JP3889771B2 - 投写型映像表示装置 - Google Patents
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Description
+青)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラー103を透過した赤色波長帯域の光は、全反射ミラー104にて反射されて光路を変更される。全反射ミラー104にて反射された赤色光はコンデンサレンズ108を経て赤色光用の透過型の液晶ライトバルブ111を透過することによって光変調される。一方、第1ダイクロイックミラー103にて反射したシアンの波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラー105に導かれる。
の上下左右の移動を実現しようとすれば、移動ベース121、ガイドシャフト1
22、滑り軸受け121a、ねじシャフト123等の構成要素が昇降用と左右シ
フト用の2組必要になり、部品点数の増加、重量の増大、組立作業性の低下とい
った問題を招いてしまう。
ることとする場合でも構造の複雑化は生じにくく、また、シフト操作も容易であ
るレンズシフト機構及びこのレンズシフト機構を備えた投写型映像表示装置を提
供することを目的とする。
に基づいて説明する。なお、以下に示す実施形態の投写型映像表示装置は、透過
型の液晶表示パネルを3枚用いた液晶プロジェクタとしており、その映像生成光
学系については従来例の説明で用いた図11の液晶プロジェクタと同じにしてい
るので、当該光学系の説明については省略し、レンズシフト機構について主に説
明していく。
図1は投写レンズユニット115を直接移動させるタイプのレンズシフト機構を示した図であり、同図(a)は断面図であり、同図(b)は正面図である。レンズ取付板2の取付面には投写レンズユニット115が取り付けられており、当該取付面とは反対側の面には複数個(例えば、4個)の摺接ボス2aが形成されている。摺接ボス2aは、一体成形に限るものではなくて別体物としてもよく、
この場合、円滑な摺動を行なわせるために、摺接ボス2aをポリアセタール(P
OM)、ポリアミド(PA)、ポリテトラフルオロレエチレン(PTFE)など
を用いて形成するのが望ましい。また、後方レンズ115aはレンズ取付板2に
よって固定しているが、これに限るものではなく、投写レンズユニット115に
おいて固定されるものでもよい。
この摺動ベース3内に前記レンズ取付板2及び投写レンズユニット115の後端側部分が収容されており、前記レンズ取付板2の摺接ボス2aが摺動ベース3の内底面に接している。摺動ベース3の開放端側にはカバー部材4がねじ5によって装着されている。
されている。各ばね支持用ボス4aには、コイルばね6が外嵌されている。ばね
支持用ボス4aの先端には、前記コイルばね6の付勢を受けて摺接体7を支持付
勢する座部8が設けられている。座部8における軸部分は前記ボス4aの先端側
に形成された支持穴部に移動可能に嵌合されている。カバー部材4をねじ5によ
って摺動ベース3に装着すると、コイルばね6は縮装状態となり、摺接体7がレ
ンズ取付板2に押し当てられ、これによってレンズ取付板2が摺動ベース3に押
しつけられる。すなわち、レンズ取付板2は摺動ベース3と摺接体7との間に挟
まれて弾性的に支持されて摺動ベース3に押圧される。このときの押圧力は、レ
ンズ取付板2(投写レンズユニット115)の位置保持と位置移動とを可能とす
るように設定される。すなわち、利用者が投写レンズユニット115に移動のた
めの力を加えれば投写レンズユニット115は移動し、力を加えるのを止めれば
その位置で投写レンズユニット115の位置が保持されるように押圧力が設定される。
15とに指をかけて当該投写レンズユニット115を上下左右の所望の位置にシフトさせることができる。また、このように筒状突出部4bに指をかけて投写レンズユニット115を移動させることができるので、投写型映像表示装置自体が移動してしまうこともない。
(実施形態2)
図2及び図3はレバー操作タイプのレンズシフト機構を示した図であり、図2
(a)は横断面図であり、同図(b)は同図(a)のA矢視部拡大図であり、図
3(a)は縦断面図であり、同図(b)は正面図である。なお、このレンズシフ
ト機構は上述のレンズシフト機構と同様、カバー部材がねじによって摺動ベース
に装着されるのであるが、その詳細の図示は省略している。
ね6によって座部8を介して摺接体7をレンズ取付板2Aに押し当て、これによ
ってレンズ取付板2Aを摺動ベース3に押しつける構成となっており、このとき
の押圧力は、レンズ取付板2A(投写レンズユニット115)の位置保持と位置
移動とを可能とするように設定される。
し、その一端及び他端が筒状突出部4b′に形成された穴に嵌合支持されること
で回動する。回動軸12Aの一端又は他端は筒状突出部4b′の穴から突出して
おり、この突出部にはレバー11Aが付設されている。利用者はレバー11Aを
