JP2010211139A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタの光学系を構成する光学部材における局所発熱部を効率よく冷却することができる、プロジェクタを提供する。
【解決手段】入射する光の作用により局所的に発熱する局所発熱部を有する光学部材と、光学部材が配置されるベース部材18とを備える。また、光学部材を冷却するための冷却風を送風するファンとを備える。さらに、光学部材の近傍に配置され、冷却風の少なくとも一部が局所発熱部に向かうように導風する導風板35とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクタに関し、特に、光学部材の冷却を行なうプロジェクタに関する。
DLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式のプロジェクタは、ランプなどの光源から照射された光をDMD(Digital Micromirror Device)(登録商標)からなる光変調素子の決まった範囲に集光させる必要がある。そのため、ランプから照射された光は、まず、ロッドインテグレータレンズに入射され、均一な直線光に変換される。次に、光は、ライトトンネルを通過した後、コンデンサーレンズにより集光され、さらに、反射ミラーで反射されて光変調素子に到達する。ライトトンネルは、入射した光を内部で全反射させて光軸上に留めながら、コンデンサーレンズまで導くものである。
このようにプロジェクタを構成する光学系では、光源から照射された光により発熱して高温となる部材が存在するため、プロジェクタの内部に冷却風を発生させるファンなどが配置されている。発熱する光学部材の中で最も発熱するのはランプであり、高温となったランプに触れることがないようにするランプハウジング構造を開示した先行文献として、特許文献1がある。特許文献1に記載された投射型表示装置では、直接手で触れることが不可能な大きさの冷却用開口部を形成し、ランプの過熱を防止している。
また、ランプ以外の光学部材も発熱するが、ランプを冷却した後の冷却風は、温風になり冷却風としての機能を果たさなくなる。そこで、ランプを冷却するための冷却風と、その他の光学部材を冷却する冷却風とを分離する構造を有する投射型表示装置を開示した先行文献として、特許文献2がある。
特許文献2に記載された投射型表示装置では、カラーホイルを導風板として利用して冷却ファンによって発生した冷却風を分離し、ランプとランプ以外の光学部材とを冷却する冷却風に分離している。このようにして、光学部材の冷却の効率化を図っている。
特開2003−233134号公報 特開2005−10693号公報
特許文献1に記載された投射型表示装置では、ランプハウジングに冷却風の採り込み口となる冷却用開口部が設けられているが、ランプを含む光学部材を効率的に冷却する構造については記載されていない。
特許文献2に記載された投射型表示装置では、プロジェクタの光学系を構成するランプとランプ以外の光学部材とを冷却するためにカラーホイルを利用して、冷却風を分離している。しかし、光学部材において、部材により発熱の度合いはそれぞれ異なり、また、一つの光学部材においても場所によって発熱の度合いは異なる。そのため、冷却風を分離するだけでは、発熱度合いの高い光学部材の一部である局所発熱部について効率よく冷却することはできない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、プロジェクタの光学系を構成する光学部材における局所発熱部を効率よく冷却することができる、プロジェクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、入射する光の作用により局所的に発熱する局所発熱部を有する光学部材と、光学部材が配置されるベース部材とを備える。また、プロジェクタは、光学部材を冷却するための冷却風を送風する送風手段と、光学部材の近傍に配置され、冷却風の少なくとも一部が局所発熱部に向かうように導風する導風手段とを備える。
このような構成にすることにより、冷却風を光学部材の局所発熱部に、より多く導風することができ、効率よく冷却を行なうことができる。
本発明によれば、光学部材の近傍に導風手段を配置することにより、導風手段により光学部材の局所発熱部に、冷却風を導風することができる。よって、冷却風を集中的に局所発熱部に送ることにより、効率的な冷却を行なうことができる。
