JP2007248752A - 投影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストをかけずに画像形成素子への光の照射域を調整して、画像形成素子の画像形成面全体に光を照射することができる投影装置を提供する。
【解決手段】ランプから発せられた光を通して凝縮し均一な光に変えるライトトンネル7と、ライトトンネル7を通った光を反射するミラーと、ミラーで反射された光が照射され画像形成面で該光を反射して画像を形成するDMDと、DMDで形成された画像を投影するレンズと、これら画像投影光学系の部品を取り付けるフレーム6Aとを備えたプロジェクタにおいて、ライトトンネル7の光の入射口7aをランプへ向け、出射口をミラーへ向けた状態で、ライトトンネル7の軸を略中心とした回転角度を調節して、ライトトンネル7をフレーム6Aに固定可能な回転調節固定機構を備える。
【選択図】図8
【解決手段】ランプから発せられた光を通して凝縮し均一な光に変えるライトトンネル7と、ライトトンネル7を通った光を反射するミラーと、ミラーで反射された光が照射され画像形成面で該光を反射して画像を形成するDMDと、DMDで形成された画像を投影するレンズと、これら画像投影光学系の部品を取り付けるフレーム6Aとを備えたプロジェクタにおいて、ライトトンネル7の光の入射口7aをランプへ向け、出射口をミラーへ向けた状態で、ライトトンネル7の軸を略中心とした回転角度を調節して、ライトトンネル7をフレーム6Aに固定可能な回転調節固定機構を備える。
【選択図】図8
Description
本発明は、DMD(Digital Micromirror Device)のような画像形成素子を用いた投影装置に関し、特に光源からの光を画像形成素子に照射する照射域の調整構造に関するものである。
図1は、DLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタ100の概略構造を示す図である。プロジェクタ100は投影装置の一例である。プロジェクタ100の本体1の内部には、図示するような画像投影光学系ユニットが設けられている。この他にも本体1の内部には、図示しない空調系ユニット、制御系ユニット、および電源系ユニット等がそれぞれ設けられている。
3は光源であるランプ、4はリフレクタ、2はランプ3およびリフレクタ4を保持するランプケースである。5は赤、緑、青のカラーフィルタが円周方向に交互に配列された円板から成るカラーホイールである。カラーホイール5は、図示しないモータによって回転し、ランプ3から発せられた白色光をカラーフィルタのいずれかを透過させて赤色光、緑色光、青色光に分離する。6はマグネシウム製の上下分割型のフレームであるエンジンキャスティングである。エンジンキャスティング6には、下記の画像投影光学系の部品7〜11がそれぞれ組み付けられている。7は内面が鏡張りになっている四角筒状のライトトンネルである。ライトトンネル7は、一端側の開口である入射口7aより入射された光を、内部で繰り返し反射させて他端側の開口である出射口7bより出射させることにより、短い光路長で凝縮した均一な光に変える。8はライトトンネル7を通った光を反射するミラーである。ライトトンネル7とミラー8を用いることにより、光路長さを短縮して画像投影光学系をコンパクトにしている。9はミラー8で反射された光の光束を整えるリレイレンズである。
10は半導体メモリ上に数十万個の微小なマイクロミラー(図示省略)が集積されたDMD(Digital Micromirror Device)であって、メモリセルが割り当てられた個々のマイクロミラーにより画素が構成される。DMD10は、画像形成素子の一例であって、図示しない回路基板に実装されている。DMD10のマイクロミラーは、±12°の2方向に傾動することができる構造になっていて、メモリ値に応じて静電吸引力によりいずれかの方向に傾動し、傾動方向によってON/OFFの2値の状態をとる。11は軸方向に伸縮可能な筒と該筒内に装着された複数枚のレンズ等から成る投影レンズである。投影レンズ11は、DMD10で反射された光を通過させてスクリーン50に投射する。
矢印で示すように、ランプ3から発せられた白色光はランプケース2の開口2aを通り、カラーホィール5のいずれかのカラーフィルタを透過して、赤色光、緑色光、青色光に分離される。そして、各色光はエンジンキャスティング6の開口6aを通って内部に入射し、ライトトンネル7を通って凝縮および均一化される。ライトトンネル7から出射された光は、投影レンズ11の下側をくぐって、ミラー8で所定角度上向きに反射され、リレイレンズ9を通過して、DMD10へ照射される。このとき、DMD10のマイクロミラーがON状態にあるときは、該ミラーで反射された光が投影レンズ11に取り込まれてスクリーン50に投射される。また、マイクロミラーがOFF状態にあるときは、該ミラーで反射された光が投影レンズ11に取り込まれずスクリーン50に投射されない。つまり、プロジェクタ100は、入力される映像信号等に基づいてDMD10の個々のマイクロミラーの動作状態をON/OFFに制御することにより、DMD10で画像を形成して、該画像を投影レンズ11を通してスクリーン50に投影する。
