JP2005241969A - 光学装置用吸熱装置及びプロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却効率を確保しつつ製造コストを抑制した光学装置用吸熱装置を提供する。
【解決手段】DMD42に接触するヒートシンク12の基板部51の上下両側部に設けた側板部52に複数の通風部53を穿設する。側板部52の面方向に沿って送風手段の吸気ファン及び排気ファンにより空気を流して、通風部53に空気を通過させる。通風部53により側板部52の厚さ方向の両側面に空気の流れを発生させ、基板部51で吸収したDMD42の熱を確実に放熱可能となり、冷却効率を確保できる。ヒートシンク12を、基板部51と側板部52を有する板状に形成することで、製造コストを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置の発熱部の発熱を吸収する光学装置用吸熱装置及びこれを備えたプロジェクタ装置に関する。
従来、プロジェクタ装置などの光学装置においては、発熱部からの発熱を吸収するヒートシンクが用いられている。
そして、この種のヒートシンクは、複数の立体的な放熱部を平面上に互いに離間して形成し、これら放熱部のそれぞれの表面から放熱することで、放熱面積を拡大して冷却効率を向上している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特開2001−100315号公報(第3頁、図1) 特開2000−147472号公報(第3頁、図1−5)
しかしながら、上述のようなヒートシンクは、一般に鋳造、あるいは鍛造により製造されるため、製造コストを抑制することが容易でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、冷却効率を確保しつつ製造コストを抑制した光学装置用吸熱装置及びこれを備えたプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の光学装置用吸熱装置は、光学装置の発熱部に接触する基板部、この基板部の周囲の少なくとも一部にこの基板部に連続して設けられた側板部、及び、前記基板部及び前記側板部の少なくともいずれか一方に穿設された通風部を備えた放熱体と、この放熱体に送風して前記通風部に空気を通過させる送風手段とを具備したものである。
そして、光学装置の発熱部に接触する基板部と、この基板部の周囲の少なくとも一部に設けた側板部との少なくともいずれか一方に穿設された通風部に、送風手段により空気を通過させることで、これら通風部により基板部、あるいは側板部の両側に空気の流れが発生して、基板部で吸収した発熱部の熱を確実に放熱可能となり、冷却効率が確保されるとともに、放熱体を、基板部と側板部とを有する板状に形成することで、製造コストが抑制される。
請求項2記載の光学装置用吸熱装置は、請求項1記載の光学装置用吸熱装置において、側板部が、基板部に交差する方向に設けられているものである。
そして、基板部に交差する方向に側板部を設けることで、例えば側板部を基板部に同一平面上に設ける場合と比較して、放熱体が小型化されるとともに、この放熱体の小型化に伴い送風手段も小型化され、全体を小型化することが可能になる。
請求項3記載の光学装置用吸熱装置は、請求項1または2記載の光学装置用吸熱装置において、側板部が、基板部の周囲に複数設けられているものである。
そして、側板部を基板部の周囲に複数設けることで、冷却効率が向上する。
請求項4記載の光学装置用吸熱装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の光学装置用吸熱装置において、通風部は、少なくとも側板部に穿設され、前記側板部は、厚さ寸法が前記通風部の幅寸法よりも大きく形成されているものである。
そして、側板部の厚さ寸法を通風部の幅寸法よりも大きくすることで、側板部に通風部を設けない場合よりも側板部の表面積を大きくし、冷却効率が向上する。
請求項5記載の光学装置用吸熱装置は、請求項1ないし4いずれか一記載の光学装置用吸熱装置において、側板部が、基板部の側部を折曲して形成されているものである。
そして、基板部の側部を折曲して側板部を形成することで、放熱体をプレス成形などで容易に製造することが可能になり、製造コストが、より抑制される。
請求項6記載のプロジェクタ装置は、光源と、発熱部としての反射型表示素子を備え、前記光源からの光線が照射される光学要素と、前記反射型表示素子の発熱を吸収する請求項1ないし5いずれか一記載の光学装置用吸熱装置とを具備したものである。