操作して回動軸12Aを回動させることができる。また、回動軸12Aにはその
軸方向に直交して突出する二つの作動片13Aが形成されている。これら作動片
13Aはレンズ取付板2Aに形成された凹部に係合され、前記レバー11Aを操
作することでレンズ取付板2A(投写レンズユニット115)の位置移動が行な
える。この実施形態では、先に述べたように、投写レンズユニット115を上下
左右に移動させるようにしている。このため、前記作動片13Aに係合する凹部
は、作動片13Aの移動方向側に対しては作動片13Aの厚みに対応した幅を有
し(図3(a)参照)、これと直交する方向側に対してはレンズ取付板2Aのシ
フト幅に対応した幅を有する(図2(a)参照)。
勢するコイルばね14を設けている(図3(a)参照)。コイルばね14の一端
側はレンズ取付板2Aの下縁面に接し、他端側は摺動ベース3の内面に接してい
る。また、図2(b)に示しているように、レバー11Aの下面に形成された穴
にはばね15が装着されており、このばね15によってクリックボール16が付
勢されるようになっている。そして、レバー11Aの下面に近接する筒状突出部
4b′の面には、クリックボール16が軽く嵌まり込む凹部4b′1 が形成され
ている。凹部4b′1 は投写レンズユニット115が最適投写位置をとることが
できる箇所に形成されている。なお、ばね15に替えて板ばねを用い、この板ば
ねに凸部をプレス加工することでも同様の作用が得られる。
投写レンズユニット115をシフトできるため、シフト操作が容易である。また
、シフト方向は回動軸12Aに直交する方向に定まることになり、投写レンズユ
ニット115の移動の直進性を高めることができる。また、回動軸12Aはその
軸延長線が投写レンズユニット115に交わらない位置に設けられており、その
長さを長くすることができる。従って、作動片13Aによる作用点をレンズ取付
板2Aの移動方向中心線上に位置させることができ、レンズ取付板2Aを移動さ
せるための力の付与において偏りを無くすことができるから、投写レンズユニッ
ト115を直進させることにおいて、その正確さがより向上することになる。
で位置ずれが生じるのを防止したり、シフト操作の円滑化を図ることができる。
また、前記レバー11Aにおけるクリックボール16が凹部4b′1 に係止され
るときには、投写レンズユニット115は最適投写位置に位置することになり、
この状態を利用者はクリックボール16が凹部4b′1 に係止されるときのクリック感で確認することができる。
レンズユニット115を動かすための力は半分等になり、また、投写レンズユニ
ット115の微調整移動に適したものとなる。また、レバー11Aと回動軸12
Aと作動片13Aとを一体成型してもよいし、別部材構成としてもよい。
(実施形態3)
図4はレバー操作タイプの他の例を示した図であり、同図(a)は横断面図で
あり、同図(b)は正面図である。
って座部8を介して摺接体7をレンズ取付板2Bに押し当て、これによってレン
ズ取付板2Bを摺動ベース3に押しつける構成となっており、このときの押圧力
は、レンズ取付板2B(投写レンズユニット115)の位置保持と位置移動とを
可能とするように設定される。
けられている。そして、一体化されたレバー11Bと作動片13Bとが前記回動
軸12Bに回動自在に支持されている。なお、回動軸12Bが筒状突出部4b′
に対して回動自在に設けられ、かかる回動軸12Bにレバー11Bと作動片13
Bが固定される構成としてもよい。作動片13Bはレンズ取付板2Bに形成され
た凹部に係合され、前記レバー11Bを操作することでレンズ取付板2B(投写
レンズユニット115)の位置移動が行なえる。
けて配置させることができ、レンズシフト機構の見た目のコンパクト感が向上す
ることになり、意匠性を高めることが可能になる。なお、作動片13Bが一つの
レバー11Bに対して二つ形成されたものとしてもよく、この方がレンズ取付板
2Bの移動安定性を高めることができる。
、外枠箇所4b″2 にはストッパレバー15bが軸15cによって回動可能に設けられている。ストッパレバー15bは利用者によって操作される操作片部とレバー11Aに作用する作用片部とから成る略L字状を成し、操作片部を寝かせた状態(外枠箇所4b″2 に対して略平行配置状態)のときには作用片部がレバー11Aを摩擦板15aに押し当て(図7(b)参照)、操作片部の起立状態においては作用片部はレバー11Aを摩擦板15aに押し当てないようになっている(図7(a)参照)。また、操作片部を寝かせた状態の当該操作片部の頭部に対応する外枠箇所4b″2 の箇所には、円弧状凹部が形成されており、利用者が操作片部の頭部に指先を係止するときの容易化を図っている。
の移動の際や利用者の手が不注意でレバー11Aに当たったようなときでも、投
写レンズユニット115の位置ずれを防止することができる。また、ストッパ機
構15はレバー11Aを摩擦係止するものであり、回動軸12Aの回動を阻止す
る機構をストッパ機構とする場合に比べ、構造の簡素化が図りやすい。
