JP2007163916A - プロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射レンズのレンズシフト量を制限する機構が、投射レンズごとに最適かつ容易に設定できるようにする。
【解決手段】レンズシフト機構の動作によって投射レンズ部20がシフトしたときに、第1ガイド支持軸挿通孔90の周囲壁部にガイド支持軸80が当接するまでは、投射レンズ部20のシフトが可能となっている。ガイド支持軸80は装置内で位置固定されているため、第1ガイド支持軸挿通孔90の大きさ及び形状を規定することにより、レンズシフト機構による投射レンズ部20の可動範囲を制限することができる。第1ガイド支持軸挿通孔90は、本装置において交換可能な投射レンズ部20ごとにそれぞれ設けられているため、各投射レンズ部20の光学特性に応じて、投射レンズ部20のシフト量を最適に制限することができるようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクタ装置に関し、より詳細には、スクリーン上に画像を投射する投射レンズを、投射光軸に直交する方向にシフトさせる機能を備えたプロジェクタ装置に関する。
プロジェクタ装置は、その光源から出射した光を映像信号に応じて光変調素子により変調し、その変調光を投射レンズによってスクリーン等の被投射面上に投射する。光変調素子としては、映像信号に応じて投射用の画像を表示する液晶パネルが一般に用いられ、この他光変調素子としてDMD(Digital Micromirror Device)素子を使用したDLPプロジェクタが提供されている。
上記のようなプロジェクタ装置において、ユーザが装置自体の設置姿勢を変更することなく、投射映像を上下または左右方向に移動できるように、投射レンズをシフトさせるレンズシフト機構が備えられている。そしてこのレンズシフト機構を使用することにより、ユーザはスクリーン上の投射映像を任意の方向に移動させることができる。
このレンズシフト機構は、例えば光変調素子から出射する変調光の光軸に直交する方向に、投射レンズを移動させるように構成されている。
上記のようなレンズシフト機構を備えたプロジェクタ装置に関し、特許文献1には、レンズシフト機構を構成する部品点数を低減することにより、コストを抑えるとともに装置の小型化をはかり、上下左右方向のシフトを一連の動作として同時に行うことができるようにして、操作性を向上させたプロジェクタ装置が開示されている。
上記特許文献1のプロジェクタ装置は、投射レンズ部を取り付けた投射レンズ把持部材が、回動支軸を中心として単純に回動するだけではなく、回動支軸自体が、回動支軸移動孔の長穴を左右方向にスライドしながら回動できるように構成されている。
特開2005−49680号公報
上記特許文献1の構成では、投射レンズのレンズシフト操作を行う1つの操作レバーが、投射レンズのレンズシフト機構に直接作用するため、モータ等の駆動手段を必要とせず余計な部品点数を減らすことができ、サイズも大きくならず、コストも削減できるという効果が得られる。
上記のようなレンズシフト機構を使用するときに、投射レンズをシフトさせることによってスクリーン上の投射映像の周辺光量比が変化したり、フォーカスの状態が変化したりする。このときに投射レンズの光学的特性に従って、上記の周辺光量比の変化やフォーカス状態の変化の度合いが異なってくる。すなわち、投射レンズを交換したときに、その投射レンズごとに、シフト可能な範囲が変化することになる。
しかしながら、上記特許文献1の構成では、プロジェクタ装置の投射レンズのシフト量を制限する機構が、投射レンズを取り付けるレンズ把持部に設けられていて、交換可能な投射レンズごとにそのシフト量を制限するものではなかった。
このような機構により、投射レンズの特性によっては、シフト量の制限範囲内であっても投射映像にケラレ等が生じて映像品質が劣化してしまい、あるいは投射映像の品質上シフト量に余裕があるにもかかわらず、狭い範囲でシフト量が制限されてしまう、というような問題が生じる。
上記のような投射レンズごとのシフト量の制御技術に関し、どのような種類の投射レンズが装着されたかを検出する装置を設け、各投射レンズのシフト量をポテンションメーター等にて電気的に制御させる装置も知られている。