そして、反射型表示素子の熱を光学装置用吸熱装置の放熱体の基板部で吸収し、この基板部の周囲の少なくとも一部に設けた側板部に設けた通風部に、送風手段により空気を通過させることで、反射型表示素子の冷却効率が確保されるとともに、製造コストが抑制される。
請求項7記載のプロジェクタ装置は、請求項6記載のプロジェクタ装置において、送風手段が、空気を吸気する吸気ファンと、この吸気ファンにより吸気された空気を排気する排気ファンとを備え、放熱体が、前記吸気ファンと前記排気ファンとの間に配置され、光源が、前記放熱体と前記排気ファンとの間に配置されているものである。
そして、送風手段の吸気ファンと排気ファンとの間に放熱体を配置するとともに、この放熱体と排気ファンとの間に光源を配置することで、送風手段を、放熱体の冷却と光源の冷却とに共用することが可能になり、全体が小型化されるとともに製造コストが抑制される。
本発明によれば、発熱部に接触する放熱体の基板部により、発熱部の熱を吸収し、この基板部とこの基板部の周囲の少なくとも一部に設けた側板部との少なくともいずれか一方に穿設した通風部に、送風手段により空気を通過させることで、冷却効率を確保しつつ製造コストを抑制できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の光学装置用吸熱装置の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
図4において、1はプロジェクタ装置で、このプロジェクタ装置1は、光学機器であるカラーの液晶プロジェクタであり、このプロジェクタ装置1は、各種光学要素2を収納した筐体3と、この筐体3を収納した外装筐体4とを備えている。そして、光学要素2は、光源5を備えた光源部6、光源5から照射された光線を着色するカラーホイール7を備えたカラーホイールユニット8、このカラーホイールユニット8により着色された光線の照度を均一化して導く照明光学系9、この照明光学系9で導かれた光線を変調させる変調手段11、この変調手段11に取り付けられた放熱体としてのヒートシンク12、及び、変調手段11で変調された光線を図示しないスクリーンへと投射する投射光学系13などを備えている。さらに、外装筐体4には、送風手段14が設けられ、この送風手段14とヒートシンク12とにより、光学装置用吸熱装置15が構成されている。
なお、以下、光源5からスクリーンに向かう光線の光軸Oに沿って、スクリーン側を前側、光源5側を後側とし、この光軸Oに沿って後側から前側に向けて水平方向右側を右側、水平方向左側を左側として説明する。
光源5は、ハロゲンランプなどの白熱電球、あるいはメタルハライドランプなどの放電ランプである。そして、光源部6は、光源5の左右両側及び後側をカバー21で覆って形成されている。
カラーホイール7は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の各色フィルタをそれぞれ等分割の扇形状に設けた円盤状に形成され、光軸Oに対して略直交する方向に沿って配置されている。そして、カラーホイールユニット8は、カラーホイール7の赤(R)、緑(G)、青(B)の各色フィルタが光源5の光線に順次当たるようにカラーホイール7を周方向に一定の速度で回転させ、光源5から照射された光線を時分割で各色に着色するものである。
また、照明光学系9は、カラーホイールユニット8で着色した光線の照度を均一化する均一化用照明素子25、この均一化用照明素子25で照度を均一化された光線を集光するレンズユニット26、このレンズユニット26で集光された光線を反射させるハーフミラーHM、このハーフミラーHMで反射された光線を変調手段11へと集光するレンズLを有している。
均一化用照明素子25は、角柱状に形成され、光軸Oと同軸状に配置されている。この均一化用照明素子25は、カラーホイールユニット8で着色した光線を内部で全反射させつつレンズユニット26へと照射させることで、光線の照度を均一化するものである。
レンズユニット26は、円筒状の保持器31内に複数のレンズを保持したもので、光軸Oに沿って配置されている。また、このレンズユニット26は、側壁32,33,34,35にて筐体3に四角形状に区画形成された収容部36の側部に位置する一方の側壁33に穿設された丸孔状の嵌合挿通孔37に取り付けられ、先端側が収容部36内に突出している。
ハーフミラーHMは、レンズユニット26の軸方向に対して例えば45°傾斜して配置され、レンズユニット26から照射された光線をレンズLへと反射させるとともに、変調手段11にて変調された光線を投射光学系13側へと透過させるものである。
レンズLは、ハーフミラーHMで反射された光線を変調手段11へと集光するとともに、変調手段11にて変調された光線をハーフミラーHM側すなわち投射光学系13側へと集光するものである。