(A)は、本発明の実施の形態に係るプロジェクタの外観を示す前方斜視図であり、(B)は、後方斜視図である。 同実施の形態に係るプロジェクタの光学系を示す模式図である。 同実施の形態に係るプロジェクタの収容部を示す斜視図である。 同実施の形態に係るプロジェクタの収容部に収容されるベース部材、および、ベース部材に配置される光学部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係るプロジェクタにおいて、ベース部材に配置される光学部材を示す斜視図である。 (A)は、ロッドインテグレータレンズの外観を示す平面図、(B)は、斜視図である。 同実施の形態の係るプロジェクタのベース部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係るプロジェクタのロッドインテグレータレンズを押圧固定する板状部材を示す斜視図である。 同実施の形態に係るプロジェクタのロッドインテグレータレンズをベース部材に固定している状態を示す斜視図である。 同実施の形態に係るプロジェクタの導風板を示す模式図である。
以下、この発明に基づいた一実施の形態におけるプロジェクタについて、図を参照しながら説明する。
図1(A)は、本発明の実施の形態に係るプロジェクタの外観を示す前方斜視図であり、(B)は、後方斜視図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係るプロジェクタ1は、直方体の形状の筐体2に収納され、その筐体2の側面から突出する投射レンズ光学系3から、画像が投射される。
図2は、本実施の形態に係るプロジェクタの光学系を示す模式図である。図2に示すように、本実施の形態の光学系では、第1ランプ4および第2ランプ5から光が照射される。第1ランプ4から照射された光は、第1リフレクタ6により集光され第1カラーホイル8に入射される。同様に、第2ランプ5から照射された光は、第2リフレクタ7により集光されて第2カラーホイル9に入射される。
第1カラーホイル8を通過した光は、第1ロッドインテグレータレンズ10の反射面12により反射されて、第1ロッドインテグレータレンズ10の長手方向である光軸方向に進路が変えられる。同様に、第2カラーホイル9を通過した光は、第2ロッドインテグレータレンズ11の反射面13により反射されて、第2ロッドインテグレータレンズ11の長手方向である光軸方向に進路が変えられる。
第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11を通過する光は、全反射をくり返して照度分布が均一になり、たとえば、ロッドインテグレータレンズの断面形状が四角形の場合には、四角形の投射形状を有して出射される。第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11から出射した光はともにライトトンネル14に入射する。
ライトトンネル14は、光が内部を通過する中空の導光路および矩形状の断面を有し、内壁に鏡が形成されている。ライトトンネル14に入射した光は、ライトトンネル14の内部を全反射しながら進行し、均一な照度分布で出射される。
ライトトンネル14から出射された光は、集光レンズ系15に入射して集光された後、反射鏡16により反射して光変調素子17に到達する。光変調素子17から投射レンズ光学系3を通過した光が、プロジェクタのスクリーンまたはリアプロジェクションテレビの画面などに投影される。
図3は、本実施の形態に係るプロジェクタの収容部を示す斜視図である。図3に示すように、第1カラーホイル8および第2カラーホイル9と対向する位置に、ベース部材18が配置される。ベース部材18には、開口部20が設けられている。収容部材19は、ベース部材18を収容している。
収容部の内部に、開口部20を通じて冷却風を送風する送風手段としてファン21が、収容部の下方に配置されている。図3において、冷却風の流れを矢印で示している。本実施の形態に係るプロジェクタでは、収容部材19の下部に開口部20が設けられているため、冷却風は、収容部の下方から上方に向けて流れる。
図4は、本実施の形態に係るプロジェクタの収容部に収容されるベース部材、および、ベース部材に配置される光学部材を示す斜視図である。図4に示すように、プロジェクタの光学系を構成する第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11が、ベース部材18の表面に配置される。本実施の形態では、第1ロッドインテグレータ10および第2ロッドインテグレータレンズ11をベース部材18に固定するために、第1押圧手段として板状部材22および第2押圧手段として板状部材23を用いている。
収容部材19は、第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11を含む光学部材とベース部材18とを収容する収容部を構成している。ベース部材18には、光学部材と対向する位置に開口部20が設けられている。図4中の矢印で示すように、収容部内の冷却風は、開口部20から流入し、ベース部材18の下方から側方を通過して上方に到達する。
本実施の形態では、第1ロッドインテグレータレンズ10の近傍に、反射面12を集中的に冷却するための導風手段として、板状の部材で形成される導風板35が配置されている。このようにした場合、導風板35を所定の位置に配置することにより、導風板35によって、冷却風の一部の流れを変え、反射面12に向けて導風することができる。
