JP3112503U - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロジェクタのズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブをレンズ鏡筒の取付け箇所から離れた筐体の上面の1箇所に配備することにより、オペレータにとっての操作性を改善し、併せて、外観デザインを目新しいものに変更しやすくする。
【解決手段】 筐体1の上面の円形の開口13に、円板状のズーム調節用ノブ2と円環状のフォーカス調節用ノブ3とを回転可能に配備する。ズーム連動機構6がピニオンラック機構61とスライドカム65とを有する。フォーカス連動機構7が、ピニオンラック機構72とスライダ75とを有する。ズーム調節用ノブ2とズーム連動機構6とズーム調節部材41、及び、フォーカス調節用ノブ3とフォーカス連動機構7とフォーカス調節部材45を、共通の構体5に組み付けて投影用光学ユニットを構成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、プロジェクタ、特に、ズーム調節やフォーカス調節が手動操作を通じて行われるようになっているプロジェクタに関する。
スクリーンに画像を投影することに用いられるプロジェクタには、投影画像の品質や大きさを補正するための機能としてズーム調節機能やフォーカス調節機能が備わっており、それらの各機能は、ズーム調節部材やフォーカス調節部材の出退動作を通じてレンズ位置を補正することにより発揮されるようになっている。そして、従来のプロジェクタでは、複数のレンズを収容しているレンズ鏡筒の周囲に配備されているズーム調節用リングやフォーカス調節用リングを手の指でつかんで回転操作することによりズーム調節やフォーカス調節を行っていた。
一方、直方体状の本体ケーシングの前面に投影レンズと撮影レンズとを配設し、投影レンズによってスクリーンに投影された光像の合焦位置及びズーム位置を所定の範囲内で任意に可変することができるようにしたプロジェクタ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1には、投影レンズより投影表示する画像のズーム位置及びフォーカス位置を手動で操作する際に、本体ケーシングの上面に配設されているズームリングとフォーカスリングとを使用する、旨の記載がなされていて、それらのズームリングやフォーカスリングは、それらの外周面が操作面として形成されてその操作面の一部だけが本体ケーシングの上面の開口から突出している。
特開2005−24741号公報(図1、0023、0024)
しかしながら、レンズ鏡筒の周囲にズーム調節用リングやフォーカス調節用リングが配備されているプロジェクタでは、それらのリングを手の指でつかんでズーム調節やフォーカス調節のための手動回転操作を行うときに、投影レンズの前に手の指が突き出てその指がスクリーン上に投影されることが多々あり、その場合には、ズーム調節やフォーカス調節を行いにくくなる。そのため、オペレータ(ユーザ)は、手の指が投影レンズの前に突き出さないように注意しながらズーム調節やフォーカス調節を行わねばならないためにオペレータにとっての使い勝手が悪いという点が懸念されていた。
また、筐体に対するレンズ鏡筒の取付け箇所付近のデザインの簡素化が、そこに配備されているズーム調節用リングやフォーカス調節用リングによって損なわれたり、あるいは、それらのズーム調節用リングやフォーカス調節用リングが、プロジェクタの外観デザインを斬新で目新しいものに変更したいという場合の障害になるということが指摘されることもあった。
一方、特許文献1によって提案されているものでは、ズームリング及びフォーカスリングの外周面によって形成されている操作面の一部だけを筐体の上面から突出させてそれらを横軸回りで回転操作するようにしてあることにより、その操作面の指で触ることのできる部分が筐体の上面から突出している部分だけになっている。そのため、操作面に指を押し付けて回転させるという操作を行いにくいという問題がある。その反面で、操作面をでるだけ多く筐体の上面から突出させてその操作性を改善するためには、ズームリングやフォーカスリングの大きさ(直径)を大きくすることが不可欠になるために、他の部品の組付けスペースが犠牲になったり、デザイン上、筐体の上面からのリングの出幅が大きくなりすぎたりするといった問題が生じる。
