JP2007219352A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2007219352A JP2006042016A JP2006042016A JP2007219352A JP 2007219352 A JP2007219352 A JP 2007219352A JP 2006042016 A JP2006042016 A JP 2006042016A JP 2006042016 A JP2006042016 A JP 2006042016A JP 2007219352 A JP2007219352 A JP 2007219352A
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Hiroyuki Shindo
裕幸 新藤
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武 石川
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B21/147Optical correction of image distortions, e.g. keystone

Abstract

【課題】フォーカシングやズーミングの操作性を向上させることができ、サイズや外観上
の制限が少ないプロジェクタを提供すること。
【解決手段】外装ケース4に回転可能に埋め込まれたターンテーブル7を回転させること
により、長穴72及びピン32aを介して鏡筒30の第2円筒状部分32が先端方向に必
要量だけ繰り出され、或いは根元側に繰り込まれる。これにより、投射レンズ29のフォ
ーカス状態を変化させることができ、ターンテーブル7を利用したフォーカシングが可能
になる。ここで、ターンテーブル7の回転軸RAの方向が投射レンズ29の光軸OAに対
して直交する方向に設定されており、ターンテーブル7の天面USが光軸OAに平行方向
に延びるので、ターンテーブル7と投射レンズ29とを狭い空間に効率良く収めることが
でき、プロジェクタ2のサイズや外観等に関する制限を少なくすることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、液晶表示パネルその他の光変調装置を用いて映像を投射するプロジェクタに
関する。
プロジェクタの投射レンズは、投射像のピント状態を調節するフォーカス機構や、投射
像の投射倍率を調節するズーム機構を備える。これらのフォーカス機構やズーム機構は、
投射レンズの鏡筒の一部を把持して光軸の周りに回転させることによって、ピント状態や
投射倍率を変更できるようになっている(特許文献1,2参照)。なお、投射レンズの鏡
筒の一部を直接回転させる代わりに、投射レンズと隣接する同軸の操作部材を回転さえる
ことによって間接的にフォーカシングやズーミングを行うことができるプロジェクタも開
示されている(特許文献3参照)。
特開2001−194572号公報 特開2004−45809号公報 特開2004−12973号公報
しかしながら、上述のように投射レンズの鏡筒の一部を直接回転させる調整方法では、
投射レンズの鏡筒に例えばレバーを突起させているが、このようなレバーは可動範囲を大
きくしにくく、投射レンズに触れる必要があり、操作性もあまり良くない。さらに、レバ
ーが突起となるので、プロジェクタのサイズや外観上についても制限が生じやすい。
また、上述のように操作部材によって間接的に鏡筒を回転させる調整方法においても、
レバー状の突起を操作することになるので、突起の可動範囲を大きくしにくく操作性があ
まり良くなくなる。さらに、投射レンズに隣接して横方向に操作部材を配置するので、ユ
ーザが着座している場所によっては、フォーカシングやズーミングの操作が困難になる場
合もある。
そこで、本発明は、フォーカシングやズーミングの操作性を向上させることができ、サ
イズや外観上の制限が生じにくいプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、(a)画像形成装置と、(b
)画像形成装置によって形成された画像を投射する投射レンズと、(c)画像形成装置と
投射レンズの少なくとも一部とを収容するとともに、投射レンズの光束射出端を露出させ
る開口を備えた外装ケースとを有する。ここで、投射レンズは、(a1)鏡筒と、(a2
)鏡筒の内部に設けられた複数のレンズとを有し、鏡筒は、(a1−1)固定部と(a1
−2)可動部とを有する。そして、プロジェクタは、(d)鏡筒の可動部を投射レンズの
光軸方向に移動させるためのターンテーブルを有し、ターンテーブルの回転軸の方向は、
投射レンズの光軸とほぼ直交する方向に設けられており、ターンテーブルの天面は、外装
ケースの外面から露出していることを特徴とする。
上記プロジェクタでは、鏡筒の可動部を移動させるターンテーブルの回転軸方向が、投
射レンズの光軸とほぼ直交する方向に設けられており、ターンテーブルの天面が、外装ケ
ースの外面から露出しているので、ターンテーブルを必要量だけ回転させることによって
、投射レンズに直接触れることなく、投射レンズの可動部を所望量だけ移動させることが
できる。この際、外装ケースの外面に比較的広く露出する状態とすることができるターン
テーブルの天面を回転させるので、ユーザによる投射レンズの操作に際しての作業性が高
まる。また、ターンテーブルの天面が投射レンズの光軸に平行に延びるので、ターンテー
ブルと投射レンズとを狭い空間に効率良く収めることができ、プロジェクタのサイズや外
観等に関する制限を少なくすることができる。
また、本発明の具体的な態様又は観点によれば、上記プロジェクタにおいて、可動部が
投射レンズのフォーカス状態を変化させる。この場合、ターンテーブルを天面を介して回
転させる操作によってフォーカシングを行うことができる。
また、本発明の別の態様によれば、可動部が、投射レンズによる投射倍率を変化させる
。この場合、ターンテーブルを天面を介して回転させる操作によってズーミングを行うこ
とができる。
また、本発明のさらに別の態様では、可動部が、投射レンズのフォーカス状態を変化さ