図14は、従来のDMD10への光の照射状態を示す図である。実線で示す長方形状の10aはDMD10の光が照射される側に設けられた画像形成面である。画像形成面10aは、上述したマイクロミラーから成る。上述したようにランプ3から発せられた光はライトトンネル7等を通ってミラー8で反射されて、DMD10に照射される。この際、光が四角筒状のライトトンネル7の径に応じて絞られて、ミラー8での反射により光路を折り曲げられるため、DMD10に照射される光の照射域が、図14に一点鎖線で示す10bのように画像形成面10aに対して傾いた(場合によっては歪んだ)四角形状となり、斜線で示す画像形成面10aの一部に光が照射されなくなる。この状態で、上述したようにDMD10で画像を形成してスクリーン50に投影すると、投影した画像が暗くなる等のように画像品位が悪くなってしまう。
そこで、画像形成面10a全体に光が照射されるようにDMD10への光の照射域を調整するため、従来はエンジンキャスティング6へのミラー8の取り付け角度や位置を調節していた。また、このミラー8の取り付け調節だけでは、画像形成面10a全体に光が照射されるようにDMD10への光の照射域を調整しきれない場合があり、この場合従来はライトトンネル7の径を大きくするようにサイズを変更して、光の照射域を図14に二点鎖線で示す10cのように拡げるしかなかった。しかし、このようにライトトンネル7のサイズを変更することは、光学的な仕様を変更することになり、DMD10に照射される単位面積当たりの光のエネルギーが低下する等の弊害を招いて、画像投影光学系の設計のやり直し等が必要となり、大変な手間になっていた。また、サイズの異なるライトトンネル7を各種製造して用意しなければならず、コストがかかっていた。
一方、下記の特許文献1には、リアプロジェクションテレビ等において、光軸を中心に投影レンズを回転させるモータと、投影レンズのズーム機構を作動させるモータと、液晶パネルまたはDMD等を光軸に対して垂直なX方向とY方向へそれぞれ移動させるモータを設け、各モータをスイッチ操作により操作して、スクリーンへの画像の表示位置を調整する技術が開示されている。しかしながら、このような技術を上記のDMD10への光の照射域の調整に適用することは困難であり、しかも多数のモータやスイッチを使用するためコストがかかってしまう。
本発明は、上述した問題点を解決するものであって、その課題とするところは、コストをかけずに画像形成素子への光の照射域を調整して、画像形成素子の画像形成面全体に光を照射することができる投影装置を提供することにある。
本発明は、光源から発せられた光を通して凝縮し均一な光に変えるライトトンネルと、ライトトンネルを通った光を反射するミラーと、ミラーで反射された光が照射される画像形成面で該光を反射して画像を形成する画像形成素子と、画像形成素子で形成された画像を投影するレンズと、これら画像投影光学系の部品を取り付けるフレームとを備えた投影装置において、ライトトンネルの光の入射口を光源へ向けかつ出射口を前記ミラーへ向けた状態で、ライトトンネルの回転角度を調節して、ライトトンネルをフレームに固定可能な回転調節固定機構を備える。
このようにすると、回転調節固定機構によりライトトンネルの回転角度を調節することで、画像形成素子への光の照射域を傾きや位置を変えて調整することができ、画像形成素子の画像形成面全体に光を照射することが可能となる。この結果、画像形成素子で形成した画像をレンズで投影したときに、該投影した画像が暗くなる等のように画像品位が悪くなるのを防ぐことが可能となる。また、従来のようにライトトンネルのサイズを変更する必要がないので、光学的な仕様が変更されず、画像投影光学系の設計のやり直し等の手間と、異なるサイズのライトトンネルの用意等のためのコストがかかるのを防ぐことが可能となる。