しかしながら、このような機構を用いると、非常に複雑で高価な装置になってしまう。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、投射レンズのレンズシフト量を制限する機構を備え、そのシフト量を制限する機構が、投射レンズごとに最適かつ容易に設定できるようにしたプロジェクタ装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、光源と、光源から出射した光を変調する光変調手段と、光変調手段により変調された光を被投射面に投射する投射レンズと、投射レンズをシフトさせるレンズシフト機構を備えたプロジェクタ装置において、投射レンズは、レンズシフト機構が動作することによる投射レンズのシフト許容範囲を制限するためのシフト量制限手段を有することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、プロジェクタ装置が、投射レンズを把持する投射レンズ把持部を有し、レンズシフト機構は、ユーザ操作に応じて変位する操作レバーと、操作レバーの変位に応じて、操作レバーが作用する操作レバー作用部とを有し、操作レバー作用部は、投射レンズ把持部に設けられ、投射レンズ把持部は、操作レバーの作用を受けることにより、投射レンズとともにシフトすることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、プロジェクタ装置が、光源及び光変調手段が組み込まれた光学ユニットを有し、シフト量制限手段は、光学ユニットに対して位置固定され、投射レンズをシフト可能に支持するガイド支持軸と、投射レンズに設けられ、ガイド支持軸が遊挿される支持軸挿通孔とを有し、支持軸挿通孔の周囲壁部にガイド支持軸が当接しない領域では、投射レンズ把持部とともに投射レンズのシフトが可能であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1ないし第3のいずれか1の技術手段において、プロジェクタ装置が、交換が可能な複数の投射レンズを有し、投射レンズが有する支持軸挿通孔は、各投射レンズの固有の光学特性に応じて、それぞれ異なる大きさ及び形状に設定されていることを特徴としたものである。
本発明によれば、投射レンズのレンズシフト量を制限する機構を備え、そのシフト量を制限する機構が、投射レンズごとに最適かつ容易に設定できるようにしたプロジェクタ装置を提供することができる。
特に本発明では、投射レンズ部のシフト量を制限するためのガイド支持軸挿通孔が、交換可能な投射レンズ部ごとにそれぞれ設けられているため、各投射レンズ部の光学特性に応じて、投射レンズのシフト量を最適な範囲で制限することができるようになる。
以下に本発明によるプロジェクタ装置の実施形態を添付された図面を参照しながら具体的に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一または同様の機能を有する部分には同じ符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明によるプロジェクタ装置の外観正面図で、図中、1はプロジェクタ装置のケース、1aはケースの正面パネル、1bはケースの底面、2はレンズ孔、3はレバー孔、4はロックレバー、20は投射レンズ部、20aは投射レンズ部の出射面、50は操作レバーである。
プロジェクタ装置のケース1の正面パネル1aには、投射レンズ部20と、投射レンズ部20をシフトするための操作レバー50とが設けられている。操作レバー50は、投射レンズ部20をシフトさせるための操作部として機能するもので、ユーザ操作に従って傾倒可能に設置されている。
またケース1の底面1bには、操作レバー50の傾倒操作をロックするためのロックレバー4が設けられている。ケース1内には、光源と、該光源から出射した光を表示画像(映像信号)に対応させて変調する液晶パネル等の光変調素子(本発明の光変調手段に相当)が設けられた後述のプロジェクタ装置用光学ユニットが設置されている。
プロジェクタ装置用光学ユニットの投射レンズ部20は、光変調素子から出射される変調光の出射経路上(すなわち、光変調素子から出射する変調光の光軸Z上)に配置され、ケース1の前面に配置されるスクリーンに対して上記変調光を投射する。これにより、スクリーン上には表示すべき映像信号に応じた表示画像が投影される。
また投射レンズ部20は、正面パネル1aに形成されたレンズ孔2を通して、その出射面20aから外部に投影光が投影可能となるように配置される。レンズ孔2は、投射レンズ部20の外周面に対して適度な間隔δを有する寸法で形成されている。
これにより、投射レンズ部20の出射面20aは、レンズ孔2内で、光変調素子から投射レンズ部20に入射する変調光の光軸Zに直交するX−Y平面上を平行移動(シフト)可能となっている。すなわちこの構成は、投射レンズ部20のレンズ軸Zと光変調素子から投射レンズ部20に入射する変調光の光軸Zとが同軸になった状態から、レンズ軸Zがシフトし、変調光の光軸Zに対してずれた状態になることを許容する。
図2は、プロジェクタ装置用光学ユニットの構成例を示す斜視図で、図3は図2に示す光学ユニットの斜視分解構成図である。