導風板35は、板状部材22に設けられていてもよいし、別の部材で形成されていてもよい。板状部材22に導風板35が設けた場合には、部品点数を減らすことができるとともに、板状部材22をベース部材18に固定することにより、導風板35の配置位置が決まる。そのため、第1ロッドインテグレータ10に対して、位置精度良く導風板35を配置することができる。
さらに、第2ロッドインテグレータレンズ11の近傍に別の導風板を配置してもよい。このようにした場合、第1ロッドインテグレータレンズ10と同様に冷却風を第2ロッドインテグレータレンズ11の反射面13に導風することができるため、効率的に第2ロッドインテグレータレンズ11の反射面13を冷却することができる。
図5は、本実施の形態に係るプロジェクタにおいて、ベース部材に配置される光学部材を示す斜視図である。図5に示すように、本実施の形態に係るプロジェクタでは、ライトトンネル14、第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11は、同一のベース部材18に配置されている。このように、同一のベース部材18に配置することにより、第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11とライトトンネル14との光軸の位置を精度良く決めることができる。
図6(A)は、ロッドインテグレータレンズの外観を示す平面図、(B)は、斜視図である。図6(A)に示すように、第1ロッドインテグレータレンズ10は、光が入射する入射面、入射した光を反射して光の進行方向を変える反射面12を有している。さらに、第1ロッドインテグレータレンズ10は、強度が均一化された光を出射する出射面を有している。
第2ロッドインテグレータレンズ11も同様に、入射面、反射面13および出射面を有している。反射面12,13は、第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11の側面に、光を反射する金属の薄膜を蒸着させた鏡面で形成される。
図6(A)中の2点鎖線で示すように、カラーホイルを通過して第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11に入射した光はそれぞれ、反射面12,13で反射され第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11の長手方向である光軸方向に進行方向が変えられる。このように、光の進行方向を変更する反射面12,13は、入射する光の作用により局所的に発熱する局所発熱部となる。
図6(B)に示すように、第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11は、四角形の断面形状を有している場合、第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11は、2組の互いに対向する側面を有する。第1ロッドインテグレータレンズ10において、その1組の側面の一方の側面を第1外側面24とする。他方の1組の側面の一方の側面を第2外側面26とする。第1外側面24と第2外側面26とは、互いに隣接している。同様に第2ロッドインテグレータレンズ11において、その1組の側面の一方の側面を第1外側面25とし、他方の1組の側面の一方の側面を第2外側面27とする。
図7は、本実施の形態の係るプロジェクタのベース部材を示す斜視図である。図7に示すように、ベース部材18には、第1ロッドインテグレータレンズ10の光軸の位置の基準となる第1基準面28および第2基準面30が形成されている。同様に、第2ロッドインテグレータレンズ11の光軸の位置の基準となる第1基準面29および第2基準面30が形成されている。第1ロッドインテグレータレンズ10は、第2ロッドインテグレータレンズ11の上面に配置され、第2ロッドインテグレータレンズ11は、第2基準面30の上面に配置される。
また、ベース部材18には、第1ロッドインテグレータレンズ10の反射面12と接する第3基準面31および第2ロッドインテグレータレンズ11の反射面12と接する第3基準面32が形成されている。
図8は、本実施の形態に係るプロジェクタのロッドインテグレータレンズを押圧固定する板状部材を示す斜視図である。図9は、本実施の形態に係るプロジェクタのロッドインテグレータレンズをベース部材18に固定している状態を示す斜視図である。図8,9に示すように、第1ロッドインテグレータレンズ10は、第2ロッドインテグレータレンズ11の上面に配置された状態で、図7で示すベース部材18の第1基準面28および第2基準面30に板状部材22により押圧されて固定される。第2ロッドインテグレータレンズ11は、図7で示すベース部材18の第1基準面29および第2基準面30に板状部材23により押圧されて固定される。