また、本発明では、回転調節固定機構は、中央の一方の面側にライトトンネルが固定具により固定され、該ライトトンネルの光の入射口を光源へ向けかつ出射口を前記ミラーへ向けた状態で、他方の面側をフレームに形成された支持部に回転可能に支持されるベースと、ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にあるベースの一方の端部に形成された孔を貫通して、フレームに取り付けられ、該一方の端部を揺動可能に支持するピンと、ベースの一方の端部をフレームの支持部側へ付勢するバネと、ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にあるベースの他方の端部に形成された孔を貫通して、フレームに形成されたネジ孔に螺合され、該他方の端部を頭部でフレームの支持部側へ押えるネジと、ベースに形成されたネジ孔に螺合されてベースを貫通し、ライトトンネルの軸方向へ傾斜するようにフレームに形成された傾斜面に係合することにより、ベースをライトトンネルの軸方向にあるフレームの側壁に押え付けるビスとから構成されている。
このような構成において、固定具によりライトトンネルを固定したベースをフレームの支持部に支持させて、ピンをベースの一方の端部の孔を貫通させてフレームに取り付け、バネでベースの一方の端部を支持部側へ付勢すると、ベースが回転して、他方の端部が一方の端部よりフレームから浮き上がり、ベースがフレームに保持される。この状態で、ネジをベースの他方の端部の孔を貫通させて、フレームのネジ孔に螺合して行くと、ベースの他方の端部がネジの頭部でフレームの支持部側へ押えられて、ベースが徐々に回転して行く。このため、フレームのネジ孔に対するネジの螺合深さを変えることにより、ベースとともにライトトンネルの回転角度が調節される。そして、ビスをベースのネジ孔に螺合してフレームの傾斜面に係合させると、ビスからフレームの傾斜面に支持部側へ向かう力が付加され、この反力としてフレームの傾斜面からビスにフレームの側壁側へ向かう力が付加されて、ベースの他方の端部がフレームの側壁に押え付けられ、ベースとライトトンネルが軸方向および回転方向にガタ無くフレームに固定される。よって、ライトトンネルの回転角度をネジやビス等の締め付け作業により容易に調節することができ、画像形成素子への光の照射域を調整して、画像形成素子の画像形成面全体に光を照射することが可能となる。また、従来のようにライトトンネルのサイズを変更する必要がないので、光学的な仕様が変更されず、手間とコストがかかるのを防ぐことが可能となる。
また、本発明では、バネはベースの一方の面に接触して一方の端部をフレームの支持部側へ押え、当該ベースのバネとの接触箇所にフレームの傾斜面と反対方向へ傾斜するように傾斜面を形成している。
このようにすると、ベースの傾斜面がバネで押えられることにより、ベースの一方の端部がフレームの支持部側と側壁側へ付勢されるので、フレームにベースとライトトンネルを軸方向および回転方向に一層ガタ無く固定することができる。
さらに、本発明の典型的な実施形態では、光源から発せられた光を通して凝縮し均一な光に変える四角筒状のライトトンネルと、ライトトンネルを通った光を反射するミラーと、ミラーで反射された光が照射される画像形成面で該光を反射して画像を形成するDMD(Digital Micromirror Device)と、DMDで形成された画像を投影するレンズと、これら画像投影光学系の部品を取り付けるフレームとを備えた投影装置において、中央の一方の面側にライトトンネルが固定具により固定され、該ライトトンネルの光の入射口を光源へ向けかつ出射口をミラーへ向けた状態で、他方の面側をフレームに形成された支持部にライトトンネルの軸を略中心として回転可能に支持されるベースと、ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にあるベースの一方の端部に形成された複数の孔をそれぞれ貫通して、フレームに取り付けられ、該一方の端部を揺動可能に支持する複数のピンと、各ピンの周囲に配置され、ベースの各孔の周囲にライトトンネルの軸方向へ傾斜するように形成された傾斜面をフレームの支持部側へ押えるバネと、ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にあるベースの他方の端部に形成された孔を貫通して、フレームに形成されたネジ孔に螺合され、該他方の端部を頭部でフレームの支持部側へ押えるネジと、ベースの他方の端部に形成されたネジ孔に螺合されてベースを貫通し、先端に形成された傾斜部がベースの傾斜面と反対方向へ傾斜するようにフレームに形成された傾斜面に係合して、ベースをライトトンネルの軸方向にあるフレームの側壁に押え付けるビスとから構成され、フレームのネジ孔に対するネジの螺合深さを変えて、ビスをベースのネジ孔に螺合してフレームの傾斜面に係合することにより、ベースごとライトトンネルの軸を略中心とした回転角度を調節して、ライトトンネルをフレームに固定する回転調節固定機構を備える。