せるフォーカス可動部分と、投射レンズによる投射倍率を変化させる倍率可動部分とを含
み、ターンテーブルが、フォーカス可動部分を移動させるための第1部分と、倍率可動部
分を移動させるための第2部分とを含む。この場合、第1部分を操作することによってフ
ォーカス可動部分を介してフォーカシング操作を行うことができ、第2部分を操作するこ
とによって倍率可動部分を介してズーミング操作を行うことができる。
また、本発明のさらに別の態様では、ターンテーブルの天面が外装ケースの天板側に露
出している。この場合、周囲からアクセスしやすい外装ケースの天板にターンテーブルを
設けるので、プロジェクタの周囲のいずれからもフォーカス状態の調節や、投射倍率の調
節を行うことができる。
また、本発明のさらに別の態様では、ターンテーブルと可動部との間には、ターンテー
ブルの回転を可動部に伝達する伝達機構が設けられている。この場合、伝達機構によって
ターンテーブルの回転運動が可動部の軸方向の運動等に変換される。
また、本発明のさらに別の態様では、伝達機構が、鏡筒の可動部に固定されるガイドピ
ンと、ターンテーブル側に形成されてガイドピンを摺動させるガイド溝とを含む案内機構
である。この場合、ガイドピンやガイド溝を含む簡単な案内機構によって、ターンテーブ
ルの回転を可動部に伝達することができる。
また、本発明のさらに別の態様では、伝達機構が、鏡筒の可動部に形成される第1歯車
部と、ターンテーブルに形成される第2歯車部とを含む歯車機構である。この場合、第1
歯車部や第2歯車部を含む簡単な歯車機構によって、ターンテーブルの回転を可動部に伝
達することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの外観を説明する斜視図であり、図
2は、図1のプロジェクタ内部に組み込まれている光学系を説明する平面図である。
このプロジェクタ2は、全体を覆う外装ケース4内に、光学エンジンユニットとも呼ば
れる映像光学系10と、装置全体の動作を制御する回路装置(不図示)とを備える。
外装ケース4は、直方体状の外観を有し、前面部4aの中央には、開口AP1が設けら
れている。この開口AP1には、外装ケース4中に埋め込まれた投射レンズ29の光束射
出端である先端部29aが露出する。投射レンズ29の光軸OAは、天板4bに平行なX
軸方向に延びており、プロジェクタ2からの画像は、+X軸方向の前方に配置されたスク
リーン(不図示)上に適当な倍率で投射される。
外装ケース4の天板4bの中央には、操作パネル6が設けられており、操作パネル6上
には、プロジェクタ2の動作状態を調節するための各種ボタン6aが適当な配列で形成さ
れている。また、天板4bのうち前面部4a側には、開口AP2が設けられている。この
開口AP2には、図3に示すように、ターンテーブル7が埋め込むように取り付けられて
おり、天面USを露出させている。ターンテーブル7は、本体部分71と上部板75とを
貼り合わせた円板状の部材である。ターンテーブル7の縁部分7bは、天板4bと環状の
固定部材7cとの間に挟まれて摺動可能になっている。ターンテーブル7は、このように
天板4bに保持されており、天板4bに平行な面内で自転する。つまり、ターンテーブル
7は、Z軸に平行な回転軸RAを中心として回転可能になっている。このターンテーブル
7は、ユーザの操作によって回転させることができ、後述するように、ターンテーブル7
の回転に伴って投射レンズ29の可動部或いはこれに保持されたレンズ要素を光軸OA方
向に移動させることができる。これにより、投射レンズ29によるフォーカス状態を調節
できるようになっている。なお、ターンテーブル7の天面US周辺の一カ所に設けたマー
ク7aは、ターンテーブル7の回転位置を確認するためのものである。
以下、図2に示す映像光学系10について説明する。映像光学系10は、光源光を発生
する光源装置21と、光源装置21からの光源光を赤緑青の3色に分割する色分離光学系
23と、色分離光学系23から射出された各色の照明光によって照明される光変調部25
と、光変調部25からの各色の像光を合成するクロスダイクロイックプリズム27と、ク
ロスダイクロイックプリズム27を経た像光をスクリーン(不図示)に投射するための投
射光学系である投射レンズ29とを備える。このうち、光源装置21、色分離光学系23
、光変調部25、及びクロスダイクロイックプリズム27は、スクリーンに投射すべき像
光を形成する画像形成装置となっている。
以上の映像光学系10において、光源装置21は、光源ランプ21aと、凹レンズ21
bと、一対のフライアイ光学系21d,21eと、偏光変換部材21gと、重畳レンズ2
1iとを備える。このうち、光源ランプ21aは、例えば高圧水銀ランプからなり、光源
光を回収して前方に射出させる凹面鏡を備える。凹レンズ21bは、光源ランプ21aか
らの光源光を平行化する役割を有するが、省略することもできる。一対のフライアイ光学
系21d,21eは、マトリックス状に配置された複数の要素レンズからなり、これらの
要素レンズによって凹レンズ21bを経た光源ランプ21aからの光源光を分割して個別
に集光・発散させる。偏光変換部材21gは、フライアイ光学系21eから射出した光源
光を例えば図1の紙面に垂直なS偏光成分のみに変換して次段光学系に供給する。重畳レ
ンズ21iは、偏光変換部材21gを経た照明光を全体として適宜収束させることにより
、光変調部25に設けた各色の光変調装置に対する重畳照明を可能にする。つまり、両フ
ライアイ光学系21d,21eと重畳レンズ21iとを経た照明光は、以下に詳述する色
分離光学系23を経て、光変調部25に設けられた各色の光変調装置すなわち各色の液晶
パネル25a,25b,25cを均一に重畳照明する。
色分離光学系23は、第1及び第2ダイクロイックミラー23a,23bと、補正光学
系である3つのフィールドレンズ23f,23g,23hと、反射ミラー23j,23m
,23n,23oとを備え、光源装置21とともに照明装置を構成する。ここで、第1ダ
イクロイックミラー23aは、赤緑青の3色のうち赤光及び緑光を反射し青光を透過させ
る。また、第2ダイクロイックミラー23bは、入射した赤及び緑の2色のうち緑光を反