図2及び図3において、10はプロジェクタ装置用光学ユニット、30はねじ、40は投射レンズ把持部材、60はシフト機構、70は取付固定部、80はガイド支持軸、90は第1ガイド支持軸挿通孔、91は第2ガイド支持軸挿通孔、92は第3ガイド支持軸挿通孔、100はナット、110は止め輪部材、120はコイルスプリング、130はリンク部材である。
プロジェクタ装置用光学ユニット10内には、上記のように、光源、及びこの光源から出射された光を表示画像(映像信号)に対応させて変調する光変調素子としての液晶パネル等が設けられている。
またプロジェクタ装置用光学ユニット10には、上述の投射レンズ部20が備えられている。投射レンズ部20は、ねじ30等の締結部品を用いて投射レンズ把持部材40に固定される。投射レンズ把持部材40は、本発明の投射レンズ把持部に相当する。そしてプロジェクタ装置用光学ユニット10には、投射レンズ部20をシフトさせるための操作レバー50が傾倒可能に設けられている。
またプロジェクタ装置用光学ユニット10は、投射レンズ部20の交換が可能に構成される。投射レンズ部20を交換するときには、それぞれ二つのナット100、止め輪部材110、コイルスプリング120、及びリンク部材130を取り外し、ねじ30によって一体に組み付けられている投射レンズ部20を投射レンズ把持部材40から取り外す。そしてねじ30を取り外し、投射レンズ部20と投射レンズ把持部材40とを分離する。そして新たな投射レンズ部20を用意し、上記と逆の手順で組み付けることにより、投射レンズ部20の交換を行うことができる。
ユーザは、操作レバー50を任意の方向に傾倒操作することにより、プロジェクタ装置用光学ユニット10に設けられたシフト機構60を操作レバー50の傾倒位置に応動させることができる。そしてこの応動動作により、投射レンズ部20に入射する変調光の光軸Zに直交するX−Y平面上で、投射レンズ部20の出射面20aをシフトさせ、ユーザ所望の位置に移動させることができるようになっている。
投射レンズ部20、投射レンズ部20を把持固定するための投射レンズ把持部材40、及び投射レンズ把持部材40をプロジェクタ装置用光学ユニット10に取付固定するための取付固定部70には、二本のガイド支持軸80をそれぞれ挿通するためのガイド支持軸挿通孔が設けられている。
ここでは、投射レンズ部20に設けられたガイド支持軸挿通孔を第1ガイド支持軸挿通孔90とし、投射レンズ把持部材40に設けられたガイド支持軸挿通孔を第2ガイド支持軸挿通孔91とし、取付固定部70に設けられたガイド支持軸挿通孔を第3ガイド支持軸挿通孔93とする。
投射レンズ部20は、レンズシフト機構の動作によって投射レンズ部20がシフトした際に、第1ガイド支持軸挿通孔90に遊挿されているガイド支持軸80によって、そのシフト量が制限される。すなわち投射レンズ部20がシフトしたときに、第1ガイド支持軸挿通孔90の周囲壁部にガイド支持軸80が当接するまでは、投射レンズ部20のシフトが可能となっている。
ガイド支持軸80は、取付固定部70に対して位置固定されているため、上記の第1ガイド支持軸挿通孔90の大きさ及び形状を規定することにより、レンズシフト機構による投射レンズ部20の可動範囲を制限することができる。
また投射レンズ把持部材40に設けた第2ガイド支持軸挿通孔91は、第1ガイド支持軸挿通孔90の制限範囲内で操作レバー50が傾倒したときに、ガイド支持軸80が接触しない(第1ガイド支持軸挿通孔90による可動範囲の制限に影響を与えない)ような大きさ及び形状となるように設定しておく。これらの第1支持軸挿通孔90とガイド支持軸80とによって、本発明のシフト量制限手段が実現される。
次に本実施形態のレンズシフト機構についてその構成と動作を説明する。
図4ないし図7は、上記プロジェクタ装置における投射レンズ部のレンズシフト機構を説明するための要部斜視図で、図4は投射レンズ部20とレンズ把持部材40とを組み合わせたユニットを正面側から見た斜視図、図5は図4のユニットを背面側から見た斜視図、図6は図4及び図5に示すユニットをプロジェクタ装置用光学ユニット10に取付けた状態を示す要部斜視図、図7は図6の構成の平面図である。
図4ないし図7において、41は第1レバー係合孔、42はレバー係合孔形成部、43は第2レバー係合孔、44は操作レバー係合部、45は突起部、51は操作部、52は傾倒支点部、53は第1係合部、54は第2係合部、190はレバー傾倒支持部材、191は貫通孔、200は取付片、210はコイルスプリングである。
レンズ把持部材40には、操作レバー係合部44が設けられ、この操作レバー係合部44に対してレバー係合孔形成部42が突設されている。レバー係合孔形成部42には、第1レバー係合孔41と第2レバー係合孔43とが形成され、操作レバー50は、これら第1レバー係合孔41と第2レバー係合孔43に挿通されている。