このような構成において、固定具によりライトトンネルを固定したベースをフレームの支持部に支持させて、周囲にバネを配置した各ピンをベースの一方の端部の各孔を貫通させてフレームに取り付けると、各バネがベースの各孔の周囲の傾斜面に接触して、該傾斜面にフレームの支持部側と側壁側へ向かう力が付加され、ベースがライトトンネルの軸を略中心として回転して、他方の端部が一方の端部よりフレームから浮き上がり、一方の端部が側壁側へ移動して、一方の端部にある各孔の側壁が各ピンの側面に押え付けられる。この状態では、ベースの一方の端部が複数のピン、複数のバネ、およびフレームにより多点で保持されるため、ベースのぐらつきが抑制され、以降の取り付け作業をし易くすることができる。次いで、ネジをベースの他方の端部の孔を貫通させて、フレームのネジ孔に螺合して行くと、ベースの他方の端部がネジの頭部でフレームの支持部側へ押えられて、ベースがライトトンネルの軸を略中心として徐々に回転して行く。このため、フレームのネジ孔に対するネジの螺合深さを変えることにより、ベースとともにライトトンネルの回転角度が調節される。この状態では、ベースがバネ、ネジ、およびフレームにより両面から支持されるため、ベースとライトトンネルの回転方向のぐらつきが抑制され、以降の取り付け作業をし易くすることができる。そして、ビスをベースの他方の端部のネジ孔に螺合して行くと、ビスの先端の傾斜部がフレームの傾斜面にスムーズに係合して、ビスの傾斜部からフレームの傾斜面に支持部側へ向かう力が付加され、この反力としてフレームの傾斜面からビスの傾斜部にフレームの側壁側へ向かう力が付加される。このため、ベースがフレームの側壁側へ移動して押え付けられ、ベースとライトトンネルが軸方向および回転方向にガタ無くフレームに固定される。この状態では、ベースがバネ、ネジ、ビス、およびフレームにより支持されるため、ベースとライトトンネルの軸方向および回転方向のぐらつきが略完全に抑制され、安定した固定状態を維持することができる。
よって、ライトトンネルの回転角度をネジやビス等の締め付け作業により容易に調節することができ、DMDへの光の照射域を調整して、DMDの画像形成面全体に光を照射することが可能となる。特に、このライトトンネルの回転角度調節とともに、ミラーの取り付け調整を行うと、DMDへの光の照射域の調整可能幅を広げて、DMDの画像形成面全体に光を一層確実に照射することが可能となる。この結果、DMDで形成した画像をレンズで投影したときに、該投影した画像が暗くなる等のように画像品位が悪くなるのを防ぐことが可能となる。また、従来のようにライトトンネルのサイズを変更する必要がないので、光学的な仕様が変更されず、手間とコストがかかるのを防ぐことが可能となる。さらに、タイプの異なる投影装置で同種のライトトンネルを用いても、DMDへの光の照射域の調整をそれぞれで適正に行うことができ、部品の共通化を図り、コストを一層削減することが可能となる。
本発明によれば、回転調節固定機構によりライトトンネルの回転角度を調節することで、画像形成素子への光の照射域を調整して、画像形成素子の画像形成面全体に光を照射することが可能となり、ライトトンネルのサイズを変更する必要がなく、手間とコストがかからなくなる。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。本発明の実施形態に係る投影装置の概略構成は、背景技術の項で説明した図1のものと同様であるため、以下では、図1を本発明の実施形態として引用し、重複する説明は省略する。図1に示すプロジェクタ100は、本発明の実施形態に係る投影装置の一実施形態を構成する。
図2は、エンジンキャスティング6の下側フレーム6Aを示す斜視図である。エンジンキャスティング6は、下側フレーム6Aと図示しない上側フレームを嵌め合わせてネジ等で締結することにより組み立てられる。下側フレーム6Aには、投影レンズ11を組み付ける組付部61、ミラー8を組み付ける組付部62、リレイレンズ9を組み付ける組付部63、DMD10と該DMD10を実装した図示しない回路基板と該DMD10を冷却する図示しないヒートシンクを組み付ける組付部64、および図4に示すライトトンネル7を含んだ組立部品20を組み付ける組付部60がそれぞれ一体で形成されている。組付部60と組立部品20は、本実施形態における回転調節固定機構の主構成要素である。これら画像投影光学系の各部品の各組付部60〜64への組み付けには、ネジ、ビス、バネ等が用いられる。
組立部品20は、図4に示すようにライトトンネル7、固定具21、ベース22、ピン23、コイルバネ24、十字穴付き丸小ネジ25、および六角穴付きビス26から構成されている。ライトトンネル7は、図10に示すように四角筒状で、内面が鏡張りになっている。図10では、ライトトンネル7を入射口7a側から斜めに見た状態を(a)に示し、出射口7b側から斜めに見た状態を(b)に示している。固定具21は、図11に示すように板金を折り曲げて形成されている。図11では、固定具21を上方から斜めに見た状態を(a)に示し、側方から斜めに見た状態を(b)に示し、下方から斜めに見た状態を(c)に示している。固定具21の正面には、図11(b)に示すように開口21aが形成されている。この開口21aは、ライトトンネル7の入射口7a、出射口7b、および内径と同等の大きさになっている。横幅の大きな長方形状の各側面の中央には、押え部21bが形成されていて、端部には引っ掛け部21c、21dが形成されている。