射し赤光を透過させる。この色分離光学系23において、光源装置21からの略白色の光
源光は、反射ミラー23jで光路を折り曲げられて第1ダイクロイックミラー23aに入
射する。第1ダイクロイックミラー23aを通過した青光は、例えばS偏光のまま、反射
ミラー23mを経てフィールドレンズ23fに入射する。また、第1ダイクロイックミラ
ー23aで反射されて第2ダイクロイックミラー23bでさらに反射された緑光は、例え
ばS偏光のままフィールドレンズ23gに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー
23bを通過した赤光は、例えばS偏光のまま、レンズLL1,LL2及び反射ミラー2
3n,23oを経て、入射角度を調節するためのフィールドレンズ23hに入射する。レ
ンズLL1,LL2及びフィールドレンズ23hは、リレー光学系を構成している。この
リレー光学系は、第1レンズLL1の像を、第2レンズLL2を介してほぼそのままフィ
ールドレンズ23hに伝達する機能を備えている。
光変調部25は、それぞれが液晶装置である3つの液晶パネル25a〜25cと、各液
晶パネル25a〜25cを挟むように配置される3組の偏光フィルタ25e,25f,2
5gとを備える。ここで、青光用の液晶パネル25aと、これを挟む一対の偏光フィルタ
25e,25eとは、輝度変調後の像光のうち青光を画像情報に基づいて2次元的に輝度
変調するための青色用の液晶ライトバルブを構成する。同様に、緑光用の液晶パネル25
bと、対応する偏光フィルタ25f,25fも、緑色用の液晶ライトバルブを構成し、赤
光用の液晶パネル25cと、偏光フィルタ25g,25gも、赤色用の液晶ライトバルブ
を構成する。
色分離光学系23の第1ダイクロイックミラー23aを透過することによって分岐され
た青光は、フィールドレンズ23fを介して青光用の第1液晶パネル25aに入射する。
色分離光学系23の第2ダイクロイックミラー23bで反射されることによって分岐され
た緑光は、フィールドレンズ23gを介して緑光用の第2液晶パネル25bに入射する。
第2ダイクロイックミラー23bを透過することによって分岐された赤光は、フィールド
レンズ23hを介して赤光用の第3液晶パネル25cに入射する。各液晶パネル25a〜
25cは、入射した照明光の空間的強度分布を変調する非発光型の光変調装置であり、各
液晶パネル25a〜25cにそれぞれ入射した3色の光は、各液晶パネル25a〜25c
に電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて変調される。その際、偏
光フィルタ25e,25f,25gによって、各液晶パネル25a〜25cに入射する照
明光の偏光方向が調整されるとともに、各液晶パネル25a〜25cから射出される変調
光から所定の偏光方向の成分光が像光として取り出される。
クロスダイクロイックプリズム27は、光合成部材であり、4つの直角プリズムを貼り
合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、X字状に
交差する一対の誘電体多層膜27a,27bが形成されている。一方の第1誘電体多層膜
27aは青色光を反射し、他方の第2誘電体多層膜27bは赤色光を反射する。このクロ
スダイクロイックプリズム27は、液晶パネル25aからの青光を第1誘電体多層膜27
aで反射して進行方向右側に射出させ、液晶パネル25bからの緑光を第1及び第2誘電
体多層膜27a,27bを介して直進・射出させ、液晶パネル25cからの赤光を第2誘
電体多層膜27bで反射して進行方向左側に射出させる。
投射レンズ29は、クロスダイクロイックプリズム27で合成されたカラーの像光を、
所望の倍率でスクリーン(不図示)上に投射する。つまり、各液晶パネル25a〜25c
に入力された駆動信号或いは画像信号に対応する所望の倍率のカラー動画やカラー静止画
がスクリーン上に投射される。
図4は、投射レンズ29の構造を説明する側方断面図である。投射レンズ29は、鏡筒
30内に複数のレンズL1〜L4を内蔵して固定している。ここで、鏡筒30は、2つの
円筒状部分31、32で構成される。根元側の第1円筒状部分31は、鏡筒30の固定部
であり、図1に示す外装ケース4側に固定される。また、先端側の第2円筒状部分32は
、鏡筒30の可動部であり、第1円筒状部分31の外周に嵌合して光軸OA方向に滑らか
に摺動可能になっている。例えば、第2円筒状部分32を光軸OAに沿った根元側に移動
させることにより、より遠方のスクリーンに対してピントを合わせること、すなわちフォ
ーカシングを行うことができ、第2円筒状部分32を光軸OAに沿った先端側に移動させ
ることにより、より手前側のスクリーンに対してピントを合わせること、すなわちフォー
カシングを行うことができる。なお、図4では、第1円筒状部分31にレンズL1〜L3
が固定されており、第2円筒状部分32にレンズL4が固定されているが、これらのレン
ズ構成は例示であり、プロジェクタ2の用途に応じて適宜変更することができる。
図5は、投射レンズ29とターンテーブル7との連動を説明する斜視図であり、図6(
a)は、投射レンズ29とターンテーブル7との配置関係を説明する側面図であり、図6
(b)は、図6(a)のAA矢視断面を説明する図である。
ターンテーブル7の本体部分71には、渦巻きの一部を取り出したような一定幅で湾曲
する長穴72が形成されている。一方、投射レンズ29の第2円筒状部分32には、一カ
所に円柱状の小さなピン32aが形成されている。ターンテーブル7の長穴72は、ピン
32aを摺動可能に保持することによってこのピン32aを案内するガイド溝として機能
し、鏡筒30のピン32aは、長穴72に案内されて光軸OA方向に移動するガイドピン
として機能する。つまり、ガイド溝である長穴72と、ガイドピンであるピン32aとは
、ターンテーブル7の回転を鏡筒30の第2円筒状部分32に伝達するための伝達機構と
なっている。
また、第1円筒状部分31の外周面において、対向する2カ所には光軸OA方向に延び
る突起31cが形成されている。これに対応して、第2円筒状部分32の内周面には、光