本考案は以上の状況や問題に鑑みてなされたものであり、ズーム調節やフォーカス調節を回転手動操作を通じて行う際に手の指がスクリーンに投影されることがあるという事態を無くすることと共に、筐体のレンズ鏡筒の取付け箇所付近のデザインを簡素化すること、当該プロジェクタの外観デザインを目新しいものに変更しやすくすること、などが容易に可能になるプロジェクタを提供することを目的とする。
また、本考案は、ズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブの操作面を指で押し付けて回転手動操作するときの操作性を、他の部品の組付けスペースを犠牲にしたり当該プロジェクタの外観デザインに悪影響を与えたりすることなく改善することのできるプロジェクタを提供することを目的とする。
本考案に係るプロジェクタは、レンズ鏡筒が取り付けられている筐体の開口に、ズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブを、それらに具備されてそれらの回転軸線に直交する各操作面の全体が上記筐体の外部に臨む状態で配備し、それらのズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの回転手動操作を通じてズーム調節及びフォーカス調節が行われるように構成してある、というものである。
この構成であれば、レンズ鏡筒の取付け箇所とズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの取付け箇所とが別々の箇所に離れて位置することになるので、ズーム調節やフォーカス調節を回転手動操作を通じて行う際に手の指がスクリーンに投影されてそれらの調節操作を行いにくくなるという事態が起こる余地がなくなるためにその操作性が改善されることと併せて、筐体のレンズ鏡筒の取付け箇所付近のデザインが簡素化され、当該プロジェクタの外観デザインを目新しいものに変更しやすくなるという作用が奏される。また、ズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブの表面によって形成される平坦な操作面の全体が上記筐体の外部に臨む状態で配備されているために、外観デザインに悪影響を与えることなく、かつ、他の部品の組付けスペースを犠牲にすることなく、それらの各ノブの操作面を大きくすることが可能になってそれらの操作性が改善される。ここでいう「回転軸線に直交する操作面」とは、たとえばズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブを、軸線回りに回転操作される板状又は柱状の部材によって製作する場合に、それらの部材の板面や端面が操作面に相当するという意味であり、操作面がエンボスやリブなどの凹凸を有しないという意味ではない。したがって、操作面にエンボス加工を施したりリブを形成したりしてその回転手動操作性を高めたものであったとしても、当該操作面は「回転軸線に直交する操作面」に含まれる。
本考案では、ズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの上記各操作面が上記筐体の上面と面一又は略面一に位置してその筐体の外部に臨んでいることが望ましい。これによれば、ズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブが筐体の上面の上方に突き出さないので、当該プロジェクタの外観デザインを従来にない目新しいものに変更しやすくなるだけでなく、当該プロジェクタの外観デザインを凹凸の少ないシンプルのデザインにまとめることが可能になる。
本考案では、同心状に配備された円板状の第1部材及びその第1部材と同心配備された円環状の第2部材のうちの一方側部材がズーム調節用ノブとして形成され、かつ、他方側部材がフォーカス調節用ノブとして形成されていることが望ましい。これによれば、ズーム調節用ノブとフォーカス調節用ノブとを筐体の1つの開口に配備することができて、それら2種類のノブの設置スペースを狭く抑えられるだけでなく、一般的に同時期に操作されるズーム調節用ノブとフォーカス調節用ノブとが同一箇所に位置しているためにその操作性が改善される。