第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11が四角形の断面形状を有している場合、板状部材22,23は、略直角の屈曲部を有する板状部材で形成される。この場合、板状部材22は、第1平面38および第1平面38と直角な第2平面39を有する。また、板状部材23は、第1平面40および第1平面40と直角な第2平面41を有する。本実施形態では、板状部材22,23は、ステンレス鋼で形成されている。
板状部材22の第1平面38には、第1ロッドインテグレータレンズ10の第1外側面24を付勢する第1付勢手段として、内側に曲げられた内曲げ部33が設けられる。第2平面39には、第1ロッドインテグレータレンズ10の第2外側面26を付勢する第2付勢手段として、内側に曲げられた内曲げ部34が設けられる。
板状部材23の第1平面40には、第2ロッドインテグレータレンズ11の第1外側面25を付勢する第1付勢手段として、内側に曲げられた内曲げ部36が設けられる。第2平面41には、第2ロッドインテグレータレンズ11の第2外側面27を付勢する第2付勢手段として、内側に曲げられた内曲げ部37が設けられる。
本実施の形態では、板状部材22の第1平面38に導風板35を形成している。導風板35は、第1ロッドインテグレータレンズ10の近傍に配置され、特に、局所発熱部である第1反射面12の近傍に配置されている。このように、導風板35を配置することにより、冷却風の少なくとも一部が第1ロッドインテグレータレンズ10の第1反射面12に向かうように導風される。
第1ロッドインテグレータレンズ10の局所発熱部である第1反射面12が高温になりすぎた場合、第1ロッドインテグレータレンズ10から第1反射面12である鏡面が剥離を起こし、光を光軸方向に集めることができなくなる。冷却風を第1反射面12に向かうように導風することにより、第1反射面12を集中的に冷却して、鏡面が剥離を起こすことを防ぐことができる。
第2ロッドインテグレータレンズ11の局所発熱部である第2反射面13の近傍に導風板35を配置した場合には、冷却風を第2反射面13に向かうように導風することにより、第2反射面13を集中的に冷却して、鏡面が剥離を起こすことを防ぐことができる。
図8,9に示すように、板状部材22が板状の部材で形成され、導風板35が板状部材22を形成する板状の部材から舌片状に形成されている。このようにした場合、板状部材22は、1枚の板状の部材を曲げ加工のみ行なうことにより、内曲げ部33,34および導風板35を形成することができる。
また、導風板35は、板状部材22の第1平面38の端部に設けているが、第2平面39の端部に設けてもよいし、第1平面38および第2平面39の両方の端部に設けてもよい。このようにした場合、複雑な加工が不要となり、容易に板状部材22を形成することができる。導風板35は、第1ロッドインテグレータレンズ10の局所発熱部である第1反射面12の近傍に接触していてもよい。接触させた場合、導風板35の熱伝導性により局所発熱部の熱を分散させることができる。
図9に示すように、板状部材22が図示しないボルトなどによりベース部材18に固定される。板状部材22の内曲げ部33,34により第1ロッドインテグレータレンズ10は、ベース部材18に押圧固定されて光軸の位置が決定される。
同様に、板状部材23が図示しないボルトなどによりベース部材18に固定される。板状部材23の内曲げ部36,37により第2ロッドインテグレータレンズ11は、ベース部材18に押圧固定されて光軸の位置が決定される。第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11の出射面側にライトトンネル14が配置されている。
このように、第1ロッドインテグレータレンズ10、第2ロッドインテグレータレンズ11およびライトトンネル14をベース部材18に押圧固定することにより、光軸の位置を精度良く配置することができる。また、板状部材22に導風板35を設けている場合には、第1ロッドインテグレータレンズ10の局所発熱部に対して所定の位置に、導風板35を配置することができる。そのため、冷却風を導風する向きを所定の方向とすることが容易に、かつ、安定して行なうことができる。
上記の効果は、板状部材23に導風板35を同様に形成した場合にも、第2ロッドインテグレータレンズ11の局所発熱部に対して所定の位置に、導風板35を配置することができる。よって、第1ロッドインテグレータレンズ10および第2ロッドインテグレータレンズ11の両方の局所発熱部に対して、効率的に冷却を行なうことが可能となる。
図10は、本実施の形態に係るプロジェクタの導風板を示す模式図である。図10に示すように、導風板35が第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11の第1および第2反射面の近傍に配置されることにより、冷却風の向きを流体力学的に変えて、局所発熱部である第1および第2反射面12,13に向かうようにすることができる。たとえば、図10中の矢印で示すような向きに冷却風の向きを変えることにより、局所発熱部をより効率的に冷却することができる。