軸OA方向に延び一定の深さ及び幅を有する細長い一対の溝32cが形成されている。第
1円筒状部分31の突起31cは、第2円筒状部分32の溝32cに案内されて光軸OA
方向に沿って滑らかに摺動可能になっている。これにより、第1円筒状部分31に対して
第2円筒状部分32を先端側に移動させたり根元側に移動させたりする際に、第2円筒状
部分32の姿勢を保ってこれが光軸OAの周りに回転することを防止でき、ピン32aを
常に上向きに保持することができる。
以上説明した第1実施形態のプロジェクタ2においては、外装ケース4に回転可能に埋
め込まれたターンテーブル7を例えば時計方向に回転させることにより、案内機構である
長穴72及びピン32aを介して鏡筒30の第2円筒状部分32が先端方向に必要量だけ
繰り出される。また、ターンテーブル7を例えば反時計方向に回転させることにより、案
内機構である長穴72及びピン32aを介して鏡筒30の第2円筒状部分32が根元方向
に必要量だけ収納される。これにより、投射レンズ29のフォーカス状態を変化させるこ
とができ、ターンテーブル7を利用したフォーカシングが可能になる。ここで、ターンテ
ーブル7の回転軸RAの方向が投射レンズ29の光軸OAに対して直交する方向に設定さ
れており、ターンテーブル7の天面USが光軸OAに平行方向に延びるので、ターンテー
ブル7と投射レンズ29とを狭い空間に効率良く収めることができ、プロジェクタ2のサ
イズや外観等に関する制限を少なくすることができる。
なお、上記第1実施形態において、ターンテーブル7の本体部分71に形成する長穴7
2の形状は、渦巻きの一部に限らず、滑らかな形状であれば様々な形状とできる。
〔第2実施形態〕
図7は、第2実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図であり、第1実施形
態の図5に相当する。第2実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変
形したものであり、共通部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。また、特に説
明しない部分に関して、第2実施形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタと
同一の構造を有する。
ターンテーブル107の本体部分171の裏面には、回転軸RAを中心として歯車部で
あるピニオン172が設けられており、ピニオン172の中央には、円柱状の小さな突起
173が設けられている。一方、鏡筒130の第2円筒状部分132の側面には、光軸O
Aに沿って歯車部であるラック135と、一定の深さ及び幅を有する溝136aを備えた
案内溝部136とが設けられている。ピニオン172とラック135とは、互いに噛み合
って動作する歯車機構としての伝達機構であり、ターンテーブル107を回転させること
によってピニオン172が回転軸RAの周りに回転し、ピニオン172の回転に伴ってラ
ック135が光軸OA方向に移動する。つまり、ターンテーブル107を天面USに垂直
な回転軸RAの周りに回転させることで、鏡筒130の第2円筒状部分132を、光軸O
A方向に沿って第1円筒状部分131に対して伸縮するように繰り出したり繰り込むよう
に動作させることができる。
なお、ターンテーブル107の裏面に設けた突起173は、第2円筒状部分132の側
面に設けた案内溝部136の溝136aに案内されている。ここでは、ターンテーブル1
07側の突起173が固定されており、案内溝部136が光軸OA方向に沿って滑らかに
摺動する。これにより、第1円筒状部分131に対して第2円筒状部分132を繰り出し
たり繰り込んだりするように移動させる際に、案内溝部136を常に上向きに保持した状
態で突起173が案内溝部136に係止されるようになっており、第2円筒状部分132
の姿勢を保ってこれが光軸OAの周りに回転することを防止できる。つまり、ピニオン1
72とラック135とが互いに噛み合った状態に維持される。
以上説明した第2実施形態に係るプロジェクタでも、外装ケース4に回転可能に埋め込
まれたターンテーブル107を回転させることにより、ラック135及びピニオン172
を介して鏡筒130の第2円筒状部分132が先端方向に必要量だけ繰り出され、或いは
必要量だけ繰り込まれる。これにより、投射レンズ129のフォーカス状態を変化させる
ことができ、ターンテーブル107を利用したフォーカシングが可能になる。
〔第3実施形態〕
図8は、第3実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図である。第3実施形
態のプロジェクタは、第2実施形態のプロジェクタを変形したものであり、共通部分には
同一の符号を付して重複説明を省略する。また、特に説明しない部分に関して、第3実施
形態のプロジェクタは、第2実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
ターンテーブル207の本体部分271の裏面には、回転軸RAを中心として円板状の
ローラ272が設けられており、ローラ272の中央には、円柱状の小さな突起173が
設けられている。一方、鏡筒230の第2円筒状部分232の側面には、光軸OAに沿っ
て摩擦係合板235と、溝136aを備えた案内溝部136とが設けられている。ローラ
272と摩擦係合板235とは、動力を異なる方向に伝達するための伝達機構であり、ロ
ーラ272の表面と摩擦係合板235の側面には、ゴム等の摩擦係数の大きな弾性材料が
貼り付けられている。このようなターンテーブル207を回転させることによってローラ
272が回転軸RAの周りに回転し、ローラ272の回転に伴って摩擦係合板235が光
軸OA方向に移動する。つまり、ターンテーブル207を天面USに垂直な回転軸RAの
周りに回転させることで、鏡筒230の第2円筒状部分232を、光軸OA方向に沿って
第1円筒状部分131に対して伸縮するように繰り出したり繰り込むように動作させるこ
とができる。
なお、ターンテーブル207の裏面に設けた突起173は、第2円筒状部分232の側