本考案では、ズーム調節操作を通じて前後に出退されるズーム調節部材が上記ズーム調節用ノブにズーム連動機構を介して連結され、そのズーム連動機構に、スライドカムと上記ズーム調節部材に設けられて上記スライドカムの横行動作によって前後に出退される可動体とが含まれている、という構成を採用することが可能である。また、フォーカス調節操作を通じて前後に出退されるフォーカス調節部材がフォーカス調節用ノブにフォーカス連動機構を介して連結され、そのフォーカス連動機構に、上記フォーカス調節部材に設けられて回転によりそのフォーカス調節部材を前後に出退させる歯車と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構を介し上記フォーカス調節ノブに連動連結されかつその横行動作を通じて上記歯車を回転させるラックを備えたスライダとが含まれている、という構成を採用することが可能である。これらの構成を採用すると、ズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブを回転手動操作することにより、それらの各ノブの回転運動が各連動機構を介してズーム調節部材やフォーカス調節部材の出退動作に変換されてズーム調節及びフォーカス調節が適切かつ確実に行われる。また、ズーム連動機構やフォーカス連動機構を構成するのに必要な部品点数が少なく抑えられる。
本考案では、上記ズーム調節用ノブとズーム連動機構とズーム調節部材、及び、フォーカス調節用ノブとフォーカス連動機構とフォーカス調節部材が、それらに共通の構体に組み付けられて投影用光学ユニットを構成していることが望ましい。これによれば、当該投影用光学ユニットを筐体に組み付けるだけでズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブを筐体の開口に配備することが可能になるので、当該プロジェクタの組立工程が簡略化される。
本考案に係るプロジェクタは、レンズ鏡筒の周囲にズーム調節用リング及びフォーカス調節用リングが配備されているプロジェクタにおいて、上記ズーム調節用リング及びフォーカス調節用リングを省略する代わりに、上記レンズ鏡筒が取り付けられている筐体の上板部の1箇所に設けられた円形の開口に、円板状の第1部材によって形成されたズーム調節用ノブと上記第1部材と同心配備された円環状の第2部材によって形成されたフォーカス調節用ノブとが縦軸回りに回転可能に配備されていて、それらのズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの各表面によって形成されている操作面の全体が上記筐体の上面と面一又は略面一に位置してその筐体の外部に臨み、ズーム調節用ノブとそのズーム調節用ノブの回転手動操作を通じて前後に出退されるズーム調節部材とを連結しているズーム連動機構に、上記ズーム調節部材に設けられた可動体と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構を介して上記ズーム調節用ノブに連動連結されかつその横行動作を通じて上記可動体を前後に出退させるスライドカムとが含まれ、フォーカス調節用ノブとそのフォーカス調節用ノブの回転手動操作を通じて前後に出退されるフォーカス調節部材とを連結しているフォーカス連動機構に、上記フォーカス調節部材に設けられて回転によりそのフォーカス調節部材を前後に出退させる歯車と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構を介し上記フォーカス調節ノブに連動連結されかつその横行動作を通じて上記歯車を回転させるラックを備えたスライダとが含まれ、上記ズーム調節用ノブとズーム連動機構とズーム調節部材、及び、フォーカス調節用ノブとフォーカス連動機構とフォーカス調節部材が、共通の構体に組み付けられて投影用光学ユニットを構成している、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この考案による作用などは後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本考案に係るプロジェクタによれば、ズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブをレンズ鏡筒の取付け箇所から離れた箇所、たとえば筐体の上面の1箇所に配備してあるので、ズーム調節やフォーカス調節を回転手動操作を通じて行う際に手の指がスクリーンに投影されるという事態の起こる余地がなくなってオペレータにとっての操作性が大幅に改善される。しかも、上記各ノブをレンズ鏡筒から離れた箇所で筐体の開口に配備していることが、筐体のレンズ鏡筒の取付け箇所付近のデザインを簡素化しやすくすることや、当該プロジェクタの外観デザインを斬新にすること、さらには、当該プロジェクタの外観デザインを従来にない目新しいものに変更することなどに役立つので、ユーザにとっては、操作性に優れ、しかも、従来のプロジェクタとは異なる斬新なデザインのプロジェクタを使用することができるようになるという利点がある。また、ズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブを従来のプロジェクタとは異なる箇所に設けたものであるにもかかわらず、回転手動操作によるそれらのノブの回転がピニオンラック機構やスライドカム、可動体などを介して正確にズーム調節部材やフォーカス調節部材に伝えられるために、ズーム調節やフォーカス調節を正確に行うことが可能になる。さらに、ズーム調節用ノブやフォーカス調節用ノブの操作面を指で押し付けて回転操作するときの操作性を、他の部品の組付けスペースを犠牲にしたり当該プロジェクタの外観デザインに悪影響を与えたりすることなく改善することが可能になる。
