内部に移動した際のスペースを確保することを不要とし、プロジェクター1の厚み寸法を小さくすることができる。
さらに、脚部本体4及び操作部材5は、共通の回動軸41により回動可能に軸支されている。このことにより、操作部材5と脚部本体4のそれぞれに対して回動軸を設ける必要がなく、部品点数の削減及び省スペース化を図ることができる。
また、操作部材5は、接続部材92に対して第2の回動方向に回動可能に構成されている。このことから、操作部材5と接続部材92とは遊びを有して接続されており、操作部材5は、実質的に接続部材92との接続位置を基準点(支点)として第1の回動方向に回動することとなる。
そして、操作部材5及び接続部材92の接続位置は、移動部材6の配設位置に近接するように設定されている。すなわち、操作部材5が押圧する移動部材6(作用点)に前記基準点(支点)を近接した位置に設定できるため、操作部材5における回動軸41から離間した操作ツマミ51(力点)の回動に要する力を小さくすることができる。
したがって、付勢部材8として付勢力の小さいものを採用しながら、操作部材5を移動部材6に向けてネジ山52及びネジ溝611が螺合する所望の力で押圧することができる。このため、ネジ山52及びネジ溝611の螺合状態を良好に維持でき、プロジェクター1の姿勢を良好に維持できる。
さらに、移動部材6は、挟装部62を備え、挟装部62によりレール部材94を挟装するため、移動部材6に操作部材5側への力が加わっても、レール部材94によって移動部材6が操作部材5を押圧するのを防止することができる。このことにより、ネジ山52及びネジ溝611の破損を防止し、プロジェクター1の長寿命化が図れる。
また、互いに対向する一対の側壁913,914が一対の連動部71A,71Bを挟むため、移動部材6と連結部材7とが連結する部分に外力が加わった場合であっても、一対の側壁913,914により一対の連動部71A,71Bが移動部材6の回動軸63から外れてしまうのを防止することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、操作部材5を回動させる第1の回動方向を、回動軸41を中心とする上下方向とし、操作部材5の下側に移動部材6を配設して操作部材5を上側に回動させることで移動部材6との係合状態を解除する構成としたが、これら上下関係は逆であってもよい。
前記実施形態では、操作部材5を回動させる第1の回動方向の軸を脚部本体4の回動軸41と同軸としたが、これに限らず、別個に設けてもよい。
前記実施形態では、回動軸41を脚部本体4に設け、回動軸63を移動部材6に設け、回動軸72を連結部材7に設けたが、これに限らず、回動軸41をベース部材91側に設け、回動軸63を連結部材7側に設け、回動軸72を脚部本体4側に設けてもよい。また、これら回動軸41,63,72は、脚部本体4、移動部材6、連結部材7とは別の部材として配設してもよい。
本発明は、脚部を操作し易く、利便性の向上が図れるため、プレゼンテーションやホームシアターに用いられるプロジェクターに利用できる。
1・・・プロジェクター、2・・・外装筐体、3・・・フットユニット(脚部)、4・・・脚部本体、5・・・操作部材、6・・・移動部材、7・・・連結部材、22・・・底面部、41・・・回動軸、52・・・ネジ山(第1係合部)、611・・・ネジ溝(第2係合部)、62・・・挟装部、71A,71B・・・連動部(一対の連動部)、92・・・接続部材、94・・・レール部材、913,914・・・側壁(一対の側壁)、Ax・・・軸(中心軸)、S・・・載置面。

Claims (6)

  1. 外装を構成する外装筐体と、前記外装筐体に取り付けられ、前記外装筐体を載置面に載置した際に前記載置面に当接する脚部とを備えたプロジェクターであって、
    前記脚部は、
    前記外装筐体の底面部に対して回動し、端部が前記底面部に対して近接隔離する脚部本体と、
    当該プロジェクターの投射方向に沿って延出し、外面に第1係合部が並設された操作部材と、
    前記操作部材に沿って移動可能とし、前記第1係合部に係合する第2係合部が形成された移動部材と、
    前記脚部本体及び前記移動部材に対してそれぞれ回動可能に連結し、前記移動部材の移動に応じて前記脚部本体を回動させる連結部材とを備え、
    前記操作部材は、前記移動部材に対して近接隔離する第1の回動方向に回動可能に配設されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1係合部及び前記第2係合部は、
    互いに螺合する螺合構造で構成され、
    前記操作部材は、前記操作部材の中心軸を中心とする第2の回動方向に回動可能に配設され、
    前記移動部材は、前記第1係合部及び前記第2係合部が螺合した状態で、前記操作部材が前記第2の回動方向に回動した場合に、前記中心軸に沿って移動する
    ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記脚部は、
    前記脚部本体を回動可能に軸支する回動軸を有し、
    前記回動軸は、前記操作部材を前記第1の回動方向に回動可能に軸支する
    ことを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記脚部は、
    前記操作部材に接続する接続部材と、
    前記接続部材を前記第1の回動方向に回動可能に軸支する回動軸と、
    前記操作部材を前記第1の回動方向に沿って前記移動部材に向けて付勢する付勢部材とを備え、
    前記操作部材及び前記接続部材の接続位置は、前記回動軸の配設位置よりも前記移動部材の配設位置に近接するように設定されている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記中心軸に沿って延出する柱形状を有するレール部材を備え、
    前記移動部材には、前記レール部材を挟装する挟装部が設けられている
    ことを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項5に記載のプロジェクターにおいて、
    前記連結部材は、前記移動部材にそれぞれ回動可能に連結する一対の連動部を備え、
    当該プロジェクターは、前記一対の連動部を挟んで互いに対向し、前記移動部材の移動方向に沿って延出する一対の側壁を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
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