面に設けた案内溝部136の溝136aに案内されている。ここでは、ターンテーブル2
07側の突起173が固定されており、案内溝部136が光軸OA方向に沿って滑らかに
摺動する。結果的に、ローラ272と摩擦係合板235とが圧接されて動力を伝達できる
状態に維持される。
以上説明した第3実施形態に係るプロジェクタでも、外装ケース4に回転可能に埋め込
まれたターンテーブル207を回転させることにより、ローラ272及び摩擦係合板23
5を介して鏡筒230の第2円筒状部分232が先端方向に必要量だけ繰り出され、或い
は必要量だけ繰り込まれる。これにより、投射レンズ229のフォーカス状態を変化させ
ることができ、ターンテーブル207を利用したフォーカシングが可能になる。
〔第4実施形態〕
図9は、第4実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図である。第4実施形
態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、共通部分には
同一の符号を付して重複説明を省略する。また、特に説明しない部分に関して、第4実施
形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
この場合、投射レンズ329の鏡筒330は、第1円筒状部分331を固定して第2円
筒状部分332を光軸OAの周りに回転させることにより、第2円筒状部分332を光軸
OA方向に繰り出したり繰り込むように動作させることができる。このため、第1円筒状
部分331の先端側側面の適所には雄ネジが形成されており、第2円筒状部分332の根
元側側面の適所には雌ネジが形成されている。
ターンテーブル307の本体部分371の裏面には、回転軸RAを中心として歯車37
2が設けられており、鏡筒330の第2円筒状部分332の側面には、光軸OA方向に沿
って延びるガイド棒336が設けられている。歯車372とガイド棒336との間には、
連結装置380が設けられている。この連結装置380は、ターンテーブル307の歯車
372に噛合する歯車381と、歯車381を支持して歯車381の軸方向に延びるボル
ト状のシャフト382と、シャフト382の軸周りの回転を許容しつつシャフト382を
支持する保持部材383と、シャフト382に螺合する雌ネジを有する昇降プレート38
4と、昇降プレート384を水平方向に可動に収容して昇降プレート384とともに昇降
する継ぎ手385とを備える。なお、シャフト382の上端部分は、保持部材383上部
の開口383aによって回転可能に支持されており、シャフト382の下端部分は、外装
ケース4底面の支持穴383bによって回転可能に支持されている。また、継ぎ手385
は、光軸OAに垂直な横方向に延びる長孔385aを有しており、シャフト382に対し
て継ぎ手385が光軸OAに垂直な方向に移動することを許容する。さらに、継ぎ手38
5には、光軸OAに平行な横方向に延びる孔385bが形成されており、この孔385b
に挿通されたガイド棒336は、孔385bの方向に摺動可能になっている。
図10を参照して動作について説明する。ターンテーブル307を回転させることによ
って歯車372が回転軸RAの周りに回転し、歯車372の回転に伴って歯車381及び
シャフト382が回転軸RAに平行な軸RA1の周りに回転する。シャフト382が正逆
回転すると、昇降プレート384及び継ぎ手385がこれに応じて昇降運動し、継ぎ手3
85に通されたガイド棒336も姿勢を保って昇降する。これにより、第2円筒状部分3
32が光軸OAの周りに回転し、第2円筒状部分332を光軸OA方向に移動させること
ができる。
以上説明した第4実施形態に係るプロジェクタでも、外装ケース4に回転可能に埋め込
まれたターンテーブル307を回転させることにより、連結装置380及びガイド棒33
6を介して鏡筒330の第2円筒状部分332が先端方向に必要量だけ繰り出され、或い
は必要量だけ繰り込まれる。これにより、投射レンズ329のフォーカス状態を変化させ
ることができ、ターンテーブル307を利用したフォーカシングが可能になる。
〔第5実施形態〕
図11は、第5実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図である。第5実施
形態のプロジェクタは、第4実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明し
ない部分に関して、第4実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
この場合も、投射レンズ429の鏡筒430は、第1円筒状部分431を固定して第2
円筒状部分432を光軸OAの周りに回転させることにより、第2円筒状部分432を光
軸OA方向に繰り出したり繰り込むように動作させることができる。
ターンテーブル407の本体部分471の裏面には、外周に沿って環状の突起が形成さ
れており、その一部に下向きの第1歯車部分472が形成されている。この歯車部分47
2の中心は、ターンテーブル407の回転軸RAと一致している。一方、鏡筒430の第
2円筒状部分432の側面の一部には、光軸OAに垂直な円周に沿って外向きの第2歯車
部分435が形成されている。第1歯車部分472と第2歯車部分435とは、互いに噛
み合って動作する歯車機構としての伝達機構であり、ターンテーブル407を回転させる
ことによって第1歯車部分472が回転軸RAの周りに回転移動し、第1歯車部分472
の回転移動に伴って第2歯車部分435が光軸OA方向の周りに回転移動する。つまり、
ターンテーブル407を天面に垂直な回転軸RAの周りに回転させることで、鏡筒430
の第2円筒状部分432を、光軸OA方向に沿って第1円筒状部分431に対して伸縮す
るように繰り出したり繰り込むように動作させることができる。
以上説明した第4実施形態に係るプロジェクタでも、外装ケース4に回転可能に埋め込
まれたターンテーブル407を回転させることにより、第1及び第2歯車部分472,4
35を介して鏡筒430の第2円筒状部分432が先端方向に必要量だけ繰り出され、或