また、変調手段11は、レンズLにより集光された光線を、処理された映像信号に応じて変調させるもので、映像信号を処理する映像信号処理回路などの電子回路が形成された回路基板41と、この回路基板41に実装された発熱部としての反射型表示素子であるDMD(Digital Micromirror Device(商品名))42とを備えている。
回路基板41は、図1に示すように、四角形平板状に形成され、図示しない配線パターンが形成されているとともに、各種の電子部品が実装されている。また、この回路基板41には、DMD42の一部が嵌合する四角孔状の挿入開口部45が穿設されている。さらに、この回路基板41の四隅の近傍には、螺子46が挿入される丸孔状の取付孔47がそれぞれ穿設されている。そして、この回路基板41は、収容部36の側壁33と略直交し収容部36の背面に位置する側壁34に螺子46にて固定され、この側壁34の背面に面状に接触している。
DMD42は、照射された光線を変調して反射するもので、側壁34に穿設された四角形状の開口部49に嵌合して筐体3の収容部36の内部に臨んでいる。また、このDMD42の背面には、回路基板41の挿入開口部45に挿入される四角形台状の放熱突出部42aが突設されている。この放熱突出部42aは、DMD42の背面の内側寄りの位置から後方に若干突出しており、DMD42を回路基板41に実装した状態で背面が回路基板41の背面から突出するとともに、この回路基板41から後方に露出してヒートシンク12に面状に接触する。
そして、ヒートシンク12は、例えばアルミニウム(Al)などの、熱伝導率が比較的高い金属などの部材で形成され、DMD42に接触する略四角形状の基板部51と、この基板部51の両側部に設けられた一対の側板部52と、この側板部に穿設された複数の通風部53とを有している。また、このヒートシンク12は、側板部52をそれぞれ上下に位置させた状態で、保持体としてのホルダ56を介して回路基板41の背面に着脱可能に取り付けられている。
ここで、ホルダ56は、図1及び図4に示すように、基板部51の背面を弾性的に前方へと押圧する板ばね状のホルダ本体56aを備えている。このホルダ本体56aは、例えば横長四角形状に形成され、幅方向の中心部が前方に三角形状に突出している。また、このホルダ本体56aの両側部の上下には、それぞれ取付部56bが前方に突設されている。これら取付部56bの先端部は、回路基板41の背面に沿って外方に屈曲され、螺子挿入孔56cが穿設されている。さらに、これら螺子挿入孔56cには、それぞれ螺子46が挿通される。そして、これら螺子挿入孔56cに挿入された螺子46をそれぞれ回路基板41の取付孔47に挿入し、筐体3の側壁34に設けられた螺子止め孔57に螺子止めすることで、基板部51がホルダ56により回路基板41の背面へ弾性的に押圧された状態でこの回路基板41に固定される。
またさらに、基板部51の側板部52が設けられていない左右両側部には、四角形状の切欠部63がそれぞれ切り欠き形成されている。これら切欠部63は、ヒートシンク12をホルダ56により回路基板41の背面に取り付けた状態でホルダ56の取付部56bが嵌合するもので、基板部51の下端部から上端部近傍に亘って長手状に切り欠き形成されている。このため、基板部51は、正面視でT字状に形成されている。
また、側板部52は、図2に示すように、基板部51の上下両側部をそれぞれ後側に略直角に折曲して形成されている。したがって、側板部52は、基板部51に対して交差する方向に沿って設けられている。すなわち、ヒートシンク12は、断面コ字状に形成されている。さらに、側板部52は、それぞれ基板部51の上下両側部の左右方向全体に亘って設けられている。
各通風部53は、各側板部52の厚さ方向に穿設され、各側板部52の後端部から前端部近傍に向けて細長四角形状、すなわち櫛刃状に形成されている。このため、各側板部52は、平面視で櫛状に形成されている。また、これら通風部53は、それぞれ各側板部52の左右方向に略等間隔に離間されている。
ここで、各通風部53の幅寸法bは、図3に示すように、側板部52の厚さ寸法aよりも小さく形成されている。言い換えると、側板部52の厚さ寸法aは、通風部53の幅寸法bよりも大きく形成されている。すなわち、a>bである。このため、通風部53の個数をn個、側板部52の左右方向の寸法をL1、前後方向の寸法をL2とすると、通風部53を設けない側板部52の上下両側面の全体の表面積S1は、S1=2×L1×L2となり、通風部53を設けた側板部52の全体の表面積Sは、S=2×(L1×L2−n×b×L2+n×a×L2)=S1+2×L2×n×(a−b)となるので、a>bにより、2×L2×n×(a−b)>0となり、通風部53を設けた側板部52の表面積Sは、通風部53を設けない側板部52の表面積S1よりも大きくなっている。