図1は本考案の実施形態に係るプロジェクタの概略外観斜視図である。図1によって類推することができるように、この実施形態のプロジェクタでは、その筐体1が、互いに合わせ結合されたボトムケース、トップケース、フロントケースなどに分割されていて、その筐体1の前面に投影口12などが備わっていると共に、筐体1の上板部11の1箇所に設けられた円形の開口13に、円板状の第1部材によって形成されたズーム調節用ノブ2と円環状の第2部材によって形成されたフォーカス調節用ノブ3とが配備されていて、円環状のフォーカス調節用ノブ3は円板状のズーム調節用ノブ2の外側に同心状に配備されている。また、これらの各ノブ2,3の操作面21,31の全体が筐体1の上面からそれほど突き出ていない形態、すなわち、筐体1の上面と面一又は略面一に位置してその筐体の外部に臨んでいると共に、それらの操作面21,31の径は良好な操作性を確保するのに十分な大きさに定められている。
これらの各ノブ2,3は、レンズ鏡筒4の周囲にズーム調節用リングやフォーカス調節用リングを配備することに代えて筐体1の開口13に配備されているものである。そして、これらの各ノブ2,3は縦軸回りに個別の回転手動操作が可能であって、ズーム調節用ノブ2を操作するときには、その円形の操作面21の上に手の指を押し付けた状態で回転させるという操作を行い、フォーカス調節用ノブ3を操作するときには、その円環状の操作面31の上に手の指を押し付けた状態で回転させるという操作を行うのであるので、この点から、各ノブ2,3が筐体1の上面の開口13に配備されていることが操作性を改善することに役立つ。なお、ズーム調節用ノブ2の操作面21やフォーカス調節用ノブ3の操作面31にエンボスやリブを付加したりして回転手動操作性を高めることも可能である。
このプロジェクタにおいて、ズーム調節用ノブ2を回転手動操作することにより、レンズ鏡筒4によって形成されている投影口12の前方のスクリーンに映し出される投影画像の大きさが補正され、フォーカス調節用ノブ3を回転手動操作することにより、同スクリーンに映し出される投影画像の品質(焦点品質)が補正される。このような各ノブ2,3の回転手動操作は、オペレータが各ノブ2,3の操作面21,31に手の指を押し付けて行う操作であって、その操作箇所がレンズ鏡筒4の配備箇所から離れているために、操作中にオペレータの手の指が投影口の前に突き出てスクリーンに映し出されるという事態が起こり得ない。そのため、オペレータにとっては、特別な注意を払わずにズーム調節やフォーカス調節を行うための各ノブ2,3の回転手動操作を容易にかつ正確に行うことができるようになるという利点がある。また、各ノブ2,3の操作面21,31の全体を筐体1の開口13に配備したことにより、レンズ鏡筒4の周囲にズーム調節用リングやフォーカス調節用リングを設ける必要がなくなってレンズ鏡筒4の周囲のデザインが簡素化され、併せて、当該プロジェクタの外観デザインが今までにない目新しいデザインになって見た目のシンプル性が改善されるだけでなく、それらの操作面21,31を大きくして操作性を改善しても当該プロジェクタの外観デザインがそれほど変化しないという利点がある。
図2は同プロジェクタの要部の概略断面図、図3は同要部の概略平面図、図4は他の要部の概略平面図である。
図2において、5は枠組み形状に構成された構体であり、底板51と、その底板51の複数箇所から立ち上げられた所定のポスト52…の頂部に支持板53が固定されていることに加え、底板51の端部から立ち上げられた取付け板54にレンズ鏡筒4が取り付けられていて、取付け板54には光取入口55が設けられている。そして、上記支持板53の上にフォーカス調節用ノブ3に具備された円板状のベース部32が配備され、そのベース部32の軸孔33と支持板53に設けられた軸受孔56とを貫通してズーム調節用ノブ2と一体の縦軸22が配備されていることによって、各ノブ2,3が個別に縦軸回りに回転自在とされている。