いは必要量だけ繰り込まれる。これにより、投射レンズ429のフォーカス状態を変化さ
せることができ、ターンテーブル407を利用したフォーカシングが可能になる。
〔第6実施形態〕
図12は、第6実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図である。第6実施
形態のプロジェクタは、第5実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明し
ない部分に関して、第5実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
この場合も、投射レンズ529の鏡筒530は、第1円筒状部分431を固定して第2
円筒状部分532を光軸OAの周りに回転させることにより、第2円筒状部分532を光
軸OA方向に繰り出したり繰り込むように動作させることができる。
ターンテーブル507の本体部分571の裏面には、外周に沿って一部に突起が形成さ
れており、この突起に周方向外向きの第1歯車部分572が形成されている。この歯車部
分572の中心は、ターンテーブル507の回転軸RAと一致している。一方、鏡筒53
0の第2円筒状部分532の側面の一部には、光軸OAに垂直な円周に沿って光軸OA方
向後向きの第2歯車部分535が形成されている。第1歯車部分572と第2歯車部分5
35とは、互いに噛み合って動作する歯車機構としての伝達機構であり、ターンテーブル
507を回転させることによって第1歯車部分572が回転軸RAの周りに回転移動し、
第1歯車部分572の回転移動に伴って第2歯車部分535が光軸OA方向の周りに回転
移動する。つまり、ターンテーブル507を天面に垂直な回転軸RAの周りに回転させる
ことで、鏡筒530の第2円筒状部分532を、光軸OA方向に沿って第1円筒状部分4
31に対して伸縮するように繰り出したり繰り込むように動作させることができる。
以上説明した第5実施形態に係るプロジェクタでも、外装ケース4に回転可能に埋め込
まれたターンテーブル507を回転させることにより、第1及び第2歯車部分572,5
35を介して鏡筒530の第2円筒状部分532が先端方向に必要量だけ繰り出され、或
いは必要量だけ繰り込まれる。これにより、投射レンズ529のフォーカス状態を変化さ
せることができ、ターンテーブル507を利用したフォーカシングが可能になる。
〔第7実施形態〕
図13は、第7実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図である。第7実施
形態のプロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明し
ない部分に関して、第1実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
この場合、投射レンズ629は、フォーカシングだけでなく、ズーミングが可能になっ
ている。すなわち、図14の縦断面に示すように、投射レンズ629は、鏡筒630内に
複数のレンズ群L21〜L25を内蔵しており、これらのうちレンズ群L22〜L25は
、鏡筒630中で光軸に沿って可動となっている。第1レンズ群L21を構成するレンズ
は、鏡筒本体635根元部に固定されており、第2〜第4レンズ群L22〜L24を構成
するレンズは、鏡筒本体635内で光軸OA方向に摺動可能な可動環R22〜R24にそ
れぞれ固定されている。第5レンズ群L25を構成するレンズは、鏡筒本体635先端部
で光軸OA方向に摺動可能な直進筒634に固定されている。この直進筒634の外周に
は、一カ所に円柱状の小さなピン32aが形成されている。
ここで、第2〜第4レンズ群L22〜L24を支持する可動環R22〜R24の外周の
適所には、円柱状の突起P22〜P24が半径方向外側に向かって立設されており、鏡筒
本体635に形成された直進ガイド溝635aを介してカム筒636に形成されたカム溝
636aに延びている。よって、カム筒636を光軸OAの周りに回転させると、鏡筒本
体635の直進ガイド溝635aに案内されて光軸OA方向に可動になっている突起P2
2〜P24すなわち第2〜第4レンズ群L22〜L24は、カム筒636のカム溝636
aによって光軸OA方向の位置がそれぞれ調節され、カム溝636aのパターンに応じた
ズーミングが可能になる。なお、この投射レンズ629による変倍動作は、特開2001
−194572号公報に開示されたと同様のものであり、ここでは詳細な説明を省略する
なお、鏡筒本体635の先端部の外周面において、対向する2カ所には光軸OA方向に
延びる突起635cが形成されている。これに対応して、直進筒634の内周面には、光
軸OA方向に延び一定の深さ及び幅を有する細長い一対の溝634cが形成されている。
鏡筒本体635の突起635cは、直進筒634の溝634cに案内されて光軸OA方向
に沿って滑らかに摺動可能になっている。これにより、鏡筒本体635に対して直進筒6
34を先端側に移動させたり根元側に移動させたりする際に、直進筒634の姿勢を保っ
てこれが光軸OAの周りに回転することを防止でき、ピン32aを常に上向きに保持する
ことができる。
以上において、直進筒634は、投射レンズ629のフォーカス状態を変化させるため
のフォーカス可動部分である。また、カム筒636や可動環R22〜R24は、投射レン
ズ629による投射倍率を変化させる倍率可動部分である。
図13に戻って、ターンテーブル607は、中心側に配置された円板状の中心側部材6
07Aと、外周側に配置された環状の外側部材607Bとを備え、全体として円板状の外
観を有する。そして、中心側部材607Aは、外側部材607Bに対して回転軸RAの周
りに回転可能になっている。つまり、中心側部材607Aと外側部材607Bとは、ユー
ザが操作することにより、互いに独立して回転軸RAの周りに回転可能になっている。
ここで、中心側部材607Aは、第1実施形態のターンテーブル7と同様の構造を有し
、本体部分671Aに湾曲する長穴72を有する。この長穴72は、直進筒634に設け
たピン32aを摺動可能に保持することによってこのピン32aを案内するガイド溝とし