ベース22は金属製で、図12に示すような形状に形成されている。図12(a)に示すようにベース22の一方の面側の中央には、略V字形の溝22aがベース22の長手方向に渡って形成されている。溝22aの内側には、ライトトンネル7を支持する突起状の支持部22b、22eが形成されている。図12(b)に示すように支持部22e側のベース22の側面には、凸部22mが形成されている。溝22aの両側には、固定具21の引っ掛け部21c、21dを挿入する孔22c、22dが形成されている。ライトトンネル7をベース22の溝22aに嵌め込んで、ライトトンネル7の側面を支持部22bで支持させかつ出射口7b側の端部を支持部22eで支持させた後、固定具21の引っ掛け部21c、21dをベース22の孔22c、22dにそれぞれ挿入すると、引っ掛け部21c、21dが弾性変形して孔22c、22dの縁に引っ掛かり、図4および図8に示すように固定具21がベース22に取り付けられる。図8は、組立部品20を固定具21の開口21a側から見た状態を示している。この状態では、ライトトンネル7が固定具21の押え部21bおよび正面とベース21の支持部22b、22eに支持されて、ベース22に固定され、ライトトンネル7の入射口7aおよび出射口7bと固定具21の開口21aが図4に一点鎖線で示すライトトンネル7の軸方向に整列する。
図12(a)および(b)に示すようにベース22の他方の面側の中央は、溝22aの底を構成するためベース22の長手方向に渡って突出していて、先端の両端部に円弧状の係合部22fが形成されている。係合部22fの円弧の中心は、ベース22に固定したライトトンネル7の軸(図4の一点鎖線)と略一致するように設定されている。図4でライトトンネル7の軸に対して垂直な方向にあるベース22の一方の端部22xには、2本のピン23をそれぞれ貫通させる孔22gが形成されている。各孔22gの周囲には、ライトトンネル7の入射口7aから出射口7bに向う軸方向へ上昇しながら傾斜するように傾斜面22hが形成されている。この傾斜面22hに接触するように各ピン23の周囲には、コイルバネ24が配置される。ベース22の各孔22gの径は、各ピン23の中央部23bの径より大きく、各コイルバネ24の径より小さくなっている。各ピン23の頭部23aには、十字穴が形成されていて、該頭部23aの直ぐ下には、鍔部23cが設けられている。各鍔部23cの径は、各コイルバネ24の径より大きくなっている。各ピン23の下部には、中央部23bより径の小さいネジ部23dが形成されている。
図4でライトトンネル7の軸に対して垂直な方向にあるベース22の他方の端部22yには、1本の小ネジ25を貫通させる孔22j(図12)と、1本のビス26を螺合するネジ孔22kが形成されている。孔22jの径は、小ネジ25のネジ部25dの径より大きく、頭部25aの径より小さくなっている。ビス26の頭部26aの径は、中央のネジ部26dの径と略同等になっている。ビス26の先端には、先細りになるように傾斜部26bが形成されている。
図3は、下側フレーム6Aの組付部60の拡大図である。下側フレーム6Aの組付部60の右側にある側面6bには、図6に示すように組付部60を臨むように開口6aが設けられている。側面6bの外側(図2および図3で右側)には、図1に示すようにカラーフィルタ5とランプケース2が配置される。図1の配置状態で、下側フレーム6Aの開口6aとランプケース2の開口2aは、ランプ3から発せられた光の光軸方向に整列する。
組付部60には、窪み6cが形成されている。窪み6cの内側には、図1〜図3および図6に示すようにランプ3から発せられて開口2a、6aを通った光が組付部62に組み付けられるミラー8に入射するのを遮らないように、傾斜面状の支持部6dと側壁6eが形成されている。窪み6cには、図5に示すようにベース22が嵌め込まれる。図4に示すようにベース22に固定具21でライトトンネル7を固定した状態で、図5に示すようにベース22を窪み6cに嵌め込むと、図1に示すようにライトトンネル7の入射口7aがランプ3を向きかつ出射口7bが組付部62のミラー8を向いて、ライトトンネル7の軸とランプ3からの光の光軸とが略一致し、ランプ3からの光がライトトンネル7を通ってミラー8に入射可能になる。また、ベース22の係合部22fが、図8に示すように窪み6cの内側の支持部6dに支持されて、ベース22がライトトンネル7の軸を略中心として回転可能になる。図8で固定具21の開口21aおよびライトトンネル7の入射口7aの内側に示す十字マークはライトトンネル7の軸でありかつベース22の回転中心である。