上記レンズ鏡筒4には、図示していないガイドに案内されて前後に出退可能なズーム調節部材41と、同じく他のガイドに案内されて前後に出退可能なフォーカス調節部材45とが含まれていて、ズーム調節部材41の前後の出退動作を通じてズーム調節が行われ、フォーカス調節部材45の前後の出退動作を通じてフォーカス調節が行われる。そして、ズーム調節用ノブ2とズーム調節部材41とがズーム連動機構6によって連結され、フォーカス調節用ノブ3とフォーカス調節部材45とがフォーカス連動機構7によって連結されている。
ズーム連動機構6には、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構61と、ズーム調節部材41に設けられたピン状の可動体65と、横行動作を通じて可動体65を前後に出退させるスライドカム66とが含まれている。上記ピニオンラック機構61は、ズーム調節用ノブ2と一体の縦軸22の下端に同心状にビス止めされたピニオン62と、上記スライドカム66に一体に設けられてそのピニオン62に噛み合ったラック63とでなる。また、スライドカム66は、図3のようにその左右両端部に設けられた長孔であるガイド孔67,67に貫挿した取付けビス68,68を、構体5の所定のポスト52,52の頂部にねじ込むことによってそれらのポスト52,52に横行動作可能に取り付けられていて、そのスライドカム66に形成されている傾斜したカム面69に上記したピン状の可動体65が摺動自在に係合している。したがって、ズーム調節用ノブ2の操作面21をオペレータが手の指で押し付けて回転手動操作すると、そのノブ2の回転がピニオンラック機構61を介し直線運動に変換されてスライドカム66に伝わり、そのスライドカム66の横行動作を通じて可動体65がズーム調節部材41と共に前後に出退してズーム調節が行われる。
次に、フォーカス連動機構7には、フォーカス調節部材45に設けられて回転によりそのフォーカス調節部材45を前後に出退させる歯車71と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構72と、上記歯車71に噛み合ったラック76を一体に備えるスライダ75とが含まれている。そして、ピニオンラック機構72が、フォーカス調節用ノブ3のベース部32の外周部に一体に形成されたピニオン73と、上記スライダ75に一体に設けられてそのピニオン73に噛み合ったラック74とでなる。また、スライダ75は、図4のようにその左右両端部に設けられた長孔であるガイド孔77,77に貫挿した取付けビス78,78を、構体5の所定のポスト52,52の頂部にねじ込むことによってそれらのポスト52,52に横行動作可能に取り付けられている。したがって、フォーカス調節用ノブ3の操作面31をオペレータが手の指で押し付けて回転手動操作すると、そのノブ3の回転がピニオンラック機構72を介し直線運動に変換されてスライダ75に伝わり、そのスライダ75の横行動作がラック76を介して歯車71に伝わってその歯車71が回転し、フォーカス調節部材45が前後に出退してフォーカス調節が行われる。
この実施形態では、1つの構体5に、ズーム調節用ノブ2、ズーム連動機構6、フォーカス調節用ノブ3、フォーカス連動機構7、ズーム調節部材41及びフォーカス調節部材45とを備えるレンズ鏡筒4の全部を組み付けて投影用光学ユニットを構成している。そのため、この投影用光学ユニットを筐体1を形成しているボトムケースに組み付けた後、トップケースを上から被せて組み付けるという組立工程を行うだけで、ズーム調節用ノブ2やフォーカス調節用ノブ3を筐体1の開口13に配備することが可能になる。したがって、ズーム調節用ノブ2やフォーカス調節用ノブ3を個々に単独で組み付ける場合に比べて組立工程数が削減されて当該プロジェクタの組立工程が簡略化される。
以上説明した実施形態では、ズーム調節用ノブ2とフォーカス調節用ノブ3とを筐体1の1箇所に形成した円形の開口13に配備してあるけれども、これらの各ノブを筐体の別々の2箇所に形成した開口に配備することも可能である。また、ズーム調節用ノブを円環状に形成し、フォーカス調節用ノブを円板状に形成した上で、ズーム調節用ノブをフォーカス調節用ノブの外側に同心状に配備することも可能である。
本考案の実施形態に係るプロジェクタの概略外観斜視図である。 同プロジェクタの要部の概略断面図である。 同要部の概略平面図である。 他の要部の概略平面図である。
符号の説明
1 筐体
2 ズーム調節用ノブ
3 フォーカス調節用ノブ
4 レンズ鏡筒
5 構体
6 ズーム連動機構
7 フォーカス連動機構
11 上板部