て機能する。一方、外側部材607Bは、図11に示す第5実施形態のプロジェクタに組
み込むターンテーブル407と同一の構造を有しており、本体部分671Bの裏面に、下
向き第1歯車部分472を備える。これに対応して、カム筒636の側面には、周方向外
向きの第2歯車部分435が形成されている。
動作について説明すると、外装ケース4に回転可能に埋め込まれた中心側部材607A
を回転軸RAの周りに回転させることにより、長穴72及びピン32aを介して鏡筒63
0の直進筒634が先端方向に必要量だけ繰り出され、或いは必要量だけ繰り込まれる。
これにより、投射レンズ629のフォーカス状態を変化させることができ、ターンテーブ
ル607を利用したフォーカシングが可能になる。
また、外装ケース4に回転可能に埋め込まれた外側部材607Bを回転軸RAの周りに
回転させることにより、第1及び第2歯車部分472,435を介して鏡筒630のカム
筒636が適宜回転し、第2〜第4レンズ群L22〜L24が光軸OA方向にそれぞれ適
量移動する。これにより、投射レンズ629の結像倍率を変化させることができ、ターン
テーブル607を利用したズーミングが可能になる。
〔第8実施形態〕
図15は、第8実施形態に係るプロジェクタの一部を説明する斜視図である。第8実施
形態のプロジェクタは、第7実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明し
ない部分に関して、第7実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
この場合も、投射レンズ729は、フォーカシングだけでなく、ズーミングが可能にな
っている。すなわち、投射レンズ729の内部構造は、図14の投射レンズ629と同一
のものとなっている。
ターンテーブル707は、中心側に配置された中心側部材707Aと、外周側に配置さ
れた外側部材707Bとを備え、各部分707A,707Bは、ユーザが操作することに
より、互いに独立して回転軸RAの周りに回転可能になっている。
ここで、中心側部材607Aは、第2実施形態のターンテーブル107と同様の構造を
有し、本体部分171Aの裏面に、ピニオン172が設けられており、ピニオン172の
中央に突起173が設けられている。ここで、ピニオン172は、直進筒634に設けた
ラック135と噛合し、突起173は、直進筒634に設けた案内溝部136に係止され
る。一方、外側部材707Bは、図12に示す第6実施形態のプロジェクタに組み込むタ
ーンテーブル507と同一の構造を有しており、本体部分771Bの裏面に、周方向外向
きの第1歯車部分572を備える。これに対応して、カム筒736の側面には、光軸OA
方向前向きの第2歯車部分535が形成されている。
動作について説明すると、外装ケース4に回転可能に埋め込まれた中心側部材707A
を回転軸RAの周りに回転させることにより、ピニオン172及びラック135を介して
鏡筒730の直進筒734が先端方向に必要量だけ繰り出され、或いは必要量だけ繰り込
まれる。これにより、投射レンズ729のフォーカス状態を変化させることができ、ター
ンテーブル707を利用したフォーカシングが可能になる。
また、外装ケース4に回転可能に埋め込まれた外側部材707Bを回転軸RAの周りに
回転させることにより、第1及び第2歯車部分572,535を介して鏡筒730のカム
筒736が適宜回転し、投射レンズ729内の複数のレンズ群が光軸OA方向にそれぞれ
個別に適量移動する。これにより、投射レンズ729の結像倍率を変化させることができ
、ターンテーブル707を利用したズーミングが可能になる。
〔第9実施形態〕
図16は、第9実施形態に係るプロジェクタを説明する斜視図である。第9実施形態の
プロジェクタは、第1実施形態のプロジェクタを変形したものであり、特に説明しない部
分に関して、第1実施形態のプロジェクタと同一の構造を有する。
この場合、プロジェクタ802の外装ケース804の天板804bのうち、前面部4a
側には、ターンテーブル7が概ね埋め込むように取り付けられており、天面US全体と、
側面SSの一部とを露出させている。ターンテーブル7は、第1実施形態の場合と同様の
手法で天板804bに保持されており、天板804bに平行な面内で回転軸RAを中心と
して回転可能になっている。ユーザは、天面USや側面SSを介して、ターンテーブル7
を回転させることができ、ターンテーブル7の回転に伴って投射レンズ29の可動部を光
軸OA方向に移動させることができる。これにより、投射レンズ29によるフォーカス状
態を調節できるようになっている。
なお、上記第9実施形態のように、ターンテーブル7の天面US全体と側面SSの一部
とを露出させる外装ケース804は、第7及び第8実施形態のようにフォーカシング及び
ズーミングを行うものにも適用することができる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能で
あり、例えば次のような変形も可能である。
すなわち、第7及び第8実施形態では、フォーカシングのために、図5に示す第1実施
形態の伝達機構と、図7に示す第2実施形態の伝達機構とを用いているが、これらに代え
て、図8に示す第3実施形態の伝達機構、図11に示す第5実施形態の伝達機構、図12
に示す第6実施形態の伝達機構等を用いることができる。また、第7及び第8実施形態で
は、ズーミングのために、図11に示す第5実施形態の伝達機構と、図12に示す第6実
施形態の伝達機構とを用いているが、これらに代えて、図5に示す第1実施形態の伝達機
構、図7に示す第2実施形態の伝達機構、図8に示す第3実施形態の伝達機構等を用いる
ことができる。この際、ターンテーブル607,707を構成する中心側部材及び外側部
材のいずれか一方をフォーカシングのために使用し、残った他方をズーミングのために使
用することができる。
また、上記実施形態では、ターンテーブル7,107,207,307,407,50
7,607,707を外装ケース4,804で支持する構造となっているが、これらのタ
ーンテーブル7〜707を軸で支持する構造とすることもできる。