いては、レバー11Aは摩擦板15aに押し当てられて設けられており、この状
態のままではレバー11Aを移動させることはできない。レバー11Aを摩擦板
15aに押し当てるための手法としては、レバー11Aの弾性を利用する方法、
或いは、別の弾性機構を用いてレバー11Aを摩擦板15aに押し当てる方法等
が考えられる。利用者は弾性力に抗して前記レバー11Aを摩擦板15aから浮
かすことで前記レバー11Aを回動操作することができる。なお、ストッパ機構
は図4に示したタイプのレンズシフト機構においても適用できる。
(実施形態4)
図9はねじ機構によるレバー駆動タイプのレンズシフト機構を示した断面図である。ねじ機構16は筒状突出部4b′に回動自在に設けられ、その軸方向には移動できないように構成されている。ねじ機構16は筒状突出部4b′の外側に位置するつまみ部16aと、前記筒状突出部4b′に係止され、先端にはねじ部を有した軸部16bとから成る。軸部16bにおける先端ねじ部は筒状突出部4b′内に位置し、レバー11Cに形成されたねじ穴に螺合されている。回動軸12Cは、筒状突出部4b′の高さに対応した長さを有し、その一端及び他端が筒状突出部4b′に形成された穴に嵌合支持されることで回動する。また、回動軸12Cにはその軸方向に直交して突出する作動片13Cが形成されている。作動片13Cはレンズ取付板2Cに形成された凹部に係合されている。前記ねじ機構16のつまみ部16aを回すことで、レバー11Cが駆動され、レンズ取付板2C(投写レンズユニット115)の位置移動が行なわれる。また、レバー11Cはねじ機構16に螺合されていることで、レバー11Cの任意の位置でその固定を行なわせる機能を自ずと持つことになる。
たが、モータなどのアクチュエータによってねじ機構16が駆動されるように構
成してもよいものである。
(実施形態5)
図10は投写レンズユニット115を直接移動させるタイプのレンズシフト機構を示した図であり、同図(a)は断面図であり、同図(b)は正面図である。
その構造は図1に示したレンズシフト機構と同様であるが、筒状突出部41はカ
バー部材4に固着されているのではなくカバー部材4に螺合されている。筒状突
出部41をねじ込むことで当該筒状突出部41によってレンズ取付板2が摺動ベース3に押し当てられ、レンズ取付板2は移動不能となる。すなわち、投写レンズユニット115を直接移動させるタイプにおいて筒状突出部41にストッパ機構を持たせたものである。ここで、筒状突出部41の奥端を直接にレンズ取付板2に押し当てることとしてもよいが、この図10の構造では、筒状突出部41の奥端とレンズ取付板2との間に板部材17を介在させている。
て付勢する手段としてコイルばね8を示したが、このコイルばね8に替えて板ば
ね等の他のばねを用いてもよいし、或いは、ばねに限らず、ゴム等の弾性体を用
いてもよいものである。また、カバー部材4にばね支持用ボス4a、コイルばね
6、摺接体7等を設けたが、これらがレンズ取付板2側において設けられ、カバ
ー部材4の裏面が摺接面となる構成としてもよいものである。また、透過型の液
晶表示パネルを3枚用いた映像生成光学系を示したが、このような映像生成光学
系に限るものではなく、他の映像生成光学系を用いる場合にも適用することがで
きる。
3 摺動ベース
4 カバー部材
4a ばね支持用ボス
4b,4b′,4b″ 筒状突出部
6 コイルばね
7 摺接体
8 座部
11A,11B,11C レバー
12A,12B,12C 回動軸
13A,13B,13C 作動片
15 ストッパ機構
16 ねじ機構
115 投写レンズユニット
Claims (3)
- 光源から出射された光をライトバルブにて光変調し、映像投写を行なう投写レンズユニットをその光軸に対して直交する方向にシフトさせるレンズシフト機構を備えた投写型映像表示装置において、投写型映像表示装置の筐体に固定された摺動ベースと、摺動ベースに収納されたレンズ取付部材と、レンズ取付部材に固定された投写レンズユニットと、レンズ取付部材に形成され、レンズ取付部材から光軸方向に突出する複数の摺接部と、レンズ取付部材の摺接部を摺動ベースに押圧する押圧手段と、一側がレンズ取付部材に係合すると共に、他側がねじ機構に連結された部材とを備え、前記摺接部は、レンズ取付部材とは別部材で構成されていると共に、円滑な摺動を行なわせるための摺動部材で形成され、前記ねじ機構の操作により、部材を介して投写レンズユニットのシフトが行なえるように構成されていることを特徴とする投写型映像表示装置。
- 前記ねじ機構は、利用者によって操作されるように構成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の投写型映像表示装置。 - 前記ねじ機構は、アクチュエータによって駆動されるように構成され
ていることを特徴とする請求項1記載の投写型映像表示装置。
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