13 開口
21,31 操作面
22 縦軸
41 ズーム調節部材
45 フォーカス調節部材
61 ピニオンラック機構
65 可動体
66 スライドカム
71 歯車
72 ピニオンラック機構
75 スライダ
76 ラック

Claims (7)

  1. レンズ鏡筒の周囲にズーム調節用リング及びフォーカス調節用リングが配備されているプロジェクタにおいて、
    上記ズーム調節用リング及びフォーカス調節用リングを省略する代わりに、上記レンズ鏡筒が取り付けられている筐体の上板部の1箇所に設けられた円形の開口に、円板状の第1部材によって形成されたズーム調節用ノブと上記第1部材と同心配備された円環状の第2部材によって形成されたフォーカス調節用ノブとが縦軸回りに回転可能に配備されていて、それらのズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの各表面によって形成されている操作面の全体が上記筐体の上面と面一又は略面一に位置してその筐体の外部に臨み、
    ズーム調節用ノブとそのズーム調節用ノブの回転手動操作を通じて前後に出退されるズーム調節部材とを連結しているズーム連動機構に、上記ズーム調節部材に設けられた可動体と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構を介して上記ズーム調節用ノブに連動連結されかつその横行動作を通じて上記可動体を前後に出退させるスライドカムとが含まれ、
    フォーカス調節用ノブとそのフォーカス調節用ノブの回転手動操作を通じて前後に出退されるフォーカス調節部材とを連結しているフォーカス連動機構に、上記フォーカス調節部材に設けられて回転によりそのフォーカス調節部材を前後に出退させる歯車と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構を介し上記フォーカス調節ノブに連動連結されかつその横行動作を通じて上記歯車を回転させるラックを備えたスライダとが含まれ、
    上記ズーム調節用ノブとズーム連動機構とズーム調節部材、及び、フォーカス調節用ノブとフォーカス連動機構とフォーカス調節部材が、共通の構体に組み付けられて投影用光学ユニットを構成していることを特徴とするプロジェクタ。
  2. レンズ鏡筒が取り付けられている筐体の開口に、ズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブを、それらに具備されてそれらの回転軸線に直交する各操作面の全体が上記筐体の外部に臨む状態で配備し、それらのズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの回転手動操作を通じてズーム調節及びフォーカス調節が行われるように構成してあることを特徴とするプロジェクタ。
  3. ズーム調節用ノブ及びフォーカス調節用ノブの上記各操作面が上記筐体の上面と面一又は略面一に位置してその筐体の外部に臨んでいる請求項2に記載したプロジェクタ。
  4. 同心状に配備された円板状の第1部材及びその第1部材と同心配備された円環状の第2部材のうちの一方側部材がズーム調節用ノブとして形成され、かつ、他方側部材がフォーカス調節用ノブとして形成されている請求項1又は請求項2に記載したプロジェクタ。
  5. ズーム調節操作を通じて前後に出退されるズーム調節部材が上記ズーム調節用ノブにズーム連動機構を介して連結され、そのズーム連動機構に、スライドカムと上記ズーム調節部材に設けられて上記スライドカムの横行動作によって前後に出退される可動体とが含まれている請求項4に記載したプロジェクタ。
  6. フォーカス調節操作を通じて前後に出退されるフォーカス調節部材がフォーカス調節用ノブにフォーカス連動機構を介して連結され、そのフォーカス連動機構に、上記フォーカス調節部材に設けられて回転によりそのフォーカス調節部材を前後に出退させる歯車と、回転運動を直線運動に変換するピニオンラック機構を介し上記フォーカス調節ノブに連動連結されかつその横行動作を通じて上記歯車を回転させるラックを備えたスライダとが含まれている請求項4又は請求項5に記載したプロジェクタ。
  7. 上記ズーム調節用ノブとズーム連動機構とズーム調節部材、及び、フォーカス調節用ノブとフォーカス連動機構とフォーカス調節部材が、それらに共通の構体に組み付けられて投影用光学ユニットを構成している請求項5又は請求項6のいずれか1項に記載したプロジェクタ。
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