また、上記実施形態では、ターンテーブル7,107,207,307,407,50
7,607,707を手動で回転させているが、これを自動で行うこともできる。この場
合、測距機構やフォーカス用モータを設け、測距機構で計測された情報に基づいてフォー
カス用モータを駆動し、その駆動力をターンテーブル7,107,207,307,40
7,507,607,707に伝達すればよい。
また、本発明が適用される光学系は、上記実施形態に開示したような構成に限られない
。たとえば、上記実施形態では、光源装置21を、光源ランプ21a、一対のフライアイ
光学系21d,21e、偏光変換部材21g、及び重畳レンズ21iで構成したが、フラ
イアイ光学系21d,21e、偏光変換部材21g等については省略することができ、光
源ランプ21aも、LED等の別光源に置き換えることができる。
また、本発明は、光変調部に透過型のライトバルブを用いた光学系に限らず、反射型の
ライトバルブを用いた光学系にも適用可能である。ライトバルブも液晶装置を用いたもの
に限られない。
また、上記実施形態では、色分離光学系23を用いて照明光の色分離を行って、光変調
部25において各色の変調を行った後に、クロスダイクロイックプリズム27において各
色の像の合成を行っているが、色分離光学系23を用いずに、単一の液晶パネルによって
画像を形成することもできる。また、色分離光学系23を用いずに、3つの液晶ライトバ
ルブをそれぞれ別個に照明することもできる。
第1実施形態に係るプロジェクタの外観を説明する斜視図である。 第1実施形態に係るプロジェクタの光学系を説明する図である。 ターンテーブルの固定方法を説明する部分拡大断面図である。 投射レンズの内部構造を説明する側方断面図である。 図1のプロジェクタに組み込まれる伝達機構等を説明する分解斜視図である。 (a)、(b)は、図1のプロジェクタに組み込まれる伝達機構等を説明する側面図及びAA矢視断面図である。 第2実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 第3実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 第4実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 図9に示すプロジェクタの動作を説明する正面図である。 第5実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 第6実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 第7実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 図13に示す投射レンズの内部構造を説明する側方断面図である。 第8実施形態に係るプロジェクタの要部を説明する分解斜視図である。 第9実施形態に係るプロジェクタを説明する斜視図である。
符号の説明
2…プロジェクタ、 4…外装ケース、 4a…前面部、 4b…天板、 6…操作パ
ネル、 7,107,207,307,407,507,607,707…ターンテーブ
ル、 10…映像光学系、 21…光源装置、 21a…光源ランプ、 23…色分離光
学系、 25…光変調部、 25a〜25c…液晶パネル、 27…クロスダイクロイッ
クプリズム、 29…投射レンズ、 29a…先端部、 30…鏡筒、 31…第1円筒
状部分、 32…第2円筒状部分、 32a…ピン、 71…本体部分、 72…長穴、
75…上部板、 AP1…開口、 AP2…開口、 OA…光軸、 RA…回転軸、
SS…側面、 US…天面

Claims (8)

  1. 画像形成装置と、
    前記画像形成装置によって形成された画像を投射する投射レンズと、
    前記画像形成装置と前記投射レンズの少なくとも一部とを収容するとともに、前記投射
    レンズの光束射出端を露出させる開口を備えた外装ケースと、
    を有するプロジェクタであって、
    前記投射レンズは、鏡筒と、前記鏡筒の内部に設けられた複数のレンズとを有し、
    前記鏡筒は、固定部と可動部とを有し、
    前記鏡筒の可動部を前記投射レンズの光軸方向に移動させるためのターンテーブルを有
    し、
    前記ターンテーブルの回転軸の方向は、前記投射レンズの光軸とほぼ直交する方向に設
    けられており、前記ターンテーブルの天面は、前記外装ケースの外面から露出している
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記可動部は、前記投射レンズのフォーカス状態を変化させる請求項1記載のプロジェ
    クタ。
  3. 前記可動部は、前記投射レンズによる投射倍率を変化させる請求項1及び請求項2のい
    ずれか一項記載のプロジェクタ。
  4. 前記可動部は、前記投射レンズのフォーカス状態を変化させるフォーカス可動部分と、
    前記投射レンズによる投射倍率を変化させる倍率可動部分とを含み、前記ターンテーブル
    は、前記フォーカス可動部分を移動させるための第1部分と、前記倍率可動部分を移動さ
    せるための第2部分とを含む請求項1記載のプロジェクタ。
  5. 前記ターンテーブルの天面は、前記外装ケースの天板側に露出している請求項1から請
    求項4のいずれか一項記載のプロジェクタ。
  6. 前記ターンテーブルと前記可動部との間には、前記ターンテーブルの回転を前記可動部
    に伝達する伝達機構が設けられている請求項1から請求項5のいずれか一項記載のプロジ
    ェクタ。
  7. 前記伝達機構は、前記鏡筒の可動部に固定されるガイドピンと、前記ターンテーブル側
    に形成されて前記ガイドピンを摺動させるガイド溝とを含む案内機構である請求項6記載
    のプロジェクタ。
  8. 前記伝達機構は、前記鏡筒の可動部に形成される第1歯車部と、前記ターンテーブルに
    形成される第2歯車部とを含む歯車機構である請求項6記載のプロジェクタ。
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