投射光学系13は、図1及び図4に示すように、収容部36の側壁32に、図示しない螺子などにより取り付けられている。そして、この投射光学系13は、内部に複数のレンズを保持した図示しないカム筒及びガイド筒などを備え、これら各筒を回動させることにより、内側に支持した複数のレンズの位置を光軸Oに沿って移動させ、画像のズーム調整及びピント調整を可能にする。
送風手段14は、図4に示すように、外装筐体4の内部に配置されたヒートシンク12の各通風部53に空気を通過させるものであり、外装筐体4の外部の空気を吸気する吸気ファン71と、この吸気ファン71により外装筐体4内に吸気された空気を外装筐体4の外部に排気する排気ファン72とを有している。
吸気ファン71は、図4に示す左側、すなわちヒートシンク12側に配置され、このヒートシンク12の右側方に対向している。そして、この吸気ファン71は、外装筐体4の外部の空気を吸気してヒートシンク12に吹き付けることで、通風部53に空気を通過させる。
排気ファン72は、図4に示す右側、すなわち光源5の近傍に配置され、この光源5の後側に対向している。そして、この排気ファン72は、外装筐体4の内部の空気を外装筐体4の外部へと排気することで、外装筐体4内で吸気ファン71との間に空気の流路を形成し、ヒートシンク12及び光源5を冷却する。
したがって、ヒートシンク12は、吸気ファン71と排気ファン72との間に配置され、光源5は、ヒートシンク12と排気ファン72との間に配置されている。すなわち、これら光源5、ヒートシンク12、吸気ファン71及び排気ファン72は、空気の流路に沿って、吸気ファン71、ヒントシンク12、光源5及び排気ファン72の順に配置されている。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
光源5から照射された光線は、カラーホイール7により時分割で赤(R)、緑(G)、青(B)にそれぞれ着色された色光となり、均一化用照明素子25にて照度を均一化された後、レンズユニット26により集光されてハーフミラーHMでレンズLへと反射され、このレンズLで集光されてDMD42へと入射する。さらに、DMD42に入射した色光は、回路基板41の映像信号処理回路などにて処理した映像信号に応じて変調されて反射され、レンズLにより集光された後ハーフミラーHMを透過して投射光学系13によりスクリーンに投射される。このとき、各色光が視聴者の視覚により残像にて合成されることで、カラーの画像として視覚される。
駆動によりDMD42で発生した熱は、放熱突出部42aから基板部51に伝導して吸収され、側板部52へと伝達される。
ここで、吸気ファン71及び排気ファン72の駆動により外装筐体4内に形成された空気の流路により、空気が各側板部52の上下両側面に対して平行に通過する。
このとき、各側板部52の上下両側面に対して平行に通過する空気の流れにより、各通風部53内に空気の流れが生じ、また、この通風部53内の空気の流れなどにより、各側板部52の上下両側面に対して平行に通過する空気の流れに乱れが生じ、側板部52が冷却される。
各側板部52を冷却した空気は、光源5の表面を通過してこの光源5から生じた熱をも吸収した後、排気ファン72から外装筐体4の外部へと排気される。
このように、上記第1の実施の形態では、DMD42に接触するヒートシンク12の基板部51の上下両側部に設けた側板部52に複数の通風部53を穿設し、側板部52の面方向に沿って送風手段14の吸気ファン71及び排気ファン72により空気を流すことで、通風部53に空気を通過させる構成とした。
この結果、立体的な放熱部を平面上に複数設けて放熱面積を拡大した従来の場合と比較して、放熱面積を大きくすることは容易でないものの、通風部53により側板部52の厚さ方向の両側面に空気の流れを発生させ、通風部を設けない従来の場合のように、側板部の上下両側面近傍に空気の流れが生じないことを防止して、基板部51で吸収したDMD42の熱を確実に放熱可能となり、冷却効率を充分に確保できる。
同時に、ヒートシンク12を、基板部51と側板部52とを有する板状に形成し、側板部52を基板部51の上下両側部を折曲して形成することで、比較的安価なプレス成形によりヒートシンク12を製造でき、例えば鋳造、あるいは鍛造などによりヒートシンクを製造する従来の場合と比較して、製造コストを抑制できる。