図3に示すように窪み6cの上部には、ピン23のネジ部23dを螺合するネジ孔6fと、小ネジ25のネジ部25dを螺合するネジ孔6gが形成されている。ネジ孔6gの近傍には、ビス26の先端の傾斜部26bを係合する傾斜面6hが形成されている。傾斜面6hは、側壁6eから開口6aに向うランプ3の光の光軸方向へ、即ち図5の状態のベース22に固定されたライトトンネル7の出射口7bから入射口7aに向う軸方向へ、上昇しながら傾斜するように形成されている。
以上の構成において、ライトトンネル7を下側フレーム6Aに組み付けるには、先ず上述したようにベース22の溝22aにライトトンネル7を嵌め込んで、図4に示すように固定具21により固定する。次いで、ベース22を下側フレーム6Aの組付部60の窪み6cに嵌め込んで、係合部22fを支持部6dで支持する。そして、各ピン23の中央部23bの周囲にコイルバネ24を配置して、図4に示すようにネジ部23dおよび中央部23bをベース22の端部22xの孔22gへ貫通させ、ドライバ等を用いて、図7に示すようにネジ部23dを各ネジ孔6fに螺合し、各ピン23を下側フレーム6Aに取り付ける。図7では、ライトトンネル7と固定具21の図示を省略している。
上記のように各ピン23を下側フレーム6Aに取り付けると、ベース22の端部22xが各ピン23により揺動可能に支持される。また、各コイルバネ24がベース22の各傾斜面22hに接触して、各傾斜面22hに下側フレーム6Aの側壁6e側へ向かう力Fが付加され、ベース22の端部22xが側壁6e側へ移動して、各孔22gの側壁が各ピン23の中央部23bに押え付けられる。さらに、各コイルバネ24から各傾斜面22hに下側フレーム6Aの支持部6d側へ向かう力Wが付加され、図8(a)に示すようにベース22がライトトンネル7の軸を略中心として時計回りに回転して、端部22yが端部22xより下側フレーム6Aから浮き上がる。この状態では、ベース22の端部22xが2本のピン23、2つのコイルバネ24、および下側フレーム6Aにより多点で保持されるため、ベース22のぐらつきが抑制され、以降の取り付け作業がし易くなる。
次いで、ネジ25をベース22の端部22yの孔22jを貫通させて、ドライバ等を用いて、下側フレーム6Aのネジ孔6gに螺合して行く。すると、ベース22の端部22yがネジ25の頭部25aで下側フレーム6Aの支持部6d側へ押えられて、図8(b)に示すようにベース22がライトトンネル7の軸を略中心として反時計回りに回転する。このため、下側フレーム6Aのネジ孔6gに対するネジ25の螺合深さを変えることにより、ベース22の端部22x、22yと下側フレーム6Aとの距離が変化して、ベース22とともにライトトンネル7の回転角度が調節される。この状態では、ベース22がコイルバネ24、ネジ25、および下側フレーム6Aにより上下両面から支持されるため、ベース22とライトトンネル7の回転方向のぐらつきが抑制され、以降の取り付け作業がし易くなる。
次いで、レンチ等を用いて、ビス26をベース22の端部22yのネジ孔22kに螺合して行くと、図9に示すようにビス26の先端の傾斜部26bが下側フレーム6Aの傾斜面6hにスムーズに係合する。図9は、ベース22の端部22yの近傍のみを図示している。このようにビス26の傾斜部26bを下側フレーム6Aの傾斜面6hに係合すると、傾斜部26bから傾斜面6hに下側フレーム6Aの支持部6d側へ向かう力W’が付加され、この反力の一成分として傾斜面6hから傾斜部26bに下側フレーム6Aの側壁6e側へ向かう力F’が付加される。このため、ベース22が側壁6e側へ移動して、ベース22の凸部22m(図12(b))が側壁6eに押え付けられ、ベース22とライトトンネル7が軸方向および回転方向にガタ無く下側フレーム6Aに固定される。このときのベース22の固定状態は図5に示す状態と同様である。図5では、ライトトンネル7と固定具21の図示を省略している。上記のように固定すると、ベース22がコイルバネ24、ネジ25、ビス26、および下側フレーム6Aにより上下両面および両端部22x、22yを力W、W’、F、F’等で支持されるため、ベース22とライトトンネル7の軸方向および回転方向のぐらつきが略完全に抑制され、安定した固定状態を維持可能となる。