冷却風の導風される向きは、導風板35の形状および大きさなどの要因、また、収容部内におけるベース部材18、光学部材および開口部20の配置などにより変化するため、適宜好適な条件となるように調整することが必要である。そのため、導風板35は、本実施の形態の形状に限られず、局所発熱部に冷却風を導風することができる形状であればよい。たとえば、円弧状またはらせん状などの形状を有していてもよい。
図10では、導風板35と第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11とは非接触な状態で示しているが、互いに接触していてもよい。導風板35と第1および第2ロッドインテグレータレンズ10,11が接触している場合には、接触箇所において、熱が局所的に蓄積しないようにするために、接触面積を小さくすることが好ましい。
本実施の形態に係るプロジェクタでは、導風板35を光学部材の局所発熱部の近傍に配置することにより、効率的に冷却を行なうことができる。このため、高温になると剥離などを起こす可能性のある光学部材の品質を安定して保つことができる。その結果、プロジェクタ1の光学系の品質を維持して、投射される画像の品質を安定して維持することができる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プロジェクタ、2 筐体、3 投射レンズ光学系、4 第1ランプ、5 第2ランプ、6 第1リフレクタ、7 第2リフレクタ、8 第1カラーホイル、9 第2カラーホイル、10 第1ロッドインテグレータ、11 第2ロッドインテグレータレンズ、12 第1反射面、13 第2反射面、14 ライトトンネル、15 集光レンズ系、16 反射鏡、17 光変調素子、18 ベース部材、19 収容部材、20 開口部、21 ファン、22,23 板状部材、24,25 第1外側面、26,27 第2外側面、28,29 第1基準面、30 第2基準面、31,32 第3基準面、33,34,36,37 内曲げ部、35 導風板、38,40 第1平面、39,41 第2平面。

Claims (8)

  1. 入射する光の作用により局所的に発熱する局所発熱部を有する光学部材と、
    前記光学部材が配置されるベース部材と、
    前記光学部材を冷却するための冷却風を送風する送風手段と、
    前記光学部材の近傍に配置され、前記冷却風の少なくとも一部が前記局所発熱部に向かうように導風する導風手段と
    を備えるプロジェクタ。
  2. 前記導風手段が、板状の部材で形成される導風板である、請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記光学部材が、光が入射する入射面、入射した光を反射して光の進行方向を変える反射面、および、強度が均一化された光を出射する出射面を有するロッドインテグレータレンズであり、
    前記局所発熱部が、前記反射面である、請求項1または2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記ベース部材は、前記ロッドインテグレータレンズの光軸の位置の基準となる基準面を有し、
    前記ロッドインテグレータレンズを前記ベース部材の前記基準面に押圧する押圧手段をさらに備える、請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記押圧手段に前記導風手段が設けられている、請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記押圧手段は、板状の部材で形成され、
    前記導風手段は、前記板状の部材の端部から舌片状に形成されている、請求項5に記載のプロジェクタ。
  7. 前記ロッドインテグレータレンズが四角形の断面形状を有して、第1外側面および該第1外側面に隣接する第2外側面を含み、
    前記第1外側面および前記第2外側面はそれぞれ、前記ロッドインテグレータレンズの互いに対向する側面の一方であり、
    前記押圧手段は、略直角の屈曲部を有する板状部材で形成され、第1平面および該第1平面と直角な第2平面を有し、
    前記第1平面には、前記第1外側面を付勢する第1付勢手段が設けられ
    前記第2平面には、前記第2外側面を付勢する第2付勢手段が設けられ、
    前記導風手段が前記第1平面の端部および前記第2平面の端部の少なくとも一方に設けられる、請求項5または6に記載のプロジェクタ。
  8. 前記導風手段が、前記ロッドインテグレータレンズの前記局所発熱部の近傍に接触している、請求項3から7のいずれかに記載のプロジェクタ。
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