また操作レバー50は、その先端側に操作部51が形成され、操作部51側から軸方向に順に、球状部からなる第2係合部54と、球状部からなる第1係合部53とが形成されている。
そして操作レバー50の傾倒動作に伴って、第1係合部53は、第1レバー係合孔41の周囲壁面に当接し、第2係合部54は第2レバー係合孔43の周囲壁部に当接する。
また操作レバー50の他端側(背面側)は、操作レバー係合部44の背面側に導出されている。そして操作レバー50の他端側には球状の傾倒支点部52が設けられ、この傾倒支点部52は、レバー傾倒支持部材190に支持されている。
レバー傾倒支持部材190には、操作レバー50の傾倒支点部52の球面部の少なくとも一部と当接する支持面が形成され、この支持面により操作レバー50を傾倒可能に支持している。本例では、レバー傾倒支持部材190の本体に形成された貫通孔191の内周面が支持面になっている。
またプロジェクタ装置用光学ユニット10に位置決め固定された取付固定部70には、取付片200が係止固定され、さらにレバー傾倒支持部材190がこの取付片200に対して取付固定されている。
すなわち、レバー傾倒支持部材190自体も取付片200とともにプロジェクタ装置用光学ユニット10において位置決め固定されている。
従って操作レバー50は、レバー傾倒支持部材190に対して直立している基準状態から傾倒したときに、その第1係合部53が第1レバー係合孔41の周囲壁面に当接し、もしくは第2係合部54が第2レバー係合孔43の周囲壁面に当接する。
このような構成により、操作レバー50をユーザが操作して任意の方向に傾倒させると、操作レバーの第1または第2係合部53,54が第1または第2レバー係合孔41,43の周囲壁部に当接し、さらに操作レバー50を傾倒させていくことによって、レンズ把持部材40が押動されて操作レバー50の傾倒方向にシフトする。投射レンズ部20は、レンズ把持部材40に対して取付固定されているため、レンズ把持部材40のシフト動作とともに移動する。操作レバー50が作用する上記の第1レバー係合孔41及び第2レバー係合孔43の周囲壁部が、本発明の操作レバー作用部に該当する。
こうして、操作レバー50の傾倒動作に従って、投射レンズ部20のレンズシフト動作が実行される。このときに、上述のように、投射レンズ部20に設けられた第1ガイド支持軸挿通孔90によって、投射レンズ部のシフト許容範囲が制限される。
さらに図5に示すように、操作レバー係合部44の背面側では、取付片200と操作レバー係合部44との間に、操作レバー50の操作力調整用のコイルスプリング210が介装されている。コイルスプリング210は、その一端側が取付片200に係止され、他端側が操作レバー係合部44の背面に形成された突起部45に係止されて、操作レバー係合部44の背面に沿って配置される。
コイルスプリング210は伸張状態で配設され、突起部45と、取付片200とが近づく方向に付勢している。すなわちコイルスプリング210は、投射レンズ部20と投射レンズ把持部材40とが組み合わされたユニットを上方に向かって付勢するように配置されている。そしてこの付勢力により、ユーザが上記ユニットをシフトさせるときに、少ない力で簡単にシフト操作を行うことができる。
以上説明したような構成を有するプロジェクタ装置において、上記のように第1ガイド支持軸挿通孔90によって、投射レンズ部20のシフト動作の範囲を制限することができる。
投射レンズ部20は、上記のようにその光学的特性に従って、投影画像の周辺光量比の変化やフォーカス状態の変化の度合いが異なるため、投射レンズ部の特性ごとに、シフト可能な範囲が異なってくる。従って、投射レンズのシフト範囲は、投射レンズごとに最適な範囲を設定することが有効かつ合理的である。
これに対して本実施形態では、投射レンズ部20のシフト動作の範囲を制限する第1ガイド支持軸挿通孔90が投射レンズ部20に設けられているため、交換可能な各種の投射レンズごとに、周辺光量比やフォーカスを考慮した最適な大きさ及び形状の第1ガイド支持軸挿通孔90を設定することが可能となる。
図8は、図2の投射レンズ部に替えて、長焦点の投射レンズ部を使用したときの光学ユニットの構成例を示す斜視図で、図9は図8に示す光学ユニットの斜視分解構成図である。
上述のように、プロジェクタ装置用光学ユニット10は、投射レンズ部20の交換が可能に構成されている。
上述の図2及び図3の例は、比較的短焦点のレンズを投射レンズ部20として使用しているが、図8及び図9の例では、比較的長焦点の投射レンズ部20を使用してプロジェクタ用の光学ユニット10を構成している。
この場合にも、長焦点の投射レンズ部20には第1ガイド支持軸挿通孔90が設けられていて、その大きさと形状に従って投射レンズ部20のシフト範囲を制限することができる。