下側フレーム6Aの他の組付部61〜64にも他の画像投影光学系の部品8〜11がそれぞれ組み付けられると、該下側フレーム6Aに上側フレームが嵌め合わされて、エンジンキャスティング6が組み立てられ、該エンジンキャスティング6が図1に示すようにプロジェクタ100の本体1内に設置される。この設置状態では、ランプ3から発せられた光がランプケース2の開口2a、カラーホィール5、およびエンジンキャスティング6の開口6aを通過して、ライトトンネル7に入射し、ライトトンネル7で凝縮および均一化される。そして、ライトトンネル7から出射した光が、ミラー8で反射され、リレイレンズ9を通過して、DMD10へ照射される。そしてさらに、DMD10の個々のマイクロミラーがON/OFF状態に動作することにより、DMD10で画像が形成され、該画像が投影レンズ11を通してスクリーン50に投影される。
図13は、以上のように各部品が設置された本実施形態のプロジェクタ100のDMD10への光の照射状態を示す図である。実線で示す長方形状の10aはDMD10の光が照射される側に設けられた画像形成面である。画像形成面10aは、上述したマイクロミラーから成り、図示しないカバーガラスで覆われている。一点鎖線で示す10xは、上述したようにDMD10に照射される調整前の光の照射域である。つまり、照射域10xは、ライトトンネル7等を下側フレーム6Aに回転調節を行わずに適当に取り付けたときに、DMD10へ照射される光の照射域の一例を示している。照射域10xは画像形成面10aに対して傾きかつ若干歪んだ四角形状になっているため、斜線で示す画像形成面10aの一部には、光が照射されていない。
然るに、エンジンキャスティング6の上側フレームを下側フレーム6Aから外し、上述したように組付部60に組み付けたビス26やネジ25等(場合によってピン23も)の締め付け具合を変えて、ベース22ごとライトトンネル7の回転角度を調節することで、図13のDMD10への光の照射域10xを回転させて、二点鎖線で示す照射域10x’のように傾きや位置を変えて調整し、画像形成面10a全体に光を照射することが可能となる。さらに、ライトトンネル7の回転角度の調節を行うとともに、下側フレーム6Aへのミラー8の取り付け角度や位置の調整を行うことで、DMD10への光の照射域の調整可能幅を広げて、画像形成面10a全体に光を一層確実に照射することが可能となる。
この結果、DMD10で形成した画像を投影レンズ11でスクリーン50に投影したときに、該投影した画像が暗くなる等のように画像品位が悪くなるのを防ぐことが可能となる。また、ビス26やネジ25等の締め付け等の簡単な作業を行うだけで、ライトトンネル7の回転角度の調節およびDMD10への光の照射域の調整を容易に行うことができ、作業時間の短縮を図ることが可能となる。また、従来のようにライトトンネル7のサイズを変更する必要がないので、光学的な仕様が変更されず、画像投影光学系の設計のやり直し等の手間と、異なるサイズのライトトンネル7の用意等のためのコストがかかるのを防ぐことが可能となる。さらに、タイプの異なるプロジェクタ100で同種のライトトンネル7を用いても、DMD10への光の照射域の調整をそれぞれで適正に行うことができ、部品の共通化を図り、コストを一層削減することが可能となる。
本発明は、以上述べた実施形態以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、以上の実施形態では、ベース22の一方の端部22xを2本のピン23を用いて揺動可能に支持した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではなく、単一または3本以上のピンを用いて支持するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ベース22の一方の端部22xを2つのコイルバネ24を用いて下側フレーム6Aの支持部6d側へ押えた例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではなく、単一または3つ以上の板バネ等の他種類のバネを用いて押えるようにしてもよい。
さらに、以上の実施形態では、本発明をプロジェクタ100に適用した例を挙げているが、本発明はこれ以外にも、例えばDLP方式のリアプロジェクションテレビのような投影装置に適用することが可能である。
3 ランプ
6 エンジンキャスティング
6A 下側フレーム
6d 支持部
6e 側壁
6g ネジ孔
6h 傾斜面
7 ライトトンネル
7a 入射口
7b 出射口
8 ミラー
10 DMD
10a 画像形成面
11 投影レンズ
21 固定具
22 ベース
22g 孔
22h 傾斜面
22j 孔
22k ネジ孔
22x 一方の端部
22y 他方の端部
23 ピン
24 コイルバネ
25 十字穴付き丸小ネジ
25a 頭部
26 六角穴付きビス
26b 傾斜部
100 プロジェクタ
6 エンジンキャスティング
6A 下側フレーム
6d 支持部
6e 側壁
6g ネジ孔
6h 傾斜面
7 ライトトンネル