また、基板部51に交差する方向に側板部52を設けることで、例えば側板部を基板部に同一平面上に設ける場合と比較して、ヒートシンク12を小型化できるとともに、このヒートシンク12の小型化に伴い送風手段14による送風域を小さくできるので、送風手段14も小型化でき、光学装置用吸熱装置15全体、さらにはプロジェクタ装置1全体をも小型化できる。
さらに、側板部52を基板部51の上下両側部に設けることで、上下いずれか一側にのみ側板部を設ける場合などと比較して、冷却効率を向上できる。
そして、側板部52の厚さ寸法aを通風部53の幅寸法bよりも大きくすることで、通風部53を設けない場合よりも側板部52の表面積を大きくし、冷却効率をより向上できる。
また、DMD42の放熱突出部42aをヒートシンク12の基板部51に面状に接触させることで、DMD42から発生した熱を基板部51に充分に吸収でき、冷却効率をより向上できる。
さらに、板ばね状のホルダ56でヒートシンク12の基板部51を弾性的に回路基板41に押圧することで、例えば基板部51が吸熱により熱膨張などした場合であっても、この基板部51をDMD42に確実に密着させることができる。
そして、光学装置用吸熱装置15をプロジェクタ装置1に用いることで、DMD42の冷却効率を確保でき、DMD42の過熱による誤動作などを防止してプロジェクタ装置1の動作の信頼性をも向上できる。
また、吸気ファン71と排気ファン72との間にヒートシンク12を配置するとともに、このヒートシンク12と排気ファン72との間に光源5を配置することで、送風手段14を、ヒートシンク12の冷却と光源5の冷却とに共用でき、例えば光源5を冷却するための送風手段などを別個に設ける場合と比較して、プロジェクタ装置1全体を、より小型化できるとともに、製造コストをも抑制できる。
次に、第2の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記一実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
ヒートシンク12は、通風部53が、側板部52から基板部51の上下両側部に亘って切り欠き形成されている。すなわち、通風部53は、側面視で略L字状に形成されている。
そして、本実施の形態では、基板部51の上下両側部に側板部52をそれぞれ設け、これら側板部52に通風部53を穿設し、この通風部53に、送風手段14により空気を通過させるなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することで、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、通風部53を側板部52から基板部51に亘って形成することで、通風部53内を通過する空気の量を増加させることができ、冷却効率をより向上できる。
なお、上記各実施の形態において、側板部52は、基板部51の左右両側部に設ける構成も可能である。この場合には、側板部52が送風手段14の吸気ファン71にて吸気された空気の流れに直交する方向に位置するため、送風手段14の吸気ファン71により吸気された空気が、左側の側板部52に対して略直角に当たり、この左側の側板部52の左側面を冷却する。同時に、通風部53を空気が通過することで、左側の側板部52の右側面の表面に空気の流れが形成され、この左側の側板部52の右側面をも冷却する。同様に、この左側の側板部52を冷却した空気は、右側の側板部52の左側面に略直角に当たり、この左側面を冷却するとともに、通風部53を通過した空気により右側の側板部52の右側面の表面に空気の流れが形成され、この右側面をも冷却する。したがって、通風部53を設けることで各側板部52の空気が直接当たらない側面の表面に空気の流れを形成して各側板部52の両側面を冷却でき、冷却効率を向上できるとともに、各側板部52が送風手段14の吸気ファン71にて吸気された空気の流れに直交する方向に位置することで、通風部53に空気を、より確実に通過させることができ、冷却効率を、より向上できる。
次に、第3の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
ヒートシンク12は、基板部51の上下両側部及び左右両側部に側板部52が設けられ、これら側板部52のそれぞれに通風部53が穿設されている。
そして、本実施の形態では、基板部51の周囲に側板部52をそれぞれ設け、これら側板部52に通風部53を穿設し、この通風部53に、送風手段14により空気を通過させるなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することで、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することが可能になるとともに、上下両側部及び左右両側部の側板部52から放熱できるので、冷却効率をより向上できる。