図10及び図11は、投射レンズ部20に形成される第1ガイド支持軸挿通孔90の形状の設定例を説明するための図で、図10は、図2及び図3の短焦点レンズによる投射レンズ部20を示し、図11は、図8及び図9の長焦点レンズによる投射レンズ部20を示すものである。
図10及び図11に示すように、投射レンズ部20に形成する第1ガイド支持軸挿通孔90の形状は、その投射レンズ部20に使用する投射レンズの光学特性に応じて個々に設定される。本例では、図11の長焦点レンズの方がシフト量の許容範囲が大きいため、図11の短焦点レンズに比較して、第1ガイド支持軸挿通孔90の大きさが大きく設定されている。
このように、本発明に関わる実施形態では、投射レンズ部20のシフト量を制限するための第1ガイド支持軸挿通孔90が、交換可能な投射レンズ部20ごとにそれぞれ設けられている。従って各投射レンズ部20の光学特性に応じて、投射映像の品位を維持することができる範囲で、投射レンズ部20のシフト量を制限することができるようになる。
本発明によるプロジェクタ装置の外観正面図である。 プロジェクタ装置用光学ユニットの構成例を示す斜視図である。 図2に示す光学ユニットの斜視分解構成図である。 投射レンズ部とレンズ把持部材とを組み合わせたユニットを正面側から見た斜視図である。 図4のユニットを背面側から見た斜視図である。 図4及び図5に示すユニットをプロジェクタ装置用光学ユニットに取付けた状態を示す要部斜視図である。 図6の構成の平面図である。 図2の投射レンズ部に替えて、長焦点の投射レンズ部を使用したときの光学ユニットの構成例を示す斜視図で、 図8に示す光学ユニットの斜視分解構成図である。 図2及び図3の短焦点レンズによる投射レンズ部を示す図である。 図8及び図9の長焦点レンズによる投射レンズ部を示す図である。
符号の説明
1…ケース、1a…正面パネル、1b…底面、2…レンズ孔、3…レバー孔、4…ロックレバー、10…プロジェクタ装置用光学ユニット、10…光学ユニット、20…投射レンズ部、20a…出射面、30…ねじ、40…投射レンズ把持部材、41…第1レバー係合孔、42…レバー係合孔形成部、43…第2レバー係合孔、43…レバー係合孔、44…操作レバー係合部、45…突起部、50…操作レバー、51…操作部、52…傾倒支点部、53…第1係合部、54…第2係合部、60…シフト機構、70…取付固定部、80…ガイド支持軸、90…第1ガイド支持軸挿通孔、91…第2ガイド支持軸挿通孔、93…第3ガイド支持軸挿通孔、100…ナット、110…止め輪部材、120…コイルスプリング、130…リンク部材、190…レバー傾倒支持部材、191…貫通孔、200…取付片、210…コイルスプリング。

Claims (4)

  1. 光源と、該光源から出射した光を変調する光変調手段と、該光変調手段により変調された光を被投射面に投射する投射レンズと、該投射レンズをシフトさせるレンズシフト機構を備えたプロジェクタ装置において、
    前記投射レンズは、前記レンズシフト機構が動作することによる該投射レンズのシフト許容範囲を制限するためのシフト量制限手段を有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ装置において、
    該プロジェクタ装置は、前記投射レンズを把持する投射レンズ把持部を有し、
    前記レンズシフト機構は、ユーザ操作に応じて変位する操作レバーと、該操作レバーの変位に応じて、該操作レバーが作用する操作レバー作用部とを有し、
    該操作レバー作用部は、前記投射レンズ把持部に設けられ、該投射レンズ把持部は、前記操作レバーの作用を受けることにより、前記投射レンズとともにシフトすることを特徴とするプロジェクタ装置。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクタ装置において、
    該プロジェクタ装置は、前記光源及び前記光変調手段が組み込まれた光学ユニットを有し、
    前記シフト量制限手段は、前記光学ユニットに対して位置固定され、前記投射レンズをシフト可能に支持するガイド支持軸と、
    前記投射レンズに設けられ、前記ガイド支持軸が遊挿される支持軸挿通孔とを有し、
    該支持軸挿通孔の周囲壁部に前記ガイド支持軸が当接しない領域では、前記投射レンズ把持部とともに前記投射レンズのシフトが可能であることを特徴とするプロジェクタ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1に記載のプロジェクタ装置において、該プロジェクタ装置は、交換が可能な複数の前記投射レンズを有し、
    前記投射レンズが有する前記支持軸挿通孔は、各前記投射レンズの固有の光学特性に応じて、それぞれ異なる大きさ及び形状に設定されていることを特徴とするプロジェクタ装置。
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