7a 入射口
7b 出射口
8 ミラー
10 DMD
10a 画像形成面
11 投影レンズ
21 固定具
22 ベース
22g 孔
22h 傾斜面
22j 孔
22k ネジ孔
22x 一方の端部
22y 他方の端部
23 ピン
24 コイルバネ
25 十字穴付き丸小ネジ
25a 頭部
26 六角穴付きビス
26b 傾斜部
100 プロジェクタ
Claims (4)
- 光源から発せられた光を通して凝縮し均一な光に変える四角筒状のライトトンネルと、ライトトンネルを通った光を反射するミラーと、ミラーで反射された光が照射される画像形成面で該光を反射して画像を形成するDMD(Digital Micromirror Device)と、DMDで形成された画像を投影するレンズと、これら画像投影光学系の部品を取り付けるフレームとを備えた投影装置において、
中央の一方の面側に前記ライトトンネルが固定具により固定され、該ライトトンネルの光の入射口を光源へ向けかつ出射口を前記ミラーへ向けた状態で、他方の面側を前記フレームに形成された支持部にライトトンネルの軸を略中心として回転可能に支持されるベースと、
前記ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にある前記ベースの一方の端部に形成された複数の孔をそれぞれ貫通して、前記フレームに取り付けられ、該一方の端部を揺動可能に支持する複数のピンと、
前記各ピンの周囲に配置され、前記ベースの各孔の周囲に前記ライトトンネルの軸方向へ傾斜するように形成された傾斜面を前記フレームの前記支持部側へ押えるバネと、
前記ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にある前記ベースの他方の端部に形成された孔を貫通して、前記フレームに形成されたネジ孔に螺合され、該他方の端部を頭部で前記フレームの前記支持部側へ押えるネジと、
前記ベースの他方の端部に形成されたネジ孔に螺合されてベースを貫通し、先端に形成された傾斜部がベースの前記傾斜面と反対方向へ傾斜するように前記フレームに形成された傾斜面に係合して、ベースをライトトンネルの軸方向にあるフレームの側壁に押え付けるビスとから構成され、
前記フレームの前記ネジ孔に対する前記ネジの螺合深さを変えて、前記ビスを前記ベースの前記ネジ孔に螺合して前記フレームの傾斜面に係合することにより、ベースごと前記ライトトンネルの軸を略中心とした回転角度を調節して、ライトトンネルをフレームに固定する回転調節固定機構を備えたことを特徴とする投影装置。 - 光源から発せられた光を通して凝縮し均一な光に変えるライトトンネルと、ライトトンネルを通った光を反射するミラーと、ミラーで反射された光が照射される画像形成面で該光を反射して画像を形成する画像形成素子と、画像形成素子で形成された画像を投影するレンズと、これら画像投影光学系の部品を取り付けるフレームとを備えた投影装置において、
前記ライトトンネルの光の入射口を光源へ向けかつ出射口を前記ミラーへ向けた状態で、ライトトンネルの回転角度を調節して、ライトトンネルを前記フレームに固定可能な回転調節固定機構を備えたことを特徴とする投影装置。 - 請求項2に記載の投影装置において、
前記回転調節固定機構は、
中央の一方の面側に前記ライトトンネルが固定具により固定され、該ライトトンネルの光の入射口を光源へ向けかつ出射口を前記ミラーへ向けた状態で、他方の面側を前記フレームに形成された支持部に回転可能に支持されるベースと、
前記ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にある前記ベースの一方の端部に形成された孔を貫通して、前記フレームに取り付けられ、該一方の端部を揺動可能に支持するピンと、
前記ベースの一方の端部を前記フレームの前記支持部側へ付勢するバネと、
前記ライトトンネルの軸に対して垂直な方向にある前記ベースの他方の端部に形成された孔を貫通して、前記フレームに形成されたネジ孔に螺合され、該他方の端部を頭部で前記フレームの前記支持部側へ押えるネジと、
前記ベースに形成されたネジ孔に螺合されてベースを貫通し、前記ライトトンネルの軸方向へ傾斜するように前記フレームに形成された傾斜面に係合して、ベースをライトトンネルの軸方向にあるフレームの側壁に押え付けるビスとから構成されていることを特徴とする投影装置。 - 請求項3に記載の投影装置において、
前記バネは前記ベースの前記一方の面に接触して前記一方の端部を前記フレームの前記支持部側へ押え、
当該ベースのバネとの接触箇所に前記フレームの前記傾斜面と反対方向へ傾斜するように傾斜面を形成したことを特徴とする投影装置。
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