次に、第4の実施の形態を図7を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
ヒートシンク12は、基板部51の両側部に側板部52が設けられ、これら側板部52は、基板部51に対して略平行な方向に沿って形成されている。また、基板部51の側板部52が設けられていない両側部には、突出板部75がそれぞれ突設されている。これら突出板部75は、側板部52と略同一平面上に沿って設けられている。
そして、本実施の形態では、基板部51の周囲に側板部52をそれぞれ設け、これら側板部52に通風部53を穿設し、この通風部53に、送風手段14により空気を通過させるなど、上記各実施の形態と同様の構成を有することで、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することが可能になるとともに、側板部52を基板部51に平行に設けることで、ヒートシンク12の前後方向の厚さを低減して省スペース化でき、プロジェクタ装置1を、より小型化できる。
なお、上記各実施の形態において、側板部52は、基板部51の側部の少なくとも一部に設ける構成であれば、上記以外の形状とすることも可能である。
また、通風部53は、空気が通過しやすく、かつヒートシンク12をプレス成形などで製造できる形状であれば、他の様々な形状とすることが可能である。
さらに、光学装置用吸熱装置15は、DMD42以外にも、様々な発熱部の吸熱及び冷却に用いることが可能である。
そして、光学装置用吸熱装置15は、プロジェクタ装置1以外の光学装置に用いることも可能である。
本発明の第1の実施の形態のプロジェクタ装置の光学装置用吸熱装置を示す分解斜視図である。 同上光学装置用吸熱装置の放熱体を示す斜視図である。 同上放熱体を示す断面図である。 同上プロジェクタ装置を示す説明平面図である。 本発明の第2の実施の形態の光学装置用吸熱装置の放熱体を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の光学装置用吸熱装置の放熱体を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態の光学装置用吸熱装置の放熱体を示す斜視図である。
符号の説明
1 プロジェクタ装置
2 光学要素
5 光源
12 放熱体としてのヒートシンク
14 送風手段
15 光学装置用吸熱装置
42 発熱部としての反射型表示素子であるDMD
51 基板部
52 側板部
53 通風部
71 吸気ファン
72 排気ファン

Claims (7)

  1. 光学装置の発熱部に接触する基板部、この基板部の周囲の少なくとも一部にこの基板部に連続して設けられた側板部、及び、前記基板部及び前記側板部の少なくともいずれか一方に穿設された通風部を備えた放熱体と、
    この放熱体に送風して前記通風部に空気を通過させる送風手段と
    を具備したことを特徴とした光学装置用吸熱装置。
  2. 側板部は、基板部に交差する方向に設けられている
    ことを特徴とした請求項1記載の光学装置用吸熱装置。
  3. 側板部は、基板部の周囲に複数設けられている
    ことを特徴とした請求項1または2記載の光学装置用吸熱装置。
  4. 通風部は、少なくとも側板部に穿設され、
    前記側板部は、厚さ寸法が前記通風部の幅寸法よりも大きく形成されている
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の光学装置用吸熱装置。
  5. 側板部は、基板部の側部を折曲して形成されている
    ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の光学装置用吸熱装置。
  6. 光源と、
    発熱部としての反射型表示素子を備え、前記光源からの光線が照射される光学要素と、
    前記反射型表示素子の発熱を吸収する請求項1ないし5いずれか一記載の光学装置用吸熱装置と
    を具備したことを特徴としたプロジェクタ装置。
  7. 送風手段は、
    空気を吸気する吸気ファンと、
    この吸気ファンにより吸気された空気を排気する排気ファンとを備え、
    放熱体は、前記吸気ファンと前記排気ファンとの間に配置され、
    光源は、前記放熱体と前記排気ファンとの間に配置されている
    ことを特徴とした請求項6記載のプロジェクタ装置。
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